JPH0424372A - 沈水型プール - Google Patents
沈水型プールInfo
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- JPH0424372A JPH0424372A JP12951990A JP12951990A JPH0424372A JP H0424372 A JPH0424372 A JP H0424372A JP 12951990 A JP12951990 A JP 12951990A JP 12951990 A JP12951990 A JP 12951990A JP H0424372 A JPH0424372 A JP H0424372A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、海岸或は河岸の水中に設置して海水浴、水浴
、温泉浴(以下海水浴等という)を安全に楽しむことが
できるようにした沈水型プールに関するものである。
、温泉浴(以下海水浴等という)を安全に楽しむことが
できるようにした沈水型プールに関するものである。
(従来の技術)
一般に、海水浴等は体力増強、健康増進、気分転換等に
最適であり、特に海水浴は喘息、リュマチ、自律神経失
調、アトピー等の治療に効果があるとされている。また
、温泉浴は湯に含まれている各種の成分によって種々の
病気の治療や身体の機能回復のためのリハビリテーショ
ン等に効果があるとされている。
最適であり、特に海水浴は喘息、リュマチ、自律神経失
調、アトピー等の治療に効果があるとされている。また
、温泉浴は湯に含まれている各種の成分によって種々の
病気の治療や身体の機能回復のためのリハビリテーショ
ン等に効果があるとされている。
一方、我が国は環太平洋火山帯に位置する島国であり、
四方を海に囲まれると共に多(の河川、温泉地を有して
いる。このため、海水浴等は身近の海や河川で自由に楽
しむことができるように思われるが、現実には、遠方の
海水浴場等に行かなければ海水浴等を楽しむことができ
ない。これは、多くの海岸線が陸地から海中に落ち込ん
でいる地形になっていること、太平洋側の潮流が早(ま
た波が荒いこと、河川の流れが速いこと等の理由から、
海水浴等に適した条件の場所が少ないことに基づ(。
四方を海に囲まれると共に多(の河川、温泉地を有して
いる。このため、海水浴等は身近の海や河川で自由に楽
しむことができるように思われるが、現実には、遠方の
海水浴場等に行かなければ海水浴等を楽しむことができ
ない。これは、多くの海岸線が陸地から海中に落ち込ん
でいる地形になっていること、太平洋側の潮流が早(ま
た波が荒いこと、河川の流れが速いこと等の理由から、
海水浴等に適した条件の場所が少ないことに基づ(。
このため、地形、波、水流等の影響を受けずに海水浴等
を楽しむことができるように、海岸、河岸の真近に浄水
を用いるプールを設置することが近年行なわれている。
を楽しむことができるように、海岸、河岸の真近に浄水
を用いるプールを設置することが近年行なわれている。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、プールは本来人工的なものであって、プ
ールでの水浴と自然の恵を身体に直接吸収しようとする
海水浴等とは質的に異なる面があるから、海水浴等をプ
ールでの水浴で代替することは出来るものではない。
ールでの水浴と自然の恵を身体に直接吸収しようとする
海水浴等とは質的に異なる面があるから、海水浴等をプ
ールでの水浴で代替することは出来るものではない。
また、プールは浄水を用いるものであるから費用が掛か
るし、衛生上十分な水質管理体制が必要であり、この点
からも費用が嵩むという欠点がある。しかも、浄水に用
いる消毒液は目、鼻に対する刺激性があって快いもので
はないし、人によっては結膜炎の原因になるという欠点
を持っている。
るし、衛生上十分な水質管理体制が必要であり、この点
からも費用が嵩むという欠点がある。しかも、浄水に用
いる消毒液は目、鼻に対する刺激性があって快いもので
はないし、人によっては結膜炎の原因になるという欠点
を持っている。
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みて発明者が鋭
意研究した結果、水のみの通過を許す通水板の性質に着
目してなされたものであって、水槽部内外を水が循環す
るように構成することにより、海水、河川水による水浴
をできるようにした沈水型プールを提供するものである
。
意研究した結果、水のみの通過を許す通水板の性質に着
目してなされたものであって、水槽部内外を水が循環す
るように構成することにより、海水、河川水による水浴
をできるようにした沈水型プールを提供するものである
。
(課題を解決するための手段)
上述した課題を解決するために構成された本発明の手段
は、複数の枠材と、該枠材間に支持される複数の側板及
び底板とによって上方が開放した有底の容器状に形成さ
れ、内部が水槽部になったプールであって、該プールを
水中に設置したときに前記水槽部内外を水が流動するよ
うに、前記側板及び底板の全部又は一部に水にみの通過
を許す微小隙間を有する通水板を用いたものからなる。
は、複数の枠材と、該枠材間に支持される複数の側板及
び底板とによって上方が開放した有底の容器状に形成さ
れ、内部が水槽部になったプールであって、該プールを
水中に設置したときに前記水槽部内外を水が流動するよ
うに、前記側板及び底板の全部又は一部に水にみの通過
を許す微小隙間を有する通水板を用いたものからなる。
(作 用)
このように構成することにより、プール外側の水は通水
板の微小隙間を介して水槽部内に流入し、また流出する
結果、水槽部内には海水、河11水が常時満たされる。
板の微小隙間を介して水槽部内に流入し、また流出する
結果、水槽部内には海水、河11水が常時満たされる。
(実施例)
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳述する。
第1図ないし第4図に第1の実施例として長方形状の海
水浴用プールAを示す。図において、1.1.1.1は
前記プールを構成する4本の縦主柱で、該多縦主柱lは
下側に四角錐状の坑部IAが形成された四角柱からなっ
ている。そして、縦主柱1上側の各側面IB、IC1I
D、IEのうちL形に隣接する側面IB、ICには縦溝
2.3が形成されると共に、側面ICには該縦溝3の下
側に位置して柄穴4が形成されている。
水浴用プールAを示す。図において、1.1.1.1は
前記プールを構成する4本の縦主柱で、該多縦主柱lは
下側に四角錐状の坑部IAが形成された四角柱からなっ
ている。そして、縦主柱1上側の各側面IB、IC1I
D、IEのうちL形に隣接する側面IB、ICには縦溝
2.3が形成されると共に、側面ICには該縦溝3の下
側に位置して柄穴4が形成されている。
5.5.5、・・・は前記縦主柱1.1、・・・間に位
置して長平方向に沿って列設された長辺側縦支柱で、該
番長辺側縦支柱5は側面5A、5B、5C15Dを有す
る四角柱からなり、隣接する他の支柱5又は縦主柱1と
対向する側面5A、5Cには縦溝6.6が形成されると
共に、側面5Bの下側端には柄穴7が形成されている。
置して長平方向に沿って列設された長辺側縦支柱で、該
番長辺側縦支柱5は側面5A、5B、5C15Dを有す
る四角柱からなり、隣接する他の支柱5又は縦主柱1と
対向する側面5A、5Cには縦溝6.6が形成されると
共に、側面5Bの下側端には柄穴7が形成されている。
一方、8.8は縦主柱1.1間に配設された短辺側縦支
柱で、該各短辺側縦支柱8は側面8A、8B、8C18
Dを有する四角柱からなり、各縦主柱1に対向する側面
8B、8Dには縦溝9.9が形成されると共に、下端面
には後述する横主柱10の柄穴13に挿嵌される柄(但
し図示せず)が突設されている。
柱で、該各短辺側縦支柱8は側面8A、8B、8C18
Dを有する四角柱からなり、各縦主柱1に対向する側面
8B、8Dには縦溝9.9が形成されると共に、下端面
には後述する横主柱10の柄穴13に挿嵌される柄(但
し図示せず)が突設されている。
次に、1O110はプールAの長手方向両端に位置する
一対の縦主柱l、1間に接続された横主柱を示し、該各
種主柱lOは側面10A、10B、10C,lODを有
する四角柱からなっている。そして、側面10Aには長
手方向に沿って横溝11が形成されると共に、両端面に
は縦主柱1の柄穴4に挿嵌される柄12.12(一方は
図示せず)が突設され、側面10Bの長手方向中間には
前記縦支柱8の柄が挿嵌される柄穴13が形成されてい
る。
一対の縦主柱l、1間に接続された横主柱を示し、該各
種主柱lOは側面10A、10B、10C,lODを有
する四角柱からなっている。そして、側面10Aには長
手方向に沿って横溝11が形成されると共に、両端面に
は縦主柱1の柄穴4に挿嵌される柄12.12(一方は
図示せず)が突設され、側面10Bの長手方向中間には
前記縦支柱8の柄が挿嵌される柄穴13が形成されてい
る。
14.14は前記一対の横主柱10.10間に平行に列
設された複数本の横支柱で、該各種支柱14は側面14
A、14B、14C114Dを有する四角柱からなって
いる。そして、該横支柱14は側面14A、14Cに長
手方向に沿って一対の横溝15.15が形成されると共
に、長手方向両端面には前記長辺側縦支柱5の柄穴7に
挿嵌される柄16.16(一方は図示せず)が突設され
ている。
設された複数本の横支柱で、該各種支柱14は側面14
A、14B、14C114Dを有する四角柱からなって
いる。そして、該横支柱14は側面14A、14Cに長
手方向に沿って一対の横溝15.15が形成されると共
に、長手方向両端面には前記長辺側縦支柱5の柄穴7に
挿嵌される柄16.16(一方は図示せず)が突設され
ている。
かくして、本実施例のプールAは4本の縦主柱1、■、
・ ・と、複数本の長辺側縦支柱5.5、・・・及び短
辺側縦支柱8.8と、一対の横主柱10.10と、複数
本の横支柱14.14、・・・を枠材として備えている
。そして、これら各主柱1.10及び支柱5.8.14
ば、例えば珪砂、炭酸カルシウム、エポキシ系樹脂及び
硬化剤を混合撹拌したものを型枠内に流し込んで固化す
る所謂レジンコンクリートによって成形することにより
、高耐久性、高強度性のものにすることができる。
・ ・と、複数本の長辺側縦支柱5.5、・・・及び短
辺側縦支柱8.8と、一対の横主柱10.10と、複数
本の横支柱14.14、・・・を枠材として備えている
。そして、これら各主柱1.10及び支柱5.8.14
ば、例えば珪砂、炭酸カルシウム、エポキシ系樹脂及び
硬化剤を混合撹拌したものを型枠内に流し込んで固化す
る所謂レジンコンクリートによって成形することにより
、高耐久性、高強度性のものにすることができる。
次に、17.17、・・・は縦主柱1と長辺側縦支柱5
の縦溝2.6内又は、一対の長辺側縦支柱5.5の縦溝
6.6内に長平方向両端側が嵌合された水止め側板で、
該各水止め側板17は非通水性の合成樹脂板或はコンク
リート板からなっている。また、18.18、・・・は
縦主柱1と短辺側縦支柱8の縦溝3.9間に嵌合された
他の水止め側板で、該各水止め側板18も非通水性板が
らなっている。
の縦溝2.6内又は、一対の長辺側縦支柱5.5の縦溝
6.6内に長平方向両端側が嵌合された水止め側板で、
該各水止め側板17は非通水性の合成樹脂板或はコンク
リート板からなっている。また、18.18、・・・は
縦主柱1と短辺側縦支柱8の縦溝3.9間に嵌合された
他の水止め側板で、該各水止め側板18も非通水性板が
らなっている。
19.19、・・・は前記水止め側板17.18の上側
に位置して縦主柱1と長辺側縦支柱5の各縦溝2.6内
、一対の長辺側縦支柱5.5の縦溝6.6内及び縦主柱
1と短辺側縦支柱8の縦溝3.9内に長手方向両端側が
嵌合された横長平板状の通水側板を示す。また、20.
20.20.20は4枚の通水角隅底板で(但し図中2
枚のみ示す)、該各通水角隅底板20は長手方向−側縁
に縦主柱1の側面IB、ICと当接するL形の切欠部2
OAが形成されており、長手方向両端側が横主柱10と
横支柱14の各横溝11.15に嵌合されている。更に
21.21、・・・は複数枚の通水底板で、該各底板2
1は通水側板19と同様に形成されており、その長平方
向両端側が横主柱10と横支柱14の各横溝11.15
及び一対の横支柱14.14の横溝15.15に嵌合さ
れている。
に位置して縦主柱1と長辺側縦支柱5の各縦溝2.6内
、一対の長辺側縦支柱5.5の縦溝6.6内及び縦主柱
1と短辺側縦支柱8の縦溝3.9内に長手方向両端側が
嵌合された横長平板状の通水側板を示す。また、20.
20.20.20は4枚の通水角隅底板で(但し図中2
枚のみ示す)、該各通水角隅底板20は長手方向−側縁
に縦主柱1の側面IB、ICと当接するL形の切欠部2
OAが形成されており、長手方向両端側が横主柱10と
横支柱14の各横溝11.15に嵌合されている。更に
21.21、・・・は複数枚の通水底板で、該各底板2
1は通水側板19と同様に形成されており、その長平方
向両端側が横主柱10と横支柱14の各横溝11.15
及び一対の横支柱14.14の横溝15.15に嵌合さ
れている。
ここで、前記通水側板19、通水角隅底板20及び通水
底板21は、第3図に示すように粒径5〜10mm程度
の多数の玉砂利22.22、・・に熱硬化性樹脂23、
例えばエポキシ系樹脂2.5%(重量比)と硬化剤とを
混合し、たちのを型枠内に充填し、平板状に固化させた
ものがらなっており、樹脂23を介して互いに固着され
ている玉砂利22.22間には海水の通過は許すが砂取
上の大きな物質の通過は阻止する多数の微小隙間24.
24、・・・が形成されている。
底板21は、第3図に示すように粒径5〜10mm程度
の多数の玉砂利22.22、・・に熱硬化性樹脂23、
例えばエポキシ系樹脂2.5%(重量比)と硬化剤とを
混合し、たちのを型枠内に充填し、平板状に固化させた
ものがらなっており、樹脂23を介して互いに固着され
ている玉砂利22.22間には海水の通過は許すが砂取
上の大きな物質の通過は阻止する多数の微小隙間24.
24、・・・が形成されている。
か(して、本実施例の海水浴用ブールAは4本の縦主柱
1.1、 、複数本の縦支柱5.5、・・・及び8
.8、一対の横主柱1o、IO5複数本の横支柱14.
14、・・・、複数枚の水止め側板17.17、・・・
及び18.18、複数枚の通水側板19.19、・・・
4枚の通水角隅底板20.20、・・・及び複数枚の
通水底板21.21、・・・にょって横長箱体状に構成
されており、内側は上方が開放した水浴部Bになってい
る。
1.1、 、複数本の縦支柱5.5、・・・及び8
.8、一対の横主柱1o、IO5複数本の横支柱14.
14、・・・、複数枚の水止め側板17.17、・・・
及び18.18、複数枚の通水側板19.19、・・・
4枚の通水角隅底板20.20、・・・及び複数枚の
通水底板21.21、・・・にょって横長箱体状に構成
されており、内側は上方が開放した水浴部Bになってい
る。
次に、上述の如(構成される海水浴用ブールAの設置及
び使用方法について、第4図を参照しつつ説明する。
び使用方法について、第4図を参照しつつ説明する。
まず、油圧ショベル等の建設機械を用いて海中の砂Cを
掘削し、海岸に沿って平坦な整地を形成する。しかる後
、一対の縦主柱l、■と横主柱lOをL形に組み付け、
各縦主柱lの広部IAを当該整地に埋設する。そして、
横主柱1oの中間に短辺側縦支柱8を立設し、該縦支柱
8と各縦主柱1の各縦溝9.3間に水止め側板18、通
水側板19の順で嵌合する。
掘削し、海岸に沿って平坦な整地を形成する。しかる後
、一対の縦主柱l、■と横主柱lOをL形に組み付け、
各縦主柱lの広部IAを当該整地に埋設する。そして、
横主柱1oの中間に短辺側縦支柱8を立設し、該縦支柱
8と各縦主柱1の各縦溝9.3間に水止め側板18、通
水側板19の順で嵌合する。
更に、一対の長辺側縦支柱5.5と横支柱14をU形に
組み付け、前記横主柱10の側方に所定間隔存して配置
する。そして、該横主柱10と横支柱14の各横溝11
.15間に通水角隅底板20及び通水底板21を順次嵌
合した後、縦主柱1の縦溝2と縦支柱5の縦溝6との間
に水止め側板17、通水側板19を嵌合する。
組み付け、前記横主柱10の側方に所定間隔存して配置
する。そして、該横主柱10と横支柱14の各横溝11
.15間に通水角隅底板20及び通水底板21を順次嵌
合した後、縦主柱1の縦溝2と縦支柱5の縦溝6との間
に水止め側板17、通水側板19を嵌合する。
かくして、上述の如く各部材を組み付けることにより、
海水り中に全体の9割近(を沈水した状態で第1図に示
すような海水浴用ブールAを組み立てる。そして、通水
角隅底板2o及び通水底板21.21、・・・の上端側
に適宜の量、例えば厚さ10cm程度になるように砂E
を敷詰め、方、整地の際除去した砂CをブールAの外側
を囲むように埋戻し、ブールAの安定性を確保する。
海水り中に全体の9割近(を沈水した状態で第1図に示
すような海水浴用ブールAを組み立てる。そして、通水
角隅底板2o及び通水底板21.21、・・・の上端側
に適宜の量、例えば厚さ10cm程度になるように砂E
を敷詰め、方、整地の際除去した砂CをブールAの外側
を囲むように埋戻し、ブールAの安定性を確保する。
最後に陸地とブールAとの間に渡板Fを架設することに
より、本実施例の海水浴用プールAの設置が完了する。
より、本実施例の海水浴用プールAの設置が完了する。
叙上の如く構成される本実施例によれば、海水りが海側
の各通水側板19の微小隙間24.24、・・・を介し
てブールAの水浴部B内に流入し、水浴部B内の海水は
陸地側の通水側板19及び通水角隅底板20、通水底板
21の各微小隙間24を介して外側に流出し、砂Cの中
に浸透して海中に戻ることになる。かくして、水浴部B
と海中との間を海水りがゆっくりした速度で常時流動す
るから、水浴部B内は常に新しい海水りが満たされた状
態になっている。
の各通水側板19の微小隙間24.24、・・・を介し
てブールAの水浴部B内に流入し、水浴部B内の海水は
陸地側の通水側板19及び通水角隅底板20、通水底板
21の各微小隙間24を介して外側に流出し、砂Cの中
に浸透して海中に戻ることになる。かくして、水浴部B
と海中との間を海水りがゆっくりした速度で常時流動す
るから、水浴部B内は常に新しい海水りが満たされた状
態になっている。
従って、水浴者、特に子供、老人、病弱者等は波の荒さ
や潮流を心配することな(、本来の海水浴を安心して楽
しむことができる。また、プールA内には海水りそのも
のを使用するから、−度ブールAを設置すればシーズン
中の維持費は浄水を用いる従来技術に比較して著しく減
少できる。
や潮流を心配することな(、本来の海水浴を安心して楽
しむことができる。また、プールA内には海水りそのも
のを使用するから、−度ブールAを設置すればシーズン
中の維持費は浄水を用いる従来技術に比較して著しく減
少できる。
なお、本実施例ではプールA内の底に砂Eを敷き詰めた
から、水浴者に海の抄成の感触を与えることができるし
、ブールAの重しとなって安定性を増すことができる。
から、水浴者に海の抄成の感触を与えることができるし
、ブールAの重しとなって安定性を増すことができる。
また、ブールAの下部側には非通水性の水止め側板17
.18を巡らせたから、プールA内に敷詰めた砂Eが海
水りの流入によって陸地側、即ち図中右側に片寄せられ
るのを防止でき、砂Eを均一な状態に保持することがで
きる。
.18を巡らせたから、プールA内に敷詰めた砂Eが海
水りの流入によって陸地側、即ち図中右側に片寄せられ
るのを防止でき、砂Eを均一な状態に保持することがで
きる。
次に、第5図及び第6図は本発明の第2の実施例を示す
。なお、前述した第1実施例の構成要素と同一の構成要
素には同一符号を付し、その説明を省略する。
。なお、前述した第1実施例の構成要素と同一の構成要
素には同一符号を付し、その説明を省略する。
然るに、本実施例の特徴とするところは、ブールA′の
海側に波力を減少させるための波力緩衝部31を設けた
ことにある。以下、該波力緩衝部31について説明する
。
海側に波力を減少させるための波力緩衝部31を設けた
ことにある。以下、該波力緩衝部31について説明する
。
図において、32.32、はブールA′を構成する一対
の縦主柱で、該多縦主柱32は第1実施例の縦主柱lと
同様に板部32Aと4つの側面32B、32C132D
、32Eとによって四角柱状に形成されているが、海に
面する側面32Hには上、下両端側に位置して一対の柄
穴33.33が形成されている。34.34、・・・は
長辺側縦支柱を示し、該各緩支柱34も第1実施例の縦
支柱5と同様に4つの側面34A、34B、34C53
4Dによって形成されているが、海に面する側面34D
には上、下両端側に位置して一対の柄穴35.35が形
成されている。
の縦主柱で、該多縦主柱32は第1実施例の縦主柱lと
同様に板部32Aと4つの側面32B、32C132D
、32Eとによって四角柱状に形成されているが、海に
面する側面32Hには上、下両端側に位置して一対の柄
穴33.33が形成されている。34.34、・・・は
長辺側縦支柱を示し、該各緩支柱34も第1実施例の縦
支柱5と同様に4つの側面34A、34B、34C53
4Dによって形成されているが、海に面する側面34D
には上、下両端側に位置して一対の柄穴35.35が形
成されている。
36.36、・・・は前記各縦主柱32と縦支柱34に
水平方向に接続された四角柱からなる張出し支柱で、該
各張出し支柱36の長手方向−端側には前記各縦主柱3
2及び縦支柱34の柄穴33.33.35.35に挿嵌
する柄(いずれも図示せず)が突設されており、他端側
には後述する緩衝部主柱38及び緩衝部支柱40に挿嵌
される柄37が突設されている。
水平方向に接続された四角柱からなる張出し支柱で、該
各張出し支柱36の長手方向−端側には前記各縦主柱3
2及び縦支柱34の柄穴33.33.35.35に挿嵌
する柄(いずれも図示せず)が突設されており、他端側
には後述する緩衝部主柱38及び緩衝部支柱40に挿嵌
される柄37が突設されている。
次に、38.38は一対の緩衝部主柱を示し、該各主柱
38は下側に四角錐状の板部38Aを有すると共に、4
つの側面38B、38C138D、38Eを有する四角
柱からなっている。
38は下側に四角錐状の板部38Aを有すると共に、4
つの側面38B、38C138D、38Eを有する四角
柱からなっている。
そして、該主柱38は側面38Bに縦溝39を有すると
共に、側面38Cには上、下両端側に位置して前記張り
出し支柱36の柄37が挿嵌される柄穴(但し、図示せ
ず)が形成されている。
共に、側面38Cには上、下両端側に位置して前記張り
出し支柱36の柄37が挿嵌される柄穴(但し、図示せ
ず)が形成されている。
40.40、・・・は前記緩衝部主柱38と同様に、下
側に四角錐状の板部40Aを有すると共に、4つの側面
40B、40C140D、40Eを有する四角柱状の緩
衝部支柱で、該多縦衝部支柱40は側面40B、40D
に縦溝41.41が形成されると共に、側面40Cには
上、下両端側に位置して張出し支柱36の柄37が挿嵌
される柄穴(但し、図示せず)が形成されている。
側に四角錐状の板部40Aを有すると共に、4つの側面
40B、40C140D、40Eを有する四角柱状の緩
衝部支柱で、該多縦衝部支柱40は側面40B、40D
に縦溝41.41が形成されると共に、側面40Cには
上、下両端側に位置して張出し支柱36の柄37が挿嵌
される柄穴(但し、図示せず)が形成されている。
更に42.42、・・・は矩形状平板からなる緩衝板で
、該多縦衝板42には第1実施例の通水側板19を用い
ることができる。そして緩衝板42は長平方向両端側が
緩衝部主柱38と緩衝部支柱40の各縦溝39.41間
及び一対の緩衝部支柱40.40の各縦溝41.41間
にそれぞれ嵌合されるようになっている。
、該多縦衝板42には第1実施例の通水側板19を用い
ることができる。そして緩衝板42は長平方向両端側が
緩衝部主柱38と緩衝部支柱40の各縦溝39.41間
及び一対の緩衝部支柱40.40の各縦溝41.41間
にそれぞれ嵌合されるようになっている。
本実施例の波力緩衝部31は上述の構成からなっており
、第5図に示すように上、下、左、右が開放した状態で
プールA′に組み付けられる。そして、海から陸地に向
けて寄せる波は緩衝板42が受承し、通水側板19に直
接当たらないように構成したから、プールA′全体の強
度性を向上できる。また通水側板19の上を越えて波が
水浴部B′内に直接流入するのを防止できるから、波の
荒い時でも水浴者は安心して海水浴を楽しむことができ
る。
、第5図に示すように上、下、左、右が開放した状態で
プールA′に組み付けられる。そして、海から陸地に向
けて寄せる波は緩衝板42が受承し、通水側板19に直
接当たらないように構成したから、プールA′全体の強
度性を向上できる。また通水側板19の上を越えて波が
水浴部B′内に直接流入するのを防止できるから、波の
荒い時でも水浴者は安心して海水浴を楽しむことができ
る。
なお、第1及び第2実施例における各主柱l、10.3
2.38、各支柱5.8.14.36.40、側板17
.18.19、底板20.21及び緩衝板42の組み立
て方法は実施例に示すものに限られるものではな(、本
発明のプールは土木、建築分野で行なわれている公知の
組み立て方法を利用して組み立てるように構成してもよ
い。
2.38、各支柱5.8.14.36.40、側板17
.18.19、底板20.21及び緩衝板42の組み立
て方法は実施例に示すものに限られるものではな(、本
発明のプールは土木、建築分野で行なわれている公知の
組み立て方法を利用して組み立てるように構成してもよ
い。
また、第1及び第2実施例において、プールA、A′の
側面及び底面の5面全てを通水側板18.19、通水角
隅底板20及び通水底板21によって形成するものとし
て述べたが、例えば陸地側の側面は非通水性の側板によ
って形成してもよい。
側面及び底面の5面全てを通水側板18.19、通水角
隅底板20及び通水底板21によって形成するものとし
て述べたが、例えば陸地側の側面は非通水性の側板によ
って形成してもよい。
更に、各実施例は海水浴用プールA、A’を例に挙げた
が、本発明の沈水型プールは河川に沈水させて使用する
こともできる。
が、本発明の沈水型プールは河川に沈水させて使用する
こともできる。
また、本発明は海水浴等のプールに限らず、魚等の牛用
として用いることも可能である。
として用いることも可能である。
(発明の効果)
本発明は紙上の如くであって、水槽部内に通水板の微小
隙間を介して外部の水が流動するように構成したから、
下記の諸効果を奏する。
隙間を介して外部の水が流動するように構成したから、
下記の諸効果を奏する。
■海岸或は河用際の水中に設置することにより、人工的
でない自然の海水浴等を安全に楽しむことができる。
でない自然の海水浴等を安全に楽しむことができる。
■海岸、河川の地形的条件、潮流、水流等の本釣条件が
厳しい場所でも海水浴等が可能になる。
厳しい場所でも海水浴等が可能になる。
■海水、河川水をそのまま利用するから、維持費を著し
く低減できる。
く低減できる。
■前記■と同じ理由により、水槽部内に魚介類等を放す
ことが可能になり、児童が水浴と共に自然観察の勉強を
行なうことができる。また、水槽部内に海草、藻等を生
育させることにより、健康増進に効果があるとされてい
る海藻浴を行なうことができる。
ことが可能になり、児童が水浴と共に自然観察の勉強を
行なうことができる。また、水槽部内に海草、藻等を生
育させることにより、健康増進に効果があるとされてい
る海藻浴を行なうことができる。
第1図ないし第4図は本発明の第1の実施例を示し、第
1図は沈水型プールの外観斜視図、第2図は沈水型プー
ルの一部を分解した斜視図、第3図は通水板の部分拡大
断面図、第4図は沈水型プールを海岸に設置した状態を
示す説明図、第5図及び第6図は第2の実施例を示し、
第5図は波力緩衝部を備えた沈水型プールの要部外観斜
視図、第6図は波力緩衝部の一部を分解した斜視図であ
る。 l、5.8.10.14・・・枠材、 18.19・・・側板(通水側板)、 20.21・・・底板(通水底板)、 24・・・微小隙間、 A、 ・プール、 ・水槽部 (水浴部) 特 許 出 願 人 大 江 健
1図は沈水型プールの外観斜視図、第2図は沈水型プー
ルの一部を分解した斜視図、第3図は通水板の部分拡大
断面図、第4図は沈水型プールを海岸に設置した状態を
示す説明図、第5図及び第6図は第2の実施例を示し、
第5図は波力緩衝部を備えた沈水型プールの要部外観斜
視図、第6図は波力緩衝部の一部を分解した斜視図であ
る。 l、5.8.10.14・・・枠材、 18.19・・・側板(通水側板)、 20.21・・・底板(通水底板)、 24・・・微小隙間、 A、 ・プール、 ・水槽部 (水浴部) 特 許 出 願 人 大 江 健
Claims (1)
- 複数の枠材と、該枠材間に支持される複数の側板及び底
板とによって上方が開放した有底の容器状に形成され、
内部が水槽部になったプールであって、該プールを水中
に設置したときに前記水槽部内外を水が流動するように
、前記側板及び底板の全部又は一部に水のみの通過を許
す微小隙間を有する通水板を用いたことを特徴とする沈
水型プール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2129519A JPH0739752B2 (ja) | 1990-05-19 | 1990-05-19 | 沈水型プール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2129519A JPH0739752B2 (ja) | 1990-05-19 | 1990-05-19 | 沈水型プール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0424372A true JPH0424372A (ja) | 1992-01-28 |
JPH0739752B2 JPH0739752B2 (ja) | 1995-05-01 |
Family
ID=15011511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2129519A Expired - Lifetime JPH0739752B2 (ja) | 1990-05-19 | 1990-05-19 | 沈水型プール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0739752B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4947503A (ja) * | 1972-09-11 | 1974-05-08 | ||
JPH0264660U (ja) * | 1988-11-02 | 1990-05-15 |
-
1990
- 1990-05-19 JP JP2129519A patent/JPH0739752B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4947503A (ja) * | 1972-09-11 | 1974-05-08 | ||
JPH0264660U (ja) * | 1988-11-02 | 1990-05-15 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0739752B2 (ja) | 1995-05-01 |
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