JPH04242738A - 光記録媒体の記録および消去方法 - Google Patents
光記録媒体の記録および消去方法Info
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- JPH04242738A JPH04242738A JP41718690A JP41718690A JPH04242738A JP H04242738 A JPH04242738 A JP H04242738A JP 41718690 A JP41718690 A JP 41718690A JP 41718690 A JP41718690 A JP 41718690A JP H04242738 A JPH04242738 A JP H04242738A
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Landscapes
- Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光記録媒体の記録およ
び消去方法、特に、フォトクロミック材料を記録膜とし
て用いた光記録媒体の記録および消去方法に関する。
び消去方法、特に、フォトクロミック材料を記録膜とし
て用いた光記録媒体の記録および消去方法に関する。
【0002】
【従来の技術】フォトクロミック材料の用途としては、
光量調整用フィルタ、ディスプレイ、光量計、写真印刷
工程の記録媒体、塗料などの分野がある。さらに最近で
は当該フォトクロミック材料が情報の高密度な可逆メモ
リ媒体としての可能性を有するという理由から、レーザ
光を用いる光記録媒体の分野でも注目されている。
光量調整用フィルタ、ディスプレイ、光量計、写真印刷
工程の記録媒体、塗料などの分野がある。さらに最近で
は当該フォトクロミック材料が情報の高密度な可逆メモ
リ媒体としての可能性を有するという理由から、レーザ
光を用いる光記録媒体の分野でも注目されている。
【0003】このようにフォトクロミック材料を記録膜
として用いた光記録媒体の記録方法としては、例えば消
色体の状態にある記録膜に所定波長の紫外域光ビームを
照射し、着色体の状態にして記録を行う方法がある。こ
の場合、図5に示されるように着色体の吸光度ピークが
可視光域にあり(紫外域にない)、消色体の吸光度ピー
ク(紫外域にある)と重複しない特性を有する記録膜に
おいては、消色体を着色させる記録光は、消色体の吸光
度のピーク波長WL1を用いるのが最良と考えられてい
る。
として用いた光記録媒体の記録方法としては、例えば消
色体の状態にある記録膜に所定波長の紫外域光ビームを
照射し、着色体の状態にして記録を行う方法がある。こ
の場合、図5に示されるように着色体の吸光度ピークが
可視光域にあり(紫外域にない)、消色体の吸光度ピー
ク(紫外域にある)と重複しない特性を有する記録膜に
おいては、消色体を着色させる記録光は、消色体の吸光
度のピーク波長WL1を用いるのが最良と考えられてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、記録膜
を構成するフォトクロミック材料によっては、図1に示
されるように、消色体の吸光度ピークと着色体の吸光度
ピークとが(ほぼ紫外域近傍で)重なり合うような特性
を有するものがある。この場合、消色体の吸光度のピー
ク波長を記録光として用いるのが最適とは必ずしも言え
ない。このピーク波長の記録光では着色のみならず消色
の反応も進行するからである。
を構成するフォトクロミック材料によっては、図1に示
されるように、消色体の吸光度ピークと着色体の吸光度
ピークとが(ほぼ紫外域近傍で)重なり合うような特性
を有するものがある。この場合、消色体の吸光度のピー
ク波長を記録光として用いるのが最適とは必ずしも言え
ない。このピーク波長の記録光では着色のみならず消色
の反応も進行するからである。
【0005】このような問題は、逆に着色体を消色体と
することにより情報の消去を行う場合においても同様に
生ずる。本発明はこのような実情に鑑み創案されたもの
であり、その目的は、上記のごとくピーク域近傍が重な
るフォトクロミック材料の記録膜を有する記録媒体に情
報記録または消去を行うに際して、最適記録光を選定し
て光記録または消去を行う方法を提供することにある。
することにより情報の消去を行う場合においても同様に
生ずる。本発明はこのような実情に鑑み創案されたもの
であり、その目的は、上記のごとくピーク域近傍が重な
るフォトクロミック材料の記録膜を有する記録媒体に情
報記録または消去を行うに際して、最適記録光を選定し
て光記録または消去を行う方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の記録方法は、フォトクロミック材料を記録膜に
用い、該記録膜に記録光を照射し、記録膜の消色体を着
色体とすることにより情報記録を行う光記録媒体の記録
方法であって、前記記録膜は消色体の吸光度分布と着色
体の吸光度分布のそれぞれのピーク域近傍が重複する特
性を有しており、当該記録膜に照射される記録光として
、消色体の吸光度が、着色体の吸光度より大きい波長域
の光を用いるように構成した。
本発明の記録方法は、フォトクロミック材料を記録膜に
用い、該記録膜に記録光を照射し、記録膜の消色体を着
色体とすることにより情報記録を行う光記録媒体の記録
方法であって、前記記録膜は消色体の吸光度分布と着色
体の吸光度分布のそれぞれのピーク域近傍が重複する特
性を有しており、当該記録膜に照射される記録光として
、消色体の吸光度が、着色体の吸光度より大きい波長域
の光を用いるように構成した。
【0007】また、本発明の消去方法は、フォトクロミ
ック材料を記録膜に用い、予め着色体から消色体とする
ことにより記録された記録膜の記録部に消去光を照射し
、記録部の消色体を着色体とすることにより情報消去を
行う光記録媒体の消去方法であって、前記記録膜は、消
色体の吸光度分布と着色体の吸光度分布のそれぞれのピ
ーク域近傍が重複する特性を有しており、当該記録膜の
記録部に照射される消去光として、消色体の吸光度が、
着色体の吸光度より大きい波長域の光を用いるように構
成した。
ック材料を記録膜に用い、予め着色体から消色体とする
ことにより記録された記録膜の記録部に消去光を照射し
、記録部の消色体を着色体とすることにより情報消去を
行う光記録媒体の消去方法であって、前記記録膜は、消
色体の吸光度分布と着色体の吸光度分布のそれぞれのピ
ーク域近傍が重複する特性を有しており、当該記録膜の
記録部に照射される消去光として、消色体の吸光度が、
着色体の吸光度より大きい波長域の光を用いるように構
成した。
【0008】
【作用】本発明の記録方法は、記録膜の消色体を着色体
とすることにより情報記録を行う場合には、当該記録膜
に照射される記録光として、消色体の吸光度が着色体の
吸光度より大きい波長域の光を用いて情報記録を行ない
、この逆に予め着色体から消色体とすることにより記録
された記録膜の消色体を着色体とすることに情報消去を
行う場合には当該記録膜に照射される消去光として、消
色体の吸光度が着色体の吸光度より大きい波長域の光を
用いて情報消去を行なうので、色変化が大きくとれ、最
も有利な記録(書き込み)または消去が行える。
とすることにより情報記録を行う場合には、当該記録膜
に照射される記録光として、消色体の吸光度が着色体の
吸光度より大きい波長域の光を用いて情報記録を行ない
、この逆に予め着色体から消色体とすることにより記録
された記録膜の消色体を着色体とすることに情報消去を
行う場合には当該記録膜に照射される消去光として、消
色体の吸光度が着色体の吸光度より大きい波長域の光を
用いて情報消去を行なうので、色変化が大きくとれ、最
も有利な記録(書き込み)または消去が行える。
【0009】
【実施例】以下、本発明の記録方法を、記録膜の消色体
を着色体とすることにより行う場合を例にとって説明す
る。本発明の記録方法の対象となる光記録媒体の一態様
の部分断面図が図4に示される。
を着色体とすることにより行う場合を例にとって説明す
る。本発明の記録方法の対象となる光記録媒体の一態様
の部分断面図が図4に示される。
【0010】この図において光記録媒体1は、基板2の
上に記録膜3を有し、通常、透明な基板2側から記録光
が照射され、記録膜への記録が行われる。なお、基板2
と記録膜3との間や、記録膜3の上に公知の種々の層な
どを設層する構成も採択され得る。前記記録膜3には、
フォトクロミック材料が含有される。そのため、当該記
録膜3に所定の波長の光が照射されることによりいわゆ
る消色体から着色体への色変化が生じるようになってい
る。そして、本発明の記録膜は図1に示されるように消
色体の吸光度分布(図中点線で示される)と着色体の吸
光度分布(図中実線で示される)のそれぞれのピーク域
近傍が重複する特性を持っている(特に、紫外域近辺で
重複が生じる)。
上に記録膜3を有し、通常、透明な基板2側から記録光
が照射され、記録膜への記録が行われる。なお、基板2
と記録膜3との間や、記録膜3の上に公知の種々の層な
どを設層する構成も採択され得る。前記記録膜3には、
フォトクロミック材料が含有される。そのため、当該記
録膜3に所定の波長の光が照射されることによりいわゆ
る消色体から着色体への色変化が生じるようになってい
る。そして、本発明の記録膜は図1に示されるように消
色体の吸光度分布(図中点線で示される)と着色体の吸
光度分布(図中実線で示される)のそれぞれのピーク域
近傍が重複する特性を持っている(特に、紫外域近辺で
重複が生じる)。
【0011】このような特性を有する具体的フォトクロ
ミック材料としては、スピロピラン系、フルギド系、ジ
ヒドロピレン系、チオインジゴ系、ピペリジン系、アジ
リン系、多環芳香族系等の有機化合物等が挙げられる。 このような材料を含有する記録膜の記録光として、本発
明では消色体の吸光度が、着色体の吸光度より大きい波
長域の光を用いる。すなわち、図1に示されるように斜
線で示された2つのエリアW1(300〜350nm)
,W2(410〜450nm)の範囲の波長域のいずれ
かの波長の光が記録光として用いられる。中でも特に、
消色体の吸光度P2と着色体の吸光度P1との比率P2
/P1が最大となる波長の光を記録光として用いること
が好ましい。この場合に着色が最大となるからである。
ミック材料としては、スピロピラン系、フルギド系、ジ
ヒドロピレン系、チオインジゴ系、ピペリジン系、アジ
リン系、多環芳香族系等の有機化合物等が挙げられる。 このような材料を含有する記録膜の記録光として、本発
明では消色体の吸光度が、着色体の吸光度より大きい波
長域の光を用いる。すなわち、図1に示されるように斜
線で示された2つのエリアW1(300〜350nm)
,W2(410〜450nm)の範囲の波長域のいずれ
かの波長の光が記録光として用いられる。中でも特に、
消色体の吸光度P2と着色体の吸光度P1との比率P2
/P1が最大となる波長の光を記録光として用いること
が好ましい。この場合に着色が最大となるからである。
【0012】なお、図1に示される消色体および着色体
の吸光度分布は、下記構造式で示されるジアリールエテ
ン誘導体の開環体および閉環体のものである。
の吸光度分布は、下記構造式で示されるジアリールエテ
ン誘導体の開環体および閉環体のものである。
【0013】
【化1】
【0014】上記構造式に示されるように、この化合物
は、通常の状態では開環状態にあり(消色体)、記録光
(略紫外光)照射により、閉環し着色する(着色体)。 着色体は可視光等によって再び消色体に戻り可逆的であ
る。また、化合物によっては上記とは反対に、通常の状
態では閉環状態にあり、紫外光照射により開環して着色
するタイプもある(スピロピラン系化合物等)。
は、通常の状態では開環状態にあり(消色体)、記録光
(略紫外光)照射により、閉環し着色する(着色体)。 着色体は可視光等によって再び消色体に戻り可逆的であ
る。また、化合物によっては上記とは反対に、通常の状
態では閉環状態にあり、紫外光照射により開環して着色
するタイプもある(スピロピラン系化合物等)。
【0015】このような記録膜には、通常、さらにバイ
ンダーが含有される。バインダーとしては、塩化ビニル
樹脂、アクリル樹脂、ポリビニルアルコール、スチレン
樹脂、フェノール樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリウレタン
、ポリエステル等が挙げられる。 以下、本発明の記
録方法の効果を確認すべく具体的実験例を図2および図
3に基づいて詳細に説明する。
ンダーが含有される。バインダーとしては、塩化ビニル
樹脂、アクリル樹脂、ポリビニルアルコール、スチレン
樹脂、フェノール樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリウレタン
、ポリエステル等が挙げられる。 以下、本発明の記
録方法の効果を確認すべく具体的実験例を図2および図
3に基づいて詳細に説明する。
【0016】図2は、図1の消色体および着色体のそれ
ぞれの吸光度分布に基づいて、所定波長における消色体
の吸光度P2と着色体の吸光度P1との比率P2/P1
値を各波長についてグラフにしたものである。この場合
、P2/P1値が1を越える2つの波長域W1(300
〜350nm)およびW2(410〜450nm)が本
発明の有効記録波長域である。特に最適記録光としての
波長は、それぞれのピーク値の320nm、430nm
である。
ぞれの吸光度分布に基づいて、所定波長における消色体
の吸光度P2と着色体の吸光度P1との比率P2/P1
値を各波長についてグラフにしたものである。この場合
、P2/P1値が1を越える2つの波長域W1(300
〜350nm)およびW2(410〜450nm)が本
発明の有効記録波長域である。特に最適記録光としての
波長は、それぞれのピーク値の320nm、430nm
である。
【0017】そして、本発明の効果を確認するために、
消色体に種々の各波長の光を照射したものについて、着
色体のλ=560nmにおける吸光度をそれぞれ実測し
、図3に示されるようなグラフに表した。このグラフに
おいて、吸光度の高い所は低い所に比べて着色の程度が
大きいことを示している。そして、この実測されたグラ
フ形状は、前記理論上の図2に示されるグラフ形状と極
めて一致した形状をなし、これにより本発明の記録方法
の効果が確認された。
消色体に種々の各波長の光を照射したものについて、着
色体のλ=560nmにおける吸光度をそれぞれ実測し
、図3に示されるようなグラフに表した。このグラフに
おいて、吸光度の高い所は低い所に比べて着色の程度が
大きいことを示している。そして、この実測されたグラ
フ形状は、前記理論上の図2に示されるグラフ形状と極
めて一致した形状をなし、これにより本発明の記録方法
の効果が確認された。
【0018】なお、前記有効記録波長域の具体的数値は
、上記構造式の化合物を用いた場合の数値である。従っ
て、異なるフォトクロミック材料を用いた場合には、有
効記録波長域はそれに応じて異なる値をとる。上述して
きた記録方法は、記録膜の消色体を着色体とすることに
より行う場合を例にとって説明してきた。消色体から着
色体への変化は、記録方法に限らず、消去方法にも適用
できるのはもちろんである。すなわち、予め着色体から
消色体とすることにより記録された記録膜の消色体を着
色体とすることより消去を行う場合も当然に考えられ、
この場合にも当該記録膜に照射される消去光として、消
色体の吸光度が、着色体の吸光度より大きい波長域の光
を用いる。
、上記構造式の化合物を用いた場合の数値である。従っ
て、異なるフォトクロミック材料を用いた場合には、有
効記録波長域はそれに応じて異なる値をとる。上述して
きた記録方法は、記録膜の消色体を着色体とすることに
より行う場合を例にとって説明してきた。消色体から着
色体への変化は、記録方法に限らず、消去方法にも適用
できるのはもちろんである。すなわち、予め着色体から
消色体とすることにより記録された記録膜の消色体を着
色体とすることより消去を行う場合も当然に考えられ、
この場合にも当該記録膜に照射される消去光として、消
色体の吸光度が、着色体の吸光度より大きい波長域の光
を用いる。
【0019】
【発明の効果】上記の結果より本発明の効果は明らかで
ある。すなわち、本発明の記録方法は、記録膜の消色体
を着色体とすることにより情報記録を行う場合には、当
該記録膜に照射される記録光として、消色体の吸光度が
着色体の吸光度より大きい波長域の光を用いて情報記録
を行ない、この逆に予め着色体から消色体とすることに
より記録された記録膜の消色体を着色体とすることに情
報消去を行う場合には当該記録膜に照射される消去光と
して、消色体の吸光度が着色体の吸光度より大きい波長
域の光を用いて情報消去を行なうので、色変化が大きく
とれ、最も有利な記録(書き込み)または消去が行える
。
ある。すなわち、本発明の記録方法は、記録膜の消色体
を着色体とすることにより情報記録を行う場合には、当
該記録膜に照射される記録光として、消色体の吸光度が
着色体の吸光度より大きい波長域の光を用いて情報記録
を行ない、この逆に予め着色体から消色体とすることに
より記録された記録膜の消色体を着色体とすることに情
報消去を行う場合には当該記録膜に照射される消去光と
して、消色体の吸光度が着色体の吸光度より大きい波長
域の光を用いて情報消去を行なうので、色変化が大きく
とれ、最も有利な記録(書き込み)または消去が行える
。
【図1】記録膜の消色体および着色体の吸光度と波長と
の関係を示すグラフであって、それぞれのピーク値近傍
が重複しているグラフである。
の関係を示すグラフであって、それぞれのピーク値近傍
が重複しているグラフである。
【図2】消色体の吸光度P2と着色体の吸光度P1との
比率P2/P1値と波長との関係を示すグラフである。
比率P2/P1値と波長との関係を示すグラフである。
【図3】消色体に種々の各波長の光を照射したものにつ
いて、着色体のλ=560nmにおける吸光度をそれぞ
れ実測したグラフである。
いて、着色体のλ=560nmにおける吸光度をそれぞ
れ実測したグラフである。
【図4】本発明の記録方法の対象となる光記録媒体の断
面図である。
面図である。
【図5】記録膜の消色体および着色体の吸光度と波長と
の関係を示すグラフであって、それぞれのピーク値が完
全に分離されているグラフである。
の関係を示すグラフであって、それぞれのピーク値が完
全に分離されているグラフである。
2 基板
3 記録膜
Claims (4)
- 【請求項1】 フォトクロミック材料を記録膜に用い
、該記録膜に記録光を照射し、記録膜の消色体を着色体
とすることにより情報記録を行う光記録媒体の記録方法
であって、前記記録膜は、消色体の吸光度分布と着色体
の吸光度分布のそれぞれのピーク域近傍が重複する特性
を有しており、当該記録膜に照射される記録光として、
消色体の吸光度が、着色体の吸光度より大きい波長域の
光を用いることを特徴とする光記録媒体の記録方法。 - 【請求項2】 消色体の吸光度/着色体の吸光度の比
率が最大となる波長の光を記録光として用いることを特
徴とする請求項1記載の光記録媒体の記録方法。 - 【請求項3】 フォトクロミック材料を記録膜に用い
、予め着色体から消色体とすることにより記録された記
録膜の記録部に消去光を照射し、記録部の消色体を着色
体とすることにより情報消去を行う光記録媒体の消去方
法であって、前記記録膜は、消色体の吸光度分布と着色
体の吸光度分布のそれぞれのピーク域近傍が重複する特
性を有しており、当該記録膜の記録部に照射される消去
光として、消色体の吸光度が、着色体の吸光度より大き
い波長域の光を用いることを特徴とする光記録媒体の消
去方法。 - 【請求項4】 消色体の吸光度/着色体の吸光度の比
率が最大となる波長の光を消去光として用いることを特
徴とする請求項3記載の光記録媒体の消去方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP41718690A JPH04242738A (ja) | 1990-07-06 | 1990-12-29 | 光記録媒体の記録および消去方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17979890 | 1990-07-06 | ||
JP2-179798 | 1990-07-06 | ||
JP41718690A JPH04242738A (ja) | 1990-07-06 | 1990-12-29 | 光記録媒体の記録および消去方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04242738A true JPH04242738A (ja) | 1992-08-31 |
Family
ID=26499537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP41718690A Pending JPH04242738A (ja) | 1990-07-06 | 1990-12-29 | 光記録媒体の記録および消去方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04242738A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5605779A (en) * | 1992-02-27 | 1997-02-25 | Sharp Kabushiki Kaisha | Optical memory medium |
JP2017192574A (ja) * | 2016-04-21 | 2017-10-26 | パイロットインキ株式会社 | 光変色性玩具 |
-
1990
- 1990-12-29 JP JP41718690A patent/JPH04242738A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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