JPH0424169A - 動力舵取装置 - Google Patents
動力舵取装置Info
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- JPH0424169A JPH0424169A JP12890690A JP12890690A JPH0424169A JP H0424169 A JPH0424169 A JP H0424169A JP 12890690 A JP12890690 A JP 12890690A JP 12890690 A JP12890690 A JP 12890690A JP H0424169 A JPH0424169 A JP H0424169A
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- oil pump
- steering
- oil
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Landscapes
- Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、動力舵取装置に関し、詳しくは据切り時等に
圧力制御弁内で発生する流体音の低減を図った動力舵取
装置に関する。
圧力制御弁内で発生する流体音の低減を図った動力舵取
装置に関する。
(従来の技術)
従来の動力舵取装置としては、例えば「ステアリング整
備要領書パワーステアリング編A26H01」 (日産
自動車株式会社発行)に記載されたものが知られており
、第8図のように示される。
備要領書パワーステアリング編A26H01」 (日産
自動車株式会社発行)に記載されたものが知られており
、第8図のように示される。
第8図において、■は車幅方向に配設され、−部分がパ
ワーシリンダを構成するステアリングギヤおよびリンケ
ージアッシー(以下、単にパワーステアリングギヤとい
う)であり、このパワーステアリングギヤ1の内部には
図示しないランクギヤと、このランクギヤに歯合するピ
ニオンギヤと、ランクギヤに連結されピストンによって
内部を左右の油室に区画してパワーステアリングギヤの
一部分とパワーシリンダを構成するピストンロンド等、
が設けられている。このステアリングギヤ1内には圧力
制御弁2が設けられており、圧力制御弁2は内部に絞り
部を有するとともに、オイルポンプ3とパワーシリンダ
の左右の油圧室およびリザーバタンク4をそれぞれ連通
する油路を有している。そして、オイルポンプ3から吐
出された圧油を油圧室の何れか一方に切換え供給すると
ともに、絞り部の絞り量を可変させてその圧力を制御し
ている。また、リザーバタンク4とパワーステアリング
ギヤ1の間にはオイルクーラー配管5が設けられており
、この配管5はパワーステアリングギヤ1から吐出され
た圧油の温度が上昇するのを防止して制御弁2内におけ
る絞り部以外への圧油の流れを少なくする等をしている
。また、圧力制御弁2には途中にラバーカップリング6
が設けられたロアコラムシャフト7が接続されており、
このシャフト7はアッパーコラムシャフト8を介してス
テアリングホイール9に接続されている。
ワーシリンダを構成するステアリングギヤおよびリンケ
ージアッシー(以下、単にパワーステアリングギヤとい
う)であり、このパワーステアリングギヤ1の内部には
図示しないランクギヤと、このランクギヤに歯合するピ
ニオンギヤと、ランクギヤに連結されピストンによって
内部を左右の油室に区画してパワーステアリングギヤの
一部分とパワーシリンダを構成するピストンロンド等、
が設けられている。このステアリングギヤ1内には圧力
制御弁2が設けられており、圧力制御弁2は内部に絞り
部を有するとともに、オイルポンプ3とパワーシリンダ
の左右の油圧室およびリザーバタンク4をそれぞれ連通
する油路を有している。そして、オイルポンプ3から吐
出された圧油を油圧室の何れか一方に切換え供給すると
ともに、絞り部の絞り量を可変させてその圧力を制御し
ている。また、リザーバタンク4とパワーステアリング
ギヤ1の間にはオイルクーラー配管5が設けられており
、この配管5はパワーステアリングギヤ1から吐出され
た圧油の温度が上昇するのを防止して制御弁2内におけ
る絞り部以外への圧油の流れを少なくする等をしている
。また、圧力制御弁2には途中にラバーカップリング6
が設けられたロアコラムシャフト7が接続されており、
このシャフト7はアッパーコラムシャフト8を介してス
テアリングホイール9に接続されている。
また、オイルポンプ3にはソレノイドバルブ10が設け
られており、このソレノイドバルブ10はエンジン回転
数に基づいてオイルポンプ3から吐出される圧油量を制
御している。
られており、このソレノイドバルブ10はエンジン回転
数に基づいてオイルポンプ3から吐出される圧油量を制
御している。
このような構成を有する動力舵取装置では、ステアリン
グホイール9を一方向に転舵すると、制御弁2がオイル
ポンプ3と油圧室の何れか一方を連通ずる絞り部の絞り
量をステアリングホイール9の転舵量に応じて増大させ
、オイルポンプ3から吐出された圧油を上記絞り部を通
してパワーシリンダの何れか一方の油圧室に供給するこ
とにより、ピストンをアシストしてランクギヤを介して
車輪を所定量だけ転舵させる。
グホイール9を一方向に転舵すると、制御弁2がオイル
ポンプ3と油圧室の何れか一方を連通ずる絞り部の絞り
量をステアリングホイール9の転舵量に応じて増大させ
、オイルポンプ3から吐出された圧油を上記絞り部を通
してパワーシリンダの何れか一方の油圧室に供給するこ
とにより、ピストンをアシストしてランクギヤを介して
車輪を所定量だけ転舵させる。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、このような従来の動力舵取装置にあって
は、車両の低速走行時および据切り時にオイルポンプ3
から吐出される圧油量が一定であるとともに、圧力制御
弁2内の絞り部をステアリングホイール9の転舵によっ
て制御する構成であったため、据切り時等に絞り部に大
量の圧油が供給されてしまい、この絞り部にキャビテー
ションが発生する。このため、絞り部に発生した気泡が
潰れる際に発生する振動が各コラムシャフト7.8を介
してステアリングホイール9に伝達されてしまい該ホイ
ール9から放射騒音が発生してしまうという問題があっ
た。このため、ロアコラムシャフト7の途中にラバーカ
ップリング6を設け、振動の伝達を遮断するようにして
いるが、ラバーカンプリング6を設けることによりステ
アリング系全体の剛性が低下してしまい操舵感が悪化し
てしまうという不具合が生じてしまった。
は、車両の低速走行時および据切り時にオイルポンプ3
から吐出される圧油量が一定であるとともに、圧力制御
弁2内の絞り部をステアリングホイール9の転舵によっ
て制御する構成であったため、据切り時等に絞り部に大
量の圧油が供給されてしまい、この絞り部にキャビテー
ションが発生する。このため、絞り部に発生した気泡が
潰れる際に発生する振動が各コラムシャフト7.8を介
してステアリングホイール9に伝達されてしまい該ホイ
ール9から放射騒音が発生してしまうという問題があっ
た。このため、ロアコラムシャフト7の途中にラバーカ
ップリング6を設け、振動の伝達を遮断するようにして
いるが、ラバーカンプリング6を設けることによりステ
アリング系全体の剛性が低下してしまい操舵感が悪化し
てしまうという不具合が生じてしまった。
そこで本発明は、圧力制御弁の絞り部にキャビテーショ
ンが発生することを抑制してステアリングホイールから
放射騒音が発生するのを抑制することができる動力舵取
装置を提供することを課題としている。
ンが発生することを抑制してステアリングホイールから
放射騒音が発生するのを抑制することができる動力舵取
装置を提供することを課題としている。
(課題を解決するための手段)
本発明は、上記課題を達成するために、前輪操舵系に設
けられ、内部に形成された左右の油圧室にオイルポンプ
から吐出された圧油が供給されることにより操舵力をア
シストするパワーシリンダと、オイルポンプとパワーシ
リンダの間に介装すれ、オイルポンプから吐出された圧
油をステアリングホイール′の転舵状態に応じて左右の
油圧室に切換え供給する圧力制御弁と、を備えた動力舵
取装置において、前記ステアリングホイールの転舵速度
を検出する転舵速度検出手段と、オイルポンプの吐出流
量を制御する制御手段と、を設け、転舵速度検出手段か
らの出力信号に基づいてオイルポンプの吐出量を制御す
るようにしたことを特徴とするものである。
けられ、内部に形成された左右の油圧室にオイルポンプ
から吐出された圧油が供給されることにより操舵力をア
シストするパワーシリンダと、オイルポンプとパワーシ
リンダの間に介装すれ、オイルポンプから吐出された圧
油をステアリングホイール′の転舵状態に応じて左右の
油圧室に切換え供給する圧力制御弁と、を備えた動力舵
取装置において、前記ステアリングホイールの転舵速度
を検出する転舵速度検出手段と、オイルポンプの吐出流
量を制御する制御手段と、を設け、転舵速度検出手段か
らの出力信号に基づいてオイルポンプの吐出量を制御す
るようにしたことを特徴とするものである。
(作用)
本発明では、転舵速度検出手段からの出力信号に基づい
てオイルポンプの吐出流量が制御される。
てオイルポンプの吐出流量が制御される。
したがって、アシスト油圧が大きい据切り時等において
ステアリングホイールの転舵速度が小さい場合にオイル
ポンプから吐出される圧油量が減少され、圧力制御弁の
絞り部を通過する圧油量が減少される。この結果、絞り
部でキャビテーションが発生するのが抑制され、ステア
リングホイールの放射騒音が抑制される。
ステアリングホイールの転舵速度が小さい場合にオイル
ポンプから吐出される圧油量が減少され、圧力制御弁の
絞り部を通過する圧油量が減少される。この結果、絞り
部でキャビテーションが発生するのが抑制され、ステア
リングホイールの放射騒音が抑制される。
(実施例)
以下、本発明を図面に基づいて説明する。
第1〜5図は本発明に係る動力舵取装置の第1実施例を
示す図である。
示す図である。
まず、構成を説明する。なお、本実施例は従来例と同一
部分には同一番号を付して説明を省略する。第1.2図
において、パワーステアリングギヤ1は前輪操舵系に設
けられており、図示しないピストンによって区画された
左右の油圧室を有するパワーシリンダと、オイルポンプ
3とパワーシリンダの間に介装され、左右の油圧室に供
給される圧油をステアリングホイールの転舵状態に応じ
てパワーシリンダの左右の油圧室に切換え供給する圧力
制御弁2等、を含んで構成されている。また、オイルポ
ンプ3はソレノイドバルブ10、ベーンポンプ11、可
変オリフィス12およびフローコントロールバルブ13
から構成されている。可変オリフィス12はソレノイド
バルブ10に接続されており、ソレノイドバルブ10は
コントロールユニット21からの出力信号に基づいてオ
リフィス12の流路を可変させる。コントロールユニッ
ト21は図示しないエンジン回転数センサに接続されて
おり、回転数センサからの出力信号に基づいてソレノイ
ドバルブ10に信号を出力する。フローコントロールバ
ルブ13はベーンポンプ10から吐出された圧油を負荷
の状態に拘らず一定流量で吐出するように制御するよう
になっている。
部分には同一番号を付して説明を省略する。第1.2図
において、パワーステアリングギヤ1は前輪操舵系に設
けられており、図示しないピストンによって区画された
左右の油圧室を有するパワーシリンダと、オイルポンプ
3とパワーシリンダの間に介装され、左右の油圧室に供
給される圧油をステアリングホイールの転舵状態に応じ
てパワーシリンダの左右の油圧室に切換え供給する圧力
制御弁2等、を含んで構成されている。また、オイルポ
ンプ3はソレノイドバルブ10、ベーンポンプ11、可
変オリフィス12およびフローコントロールバルブ13
から構成されている。可変オリフィス12はソレノイド
バルブ10に接続されており、ソレノイドバルブ10は
コントロールユニット21からの出力信号に基づいてオ
リフィス12の流路を可変させる。コントロールユニッ
ト21は図示しないエンジン回転数センサに接続されて
おり、回転数センサからの出力信号に基づいてソレノイ
ドバルブ10に信号を出力する。フローコントロールバ
ルブ13はベーンポンプ10から吐出された圧油を負荷
の状態に拘らず一定流量で吐出するように制御するよう
になっている。
一方、オイルポンプ3の吐出側通路22とパワーステア
リングギヤ1の圧力制御弁2の間には圧力センサ23が
設けられており、この圧力センサ23はオイルポンプ3
とパワーステアリングギヤ1の圧力制御弁2の間の圧油
の圧力を検出し、この検出信号をコントロールユニット
21に出力する。コントロールユニット21は圧力セン
サ23からの検出情報に基づいて後述する制御プログラ
ムに基づいてステアリングホイール9の転舵速度を演算
してソレノイドバルブ10に信号を出力する。すなわち
、ステアリングホイール9を大きく転舵すると圧力制御
弁2の絞り部の絞り量が大きくなるため、パワーシリン
ダの左右の油圧室の何れか一方に供給される圧油量が増
大してアシスト油圧が増大する。
リングギヤ1の圧力制御弁2の間には圧力センサ23が
設けられており、この圧力センサ23はオイルポンプ3
とパワーステアリングギヤ1の圧力制御弁2の間の圧油
の圧力を検出し、この検出信号をコントロールユニット
21に出力する。コントロールユニット21は圧力セン
サ23からの検出情報に基づいて後述する制御プログラ
ムに基づいてステアリングホイール9の転舵速度を演算
してソレノイドバルブ10に信号を出力する。すなわち
、ステアリングホイール9を大きく転舵すると圧力制御
弁2の絞り部の絞り量が大きくなるため、パワーシリン
ダの左右の油圧室の何れか一方に供給される圧油量が増
大してアシスト油圧が増大する。
そして、アシスト油圧の上昇速度はステアリングホイー
ル9の転舵速度に比例するため、コントロールユニット
21は圧力センサ23によって検出される圧力値の時間
変化(圧力上昇速度)からステアリングホイール9の転
舵速度を演算する。上述した圧力センサ23とコントロ
ールユニット21はステアリングホイール9の転舵速度
を検出する転舵速度検出手段を構成する。
ル9の転舵速度に比例するため、コントロールユニット
21は圧力センサ23によって検出される圧力値の時間
変化(圧力上昇速度)からステアリングホイール9の転
舵速度を演算する。上述した圧力センサ23とコントロ
ールユニット21はステアリングホイール9の転舵速度
を検出する転舵速度検出手段を構成する。
第3図は油圧特性を示す図であり、−軽鎖線は従来据切
り時にオイルポンプ3が吐出している大流量の状態でオ
イルポンプ3の吐出圧油量を制御せずにステアリングホ
イール9を操舵した場合の油圧特性であり、実線は小流
量の状態で吐出圧油量を制御せずに操舵した場合の油圧
特性である。
り時にオイルポンプ3が吐出している大流量の状態でオ
イルポンプ3の吐出圧油量を制御せずにステアリングホ
イール9を操舵した場合の油圧特性であり、実線は小流
量の状態で吐出圧油量を制御せずに操舵した場合の油圧
特性である。
また、破線は本実施例における油圧特性を示す図であり
、操舵トルクの小さい側では大流量で、操舵トルクの大
きい据切り時には小流量になっており、ソレノイドバル
ブ10によりこの大流量および小流量の間でオイルポン
プ3から吐出される圧油を連続的に減少させる。また、
第4図は本実施例の制御による圧力変化に対する流量変
化を示しており、実線はステアリングホィール90転舵
速度の小さい場合でアシスト油圧が高くなると連続的に
オイルポンプ3の吐出圧油量が減少したことを示し、破
線はステアリングホィール90転舵速度が大きい場合で
流量の制御は行われない。
、操舵トルクの小さい側では大流量で、操舵トルクの大
きい据切り時には小流量になっており、ソレノイドバル
ブ10によりこの大流量および小流量の間でオイルポン
プ3から吐出される圧油を連続的に減少させる。また、
第4図は本実施例の制御による圧力変化に対する流量変
化を示しており、実線はステアリングホィール90転舵
速度の小さい場合でアシスト油圧が高くなると連続的に
オイルポンプ3の吐出圧油量が減少したことを示し、破
線はステアリングホィール90転舵速度が大きい場合で
流量の制御は行われない。
次に、作用を説明する。
第5図はコントロールユニット21で実行される制御プ
ログラムであり、このプログラムに基づいて説明する。
ログラムであり、このプログラムに基づいて説明する。
まず、車両の低速走行時または据切り状態でステアリン
グホイール9の転舵速度が小さい場合には、ステアリン
グホイール9を切り始める操舵トルクおよびアシスト油
圧の小さい領域では圧力制御弁2の絞り部がステアリン
グホイール9の転舵状態に応じて絞られるとともに、オ
イルポンプ3から吐出される油圧が大きくなり、パワー
シリンダにはステアリングホイール9の転舵量に応した
圧油が供給され、通常の操舵が行われる。さらに、ステ
アリングホイール9の切り増しを行うと圧力制御弁2を
介してパワーシリンダに供給される油圧が増大する。こ
のとき、圧力センサ23はオイルポンプ3の吐出側通路
22と圧力制御弁2の間の油圧力を検出しているため、
この検出情報をコントロールユニット21に出力する。
グホイール9の転舵速度が小さい場合には、ステアリン
グホイール9を切り始める操舵トルクおよびアシスト油
圧の小さい領域では圧力制御弁2の絞り部がステアリン
グホイール9の転舵状態に応じて絞られるとともに、オ
イルポンプ3から吐出される油圧が大きくなり、パワー
シリンダにはステアリングホイール9の転舵量に応した
圧油が供給され、通常の操舵が行われる。さらに、ステ
アリングホイール9の切り増しを行うと圧力制御弁2を
介してパワーシリンダに供給される油圧が増大する。こ
のとき、圧力センサ23はオイルポンプ3の吐出側通路
22と圧力制御弁2の間の油圧力を検出しているため、
この検出情報をコントロールユニット21に出力する。
そして、コントロールユニット21はステップPIにお
いて圧力センサ23の検出情報に基づいて操舵トルクお
よびアシスト油圧が第3.4図のA点(油圧Pa)を越
えたと判断したときにステップP2に進み、P2におい
て圧力センサ23によって検出された圧力値の時間的変
化が比較的短いもの(規定値よりも小さい)と判断する
とステップP3に進み、ソレノイドバルブ10に可変オ
リイス12の流路を絞るための信号を出力する。このた
め、オイルポンプ3から吐出される圧油の量が第3図の
破線および第4図の実線で示すように連続的に減少する
。この結果、据切り時等にパワーシリンダに高いアシス
ト油圧が供給され、かつオイルポンプ3の吐出流量が減
少しているため、圧力制御弁2の絞り部を通過する圧油
量が少なくなり、キャビテーションの発生量が低減され
てステアリングホイール9の放射騒音が低減される。
いて圧力センサ23の検出情報に基づいて操舵トルクお
よびアシスト油圧が第3.4図のA点(油圧Pa)を越
えたと判断したときにステップP2に進み、P2におい
て圧力センサ23によって検出された圧力値の時間的変
化が比較的短いもの(規定値よりも小さい)と判断する
とステップP3に進み、ソレノイドバルブ10に可変オ
リイス12の流路を絞るための信号を出力する。このた
め、オイルポンプ3から吐出される圧油の量が第3図の
破線および第4図の実線で示すように連続的に減少する
。この結果、据切り時等にパワーシリンダに高いアシス
ト油圧が供給され、かつオイルポンプ3の吐出流量が減
少しているため、圧力制御弁2の絞り部を通過する圧油
量が少なくなり、キャビテーションの発生量が低減され
てステアリングホイール9の放射騒音が低減される。
次いで、車両の低速走行時または据切り状態でステアリ
ングホイール9の転舵速度が大きい場合には、圧力制御
弁2からパワーシリンダに供給される圧油量が急激に増
大する。このとき、圧力センサ23は圧力値の時間的変
化が比較的大きい信号をコントロールユニット21に出
力するため、コントロールユニット21はステップP1
においてアシスト油圧がPaよりも大きいものと判断し
て、ステップP2に進んだときにステアリングホイール
9の転舵速度が大きいものと判断してステップP。
ングホイール9の転舵速度が大きい場合には、圧力制御
弁2からパワーシリンダに供給される圧油量が急激に増
大する。このとき、圧力センサ23は圧力値の時間的変
化が比較的大きい信号をコントロールユニット21に出
力するため、コントロールユニット21はステップP1
においてアシスト油圧がPaよりも大きいものと判断し
て、ステップP2に進んだときにステアリングホイール
9の転舵速度が大きいものと判断してステップP。
に進まない。このため、アシスト油圧が第3.4図のA
点を越えてもソレノイドバルブ10に圧油の流量を減少
させる信号を出力しない。このため、オイルポンプ3か
ら吐出される圧油量は第4図の破線で示すように変化す
る。したがって、急転舵時にオイルポンプ3の吐出量が
不足して転舵中に急にステアリングホイール9が重たく
なって操舵感が悪化するのを防止することができる。
点を越えてもソレノイドバルブ10に圧油の流量を減少
させる信号を出力しない。このため、オイルポンプ3か
ら吐出される圧油量は第4図の破線で示すように変化す
る。したがって、急転舵時にオイルポンプ3の吐出量が
不足して転舵中に急にステアリングホイール9が重たく
なって操舵感が悪化するのを防止することができる。
次いで、転舵初期はステアリングホィール90転舵速度
が小さく、切込み中に転舵速度が大きくなるようにした
場合には、コントロールユニット21はアシスト圧力の
上昇速度が大きくなるまで圧油の吐出量を減少し、上昇
速度が太き(なると吐出量が大きくなるような信号をソ
レノイドバルブ10に出力する。このため、ステアリン
グホイール9の転舵速度に応じた圧油量がパワーシリン
ダに供給される。
が小さく、切込み中に転舵速度が大きくなるようにした
場合には、コントロールユニット21はアシスト圧力の
上昇速度が大きくなるまで圧油の吐出量を減少し、上昇
速度が太き(なると吐出量が大きくなるような信号をソ
レノイドバルブ10に出力する。このため、ステアリン
グホイール9の転舵速度に応じた圧油量がパワーシリン
ダに供給される。
次いで、高速走行時にステアリングホイール9を転舵し
た場合には、はとんどの走行状態において第3.4図の
A点よりも低いアシスト油圧が使用されるため、上述し
たような制御は行われず通常のパワーアシストが行われ
る。
た場合には、はとんどの走行状態において第3.4図の
A点よりも低いアシスト油圧が使用されるため、上述し
たような制御は行われず通常のパワーアシストが行われ
る。
このように本実施例では、圧力センサ23からの検出情
報に基づいてオイルポンプ3の吐出流量を制御している
ため、アシスト油圧が大きい据切り時等においてステア
リングホイール9の転舵速度が小さい場合にオイルポン
プ3から吐出される圧油量を減少して、圧力制御弁2の
絞り部を通過する圧油量を減少させることができる。こ
のため、絞り部でキャビテーションが発生するのを抑制
することができ、ステアリングホイールの放射騒音を抑
制することができる。
報に基づいてオイルポンプ3の吐出流量を制御している
ため、アシスト油圧が大きい据切り時等においてステア
リングホイール9の転舵速度が小さい場合にオイルポン
プ3から吐出される圧油量を減少して、圧力制御弁2の
絞り部を通過する圧油量を減少させることができる。こ
のため、絞り部でキャビテーションが発生するのを抑制
することができ、ステアリングホイールの放射騒音を抑
制することができる。
第6.7図は本発明に係る動力舵取装置の第2実施例を
示す図であり、第1実施例と同一部分には同一番号を付
して説明を省略する。
示す図であり、第1実施例と同一部分には同一番号を付
して説明を省略する。
本実施例では第6図に示すように可変オリフィス12と
圧力センサ23の間にオリフィス挿入手段31を設けた
ものである。この挿入手段31は可変オリフィス12と
パワーステアリングギヤ1を連通ずる連通位置31aお
よび可変オリフィス12とパワーステアリングギヤ1を
オリフィスを介して連通ずる連通位置31bを有してい
る。この挿入手段31はコントロールユニット21に接
続されており、このユニット21に格納された後述する
制御プログラムに基づいて切換位置が可変されるように
なっている。
圧力センサ23の間にオリフィス挿入手段31を設けた
ものである。この挿入手段31は可変オリフィス12と
パワーステアリングギヤ1を連通ずる連通位置31aお
よび可変オリフィス12とパワーステアリングギヤ1を
オリフィスを介して連通ずる連通位置31bを有してい
る。この挿入手段31はコントロールユニット21に接
続されており、このユニット21に格納された後述する
制御プログラムに基づいて切換位置が可変されるように
なっている。
第7図はコントロールユニット21で実行される制御プ
ログラムを説明するフローチャートである。
ログラムを説明するフローチャートである。
まず、ステップP、でアシスト油圧がA点に示すアシス
ト油圧Paを越えているか否かを判別し、越えていない
場合には据切り状態でないものと判断してステップPZ
、P3に進み、オリフィス挿入手段31およびソレノイ
ドバルブ10に信号を送信しない。このため、挿入手段
31は切換位置31aに位置するとともにポンプ3の吐
出量が大きくなるため、通常のパワーアシストが行われ
る。一方、ステップP1でアシスト油圧がA点に示すP
aを越えている場合には据切り状態であるものと判断し
、ステップP4に進み挿入手段31に信号を出力する。
ト油圧Paを越えているか否かを判別し、越えていない
場合には据切り状態でないものと判断してステップPZ
、P3に進み、オリフィス挿入手段31およびソレノイ
ドバルブ10に信号を送信しない。このため、挿入手段
31は切換位置31aに位置するとともにポンプ3の吐
出量が大きくなるため、通常のパワーアシストが行われ
る。一方、ステップP1でアシスト油圧がA点に示すP
aを越えている場合には据切り状態であるものと判断し
、ステップP4に進み挿入手段31に信号を出力する。
このため、挿入手段31は連通位置31bに切換えられ
る。次いで、ステップP5に進み、圧力センサ23から
の検出情報に基づいてアシスト油圧の上昇速度が規定値
よりも大きいか否かを判別し、規定値よりも大きいとき
にはステアリングホイールの回転速度が大きいものと判
断してステップP6に進み、ソレノイドバルブ10に流
量を減少する信号を出力しない。一方、規定値よりも小
さいときにはステアリングホイールの回転速度が小さい
ものと判断してステップP7に進み、ソレノイドバルブ
10に流量を減少する信号を出力する。このため、オイ
ルポンプ3の吐出量がステアリングホイールの転舵速度
に応じて急激に変化したり、圧油が振動する場合でも可
変オリフィス12の出口にオリフィスが挿入されるので
、パワーシリンダに供給される圧油量の時間的変化が緩
やかになり、第1実施例と同様の効果に加えて流量変化
による操舵違和感を緩和することができるという効果が
得られる。
る。次いで、ステップP5に進み、圧力センサ23から
の検出情報に基づいてアシスト油圧の上昇速度が規定値
よりも大きいか否かを判別し、規定値よりも大きいとき
にはステアリングホイールの回転速度が大きいものと判
断してステップP6に進み、ソレノイドバルブ10に流
量を減少する信号を出力しない。一方、規定値よりも小
さいときにはステアリングホイールの回転速度が小さい
ものと判断してステップP7に進み、ソレノイドバルブ
10に流量を減少する信号を出力する。このため、オイ
ルポンプ3の吐出量がステアリングホイールの転舵速度
に応じて急激に変化したり、圧油が振動する場合でも可
変オリフィス12の出口にオリフィスが挿入されるので
、パワーシリンダに供給される圧油量の時間的変化が緩
やかになり、第1実施例と同様の効果に加えて流量変化
による操舵違和感を緩和することができるという効果が
得られる。
(効果)
本発明によれば、転舵速度検出手段からの出力信号に基
づいてオイルポンプの吐出流量を制御しているので、ア
シスト油圧が大きい据切り時等においてステアリングホ
イールの転舵速度が小さい場合にオイルポンプから吐出
される圧油量を減少させて圧力制御弁の絞り部を通過す
る圧油量を減少させることができる。この結果、絞り部
でキャビテーションが発生するのを抑制することができ
、ステアリングホイールの放射騒音を抑制することがで
きる。
づいてオイルポンプの吐出流量を制御しているので、ア
シスト油圧が大きい据切り時等においてステアリングホ
イールの転舵速度が小さい場合にオイルポンプから吐出
される圧油量を減少させて圧力制御弁の絞り部を通過す
る圧油量を減少させることができる。この結果、絞り部
でキャビテーションが発生するのを抑制することができ
、ステアリングホイールの放射騒音を抑制することがで
きる。
第1〜5図は本発明に係る動力舵取装置の第1実施例を
示す図であり、第1図はその構成図、第2図はその油圧
回路図、第3図はその油圧特性を示す特性図、第4図は
その流量特性を示す特性図、第5図はそのコントロール
ユニットで実行されるプログラムのフローチャート、第
6.7図は本発明に係る動力舵取装置の第2実施例を示
す図であり、第6図はその油圧回路図、第7図はそのコ
ントロールユニットで実行されるプログラムのフローチ
ャート、第8図は従来の動力舵取装置の構成図である。 2・・・・・・圧力制御弁、 3・・・・・・オイルポンプ、 9・・・・・・ステアリングホイール、10・・・・・
・ソレノイドバルブ(制御手段)、21・・・・・・コ
ントロールユニット(転舵状B検出手段) 23・・・・・・圧力センサ(転舵状態検出手段)。
示す図であり、第1図はその構成図、第2図はその油圧
回路図、第3図はその油圧特性を示す特性図、第4図は
その流量特性を示す特性図、第5図はそのコントロール
ユニットで実行されるプログラムのフローチャート、第
6.7図は本発明に係る動力舵取装置の第2実施例を示
す図であり、第6図はその油圧回路図、第7図はそのコ
ントロールユニットで実行されるプログラムのフローチ
ャート、第8図は従来の動力舵取装置の構成図である。 2・・・・・・圧力制御弁、 3・・・・・・オイルポンプ、 9・・・・・・ステアリングホイール、10・・・・・
・ソレノイドバルブ(制御手段)、21・・・・・・コ
ントロールユニット(転舵状B検出手段) 23・・・・・・圧力センサ(転舵状態検出手段)。
Claims (3)
- (1)前輪操舵系に設けられ、内部に形成された左右の
油圧室にオイルポンプから吐出された圧油が供給される
ことにより操舵力をアシストするパワーシリンダと、オ
イルポンプとパワーシリンダの間に介装され、オイルポ
ンプから吐出された圧油をステアリングホイールの転舵
状態に応じて左右の油圧室に切換え供給する圧力制御弁
と、を備えた動力舵取装置において、前記ステアリング
ホイールの転舵速度を検出する転舵速度検出手段と、オ
イルポンプの吐出流量を制御する制御手段と、を設け、
転舵速度検出手段からの出力信号に基づいてオイルポン
プの吐出量を制御するようにしたことを特徴とする動力
舵取装置。 - (2)前記オイルポンプの吐出側通路と圧力制御弁の間
に圧力センサを設け、該圧力センサの検出情報に基づい
てステアリングホイールの転舵速度を求めるようにした
ことを特徴とする請求項第1記載の動力舵取装置。 - (3)前記オイルポンプの吐出側通路にコントロールユ
ニットからの出力信号に基づいてオリィフィスを挿入す
るオリフィス挿入手段を設け、オイルポンプの吐出流量
の減少時に吐出側通路中にオリフィスを挿入することを
特徴とする請求項第1記載の動力舵取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12890690A JPH0424169A (ja) | 1990-05-18 | 1990-05-18 | 動力舵取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12890690A JPH0424169A (ja) | 1990-05-18 | 1990-05-18 | 動力舵取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0424169A true JPH0424169A (ja) | 1992-01-28 |
Family
ID=14996288
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12890690A Pending JPH0424169A (ja) | 1990-05-18 | 1990-05-18 | 動力舵取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0424169A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20050069262A (ko) * | 2003-12-31 | 2005-07-05 | 현대자동차주식회사 | 히스 소음 방지용 차량의 동력 조향장치 |
-
1990
- 1990-05-18 JP JP12890690A patent/JPH0424169A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20050069262A (ko) * | 2003-12-31 | 2005-07-05 | 현대자동차주식회사 | 히스 소음 방지용 차량의 동력 조향장치 |
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