JPH04239469A - サスペンションパッケージ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、フレームと該フレーム
を横切って張設されるハンモックとを備えた形式の改善
されたサスペンションパッケージ（懸架パッケージ）に
関し、より詳しくは、保護すべき物品の梱包及び解包が
容易でありかつ物品の優れた保護が行えるサスペンショ
ンパッケージに関する。

【０００２】

【従来の技術】上記形式のサスペンションパッケージは
従来技術においても良く知られている。Ｌｕｒａｙ　　
の米国特許第４，６０６，４６０　号、第４，６０６，
４５９　号及び第３，８５３，２２０　号（これらは全
て、本発明の譲受人に譲渡されている）には、幾つかの
有効なサスペンションパッケージが開示されている。こ
れらの米国特許に開示されているように、保護すべき物
品はハンモックに包まれ、該ハンモックの両端部は、フ
レームに枢着されたそれぞれのパネルに連結される。パ
ネルが外方に枢動するとハンモックが引っ張られ、該ハ
ンモック内の物品がフレーム内で懸架される。フレーム
は別体の容器内に入れてもよいし、或いはフレーム自体
が容器の一部を形成するようにしてもよい。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、全体
としてはＬｕｒａｙ　の上記米国特許に示された形式の
サスペンションパッケージであって、使用及び製造が容
易で、梱包された物品に優れた保護を与えることができ
る改善されたサスペンションパッケージを提供すること
にある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】以下に述べる詳細な説明
から明らかになるであろうが、本発明は従来のサスペン
ションパッケージに多数の改良を加えることにある。こ
れらの改良は組み合わせて用いるのが好ましいけれども
、各改良を別個に用いることもでき、各改良は独立した
有用性を有している。本発明による改良は、次のような
領域にグループ化することができる。

【０００５】適正な補強を行わないと、使用中にフレー
ムの端パネルに曲がりや捩れが生じ、このため、ハンモ
ックから張力が除去されたり梱包された物品が損傷を受
けたりすることが判明している。本発明の第１の特徴は
、ハンモックにより端パネルに加えられる張力により端
パネルが互いに内方に移動することを防止するため、フ
レームの端パネルに連結される補強手段に関するもので
ある。この第１の特徴により、端パネルの曲がりに関す
る問題が解決される。また、物品をハンモックに入れる
とき又はハンモックから取り出すときに、不意に物品を
落としても物品が損傷を受けないように保護する安全ネ
ットをハンモックの下に設けるのが好ましい。フレーム
は、使用前に保管できるように折畳みできることが好ま
しい。また、補強手段はフレームの折畳み可能性を損な
わないものが好ましい。

【０００６】本発明の第２の特徴は、輸送中にハンモッ
クの長さ方向に沿って物品が軸線方向に変位するという
問題に関するものである。物品がハンモックの一方の極
端位置に移動してしまうと損傷を受けることがある。こ
の問題を解決するため、本発明では、ハンモックが横方
向に拡がることを拘束しかつハンモック内での物品のセ
ンタリングを向上させる締付け装置が設けられている。 この締付け装置によれば、長さが異なる一定範囲の物品
に対して所与のフレーム及びハンモックを使用できると
いう別の利点も得られる。本発明の締付け装置によれば
、比較的大きなハンモック内で、小さな物品が過度に移
動することを抑えることができる。

【０００７】本発明の第３の特徴は、サスペンションパ
ッケージの受取り人が、容器からフレームを容易に取り
出せるようにすることにある。サスペンションパッケー
ジに不馴れな人には、ハンモックから物品を取り出す前
に、フレームを容器から取り出すべきことを直ぐには理
解できないかもしれない。従って、物品を直接掴んで物
品又はハンモックを引き出す傾向がある。このような操
作は概して逆効果になり、ハンモックに大きな張力を加
えると容器内のフレームにくさび作用が生じてしまう。 この問題を解決するため、本発明によれば、ハンモック
とは独立して容器からフレームを持ち上げる手段を備え
た改善されたフレームが提供される。この持ち上げ手段
は、ハンモックの上方でフレームの側部に跨がっていて
把持可能な面を構成するスパン手段を有している。この
構成により、ハンモック及び物品は、或る程度まで視界
から隠れてしまう。このスパン手段には、容器からフレ
ームを取り出すにはスパン手段を持ち上げるべき旨をの
ユーザ向けの注意書きを印刷しておくのが好ましい。ま
た、持ち上げを容易にするため、スパン手段にハンドル
（把手）を設けることもできる。

【０００８】本発明の第４の特徴は、特に不馴れな人に
とって、ハンモックへの物品のローディング（取付け）
及びアンローディング（取出し）が比較的困難であると
いう問題の解決にある。物品のローディング及びアンロ
ーディングを容易にする改善を行うため、本発明によれ
ば、ハンモックが固定されるフラップが、選定された位
置を超えて内方に枢動することを防止する手段が提供さ
れる。フラップが過度に内方に枢動しないようにするこ
とにより、ハンモックは、物品のローディングが容易に
行える位置に維持される。

【０００９】ローディングの容易性を向上させる本発明
の他の特徴として、ハンモックを、その上部に心出しさ
れたハンモックへの開口部を残しているけれどもきちん
と折り畳まれた状態にハンモックの両端部をテーパさせ
る二重ファンフォルド（ｄｏｕｂｌｅ　ｆａｎ　ｆｏｌ
ｄ）の形態に折り畳み、フレームへのハンモックの取付
けを容易にするのが好ましい。ハンモックについてのこ
の構成は、ハンモックにベローズ形の拡大能力を与え、
ハンモックが広範囲のサイズの物品を収容する能力を高
めることもできる。

【００１０】従来技術についての他の潜在的な問題とし
て、ハンモックをフレームに固定する方法に関するもの
がある。これまでにも、接着剤によるものやスパイク構
造等の種々のものが示唆されている。接着剤によるもの
は壊れ易く、スパイクによるものはハンモックに大きな
局部荷重が作用する。ハンモックがフレームから緩んで
しまわないようにするため、本発明では、ハンモックを
フレームに固定する改善された構造が提供され、この構
造では、ハンモックの両端部が２つのパネル間で所定位
置に保持される。両パネルはハンモックをグリップして
保持力を拡散し、ハンモックに作用する局部的な力を低
減させる。両パネルを一体に固定しかつ引っ張りパネル
をハンモック引っ張り位置に固定するのに、両頭ファス
ナ（緊締具）を用いることができる。以下に説明する実
施例は、既取付け形のハンモックのもつ全ての長所（す
なわち、使用が容易で、ハンモックの長さを正確に調節
できるという長所）を備えているけれども、使用前の保
管のために折り畳んでおくこともできる。

【００１１】本発明の上記特徴を全て用いれば、ローデ
ィング及びアンローディングが容易で、懸架された物品
に対する優れた保護が得られる顕著に改善されたサスペ
ンションパッケージが構成される。また、これらの特徴
のうちの任意の１つ以上の特徴を用いて、従来のサスペ
ンションパッケージを改善することができる。

【００１２】

【実施例】本発明自体及び本発明の他の目的及び利点は
、添付図面に関連して述べる以下の詳細な説明により最
も良く理解されるであろう。図１〜図７及び図１１〜図
１２には、本発明のサスペンションパッケージの第１の
好ましい実施例１０の種々の形態が示されている。この
サスペンションパッケージ１０は容器１２を有しており
、該容器１２は図１に示すように６面体容器で構成する
ことができる。本発明の他の実施例については、４面ス
リーブを含む他の形式の容器が適していることを理解す
べきである。また、本発明の幾つかの適用例では、容器
を全く必要としないものもある。

【００１３】図１に示すように、容器１２はフレーム１
４を受け入れることができるサイズを有している。この
実施例では、フレーム１４は段ボールを折り曲げて作っ
たものであり、１対のテンソルフラップ１６を有してい
る。各テンソルフラップ１６は、折り曲げ線の箇所にお
いて、フレーム１４の端パネル１８の各々にヒンジ止め
されている。両方の端パネル１８は側パネル２０により
相互連結されており、パネル１８、２０は４面スリーブ
を形成している。別の実施例として、単一の容器のサイ
ズを、複数のフレームを受け入れることができる大きさ
にすることもできる。

【００１４】ハンモック２２は、その各端部が各テンソ
ルフラップ１６に固定されており、ハンモック２２は物
品Ｐを保持できる寸法を有している。両テンソルフラッ
プ１６が互いに近付き合うように内方に枢動されている
ときには（図５、図６）、ハンモック２２に作用する張
力が弛緩し、ハンモック２２内への物品Ｐの挿入及びハ
ンモック２２からの物品Ｐの取出しを行うことができる
。一方、図１及び図７に示すようにテンソルフラップ１
６が外方に枢動されているときには、ハンモック２２が
引っ張られた状態にあり、従って物品Ｐはフレーム１４
内に懸架されて衝撃及び振動から保護される。別の実施
例として、単一のフレームにより複数のハンモックを支
持するように構成することもできる。

【００１５】容器１２及びフレーム１４についての上記
特徴は、それら自体が本発明の一部を構成するものでは
なく、Ｌｕｒａｙ　の前掲の米国特許に開示されたもの
である。前述のように、本発明は、上記の基本的なサス
ペンションパッケージに多くの改良を施すことにあり、
これらの改良点につき以下に詳細に説明する。 端パネルの補強手段（ｂｒａｃｉｎｇ　ｍｅａｎｓ）上
記のように、ハンモック２２は、使用時には、両端パネ
ル１８の間で引っ張られている。ハンモック２２にとっ
て物品Ｐが特に重いか大きい場合、又はフレーム１４に
とってハンモック２２が特に短い場合、又は容器１２が
過大の加速度を受ける場合には、ハンモック２２に作用
する張力により、両端パネル１８が互いに近付き合う方
向に移動される。端パネル１８のうちの一方が折れ曲が
ったり裂けたりすると、該端パネル１８が内方に移動し
てハンモック２２から張力が除去され、これにより物品
Ｐが側パネル２０又は容器１２と接触するようになる。

【００１６】このような事態が生じないようにするため
、フレーム１４には、端パネル１８が内方に移動しない
ように補強する手段が設けてあり、端パネル１８が使用
時に曲がったり座屈しないようにしている。この補強手
段は、広範囲のサイズ及び重量の物品Ｐに対して信頼性
をもって機能する。フレーム１４において、この補強手
段は１対のストラット３０で構成されており、各ストラ
ット３０は、折り曲げ線３２の箇所においてそれぞれ各
側パネル２０と一体に結合されている。各ストラット３
０の各端部にはそれぞれのタブ３４が形成されており、
各端パネル１８には、タブ３４に一致するスロット３６
の対が形成されている（図１、図３）。

【００１７】使用前には、ストラット３０をそれぞれの
側パネル２０と同一平面にして、フレーム１４を折り畳
んでおくことができる。フレーム１４を拡げて図１の位
置にするとき、ストラット３０を折り曲げ線３２に沿っ
て内方に曲げ、タブ３４とスロット３６とを係合させる
。この位置において、ストラット３０は、隣接する側パ
ネル２０と共に傾斜角３８を形成する。この傾斜角３８
は鋭角が好ましい。これにより、ストラット３０の最内
方の縁部４０は、ハンモック２２の下の領域において端
パネル１８の基部から上方に配置される。

【００１８】この位置において、ストラット３０は３つ
の重要な機能を発揮する。第１の機能は、ストラット３
０が両端パネル１８の間に配置されて、端パネル１８が
内方に移動しないように補強することである。これによ
り、両端パネル１８が内方に移動して、ハンモック２２
に作用する張力を弛緩する傾向が実質的になくなる。第
２の機能は、ストラット３０がフレーム１４を直方体の
形状に保持し、両端パネル１８が側パネル２０に対して
垂直になるようにすることである。これにより、フレー
ム１４が折り畳まれて平らな形状に戻ってしまう傾向を
なくすことができ、かつ、ハンモック２２に物品Ｐをロ
ーディングして容器１２内にフレーム１４を挿入する前
に、フレーム１４に安定性をもたせることができる。第
３の機能は、ストラット３０の最内方の縁部４０がハン
モック２２の下に位置しており、かつ、両端パネル１８
の下縁部の上方に間隔を隔てて配置されることである。 このため、ハンモック２２への物品Ｐのローディング時
又はハンモック２２からの取出し時に、物品Ｐが不意に
落下するような場合に、ストラット３０が物品Ｐを受け
止める安全ネットを構成する。これにより、物品Ｐは、
フレーム１４が位置している表面と接触しないように維
持され、損傷を受けないように保護される。これらの全
ての利点は、別体部品の数を増加することなく、また、
使用前の輸送時及び保管時にフレーム１４を平らに折り
畳む可能性を損なうことなく得ることができる。

【００１９】全ての実施例において、ストラット３０を
側パネル２０に固定することは本質的なことではない。 図１８及び図１９には、単一の中央管状ストラット３０
′が設けられた別の実施例が示されている。この別の実
施例においては、端パネル１８′が下方のフラップ２４
′を備えており、該フラップ２４′は、組立て時に、図
１８に示す位置まで、端パネル１８′の内部へと上方に
折り畳まれる。下方のフラップ２４′は、ストラット３
０′の端部を受け入れるサイズのカットアウト（抜け部
分）２６′を形成する。この実施例においては、ストラ
ット３０′は、その横断面形状が矩形であり、かつ段ボ
ールで形成されている。ストラット３０′をこのように
設計することにより、該ストラット３０′を端パネル１
８′とは別体にして平らに折畳み、輸送することが可能
になる。もちろん、ストラット３０′を、円形の横断面
形状を含む他の管状にすることもできる。

【００２０】また、端パネルを補強するのに使用される
ストラット（１つ又は複数）を他の構成にすることがで
き、或る場合には、これらのストラットを端パネルに固
定するか、端パネルと側パネルとの間のコーナを横切っ
て配置することもできる。タブ３４は本質的なものでは
なく、所望ならばタブ３４を省略し、ストラット３０が
、例えばインターロッキングタブ（図示せず）のように
、それらの最内方の縁部４０で互いにインターロック（
噛み合う）するように構成することもできる。上記のよ
うに、ストラットはフレームの一体部分として形成して
もよいし、最終的な組立ての前はフレームとは別体にし
て出荷することもできる。 締付け装置 前述のように、物品Ｐの長さがハンモック２２よりかな
り短い場合には、ハンモック２２内で軸線方向に変位で
きる。この問題を解決してハンモック２２を短い物品Ｐ
及び長い物品Ｐの両方に使用できるようにするため、図
１から図７の実施例には１対の締付け装置５０が設けら
れている（図３及び図４）。これらの締付け装置５０は
、ハンモック２２の横方向の拡がりを制限して、物品Ｐ
の軸線方向の移動を制限しかつフレーム１４内での物品
Ｐのセンタリングを向上させる。

【００２１】図３及び図４に示す各締付け装置５０はパ
ネル５７を有しており、該パネル５７の上縁部にはＵ形
ノッチ５９が形成されている。パネル５７の下縁部６１
は、折り曲げ線の箇所において端パネル１８の底部に一
体に結合されている。Ｕ形ノッチ５９はハンモック２２
を横方向に閉じ込めて、ハンモック２２が物品Ｐに従っ
てそのサイズを大きく変化できる機能を向上させている
。好ましくは、パネル５７は隣接する端パネル１８に接
着により固定し、端パネル１８を補強しかつフレーム１
４の剛性を増大させる。

【００２２】従来の方法では、図１に示すテープのよう
な緊縛具（ｓｎｕｇｇｉｎｇ　ｄｅｖｉｃｅ）６０を用
いて物品Ｐの周囲にハンモック２２を密着させている。 しかしながら、テープ６０の代わりに締付け具、ベルト
及び弾性ストラップを用いることができ、また、緊縛具
と同様にフック−ループ緊締具を用いることもできる。 図８には別の締付け装置５０′が示してあり、該締付け
装置５０′は、これが物品Ｐの方向に移動することを許
容するけれども、物品Ｐから離れる方向に移動すること
は防止する方向選定手段を有している。この実施例にお
ける方向選定手段は複数の歯５２を備えており、該歯５
２はこれらの外縁部が結合されて、ハンモック２２を包
囲するサイズの環状構造を形成している。使用に際し、
これらの歯５２は、ハンモック２２の方向でかつ物品Ｐ
から離れる方向に向けられる。このように配向すると、
歯５２はハンモック２２上で摺動し、締付け装置５０′
が物品Ｐの方向に移動することは許容するが、ハンモッ
ク２２をグリップするため、締付け装置５０′と物品Ｐ
とが互いに離れる方向に移動することは防止する。この
方向選定手段の作用は、締付け装置５０′をハンモック
２２に挿通した後に、締付け装置５０′が物品Ｐに当接
する位置に移動することは許容する。

【００２３】図９及び図１０には、締付け装置として使
用できる別の形態が示されている。図９に示す締付け装
置５０″は長い部材５４を有しており、該部材５４はヒ
ンジ軸線５６に沿って枢動しかつラッチ５８により閉鎖
位置にラッチされるようになっている。図１０に示す締
付け装置５０′″は、ラッチ５８′を備えた長い部材５
４′を有している。ラッチ５８′には、凹部６２を備え
たキー孔形開口部６０が形成されている。長い部材５４
′が、ハンモック２２の周囲でキー孔形開口部６０内に
ひとたび挿通されると、凹部６２内に移動して所定位置
にラッチされる。 ハンモックのローディング時及びアンローディング時の
補助 Ｌｕｒａｙ　の米国特許に開示されたサスペンションパ
ッケージにおいては、テンソルフラップは自由に内方に
折り畳むことができるようになっている。このため、ハ
ンモックが緩くなり過ぎてローディングを困難にしたり
、物品のローディング時に、フレームが載るべき表面に
物品が接触してしまう。

【００２４】この問題を解決するため、フレーム１４に
テンソルフラップ１６が設けられており、各テンソルフ
ラップ１６が内側部分７０及び外側部分７２を備えてい
る（図５〜図７）。内側部分７０は折り曲げ線７４の箇
所でそれぞれの端パネル１８に固定されており、外側部
分７２は折り曲げ線７６の箇所でそれぞれの内側部分７
０に固定されている。以下に詳細に説明するように、こ
れらの内側部分７０及び外側部分７２は協働して、これ
らの間にハンモック２２の端部を固定する。

【００２５】図１に最も良く示すように、内側部分７０
は端パネル１８と同一片を打ち抜くことにより形成され
、このため、該内側部分７０の幅は端パネル１８に形成
されるノッチ７８の幅と実質的に同じである。外側部分
７２の幅は内側部分７０の幅より大きく、外側部分７２
の両側部はタブ８０を形成している。これらのタブ８０
は、これらがノッチ７８を通過できない寸法を有してお
り、このため、テンソルフラップ１６が、端パネル１８
により形成される平面を超えて内方に枢動することが防
止される。図３にはタブ８０が破線で示してあり、また
、タブ８０とノッチ７８の幅との間の空間的な関係が明
瞭に示されている。

【００２６】タブ８０は、テンソルフラップ１６が選定
位置を超えて内方に枢動することを防止する手段として
機能する。この選定位置において、テンソルフラップ１
６とハンモック２２との間に形成される開先角度８１は
９０°以下である。別の実施例においては、選定位置は
、ハンモックとテンソルフラップとの間の開先角度が９
０°より大きいけれども約１３５°以下になるように選
択することもできる。更に別の実施例として、タブを端
パネル１８に配置して、テンソルフラップの内方への枢
動を制限するように構成することもできる。

【００２７】図５〜図７に示すように、タブ８０により
、物品Ｐのローディング及びアンローディングが簡単化
される。最初、ハンモック２２には物品Ｐがローディン
グされておらず、図５に示す位置を占めている。物品Ｐ
をハンモック２２にローディングすると、物品Ｐの重量
によりテンソルフラップ１６が図６の位置に持ち上げら
れる。この位置は、タブ８０が、ノッチ７８の領域内で
端パネル１８と接触し、ハンモック２２の両端部が最高
位置を占める位置である。選択されたハンモック長さに
対し、タブ８０は、フレーム１４が載る表面に物品Ｐが
当接することを防止する位置にハンモック２２を保持す
る。物品Ｐのローディング及びアンローディングを更に
補助できるようにするため、側パネル２０の各々には切
抜き部８２が設けてあり、ハンモック２２及びローディ
ングされている物品Ｐの下に手を入れることができる。

【００２８】物品Ｐのローディングを更に容易にするに
は、図３に示すようにハンモック２２を折り畳むのが好
ましい。ハンモック２２は、中央部分９０と、２つの側
方部分９２と、ハンモック２２の両端部の間に延びてい
る２つの側縁部９４とを有している。図３に示すように
、各側方部分９２は、これらの側方部分９２にファンフ
ォルド（ｆａｎ　ｆｏｌｄ）又はベローズが形成される
ようにして、襞（ひだ）の配列に折り畳まれる。この構
成により、ハンモック２２が大きな物品Ｐを保持できる
ように拡がり得るだけでなく、小さな物品Ｐをも信頼性
をもって保持できるようになる。また、ハンモック２２
の両端部はきちんとギャザリングして、以下に述べるよ
うにしてテンソルフラップ１６に取り付ける。また、こ
の構成により、両側縁部９４の間でのハンモック２２の
内部への開口部を、ハンモック２２の上部で、両側方部
分９２の中央に配置することができる。これにより、ハ
ンモック２２への物品Ｐの上方からの取付け（トップロ
ーディング）が簡単になる。図１に示すように、ハンモ
ック２２は捩じられることはなく、ハンモックの両端部
と物品Ｐとの間に軸線方向の襞を形成して延びている。 ハンモックをテンソルフラップに固定する構成ハンモッ
ク２２に適正な張力を付与するには、所望の長さのハン
モック２２をテンソルフラップ１６に永久的に固定する
のが好ましいと同時に、使用前の輸送及び保管のために
はフレーム１４及びハンモック２２を平らに折り畳むこ
とができることが好ましい。ハンモック２２は、使用時
に動いたり裂けて緩んだりしないようにテンソルフラッ
プ１６に固定することが重要である。ハンモック２２と
テンソルフラップ１６との間の取付けは、外観をきちん
として、ハンモック２２に大きな局部応力が生じること
を避けるべきである。

【００２９】本発明によれば、各テンソルフラップ１６
には、内側部分７０と外側部分７２との間の折り曲げ線
７６上に位置するスロット８４が設けられている。ハン
モック２２の一端が、このスロット８４を通って内側部
分７０と外側部分７２との間の領域内に導かれる（図５
、図７）。内側部分７０及び外側部分７２は、第１端部
１０２及び第２端部１０４を備えた両頭ファスナ１００
により一体に保持される。各端部１０２、１０４にはラ
チェット突出部１０６が設けられている。内側部分７０
及び外側部分７２には整合孔が設けられており、ファス
ナ１００の第１端部１０２が、これらの整合孔及びハン
モック２２の端部に通して押し込められる。一旦組み付
けられたファスナは、ラチェト突出部１０６により所定
位置に確実に保持される。

【００３０】ファスナ１００は内側部分７０と外側部分
７２とを一体にクランプし、これらの両部分７０、７２
によりハンモック２２をグリップさせる。このようにす
れば、ハンモック２２の大きな領域にクランプ力が加え
られるため、ハンモック２２に対して局部的に作用する
引き裂き力を最小にすることができる。また、端パネル
１８には整合孔１０８が設けられており、該整合孔１０
８は、テンソルフラップ１６が図６に示すハンモック引
っ張り位置に配置されるときにファスナ１００の第２端
部１０４を受け入れることができる位置に配置されてい
る。この位置において、ファスナ１００の第２端部１０
４のラチェット突出部１０６は、ファスナ１００を端パ
ネル１８に取外し自在に固定する。また、これにより、
フレーム１４を容器１２から取り出すときに、テンソル
フラップ１６が内方に枢動してハンモック２２に作用す
る張力が低下することが防止される。このようにして、
ファスナ１００は、フラップ１６をハンモック引っ張り
位置に保持する。

【００３１】予め取り付けられるハンモック２２は、所
望レベルのクッション性及び強度、所望の帯電防止性、
色、印刷可能性及び耐火特性等の諸特性について選択さ
れた材料で作るべきである。適当な材料として、例えば
ＰＶＣ、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレン
、サーリン（Ｓｕｒｌｙｎ）　、タイベック（Ｔｙｖｅ
ｃ）及び他の同様な材料で作られた種々の網及び可撓性
フィルムがある。ハンモック２２のサイズは、フレーム
１４のサイズ内で安全に輸送できる最大の物品Ｐを完全
に包むことができるように、フレーム１４のサイズによ
り決定される。例えば、ハンモック２２のサイズは、物
品Ｐをフレーム１４の全ての側面から少なくとも２イン
チ（約５ｃｍ）　離れて維持できるように選択される。

【００３２】図３に示すハンモック２２の二重ファンフ
ォルドは、ハンモック２２の両端部をスロット８４の幅
に小さくし、該スロット８４に通すことができるように
する。ハンモック２２の長さは、テンソルフラップ１６
を図７のハンモック引っ張り位置まで閉じたときに、ハ
ンモック２２が適度にきつく引っ張られるように選択さ
れる。一般的な材料では、ハンモック２２をこの長さに
すると、図７に示すようにタブ８０が端パネル１８と接
触する位置にテンソルフラップ１６が配置されるとき、
確実にハンモック２２を緩めたり容易にローディングす
ることが可能になる。上記のように、締付け装置５０は
、ハンモック２２内での物品Ｐの軸線方向移動を低減さ
せるのに用いるのが好ましい。

【００３３】内側部分７０を折り曲げ線の箇所で外側部
分７２に連結することは本質的なものではなく、別の設
計として２つの別体の部材を用いてもよい。また、全て
の実施例に両頭ファスナ１００を用いることも本質的な
ものではなく、テープ、ステープルを含む種々の他の止
め具及び慣用的なリベットに代えることもできる。この
場合、テンソルフラップ１６を、これに形成されるタブ
（図示せず）により、図７のハンモック引っ張り位置に
保持してもよい。

【００３４】別の構成として、テンソルフラップ１６は
、図２０に示すストリップ１６０のような曲げることが
できるストリップを用いてハンモック引っ張り位置に保
持することもできる。ストリップ１６０は、テンソルフ
ラップ１６の２つの部分７０、７２の間に摩擦により保
持されて端パネル１８の下で曲げられ、テンソルフラッ
プ１６を緩めることができるように所定位置に固定する
。ストリップ１６０は金属ストリップ又は１本以上の金
属ワイヤで作り、必要ならば紙又はプラスチックの鞘で
被覆してもよい。 解包（ｕｎｐａｃｋｉｎｇ）の補助 前述のように、サスペンションパッケージ１０を受け取
る不馴れな人は、物品Ｐを取り出そうとしてハンモック
２２を掴む傾向をもつであろう。このような試みは逆効
果を招き、物品Ｐを壊してしまうかもしれない。

【００３５】この問題を解決するため、フレーム１４に
、ハンモック２２上でフレーム１４の両側に跨がるスパ
ン手段を設け、容器１２からフレーム１４を持ち上げる
のに使用できる把持面を与えている。この実施例におい
ては、スパン手段がカバー１１０を備えており、各カバ
ー１１０は、それぞれの側パネル２０と一体に形成され
ておりかつ折り曲げ線１１２の箇所で側パネル２０に連
結されている。各カバー１１０には、インターロック縁
部１１４及びスロット１１６が形成されている。図１に
示すように、物品Ｐにアクセスできるようにカバー１１
０は後方に折り曲げられるようにしてもよい。しかしな
がら、カバー１１０は、容器１２内にフレーム１４を入
れる前に図１１及び図１２に示すように互いに噛み合わ
され、従って、受取り人には、容器１２を開いたときに
噛み合わされた状態にあるカバー１１０が目に入る。 スロット１１６は、ハンモック２２に触れることなく容
器１２からフレーム１４を持ち上げるのに使用される。 カバー１１０には、適当な注意書きを印刷しておくのが
好ましい。

【００３６】図１３〜図１７には、他の形式の持ち上げ
補助を与えることができる本発明のフレームの４つの異
なる実施例が示されている。図１３の実施例においては
、側パネル１２０が折り曲げ線１２２の箇所で内方に曲
げられて、タブ−開口構造により側パネル１２０の頂部
が一体に固定されている。

【００３７】図１４の実施例は、両側パネル１３２の間
で着脱自在に固定されるコード又はリボン１３０を有し
ている。このコード又はリボン１３０は、容器からフレ
ームを持ち上げるのにユーザによりハンドルとして使用
される。図１５及び図１６には、図１３及び図１４の実
施例の特徴のうちの或るものを組み合わせた別の実施例
が示されている。この実施例においては、両側パネル１
４０が折り曲げ線１４２の箇所で内方に折り曲げられて
、物品Ｐの一部を覆っている。両側パネル１４０の最上
方部分はハンドル１４４により相互連結される。このハ
ンドル１４４は、側パネル１４０に設けられたスロット
１４８に通される端部１４６により、側パネル１４０に
対して着脱自在に固定される。図１６に最も良く示すよ
うに、ハンドル１４４はフレームに対する自然の持ち上
げ位置にあるため、ユーザは物品Ｐを掴むことが邪魔さ
れる。

【００３８】図１７は、図１３の実施例と同様な別の実
施例を示すものである。図１７の実施例においては、一
方の側パネルにスロット１５０が形成されており、該ス
ロット１５０内に嵌入されるハンドル１５２が他方の側
パネルに形成されている。図１１〜図１７に示されたこ
れらの実施例によれば、受取り人が容易に使用できるフ
レームが提供される。また、サスペンションパッケージ
に不馴れな受取り人でも、物品Ｐを掴むことなく、自然
に、容器からフレームを持ち上げて取り出すようになる
。 構造の詳細 容器１２、フレーム１４及びハンモック２２には広範囲
の種々の材料を用いることができ、本発明は特定の材料
の選択に限定されるものではない。単なる例示に過ぎな
いが、本発明の好ましい実施例を構成するには、次のよ
うな材料が適当であることが判明している。フレーム１
４は、ミューレン破裂強さ試験で２７５ポンド（約１２
５ｋｇ）　の強度をもつ段ボール紙（ｃｏｒｒｕｇａｔ
ｅｄｐａｐｅｒ）　又は段ボール（ｃｏｒｒｕｇａｔｅ
ｄ　ｂｏａｒｄ）　で作ることができ、容器１２はミュ
ーレン破裂強さ試験で２００ポンド（約９０ｋｇ）　の
強度をもつ段ボール紙又は段ボールで作ることができる
。所望ならば、容器１２の一方の表面に３ミル（約０．
０８ｍｍ）　の箔張りシートを設け、ＥＭＩ及びＲＦＩ
のようなシールド及び／又は静電気放電シールドを改善
することもできる。もちろん、フレーム１４及び容器１
２の色は所望の色を選択できるし、これらの両方共無地
のままにしてもよいし、印刷することもできる。容器１
２に大きな強度が必要な場合には、ミューレン破裂強さ
試験で２７５ポンド（約１２５ｋｇ）　の強度をもつ段
ボールパネルのような高強度材料を用いることができる
。

【００３９】上記のように、ハンモック２２には、３ミ
ル（約０．０８ｍｍ）、５ミル（約０．１３ｍｍ）　、
７ミル（約０．１８ｍｍ）　及び１０ミル（約０．２５
ｍｍ）　等の種々の厚さのプラスチックフィルムを含む
種々の材料を用いることができる。ポリウレタンフィル
ムによれば高伸延性及び高回復性が得られ、これらの性
質は種々の適用例において優れた効果を発揮する。ハン
モック２２はクリアすなわち透明なフィルムで形成する
のが好ましいけれども、必要に応じて着色フィルム、印
刷フィルム及び帯電防止フィルム等の他のフィルムを使
用することもできる。現在得られる好ましい材料の１つ
は、材料番号ＭＰ１８８０としてＪ．Ｐ．　Ｓｔｅｖｅ
ｎｓ社から市販されている厚さ５ミル（約０．１３ｍｍ
）　のフィルムである。

【００４０】もちろん、本発明の上記好ましい実施例に
は広範囲の変更を施すことができることを理解すべきで
ある。従って、上記の詳細な説明は単なる例示であって
制限的なものではないこと、及び本発明の範囲は特許請
求の範囲の記載により定められるものであることを理解
すべきである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の好ましい実施例を導入したサス
ペンションパッケージを示す分解斜視図である。

【図２】図１の組み立てられた実施例を示す斜視図であ
る。

【図３】図２の３−３線に沿う断面図である。

【図４】図２の４−４線に沿う長手方向断面図である。

【図５】、

【図６】及び

【図７】図４の平面における断面図であり、それぞれ、
最初の位置、中間位置及び引っ張り位置における一方の
テンソルパネルを示す図面である。

【図８】、

【図９】及び

【図１０】図１の実施例に用いるのに適した３種類の締
付け装置を示す図面である。

【図１１】図１の実施例のフレームを示す端面図である
。

【図１２】図１１のフレームの平面図である。

【図１３】本発明の第２の好ましい実施例のフレームを
示す斜視図である。

【図１４】本発明の第３の好ましい実施例のフレームを
示す端面図である。

【図１５】本発明の第４の好ましい実施例のフレームを
示す端面図である。

【図１６】図１５のフレームの平面図である。

【図１７】本発明の第５の好ましい実施例のフレームを
示す端面図である。

【図１８】本発明の第６の好ましい実施例の、図３の平
面における断面図である。

【図１９】図１８の実施例に含まれる管状ストラットを
示す斜視図である。

【図２０】本発明の第７の好ましい実施例を示す断面図
である。

【符号の説明】

１０　　サスペンションパッケージ １２　　容器 １４　　フレーム １６　　テンソルフラップ １８　　端パネル ２０　　側パネル ２２　　ハンモック ３０　　ストラット ３４　　タブ ３６　　スロット ５０、５０′、５０″、５０′″　　締付け装置５２　
　歯、 ５７　　パネル ５８　　ラッチ ６０　　キー孔形開口部 ７０　　テンソルフラップの内側部分 ７２　　テンソルフラップの外側部分 ７８　　ノッチ ８２　　切抜き部 １００　　両頭ファスナ １１０　　カバー １２０　　側パネル １３０　　コード（リボン） １４４　　ハンドル

Claims (33)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　２つの対向端部（１８）を備えたフレ
   ーム（１４）と、該フレーム（１４）の前記対向端部（
   １８）の間で引っ張られて、フレーム（１４）内で物品
   （Ｐ）を懸架しかつ保護するハンモック（２２）とを有
   する形式のサスペンションパッケージ（１０）において
   、前記対向端部（１８）に連結された少なくとも１つの
   補強部材（３０）であって、前記対向端部（１８）が互
   いに近づく方向に移動しないように補強し、サスペンシ
   ョンパッケージ（１０）の使用中に前記ハンモック（２
   ２）が過度に弛緩する傾向を低減させる少なくとも１つ
   の補強部材（３０）を有しており、前記ハンモック（２
   ２）から物品（Ｐ）を取り出すべく前記ハンモック（２
   ２）を配置するとき、前記少なくとも１つの補強部材（
   ３０）が物品（Ｐ）の少なくとも一部の下に配置される
   ように構成したことを特徴とするサスペンションパッケ
   ージ。
2. 【請求項２】　　前記少なくとも１つの補強部材（３０
   ）が少なくとも１つのストラット（３０）を備えており
   、該ストラット（３０）が、前記対向端部（１８）の間
   で前記ハンモック（２２）に対しほぼ平行に延びていて
   、前記対向端部（１８）が互いに近づく方向に移動しな
   いように補強することを特徴とする請求項１に記載のサ
   スペンションパッケージ。
3. 【請求項３】　　前記少なくとも１つのストラット（３
   ０）が２つのストラット（３０）からなり、各ストラッ
   ト（３０）が前記ハンモック（２２）のそれぞれの側部
   に配置されることを特徴とする請求項２に記載のサスペ
   ンションパッケージ。
4. 【請求項４】　　前記フレーム（１４）が前記対向端部
   （１８）の間に配置される１対の対向側部（２０）を更
   に備えており、前記各々のストラット（３０）が、前記
   対向側部（２０）の各々と一体になっており、折り曲げ
   線（３２）の箇所で前記対向側部（２０）に連結されて
   いることを特徴とする請求項３に記載のサスペンション
   パッケージ。
5. 【請求項５】　　前記各フラップ（３０）は、これらが
   連結されたそれぞれの側部（２０）に対して鋭角を形成
   していて、前記対向端部（１８）をそれらの中央部分で
   補強できることを特徴とする請求項４に記載のサスペン
   ションパッケージ。
6. 【請求項６】　　前記フラップ（３０）は、これらが前
   記対向端部（１８）と係合するとき、前記フレーム（１
   ４）を直方体に維持できる形状を有していることを特徴
   とする請求項４に記載のサスペンションパッケージ。
7. 【請求項７】　　前記フレーム（１４）及び前記フラッ
   プ（３０）が、使用前の保管及び輸送のために、平らに
   折り畳むことができる形状を有していることを特徴とす
   る請求項６に記載のサスペンションパッケージ。
8. 【請求項８】　　前記各フラップ（３０）には１対のタ
   ブ（３４）が形成されており、前記対向端部（１８）の
   各々には１対のスロット（３６）が形成されていて、各
   スロット（３６）が前記各タブ（３４）を受け入れて保
   持できるように配置されていることを特徴とする請求項
   ５に記載のサスペンションパッケージ。
9. 【請求項９】　　前記ストラット（３０′）が、前記ハ
   ンモック（２２）の下で該ハンモック（２２）に対して
   ほぼ平行に中心が合わされることを特徴とする請求項２
   に記載のサスペンションパッケージ。
10. 【請求項１０】　　前記ストラット（３０′）の形状が
    管状であることを特徴とする請求項９に記載のサスペン
    ションパッケージ。
11. 【請求項１１】　　前記物品（Ｐ）とフレーム（１４）
    との間で前記ハンモック（２２）と係合する少なくとも
    １つの締付け装置（５０、５０′、５０″、５０′″）
    を更に有しており、該締付け装置（５０、５０′、５０
    ″、５０′″）が前記ハンモック（２２）に沿う物品（
    Ｐ）の移動を拘束して、前記フレーム（１４）内での物
    品（Ｐ）のセンタリングを向上させることを特徴とする
    請求項１に記載のサスペンションパッケージ。
12. 【請求項１２】　　前記少なくとも１つの締付け装置（
    ５０、５０′、５０″、５０′″）が２つの締付け装置
    （５０、５０′、５０″、５０′″）からなり、各締付
    け装置（５０、５０′、５０″、５０′″）が物品（Ｐ
    ）のそれぞれの側方で前記ハンモック（２２）に配置さ
    れることを特徴とする請求項１１に記載のサスペンショ
    ンパッケージ。
13. 【請求項１３】　　前記締付け装置（５０）がパネル（
    ５７）を備えており、該パネル（５７）には、前記ハン
    モック（２２）を受け入れて該ハンモック（２２）が横
    方向に拡がることを制限するように配置されたノッチ（
    ５９）が形成されていることを特徴とする請求項１１に
    記載のサスペンションパッケージ。
14. 【請求項１４】　　前記ノッチが形成されたパネル（５
    ７）が前記フレーム（１４）の対向端部（１８）の一方
    に接着により固定され、前記フレーム（１４）の前記対
    向端部（１８）を補強することを特徴とする請求項１３
    に記載のサスペンションパッケージ。
15. 【請求項１５】　　前記パネル（５７）が前記一方の対
    向端部（１８）と一体に形成されていて、折り曲げ線の
    箇所で前記対向端部（１８）に連結されていることを特
    徴とする請求項１３に記載のサスペンションパッケージ
    。
16. 【請求項１６】　　前記ノッチ（５９）が、前記パネル
    （５７）の収斂する１対の縁部の間に形成されているこ
    とを特徴とする請求項１５に記載のサスペンションパッ
    ケージ。
17. 【請求項１７】　　前記締付け装置（５０′）が方向選
    定手段（５２）を備えており、該方向選定手段（５２）
    は、前記締付け装置（５０′）が物品（Ｐ）に向かって
    前記ハンモック（２２）に沿って移動することは許容す
    るが、物品（Ｐ）から離れる方向に前記ハンモック（２
    ２）に沿って移動することは防止し、物品（Ｐ）がハン
    モック（２２）内に配置された後は前記締付け装置（５
    ０′）により物品（Ｐ）が緊縛されることを特徴とする
    請求項１１に記載のサスペンションパッケージ。
18. 【請求項１８】　　前記締付け装置（５０′）の形状が
    環状であり、前記方向選定手段（５２）が、前記ハンモ
    ック（２２）の方向でかつ前記物品（Ｐ）から離れる方
    向に拡がることのできる歯（５２）の列を備えているこ
    とを特徴とする請求項１７に記載のサスペンションパッ
    ケージ。
19. 【請求項１９】　　前記締付け装置（５０″、５０′″
    ）の各々が、前記ハンモック（２２）を包囲できる寸法
    をもつ長い部材（５４、５４′）と、該長い部材（５４
    、５４′）に連結されていて、これを前記ハンモック（
    ２２）の周囲の所定位置に固定するラッチ（５８、６０
    ）とを備えていることを特徴とする請求項１１に記載の
    サスペンションパッケージ。
20. 【請求項２０】　　前記フレーム（１４）が容器（１２
    ）内に配置され、前記サスペンションパッケージ（１０
    ）が更に、前記フレーム（１４）の側部に固定されたス
    パン手段（１１０、１２０、１３０、１４０、１５０）
    を有しており、該スパン手段（１１０、１２０、１３０
    、１４０、１５０）が、前記ハンモック（２２）の上方
    で前記フレーム（１４）の側部に跨がるように配置され
    て、ユーザが掴むことができる形状の表面を形成し、ユ
    ーザが前記ハンモック（２２）を掴むことなく前記容器
    （１２）から前記フレーム（１４）を取り出すことがで
    きるようにしたことを特徴とする請求項１に記載のサス
    ペンションパッケージ。
21. 【請求項２１】　　前記スパン手段（１１０、１２０、
    １３０、１４０、１５０）が、前記各側部（２０）の中
    央部分と、該中央部分を前記ハンモック（２２）の上方
    で解放自在に互いに一体に固定する手段（１１０、１２
    ０、１３０、１４０、１５０）とを備えていることを特
    徴とする請求項２０に記載のサスペンションパッケージ
    。
22. 【請求項２２】　　前記各中央部分が、それぞれの側部
    （２０）の残部に関して前記ハンモック（２２）の方向
    に向かって、前記中央部分が前記ハンモック（２２）の
    少なくとも一部に跨がる架橋位置まで、内方に移動でき
    ることを特徴とする請求項２１に記載のサスペンション
    パッケージ。
23. 【請求項２３】　　前記解放自在の固定手段が、前記ハ
    ンモック（２２）の上方において前記中央部分の間で解
    放自在に固定される引っ張り部材（１３０、１４０）を
    備えていることを特徴とする請求項２１に記載のサスペ
    ンションパッケージ。
24. 【請求項２４】　　前記引っ張り部材（１４０）が、ハ
    ンドルを形成できる形状を有していることを特徴とする
    請求項２３に記載のサスペンションパッケージ。
25. 【請求項２５】　　前記解放自在の固定手段が、前記中
    央部分のインターロック縁部（１１４、１５２）を備え
    ていることを特徴とする請求項２１に記載のサスペンシ
    ョンパッケージ。
26. 【請求項２６】　　１対のテンソルフラップ（１６）を
    有しており、該テンソルフラップ（１６）の各々が、前
    記フレーム（１４）の対向端部（１８）の各々に枢動自
    在に取り付けられており、また前記テンソルフラップ（
    １６）の各々は、これらが互いに離れる方向に枢動する
    と前記ハンモック（２）を引っ張り、互いに近付き合う
    方向に枢動すると前記ハンモック（２２）に作用する張
    力を低減させるように、前記ハンモック（２２）の各端
    部に固定され、前記ハンモック（２２）と前記テンソル
    フラップ（１６）との間の開先角度が１３５°以上であ
    る選定位置を超えて、前記テンソルフラップ（１６）が
    互いに近付き合う方向に枢動することを防止する手段（
    ８０）を更に有していることを特徴とする請求項１に記
    載のサスペンションパッケージ。
27. 【請求項２７】　　前記防止手段（８０）は、前記テン
    ソルフラップ（１６）が前記選定位置にあるとき、前記
    ハンモック（２２）と前記テンソルフラップ（１６）と
    の間の開先角度が９０°を超えないように、前記各テン
    ソルフラップ（１６）が前記フレーム（１４）のそれぞ
    れの対向端部（１８）により形成される平面を超えて内
    方に枢動することを防止する手段を備えていることを特
    徴とする請求項２６に記載のサスペンションパッケージ
    。
28. 【請求項２８】　　前記防止手段（８０）が１対のタブ
    を備えており、該タブが、前記フレーム（１４）の一方
    のテンソルフラップ（１６）及び一方の対向端部（１８
    ）に取り付けられており、かつ前記フレーム（１４）の
    他方のテンソルフラップ（１６）及び他方の対向端部（
    １８）と接触できるように配置されていて、前記テンソ
    ルフラップ（１６）が、前記フレーム（１４）の前記対
    向端部（１８）により形成される平面の内方に枢動する
    ことを防止することを特徴とする請求項２６に記載のサ
    スペンションパッケージ。
29. 【請求項２９】　　前記テンソルフラップ（１６）が、
    前記フレーム（１４）の対向端部（１８）に枢着された
    内側部分（７０）と、該内側部分（７０）に枢着されて
    いて、該内側部分（７０）と面対面接触するように折り
    畳むことができる外側部分（７２）とを備えており、前
    記タブ（８０）が前記外側部分（７２）により形成され
    ていることを特徴とする請求項２８に記載のサスペンシ
    ョンパッケージ。
30. 【請求項３０】　　前記テンソルフラップ（１６）には
    、前記内側部分（７０）と外側部分（７２）との間にス
    ロット（８４）が形成されており、前記ハンモック（２
    ２）が前記スロット（８４）に挿通され、前記ハンモッ
    ク（２２）を前記テンソルフラップ（１６）に固定すべ
    く前記内側部分（７０）と外側部分（７２）とを一体に
    固定する手段（１００）を更に有していることを特徴と
    する請求項２９に記載のサスペンションパッケージ。
31. 【請求項３１】　　１対のテンソルフラップ（１６）を
    有しており、該テンソルフラップ（１６）の各々が、前
    記フレーム（１４）の対向端部（１８）の各々に枢動自
    在に取り付けられており、また前記テンソルフラップ（
    １６）の各々は、これらが互いに離れる方向に枢動する
    と前記ハンモック（２）を引っ張り、互いに近付き合う
    方向に枢動すると前記ハンモック（２２）に作用する張
    力を低減させるように、前記ハンモック（２２）の各端
    部に固定され、前記各テンソルフラップ（１６）が、前
    記フレーム（１４）の対向端部（１８）に枢着された内
    側部分（７０）と、該内側部分（７０）と面対面接触す
    る外側部分（７２）とを備えており、前記各テンソルフ
    ラップ（１６）には、前記内側部分（７０）と外側部分
    （７２）との間に開口部（８４）が形成されており、前
    記ハンモック（２２）が、各テンソルフラップ（１６）
    の前記開口部（８４）に挿通され、前記ハンモック（２
    ２）を前記テンソルフラップ（１６）に固定すべく前記
    内側部分（７０）と外側部分（７２）とを一体に固定す
    る手段（１００）を更に有していることを特徴とする請
    求項１に記載のサスペンションパッケージ。
32. 【請求項３２】　　前記ハンモック（２２）の側縁部が
    該ハンモック（２２）の上方の中央部分の近くに配置さ
    れて、ハンモック（２２）内への物品（Ｐ）の配置及び
    ハンモック（２２）からの物品（Ｐ）の取出しが容易に
    行えるようにするため、前記ハンモック（２２）は、少
    なくともその各側部の近くの部分が襞状に折り畳まれる
    ことを特徴とする請求項１に記載のサスペンションパッ
    ケージ。
33. 【請求項３３】　　前記ハンモック（２２）の各側部は
    、ハンモック（２２）の少なくとも端部の近くの部分が
    ファンフォルド状に折り畳まれていることを特徴とする
    請求項３２に記載のサスペンションパッケージ。