JPH04239065A - インクジェット記録用インク - Google Patents

インクジェット記録用インク

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Publication number
JPH04239065A
JPH04239065A JP3002266A JP226691A JPH04239065A JP H04239065 A JPH04239065 A JP H04239065A JP 3002266 A JP3002266 A JP 3002266A JP 226691 A JP226691 A JP 226691A JP H04239065 A JPH04239065 A JP H04239065A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
printing
pigment
inkjet recording
iron oxide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3002266A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroto Nakamura
中村弘人
Hiroe Niimura
新村博恵
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP3002266A priority Critical patent/JPH04239065A/ja
Publication of JPH04239065A publication Critical patent/JPH04239065A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ノズルからインク滴を
吐出させることにより印字を行うインクジェットプリン
タに用いるインクジェット記録用インクに関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録は、記録時における
静寂性と高速印字性に優れている。
【0003】また記録原理としては、インク中に浸され
ている圧力発生部材を変形させ、ノズル形成基板の内側
に存在するインクの圧力を変化させてノズルからインク
滴を吐出させることにより印字を行う方法等が知られて
いるが、本方式に用いるインク組成物としては水等を基
剤とした液体のインク組成物が用いられていた。また上
記のインク滴の非転写体への定着は、浸透、吸着、乾燥
等の接着モードによりなされていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のイ
ンク組成物では被転写体への定着性が被転写体により異
なるため、安定した印字品質が得られず印字可能な被転
写体が限定されるという問題点があった。また乾燥には
数十秒以上の時間を必要とするため、印字スピードが遅
くなってしまうという課題を有していた。
【0005】そこで本発明の目的とするところは、被転
写体への対応率が高く、種々の被転写体に対し安定した
印字品質が得られ、かつ速乾性が得られるインクジェッ
ト記録用インクを提供するところにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
記録用インクは、少なくとも顔料と非極性の絶縁性溶剤
からなるインクジェツト記録用インクにおいて、前記顔
料の平均粒径が500オングストローム以下の酸化鉄で
あることを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明のインクジェット記録用インクは印字直
後にインクが被転写体内部に浸透し定着されるため、イ
ンクが浸透できる空隙を有する被転写体であれば、いず
れも良好な印字品質が得られる。また被転写体表面にイ
ンクが残留しないため、印字後数秒で十分な耐擦過性が
得られる。かつ、インクが被転写体に到達と同時に浸透
するため、速乾性が上がり高印字スピードが可能になる
【0008】
【実施例】以下実施例と比較例により本発明を具体的に
説明する。
【0009】図1に本発明のインクジェットプリンタの
インク吐出原理の外値を模式図で示す。
【0010】図1に示したごとく圧電変換器5の変位に
より加圧されたインク2はノズル形成基板1に形成され
たノズル4より吐出し、インク滴3となり被転写体に衝
突しドットを形成する。
【0011】この吐出方法では、インクの吐出スピード
の向上が可能、また使用できるインクの自由度が広いた
め、本発明のインクを用いて瞬時にインクを被転写体内
に浸透させることが可能になる。
【0012】図2に本発明のインクジェット記録用イン
クの浸透定着原理の概念を模式図で示す。
【0013】図2(a),図2(b)に示したごとく被
転写体10に衝突したインク滴8は、毛細管現象により
図2(c),図2(d)に示すように被転写体10の内
部に浸透し、ドット9を形成する。(尚、(a)は被転
写体に衝突したインクの断面図、(b)は被転写体に衝
突したインクの上面図、(c)は被転写体に浸透したイ
ンクの断面図、(d)は被転写体に浸透したインクの上
面図を示す。
【0014】この浸透現象をより短時間で行うには、イ
ンクの表面張力がより小さく、またより低粘度であるこ
とが望ましく、具体的には表面張力50dyne/cm
(25゜C)以下、また粘度20mPa・sec(25
゜C)以下が望ましい。
【0015】次に具体的に本発明のインクジェット記録
用のインク組成物について述べる。本発明のインクジェ
ット記録用インクに用いることのできる着色材としては
、500オングストローム以下の酸化鉄顔料である。 これより酸化鉄の粒径が大きいと、分散媒体である被極
性の絶縁性溶剤との比重差がかなりあるために顔料の沈
降速度が早くなり、インク保存性がなく、インクジェッ
ト記録用インクとしては不適である。
【0016】また、本発明のインクジェット記録用イン
クに用いることのできる溶媒としては、脂肪族炭化水素
系溶剤、具体的にはエクソン化学社製のアイソパー、フ
ィリップス石油社製のソルトロール、出光石油化学社製
のIPソルベント、石油ナフサではシェル石油化学社製
のナフサNO.1〜NO.6、そのほかの炭化水素系で
はエクソン化学社製のソールベッソ、シェル石油化学社
製のシェルS.B.R.、シェルゾール、モービル石油
化学社製のベガゾール等があり、必要な特性としては毒
性が少ないこと、引火性が少ないこと、臭気が少ないこ
とである。また、これらは場合によって二種類以上を混
合して用いることもできる。
【0017】樹脂としては、前記溶剤に可溶であればな
んでも良いが、具体的には、ロジン及びロジンの誘導体
、テルペン樹脂及びテルペンの誘導体、石油樹脂、ポリ
エチレン樹脂、エチレン系共重合体等が上げられる。 また、印字後の記録物のブロッキングの点からみると、
樹脂の融点あるいは軟化点は50゜C以上が好ましい。 また、これらは場合によって二種類以上を用いることも
できる。
【0018】また、必要に応じて適宜添加される分散剤
としては、前記非極性の有機溶剤に相溶、または安定的
に微粒子分散できるものであればよく、その具体的な例
としては、ソルビタン脂肪酸エステル(ソルビタンモノ
オレエート、ソルビタンノモラウレート、ソルビタンセ
スキオレエート、ソルビタントリオレエート等)、ポリ
オキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル(ポリオキシ
エチレンソルビタンモノステアレート、ボリオキシエチ
レンソルビタンモノオレエート等)、ポリエチレングリ
コール脂肪酸エステル(ポリオキシエチレンモノステア
レート、ポリエチレングリコールジイソステアレート等
)、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル(ポ
リオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシ
エチレンオクチルフェニルエーテル等)などのノニオン
活性剤が適している。さらにノニオン活性剤に加えて、
アニオン活性剤あるいはカチオン性活性剤として一般に
知られている活性剤(分散剤)も本発明には使用できる
。これらの分散剤は場合によって二種類以上混合して用
いることができる。
【0019】上記インクジェット記録用インクの作製は
、以下の手順で行った。非極性の有機溶剤に樹脂を加え
、必要に応じて分散剤を添加し溶解した後、酸化鉄微粒
子を加え、ボールミル、アトライター、サンドミル等の
分散機で処理し、均一分散系とし、必要に応じて巨大粒
子、ゴミ等を除くためフィルター等を通して濾過した後
、得ることができる。
【0020】本発明のインクジェット記録用インクの製
造方法は、上記のような方法に制限されるものではなく
、ロールミル分散等でも製造できる。
【0021】次に上記方法において作製したインクジェ
ット記録用インクを使用し、図1に示したごときインク
ジェットプリンターにて印字テストを行った。印字テス
トは300DPIの解像度にて1ドットラインと、ベタ
印字の2種類のパターンを36種類の特性の異なる被転
写体に対して行った。
【0022】印字の評価は、ドットの形状安定性を1ド
ットラインパターンで、印字の速乾性をフルベタパター
ンでそれぞれ評価した。
【0023】表1に、本発明のインクジェット記録用イ
ンクの実施例1〜3のインク組成例を示す。更に、本発
明のインクジェット記録用インクの比較例1として、従
来の浸透速度の小さい水ベースインクの組成例を、及び
顔料の平均粒径が500オングストロームより大きい酸
化鉄を使った比較例2及び3の組成例を示す。
【0024】
【表1】
【0025】表2に本実施例及び比較例のドット形状安
定性評価結果を示す。
【0026】
【表2】
【0027】表3に本実施例及びその比較例の速乾性評
価結果を示す。
【0028】
【表3】
【0029】表4に保存安定性を示す。
【0030】
【表4】
【0031】表2に示した通り、実施例1〜実施例3の
インクは紙種に関係なくにじみの無い形状安定しに優れ
た印字が得られた。しかし比較例のインクはコピー用紙
、再生紙でひげ状のにじみが観察され、安定した印字は
得られなかった。
【0032】また表3に示した通り、実施例1〜3のイ
ンクは10秒以下でインクが定着しているのに対し、比
較例のインクではいずれも30秒以上の時間を要した。
【0033】以上の結果より、被転写体への対応率が高
く、種々の被転写体に対し安定した印字品質と、速乾性
を得るためには、印字後被転写体に浸透して定着するイ
ンクを用いることが効果的である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のインクジ
ェット記録用インクを用いれば、被転写体への対応率が
高く、種々の被転写体に対し安定した印字品質と、速乾
性を得ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェットプリンターのインク吐
出原理の概念を示す模式図。
【図2】本発明のインクジェット記録用インクの浸透定
着原理の概念を示す模式図。
【符号の説明】
2  インク 3  インク滴 8  インク滴 9  ドット 10  被転写体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  少なくとも、顔料と非極性の絶縁性溶
    剤からなるインクジェット記録用インクにおいて、前記
    顔料の平均粒径が500オングストローム以下の酸化鉄
    であることを特徴とするインクジェット記録用インク。
JP3002266A 1991-01-11 1991-01-11 インクジェット記録用インク Pending JPH04239065A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3002266A JPH04239065A (ja) 1991-01-11 1991-01-11 インクジェット記録用インク

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JP3002266A JPH04239065A (ja) 1991-01-11 1991-01-11 インクジェット記録用インク

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Publication Number Publication Date
JPH04239065A true JPH04239065A (ja) 1992-08-26

Family

ID=11524572

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3002266A Pending JPH04239065A (ja) 1991-01-11 1991-01-11 インクジェット記録用インク

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JP (1) JPH04239065A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5417747A (en) * 1993-01-22 1995-05-23 Mikuni Shikiso Kabushiki Kaisha Waterbased ink composition for ink-jet printing
AU714082B2 (en) * 1995-12-21 1999-12-16 Tonejet Limited Method of preparation of inks
US6117225A (en) * 1998-06-22 2000-09-12 Tonejet Corporation Pty Ltd. Method of preparation of inks

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5417747A (en) * 1993-01-22 1995-05-23 Mikuni Shikiso Kabushiki Kaisha Waterbased ink composition for ink-jet printing
AU714082B2 (en) * 1995-12-21 1999-12-16 Tonejet Limited Method of preparation of inks
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