JPH04238968A - シート張設用具及びその取付け調節具並びにその張設用具によって張設されるべきシート - Google Patents

シート張設用具及びその取付け調節具並びにその張設用具によって張設されるべきシート

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JPH04238968A
JPH04238968A JP3012418A JP1241891A JPH04238968A JP H04238968 A JPH04238968 A JP H04238968A JP 3012418 A JP3012418 A JP 3012418A JP 1241891 A JP1241891 A JP 1241891A JP H04238968 A JPH04238968 A JP H04238968A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築現場又は塗装現場
等で用いられる建築工事用シート又は塗装飛散防止用シ
ート及びそのシートを張設するためのシート張設用具並
びにこのシート張設具を足場等の枠組に取付けるための
取付け調節具に関する。
【0002】
【従来の技術】建築現場では、建造物の周りを囲んで足
場が設けられ、この足場を更に囲んで、シートが張設さ
れる。従来ではこのシート張設に際しての単位シートと
単位シート又はシートと足場とは、夫々のシートに設け
られたハトメ孔にロープ又は針金を次々に通して連結さ
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
ハトメ孔にロープを通してシートを張設することは、極
めて作業性が悪く、多くの時間を費している。またこの
ようなロープによる連結は、ハトメ孔を形成した単位シ
ートを準備しなければならず、単位シート自体も高価に
ならざるを得ず、それ程満足し得るものではない。この
ような問題は、塗装現場に張設されるシートにおいても
同様に生じる。
【0004】本発明は、前記諸点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、極めて容易にシート
張設を行い得るシート張設用具及びこの張設用具を用い
て張設されるべき建築工事用又は塗装飛散防止用シート
並びにシート張設用具の足場等への連結においてその連
結位置を調節することができる取付け調節具を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、シートの最縁部に形成された膨大部を摺動自在に受
容する第一の孔と、この第一の孔に連設しており、膨大
部に連設したシートの縁部を挿通し得る第一のスリット
とを具備したシート張設用具によって達成される。
【0006】更に本発明によれば前記目的は、膨大部及
びこの膨大部に連設された取付け用板部を有する取付け
調節具の当該膨大部又は他のシートの最縁部に形成され
た他の膨大部を摺動自在に受容すべく、第一のスリット
に対向して形成された第二の孔と、この第二の孔に連設
すると共に第一のスリットに対向して形成されており、
取付け調節具の取付け板部又は前記他の膨大部に連設し
た他のシートの縁部を挿通し得る第二のスリットとを具
備する前記のシート張設用具によっても達成される。
【0007】また本発明によれば前記目的は、シートの
最縁部に形成された膨大部を摺動自在に受容する第一の
孔と、この第一の孔に連設しており、膨大部に連設した
シートの縁部を挿通し得る第一のスリットと、この第一
のスリットに対向して形成された第二の孔と、この第二
の孔に連設すると共に第一のスリットに対向して形成さ
れた第二のスリットとを具備するシート張設用具を枠組
みに取付けるための取付け調節具であって、第二の孔に
摺動自在に受容されるべき膨大部と、この膨大部に連設
されており、第二のスリットを貫通し得る取付け板部と
を有する取付け調節具によって達成される。
【0008】加えて本発明によれば前記目的は、本発明
のシート張設用具によって張設されるべき建築工事用又
は塗装飛散防止用シートであって、少くとも対向する最
縁部に膨大部を有する建築工事用又は塗装飛散防止用シ
ートによって達成される。
【0009】本発明におけるシートとしては、例えばナ
イロンシート又はビニールシート等の押出成形によって
得られた一般のシートであっても良く、或いは天然繊維
若しくは化学繊維又はこれらを組合せたものからなる布
又は不織布のシートであっても良い。また本発明におけ
るシートとしては、完全に目が詰まったものでなくても
良く、いわゆるネットと称せられる網目状シートであっ
ても良いのである。
【0010】本発明におけるシートの膨大部としては、
シート自体の縁部を一体形成により膨出せしめたもので
あっても良く、又は、シート自体の縁部を巻き込んで得
られたものであっても良く、更には、シートの縁部を折
り返して縫合わせそこに形成されたループにロープを挿
入して形成された膨大部であっても良い。本発明におけ
るシートの膨大部は、シートの全ての最縁部に形成され
ている必要はなく、用いるシート張設用具との関連で少
くともシートの対向する最縁部に形成されていれば良い
。また、少くとも対向する最縁部全長に亘って連続的に
膨大部を有している必要はなく、少くとも対向する最縁
部に離散的に、換言すれば飛び飛びに膨大部を有してい
ても良いのである。本膨大部の断面形状としては、円形
であっても、三角又は四角形であっても、更にはそれ以
上の多角形であっても良い。
【0011】本発明のシート張設用具としては、木製、
金属製又は合成樹脂製のいづれであっても良いが、機械
的強度、軽量性の観点からは硬質プラスチック製又はア
ルミ製が好ましく、最も好ましいのはアルミ製である。 また本発明のシート張設用具としては、軽量化を図るた
めに、機械的強度が許すかぎりにおいて空洞部が形成さ
れていても良い。
【0012】シート張設用具に形成された第一及び第二
の孔としては、両端で外部に開口する貫通孔であっても
良いが、膨大部挿入のために少くとも一端が外部に開口
された孔であれば良く、従って他端が閉塞された有底の
孔であっても良いのである。第一及び第二の孔の断面形
状としては、シートの膨大部の形状との関連で、円形で
あっても、三角又は四角形であっても、更にはそれ以上
の多角形であっても良い。
【0013】シート張設用具に形成された第一及び第二
のスリットの幅は、シートの膨大部又は取付け調節具の
膨大部が、このスリットを介して抜出さない程度であれ
ば良く、あまり狭いとシート又は取付け調節具の自由度
がなくなりシート張設作業が困難となり、またシートの
縁部が損傷される虞を有する。シートの縁部の損傷を防
止するためには、スリットを規定するシート張設用具の
部位は、滑らかに形成するのが良い。
【0014】本発明における取付け調節具としては、シ
ート張設用具と同様の材料から形成されるのが良いが、
ここに最も重量がかかる場合には、更に機械的強度がお
おきい材料から形成しても良い。本取付け調節具の膨大
部も、全長に亘って形成されている必要はなく、機械的
強度が許せば離散的に配置されていても良いのである。
【0015】本発明のシート張設用具を用いて組立てら
れるシート組立体は、建築工事に適用されるものに限ら
ず、例えば塗装現場に適用されても良いのである。
【0016】
【作用】本発明では、シート張設用具の第一の孔にシー
トの膨大部を挿通して、シートの膨大部をシート張設用
具の第一の孔に受容せしめ、シート張設用具の第二の孔
に他のシートの膨大部を挿通して、他のシートの膨大部
をシート張設用具の第二の孔に受容せしめ、この作業を
更に準備した他のシート張設用具及びシートに対して行
うと、シート組立体を得ることができる。
【0017】以下、本発明を、図面に示す具体例に基づ
いて更に詳細に説明する。これにより前記発明及び更に
他の発明が明瞭となるであろう。
【0018】尚、本発明はこれら具体例に何等限定され
ないのである。
【0019】
【具体例】図1から図3において、枠組としての建築現
場の足場を取り囲んで張設されたシート組立体1は、多
数の単位シート2からなり、本例のシート2の夫々では
、上縁部及び下縁部が夫々折曲げられて位置3で縫い付
けられ、ループ状になった最縁部にロープ4が挿入され
て膨大部5が形成されている。シート組立体1において
、最上段のシート2の上側の最縁部と足場の横部材(図
示せず)との間及び最下段のシート2の下側の最縁部と
足場の横部材との間には横に長く伸びる第一のシート張
設用具6が適用されており、上下関係で隣接する二つの
シート2のうち、上段のシート2の下側の最縁部と下段
のシート2の上側の最縁部との間には、横に長く伸びる
第二のシート張設用具7が適用されている。
【0020】シート張設用具6は、半円筒状部8と半円
筒状部8に一体形成された取付け用板部9とからなり、
半円筒状部8は、シート2の最縁部に形成された膨大部
5を摺動自在に受容する第一の貫通孔10と、貫通孔1
0に連設しており、膨大部5に連設したシート2の縁部
11を挿通し得る第一のスリット12とをその全長に亘
って具備しており、スリット12に対向して半円筒状部
8に一体的に形成された取付け用板部9は、複数箇所に
長孔13を具備している。足場の横部材に巻き付けられ
た針金又はロープ14が長孔13に挿通されて、シート
張設用具6は足場の横部材に取り付けられている。
【0021】シート張設用具7は、一体形成された二つ
の半円筒状部15及び16からなり、半円筒状部15は
、上段のシート2の下側の最縁部に形成された膨大部5
を摺動自在に受容する第一の貫通孔17と、貫通孔17
に連設しており、上段のシート2の膨大部5に連設した
縁部11を挿通し得る第一のスリット18とをその全長
に亘って具備しており、半円筒状部16は、下段のシー
ト2の上側の最縁部に形成された膨大部5を摺動自在に
受容すべく、スリット18に対向して形成された第二の
貫通孔19と、貫通孔19に連設すると共にスリット1
8に対向して形成されており、下段のシート2の膨大部
5に連設した縁部11を挿通し得る第二のスリット20
とをその全長に亘って具備している。シート張設用具7
は、その貫通孔17及び19に夫々上段及び下段のシー
ト2の膨大部5を受容して、上段及び下段のシート2を
夫々その最縁部で互いに連結している。
【0022】尚、本例のシート組立体1では、左右の縁
部にハトメ孔21が形成されたシート2が用いられてお
り、隣接する左右のシート2間では、ハトメ孔21に針
金又はロープ22が挿通されてその縁部で相互に連結さ
れており、一番左側のシート2及び一番右側のシート2
では、その左及び右縁部は、ロープ22を介して足場の
縦部材に連結されている。
【0023】このように構成されたシート組立体1は、
上述の通り建築工事現場の足場の周りに組立てられ、工
事中における建築基材などの不注意による路上への落下
を防止する。
【0024】そして、本シート組立体1に適用されてい
るシート張設用具6及び7では、その端部からシート2
の膨大部5を貫通孔10、17及び19に次々に挿通し
てシート2の膨大部5を貫通孔10、17及び19に受
容せしめるだけで、多数のシート2を極めて簡単に且つ
短時間で張設してシート組立体1を組立てることができ
る。
【0025】尚、シート組立体1では、左右の縁部にハ
トメ孔21を有するシート2を用いて、隣接する左右の
シート2をロープ22で相互に連結し、一番左側のシー
ト2及び一番右側のシート2を夫々足場の縦部材に連結
しているが、図4に示すように、四つの角部を切欠き且
つ左右の最縁部にも膨大部を形成した各シート2を準備
し、隣接する左右のシート2をシート張設用具7で連結
し、一番左側のシート2及び一番右側のシート2をシー
ト張設用具6及びロープ14で夫々足場の縦部材に連結
するようにしてシート組立体31を構成しても良く、こ
のようにするとシート2のハトメ孔を不要とし得る上に
、ロープ又は針金によるシート2の相互の連結作業も完
全に不要にし得る。尚、この場合、左右の隣接するシー
ト2を連結するシート張設用具7が落下しないように、
シート2に追加の膨大部32を形成しておくか、若しく
は上述した、一端が閉塞された貫通孔17及び19を具
備したシート張設具7を用いる。
【0026】また本例のシート組立体31では、分断さ
れたシート張設用具6及び7が各シート2に個別に用い
られており、このように分断された個別のシート張設用
具6及び7を用いると、作業性が良くなる場合があり得
る。
【0027】ところでシート組立体1及び31では、長
孔13を有するシート張設用具6を介して足場の横部材
及び縦部材にシート2が取付けられているが、図5及び
6に示すように、膨大部41及び膨大部41に連設され
長孔42を有する取付け用板部43からなる取付け調節
具44を二個準備し、夫々の取付け調節具44の膨大部
41をシート張設用具7の貫通孔17にシート張設用具
7の一端から挿入して、取付け用板部43をスリット1
8に貫通させ、取付け調節具44の膨大部41を貫通孔
17に摺動自在に受容せしめて、長孔42にロープ14
を通して足場の横部材若しくは縦部材にこのロープ14
をくくり付け、最上段、最下段若しくは左右の一番端の
シート2の夫々を足場に取付けても良い。このような取
付け調節具44を用いると、それがシート張設用具7に
対して摺動自在、即ちA方向に移動自在であるため、ロ
ープ14を介しての足場に対する取付け位置を調節する
ことができるので好ましい場合がある。尚、軽量化を計
るべく、取付け調節具44の膨大部41にスリット45
とスリット45に連通する中空部46とを形成すると良
い。そして、本例では、二個の取付け調節具44にて足
場に連結したが、これに代えて、一個又は三個以上でも
って足場に連結するようにしても良い。
【0028】更に上記例では、孔13及び42にロープ
14を挿通して足場に取付けるようにしたが、これに代
えて、フック等を孔13及び42に引掛けて足場に取付
けるようにしても良い。
【発明の効果】以上のように本発明によれば、シート張
設用具がシートの最縁部に形成された膨大部を摺動自在
に受容する第一の孔と、この第一の孔に連設しており、
膨大部に連設したシートの縁部を挿通し得る第一のスリ
ットとを具備しているため、単にシートの膨大部を第一
の孔に挿入するだけで、シート組立体を得ることができ
、シート組立体を短時間で形成し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい一具体例のシート張設用具を
用いて組立てたシート組立体の正面図
【図2】図1に示すII−II線断面図
【図3】図1及
び図4に示すIII−III線断面図
【図4】本発明の
他の好ましい一具体例のシート張設用具を用いて組立て
たシート組立体の正面図
【図5】本発明の好ましい一具
体例の取付け調節具を用いて組立てたシート組立体の要
部正面図
【図6】図5に示すVI−VI線断面図
【符号の説明】
1  シート組立体 2  シート 5、41  膨大部 6、7  シート張設用具 10、17、19  貫通孔 11  縁部 12、18、20  スリット 43  取付け用板部 44  取付け調節具

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  シートの最縁部に形成された膨大部を
    摺動自在に受容する第一の孔と、この第一の孔に連設し
    ており、膨大部に連設したシートの縁部を挿通し得る第
    一のスリットとを具備したシート張設用具。
  2. 【請求項2】  膨大部及びこの膨大部に連設された取
    付け用板部を有する取付け調節具の当該膨大部又は他の
    シートの最縁部に形成された他の膨大部を摺動自在に受
    容すべく、第一のスリットに対向して形成された第二の
    孔と、この第二の孔に連設すると共に第一のスリットに
    対向して形成されており、取付け調節具の取付け板部又
    は前記他の膨大部に連設した他のシートの縁部を挿通し
    得る第二のスリットとを具備する請求項1に記載のシー
    ト張設用具。
  3. 【請求項3】  第一のスリットに対向して取付け用板
    部を一体的に具備する請求項1に記載のシート張設用具
  4. 【請求項4】  請求項1から3のいずれか一項に記載
    のシート張設用具によって張設されるべき建築工事用又
    は塗装飛散防止用シートであって、少くとも対向する最
    縁部に膨大部を有する建築工事用又は塗装飛散防止用シ
    ート。
  5. 【請求項5】  シートの最縁部に形成された膨大部を
    摺動自在に受容する第一の孔と、この第一の孔に連設し
    ており、膨大部に連設したシートの縁部を挿通し得る第
    一のスリットと、この第一のスリットに対向して形成さ
    れた第二の孔と、この第二の孔に連設すると共に第一の
    スリットに対向して形成された第二のスリットとを具備
    するシート張設用具を枠組みに取付けるための取付け調
    節具であって、第二の孔に摺動自在に受容されるべき膨
    大部と、この膨大部に連設されており、第二のスリット
    を貫通し得る取付け板部とを有する取付け調節具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS619951U (ja) * 1984-06-25 1986-01-21 松下電工株式会社 時分割多重伝送装置の端末器

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