JPH0423835Y2 - - Google Patents

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JPH0423835Y2
JPH0423835Y2 JP1986005411U JP541186U JPH0423835Y2 JP H0423835 Y2 JPH0423835 Y2 JP H0423835Y2 JP 1986005411 U JP1986005411 U JP 1986005411U JP 541186 U JP541186 U JP 541186U JP H0423835 Y2 JPH0423835 Y2 JP H0423835Y2
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JP
Japan
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fish
box
outer box
tray
side wall
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JP1986005411U
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JPS62118084U (ja
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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
  • Packages (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、さんま等の魚類をその姿形のまま
で冷凍し貯蔵輸送に用いる魚箱に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来の魚箱は、方形状底壁の四辺に起立する側
壁を備えた上面が開口する箱体であり、通常木製
のものが主流をなしているが、中には発泡ポリス
チロール製のものや耐水段ボール製のものもあ
る。
一方平らな魚箱底面に魚を並べて収納した場
合、頭が下がり目が充血して鮮度低い印象を与え
商品価値が低下する。このため、第6図に示す実
開昭53−35900号公報に記載の魚箱のように、耐
水段ボール製箱体21の底面上に断面三角形状枕
部材22を付設したものが使用されるようになつ
た。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、木製のものは重量が重く、発泡
ポリスチロール製のものでは廃棄処分に困まると
共に、両者とも嵩張つて使用前の保管運搬に不利
であつた。
また、第6図に示すような、枕部材を用いた耐
水性段ボール製魚箱においては市場や輸送中冷蔵
庫から引出された場合冷凍魚が融解し塩汁が発生
し、段ボールに塩汁が浸透して強度劣化を来たす
と共に箱体のコーナーの継目から塩汁が漏れ出て
付近が汚なくなる等の欠点があつた。さらに魚を
箱詰めする際にその都度枕部材を挿入配置しなけ
ればならず、かなり手間を要する問題点があつ
た。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、上記のような問題点を解決するた
めに、方形状底壁の四辺に起立する側壁を連設し
た上面が開口する段ボール製外箱と、この外箱の
中の嵌め込む肉薄の水密性プラスチツクトレイと
からなり、前記トレイは、積み重ねを可能とする
よう側壁を上方に向けて拡げておくと共にその底
面には収納する魚の魚頭が位置する方に高くなる
傾斜部を設け、トレイの傾斜部と前記外箱との間
に保冷剤を入れたのである。
〔作用〕
この考案によれば、外箱は耐水性段ボールの組
立箱であり使用するまでは偏平なブランクシート
の状態で取扱うことができ、プラスチツクトレイ
は肉薄でしかも側壁上方が拡がつているので積み
重ねて集約することができる。また市場等におい
て冷凍魚が融解し始め塩汁が発生しても漏れ出る
ことがなく箱体の強度劣化が防止できる。さらに
プラスチツクトレイには魚頭が高くなる傾斜が設
けてあるので、別体の枕部材を必要としない。
また、保冷剤によつて冷凍魚の融解が抑制さ
れ、塩汁の発生が防止される。
〔実施例〕
第1図から第3図は、この考案の第1実施例を
示すものである。この第1実施例の魚箱は、方形
状底壁1の四辺に起立する一組の対向する長手の
二重状側壁2と桟板3を備えた一組の対向する短
目の側壁4とが連設された上面開口状の耐水段ボ
ール製外箱5と、この外箱5の中に嵌め込まれる
肉薄の水密性プラスチツクトレイ6と、平面方形
状の耐水段ボール製蓋7との組合せからなる。
前記外箱5は、側壁4の両端に突設した折込片
8が二重状側壁2の中に挿入し挾持されると共に
側壁2の両端に連設した突片9が側壁4に内接し
て保形されており、側壁4の中央部に冷気浸入用
兼提げ手用の貫孔10が設けられる。
なお、段ボールに耐水性を付与するには公知の
種々の手法が適用でき、また外箱の形態は上述の
ものに限定されない。
前記トレイ6には、積み重ね可能にする周囲の
側壁11が上方に向けて多少拡げられており、底
面の両端部に下方が開放した三角筒形枕12が設
けられていると共に長手の側壁に平行して、即ち
収納魚A(第2図鎖線参照)に平行して等間隔に
複数条の汁受用縦溝13が設けられ、枕12に沿
い縦溝13に直交して横溝14が設けられ、起立
する周囲の側壁11の上縁の要所に外向きの鍔1
5が連設されている。
なお、横溝14は他のところに適宜設けてもよ
いが、魚体を傷付けないように位置及び大きさを
十分考慮する必要がある。
このトレイ6は、外箱5の中に嵌め込むと外箱
5の底壁1上面に縦溝13の下面が当接すると同
時に側壁2の上面に鍔15が当接して安定しがた
つくことはない。また貫孔10のある外箱5の側
壁4とトレイ6の側壁11との間には冷気の浸入
を可能とすると共に指先の挿入を可能として取扱
いを容易にする隙間16(第2図参照)が形成さ
れ、枕12の内部にある空所に保冷用の円筒形氷
袋17が内蔵されている。
前記蓋7は、上述のように外箱5と別体のほ
か、第5図に示す第3実施例のように、スリーブ
状蓋体7′のもの、或いは外箱の側壁上端に折線
を介して一体連設することもできる。
前記氷袋17は、例えば軟質合成樹脂チユーブ
に液体を充満し密封後氷結せしめたものであり、
保冷効果を目的としたものである。
前記魚箱に魚を収納して冷凍する際、外箱5の
貫孔10より浸入した冷気は、隙間16から縦溝
13によつてできたトレイ6の底面と外箱5の底
壁1との間の隙間18(第2図及び第3図参照)
に浸入して底面全体に早期に充満し冷凍の促進を
図ることができる。
この考案の魚箱は、箱体に組立てるまでは、二
重状側壁2を展開せしめて外箱が偏平体になると
共に、トレイ6は肉薄でしかも側壁が上方に向け
て拡がつているので積み重ねて非常に嵩が低くな
り、使用時までの輸送保管に有利である。またト
レイ6には魚頭が高くなる傾斜が一体成形で設け
られているので、従来品のように別体の枕部材を
必要としない。
さらに、この魚箱は、市場等で冷蔵庫から引出
され冷凍魚が融解を始め塩汁が発生しても、この
塩汁が縦溝13に溜まるようになり、従来のよう
に塩汁に漬かつて魚の品質が低下することがな
く、トレイ6が水密体であるため塩汁が外箱5に
漏れ出るようなことはない。
第4図は、この考案の第2実施例を示す長手方
向の縦断面図である。この第2実施例の魚箱は、
トレイ6の底面において長手方向中央部が低く両
端部が高い緩やかな断面V字状傾斜面19が設け
られ、両端部の枕状高所20の内部空所に円筒形
氷袋17が内蔵されたものである。
この第2実施例のトレイ6には、第1実施例の
トレイと同じように、傾斜面19に複数条の深い
縦溝13が一体成形で設けられており、塩汁を溜
めることができる。またこの縦溝13は底が平ら
になつて外箱5の底壁1の上面に当接するように
なり、高所20と側壁11との間のV字形谷部に
もこの縦溝13が延長しており、溝間の隙間18
が冷気浸入通路となる。
〔効果〕
以上のように、この考案に係る魚箱は、耐水段
ボール製外箱の中に、底面に魚頭が位置する方が
高い傾斜面を備えた肉薄の水密性プラスチツクト
レイを嵌め込んだものであり、外箱は展開して偏
平体となり、プラスチツクトレイは沢山のものを
積み重ねることができて使用前に嵩張らず、また
塩汁が発生しても漏れることがなく塩汁による箱
体の強度劣化がない。
また、保冷剤により、運搬中における冷凍魚の
融解が抑制され、品質低下の一因となる塩汁の発
生量も少なくなる。
さらに底面に魚頭を高くする傾斜が設けてある
ので、従来品のように別体の枕部材を一々挿入す
る必要がなく、段ボール製外箱とプラスチツクト
レイを組合せたことにより軽量で強度の安定した
しかも美粧的にも優れた魚箱である。
また、保冷剤の設置場所として、トレイの傾斜
部と外箱との間のデツドスペースを利用している
ので、魚箱の収納空間を有効利用できるという利
点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の第1実施例を示す分解斜
視図、第2図及び第3図は同上の長手方向の縦断
面図及び同上の短寸方向の縦断面図、第4図はこ
の考案の第2実施例を示す長手方向の縦断面図、
第5図はこの考案の第3実施例を示す斜視図、第
6図は従来例を示す一部切欠斜視図である。 5……外箱、6……トレイ、7……蓋、10…
…貫孔、11……側壁、12……枕、13……縦
溝、14……横溝、16,18……隙間、17…
…氷袋、19……傾斜面、20……高所。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 方形状底壁の四辺に起立する側壁を連設した上
    面が開口する段ボール製外箱と、この外箱の中に
    嵌め込む肉薄の水密性プラスチツクトレイとから
    なり、前記トレイは、積み重ねを可能とするよう
    側壁を上方に向けて拡げておくと共にその底面に
    は収納する魚の魚頭が位置する方に高くなる傾斜
    部を設け、トレイの傾斜部と前記外箱との間に保
    冷剤を入れた魚箱。
JP1986005411U 1986-01-17 1986-01-17 Expired JPH0423835Y2 (ja)

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JP1986005411U JPH0423835Y2 (ja) 1986-01-17 1986-01-17

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JPS62118084U JPS62118084U (ja) 1987-07-27
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JPS62118084U (ja) 1987-07-27

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