JPH0423790Y2 - - Google Patents

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JPH0423790Y2
JPH0423790Y2 JP4127888U JP4127888U JPH0423790Y2 JP H0423790 Y2 JPH0423790 Y2 JP H0423790Y2 JP 4127888 U JP4127888 U JP 4127888U JP 4127888 U JP4127888 U JP 4127888U JP H0423790 Y2 JPH0423790 Y2 JP H0423790Y2
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container body
base cup
container
heat
resistant
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  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、容器本体の底部にベースカツプを被
着した耐熱圧容器に関する。
(従来の技術) 従来、炭酸飲料等の内圧が加わる容器として
は、例えば第5図に示すようなものがある。Aは
耐熱圧容器の全体を示しており、この耐熱圧容器
Aは概略容器全体100と容器本体の底部101
に被着されるベースカツプ102とから成つてい
る。容器本体100の底部101は耐圧性を高め
るために球殻状に丸められており、このように丸
めた底部101に有底円筒状のベースカツプ10
2を被着して自立可能としている。この容器本体
100は第6図に示すような熱可塑性樹脂より成
る有底筒状のパリソン103を予備成形してお
き、このパリソン103を2軸延伸ブロー成形す
ることにより中空の容器本体100を成形するよ
うになつている。
このようにして成形された容器本体100内に
は次工程で内容物が充填され、その後口頸部10
4にキヤツプ105を冠着することにより容器本
体100内を密封してから、加熱殺菌処理を行な
うようになつている。ここで加熱殺菌処理は、熱
湯シヤワーを耐熱圧容器Aの上方から掛けること
により容器本体100の壁面を通じて内容物を加
熱するようになつている。
一方、他の従来例として、第7図に示すような
耐熱圧容器Bがある。
ベースカツプ114の上端開口部の内周面に比
較的横幅のある凹凸を形成するため、ベースカツ
プ114の周壁115の上方部の壁部に周方向に
沿つて一定間隔に配置された突出壁120が形成
されている。この突出壁120によつて周壁11
5の内周面上方部に多数の縦溝121が設けら
れ、このように構成されたベースカツプ114が
容器本体111に組付け固定された際に、縦溝1
21によつて容器本体111とベースカツプ11
4との間に間隙が形成され、この間隙を通口部1
18としている。
容器本体111に掛けられた熱湯は、容器本体
111の表面に伝わつて下方に流れ、通口部11
8を通つてベースカツプ114の底部に流れるよ
うになつている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来技術の耐熱圧容
器Aによれば、加熱殺菌処理を行なう際に、容器
本体100の上部から掛けられた熱湯は容器本体
100の表面を伝わつて下方へ流れるが、その底
部101ではベースカツプ102の上方開口部が
容器本体100の表面に密着されているため、ベ
ースカツプ102の上方開口部と容器本体100
との間に隙間が形成されないので、加熱殺菌用の
熱湯がベースカツプ102の内側に入り込めず、
この結果、容器本体100の底部に滞留した内容
液を十分に加熱することができなかつた。
従つて、上記した従来例の構造にあつては、容
器本体の内部特に底部に滞留した内容物の加熱を
十分に行なうことができず、また当該底部は容器
本体の最下端に位置していて内容物の対流による
加熱も商業的生産性の点から期待できないので、
容器本体内の内容物全体の加熱殺菌処理を完全に
行なうことができず、この結果殺菌不良の製品と
なる問題点を有していた。
また、他の従来技術による耐熱圧容器Bのベー
スカツプ114においては、突出壁120の配置
により突出壁120の間の通口部118から熱湯
が侵入するようになるため、突出壁120が設け
られている部分については熱湯が流れず容器本体
111の底部の周囲全体を均一に加熱できない。
さらに通口部118が下方に一直線に延びる縦溝
121によつて形成されているため、通口部11
8の上方から入つた熱湯はベースカツプ114側
の縦溝112に沿つてすぐに下方に落下するた
め、熱湯と容器本体111との接触時間が短く、
十分に加熱することができないとの問題がある。
そこで、本考案は従来技術の上記した点を解決
するためになされたもので、その目的とするとこ
ろは、特に容器本体底部の加熱時間を長くし、容
器本体底部内にある内容物の加熱殺菌を十分に行
なえるようにして、容器内に収容された内容物全
体の加熱殺菌処理をむらなく均一に行なうことが
できる耐熱圧容器を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案にあつて
は、底部が半球殻状に突出した内部中空の容器本
体と、該容器本体の底部に被着される有底筒状の
ベースカツプとを有する耐熱圧容器において、容
器本体の表面に掛けられる熱湯をベースカツプで
覆われる容器本体底部に導入するためベースカツ
プの内壁部に、カツプ軸方向に対して交互に配置
される突部を設けた。
(作用) 而して、本考案は、ベースカツプの内壁部に、
カツプ軸方向に対して、交互に配置される突部を
設けたことによつて、容器本体の底部にベースカ
ツプを被着した際に、ベースカツプの内壁と容器
本体との間に迂回通路が形成される。容器本体に
掛けられた熱湯は、容器本体上を上部から伝わ
り、ベースカツプに到達すると、ベースカツプ内
に形成された迂回通路内を流れ、容器本体との接
触時間を長くし得るので容器本体の底部に熱湯を
十分に接触させることができ容器本体底部内の内
容液についても完全な殺菌を行なうことができ
る。
(実施例) 以下に、本考案を図示の実施例に基づいて説明
する。
第1図から第3図は本考案に係る耐熱圧容器の
一実施例を示すものである。第1図において、A
は容器全体を示しており、この容器Aは内部中空
に構成された容器本体1と、この容器本体1の底
部1aに被着されるベースカツプ2とから構成さ
れている。
容器本体1は、ポリエステル樹脂等の熱可塑性
樹脂製で、円筒状の胴部1bと、胴部1b上方に
連続して成形される肩部1c及び口頸部1dと、
胴部1b下端に連続して設けられ内容物の圧力に
耐え得るよう下方に向かつて球殻状に突出する底
部(ボトルの最下端だけでなく、その周辺の下縁
部も含む)1aとから構成され、炭酸飲料等のガ
スを含む内容物が充填される。
上記容器本体1の底部1aは、強度及び耐熱性
を高めるためにその中央部が熱によつて部分的に
結晶化されて熱結晶化部となつている。そして結
晶化部以外の領域が全て高延伸倍率によつて延伸
されている。また、前記口頸部1dも熱によつて
結晶化されている。
第3図はベースカツプ2を示すもので、このベ
ースカツプ2は概略有底円筒形状で、その周壁2
0の径が容器本体1の胴部1bの外径と略同一径
に形成してある。21は底壁であり、この底壁2
1には周壁20と同心状に形成され、容器本体1
の底部1aに接着固定される台座部22が折曲形
成されている。
また、底壁21には、ベースカツプ2内に侵入
した熱湯を排出するための排出孔24がそれぞれ
複数個穿設されている。
さらに、本実施例に係る耐熱圧容器Aにあつて
は、ベースカツプ2の内壁23に、ベースカツプ
2の軸方向に対して交互であつて、周方向に直線
状に配置される複数の雨だれ形状の突部25が形
成されている。即ち、複数の突部25はベースカ
ツプ2の被着時に容器本体1の底部1aに向つて
交互に配置されることになる。従つて、ベースカ
ツプ2の被着時に複数の突部25によつて形成さ
れる通路はベースカツプ2の上縁からベースカツ
プ2の底部に向かつて迂回して伸びている。突部
25の形成される範囲Lは、ベースカツプ2を容
器本体1に被着した際、ベースカツプ2の内壁2
1と容器本体1とが接触する範囲にほぼ等しい。
上記の構成を有する本実施例にあつては、次の
ようにして内容物の加熱殺菌処理が行なわれる。
先ず、容器本体1に果汁炭酸飲料等の内容物を
注入充填してキヤツプにより密封し、この容器A
に上方から熱湯をシヤワー状にして浴びせかけて
内容物を殺菌する。そして、シヤワー状となつて
容器A表面にふりかけられた熱湯は、その大部分
が容器本体1の外表面を伝わりながら流下し、ベ
ースカツプ2の上縁部に到達する。ベースカツプ
2の上縁部には複数の突部25がベースカツプ2
の軸方向に対して交互に配設されている。そし
て、熱湯は突部25と突部25との間を通つて内
部に侵入し、次段の突部25によつて分岐され、
つまり容器本体1と突部25によつて形成される
迂回通路を通つて容器外表面を伝わりながら容器
本体1の底部1aまで流下し、その底部1a外表
面を加熱して容器自体と内容物の殺菌処理が行な
われる。
この場合に迂回通路内を熱湯が通るため、熱湯
がベースカツプ2内をそのまま下方に流下する場
合よりも、容器本体1の表面に接触する時間が長
くなり容器内部が長時間に亘つて加熱される。そ
の後、熱湯は底壁21に設けた排水孔24より外
部に排出され、常に新たな高温の熱湯がベースカ
ツプ2内に供給される。
第4図は本考案の他の実施例を示しており、前
記実施例と同一部材には同一の符号を付して説明
する。本実施例では、ベースカツプ2の内壁23
に設けられる複数の突部25′を円形状ないし楕
円形状とし、且つ突部25′の長軸がベースカツ
プ2の周方向に位置するようにしてある。このよ
うにすることで、前記実施例と比較して熱湯はさ
らに長い迂回通路を通ることとなり、容器本体1
の表面に接触する時間が長くなり容器内部が一段
と長時間に亘つて加熱される。その他の構成及び
作用は前記実施例と同一であるのでその説明を省
略する。
尚、上記各実施例では突部の形状を雨だれ形
状、円形、楕円形に形成したが、多角形状であつ
てもよい。この場合には角部をベースカツプ2の
軸方向に向くように配置することが望ましい。
このようにして、従来の容器においては加熱す
ることができなかつた容器本体1の底部を加熱時
間を長くして十分に加熱してその近傍の内容物の
加熱殺菌を完全に行なうことができる。また、容
器Aに収容された炭酸飲料等全体の高温殺菌処理
をむらなく均一に行なうことができる。
(考案の効果) 以上述べたように、本考案にあつては、ベース
カツプを被着した際にベースカツプの内壁に設け
られた突部によつてベースカツプと容器本体の底
部との間に迂回通路を形成し、容器本体の表面に
掛けられた熱湯を該迂回通路を介して、ベースカ
ツプ内に案内し、容器本体の底部の加熱時間を長
くし得るため容器本体の底部内の内容液をむらな
く均一にしかも高温に加熱し得るため完全な殺菌
を行なうことができる。
また、従来技術におけるような突出壁を有しな
いので成形型の設計及び成形加工作業が容易とな
り、量産性が向上し、生産コストを低下させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る耐熱圧容器の一実施例を
示す一部破断正面図、第2図は第1図のC部の拡
大断面図、第3図は第1図の耐熱圧容器のベース
カツプの縦断面図、第4図は耐熱圧容器のベース
カツプの他の実施例を示す縦断面図、第5図、第
6図及び第7図は従来例を示す説明図である。 符号の説明、1……容器本体、1a……底部、
2……ベースカツプ、20……周壁、21……底
壁、23……内壁、24……排出孔、25……突
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 底部が半球殻状に突出した内部中空の容器本体
    と、該容器本体の底部に被着される有底筒状のベ
    ースカツプとを有する耐熱圧容器において、容器
    本体の表面に掛けられる熱湯をベースカツプで覆
    われる容器本体底部に導入するためベースカツプ
    の内壁部に、カツプ軸方向に対して交互に配置さ
    れる突部を設けたことを特徴とする耐熱圧容器。
JP4127888U 1988-03-29 1988-03-29 Expired JPH0423790Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP4127888U JPH0423790Y2 (ja) 1988-03-29 1988-03-29

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JP4127888U JPH0423790Y2 (ja) 1988-03-29 1988-03-29

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JPH01144334U JPH01144334U (ja) 1989-10-04
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JPH01144334U (ja) 1989-10-04

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