JPH04237841A - エンジンの制御装置 - Google Patents

エンジンの制御装置

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Publication number
JPH04237841A
JPH04237841A JP3021479A JP2147991A JPH04237841A JP H04237841 A JPH04237841 A JP H04237841A JP 3021479 A JP3021479 A JP 3021479A JP 2147991 A JP2147991 A JP 2147991A JP H04237841 A JPH04237841 A JP H04237841A
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JP
Japan
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signal
engine output
switching
engine
valve timing
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Application number
JP3021479A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Nakayama
勉 中山
Toshihiro Okamoto
敏裕 岡本
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンの制御装置に
関し、とりわけ、エンジン出力状態をもって制御状態を
切換えるON・OFF式のエンジン出力制御要素を備え
、このエンジン出力制御要素をON・OFFの一方向に
付勢手段を介して付勢するようになったエンジンの制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両に搭載されたエンジンは、各
種の制御装置を用いてその出力制御を行うようになって
おり、例えば、特開昭58−185914号公報に開示
してあるバルブタイミング制御もその1つである。
【0003】ところで、このようなバルブタイミング制
御は、可変バルブタイミング装置を用いて吸気弁とか排
気弁の開弁時期を変化するが、この開弁時期が2段階切
換えの場合、ON・OFF信号をもって可変バルブタイ
ミング装置を作動することができる。即ち、このON・
OFF切換えの場合は、スプリング等の付勢手段をもっ
て可変バルブタイミング装置をOFF信号で設定する一
方の切換状態に付勢し、ON信号の入力時には磁力又は
油圧力等の駆動力を用いて付勢手段に抗して強制的に他
方の切換状態に設定することにより、簡単な構造とする
ことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
ON・OFF信号をもって2段階切換えする可変バルブ
タイミング装置にあっては、ON信号では付勢手段に抗
して強制的に切換える場合は、駆動力を大きくしておく
ことにより迅速な切換えを可能とするのであるが、OF
F信号では駆動力よりも小さな付勢力に設定する付勢手
段で自動復帰による切換えを行う。このため、図6に示
すようにON信号での切換時とOFF信号での切換時に
は時間的な差が生じ、後者のOFF切換え時のタイムロ
スが大きくなってしまう。
【0005】従って、所定のエンジン出力境界で第1の
制御状態と第2の制御状態とを切換えようとした場合、
OFF切換時には実際の制御状態切換時点がエンジン出
力境界から大きくずれてしまうという課題があった。
【0006】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て、OFF信号の出力時点をエンジン出力境界に達する
前に設定することにより、ON・OFF信号間に逆ヒス
テリシスループの制御を構成するようにしたエンジンの
制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明は、所定のエンジン出力境界で第1の制御状
態と第2の制御状態とを、ON・OFF信号の入力をも
って切換えるエンジン出力制御要素と、エンジン出力制
御要素を、OFF信号で設定される制御状態の切換方向
に付勢する付勢手段とを備え、ON信号の入力時は、前
記付勢手段に抗してエンジン出力制御要素を強制的かつ
迅速に切換える一方、OFF信号の入力時は、この付勢
手段の付勢力をもってエンジン出力制御要素を自動復帰
により切換えるエンジンの制御装置において、少なくと
もON信号からOFF信号への切換時点を、前記エンジ
ン出力境界に対して、OFF信号で設定した制御状態と
なるエンジン出力側に早めることにより構成する。
【0008】また、前記エンジン出力制御要素は、動弁
機構のバルブタイミングを変化する可変バルブタイミン
グ装置とし、この可変バルブタイミング装置には、動弁
機構の回転伝達経路に設ける相対回転機構と、ON信号
の入力により発生する駆動力で相対回転機構を一方に変
位する駆動力発生装置と、相対回転機構に設けられOF
F信号の入力により変位を復帰するリターンスプリング
と、を備える構成とする。
【0009】更に,前記各構成において、OFF信号か
らON信号への切換時点として設定した第1のエンジン
出力状態と、ON信号からOFF信号への切換時点とし
て設定した第2のエンジン出力状態との間では、加速時
にON信号を出力し、かつ、減速時にOFF信号を出力
する構成とする。
【0010】
【作用】以上の構成により本発明のエンジンの制御装置
にあっては、エンジン出力制御要素を、ON信号の入力
時に付勢手段に抗して強制的かつ迅速に切換え、かつ、
OFF信号の入力時に付勢手段の付勢力をもって自動的
に切換えることにより、エンジン出力境界で第1の制御
状態と第2の制御状態とを切換える。このとき、エンジ
ン出力制御要素の少なくともON信号からOFF信号へ
の切換時点を、エンジン出力境界に対して、OFF信号
で設定した制御状態となるエンジン出力側に早めたので
、この早める時間と、エンジン出力制御要素を付勢手段
のみで自動切換えするときの遅れ時間とを略等しくする
ことにより、OFF信号で設定した制御状態への実際の
切換時点を、前記エンジン出力境界若しくはこれの極近
傍とすることができる。従って、エンジンの出力制御を
予め設定した目的通りに行うことができる。
【0011】また、前記エンジン出力制御要素は、動弁
機構のバルブタイミングを変化する可変バルブタイミン
グ装置とし、OFF信号の切換時点を早めることにより
、リターンスプリングの付勢力で復帰する相対回転機構
の作動遅れが影響すること無く、吸気弁,排気弁等のバ
ルブタイミングを適正に開閉制御することができる。 尚、このときの可変バルブタイミング装置を切り換える
ためのON・OFF信号として、油圧又は電気を用いる
ことが望ましい。
【0012】更に,前記各構成において、OFF信号か
らON信号への切換時点として設定した第1のエンジン
出力状態と、ON信号からOFF信号への切換時点とし
て設定した第2のエンジン出力状態との間では、加速時
にON信号を出力し、かつ、減速時にOFF信号を出力
する構成としたことにより、第1のエンジン出力状態と
第2のエンジン出力状態との間で加,減速が変化した場
合にも、以後のエンジン出力制御要素の切換状態を適正
に保つことができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。尚、本実施例では本発明のエンジンの制御装
置を、動弁機構の可変バルブタイミング装置に例をとっ
て説明する。
【0014】即ち、図1は本発明の一実施例を示す可変
バルブタイミング装置10の分解斜視図で、この可変バ
ルブタイミング装置10は、図2の概略図にも示すよう
に図外のタイミングベルトを介してクランクシャフト回
転を入力するタイミングギア12と、カムシャフト14
との間に配置する。
【0015】前記可変バルブタイミング装置10は、図
1に示したように前記タイミングギア12の内周に嵌合
するアドバンシングプレート16と、このアドバンシン
グプレート16の内周に螺合するドラム18と、このド
ラム18を一定回転方向に付勢する付勢手段としてのリ
ターンスプリング20と、カムシャフト14に固設する
ハブ22とを備えて構成する。
【0016】前記アドバンシングプレート16の外周に
は係合突起16aを形成すると共に、前記タイミングギ
ア12の内周には軸方向に延びる係合溝12aを形成し
、この係合溝12aに前記係合突起16aが係合するこ
とにより、アドバンシングプレート16はタイミングギ
ア12と一体に回転しつつ、軸方向の相対移動を可能に
する。前記アドバンシングプレート16の内周に雌ねじ
16bを形成すると共に、前記ドラム18の外周に雄ね
じ18aを形成し、これら雌ねじ16bと雄ねじ18a
とを螺合した状態で、相対回転機構を構成するアドバン
シングプレート16とドラム18とを相対回転すること
により、これら両者を軸方向に相対移動できるようにな
っている。前記リターンスプリング20は渦巻きスプリ
ングとして構成し、その外周端部20aを前記ドラム1
8に係止すると共に、内周端部20bを前記ハブ22に
係止し、このリターンスプリング20によりドラム18
を一方の回転方向に付勢する。
【0017】また、前記ハブ22の外周を軸方向に折曲
して螺旋方向に傾斜することによりヘリカル突起22a
を形成し、かつ、前記アドバンシングプレート16の外
周に螺旋状のヘリカル溝16cを形成してある。そして
、このヘリカル溝16cに前記ヘリカル突起22aを係
合することにより、アドバンシングプレート16の軸方
向移動に伴って、これらアドバンシングプレート16と
ハブ22とを相対回転するようになっている。
【0018】ところで、前記ドラム18の内周には、こ
の内周径より若干小径に形成した駆動力発生装置として
の環状のソレノイドコイル24を嵌合し、このソレノイ
ドコイル24の中心穴24aに回転可能に挿通したボル
ト26を、前記カムシャフト14の端部中心に螺着する
ことにより、ソレノイドコイル24をドラム18に対し
て回転自在かつ同心状に支持する。また、前記ソレノイ
ドコイル24の外側(図中右側)には、2本のピン24
b,24bを突設する一方、図外のシリンダヘッドに取
り付くブラケット28を、これらピン24b,24bに
係合する。そして、ソレノイドコイル24と前記ドラム
18の内周との間で電磁クラッチ30を構成する。
【0019】従って、前記電磁クラッチ30は電圧印加
しない状態、つまり、OFF信号入力状態では、ソレノ
イドコイル24とドラム18との間に吸引力が発生しな
いため、電磁クラッチ30の非作動状態となる。一方、
ソレノイドコイル24に電圧印加、つまり、ON信号入
力状態では、磁力を発生して電磁クラッチ30の作動状
態となる。
【0020】そして、電磁クラッチ30が作動すると、
ドラム18はブレーキング状態となり、このドラム18
は前記アドバンシングプレート16に対して回転遅れを
生じて相対回転する。すると、これに伴ってタイミング
ギア12とカムシャフト14とが相対回転し、バルブタ
イミングの切り換え(本実施例ではタイミングを早める
方向への切り換え)を行う。尚、前記スプリング20の
付勢方向は、前記電磁クラッチ30をブレーキングした
時に、ドラム18がタイミングギア12と相対回転する
方向とは反対方向となる。
【0021】一方、電磁クラッチ30の非作動状態では
、ドラム18は前記リターンスプリング20の付勢力で
初期状態に復帰し、この時にはドラム18が電磁クラッ
チ30の作動時とは逆方向に回転する。すると、タイミ
ングギア12とカムシャフト14とが逆に相対回転して
、初期のバルブタイミングとなる。
【0022】前記ソレノイドコイル24へ出力するON
・OFF信号は、コントローラ32により制御する。こ
のコントローラ32にはエンジン回転数とかスロットル
開度の各信号を入力し、これら各信号からON・OFF
信号の切換えを判断する。
【0023】ところで本実施例の可変バルブタイミング
装置10は、従来の技術の項でも述べたように、ON信
号の入力時は電磁クラッチ30によりリターンスプリン
グ20の付勢力に抗して強制的かつ迅速にバルブタイミ
ングを切換えるが、OFF信号の入力時はスプリング2
0の付勢力のみでバルブタイミングを変化するため、慣
性力とか摺動抵抗等によりこのOFF信号入力時の切換
えに時間を要してしまう(図6参照)。
【0024】従って、本実施例に示す可変バルブタイミ
ング装置10は、図3に示すように所定のエンジン出力
境界(回転数N1 )を境に、低回転領域をOFF、高
回転領域をONとする制御を行おうとする場合、OFF
信号からON信号への切換え時点は略回転数N1 とす
るが、ON信号からOFF信号への切換時点は、前記可
変バルブタイミング装置10の作動遅れを見越して、N
1 より高回転となるN2 とする。即ち、前記ON,
OFF信号の制御特性は、N1 <N2 となるN1 
でOFF信号からON信号の切換えを行い、N2 でO
N信号からOFF信号の切換えを行うため、この特性を
逆ヒステリシスループと称することにする。尚、通常の
ヒステリシスループでの制御は、ON信号への切換えを
N2 で行い、OFF信号への切換えをN1 で行うこ
とになる。
【0025】従って、本実施例の可変バルブタイミング
装置10の制御装置では、上述したように逆ヒステリシ
スループをもってON,OFF信号の切換制御を行うよ
うにしたので、ON信号への切換時は迅速に可変バルブ
タイミング装置10が作動して、エンジン出力境界とな
るN1 近傍でバルブタイミングを切換えることができ
る。一方、OFF信号への切換時はN2 で信号を出力
した場合にも、可変バルブタイミング装置10の作動遅
れにより、丁度N1 近傍でバルブタイミングを切換え
ることができる。
【0026】ところで、前記逆ヒステリシスループを持
った制御を行う場合、N2 より高い回転領域、例えば
N3 から滑らかに出力低減を行う場合は、N2 で早
めにOFF信号を出力することは良策となる。しかし、
N1 とN2 との間の回転数領域で加減速が変化した
場合、例えば、矢印aで示すように減速途中においてN
1 <N4 <N2 となる回転数N4 で加速した場
合、可変バルブタイミング装置10はOFF信号を入力
した状態で回転数が上昇することになり、適正なバルブ
タイミングを得ることができない。
【0027】そこで、本発明の他の実施例として前記N
1 とN2 との間で加,減速を判断し、加速ならばO
N信号を出力し、減速ならばOFF信号を出力する制御
を行う。
【0028】図4および図5はかかる他の実施例による
制御を実行するためのフローチャートで、図4は減速判
断によるルーチン、図5は加速判断によるルーチンであ
る。
【0029】即ち、図4に示すフローチャートはステッ
プ100により現在のエンジン回転数Nが、OFF信号
の切換え判断時点となるエンジン回転数N2 より高い
回転数領域にある信号を入力すると、ステップ101で
スロットル開度の変化率ΔTHが予め設定した所定値α
1 より小さいかどうかを判断する。そして、小さい場
合(YES )はステップ102に進み、現在の回転数
Nが前記回転数N2 より小さくなったかどうか、つま
り、N1 とN2 との間の回転数領域に入ったかどう
かを判断し、N<N2 の場合(YES )はステップ
103に進む。
【0030】前記ステップ103ではスロットル開度の
変化率ΔTHが所定値β1 より大きくなったかどうか
、つまり、最加速したかどうかを判断し、ΔTH>β1
 の場合(YES )はステップ104によってON信
号を出力する。尚、前記ステップ101,102,10
3によってNOと判断した場合はそのままリターンする
【0031】一方、図5に示す加速判定のルーチンは、
前記減速判定のルーチンの略逆の処理を行い、まず、ス
テップ110により現在のエンジン回転数Nが、ON信
号の切換え判断時点となるエンジン回転数N1 より低
い回転数領域にある信号を入力すると、ステップ111
でスロットル開度の変化率ΔTHが所定値α2 より小
さいかどうかを判断する。そして、小さい場合(YES
 )はステップ112に進み、現在の回転数Nが前記回
転数N1 より大きくなったかどうか、つまり、N1 
とN2 との間の回転数領域に入ったかどうかを判断し
、N>N2 の場合(YES )はステップ113に進
む。
【0032】前記ステップ113ではスロットル開度の
変化率ΔTHが所定値β2 より大きくなったかどうか
、つまり、最加速したかどうかを判断し、ΔTH>β2
 の場合(YES )はステップ114によってOFF
信号を出力する。尚、前記ステップ111,112,1
13によってNOと判断した場合はそのままリターンす
る。
【0033】従って、この実施例にあってはN1 とN
2 との間の回転数領域において、加速した場合はON
信号に切換え、減速した場合はOFF信号に切換えるた
め、その後のバルブタイミング制御を適正に行うことが
できる。
【0034】尚、前記図4,図5に示したフローチャー
トでは、加,減速判断にスロットル開度の変化率ΔTH
を用いた場合を示したが、これに限ることなくエンジン
回転数の変化率を用いて判断しても良い。また、前記各
実施例では本発明のエンジンの制御装置を可変バルブタ
イミング装置10を設けた場合に例をとって説明したが
、これに限ることなく、付勢力で一定の作動方向に付勢
してON・OFF切換えする他のエンジン出力制御要素
を備えた場合にあっても、本発明を適用できることは勿
論である。更に、前記可変バルブタイミング装置10は
駆動力発生装置として電気的に磁力を発生するソレノイ
ドコイル24を用いた場合を開示したが、これに限るこ
となく、駆動力発生装置として他の電気的手段および油
圧力で駆動力を発生する装置とすることもできる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
示すエンジンの制御装置にあっては、ON信号の入力時
に付勢手段に抗して強制的かつ迅速に切換え、かつ、O
FF信号の入力時に付勢手段の付勢力をもって自動的に
切換えることにより、エンジン出力境界で第1の制御状
態と第2の制御状態とを切換えるエンジン出力制御要素
を備え、エンジン出力制御要素の少なくともON信号か
らOFF信号への切換時点を、エンジン出力境界に対し
て、OFF信号で設定した制御状態となるエンジン出力
側に早めたので、この早める時間と、エンジン出力制御
要素を付勢手段のみで自動切換えするときの遅れ時間と
を略等しく設定することができる。従って、OFF信号
で設定した制御状態への実際の切換時点を、前記エンジ
ン出力境界若しくはこれの極近傍とすることができ、エ
ンジンの出力制御を予め設定した目的通りに行うことが
できる。
【0036】また、本発明の請求項2にあっては、エン
ジン出力制御要素は、リターンスプリングで付勢した相
対回転機構を、駆動力発生装置の駆動力で作動すること
によりバルブタイミングを切換える可変バルブタイミン
グ装置とし、これに請求項1の構成を適用することによ
り、リターンスプリングの付勢力で復帰する相対回転機
構の作動遅れが影響すること無く、吸気弁,排気弁等の
バルブタイミングを適正に制御することができる。
【0037】更に,本発明の請求項3にあっては、前記
請求項1および請求項2の各構成において、OFF信号
からON信号への切換時点として設定した第1のエンジ
ン出力状態と、ON信号からOFF信号への切換時点と
して設定した第2のエンジン出力状態との間では、加速
時にON信号を出力し、かつ、減速時にOFF信号を出
力する構成としたので、第1のエンジン出力状態と第2
のエンジン出力状態との間で加,減速が変化した場合に
も、以後のエンジン出力制御要素の切換状態を適正に保
って、エンジンの作動不調を発生するのを防止できると
いう各種優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いられるエンジン出力制御要素の一
実施例である可変バルブタイミング装置の分解斜視図で
ある。
【図2】図1に示す可変バルブタイミング装置の概略構
成図である。
【図3】本発明によって制御されるON・OFF信号の
特性図である。
【図4】本発明の制御を実行するための一処理例を示す
フローチャートである。
【図5】本発明の制御を実行するための他の処理例を示
すフローチャートである。
【図6】エンジン出力制御要素に入力するON・OFF
信号に対する切り換え時間を示す特性図である。
【符号の説明】
10  可変バルブタイミング装置(エンジン出力制御
要素) 14  カムシャフト 16  アドバンシングプレート 18  ドラム 20  コイルスプリング(付勢手段)24  ソレノ
イドコイル(駆動力発生装置)30  電磁クラッチ 32  コントローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  所定のエンジン出力境界で第1の制御
    状態と第2の制御状態とを、ON・OFF信号の入力を
    もって切換えるエンジン出力制御要素と、エンジン出力
    制御要素を、OFF信号で設定される制御状態の切換方
    向に付勢する付勢手段とを備え、ON信号の入力時は、
    前記付勢手段に抗してエンジン出力制御要素を強制的か
    つ迅速に切換える一方、OFF信号の入力時は、この付
    勢手段の付勢力をもってエンジン出力要素を自動復帰に
    より切換えるエンジンの制御装置において、少なくとも
    ON信号からOFF信号への切換時点を、前記エンジン
    出力境界に対して、OFF信号で設定した制御状態とな
    るエンジン出力側に早めたことを特徴とするエンジンの
    制御装置。
  2. 【請求項2】  エンジン出力制御要素は、動弁機構の
    バルブタイミングを変化する可変バルブタイミング装置
    とし、この可変バルブタイミング装置には、動弁機構の
    回転伝達経路に設ける相対回転機構と、ON信号の入力
    により発生する駆動力で相対回転機構を一方に変位する
    駆動力発生装置と、相対回転機構に設けられOFF信号
    の入力により変位を復帰するリターンスプリングと、を
    備えたことを特徴とする請求項1に記載のエンジンの制
    御装置。
  3. 【請求項3】  OFF信号からON信号への切換時点
    として設定した第1のエンジン出力状態と、ON信号か
    らOFF信号への切換時点として設定した第2のエンジ
    ン出力状態との間では、加速時にON信号を出力し、か
    つ、減速時にOFF信号を出力することを特徴とする請
    求項1又は2に記載のエンジンの制御装置。
JP3021479A 1991-01-23 1991-01-23 エンジンの制御装置 Pending JPH04237841A (ja)

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