JPH04235481A - 画像変調および復調方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、映像信号を能率よく伝
送したり、記録再生する手段に広く利用できる方法を提
供するものである。すなわち、低水平解像度であるが画
素当りの階調数が大きい復調手段と、高水平解像度であ
るが画素当りの階調数が小さい復調手段と、２つの復調
手段の画像信号を加算する加算手段とを備えた画像復調
方法を用いて、高水平解像度で画素当りの階調数も大き
い画像を表示するための画像変調方法と、画像復調方法
に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、画像信号を伝送したり、磁気テー
プ，磁気ディスクなどの記録媒体に記録保存するために
、画像信号を変調し復調する技術が著しく進んできた。

【０００３】従来、一般的に使用されている画像信号の
変調・復調方法では、高水平解像度で、しかも画素あた
りの階調度も大きな画像を変調しようとすると情報量が
多くなり、変調した画像情報は専用の復調装置を必要と
していた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】このような従来の画像
信号の変復調方法では、処理しようとする情報量が多く
なると、専用の復調装置を使用しなければならないとい
う問題があった。

【０００５】本発明は上記問題を解決するもので、高水
平解像度で、しかも画素あたりの階調度も大きい高画質
の画像を従来よりも少ない情報量に変換して表示する画
像変調方法と、その画像復調方法とを提供することを目
的としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、まず原画像信号をサブサンプリング手法を
用いて中解像度の基本画像情報として、第１の変調手段
で変調し、これを第１の画像情報として出力する。一方
、前記第１の画像情報を復調して第１の画像信号を得、
これを第２の原画像信号から減算して出力する。すなわ
ち、前記第１，第２の画像情報を出力する画像変調方法
とするものである。

【０００７】つぎに、第１の画像情報から、中解像度で
はあるが高階調度を有する第１の画像信号を復調する第
１の復調手段と、第２の画像情報から、高解像度ではあ
るが、低階調度で有する第３の画像信号を復調する第２
の復調手段とを設け、前記第１，第３の画像信号を加算
することにより、視感上、高解像度でしかも高階調度を
有する画像を表示できるようにしたものである。

【０００８】

【作用】本発明は前記した構成により、原画像信号を分
解して、中解像度ではあるが高階調度を有する第１の画
像情報と、高解像ではあるが低階調度を有する第２の画
像情報を得る画質変調方法を用いる。つぎに前記第１，
第２の画像信号をそれぞれ復調して得た画像信号を加算
することにより、高解像度，高階調度の画像表示を可能
にしたものである。

【０００９】

【実施例】（実施例１） 以下、本発明の一実施例について、図面を参照しながら
説明する。

【００１０】図１に示すように、原画像信号はサブサン
プリング部１を通った後、第１の変調手段２で第１の画
像情報を出力するとともに、第１の復調手段３で第１の
画像信号を出力する。その後減算手段４から第２の画像
信号を出力し、第２の変調手段５を経て第２の画像情報
を出力する構成となっている。

【００１１】以上のように構成された画像変調方法につ
いて、図１を用いてその動作を説明する。入力した原画
像信号は、まずサブサンプリング部１においてサブサン
プリングし、後段で処理する画素レートまで情報量を減
らす。すなわち、中解像度ではあるが、画素あたり階調
度の大きい第１の画像情報として第１の変調手段２から
出力する。

【００１２】つぎに、前記第１の画像情報を入力し、水
平解像度ｎで画素あたり階調ｐ（ｐは正の整数）を有す
る第１の画像信号を出力するために、第１の復調手段３
で復調する。前記第１の画像信号は、減算手段４におい
て原画像信号から減算することにより画像表示する場合
の復調予測をして原画像信号との差分を求め、これを第
２の画像信号として出力し、さらに第２の変調手段５で
変調して第２の画像情報に変換し、第２の画像情報とし
て出力する。ここで、前記差分情報は原画像信号の画素
レートである。

【００１３】（実施例２） 以下、本発明の第２の実施例について図面を参照しなが
ら説明する。

【００１４】図２に示すように、前記第１の画像情報を
入力して、第１の復調手段６で復調し、第１の画像信号
を出力する一方、第２の画像情報を入力して、第２の復
調手段７で復調し、第３の画像信号を出力し、前記第１
の画像信号と前記第３の画像信号とを、加算手段８に加
えて、第４の画像信号を出力する構成となっている。

【００１５】以上のように構成された画像復調方法につ
いて、図２を用いてその動作を説明する。前記第１の画
像情報は、第１の復調手段６で復調される。ここで第１
の復調手段６は、前記実施例１で説明した第１の復調手
段３と同一の特性を有するもので、すなわち水平解像ｎ
（ｎは正の整数）で画素あたり階調ｐ（ｐは正の整数）
を有する画素表示のための第１の画素信号として復調出
力する。また、前記第２の画像情報は、第２の復調手段
７で復調される。ここで、第２の復調手段７は、水平解
像度ｎ×ｍ（ｍは２以上の整数）で画素あたり階調ｑ（
ｑ＜ｐ，ｑは正の整数）を有する画像表示のための第３
の画像信号として出力する。出力された前記第１の画像
信号と前記第３の画像信号とは、加算手段８で加算処理
されて、最終的な画像表示信号である第４の画像信号と
して出力される。

【００１６】以上のように本発明の実施例２の画像復調
方法によれば、第１の復調手段６と第２の復調手段７か
ら得られる２つの画像信号を合成することにより、視感
上の高水平解像度ｍ×ｎで、しかも画素あたりの階調ｐ
の高階調ｐの高階調度の画像が表示できるものである。

【００１７】

【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
によれば、高水平解像度で画素あたりの階調度も大きい
高画質な画像を表示することができる。また、第１の画
像情報を既存第１の復調手段しかもたない表示装置を用
いて画像表示を行おうとした場合でも、従来と同じ品質
の画像を表示できる画像情報の互換性を有し、その実用
的効果は大きい。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例１の画像変調方法ブロック図。

【図２】本発明の実施例２の画像復調方法ブロック図。

【符号の説明】

２　　第１の変調手段 ３，６　　第１の復調手段 ４　　減算手段 ５　　第２の変調手段 ７　　第２の復調手段 ８　　加算手段

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　原画像信号を第１の変調手段で変調し
   、これを第１の画像情報として出力する。一方、前記第
   １の画像情報を入力し、水平解像度ｎ（ｎは正の整数）
   、画素あたり階調ｐ（ｐは正の整数）を有する第１の画
   像信号を出力するようにした第１の復調手段で復調し、
   その出力を前記原画像信号から減算して第２の画像信号
   を得、さらに前記第２の画像信号を第２の画像情報とし
   て出力するための第２の変調手段を備えた画像変調方法
   。
2. 【請求項２】　　前記第１の画像情報を入力し、前記第
   １の復調手段と同一特性を有する復調手段を用いて復調
   し、第１の画像信号として出力する第１の復調手段と、
   前記第２の画像情報を入力し、水平解像度ｎ×ｍ（ｍは
   ２以上の整数）で画素あたり階調ｑ（ｑ＜ｐ，ｑは正の
   整数）を有する第３の画像信号を出力する第２の復調手
   段と、前記第１，第３の画像信号を加算し、第４の画像
   信号として出力する加算手段とを備えた画像復調信号。