JPH04234920A - 植物栽培装置 - Google Patents

植物栽培装置

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Publication number
JPH04234920A
JPH04234920A JP2409613A JP40961390A JPH04234920A JP H04234920 A JPH04234920 A JP H04234920A JP 2409613 A JP2409613 A JP 2409613A JP 40961390 A JP40961390 A JP 40961390A JP H04234920 A JPH04234920 A JP H04234920A
Authority
JP
Japan
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plant cultivation
light
curtain
plant
light source
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2409613A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Miyahara
和彦 宮原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toli Corp
Original Assignee
Toli Corp
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Publication date
Application filed by Toli Corp filed Critical Toli Corp
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Publication of JPH04234920A publication Critical patent/JPH04234920A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/14Measures for saving energy, e.g. in green houses

Landscapes

  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Greenhouses (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種工場その他の建造物
において採用することができる植物栽培装置に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、各種工場その他の建造物に緑化の
ため植物が持ち込まれることが多くなっている。建造物
の緑化は、今日のオフィスオートメーション機器の増加
、工場におけるコンピュータ機器の増加による眼性疲労
の回復、建物内のアメニティ向上等の観点から盛んにな
りつつあり、各種鉢物ばかりでなく、大型の樹木等も栽
培されるようになっている。
【0003】このような建造物における植物栽培では、
単に必要な水分と肥料を与えるだけではなく、植物に人
工光を照射することも行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、建造物におけ
る植物栽培では、植物の周囲環境が自然界におけるそれ
と異なる。例えば、自然界では、太陽光は刻々とその照
射角度が変化し、また、風によって植物の枝葉がそよぐ
ことにより、植物の各部に太陽光が照射され、さらに、
植物の各部が太陽熱を受けることができる状態にあり、
それによって植物全体が順調に生育することができる。
【0005】これに対し、建造物における植物栽培では
、人工光は常に定められた角度から植物に照射されるに
過ぎず、しかも、風による植物のそよぎも期待できない
から、人工光は植物の一定の部分に一様な状態で集中的
に照射されるに過ぎず、また、人工光源の発熱が植物全
体にゆきわたるということも期待できない。従って、自
然環境におけるような順調な植物の生育は望み難い。
【0006】また、建造物において比較的温暖な気候或
いは高温の気候を好む植物を栽培する場合、たとえ空調
設備のある建造物内においても、夜間、空調が切れたあ
とや冬季おいては植物周囲温度が低下し、植物の順調な
生育が妨げられる。そこで本発明は、建造物における植
物栽培上の前記問題点を解決することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は前記課題を解
決するため研究を重ねたところ、光の量を同じとすれば
、該光を植物に連続的に与える場合よりも間歇的に与え
る方が植物の光合成量が増すということ、および植物の
周囲温度が高くなれば光合成が活発になるということが
既に明らかにされていることに着目し、さらに、栽培植
物に風を当ててこれをそよがせれば、なお自然環境に近
い状態が得られることに着目するとともに、植物の保温
や寒気遮断については適当な開閉部材で必要に応じ植物
を囲めばよいことに着目し、本発明を完成した。
【0008】すなわち本発明は、光源と、前記光源に臨
み、該光源からの光を断続的に通過させる光断続手段を
兼ねる空気攪拌手段と、前記空気攪拌手段に臨み、該手
段からの光および送風を受ける植物栽培部と、前記植物
栽培部を囲み、または開放できる開閉部材とを備えたこ
とを特徴とする植物栽培装置を提供するものである。前
記光断続手段を兼ねる空気攪拌手段としては、種々のタ
イプのものが考えられるが、簡易なものの例として、各
種建物において使用される天井扇のようなものや、1ま
たは2以上の光通過孔を有するとともに該光通過孔に攪
拌ブレードを臨設した回転部材を含むもの等を挙げるこ
とができる。
【0009】空気攪拌手段の下方には、必要に応じ、光
断続効果をさらに与えるため、および(または)装飾の
ため等の目的で、透光性のある通気可能な部材、板体、
フード等を配置してもよい。前記植物栽培部を囲みまた
は開放できる開閉部材としては、プレートが上下または
左右にスライドするタイプのものや、筒が上下動するも
ののほか、簡易なものとして植物栽培部を筒形に囲むこ
とができるカーテン部材を挙げることができる。
【0010】この場合、カーテン部材は内側の植物が観
察できるものであっても、そうでないものでも良いが、
内側植物が観察できるようにする場合には、例えば価格
と強度、重量の点から農業用の透明ビニールフィルム或
いはこれに透明なシート材料をさらにラミネートしたも
の等が考えられる。また、合成樹脂フラットテープヤー
ンによる織布、あるいはこれにアルミ箔を積層したり、
アルミ、チタン等の金属蒸着膜を形成したものでもよい
。アルミ箔を張り合わせたり、金属蒸着膜を形成したも
のでは、植物の側面から熱の反射、光の反射を行うこと
ができる利点がある。
【0011】さらに、各種フィルムの間に空気層、有機
繊維の不織布、綿、天然繊維、ガラス短繊維、ロックウ
ール、各種合成樹脂発泡材等を介在させて熱溶着、高周
波溶着、ミシン縫い等によりキルティング加工して断熱
性を持たせた材料も考えられる。いずれにしても、コン
パクトに折りたためるように、折りたたみ用ひだを設け
ておくことが望ましい。
【0012】前述のように筒形に閉じることができるカ
ーテン部材を採用する場合においては、筒形に閉じられ
たカーテン部材が送風によって揺れたり、内部気圧によ
り膨張したりすることが考えられるが、このような原因
によるカーテンの振れを止めるため、振れ止め用のリン
グ部材を筒形に閉じられたカーテン部材に1または複数
段に外嵌できるようにしてもよい。リング部材は各種材
料から形成できるが、カーテン部材の振れを止め得る慣
性を有する範囲で軽く、剛性のある材料、例えば硬質プ
ラスチックや薄肉金属パイプ等から形成することが望ま
しい。
【0013】前記光源、光断続手段を兼ねる空気攪拌手
段、カーテン部材、カーテン振れ止めリング部材等は建
造物の天井部分等から吊り下げ支持することができるが
、簡易な方法として、前記空気攪拌手段の外側に建造物
の天井部分から吊るされるリング状支持枠を設け、この
支持枠に前記光源、空気攪拌手段、前記カーテン部材を
開閉可能に吊るす手段、前記カーテン振れ止めリング部
材を昇降可能に吊るすリング昇降手段を支持させてもよ
い。また、該支持枠には必要に応じ散水手段を設けても
よい。
【0014】さらに、前記植物栽培部の床部材に散水時
等の水が溜まることを防止するため、該床部材を透水性
として、該床部材の下に集水溝を設けてもよい。かかる
透水性の床部材は、一例として基礎床面上に直接設ける
ことが考えられる。この場合、該透水性床部材の下面に
水案内板等を設け、これによって集水溝へ水を流入させ
ることが考えられる。
【0015】また、透水性床部材を基礎床面上方にいわ
ゆるフリーアクセスフロアー(浮き床)の形態で設け、
該床部材下に暖房装置の一部または全部、電気配線、送
水パイプその他を必要に応じ設けられるようにしてもよ
い。また、この場合、基礎床面上に落下した水が該床面
を伝って前記集水溝へ流入するようにしてもよい。さら
に、前記植物栽培部の植物に下方から暖気を与える手段
を設けてもよい。かかる暖気付与手段は、一例として電
気ヒータ、オイルファンヒータ、スチームヒータ等の熱
源からダクトにより植物の下方より暖気を送る構造のも
のが考えられる。この場合、ダクトの暖気噴き出し口を
、植物の所望部分、例えば植物下部の枝葉へ向け効果的
に省エネルギー的に送ることができるように、円形状そ
の他の態様で配置することができる。また、透水性床部
材の下方から暖気ダクト噴き出し口を円形状その他の態
様で配置してもよい。さらに、透水性床部材の下に暖房
手段を配置し、これで該床部材を暖め、対流を利用して
植物へ下方から暖気を与えることも考えられる。
【0016】
【作用】本発明植物栽培装置によると、植物栽培部に配
置された植物に、光断続手段を兼ねる空気攪拌手段の作
用で光源からの光が断続的ないしは間歇的に照射され、
また、該空気攪拌手段の作用で光源や空気攪拌手段を駆
動するモータ等からの熱とともに植物に風が送られる。 また、必要に応じ、植物栽培部内気体を光源側へ逆流さ
せることもできる。
【0017】植物の周囲温度が低下し、保温あるいは寒
気の遮断が必要になったときは、前記開閉部材で植物栽
培部を囲むことができる。前記光断続手段を兼ねる空気
攪拌手段が光通過孔と攪拌ブレードを備えた回転部材で
あるときには、該回転部材の回転により攪拌ブレードが
光通過孔を介して植物に風を送り、または風を光源側へ
逆流させ、また、該光通過孔を介して光源からの光が断
続的に植物に照射される。
【0018】前記植物栽培部を囲み、または開放できる
開閉部材が前記カーテン部材であるときは、必要に応じ
該カーテン部材を筒形に閉じて植物栽培部における植物
を囲み保温や寒気遮断することができる。また、該カー
テン部材の振れ止めリング部材が設けられているときは
、該リング部材を筒形に閉じられたカーテン部材に外嵌
することにより、該カーテン部材の振れが防止される。
【0019】前記光源等が空気攪拌手段の外側に建造物
の天井部から吊るされたリング状支持枠に設けられてい
るときには、全体の構造がコンパクトになり、またリン
グ状支持枠の天井からの吊るし位置を移動したり、該リ
ング状支持枠を下降させることにより各部の保守、点検
等が容易となる。また、かかるリング状支持枠に散水手
段が設けてあるときには、該散水手段から必要に応じ葉
面潅水、植物枝葉の洗浄、薬剤散布等を行うことができ
、さらに、火災時には消火用の水を撒くことができる。
【0020】前記植物栽培部の床部材が透水性を備え、
該床部材の下に集水溝が設けてあるときには、前記散水
手段あるいは他の手段から撒かれた水を該床部材を介し
てその下の集水溝に集めて排除できる。前記植物栽培部
の植物に下方から暖気を与える手段が設けられていると
きは、該手段により植物に下方から暖気を与え、植物の
生育維持、促進等に役立て得る。
【0021】
【実施例】次に本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。図1は一実施例全体の断面を示しており、図2は一
部の平面を示している。この植物栽培装置は下面が開口
した断面コ字形のリング状の支持枠1を備えている。支
持枠1の上面には十字形の光源支持部材2およびインテ
リア性のある装飾カバー3が固定してある。
【0022】十字形の支持枠2の下面には放射状に光反
射板41が固定してあり、各反射板の下には光源4を設
けてある。十字形の支持部材2の中央部下面にはモータ
51が設けてあり、該モータ軸には回転部材5を固定し
てある。回転部材5は、図2に示すように、円形の板体
で上方への切り起こしにより放射状配置の光通過孔52
および該孔に臨む攪拌ブレード53が形成されている。
【0023】従ってモータ51にて回転部材5を回転さ
せると、孔52を介して光源4からの光が断続的乃至間
歇的に下方へ照射され、同時に孔52を介してブレード
53の作用で下方へ(図2中時計方向回転時)または下
方から上へ(図中反時計方向回転時)風が送られる。す
なわち、モータ5と回転部材51は光断続手段を兼ねる
空気攪拌手段となっている。
【0024】回転部材5の下方には多数のスリットを設
けたギャラリー状のインテリア性のある装飾板6が配置
され、リング状支持枠1に支持されている。前記十字形
の支持部材2、装飾カバー3、各反射板41、光源4、
モータ51、装飾板6はいずれもリング状支持枠1に対
し図示しないねじ等により着脱自在に固定されており、
交換、保守点検等が容易となっている。また、回転部材
5はモータ51の軸に着脱自在に固定さている。
【0025】光源4としては、種々のものを採用するこ
とができるが、植物に必要な略440〜730nmを主
波長とする光を照射できるものが好ましく、ここでは省
エネルギータイプの松下電気産業株式会社製の3波長域
発光型蛍光ランプ(FL−EX)を使用している。前記
装飾カバー3はこれを上方から眺めても意匠的に良好で
あるように、全体または一部を透光性のある材料で形成
し、下方からの光により装飾効果を発揮するように形成
してある。なお、十字形の支持部材2の上面に装飾カバ
ー3を照らすための専用の光源Lを設けてもよい。
【0026】リング状の支持枠1の中にはカーテンレー
ル7が固定されており、該レールに沿って走行する複数
のカーテン部材吊り具71からカーテン部材8が吊り下
げられている。カーテン部材8は種々の材料から形成す
ることができるが、本例では農業用の透明なビニールシ
ートから形成されており、下端は装飾板6下方の植物栽
培部Aの床面Bにまで達している。
【0027】このカーテン部材8は吊り具71がカーテ
ンレール7に沿って移動することにより植物栽培部Aを
円筒形に囲み、或いはその状態から開放することができ
るように開閉可能となっている。またカーテン部材8を
開けたとき、これをコンパクトにまとめるために、カー
テン部材8には縦方向に多数の折り畳みひだ81をヒー
トセットにより形成してある。
【0028】カーテン部材の左端を吊るす吊り具71に
は紐72aが連結されており、該紐72aの一端は図2
に示すように、後方の紐巻き取り部材70Aに連結され
、他端は前側の紐巻き取り部材70Bに連結されている
。一方、カーテン部材8の右側の端を吊るす吊り具71
には紐72bが連結してあり、該紐の一端は図2に示す
ように、紐巻き取り部材70Aに連結され、他端は前側
の紐巻き取り部材70Bに連結してある。
【0029】紐巻き取り部材70Aは図示しないモータ
により図2中時計方向に回転駆動されるが、反時計方向
には自由に回転できるようになっており、該モータおよ
び巻き取り部材70Aはいずれもリング状支持枠1に支
持されている。また、前側の紐巻き取り部材70Bは図
示しないモータにより図2中反時計方向に回転駆動され
るが、時計方向には自由に回転できるようになっており
、該巻き取り部材70Bおよびこれを駆動するモータは
リング状支持枠1に支持されている。
【0030】従って、後方の巻き取り部材70Aを駆動
するモータをオフとし、前側の巻き取り部材70Bのモ
ータを運転すると、該巻き取り部材70Bが図2中反時
計方向に回ることにより、紐72a、72bがこの巻き
取り部材に巻かれ、それに伴ってカーテン部材8が左右
から円筒形に広げられ、植物栽培部8を囲むことができ
る。
【0031】一方、巻き取り部材70B駆動用のモータ
をオフとしておき、巻き取り部材70Aのモータを運転
して該部材を図2中時計方向に回転駆動すると、紐72
a、72bがこの部材70Aに巻き取られ、それに伴っ
てカーテン部材が後方へ折り畳まれつつ引き寄せられ、
植物栽培部Aが開放される。なお、カーテン部材8の左
右端部には該カーテン部材8が植物栽培部Aを囲ったと
きに閉じられるように適当なファスナあるいは磁気テー
プ等の閉じ手段を設けておいてもよい。さらに、カーテ
ン部材8の下端部を床面Bに連結するための適当な連結
手段を設けておいてもよい。
【0032】前記リング状支持枠1内部には少なくとも
3個所に支持枠円周方向に等間隔配置で紐巻き取りドラ
ム91が回転自在に設けてあり、各部材91はモータ9
2により回転駆動されるようになっている。カーテン部
材8の外側には薄肉金属パイプから形成したカーテン振
れ止め用のリング部材93が4段に配置され、これら部
材93は各巻き取り部材91に対応する位置でそれぞれ
2本の紐94によりリング状支持枠1から吊り下げられ
るようになっている。また、各巻き取り部材91に連結
した紐95が途中のリング部材93を貫通して最下段の
リング部材93に連結してある。
【0033】従って、各紐巻き取り部材91をモータ9
2により巻き取り駆動すると、5段に設けられたリング
部材93は最下段のものから順次上方へ引き上げられ、
逆に巻き取り部材91を戻し回転すると、該部材93が
図1に示すように下方へ吊るされる。この植物栽培装置
を配置してある建造物の天井部の横梁Cには、該梁に沿
って横方向Xに走行できるウインチ支持部材Dが設けて
あり、該部材Dに設けた図示しないウインチから垂下さ
れた複数本のワイヤEによってリング状支持枠1が吊り
下げられている。
【0034】一方、植物栽培部Aの床部101は透水性
材料で形成され、その下には集水溝102がカーテン部
材8下端に対応する位置で設けてある。床部101の下
面には溝102へ向け水案内板103を配置してある。 なお、リング状支持枠1にはカーテン部材8の内側で散
水パイプWを設けてある。
【0035】以上説明した植物栽培装置によると、植物
栽培部Aに植物Pを配置してこれを栽培し、観賞するこ
とができる。栽培部Aに配置された植物Pには、モータ
51の駆動によって回転部材5が回転することにより攪
拌ブレード53の作用で光源4およびモータ51からの
発熱を含む空気流が植物Pに吹きつけられ、植物Pの枝
葉が揺すられるとともに、回転部材5の光通過孔52か
ら光源4の光が断続的、間歇的あるいは明滅的に植物に
与えられ、かくして植物Pの光合成作用が活発となり、
順調に生育する。なお、植物栽培部Aの状態に応じ、回
転部材5を逆回転させて栽培部Aの空気を光源側へ逆流
させることもできる。建造物内の空調が切れた夜間や冬
季において植物Pの保温あるいは寒気の遮断が必要にな
ったときには、カーテン部材8を円筒形に閉じて植物P
を囲めばよい。
【0036】カーテン部材8で植物Pを円筒形に囲った
場合、該カーテン部材8内の空気の流れや気圧によりカ
ーテン部材8が揺れたり膨張しようとするときには、カ
ーテン振れ止め用のリング部材93を下降させ、円筒形
のカーテン部材8に外嵌させておけばよい。また、必要
に応じ、散水パイプWから植物Pに潅水や枝葉洗浄等の
ために散水したり、薬剤散布等を行うことができ、火災
の際にも該パイプWから水を噴出させて消化に役立てる
ことができる。この場合にも、カーテン部材8を閉じて
おくと、水等の周囲飛散が防止される。
【0037】装置各部の交換や保守、点検等を行う際に
は、リング状支持枠1を吊り下げているワイヤEを必要
に応じ図1中Y方向に昇降させ、さらに必要に応じウイ
ンチ支持部材Dを図1中X方向に移動させて該保守、点
検等を容易に行うことができる。植物栽培部Aの床部材
101上に落下した水は該部材101を通過し、その下
の集水溝102に集めることができる。
【0038】本発明は前記実施例に限定されるものでは
なく、他にも種々の態様で実施できる。例えば、図3に
示すように、各光源ないし光源群aのそれぞれに対し光
断続装置を兼ねる空気攪拌装置bを配置し、それぞれの
装置bを中央の一つのモータMにより伝動手段dを介し
て回転駆動するようにしてもよく、あるいは、各装置b
に対しそれぞれモータを配置してもよい。
【0039】さらに、前記実施例における光断続手段を
兼ねる空気攪拌手段としての回転部材5に代えて、例え
ば、各種建造物において使用される大型の天井扇の如き
タイプの装置を採用することも考えられる。また、前記
実施例における透水性床部材101を、図4に示すよう
に、基礎床面104から支持部材105にて浮かせた状
態で配置し、集水溝102を床面104に嵌め込んで、
該床面104から溝102へ水が流入するようにしても
よい。
【0040】さらに、床部材101の下方空間に、電気
ファンヒータ、オイルファンヒータ、スチームファンヒ
ータ等のヒータ106に接続した送気ダクト107を配
置し、該ダクトの噴気口を床部材101の上面に臨ませ
、植物下部の所望位置へ効果的に暖気を与え得るように
し、これによって植物の生育環境をそれだけ良好なもの
としてもよい。
【0041】なお、かかるダクト107は、床部材10
1の下に設ける必要はなく、図5に示すように、植物栽
培部Aへ配置し、植物の所望位置へ向け噴気口を例えば
円形に配置し、下方から所望位置へ効果的に暖気を与え
るようにしてもよい。さらに、図4において、床部材1
01の下に暖房装置を配置し、これにより床部材101
を暖め、対流作用によって植物へ暖気を与えるようにし
てもよい。
【0042】また、床部材101の下には必要に応じ、
プランターへの送水管、各種電気配線等を配置してもよ
い。前記光源4の点滅、回転部材5の回転のオン、オフ
、回転速度、回転方向、カーテン部材8の開閉のタイミ
ング、散水パイプWからの散水、暖気付与手段による暖
気付与等は、適当な位置に温度センサ、光センサ、消火
用の感熱センサ等のセンサを配置し、また、必要に応じ
散水プログラムを設定し、それらセンサからの信号、散
水プログラム等に応じ、コンピュータ制御、ファジー制
御等で制御することができる。
【0043】
【発明の効果】本発明植物栽培装置によると、植物に光
源からの光を断続的あるいは間歇的に照射することがで
きるとともに光源部から風を送ることができ、あるいは
植物栽培部の状態に応じ、該部分の空気を光源側へ逆流
させることができるので、従来の建造物における植物栽
培装置に比べ、良好な自然環境に近い状態で植物を栽培
することができるとともに、必要に応じ、開閉部材で植
物栽培部を囲むことにより、植物の生育の妨げとなる寒
気の遮断や保温を行え、各種建造物における各種植物の
栽培に供することができる。
【0044】前記開閉部材が筒形に閉じることができる
カーテン部材であって、該カーテン部材の振れ止めリン
グ部材が設けられているときは、該リング部材を筒形に
閉じられたカーテン部材に外嵌することにより、該カー
テン部材の振れを防止できる。光源等が空気攪拌手段の
外側に建造物の天井部から吊るされたリング状支持枠に
設けられているときには、全体の構造がコンパクトにな
り、またリング状支持枠の天井からの吊るし位置を移動
したり、該リング状支持枠を下降させることにより各部
の保守、点検等が容易となる。
【0045】また、かかるリング状支持枠に散水手段が
設けてあるときには、該散水手段から必要に応じ潅水、
薬剤散布等を行うことができ、さらに、火災時には消火
用の水を撒くことができる。前記植物栽培部の床部材が
透水性を備え、該床部材の下に集水溝が設けてあるとき
には、前記散水手段あるいは他の手段から撒かれた水を
該床部材を介してその下の集水溝に集め、排除でき、床
面を良好に保てる。
【0046】植物栽培部の植物に下方から暖気を与える
手段が備わっているときは、これにより植物に暖気を与
え、それだけ植物生育によい環境を作ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の全体の断面図である。
【図2】図1に示す実施例の一部の平面図である。
【図3】他の実施例の説明図である。
【図4】本発明の他の実施例の一部の断面図である。
【図5】暖気付与手段の他の例の説明図である。
【符号の説明】
1  リング状支持枠 2  光源支持部材 3  装飾カバー 4  光源 5  回転部材 51  モータ 52  光通過孔 53  攪拌ブレード 6  装飾部材 7  カーテンレール 8  カーテン部材 93  カーテン振れ止めリング部材 101  床部材 102  集水溝 103  水案内板 A  植物栽培部 B  床面 P  植物 a  光源または光源群 b  光断続装置を兼ねる空気攪拌装置104  基礎
床面 105  支持部材 106  ヒータ 107  送気ダクト

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  光源と、前記光源に臨み、該光源から
    の光を断続的に通過させる光断続手段を兼ねる空気攪拌
    手段と、前記空気攪拌手段に臨み、該手段からの光およ
    び送風を受ける植物栽培部と、前記植物栽培部を囲み、
    または開放できる開閉部材とを備えたことを特徴とする
    植物栽培装置。
  2. 【請求項2】  前記光断続手段を兼ねる空気攪拌手段
    が、1または2以上の光通過孔を有するとともに該光通
    過孔に攪拌ブレードが臨設された回転部材を含んでいる
    請求項1記載の植物栽培装置。
  3. 【請求項3】  前記開閉部材が、前記植物栽培部を筒
    形に囲むことができるカーテン部材である請求項1また
    は2記載の植物栽培装置。
  4. 【請求項4】  筒形に閉じられた前記カーテン部材に
    1または複数段に外嵌できるカーテン振れ止めリング部
    材を備えていることを特徴とする請求項3記載の植物栽
    培装置。
  5. 【請求項5】  前記空気攪拌手段の外側に建造物の天
    井部分から吊るされるリング状支持枠が設けられ、該支
    持枠に前記光源、空気攪拌手段、前記カーテン部材を開
    閉可能に吊るす手段、前記カーテン振れ止めリング部材
    を昇降可能に吊るすリング昇降手段および散水手段が設
    けられている請求項4記載の植物栽培装置。
  6. 【請求項6】  前記植物栽培部の床部材が透水性を備
    え、該床部材の下に集水溝が設けられている請求項1か
    ら5のいずれかに記載の植物栽培装置。
  7. 【請求項7】  前記植物栽培部の植物に下方から暖気
    を与える手段を設けてある請求項1から6のいずれかに
    記載の植物栽培装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006051665A (ja) * 2004-08-11 2006-02-23 Taiyo Kogyo Corp 形状可変オブジェ
JP2013078296A (ja) * 2011-10-05 2013-05-02 Lumica Corp 植物栽培装置

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