JPH0623431U - 温室の遮光兼保温装置 - Google Patents

温室の遮光兼保温装置

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JPH0623431U
JPH0623431U JP060641U JP6064192U JPH0623431U JP H0623431 U JPH0623431 U JP H0623431U JP 060641 U JP060641 U JP 060641U JP 6064192 U JP6064192 U JP 6064192U JP H0623431 U JPH0623431 U JP H0623431U
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 温室の遮光兼保温装置を提供する。 【構成】 温室Aの棟方向長さと略同長のトップ杆2が
温室A内の頂部から吊設されており、温室Aの棟方向長
さと略同長でエアー送排口9aを所定間隔ごとに有する
エアー送排管9が温室側面の少なくとも一方の肩部に設
置されており、該エアー送排管9に送風機10が接続さ
れていると共に、温室Aの間口方向長さよりやや長く形
成され断熱遮光が可能な黒色等のエアーチューブ3の中
央部がトップ杆2にリング環4で吊られ、該エアーチュ
ーブ3の少なくとも一端部がエアー送排口9aに接続さ
れ、他端部は温室Aの肩部に支持されており、エアー送
排管9に送風機10でエアーを送風したことにより膨張
された前記各エアーチューブ3が隣接するエアーチュー
ブ3同士と気密状態に密接して温室A内の天井に張設さ
れる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、果樹栽培等の温室に使用される遮光兼保温装置に係り、さらに云 えば、主に夏期には温室内の断熱遮光を行ない、冬期には温室内の保温に兼用し て使用される温室の遮光兼保温装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
天候、季節などの気象条件に左右されることなく温室内を好環境に維持して各 種の温室栽培作物を安定供給するため、以下の装置などが種々開発され公知とな っている。 実公平1−44053号公報に記載された温室天井におけるカーテン支持 装置は、温室骨組のむな木材から妻面に沿って垂下して固定される補助材を設け 、該補助材の下端部に温室天井部に張設したトップワイヤーの端部を取付けると 共に、該補助材の下端部とその斜め上方のむな木材との間に長さ調節可能なサポ ート材を設けた構成とされている。
【0003】 実公平1−44054号公報に記載された温室の冷却構造は、上層を吸水 性布帛層とし、下層を非通水性プラスチックシート層とした二層からなり、頂部 付近で通気部を設け、かつ山形状に張設してなる天井仕切り部材と、上記天井仕 切り部材を連設して温室の側面に沿って張設した通気性の側周仕切り部材と、少 なくとも上記天井仕切り部材上に吸水するための散水機構とを有する構成とされ ている。
【0004】 実公平4−7722号公報に記載されたビニールハウスのシート開閉装置 なども開示されている。このほか一般的には、温室の遮光用として寒冷紗を室内 に張設あるいは屋根に被覆すること、又は保温用として天井に2重、3重の農業 用ビニールシートを張装することなども常套手段として行なわれている。
【0005】
【本考案が解決しようとする課題】
上記に述べた温室天井におけるカーテン支持装置や、に述べた温室の冷却 構造は、いずれも大がかりな装置であり、その設置、使用が煩わしい上に、製作 コストも多大となるという問題点がある。また、に述べたビニールハウスのシ ート開閉装置も、その操作上シートにしわが生ずる欠点がある。従来の寒冷紗を 使用する方法や農業用ビニールシートを使用する場合も、その使用可能な時期が 夏期又は冬期に限定される上、その取付けが面倒で煩わしい。農業用ビニールシ ートは通常透明であるため保温の目的を達し難いという問題もある。
【0006】 したがって、本考案の目的は、夏期の断熱遮光、冬期の保温の促進など年間を 通じて温室内の好環境の維持を、安価でしかも簡便に行える温室の遮光兼保温装 置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための手段として、本考案に係る温室の遮光兼保温装置は 、図面に実施例を示したとおり、 温室Aの棟方向長さと略同長のトップ杆2を温室A内の頂部から吊られて棟方 向に設置しており、温室Aの棟方向長さと略同じ長さでエアー送排口9aを所定 間隔ごとに有するエアー送排管9を温室Aの側面の少なくとも一方の肩部に設置 しており、該エアー送排管9に送風機10を接続していると共に、温室Aの間口 方向の長さよりやや長く形成し断熱遮光が可能な黒色等のエアーチューブ3の中 央部を前記トップ杆2にリング環4で吊り、該エアーチューブ3の少なくとも一 端部を前記エアー送排口9aに接続し、他端部は温室Aの肩部に支持しており、 前記エアー送排管9に送風機10でエアーを送風したことにより膨張された前記 各エアーチューブ3が隣接するエアーチューブ3同士と気密状態に密接して温室 A内の天井に張設したことを特徴とする。
【0008】 また、温室A内の頂部に滑車12を設置しており、この滑車12に巻回された 吊紐1の移動により、トップ杆2及びこのトップ杆2に吊設したエアーチューブ 3の中央部を昇降自在に構成したことや、温室Aの間口方向の長さよりやや長く 形成しエアーチューブ3を支持可能な支線7をエアーチューブ3の内部に挿通し 、該支線7と共にエアーチューブ3の両端を温室Aの両肩部に支持したことも特 徴とする。
【0009】 さらに、エアー送排管9の入口に仕切弁11を設置し、前記仕切弁11へ至る エアー通路25を挟む前後の位置に吸気口13aを有する第1制御弁13及び排 気口14aを有する第2制御弁14にそれぞれ設置し、前記第1制御弁13及び 第2制御弁14を送風機10の吸込口10a及び吐出口10bにそれぞれ接続し てエアー送排機構Bを構成しており、第1制御弁13及び第2制御弁14並びに 仕切弁11の切替え及び開閉の操作によりエアーチューブ3の膨張と収縮を送風 機10の作動によって行なうことも特徴とする。
【0010】
【作用】
温室Aの間口方向の長さよりもやや長く形成され、断熱遮光が可能な黒色等の エアーチューブ3は、その中央部が温室A内の頂部から吊設されたトップ杆2に リング環4で吊られ、その両端部の少なくとも一端部はエアー送排管9のエアー 送排口9aに接続されて温室Aの肩部に支持されているので、前記エアー送排管 9にエアーが送風されることにより膨張した前記各エアーチューブ3は、隣接す るエアーチューブ3同士と気密状態に密接して温室A内の天井に張設される(図 1)。その結果、いわば黒色の断熱空気層をもつ膜屋根が天井一面に新たに形成 された状態となり、夏期の直射日光の照射を効果的に遮断・断熱して温室内の栽 培作物21の成育に好ましい環境を提供する。
【0011】 温室A内の頂部に設置された滑車12に巻回された吊紐1の移動によりトップ 杆2とエアーチューブ3の中央部が昇降自在なので(図2)、夜間や冬期等にお いて温室内の保温が必要な場合には、滑車12を操作してエアーチューブ3の中 心部を温室A内の栽培作物21の発育に支障がない限度まで下降させ(図2の点 線で示したエアーチューブ3参照)、温室内の容積(気積)Cを必要最小限に縮 小でき、温室A内の加温、保温を効率化できる。
【0012】 冬期の日中など太陽の照射が必要な場合は、エアー送排管9に接続されている 送風機10によりエアーチューブ3内のエアーを排気してエアーチューブ3を強 制的に収縮でき、温室内に太陽光を取り入れることができる。収縮されたエアー チューブ3は、同エアーチューブ3内に挿通され温室両端部に支持された支線7 にもたれる形で支持されるから、ブラブラと乱雑に垂れ下がることもなく邪魔に ならない。
【0013】 要するに、外部の気象条件に起因する温室内の温度変化に対して、当該装置に よって遮光及び保温の条件を調節できる自在性を有している。 エアー送排機構Bの第1制御弁13及び第2制御弁14を送風位置に設置して 仕切弁11を空気の通過可能状態に開き、送風機10を作動させると、送風機1 0は第1制御弁13の吸気口13aから外部空気を吸い込み、吐出空気は第2制 御弁14からエアー通路25及び仕切弁11を通り、エアー送排管9内を通過し てエアーチューブ3内に送り込まれるからエアーチューブ3は迅速に膨張される 。逆に、仕切弁11を同じく空気の通過可能な位置とし、第1制御弁13と第2 制御弁14を排風位置に設定すると、送風機10の吸い込み力が管路26から第 1制御弁13、エアー通路25、仕切弁11を通じてエアー送排管9に及び、エ アーチューブ3内の空気を吸引する。従って、エアーチューブ3は迅速に強制収 縮される。エアーチューブ3内のエアーの送風と排風とを同一の送風機10を利 用して迅速に簡便に行なうことができる。
【0014】
【実施例】
次に、図面に示した本考案の実施例を説明する。 図1は遮光兼保温装置が実施された温室Aの全体図を示している。AAS樹脂 被覆鋼管と継手を接合してビニールハウス(パイプハウス)の骨組が組立てられ ている。
【0015】 図中2は温室Aの棟方向の長さと略同じ約20mの長さに形成されたトップ杆 である。図中12は温室Aの合掌頂点(棟木)を形成する棟木パイプ19に設置 された滑車であり、この滑車12に吊紐1が巻回されて垂れ下がっている。この 垂れ下がった吊紐1によって前記トップ杆2が支持され、もってトップ杆2は温 室A内の棟木パイプ19から棟方向に略平行に吊設されている。前記吊紐1の他 端は、温室Aの肩部に設置された他の滑車15に巻掛けられてから、温室下端に 設置された位置設定用杆5に巻込まれている。従って、前記位置設定用杆5のハ ンドル6を操作すると、吊紐1の先端は位置設定用杆5に巻込まれるか又は解き 出され、頂部の滑車12から垂れ下がっている吊紐1の端部が上下に変位する。 よって、トップ杆2が昇降自在に操作される。
【0016】 図中9は温室Aの棟方向の長さと略同じ長さに構成されたエアー送排管9であ り、これには約300mmの間隔でエアー送排口9aが温室Aの内向きに設けら れている。このエアー送排口9aは、温室Aの側面の少なくとも一方の肩部パイ プ20と一体化して取付けられている。該エアー送排管9の端部は温室Aの外部 に設置された送風機10と接続され、同送風機10の作動によりエアー送排管9 内へのエアーの送排が可能に構成されている。したがって、温室Aの両方の肩部 にエアー送排管9を取付けると、一層効率よくエアーの送排を行なうことができ る。
【0017】 図中3は連鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)製で断熱遮光が効果的な黒 色等に着色されたエアーチューブである。このエアーチューブ3は、インフレー ション成形法で吹き上げたチューブ原反(コイル状に巻き取ったもの)から、全 長が温室Aの間口方向の長さよりやや長い6mぐらいに切断して形成されている 。チューブの肉厚は約50μぐらいで、チューブ内径はエアー吹込み時に最大3 00mmぐらいとなるように形成されている。なお、エアー吹き込み時に最大径 800mmとなる程度のエアーチューブ3を形成して実施することも可能である 。このように直径が大きいチューブの場合は、図5に示したように、エアーチュ ーブ3のところどころに熱溶着シール18を施して膨張形状を一定の大きさの平 たい形状に規制する補強をすると利用しやすい。
【0018】 図中7はエアーチューブ3の支持が可能なポリプロピレン樹脂製の支線(樹脂 紐)であり、温室Aの間口方向の長さよりもやや長くエアーチューブ3と略同じ 長さに形成されている。この支線7は前記エアーチューブ3の中に挿通されてい る。 図中8はエアーチューブ3の両端に取付けられた留め具である。その詳細は図 3に示した。即ち、軸方向に通孔8a及び支線用孔8bが貫通して形成されてい る。通孔8aにはエアーが流通され、支線用孔8bには前記支線7が挿通される 。外周には環状の溝8cが形成され、この溝8cには図4に示したようなポリエ チレン樹脂製の緊締バンド17が嵌め込まれエアーチューブ3の端を締結可能と されている。図中4は直径がチューブ外径(300mm)よりもやや大きく形成 されたリング環であり、膨張した状態のエアーチューブ3が挿通可能とされてい る。このリング環4は前記トップ杆2から垂下して取り付けられている。
【0019】 したがって、中空部内に支線7を挿通されたエアーチューブ3の端部開放口を 留め具8の根元付近まで被せ、支線7は支線用孔8bに挿通させ結合させた(図 3B参照)後に、留め具8の溝8cの部位で緊締バンド17を締め付けることに より、同エアーチューブ3に留め具8を気密的に取り付ける。そして、支線7の 一端をエアー送排口9aの近傍に設けられている止め具(図示は省略)に係止し た後、前記留め具8をエアー送排口9aに係合することによってエアーチューブ 3の一端部がエアー送排口9aに接続される(図5参照)。次に、リング環4に 当該エアーチューブ3の他端部を通して前記と同様の作業を行ない、該他端部も エアーチューブ3が対向するエアー送排口9aに接続される。このとき、エアー チューブ3の中央部はトップ杆2にリング環4で吊られた状態となっている。同 様の作業を必要数のエアーチューブ3に対して繰り返して行なうことにより、温 室A内の全てのエアーチューブ3を温室Aの天井に支持できる。しかる後に、送 風機10によってエアー送排管9にエアーが送風されると、エアーチューブ3は 次々と膨張し、この膨張した各エアーチューブ3が隣接するエアーチューブ3同 士と気密状態に密接して温室A内の天井に張設される。その結果、断熱空気層を もつ黒色の膜屋根が温室内で新たに形成され、夏期の直射日光の照射を遮断し断 熱することができる。
【0020】 また、ハンドル6を操作することによりトップ杆2とエアーチューブ3の中央 部が昇降自在であるから、夜間や冬期等の温室内の保温が特に必要なときには、 温室A内の栽培作物21に接触しない所望の位置までエアーチューブ3の中心部 を下降させて固定でき(図2)、温室内の実質容積Cを必要最小限に縮小して効 率良く温室A内の温度を維持でき、良質な温室栽培作物21を低コストで提供で きる。
【0021】 要するに、季節や昼夜等の外部の気象条件に起因して温室内に生じる温度変化 に対し、前記の同一の遮光兼保温装置で簡便に遮光及び保温を行って対応できる 自在性を有しているのである。
【0022】
【異なる実施例】
図6に示したエアー送排機構Bは、同一の送風機10を利用して効率よくエア ーを送排風してエアーチューブ3の膨張と強制収縮を行う構成とされている。ま ず、温室A側のエアー送排管9の入口部分に、回転式の仕切板11′を有する仕 切弁11が設置されている(図1参照)。この仕切弁11へ至るエアー通路25 を挟む前後の位置に、吸気口13aが設けられ回転式の切換弁13′を有する第 1制御弁13、及び排気口14aが設けられ回転式の切換弁14′を有する第2 制御弁14がそれぞれ接続されている。前記第1制御弁13は管路26によって 送風機10の吸込口10aに接続され、前記第2制御弁14は管路27によって 送風機10の吐出口10bにそれぞれ接続されてエアー送排機構Bが構成されて いる。
【0023】 従って、第1制御弁13の切換弁13′及び第2制御弁14の切換弁14′を 同図中に実線で示した送風位置に設定し、仕切弁11の仕切板11′をエアーの 通過可能な位置に設定(全開)して送風機10を作動すると、送風機10は第1 制御弁13の吸気口13aから外部空気を吸い込み、吐出空気は第2制御弁14 からエアー通路25及び仕切弁11を通り(図中実線で示した矢印参照)エアー 送排管9内を通過してエアーチューブ3内に供給され、各エアーチューブ3…が 急速に膨張される。40坪前後の温室Aの場合、5m3/分ほどの送風能力の送 風機10により10分ほどで全てのエアーチューブ3…を完全に膨張させること ができる。エアーチューブ3の膨張が完了した後は、エアーが抜けないように仕 切弁11の仕切板11′を閉じエアーチューブ3の膨張状態を維持する。
【0024】 逆に、エアーチューブ3を収縮させるときは、仕切弁11の仕切板11′を再 びエアーの通過可能な位置に操作し、第1制御弁13の切換弁13′及び第2制 御弁14の切換弁14′は各々図中に点線で示した排風位置に設定し、送風機1 0を作動すると、同送風機10の吸い込み力が管路26から第1制御弁13、エ アー通路25、仕切弁11を通じてエアーチューブ3に及び、同チューブ内のエ アーが強力に吸引され、エアーチューブ3の強制収縮が行なわれる。排風の時間 も前記送風に要する時間とほぼ同一であり、素早く排風を行なうことができる。 従って、冬期等の日中など太陽の照射が必要な場合は、当該送風機10によりエ アーチューブ3内のエアーを強制排気することによってエアーチューブ3を収縮 させることができ、温室A内に必要な太陽光を取り入れることができる。なお、 収縮されたエアーチューブ3は支線7で支持されるから、ブラブラ乱雑に揺れた り落下したりするような心配も一切なく安全である。
【0025】
【本考案が奏する効果】
本考案に係る温室の遮光兼保温装置によれば、夏期の断熱遮光、及び冬期の保 温などを時期、時間を問わず年間を通じて温室内を作物の成育に好ましい環境に 維持することを安価に行え、良好で品質のよい温室栽培作物を低コストで安定供 給することに寄与する。しかも、同一の装置で通年使用でき至便である。当該装 置の設置は新設、既設の温室を問わず実施でき格別な技術も必要とせず、あらゆ る温室に容易に適用でき自在性、施工性にも優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る遮光兼保温装置を示した全体図で
ある。
【図2】温室の正面図である。
【図3】A,Bは留め具の正面図と断面図である。
【図4】緊締バンドを示した平面図である。
【図5】エアー送排管にエアーチューブを取付けた状態
を示した拡大図である。
【図6】エアー送排機構を示した説明図である。
【符号の説明】
A 温室 2 トップ杆 9a エアー送排口9a 9 エアー送排管 10 送風機 3 エアーチューブ 4 リング環 12 滑車 1 吊紐 7 支線 11 仕切弁 25 エアー通路 13a 吸気口 13 第1制御弁 14a 排気口 14 第2制御弁 10a 吸込口 10b 吐出口 B エアー送排機構

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】温室の棟方向長さと略同じ長さのトップ杆
    が温室内の頂部から吊られて棟方向に設置されており、
    温室の棟方向長さと略同じ長さでエアー送排口を所定間
    隔ごとに有するエアー送排管が温室側面の少なくとも一
    方の肩部に設置されており、該エアー送排管に送風機が
    接続されていると共に、温室の間口方向の長さよりやや
    長く形成され断熱遮光が可能な黒色等のエアーチューブ
    の中央部が前記トップ杆にリング環で吊られ、該エアー
    チューブの少なくとも一端部が前記エアー送排口に接続
    され、他端部は温室の肩部に支持されており、前記エア
    ー送排管に送風機でエアーが送風されることにより膨張
    された前記各エアーチューブが隣接するエアーチューブ
    同士と気密状態に密接して温室内の天井に張設されるこ
    とを特徴とする、温室の遮光兼保温装置。
  2. 【請求項2】温室内の頂部に滑車が設置されており、こ
    の滑車に巻回された吊紐の移動により、トップ杆及びこ
    のトップ杆に吊設されたエアーチューブの中央部が昇降
    自在に構成されていることを特徴とする、請求項1に記
    載した温室の遮光兼保温装置。
  3. 【請求項3】温室の間口方向の長さよりやや長く形成さ
    れエアーチューブを支持可能な支線がエアーチューブ内
    に挿通され、該支線と共にエアーチューブの両端が温室
    の両肩部に支持されていることを特徴とする、請求項1
    又は2に記載した温室の遮光兼保温装置。
  4. 【請求項4】エアー送排管の入口に仕切弁が設置され、
    前記仕切弁へ至るエアー通路を挟む前後の位置に吸気口
    を有する第1制御弁及び排気口を有する第2制御弁がそ
    れぞれ設置され、前記第1制御弁及び第2制御弁は送風
    機の吸込口及び吐出口にそれぞれ接続されてエアー送排
    機構が構成されており、第1制御弁及び第2制御弁並び
    に仕切弁の切替え及び開閉の操作によりエアーチューブ
    の膨張と収縮が送風機の作動によって行なわれることを
    特徴とする、請求項1又は2又は3に記載した温室の遮
    光兼保温装置。
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