JP2006051665A - 形状可変オブジェ - Google Patents

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Abstract

【課題】 新しい楽しみをそれを見る者に与えられる形状可変オブジェを提供する。
【解決手段】 形状可変オブジェ100は、吊下げ状態で使用される場合に鉛直線上に位置する上支持体110、及び下支持体120を備える。上支持体110と下支持体120の間には、変形可能であり且つ外側に向かって湾曲した骨材150が等間隔で16本配されている。骨材150の周囲には、膜材160が張られている。上支持体110にはウインチ115が設けられ、その先端が下支持体120に固定された線状体115Cを巻き取り、或いは巻き解けるようになっている。これに伴って、形状可変オブジェ100は、縦長状態から横長状態に変形する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、形状可変オブジェに関する。
オブジェはそれを見る者に一定の楽しみを与えるものであるが、一般的にその形状が固定されている。他方、オブジェがそれを見る者に楽しみを与えるものである以上、その形状に変化が生じるようになっていれば、それを見る者に与える楽しみが大きくなる。実際、例えば、風船状に構成され、その内部に入れる空気の量を変化させることでその形状を変化させるものなど、変形可能なオブジェ(以下、「形状可変オブジェ」という。)が存在する。
本願発明は、新しい楽しみをそれを見る者に与えられる形状可変オブジェを提供することをその課題とする。
本願発明者は、形状可変オブジェについて研究を重ね、以下のような形状可変オブジェを想到するに至った。
本発明による形状可変オブジェは、縦方向に配される上支持体、及び下支持体と、前記上支持体及び下支持体にその両端をそれぞれ接続された、曲折可能とされた棒状体である複数本の骨材と、前記骨材の外側の全面に張られた膜材と、を備えている。そして、前記上支持体と前記下支持体とは、その距離が可変となるようにされているとともに、前記骨材は、前記上支持体と前記下支持体を結ぶ線から見て外側に湾曲しているとともに、前記上支持体と前記下支持体との距離が変化するのに伴ってその湾曲の度合いが変化するようになっている。
前記骨材は、前記上支持体と前記下支持体との距離が変化するのに伴ってその湾曲の度合いが変化する際に、前記骨材の中で前記上支持体と前記下支持体を結ぶ前記線から最も離れている部分の前記線からの距離が変化するようになっていてもよい。
つまり、本発明による形状可変オブジェは、全体として略紡錘形状のシルエットをしており、且つそのシルエットが縦長から横長なものへと変化するようになっている。
このような形状可変オブジェは、その形状の変化により、それを見る者に楽しみを与えることになる。また、全体として略紡錘形状のシルエットが縦長から横長に変化するような形状可変オブジェは今までなかったので、それを見る者に与える楽しみは、今までになかったものになる。
また、本発明の形状可変オブジェは、その形状を変化させることでその後側への視界を変化させられるものとなる。視界をどのように遮った方がよいのかという事情に合わせて変形させられるという点で、本発明の形状可変オブジェは、単なる装飾を超えた、言ってみれば衝立のような実用性を持つことになる。
本発明の形状可変オブジェは、どのような状態で用いてもよい。例えば、床置きで、或いは吊下げた状態で用いることができる。
形状可変オブジェを吊下げた状態で用いる場合には、前記上支持体を所定の吊下げ材の下方に、直接、或いは他の部品を用いて間接的に固定すればよい。
形状可変オブジェを吊下げた状態で用いる場合には、前記上支持体を、例えば線状体である所定の吊下げ材の下方に、直接、或いは他の部品を用いて間接的に固定すればよい。
吊下げた状態で使用する形状可変オブジェの前記上支持体には、その先端が前記下支持体と接続された線状体を巻き取り、或いは巻き解くことのできるウインチが設けられていてもよい。このようにすれば、前記ウインチにより前記線状体を巻き取ることで、前記下支持体を前記上支持体に近づけられ、前記ウインチにより前記線状体を巻き解くことで、前記下支持体を前記上支持体から遠ざけられるようになる。
もっとも、形状可変オブジェの上支持体と下支持体の距離を変化させるための機構は他の機構によってもよい。
形状可変オブジェは、また、前記上支持体と、前記下支持体に、その両端をそれぞれ接続された伸縮自在の棒状体であり、前記上支持体に対して相対的に移動する前記下支持体の移動方向を規制する補強手段を備えていてもよい。このようにすれば、形状可変オブジェの強度を増すことができ、且つその変形の確実性を増せる。
形状可変オブジェが補強手段を備えている場合、補強手段を中空の棒状体とすることができる。その場合、前記線状体は、前記棒状体とされた補強手段の内部に通されていてもよい。これにより、形状可変オブジェの膜材で仕切られた空間内のスペースを大きく確保できるようになるので、照明機器の設定・取付けの自由度が高まり、また、本体の小型化・軽量化を図ることができるようになるという利点を得られる。
膜材で仕切られた空間の内側は、単なる空洞でもよいが、そこに光源を設けることもできる。そして、その光源が点灯しているとき、前記膜材の外側から、前記膜材を通して前記光源からの光が見えるようにすることができる。このようにすれば、本発明の形状可変オブジェは、光源の点灯により更なる視覚効果を生じるものとなるので、それを見る者に与える楽しさを更に大きくできることになる。
光源はどのようなものでも構わない。例えば、前記光源は、点灯時の色を変化させられるようなものとすることができる。これにより、本発明の形状可変オブジェを見る者に与える楽しさを更に増すことができる。この場合、前記光源を点灯させるか消灯させるか、及び前記光源の点灯時の色をどのようなものにするかを制御する制御手段を設ける。制御手段は、形状可変オブジェの膜材に仕切られた空間の内側にあってもよいし、その外側にあってもよい。
前記膜材により仕切られた空間は、その外部の空間と連通させられていてもよい。形状可変オブジェの形状を変化させると、膜材により仕切られた空間の体積が変化する場合がある。そのような場合に、膜材により仕切られた空間が、その外部の空間と連通させられていれば、その空間内の空気を、その体積の増減に応じて外部の空間との間で出し入れできるので、形状可変オブジェの形状の変化を行い易くなる。
以下、本発明の好ましい一実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1及び図2に、本実施形態による形状可変オブジェ100の側断面図を、図3に同平面図を示す。
この形状可変オブジェ100は、後述するように、図1に示す縦長の状態と、図2に示す横長の状態と、及び図示を省略の縦長の状態と横長の状態の間の状態に変形可能となっている。
形状可変オブジェ100は、上支持体110と下支持体120を備えている。上支持体110と下支持体120は、形状可変オブジェ100が使用されるときに上支持体110が下支持体120の鉛直方向に位置するような関係にある。
上支持体110、及び下支持体120はともに、円形の孔111A、121Aをその中心に設けられた金属製の板である外円板111、121を備えている。外円板111は形状可変オブジェ100の最上部に、外円板121は形状可変オブジェ100の最下部にそれぞれ位置している。
外円板111、121はそれぞれ、金属板により細長い台形に形成された接続板112、122の一端に接続されている。なお、接続板112、122は、平面視で90°の間隔が開くように4枚存在するが、図1及び図2では、紙面に平行な2枚のみを図示している。
接続板112、122の他端にはそれぞれ、内円板113、123が取付けられている。内円板113は、円形の孔113Aを中心に設けられた金属製の板である。内円板123は、円形の板である。内円板113、123はともに、上述した外円板111、121よりも一回り小さく形成されている。なお、下側の内円板123の上面には、固定用円板123Aが設けられている。固定用円板123Aは、金属製の円板である。
内円板113、123の縁の対称な位置には、板状の接続金具114A、124Aを介して、必ずしもそうである必要はないがこの実施形態では矩形の板状とされたLED114、124が取付けられている。LED114、124は共に、その外側の面にR(赤)G(緑)B(青)の小さな発光素子を多数備えており、適当な制御を行うことで、赤色、緑色、青色、黄色、白色などの任意の光を放出することができるものとされている。なお、LED114、124は、電源を外部から取るための図示せぬケーブルと、それが発光する、しないを制御する信号、及びそれが発光する場合に放出する光の色を制御するための信号を外部から受取るための図示せぬケーブルと接続されている。
上支持体110の内円板113と、下支持体120の内円板123は、伸縮管130によって接続されている(より詳細には、内円板123は、固定用円板123Aを介して伸縮管130の下端と接続されている。)。伸縮管130は、テレスコピック構造の管であり、伸縮可能となっている。より詳細には、伸縮管130は、下に向かって細くなるようなテーパーの与えられた中空な管であり上の管ほど太くなっているものを複数接続して構成されている。伸縮管130は一定の堅さがあり、形状可変オブジェ100の使用時における上支持体110と下支持体120の位置関係が鉛直方向となるようにする。
なお、伸縮管130の上側の孔は、上側の内円板113の孔113Aの内側に臨むようにされている。
上側の外円板111の下側には、モータ115Aと、ドラム115Bとを含んで構成されるウインチ115が取付けられている。ウインチ115は、この実施形態ではワイヤである線状体115Cを巻き取り、或いは巻き解くことができるようになっている。線状体115Cは、その基端がドラム115Bに巻き付けられており、モータ115Aを駆動させてドラム115Bを回転させることにより、ドラム115Bが線状体115Cを巻き取り、或いは巻き解くようになっている。
線状体115Cは、伸縮管130の内部(この実施形態では、伸縮管130の中心)を通るようにされており、その先端が固定用円板123Aの中心に固定されている。ドラム115Bは、線状体115Cが伸縮管130の内部の中心を通るような位置に設けられている。
モータ115Aを駆動させ線状体115Cをドラム115Bで巻き取ると、固定用円板123Aを介して線状体115Cの先端に固定された下支持体120は、伸縮管130を縮めながら上支持体110に対して相対的に近づく。即ち、形状可変オブジェ100が吊下げ状態で使用されているのであれば、下支持体120が上支持体110に向かって近づき、形状可変オブジェ100が床置き状態で使用されているのであれば、下支持体120に向かって上支持体110が近づく。
なお、モータ115Aは、図示せぬ電源を外部から取るための図示せぬケーブルと、その駆動の制御のための信号を外部から受取るための図示せぬケーブルに接続されている。
外円板111、121の外側には、ヒンジ接続部140が設けられている。このヒンジ接続部140は、外円板111、121の外周に沿って、この実施形態では等間隔で16個設けられている。
ヒンジ接続部140は、棒状体である骨材150と接続されている。骨材150は、その端部近辺では、その厚さ(図1、図2の紙面に垂直な方向)がその中心よりの部分よりも薄く、且つその幅(図1、図2の紙面上で骨材150の長さ方向に垂直な方向)がその中心よりの部分よりも大きくなるようにされている。その部分を、ヒンジ接続部140に設けられたピンに貫通して固定されることで、各骨材150の両端部は、ヒンジ接続部140に対して、図1、図2に示した位置関係になれるように回動できるようになっている。
骨材150は、外側に向かって膨らむように湾曲している。骨材150は一定の柔軟性を持っており、その外側に向かう湾曲の度合いは、上支持体110と下支持体120の相対的な距離の変化に伴って変化するようにされている。つまり、上支持体110と下支持体120の距離が近づくほど、骨材150の湾曲の度合いと、骨材150の中心部分の伸縮管130からの距離が大きくなるようにされている。
なお、骨材150の素材は、この実施形態では金属でできている。骨材150は、より詳細には、その中央に近い部分のバネ性が、その両端部に近い部分のバネ性よりも弱くなるようにされている。これは、上支持体110と下支持体120が近づいたときに、骨材150の中央に近い部分がその両端の部分よりもより大きく曲がるようにするとともに、骨材150の湾曲が大きくなった場合における骨材150が直線に戻ろうとする力を小さくするためである。これにより、この形状可変オブジェ100は、上支持体110と下支持体120が近づいたときに、横長の扁平な形状を取り易くなっている。また、中央に近い部分のバネ性が、その両端部に近い部分のバネ性よりも弱くなるようにされていることにより、骨材150は、上支持体110と下支持体120の距離を近づけ、遠ざけることを繰り返したとしても、その変形による疲労によって損傷するおそれが小さい。
上支持体110と下支持体120が近づいたときに、横長の扁平な形状を取り易くなっており、また、繰り返しの変形による損傷のおそれが小さいという効果は、例えば以下のような骨材150を用いることによっても得ることができる。この場合の骨材150は、例えばニッケルとチタンの合金である形状記憶合金によって形成される。この骨材150の素材である形状記憶合金は、変形されたものがそれ以上の温度になった場合に元の形状に戻ろうとする温度である変態温度(作動温度)が通常の室温よりも低く(例えば、0℃近辺)に設定されている。また、骨材150が変態温度以上になったときに戻ろうとする元の形状は、直線状の形状とされており、これにより骨材150には常に、直線状の形状に戻ろうとする力、つまり図2で示された状態から図1で示された状態に戻ろうとする力がはたらいている。ここで、形状記憶合金は、元の形状から一定以上変形した場合には与える力を大きくしなくても更に変形させられるという特性がある。したがって、図1に示した形状と図2に示した形状のうちの図1よりの形状を、それを超えて変形させる場合に骨材150に与える力を大きくしなくてもよい形状としておけば、図1に示した形状から図2に示した形状に骨材150を変形させるときに骨材150に与える力をそれほど大きくする必要がなくなるので、この形状可変オブジェ100は、上支持体110と下支持体120が近づいたときに、横長の扁平な形状を取り易くなる。また、一般的に、形状記憶合金は、変形を行わせやすくその場合の疲労が小さいという特性を有する。それゆえ、この骨材150は、繰り返しの変形による損傷のおそれが小さい。
骨材150の外面には、膜材160が張られている。この膜材160は、骨材150の外側の全面を覆っている。膜材160は一枚ものでもよいし、隣接する骨材150の間を覆うような形状のものを16枚用いたものでもよい。この実施形態における膜材160は、後者のように構成されている。
膜材160の素材には特に制限はない。上述したLED114、124からの光を外部から膜材160を透かして視認できるようなものであればよい。膜材160は、骨材150の変形に追随できる程度のしなやかさが必要であり、この実施形態では、多少の伸縮を許容するものとなっている。膜材160は、この実施形態では、ポリエステルの糸にポリウレタンをコートするなどして作られた伸縮性を有する糸で織った織物とされている。なお、膜材160を織物とした場合には、膜材160が伸びた場合に、部分的に他よりも織物の目の広い部分が生じる場合がある。このような場合には、膜材160の内側にあるLED114、124からの光がその目の部分から強く出てくることになるので、形状可変オブジェ100を外から見る者にしてみれば、膜材160から外に出てくる光にムラができることになる。そのようなことを防ぐため、この実施形態における膜材160は、少なくともその一方の面(この実施形態では、膜材160の外面)の全体を、ウレタン樹脂で薄くコーティングしている。
なお、膜材160によって仕切られた空間は、膜材160の外部の空間と、外円板111、121の孔111A、121Aを介して連通させられている。
膜材160が骨材150に張られた状態を図4の平面図で示す。
LED114、124と接続されたケーブルのうち、LED114、124が発光する、しないを制御する信号、及びLED114、124が発光する場合に放出する光の色を制御するための信号をLED114、124が外部から受取るための図示せぬケーブル(以下、これをLEDケーブル201と呼ぶ。)は、制御装置に接続されている。モータ115Aに接続されたケーブルのうち、モータ115A駆動の制御のための信号をモータ115Aが外部から受取るためのケーブル(以下、これをモータケーブル202と呼ぶ。)も同様に、制御装置に接続されている。
図5に制御装置200(図7に図示)のハードウェア構成を示す。この実施形態における制御装置200は、一般的なパーソナルコンピュータによって構成されている。
制御装置200は、CPU(Central Processing Unit)211、ROM(Read Only Memory)212、RAM(Random Access Memory)213、インタフェイス214、及びこれらを接続するバス215を備えている。
CPU211は、所定のプログラムを実行することで、所定の処理を実行するものである。
ROM22は、LED114、124やモータ115Aに信号を送るための処理をCPU211に実行させるためのプログラムやデータを記憶している。
RAM213は、CPU211がデータ処理を行うためのワーク領域を提供する。
インタフェイス214は、この制御装置200の入出力用の窓口として機能する。インタフェイス214は、接続用の図示せぬコネクタを備えている。このコネクタに上述のLEDケーブル201、モータケーブル202が接続される。また、インタフェイス214は、例えばキーボードやマウスによって構成される入力装置221、及び例えば液晶ディスプレイ装置によって構成されるディスプレイ装置222と接続されている。入力装置221は、LED114、124やモータ115Aに信号を送るための処理をCPU211に実行させるにあたって必要な指示を入力するためのものであり、ディスプレイ装置222は、所定の画像(例えば、上述の指示の入力の際の支援を行うための画像、その入力の内容を確認するための画像など)を表示するためのものである。インタフェイス214は、入力装置221から上述の指示についての情報を受取り、上述の画像を表示するための情報をディスプレイ装置222に送るようになっている。
CPU211が、ROM212に記録されていたプログラムを実行することで、制御装置200内に図6に示されるような機能ブロックが生成される。
機能ブロックは、入力管理部231、制御部232、出力管理部233を含んでいる。
入力管理部231は、インタフェイス214を介してCPU211に対して行われる入力装置221からの入力を受付けるものである。入力管理部231は、入力装置221から、LED114、124が発光する、しないを制御するための指示、LED114、124が発光する場合に放出する光の色を制御するための指示、モータ115A駆動を制御するための指示を受付ける。入力管理部231は、これら指示を制御部232へ送るようにされている。
制御部232は、この形状可変オブジェ100全体の制御を行うものである。制御部232は、LED114、124を発光させる、させないの制御、LED114、124が発光する場合における当該LED114、124が放出する光の色の制御、モータ115Aの駆動の制御を行うとともに、ディスプレイ装置222に表示される画像の制御を行うものとなっている。
制御部232には、LED制御部232A、モータ制御部232B、及びディスプレイ制御部232Cが含まれている。
LED制御部232Aは、入力管理部231を介して入力装置221から入力された上述の指示に基づいて、LED114、124を発光させるか否か、またLED114、124を発光させるのであればどのような色を放出させるかということについての信号を生成するものである。
モータ制御部232Bは、入力管理部231を介して入力装置221から入力された上述の指示に基づいて、モータ115Aを駆動させるための信号を生成するものである。
ディスプレイ制御部232Cは、ディスプレイ装置222を制御するための信号を生成するものである。この信号には、ディスプレイ装置222に表示される画像についての画像データが含まれる。
LED制御部232Aが生成した上述の信号、モータ制御部232Bが生成した上述の信号、及びディスプレイ制御部232Cが生成した上述の信号はともに、出力管理部233に送られるようになっている。
出力管理部233は、インタフェイス214を介してLEDケーブル201及びモータケーブル202に対して行われる信号の出力、及びディスプレイ装置222に対して行われる信号の出力を制御するものである。
出力管理部233は、LED制御部232Aから受取ったLED114、124を発光させるか否か、またLED114、124を発光させるのであればどのような色を放出させるかということについての上記信号を、LEDケーブル201を介してLED114、214に送るようになっている。また、出力管理部233は、モータ制御部232Bから受取ったモータ115Aを制御するための上記信号をモータケーブル202を介してモータ115Aに送るようになっている。また、出力管理部233は、ディスプレイ制御部232Cから受取ったディスプレイ装置222を制御するための上記信号をディスプレイ装置222に送るようになっている。
LED114、124を発光させるか否か、またLED114、124を発光させるのであればどのような色を放出させるかということについての信号を出力管理部233からから受付けたLED114、124は、その信号で指示された色の光を放出しながら発光し、或いは発光をやめる。モータ115Aを制御するための上記信号をモータ制御部232Bから受取ったモータ115Aは、線状体115Cを巻き取るように、或いは巻き解くように駆動し、或いはその駆動をやめる。ディスプレイ装置222を制御するための上記信号をディスプレイ制御部232Cから受取ったディスプレイ装置222は、その画面に所定の画像を表示する。
この形状可変オブジェ100は、以下のようにして用いられる。
この形状可変オブジェ100は、必ずしもそうする必要はないが、図7に示したようにして、天井310から吊下げた状態で使用する。天井310からの吊下げはどのようにして行ってもよいが、この実施形態では、天井から垂らしたワイヤなどの線状体320の先端と上側の外円板111とを接続することで、かかる吊下げを実現している。線状体320と外円板111との接続はどのようにして行ってもよい。この実施形態では、外円板111の上面に、三本に分岐された線状体320の先端にそれぞれ設けた図示せぬループを係止するための図示せぬフックを設けてあり、そのフックに線状体320のループを係止することで、線状体320と外円板111の固定を行っている。
この状態で、形状可変オブジェ100の管理者は、制御装置200の入力装置221を操作する。このとき、ディスプレイ装置222には、ディスプレイ制御部232Cが生成し、出力管理部233を介して受付けた信号によって生成された画像が表示される。管理者は、この画像を見ながら、入力装置221の操作を行うことができる。
例えば、操作者は、入力装置221を操作することによって、LED114、124が発光する、しないを制御するための指示、LED114、124が発光する場合に放出する光の色を制御するための指示を入力することができる。この指示を、入力管理部231を介して受付けた制御部232内のLED制御部232Aは、受付けた上述の指示に基づいて、LED114、124を発光させるか否か、またLED114、124を発光させるのであればどのような色を放出させるかということについての信号を生成する。この信号は、出力管理部233、及びLEDケーブル201を介して、形状可変オブジェ100のLED114、124に送られる。これを受付けたLED114、124は、その信号に基づいて、その信号に指定された色で発光し、或いはその発光をやめる。
操作者は、また、入力装置221を操作することによって、モータ115Aを制御するための指示を入力することができる。この指示を、入力管理部231を介して受付けた制御部232内のモータ制御部232Bは、受付けた上述の指示に基づいて、モータ115Aをどのように駆動させるかということについての信号を生成する。この信号は、出力管理部233、及びモータケーブル202を介して、形状可変オブジェ100のモータ115Aに送られる。これを受付けたモータ115Aは、その信号に基づいて、駆動することになる。
モータ115Aが受取った信号が、線状体115Cをドラム115Bが巻き取るようにモータ115Aを駆動させるようなものであった場合には、モータ115Aの駆動により、ドラム115Bが線状体115Cを巻き取る。この場合には、下支持体120が上支持体110に近づく。このとき、形状可変オブジェ100は、元の状態から、図2に示した状態に近づくことになる。
モータ115Aが受取った信号が、線状体115Cをドラム115Bから巻き解くようにモータ115Aを駆動させるようなものであった場合には、モータ115Aの駆動により、ドラム115Bが線状体115Cを巻き解く。この場合には、下支持体120が上支持体110から離れる。このとき、形状可変オブジェ100は、元の状態から、図1に示した状態に近づくことになる。
適当にモータ115Aを駆動することにより、この実施形態における形状可変オブジェ100は、図1に示した状態、図2に示した状態、及び図1と図2に示された状態の間の任意の状態を取りうる。
本実施形態の形状可変オブジェを示す側断面図。 図1に示した形状可変オブジェの他の状態を示す側断面図。 図1に示した形状可変オブジェの上支持体の構成を示す平面図。 図2に示した状態の形状可変オブジェの平面図。 図1に示した形状可変オブジェが備える制御装置のハードウェア構成を示す図。 図1に示した形状可変オブジェ内に生成される機能ブロックを概念的に示す図。 図1に示した形状可変オブジェの使用状態を示す側面図。
符号の説明
100 形状可変オブジェ
110 上支持体
111 外円板
112 接続板
113 内円板
114 LED
115 ウインチ
115B ドラム
115A モータ
115C 線状体
120 下支持体
121 外円板
122 接続板
123 内円板
124 LED
130 伸縮管
140 ヒンジ接続部
150 骨材
160 膜材
200 制御装置

Claims (8)

  1. 縦方向に配される上支持体、及び下支持体と、
    前記上支持体及び下支持体にその両端をそれぞれ接続された、曲折可能とされた棒状体である複数本の骨材と、
    前記骨材の外側の全面に張られた膜材と、
    を備えており、
    前記上支持体と前記下支持体とは、その距離が可変となるようにされているとともに、
    前記骨材は、前記上支持体と前記下支持体を結ぶ線から見て外側に湾曲しているとともに、前記上支持体と前記下支持体との距離が変化するのに伴ってその湾曲の度合いが変化するようになっている、
    形状可変オブジェ。
  2. 前記骨材は、前記上支持体と前記下支持体との距離が変化するのに伴ってその湾曲の度合いが変化する際に、前記骨材の中で前記上支持体と前記下支持体を結ぶ前記線から最も離れている部分の前記線からの距離が変化するようになっている、
    請求項1記載の形状可変オブジェ。
  3. 前記膜材の内側には、光源が設けられており、
    前記光源が点灯しているとき、前記膜材の外側から、前記膜材を通して前記光源からの光が見えるようになっている、
    請求項1又は2記載の形状可変オブジェ。
  4. 前記光源は、点灯時の色を変化させられるようになっており、
    且つ前記光源を点灯させるか消灯させるか、及び前記光源の点灯時の色をどのようなものにするかを制御する制御手段を備えてなる、
    請求項3記載の形状可変オブジェ。
  5. 前記上支持体を所定の吊下げ材の下方に固定することにより、吊下げた状態で用いるものとされているとともに、
    前記上支持体には、その先端が前記下支持体と接続された線状体を巻き取り、或いは巻き解くことのできるウインチが設けられており、
    前記ウインチにより前記線状体を巻き取ることで、前記下支持体を前記上支持体に近づけられ、前記ウインチにより前記線状体を巻き解くことで、前記下支持体を前記上支持体から遠ざけられるようになっている、
    請求項1〜4のいずれかに記載の形状可変オブジェ。
  6. 前記上支持体と、前記下支持体に、その両端をそれぞれ接続された伸縮自在の棒状体であり、前記上支持体に対して相対的に移動する前記下支持体の移動方向を規制する補強手段を備えてなる、
    請求項1〜5のいずれかに記載の形状可変オブジェ。
  7. 前記上支持体と、前記下支持体に、その両端をそれぞれ接続された伸縮自在で中空の棒状体であり、前記上支持体に対して相対的に移動する前記下支持体の移動方向を規制する補強手段を備えてなり、
    前記線状体は、前記補強手段の内部に通される、
    請求項5記載の形状可変オブジェ。
  8. 前記膜材により仕切られた空間は、その外部の空間と連通させられてなる、
    請求項1〜7のいずれかに記載の形状可変オブジェ。
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