JPH04234323A - パーキンソン病の治療剤 - Google Patents

パーキンソン病の治療剤

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JPH04234323A
JPH04234323A JP3178036A JP17803691A JPH04234323A JP H04234323 A JPH04234323 A JP H04234323A JP 3178036 A JP3178036 A JP 3178036A JP 17803691 A JP17803691 A JP 17803691A JP H04234323 A JPH04234323 A JP H04234323A
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tolbutamide
therapeutic agent
parkinson
atp
injection
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JP3178036A
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Susan A Greenfield
スーザン・エイ・グリーンフィールド
Denyse Levesque
デニス・レベスクー
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Bristol Myers Squibb Co
ER Squibb and Sons LLC
Original Assignee
Bristol Myers Squibb Co
ER Squibb and Sons LLC
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパーキンソン病の治療剤
、更に詳しくは、アデノシントリホスフェート(ATP
)感受性カリウム管を遮断する薬剤(遮断剤)を活性成
分とするパーキンソン病の治療剤またはパーキンソン患
者の運動調節剤に関する。
【0002】
【従来の技術】ATPに依存する一種のカリウム管(p
otassium  channel)は最初、心筋に
おいて、ノマ・A.の「Nature」(305、14
7〜148頁、1983年),“心筋のATP調節K+
管”に記載されている。このカリウム管は、細胞代謝と
特殊で密な関連を有しているため、興味が高まりつつあ
る[アシュクロフト・F.M.の「Ann.Rev.N
eurosci.」(11、97〜118頁、1988
年),“アデノシン5−トリホスフェート感受性カリウ
ム管”参照]。現在、ATP感受性カリウム管は種々の
組織に存在することがよく知られている。たとえば心筋
については、カケイ・M.およびノマ・A.の「J.P
hysiol.」(352、265〜284頁、198
4年),“ウサギの心臓における房室結節細胞のアデノ
シン5’−トリホスフェート感受性単カリウム管”;ノ
マ・A.およびシバサケ・T.の「J.Physiol
.」(363、463〜480頁、1985年),“モ
ルモット心室細胞のアデノシントリホスフェート調節カ
リウム管を流れる膜電流”、膵臓ベータ細胞については
、ファインドレイ・I.、デュンネ・M.J.およびピ
ーターセン・O.H.の「J.Memb.Biol.」
(88、165〜172頁、1985年),“培養膵島
細胞におけるATP感受性内部整流器およびカルシウム
活性化K+管”;デュンネ・M.J.、ファインドレイ
・I.、ピーターセン・O.H.およびウオルヘイム・
C.B.の「J.Memb.Biol.」(93、27
1〜279頁、1986年),“インシュリン分泌細胞
系のATP感受性K+管はD−グリセルアルデヒドによ
って阻害され、かつ膜透過によって活性化される。”;
アシュクロフト・F.M.らの「Nature」(31
2、446〜448頁、1984年),“グルコースは
、単離したラットの膵臓β−細胞の単カリウム管の閉鎖
を誘発する。”、骨格筋については、スタージェス・N
.C.、アシュフォード・M.L.J.、クック・D.
L.およびハーレス・C.N.の「Lancet」(8
435、474〜475頁、1985年),“スルホニ
ル尿素レセプタはATP感受性カリウム管となりうる。 ”、および平滑筋については、スタンデン・N.B.、
キール・J.M.、デービス・N.W.、ブレイデン・
J.E.、フアング・Y.およびネルソン・M.T.の
「Science」(245、177〜180頁、19
89年),“過分極血管拡張剤は、動脈平滑筋のATP
感受性K+管を活性化する。”を参照。
【0003】最近において、さらに次のような提唱がな
されている。すなわち、ATP感受性管は脳にも存在し
、心臓およびベータ細胞の該管の有効な遮断剤であるス
ルホニル尿素化合物はある脳領域の選択的結合を発揮す
ること[モーレ・C.、ベン・アリ・Y.、ベルナージ
・H、ホセット・M.およびラズダンスキィ・M.の「
Brain  Res.」(486、159〜164頁
、1989年),“抗糖尿病性スルホニル尿素化合物:
脳の結合部位の局在および海馬スライスの無酸素によっ
て起る過分極に対する効果”を参照]。また実際に、中
枢系のスルホニル尿素レセプタの内因配位子の存在が報
告されている[ビルソルビイ−バージン・A.、ブルッ
ク・M.、デュフオア・M.、カウビン・A.、ルポ・
B.およびベタイル・Dの「FEBSLetters」
(242、65〜69頁、1988年),“中枢系スル
ホニル尿素レセプタの内因配位子”を参照]。また、ス
ルホニル尿素結合部位は、運動のコントロールに付随し
て、脳の領域、すなわち運動皮質、小脳皮質、淡蒼球お
よび黒質で最大となると思われることがわかっている[
上記モーレらの文献(1989年)参照]。
【0004】2つの黒質線状体系間のドーパミン(DA
)の有効性の相違は、旋回行動をドーパミン欠乏側への
方向に導く[アンゲルステット・Uの「Acta  P
hysiol. Scand.」(増補版、367、4
9〜68頁、1971年),“アンフェタミン後の線条
体ドーパミン放出または回転行動から明らかな神経変性
”参照]。このモデルは、従来、推定的な神経賦活剤の
活性を評価するのに、すなわち物質を黒質に局所投与し
た場合にラットに旋回行動を起させるかどうかを評価す
るのに用いられているものである。[グリーンフィール
ド・S.A.、チャブ・I.W.、グルネワルド・R.
A.、ヘンダーソン・Z.、メイ・J.、ポートノイ・
S.、ウェストン・J.およびライト・M.D.の「E
xpt.  Brain  Res.」(54、513
〜520頁、1984年),“行動証拠として、黒質に
おけるアセチルコリンステラーゼの非コリン機能”参照
]。
【0005】
【発明の構成と効果】パーキンソン病において、運動調
節で重要な脳ニューロンの一部が退化することがわかっ
た。このニューロン部は、膜内に孔または管を含有し、
かかる孔または管は、ニューロンの代謝に関係する一定
の条件下で、細胞からカリウムを放出せしめる(“K−
ATP管”)。本発明によれば、パーキンソン患者の脳
、特にその黒質部へ、K−ATP管を遮断する薬剤を投
与することにより、他の方法ではコントロールしえない
パーキンソン患者の運動を調節することができる。
【0006】本発明は、脳のATP感受性カリウム管を
遮断する薬剤(遮断剤)から成るパーキンソン病の治療
剤を提供する。すなわち、パーキンソン病の治療を必要
とする哺乳動物に、上記治療剤の有効量を投与すること
により、治療が達成される。
【0007】さらに本発明は、黒質のATP感受性カリ
ウム管を遮断して黒質線状体経路のネット活性(net
  activity)を変えることにより、運動をコ
ントロールする薬剤(遮断剤)から成るパーキンソン患
者の運動調節剤を提供する。
【0008】本発明で用いる薬剤は、脳のATP感受性
カリウム管の有効な遮断剤である。かかる遮断剤の具体
例としては、これらに限定されるものではないが、スル
ホニル尿素化合物、たとえばグリブライド(glybu
ride)、すなわち1−[[p−[2−(5−クロロ
−O−アニサミド)エチル]フェニル]スルホニル]−
3−シクロヘキシル尿素;クロロプロパミド(chlo
ropropamide)、すなわち1−[(p−クロ
ロフェニル)スルホニル]−3−プロピル尿素;グリピ
ジド(glypizide)、すなわち1−シクロヘキ
シル−3−[[p−[2−(5−メチル−ピラジンカル
ボキサミド)エチル]フェニル]スルホニル]尿素;ト
ラザミド(tolazamide)、すなわちN−[[
(ヘキサヒドロ−1H−アゼピン−1−イル)アミノ]
カルボニル]−4−メチル−ベンゼンスルホンアミド;
またはトルブタミド(tolbutamide)、すな
わちN−[(ブチルアミノ)カルボニル]−4−メチル
−ベンゼンスルホンアミドが挙げられ、トルブタミドが
好ましい。加えて、上記スルホニル尿素化合物の代わり
に、キニーネも使用しうる。
【0009】かかるK−ATP管遮断剤は全身投与、た
とえば経口または非経口投与しうるが、局所投与、たと
えば頸動脈注射、腰椎穿刺または大槽穿刺で投与するこ
とが好ましい。K−ATP管遮断剤は、パーキンソン病
の治療またはパーキンソン患者の運動コントロールが必
要とされる限り、その間にわたって投与される。
【0010】K−ATP管遮断剤の用量に関して、脳の
広い領域を、たとえば頸動脈注射、腰椎穿刺または大槽
穿刺で治療する場合、使用するK−ATP管遮断剤の種
類に応じて、約0.1〜20mg/kg/治療、好まし
くは約0.5〜15mg/kg/治療の範囲で選定すれ
ばよい。
【0011】K−ATP管遮断剤を全身投与、たとえば
経口または非経口投与する場合、血中のK−ATP管遮
断剤が定常状態レベルで存在する量で投与すればよい。 すなわち、全身治療の場合、K−ATP管遮断剤を約0
.5〜20mg/kg/治療、好ましくは約1〜15m
g/kg/治療の範囲内の量で投与することができる。
【0012】本発明において治療を行うに際し、K−A
TP管遮断剤を哺乳動物、たとえばサル、イヌ、ネコ、
ラット、およびヒトに投与すればよい。K−ATP管遮
断剤は、通常の全身投与剤形、たとえば錠剤、カプセル
剤、エリキシル剤または注射液で投与されてよい。また
、かかる剤形に、必要な担体物質、賦形剤、潤滑剤、緩
衝剤、抗菌剤、増量剤(たとえばマンニトール)、酸化
防止剤(たとえばアスコルビン酸または重亜硫酸ナトリ
ウム)などを含ませることもできる。
【0013】
【実施例】次に挙げる実施例は、本発明の好ましい実施
例である。 実施例1 パーキンソン病の治療のため、トルブタミドを頸動脈注
射または腰椎穿刺で投与するのに用いる注射液を、以下
の手順で製造する。   トルブタミド                 
                   −−−  2
50mg  塩化ナトリウム            
                      −−−
    25mg  ポリエチレングリコール400 
                   −−−   
   1.5l  注射用水(適量)        
                         
 −−−      5l   上記トルブタミドおよび塩化ナトリウムを1.5l
のポリエチレングリコール400および3lの注射用水
に溶解し、次いで全容量を6.5lとする。溶液を殺菌
フィルターで濾過し、殺菌バイアルに無菌充填し、次い
で殺菌ゴム栓で閉鎖する。各バイアルは25mlの注射
液を含有し、注射液の濃度は50mg活性成分/mlで
ある。
【0014】実施例2 実施例1において、トルブタミドの代わりにキニーネを
用いる以外は、同様にして、パーキンソン病の治療に用
いる注射液を製造する。
【0015】実施例3および4 実施例1において、トルブタミドの代わりにグリブライ
トまたはグリピジドを用いる以外は、同様にして、パー
キンソン病の治療に用いる注射液を製造する。
【0016】実施例5 最近、ATP感受性カリウム管が脳に存在するといわれ
ている。配位子結合の研究から、この比較的なじみの薄
い管は特に、運動コントロールに付随する領域に密に分
布することが推論される。すなわち、この研究の目的は
、他の組織のATP感受性管に対し特異的な作用を示す
薬剤が、黒質に付随する特定の運動行動に効果があるか
どうかを調べることであり、正常ラットの黒質へ種々の
カリウム管遮断剤をミクロ注入した場合、ラットが旋回
行動を開始するかどうかについて試験するものである。 ATP感受性カリウム管を遮断することが知られている
物質、すなわちスルホニル尿素化合物のトルブタミドお
よびキニーネ[前記アシュクロフトの文献(1988年
)参照]を黒質にミクロ注入した場合の、自由に動くラ
ットの運動行動に対する効果について調べた。これらの
効果を、ほとんどのカリウム管を遮断する古典的遮断剤
(ATP感受性カリウム管の抑制にはあまり効果的でな
い)、すなわちテトラエチルアンモニウムクロリド(T
EA)[前記フアンイドレイの文献(1985年)参照
]の効果と比較した。
【0017】材料と方法     実験動物   外科麻酔した250gの雄ウィスターラット(AP
:−5.0、L:−2.2、DV:−7.0、頭蓋骨を
ブレグマとラムダ間を水平にする、パキシノスおよびワ
トソン)の黒質の領域の片側に、案内カニューレ(プラ
スチック・プロダクツ・カンパニイ)を埋め込み、次い
でラットを24時間放置して、手術から十分に回復させ
た。
【0018】注入操作   溶液を注入するため、埋め込んだ案内カニューレ内
のダミーカニューレを内部カニューレ(プラスチック・
プロダクツ・カンパニイ)と交換し、内部カニューレを
約0.5mm突出させた。内部カニューレを不活性毛細
管チューブ(内径0.010インチ)で10μlハミル
トン注射器に接続し、次いで内部カニューレに溶液を注
入し、自動ポンプにより、1μl/10分の速度で推進
した。10分後ポンプのスイッチを切り、かつ内部カニ
ューレをその後1分間そのまま放置した。なお、注入の
間ラットは制限領域内で自由に運動していた。
【0019】旋回行動の評価   (i)薬物注入前の旋回テスト:案内カニューレを
埋め込む前に、全てのラットの固有癖を試験した。ラッ
トにd−アンフェタミンスルフェートを投与し(5mg
/kg・i.p.)、10分後にラットを丸いボウル(
直径12インチ)に入れ、360°回転/分のネット数
を20分間記録した。なお、平均スコア2回転/分以上
のラットをそれ以上使用しなかった。次いで、残ったラ
ットの1つの黒質に、外部カニューレを埋め込んだ。手
術から十分に回復した後、ラットを2度ボウルに入れ、
ラットを環境に慣らせた。この後、上述の旋回を試験し
て、埋め込み自体が運動方向における癖を引起すかどう
かを確かめた。またここでも、平均スコア2回転/分以
上のラットをそれ以上使用しなかった。
【0020】(ii)薬物注入後の旋回行動テスト:全
てのラットに、薬物溶液とビヒクル溶液1回づつの2回
ミクロ注入を行なった。なお、半数は対照注入の前に薬
物を与え、一方残りについては最初にビヒクルを与えた
。このため、機械的刺激あるいは組織瘢痕から生じるい
ずれの人為的効果も確認することができた。注入は10
分にわたって行い、直ちにアンフェタミンを投与した。 この注入操作が終って10分後に、20分にわたって回
転を観察した。これらの注入が持続効果を有しているか
を確かめるため、翌日に再度、全てのラットをアンフェ
タミンで攻撃し、上述の回転テストを行なった。ラット
が注入前の旋回スコアを示す場合、2つのグループを入
れ換えた。すなわち、前に薬物を投与したラットに対照
ビヒクルを与え、逆に対照ビヒクルを投与したラットに
は薬物を与え、上述の操作を繰り返した。
【0021】薬物溶液   全ての薬物は、1μl容量で注入した。キニーネ塩
酸塩(シグマ、1×10−4M)と、テトラエチルアン
モニウムクロリド(TEA)(シグマ、1×10−2M
)をNaClビククル(0.9%W/V)に加えた。ト
ルブタミド(シグマ、2.5×10−4M)の場合、N
aCl(0.9%W/V)に加えて、DMSO(シグマ
、0.5Mストック溶液)を使用して、粉末の溶解を容
易にした。
【0022】組織処置   実験の終りに、ラットを深い麻酔にかけ、ホルムア
ルデヒドを潅流した。脳を摘出し、切開前に少なくとも
24時間ホルムアルデヒドおよびスクロースに漬けた。 クレジルバイオレットで着色した凍結切片(50μm)
を調べることにより、黒質内のカニューレ配置を確認し
た。 その配置を外部観察者に盲検させて、緻密層部あるいは
網状層部に分類した。カニューレが異状に配置されたも
のは、いずれも放棄した。
【0023】データの消去理由   上述の事項に加えて、さらに約20匹のラットを実
験から廃棄したが、その理由として、手術の健康状態の
悪化、脳内出血、注入ポンプあるいは案内カニューレの
閉塞が挙げられる。なお、上述の明らかな理由がなくと
も、幾匹かのラットは旋回行動を示さないことが時々見
られた。
【0024】分析   各ラットの360°回転/分のネット数の平均評点
(±SEM)を出すことにより、各グループの評価を判
断した(図1、2および3)。旋回行動に対する各薬物
の効果(C段階)を、対照注入の効果(B段階)と比較
した。一組のスチューデントt−テスト(Studen
rs’  t−test)を用いて、統計学上の意義を
判断した。
【0025】結果   トータル8匹のラットの運動行動に対し、TEAの
投与は効果がなかった(NaCl注入:0.04±0.
1回転/分、TEA注入:0.07±0.1回転/分)
。旋回行動に対するTEAの効果を図1に示す。アンフ
ェタミン攻撃下の8匹のラットにおける、 (A)外部カニューレの埋め込みの3日後(B)NaC
lビヒクルの注入直後 (C)TEA・Clの注入後 (D)上記C段階、すなわちTEA注入の24時間後の
4つの実験段階の平均値(±SEM)をヒストグラムで
示す。対比により、トルブタミドの注入は、顕著な旋回
行動‘同側‘または‘反対側‘、すなわち処置側の方向
(1.8±0.4回転/分)または反対側(1.2±0
.6回転/分)の旋回行動を誘発した(図2)。図2に
、(a)ラット6匹の緻密層部および(b)ラット5匹
の網状層部にトルブタミドを注入したときの、旋回行動
に対する効果を示す。それぞれについて、図1に記入さ
れているような各実験段階の旋回評点をヒストグラムで
示す。C段階はトルブタミドの即座の効果を意味する。 注目すべき点は、薬物を緻密層部(a)に注入すると、
回転は埋め込み側に向き、この回転はp<0.01レベ
ルでの対照値に対して有意差があった。また薬物を網状
部(b)に注入すると、回転は(a)の反対方向、すな
わち処置側の反対側に起り、p<0.05での対照値に
対して有意差があった。 その後の組織試験により、旋回方向は黒質内のカニュー
レの位置に一致することが認められ、注入カニューレを
緻密層部に埋め込んだラットは全て、処置側の方向に旋
回し、一方、カニューレを網状層部に埋め込んだラット
は注入側の反対側へ回転する(図2)。キニーネを投与
すると、カニューレを緻密層部または網状層部のいずれ
かに埋め込んだトータル6匹のラットは、p<0.01
での対照値に対して有意差があり、注入部位への薬物誘
発旋回(1.11±0.47回転/分)を示した(図3
)。キニーネまたはトルブタミドのいずれかを注入する
と、運動行動は24時間以内で注入前の値に復帰した(
図2および3)。
【0026】薬物誘発回転のイオン基準(ionic 
 basis)SNcまたはSNrのいずれかへのテト
ラエチルアンモニウムクロリド(TEA)の適用は、旋
回行動を変えなかった。TEAは、広範囲のカリウム管
を遮断することが知られている[ラトーレ・R.および
ミラー・C.の「J.  Membrane  Bio
l.」(71、11〜30頁、1983年)参照]。事
実、この実験て用いた濃度では、TEAは緻密層部細胞
における活動電位再分極の原因をなす電圧活性化カリウ
ム管を阻害する[リナス・R.、グリーンフィールド・
S.A.およびジャンセン・Hの「Brain  Re
s.」(294、127〜132頁、1984年),“
インビトロ黒質における緻密層部細胞の電気生理機能,
樹状細胞の可能な遊離機序”;ネダーガード・S.、ボ
ラン・J.P.およびグリーンフィールド・S.A.の
「Nature」(333、174〜177頁、198
8年),“黒質における5−ヒドロキシトリプタミンに
よる樹状カルシウムコンダクタンスの促進”;ハリス・
N.C.、ウェブ・C.およびグリーンフィールド・S
.A.の「Neuroscience」(37、355
〜362頁、1989年),“各種イオン管遮断剤によ
って明らかな、モルモット黒質の緻密層部ニューロンの
可能なペースメーカ機構”参照]。そして、電圧ゲート
(voltage−gated)カリウム管の遮断では
一般に、旋回行動が見られることを説明することができ
ないと思われる。一方、TEAはATP感受性カリウム
管の極めて有効な遮断剤ではない[前記ファインドレイ
らの文献(1985年)参照]。さらに、トルブタミド
などのスルホニル尿素化合物は、ATP感受性カリウム
管の有効で選択的な遮断剤である[シュミット・アント
マーチ・M.の「J. Biol. Chem.」(2
62、15840〜15844頁、1987年),“抗
糖尿病性スルホニル尿素化合物のレセプタは、インシュ
リン分泌細胞におけるATP調節K管の活性をコントロ
ールする”;前記スタージェスらの文献(1985年)
参照]。類似の特異な行動効果を起す2つの化学的に無
関係の物質が共通してATP感受性カリウム管を遮断す
る性質を有することから、薬物誘発による旋回が見られ
る理由は、恐らく、ATP感受性カリウム管が、選択的
に運動のコントロールに関与する黒質の神経機構の基礎
をなしているためであろう。
【0027】緻密層部および網状層部の特異性  トル
ブタミドの適用は、注入が緻密層部または網状層部のい
ずれにあるかに左右される方向の旋回行動をもたらすこ
とが特に注目に値する。黒質の2つの主要な再分裂にG
ABAを適用した後の、行動応答の匹敵する二元論は既
に報告されている[コワード・D.M.の「Psych
opharm.」(76、294〜298頁、1982
年),“GABA作用薬の黒質作用は、慢性フルフェナ
ジンによって増大し、かつ付随フルラセパムによって分
化される。”参照]。さらに、緻密層部および網状層部
のニューロンはそれぞれ、同一物質(この場合はドーパ
ミン)によって阻害および励起しうることが証明されて
いる[ワズックザック・B.I.らの「Science
」(220、218〜221頁、1983年),“黒質
網状層部ニューロンに対するアミノ酪酸の効果のドーパ
ミン調整”参照]。従って、このことは、トルブタミド
が緻密層部および網状層部細胞に対して異なる効果を有
しているという事実と同様である。これらの効果は、出
力経路(output  pathway)に対し相互
に相容れない2つの方法で影響を及ぼしうる。すなわち
、緻密層細胞のGABA誘発励起の場合に既に仮定され
ている、緻密層および網状層細胞の各標的への直接的リ
レー、および/または薬物によって影響される網状層部
細胞の再発性側副枝を経由する緻密層部細胞出力の間接
的変異である[グレース・A.A.およびバンネイ・B
.S.の「Eur. J. Pharm.」(59、2
11〜218頁、1979年),“黒質ドーパミン性細
胞の逆説的GABA励起:網状層阻害ニューロンによる
間接的仲介”参照]。一方、長い‘先端‘の樹状突起は
、緻密層部の黒質線状体細胞から、網状層部の中を通っ
て、腹背面に広がっていることを考えに入れることに価
値がある[ジュラスカ・J.M.、ウイルソン・C.J
.およびグローブス・P.M.の「J. Comp. 
Neurol.」(172、585〜600頁、197
7年),“ラットの黒質:ゴルジ研究”;ワセッフ・M
.ベロド・A.およびソテロ・C.の「Neurosc
ience」(6、2125〜2139頁、1985年
),“ラット黒質の網状層部におけるドーパミン性樹状
突起およびその線状体出力、チロシンヒドロキシラーゼ
の免疫細胞化学的定位と歩行退化の組合せ”;グリーン
フィールド・S.A.の「Neuro  Chem  
Int.」(7、887〜901頁、1985年),“
黒質における伝達物質およびプロテインの樹状放出の意
義”参照]。このため、網状層部への注入は主に、薬物
の緻密層部細胞樹状突起への局所適用を必然的に伴う。 2つの領域での注入に見られる相違は、同一細胞種の異
なる部分への薬物適用から誘引される異なる応答によっ
て起る。先端の樹状突起の膜特性は、緻密層部の細胞体
の膜特性と異なると思われる[前記ネダーガードらの文
献(1988年)参照]。
【0028】旋回行動におけるATP感受性カリウム管
の意義   前記アンゲルステットの文献(1971年)に記載
のモデルに従い、反対側旋回は、処置側の線条体に比較
的多量の有効なドーパミンが存在することを暗示する。 このため、上述の結果から、網状層部におけるトルブタ
ミドの注入は黒質線状体経路の励起性を増大するネット
効果を有し、これに対し、緻密層部においてキニーネ、
およびトルブタミドはドーパミンの線条体放出のネット
減少を起すことが示唆される。驚くべきことに、カリウ
ム流出を遮断することにより細胞を脱分極すべきである
、トルブタミドなどの薬物は、阻害剤であると思われる
。しかしながら、緻密層部細胞は、バースト発射(bu
rst  firing)を促進するが、過分極電位に
おいてのみ活性化するカルシウム仲介コンダクタンスを
発生させることが示されている[キタ・T.、キタ・H
.およびキタイ・S.の「Brain  Res.」(
372、21〜30頁、1986年),“インビトロス
ライス組織標本におけるラット黒質緻密層ニューロンの
電気膜特性”参照]。これに伴って、これらの緻密層部
細胞において、過分極の閉塞はネット阻害の逆説的効果
を有するものである。
【0029】まとめ   トルブタミドおよびキニーネの適用により、旋回行
動を起すが、テトラエチルアンモニウムでは起さない。 しかし、トルブタミド適用の場合、旋回方向は、注入部
位が緻密層部または網状層部のいずれにあるかに左右さ
れる。一方、キニーネの場合は、黒質内の適用部位に関
係なく、すなわち、緻密層部へのトルブタミドの注入後
に見られるように同一の方向において同じ効果である。 キニーネとトルブタミドは化学的種類が異なるが、両者
共、テトラエチルアンモニウムとは異なり、主としてA
TP感受性カリウム管を遮断する。従って、黒質細胞の
ATP感受性カリウム管は、黒質線状体経路のネット活
性を変性するのに選択的な役割を演じることができ、こ
のため運動のコントロールが達成されると思われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】  実施例5に記載の、ラットにおける旋回行
動に対するテトラエチルアンモニウムの効果を示すグラ
フである。
【図2】  実施例5に記載の、(a)緻密層部または
(b)網状層部にトルブタミドを注入したときの旋回行
動に対する効果を示すグラフである。
【図3】  実施例5に記載の、旋回行動に対するキニ
ーネの効果を示すグラフである。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  脳のアデノシントリホスフェート(A
    TP)感受性カリウム管を遮断する薬剤(遮断剤)から
    成ることを特徴とするパーキンソン病の治療剤。
  2. 【請求項2】  遮断剤がスルホニル尿素化合物である
    請求項1に記載の治療剤。
  3. 【請求項3】  スルホニル尿素化合物がグリブライド
    、すなわち1−[[p−[2−(5−クロロ−O−アニ
    サミド)エチル]フェニル]スルホニル]−3−シクロ
    ヘキシル尿素;クロロプロパミド、すなわち1−[(p
    −クロロフェニル)スルホニル]−3−プロピル尿素;
    グリピジド、すなわち1−シクロヘキシル−3−[[p
    −[2−(5−メチル−ピラジンカルボキサミド)エチ
    ル]フェニル]スルホニル]尿素;トラザミド、すなわ
    ちN−[[(ヘキサヒドロ−1H−アゼピン−1−イル
    )アミノ]カルボニル]−4−メチル−ベンゼンスルホ
    ンアミド;またはトルブタミド、すなわちN−[(ブチ
    ルアミノ)カルボニル]−4−メチル−ベンゼンスルホ
    ンアミドである請求項2に記載の治療剤。
  4. 【請求項4】  スルホニル尿素化合物がトルブタミド
    である請求項2に記載の治療剤。
  5. 【請求項5】  遮断剤がキニーネである請求項1に記
    載の治療剤。
  6. 【請求項6】  黒質のATP感受性カリウム管を遮断
    して黒質線状体経路のネット活性を変えることにより、
    運動をコントロールする薬剤(遮断剤)から成ることを
    特徴とするパーキンソン患者の運動調節剤。
  7. 【請求項7】  遮断剤がスルホニル尿素化合物である
    請求項6に記載の運動調節剤。
  8. 【請求項8】  スルホニル尿素化合物がグリブライド
    、クロールプロパミド、グリピジド、トラザミドまたは
    トルブタミドである請求項7に記載の運動調節剤。
  9. 【請求項9】  スルホニル尿素化合物がトルブタミド
    である請求項7に記載の運動調節剤。
  10. 【請求項10】  遮断剤がキニーネである請求項6に
    記載の運動調節剤。
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