JPH0423404A - 熱間圧延による異方性永久磁石の製造方法 - Google Patents
熱間圧延による異方性永久磁石の製造方法Info
- Publication number
- JPH0423404A JPH0423404A JP2128754A JP12875490A JPH0423404A JP H0423404 A JPH0423404 A JP H0423404A JP 2128754 A JP2128754 A JP 2128754A JP 12875490 A JP12875490 A JP 12875490A JP H0423404 A JPH0423404 A JP H0423404A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rolling
- hot
- permanent magnet
- hot rolling
- roll
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 17
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 claims abstract description 42
- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 33
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 claims abstract description 19
- 238000005098 hot rolling Methods 0.000 claims abstract description 16
- 229910052723 transition metal Inorganic materials 0.000 claims abstract description 7
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 17
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 17
- ZOXJGFHDIHLPTG-UHFFFAOYSA-N Boron Chemical compound [B] ZOXJGFHDIHLPTG-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 6
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 claims description 6
- 239000000956 alloy Substances 0.000 claims description 6
- 229910052796 boron Inorganic materials 0.000 claims description 6
- 230000009467 reduction Effects 0.000 claims description 6
- 229910052761 rare earth metal Inorganic materials 0.000 claims description 5
- 229910052727 yttrium Inorganic materials 0.000 claims description 3
- VWQVUPCCIRVNHF-UHFFFAOYSA-N yttrium atom Chemical compound [Y] VWQVUPCCIRVNHF-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 3
- 230000008569 process Effects 0.000 abstract description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 8
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 4
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 3
- 230000008859 change Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 3
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 2
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 2
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 2
- 229910001047 Hard ferrite Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910000828 alnico Inorganic materials 0.000 description 1
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 229910017052 cobalt Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010941 cobalt Substances 0.000 description 1
- GUTLYIVDDKVIGB-UHFFFAOYSA-N cobalt atom Chemical compound [Co] GUTLYIVDDKVIGB-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 1
- 239000012776 electronic material Substances 0.000 description 1
- 238000005242 forging Methods 0.000 description 1
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
- 229910001004 magnetic alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 1
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 238000007670 refining Methods 0.000 description 1
- 238000005245 sintering Methods 0.000 description 1
- 150000003624 transition metals Chemical class 0.000 description 1
Landscapes
- Manufacturing Of Steel Electrode Plates (AREA)
- Hard Magnetic Materials (AREA)
- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は希土類元素と遷移金属元素、及びボロンを基本
成分とする永久磁石とその製造法に関するものである。
成分とする永久磁石とその製造法に関するものである。
[従来の技術]
磁性合金は、永久磁石を始め一般家庭の各種電気製品か
ら大型コンピューターの周辺末端機器まで幅広い分野で
使用されている重要な電気、電子材料の一つである。最
近の電気製品の小型化、高効率化の要求にともない、永
久磁石も益々高性能化が求められている。
ら大型コンピューターの周辺末端機器まで幅広い分野で
使用されている重要な電気、電子材料の一つである。最
近の電気製品の小型化、高効率化の要求にともない、永
久磁石も益々高性能化が求められている。
現在使用されている永久磁石のうち代表的なものはアル
ニコ、ハードフェライト及び希土類−遷移金属系磁石で
ある。特に、希土類(以下、Rと略す。)−遷移金属(
以下、TMと略す。)系磁石であるR−Co系永久磁石
や、R−Fe−B系永久磁石は高い磁気性能が得られる
ので従来から多くの研究開発が行なわれている。
ニコ、ハードフェライト及び希土類−遷移金属系磁石で
ある。特に、希土類(以下、Rと略す。)−遷移金属(
以下、TMと略す。)系磁石であるR−Co系永久磁石
や、R−Fe−B系永久磁石は高い磁気性能が得られる
ので従来から多くの研究開発が行なわれている。
従来、R−TM−B系異方性化永久磁石の製造法に関し
ては焼結による方法や急冷薄帯を利用する方法が知られ
ているが、これらの方法より量産性に優れた方法として
特開昭62−203302号公報や特開昭62−276
803号公報で開示されたような方法が提案されている
。
ては焼結による方法や急冷薄帯を利用する方法が知られ
ているが、これらの方法より量産性に優れた方法として
特開昭62−203302号公報や特開昭62−276
803号公報で開示されたような方法が提案されている
。
この方法は希土類、鉄、ボロンを基本成分とする溶湯を
鋳型に流し込んで、鋳造することを基本とする磁石の製
造方法である。この方法によれば粉末工程を含まない為
、危険な金属粉末のハンドリングをする事もなく、また
、磁石中の酸素濃度も低くすることが可能である。さら
に、所望の形状に成形すること、および、該インゴット
の結晶粒の微細化および結晶軸を特定の方向に配向せし
めて磁気的に異方性化することを目的に、該鋳造インゴ
ットを500℃以上の温度で熱間加工を施すことも提案
されている。
鋳型に流し込んで、鋳造することを基本とする磁石の製
造方法である。この方法によれば粉末工程を含まない為
、危険な金属粉末のハンドリングをする事もなく、また
、磁石中の酸素濃度も低くすることが可能である。さら
に、所望の形状に成形すること、および、該インゴット
の結晶粒の微細化および結晶軸を特定の方向に配向せし
めて磁気的に異方性化することを目的に、該鋳造インゴ
ットを500℃以上の温度で熱間加工を施すことも提案
されている。
また、特開平1−171204号公報や特開平1−17
1205号公報に開示されているように、インゴットを
金属で覆い、多数回加工する方法も提案されれている。
1205号公報に開示されているように、インゴットを
金属で覆い、多数回加工する方法も提案されれている。
[発明が解決しようとする課題]
上記の方法では粉末工程を含まず、最も製造工程を簡略
化できる製造方法であり、さらに、熱間加工に、現在鉄
鋼業で使用されている熱間圧延法、熱間鍛造法が利用で
き優れた量産性があるが、磁気性能的にはやや劣るとい
う問題があった。
化できる製造方法であり、さらに、熱間加工に、現在鉄
鋼業で使用されている熱間圧延法、熱間鍛造法が利用で
き優れた量産性があるが、磁気性能的にはやや劣るとい
う問題があった。
本発明は以上の従来技術の欠点、特に熱間圧延法による
永久磁石の性能面での欠点をを解決し、さらに生産性の
一層の向上をはかるものであり、その目的とするところ
は、高性能、低コストなR−TM−B系永久磁石の製造
法を提供するところにある。
永久磁石の性能面での欠点をを解決し、さらに生産性の
一層の向上をはかるものであり、その目的とするところ
は、高性能、低コストなR−TM−B系永久磁石の製造
法を提供するところにある。
[課題を解決するための手段]
希土類元素(但しイツトリウムを含む)と遷移金属元素
、及びボロンを基本成分とする合金を溶解・鋳造し、つ
いで鋳造インゴットを金属製シースに封入し、500℃
以上の温度にて、所望の厚みとするために2回以上熱間
圧延を行い磁気異方性を付与する永久磁石の製造法にお
いて、上記熱間圧延中、中立点位置とロール出口とのロ
ール中心角をφ、上記金属シースの中立点位置での圧延
方向の厚みをS d (mm)としたとき、上記熱間圧
延の各パスにおける圧延中、常にS d (mm)/
sinφの値が800以上となるように熱間圧延圧下量
を制御す事を特徴とする異方性永久磁石の製造方法であ
る。
、及びボロンを基本成分とする合金を溶解・鋳造し、つ
いで鋳造インゴットを金属製シースに封入し、500℃
以上の温度にて、所望の厚みとするために2回以上熱間
圧延を行い磁気異方性を付与する永久磁石の製造法にお
いて、上記熱間圧延中、中立点位置とロール出口とのロ
ール中心角をφ、上記金属シースの中立点位置での圧延
方向の厚みをS d (mm)としたとき、上記熱間圧
延の各パスにおける圧延中、常にS d (mm)/
sinφの値が800以上となるように熱間圧延圧下量
を制御す事を特徴とする異方性永久磁石の製造方法であ
る。
[作用コ
本発明者等は、数多くのR−Fe−B系鋳造合金を評価
し、Pr−Fe−B系合金に適当な熱処理を加えれば高
い保磁力が得られることを知見し、更に、この合金を基
に機械的配向処理により磁気特性の改善効果を研究し、
高性能の永久磁石の製造方法を知見した。即ち、希土類
元素(但しイツトリウムを含む)と遷移金属、及びボロ
ンを基本成分とし、該基本成分から成る合金を溶解・鋳
造し、次いで、鋳造インゴットを500℃以上の温度に
て熱間加工し、磁気異方性を付与することを特徴とする
永久磁石の製造方法であり、鋳造−熱間加工−熱処理と
いう粉末工程を含まない方法で、従来法に比肩する高性
能の磁石が得られるものである。本方法で作成される異
方性永久磁石は、熱間加工法により配向、異方性化され
る。そのため、熱間加工方法は非常に重要な工程であり
、より均一な変形をする事が必要である。
し、Pr−Fe−B系合金に適当な熱処理を加えれば高
い保磁力が得られることを知見し、更に、この合金を基
に機械的配向処理により磁気特性の改善効果を研究し、
高性能の永久磁石の製造方法を知見した。即ち、希土類
元素(但しイツトリウムを含む)と遷移金属、及びボロ
ンを基本成分とし、該基本成分から成る合金を溶解・鋳
造し、次いで、鋳造インゴットを500℃以上の温度に
て熱間加工し、磁気異方性を付与することを特徴とする
永久磁石の製造方法であり、鋳造−熱間加工−熱処理と
いう粉末工程を含まない方法で、従来法に比肩する高性
能の磁石が得られるものである。本方法で作成される異
方性永久磁石は、熱間加工法により配向、異方性化され
る。そのため、熱間加工方法は非常に重要な工程であり
、より均一な変形をする事が必要である。
圧延法においてはそのロール半径、ロール速度、圧下量
等数多くのパラメータがある。さらに、本発明における
熱間圧延法では磁石インゴットを金属シースで覆い圧延
を行なうために、このシース形状と内部の磁石形状が、
高性能の磁石を製造するためには重要なパラメータとな
る。
等数多くのパラメータがある。さらに、本発明における
熱間圧延法では磁石インゴットを金属シースで覆い圧延
を行なうために、このシース形状と内部の磁石形状が、
高性能の磁石を製造するためには重要なパラメータとな
る。
本発明者らは上記各種パラメータを調査した結果、中立
点位置とロール出口とのロール中心角をφとし、金属シ
ースの中立点位置での圧延方向の厚みをS d (mm
)としたとき、sinφとS d (mm)の比と磁気
特性の間に、ある関係が成り立つことを事を知見した。
点位置とロール出口とのロール中心角をφとし、金属シ
ースの中立点位置での圧延方向の厚みをS d (mm
)としたとき、sinφとS d (mm)の比と磁気
特性の間に、ある関係が成り立つことを事を知見した。
本発明に於ける磁石の磁気特性の向上は、圧縮応力によ
る変形により、圧縮された方向に磁気的に配向する事に
依るものである。この圧縮変形に圧延法を用いるわけだ
が、第2図に示した様に圧延法は2つのロールの間で材
料を連続的に変形させるもので、圧縮応力は圧延機の構
造上100%板厚方向にはかからず、材料の圧延方向に
ある角度と分布をもっている。この圧縮応力は圧延材の
圧延速度とロールの周速度が一致する中立点(中心角φ
)で最大の応力が得られる。この中立点の中心角は材料
の噛み込み角(α)とロールと圧延材の摩擦係数(μ)
で決まるものであり、次の関係が知られている。
る変形により、圧縮された方向に磁気的に配向する事に
依るものである。この圧縮変形に圧延法を用いるわけだ
が、第2図に示した様に圧延法は2つのロールの間で材
料を連続的に変形させるもので、圧縮応力は圧延機の構
造上100%板厚方向にはかからず、材料の圧延方向に
ある角度と分布をもっている。この圧縮応力は圧延材の
圧延速度とロールの周速度が一致する中立点(中心角φ
)で最大の応力が得られる。この中立点の中心角は材料
の噛み込み角(α)とロールと圧延材の摩擦係数(μ)
で決まるものであり、次の関係が知られている。
tanρ= μ
5in(α/2)= (a/8R)’□2a=△H/2
ここで、△Hは圧延前後での圧延材厚みの変化量、Rは
ロール半径である。
ロール半径である。
圧下方向のずれ角度φは、圧縮応力をできるだけ磁石イ
ンゴットに対して、板厚方向にかけることを考えるとで
きるだけ小さい方が望ましい。摩擦係数μは高温での熱
間圧延の場合、加工温度が決まると大きく変化させるこ
とは困難なため、φを小さくするためには圧下量aを小
さくするか、ロール半径を大きくする必要がある。しが
し、量産を考えると無限に大きなロール半径の圧延機を
使用することは限界がある。
ンゴットに対して、板厚方向にかけることを考えるとで
きるだけ小さい方が望ましい。摩擦係数μは高温での熱
間圧延の場合、加工温度が決まると大きく変化させるこ
とは困難なため、φを小さくするためには圧下量aを小
さくするか、ロール半径を大きくする必要がある。しが
し、量産を考えると無限に大きなロール半径の圧延機を
使用することは限界がある。
本発明者らは磁石インゴットを覆う金属シースが、圧縮
応力の厚み方向からのずれの影響を緩和する事を知見し
た。即ち、中立点位置での圧延方向の厚みと中立点の中
心角の比S d (mm)/ sinφの値が800以
上であれば、磁石インゴット板厚方向の応力のずれは金
属シースに緩和され、十分な配向が得られるものである
。反対にこれ以下では圧縮応力の板厚方向からのずれに
より、磁気的配向が乱されてしまう。
応力の厚み方向からのずれの影響を緩和する事を知見し
た。即ち、中立点位置での圧延方向の厚みと中立点の中
心角の比S d (mm)/ sinφの値が800以
上であれば、磁石インゴット板厚方向の応力のずれは金
属シースに緩和され、十分な配向が得られるものである
。反対にこれ以下では圧縮応力の板厚方向からのずれに
より、磁気的配向が乱されてしまう。
ここで中立点位置での圧延方向の厚みS d (mm)
はφが十分小さい時は以下の式で近似される。
はφが十分小さい時は以下の式で近似される。
S d = (R25in2φ+2 Rb +b 2)
”2−Rsinφここでbは圧延後の金属シースの厚
みである。
”2−Rsinφここでbは圧延後の金属シースの厚
みである。
以上のことから、圧延中シース中立点位置での圧延方向
の厚みS d (mm)に合うように中立点位置の中心
角φを小さくするように圧下量aを調整したパススケジ
ュールで圧延することにより、十分に磁気的配向が得ら
れることになる。
の厚みS d (mm)に合うように中立点位置の中心
角φを小さくするように圧下量aを調整したパススケジ
ュールで圧延することにより、十分に磁気的配向が得ら
れることになる。
以下、実施例で詳細に述べる。
[実施例1]
第1表Nolに示すような組成となるように希土類、鉄
、コバルト、ボロンおよびその他の金属を秤量し、真空
溶解炉にて溶解し水冷金型に鋳造した。得られた鋳造イ
ンゴットを切り出し、金属シース(SS41)に真空封
入し圧延材とする。インゴットの寸法は長さ60mm、
幅20mm、高さ40mm、圧延材の外寸は、長さ15
0mm、 幅90M1 高さ100mmである。上
記のビレットを加工温度950℃で圧延を施した。圧延
機は2段ロールでロール半径は300mmである。摩擦
係数はほぼ0.3であった。加工後シースを除去し磁気
特性を測定する。
、コバルト、ボロンおよびその他の金属を秤量し、真空
溶解炉にて溶解し水冷金型に鋳造した。得られた鋳造イ
ンゴットを切り出し、金属シース(SS41)に真空封
入し圧延材とする。インゴットの寸法は長さ60mm、
幅20mm、高さ40mm、圧延材の外寸は、長さ15
0mm、 幅90M1 高さ100mmである。上
記のビレットを加工温度950℃で圧延を施した。圧延
機は2段ロールでロール半径は300mmである。摩擦
係数はほぼ0.3であった。加工後シースを除去し磁気
特性を測定する。
圧下量を変化させ圧延を行い、sinφをそれぞれ計算
した。圧延中金属シースも加工されることで薄くなって
いくので、加工後の金属シースの厚みを測定し、S d
(mm)を計算した。S d (mm)/ sinφ
と圧延前後でのBr変化の関係を第1図に示す。
した。圧延中金属シースも加工されることで薄くなって
いくので、加工後の金属シースの厚みを測定し、S d
(mm)を計算した。S d (mm)/ sinφ
と圧延前後でのBr変化の関係を第1図に示す。
S d (mm)/ sinφの値がが800以下では
圧延の前後でBrの変化が負になり、圧延による磁気的
配向の乱れが生じていることがわかる。
圧延の前後でBrの変化が負になり、圧延による磁気的
配向の乱れが生じていることがわかる。
第1表
[実施例2]
第1表にある様な組成となるように、溶解鋳造し、実施
例1と同様にビレットを作成した。ロール半径300m
mの2段ロール圧延機で加工を施した。全加工量が75
%となるように数回圧延を施した。この時圧延後の温度
を測定し、930℃以下にはビレットの温度が下がらな
いように加熱を繰り返した。第2表に磁気測定の結果を
示す。圧延中シースの上下厚も加工されることで薄くな
っていく。そのため、浮下量も下記の条件で調整ながら
圧延を行った。
例1と同様にビレットを作成した。ロール半径300m
mの2段ロール圧延機で加工を施した。全加工量が75
%となるように数回圧延を施した。この時圧延後の温度
を測定し、930℃以下にはビレットの温度が下がらな
いように加熱を繰り返した。第2表に磁気測定の結果を
示す。圧延中シースの上下厚も加工されることで薄くな
っていく。そのため、浮下量も下記の条件で調整ながら
圧延を行った。
10□
第2表
条件1:常にS d (mm)/ sinφの値が80
0以上となるように圧延。
0以上となるように圧延。
条件2: 最終パスまでは条件1と同じ、最終パスのS
d (mm)/ sinφの値を1000で圧延。
d (mm)/ sinφの値を1000で圧延。
[発明の効果]
以上のように本発明の異方性化永久磁石の製造方法によ
れば、圧延法という大量生産に適した方法で生産できる
磁石を、高性能かつ、安定した磁石にすることが出来、
従来の磁石の生産性を大幅に高めるという効果を有する
。
れば、圧延法という大量生産に適した方法で生産できる
磁石を、高性能かつ、安定した磁石にすることが出来、
従来の磁石の生産性を大幅に高めるという効果を有する
。
第1図は圧延材中立点位置での圧延方向の厚み8 d
(mm)と中立点の中心角φとのS d (mm)/
sinφの値と、圧延の前後でのBrの差の関係を示す
図である。 第2図は本発明における圧延の概念図である。 1・・・圧延ロール 2・・・金属シース 3・・・磁石インゴット 4・・・中立点 α・・・噛み込み角 φ・・・中立点中心角 a・・・圧下量 Sd・・・シース上下厚 R・・・ロール半径 以 上 出願人 セイコーエプソン株式会社 代理人 弁理士 銘木 喜三部 他1名?00 1功Q Iぶつ S’4 /si nφ 侘 図 仔 第 、2− 図
(mm)と中立点の中心角φとのS d (mm)/
sinφの値と、圧延の前後でのBrの差の関係を示す
図である。 第2図は本発明における圧延の概念図である。 1・・・圧延ロール 2・・・金属シース 3・・・磁石インゴット 4・・・中立点 α・・・噛み込み角 φ・・・中立点中心角 a・・・圧下量 Sd・・・シース上下厚 R・・・ロール半径 以 上 出願人 セイコーエプソン株式会社 代理人 弁理士 銘木 喜三部 他1名?00 1功Q Iぶつ S’4 /si nφ 侘 図 仔 第 、2− 図
Claims (1)
- 希土類元素(但しイットリウムを含む)と遷移金属元素
、及びボロンを基本成分とする合金を溶解・鋳造し、つ
いで鋳造インゴットを金属製シースに封入し、500℃
以上の温度にて、所望の厚みとするために2回以上熱間
圧延を行い磁気異方性を付与する永久磁石の製造法にお
いて、上記熱間圧延中、中立点位置とロール出口とのロ
ール中心角をφ、上記金属シースの中立点位置での圧延
方向の厚みをSd(mm)としたとき、上記熱間圧延の
各パスにおける圧延中、常にSd(mm)/sinφの
値が800以上となるように熱間圧延圧下量を制御する
事を特徴とする熱間圧延による異方性永久磁石の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2128754A JPH0423404A (ja) | 1990-05-18 | 1990-05-18 | 熱間圧延による異方性永久磁石の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2128754A JPH0423404A (ja) | 1990-05-18 | 1990-05-18 | 熱間圧延による異方性永久磁石の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0423404A true JPH0423404A (ja) | 1992-01-27 |
Family
ID=14992641
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2128754A Pending JPH0423404A (ja) | 1990-05-18 | 1990-05-18 | 熱間圧延による異方性永久磁石の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0423404A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006204007A (ja) * | 2005-01-20 | 2006-08-03 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ラジアル磁気異方性磁石モータ |
JP2007089244A (ja) * | 2005-09-20 | 2007-04-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ラジアル磁気異方性多極磁石の製造方法 |
-
1990
- 1990-05-18 JP JP2128754A patent/JPH0423404A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006204007A (ja) * | 2005-01-20 | 2006-08-03 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ラジアル磁気異方性磁石モータ |
JP4622536B2 (ja) * | 2005-01-20 | 2011-02-02 | パナソニック株式会社 | ラジアル磁気異方性磁石モータ |
JP2007089244A (ja) * | 2005-09-20 | 2007-04-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ラジアル磁気異方性多極磁石の製造方法 |
JP4622767B2 (ja) * | 2005-09-20 | 2011-02-02 | パナソニック株式会社 | ラジアル磁気異方性多極磁石の製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN106399756B (zh) | 一种高性能立方织构镍基合金基带的制备方法 | |
CN102049515B (zh) | 铁硅铝软磁粉末的制造方法 | |
CN102212712A (zh) | 铍铜合金及非晶和/或纳米晶带材生产设备用铜套和制备方法 | |
CN105177469A (zh) | 一种高铁含量的非晶软磁合金及其制备方法 | |
CN100571966C (zh) | 一种磁控溅射Fe-Co合金靶的制造方法 | |
DING et al. | Twin-roll strip casting of magnesium alloys in China | |
JPH0423404A (ja) | 熱間圧延による異方性永久磁石の製造方法 | |
CN107164693A (zh) | 一种基于薄带连铸高硅钢冷轧带钢的制备方法 | |
JPH03261104A (ja) | 異方性希土類永久磁石の製造方法 | |
CN102176507A (zh) | 一种FeGaYB薄片状磁致伸缩材料的制备方法 | |
CN103551381A (zh) | 一种利用柱状晶板坯制备取向磁致伸缩薄板的方法 | |
JPH0423408A (ja) | 熱間圧延による異方性永久磁石の製造方法 | |
CN104195436B (zh) | 一种低磁导率纳米晶软磁合金及其制备方法 | |
JPH0423405A (ja) | 熱間圧延による異方性永久磁石の製造方法 | |
JPH0423407A (ja) | 熱間圧延による異方性永久磁石の製造方法 | |
JPH0423406A (ja) | 熱間圧延による異方性永久磁石の製造方法 | |
JPH0423409A (ja) | 熱間圧延による異方性永久磁石の製造方法 | |
JPH0831386B2 (ja) | 異方性希土類永久磁石の製造方法 | |
JPH02250922A (ja) | 希土類元素―遷移元素―b系磁石の製造方法 | |
JPS6057686B2 (ja) | 永久磁石薄帯及びその製造方法 | |
CN1021607C (zh) | 各向异性微晶稀土永磁材料的制备方法及其设备 | |
CN106756645A (zh) | 一种低成本铁基非晶合金件制备工艺及铁基非晶合金件 | |
JPH02138706A (ja) | 異方性永久磁石 | |
JPS5843881B2 (ja) | 線状磁石の製造方法 | |
JPS6372824A (ja) | 高けい素鋼急冷薄帯の磁気特性を改善する圧延処理方法 |