JPH04233157A

JPH04233157A - 白熱ランプ

Info

Publication number: JPH04233157A
Application number: JP3225866A
Authority: JP
Inventors: Raghunatha S Rao; ラグヌナサ　エス　ラオ; Oscar H Longo; オスカー　エッチ　ロンゴ
Original assignee: Philips Gloeilampenfabrieken NV
Current assignee: Koninklijke Philips NV
Priority date: 1990-09-07
Filing date: 1991-09-05
Publication date: 1992-08-21
Also published as: DE69110097T2; CN1028190C; EP0475508A3; EP0475508A2; US5140217A; DE69110097D1; CN1059620A; ES2075333T3; EP0475508B1; KR100236890B1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、真空気密にシールされ
た透光性のランプ容器と、このランプ容器内に定置され
た、夫々幾つかのターンと１つの端部ターンとを有する
端部分を有するコイル状白熱体と、夫々その内部端部分
で前記の白熱体の対応する端部分と把持し合い、ランプ
容器より外部に出る導入線とを有する白熱ランプに関す
るものである。

【０００２】

【従来の技術】このような白熱ランプは、英国特許第１
３４０７７８　号より既知である。種々の理由のために
、白熱体に電流を通すため例えば該白熱体の真直ぐな脚
部を使用しないですますようにすることができる。この
ような脚部は、例えば白熱体の位置決めのためには剛性
が不十分であったり、或いはエネルギを浪費し過ぎたり
、或いはまた白熱体の製造速度を遅くすることがある。

【０００３】前記の英国特許には、白熱体の対応する端
部分内にまたはまわりにねじ込まれるらせん状に巻回さ
れた部分を有する導入線が記載されている。これららせ
ん状に巻回された部分は、ねじ込み連結をより容易にす
るためにテーパー状の形とすることができる。

【０００４】前記の英国特許には、その端部分が側方鋸
歯縁をもった金属テープ部分を有する導入線が開示され
ている。この端部分は、白熱体の対応した端部分内にね
じ込まれる。

【０００５】前記の英国特許に開示されたような多くの
ランプタイプにおいて、導入線は幾つかの部分、すなわ
ち、ランプ容器のシール内に封入された金属箔、この金
属箔に連結されたランプ容器より外部に出る外部導線、
および前記の金属箔に連結されて白熱体に固定された内
部導線より成る。この金属箔は通常数１０−数１００　
μｍ　の厚さである。その結果、導入線は弱い。白熱体
も弱く、その上長い。したがって、白熱体と２　つの導
入線の間にねじ込み連結を特に損傷を生じることなしに
行うことは困難である。

【０００６】米国特許第３１８９７７８号には、導入線
が、局部的に平らにされたランプ容器内側にモリブデン
部分を有するようにした白熱ランプが開示されている。このモリブデン部分はタングステン白熱体の対応した端
部分内に突出し、一方この端部分の数ターンも平らにさ
れる。

【０００７】けれども、ランプ容器内部のモリブデンの
使用は、例えば再生サイクルを行うためにランプ容器が
ハロゲンまたはハロゲン化合物を含むと都合が悪いこと
がある。タングステンの平坦化は材料が破損する危険が
ある。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、簡単で信頼
性のある構造を有し、容易に製造することのできる冒頭
記載の種類の白熱ランプを得ることを目的とするもので
ある。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、各導入線の内部端部分は、第１脚部と
この第１脚部と鋭角でつながり且つ自由端を有する第２
脚部とを有し、この第２脚部は、その自由端で白熱体の
関係の端部分の端部ターンを指向し、またその自由端で
、前記の端部ターンから或る距離においてターンの背後
で把持することを特徴とするものである。

【００１０】本発明の白熱ランプでは、導入線は、これ
等導入線が白熱体の各端部分内に押込まれることによっ
て該白熱体に容易に連結されることがてきる。この間、
第２脚部は、導入線がその最終位置に達するまで該導入
線の自由端で端部分の多数のターン上をかたかた音を立
ててラチエット運動で移動する。次いで、第２脚部はそ
の自由端で、丁度通り過ぎた最後のターンの背後を把持
する。導入線を有する白熱体の組立時にねじ運動を行う
ことは可能であるが、これは必要でない。簡単な直線運
動で十分である。このことは、このアセンブリの組立、
したがってランプ製造の主たる簡単化とスピードアップ
を意味する。その上、このランプの構造は信頼性がある
。

【００１１】好ましい実施態様では、第１脚部は、第２
脚部の自由端の両側に延在し、径方向に該自由端に対向
してターンを押圧する。導入線のまわりの白熱体の位置
はこの場合極めて安定である。両脚部を通る平面内およ
びこの平面に垂直な平面での白熱体の回転はこれにより
阻止される。

【００１２】非常に好ましいのは、導入線が白熱体の対
応した端部ターンに当る止め部を有するようにした実施
態様である。導入線は、白熱体の幾つかのターンを短絡
する。この実施態様では、幾つのターンが短絡されるか
が前以て決められる。この実施態様では、所定の設計に
対するランプの電力は、導入線と白熱体の正確な寸法決
めによって狭い範囲内で得られる。したがってこの設計
に対する寿命のばらつきは著しく減少され、品質は改良
される。

【００１３】止め部は、端部ターンの面に沿って延在す
る導入線の一部でつくることができる。この部分は、第
２脚部から遠ざかって延在するかまたは第２脚部の方に
延在することができる。

【００１４】導入線が各面に沿って夫々延在するか或い
は共に１つの面に沿って延在すると有利である。このこ
とは、特に導入線が例えば溶接された内部導線と外部導
線を有する箔をそなえた複合体である場合にランプアセ
ンブリを簡単にする。この場合、構成要素は、正しい位
置で溶接されるようにシグ内に難なく入れられることが
できる。

【００１５】箔を有する複合導入線が用いられる場合に
は、ランプ容器は屡々少なくとも重量で９５％のＳｉＯ
２成分を有するガラスより成る。代りに、この導入線を
均一の構造とし、ランプ容器を、導入線の熱膨張係数に
相当する熱膨張係数を有する硬質ガラスとすることもで
きる。これ等の場合ランプ容器はハロゲン例えば臭化水
素を含むガス充填物を有することができる。代りに、導
入線は、例えばワイヤ部分よりつくられた複合物で、ラ
ンプ容器は、一般照明目的のランプの場合のように軟質
ガラスよりつくられることもできる。言う迄もなく、本
発明の本質はランプの性質に左右されるものではない。導入線の内部部分は、ワイヤまたは例えば打抜かれた板
状金属より形成することができる。

【００１６】１つの実施態様では、第２脚部の自由端は
、例えば第１および第２脚部を通る平面内で平らにされ
る。第２脚部が白熱体のターンと接触する面積がこれに
よって増加される。本発明によるランプの構造の魅力あ
る観点は、白熱体を、円い心棒の代りに平らなまたは例
えば長円形の心棒のまわりに巻くことができ、或いはま
たは二重コイル白熱体の場合のように円い心棒のまわり
に巻くことができるということである。これは、白熱体
と係合させるために導入線を回す必要がないからである
。

【００１７】

【実施例】図１において、白熱ランプは例えば石英ガラ
スの半透明のランプ容器１を有し、このランプ容器は真
空気密にシールされ、その中には、端部分３を有するら
せん状に巻かれた白熱体２が定置される。この白熱体は
多数の支持部４を有する。前記のランプ容器１はシール
５を有し、このシールを経て、導入線６がランプ容器か
ら外部に導かれる。

【００１８】図示のランプでは、各導入線６は夫々箔７
を有し、この箔に、外部導線８と内部導線９が溶接され
ている。セラミックのランプキャップ１０が各シール５
に固定され、対応した導入線６と接続された接触部１１
を有する。導入線６は内部端部分１５を有し、この内部
端部分は、図では内部導線９と一体で、白熱体２の対応
した端部分３を把持する。

【００１９】白熱体２の端部分３は夫々多数のターン１
２と１つの端部ターン１３を有する（図２）。ランプ容
器には、不活性ガスとハロゲン化合物すなわちアルゴン
と臭化水素が充填される。図２から明らかなように、導
入線６の内部端部分１５すなわち導入線の内部導線９は
、第１脚部１６とこの第１脚部と鋭角αをなし且つ自由
端１８を有する第２脚部１７とを有し、この自由端によ
って、前記の第２脚部１７は、白熱体２の端部ターン１
３を指向し（図２ｂ）　且つ前記の端部ターン１３から
或る距離においてターン１２の背後で把持する。

【００２０】図２ｂより明らかなように、第１脚部１６
は、第２脚部１７の自由端１８の両側で径方向に該第２
脚部に対向してターン１２を押す。内部端部分１５は、
端部ターン１３に当る止め部１９を有し、このため、該
内部端部分１５が白熱体２内に入ることのできる深さが
制限される。導入線６と白熱体２とは、図１と２では１
つの平面内を延在する。

【００２１】導入線６と白熱体２とは、図２ａに示すよ
うに向い合わされると、これ等を互いに直進的に動かす
ことによって容易に組立てることができる。この時自由
端１８は、止め部１９が端部ターンで留められる迄すな
わち直進運動が停止される迄、ターン１３，　１２をか
たかた音を立ててラチエット運動で通過する。

【００２２】図３ａと３ｂでは、前の図面の部分に対応
する部分は前の図面の符号に２０を加えた符号で示され
ている。図示のランプは唯１つのシール２５を有し、こ
のシールを経て両導入線２６が通される。図３ｃの符号
は、図３ｂの符号に２０を加えたものである。自由端５
８は平らにされている。導入線の形状と寸法は、対象と
されるランプの性質に対応するように選ばれる。当該技
術者は、唯１回の実験で好ましい形状を容易につきとめ
ることができるであろう。図１のランプでは白熱体は次
のような特性を有する。すなわち、タングステンワイヤ
直径　１７８μｍ　、内径　１．１７　ｍｍ　、外径　
１．５２ｍｍ　である。導入線の内部端部分は　２５４
μｍ　のタングステンワイヤより成る。

【００２３】図２ａの寸法ｈは、白熱体の内径より僅か
に大きく選ぶか、或いは平らな心棒が用いられる場合に
は最大内径よりも例えば２０％大きく選ぶことができる
。図２ａの止め部の寸法Ｌは、少なくとも白熱体の外径
に等しくされる。けれども、好ましい実施態様では、こ
の寸法はやはり２０％大きくされる。図のランプでは、
ｈとＬは夫々　１．４ｍｍおよび　１．８ｍｍであった
。角度αは３５°と５５°の間に選ばれるのが好ましい
。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の白熱ランプの一実施例の一部断面側面
図である。

【図２】ａは白熱体と導入線の組立前の詳細図である。ｂは白熱体と導入線の組立後の詳細図である。

【図３】ａは本発明の白熱ランプの別の実施例の側面図
である。ｂは導入線の内部端部分の詳細図である。ｃは
導入線の内部端部分の別の実施例の詳細図である。

【符号の説明】

１，２１　　ランプ容器３　　白熱体の端部分５，２５　　シール６，２６　　導入線９，２９，　４９　　内部導線１３　　端部ターン１５，　３５，　５５　　内部端部分１６，　３６，　５６　　第１脚部１７，　３７，　５７　　第２脚部１８，　３８，　５８　　自由端１９，　３９，　５９　　止め部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】　　真空気密にシールされた透光性のラン
プ容器（１）　と、このランプ容器内に定置された、夫
々幾つかのターン（１２）と１つの端部ターン（１３）
とを有する端部分を有するコイル状白熱体（２）　と、
夫々その内部端部分（１５）で前記の白熱体の対応する
端部分（３）　と把持し合い、ランプ容器より外部に出
る導入線（６）　とを有する白熱ランプにおいて、各導
入線（６）　の内部端部分（１５）は、第１脚部（１６
）とこの第１脚部と鋭角でつながり且つ自由端（１８）
を有する第２脚部（１７）とを有し、この第２脚部（１
７）は、その自由端（１８）で白熱体（２）　の関係の
端部分（３）　の端部ターン（１３）を指向し、またそ
の自由端（１８）で、前記の端部ターン（１３）から或
る距離においてターン（１２）の背後で把持することを
特徴とする白熱ランプ。
【請求項２】　　第１脚部（１６）は、第２脚部（１７
）の自由端（１８）の両側に延在し、径方向に該自由端
に対向してターン（１２）を押圧する請求項１の白熱ラ
ンプ。
【請求項３】　　内部端部分（１５）は、関係の端部タ
ーン（１３）に当たる止め部（１９）を有する請求項２
の白熱ランプ。
【請求項４】　　導入線（６）　は１つの平面に沿って
延在する請求項１乃至３の何れか１項の白熱ランプ。
【請求項５】　　第２脚部（５７）の自由端（５８）は
、第１脚附（５６）と第２脚部（５７）を通る平面内で
平らにされた請求項１乃至４の何れか１項の白熱ランプ
。