JPH04232341A - ガスタービンエンジンの操作装置 - Google Patents

ガスタービンエンジンの操作装置

Info

Publication number
JPH04232341A
JPH04232341A JP41608490A JP41608490A JPH04232341A JP H04232341 A JPH04232341 A JP H04232341A JP 41608490 A JP41608490 A JP 41608490A JP 41608490 A JP41608490 A JP 41608490A JP H04232341 A JPH04232341 A JP H04232341A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas turbine
synchronous machine
turbine engine
switch
inverter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP41608490A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2964646B2 (ja
Inventor
Takuji Uno
宇野 卓治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP41608490A priority Critical patent/JP2964646B2/ja
Publication of JPH04232341A publication Critical patent/JPH04232341A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2964646B2 publication Critical patent/JP2964646B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Eletrric Generators (AREA)
  • Supercharger (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスタービンエンジン
システムを備えた設備におけるガスタービンエンジンの
操作装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にガスタービンエンジン、特に小型
航空機用ガスタービンエンジンにおいては、始動及び運
転中に使用する電力発生に刷子付直流機によるスタータ
・ジェネレータ方式を採用し、エンジンの燃料や潤滑油
の提供は、ガスタービンエンジンの回転軸から取出した
動力により燃料ポンプや潤滑油ポンプを駆動して供給す
る方式を採用している。又航空機以外のガスタービンエ
ンジンを採用している諸設備でも同様である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】刷子付直流機によるス
タータ・ジェネレータ方式では、下記の如き問題点があ
った。
【0004】■刷子付直流機の整流子と刷子は、消耗品
であって定期的に交換せねばならず人手と時間を要し非
経済的である。
【0005】■直流機は交流機に比し構造が複雑で大型
且つ大重量であるので、ガスタービンエンジンを使用す
る自動車等の乗物類、例えば航空機の小型化、軽量化及
びスペースの有効利用化という目的に合わない。
【0006】■ガスタービンエンジンは回転数が高いの
で、燃料ポンプや潤滑油ポンプと前記エンジンシャフト
との間、並びに刷子付直流機と前記エンジンシャフトと
の間に夫々減速歯車機構を介在せねばならず、ガスター
ビンエンジンを使用する自動車等の乗物類、例えば航空
機の小型化、軽量化及びスペースの有効利用化という目
的に合わない。
【0007】■ガスタービンエンジンに供給する燃料は
、エンジンの回転速度を減速機により減速して燃料ポン
プを駆動し供給しているが、エンジンの回転数と必要な
燃料流量との関係は一定でないので、出力要求に応じて
変化する回転数に対し、燃料ポンプから常に必要な燃料
流量だけ吐出させることは困難であり、そのために燃料
ポンプから余剰の燃料を吐出させ、前記エンジンの燃焼
部に供給して余った燃料は吸入側へ戻して回収している
のが現状であり、パワーロスが大きい。
【0008】本発明は、上記実情に鑑み、ガスタービン
エンジン設備の小型化、軽量化、及び保守の容易化、並
びにエンジン効率の向上を図り得るガスタービンエンジ
ンの操作装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明はガスタ
ービンエンジンのシャフトと直結した同期機5と、始動
時には前記同期機5と接続され又運転時には前記同期機
5に対し遮断されるよう切換わるスイッチ6と、始動時
には外部電源とコンバータ9とが又運転時には同期機5
とコンバータ9とが接続するよう切換わるスイッチ7と
、前記コンバータ9と接続され且つ前記外部電源からの
電力をスイッチ6を介し同期機5に送るインバータ10
と、からなるものである。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て前記インバータ10とスイッチ22と交流機器電源供
給端子23とを直列接続して運転時にインバータ10と
交流機器電源供給端子23とがスイッチ22の切換わり
により接続するようにしたものである。
【0011】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
の発明においてポンプの駆動用モータとコンバータ9と
を接続して始動時には外部電源により又運転時には同期
機5によりポンプを駆動するようにしたものである。
【0012】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て同期機5の回転速度、ガスタービンエンジンの圧力及
び温度、出力パワー指令等に基づきポンプの駆動用モー
タへの速度指示、スパークプラグ24へのスパーク指示
等を出力するエンジン出力制御装置30を備えたもので
ある。
【0013】
【作用】請求項1の発明においては、始動時には外部電
源からスイッチ7、コンバータ9、インバータ10及び
スイッチ6を介し同期機5に電力供給をなし得て該同期
機5をスタータとして作動せしめられ、運転時にはスイ
ッチ6が切換わり同期機5とインバータ10が遮断され
又スイッチ7が切換わりコンバータ9と同期機5とが接
続されて該同期機5の出力をスイッチ7、コンバータ9
及びインバータ10に供給し得て同期機5をジェネレー
タとして作動せしめられる。
【0014】請求項2の発明においては、運転時におい
てインバータ10の出力をスイッチ22を介し交流機器
電源供給端子23から交流機器に電力を供給し得て同期
機5を電源として利用できる。
【0015】請求項3の発明においては、運転時に同期
機5の出力をスイッチ7及びコンバータ9を介しポンプ
の駆動用モータに供給できて同期機5を電源として利用
できる。
【0016】請求項4の発明においては、エンジン出力
制御装置30により、始動から運転時のポンプの駆動用
モータの速度制御、スパークプラグへのスパーク指示を
行い、ガスタービンエンジンの出力制御を行うことがで
きる。
【0017】
【実施例】本発明の実施例を、図1に基づき航空機ガス
タービンエンジンを例にとり説明する。
【0018】図中1は航空機ガスタービンエンジンであ
り、2は該航空機ガスタービンエンジン1を構成するタ
ービンであって空気流により回転力が生じコンプレッサ
3を駆動するものであり、4は該コンプレッサ3により
生ずる空気流と燃料との混合気体を燃焼する燃焼室であ
る。
【0019】5は前記航空機ガスタービンエンジン1の
タービン2シャフトに直結した同期機であり、スタータ
・ジェネレータとして作動するもので、主巻線5aとイ
グナイター電源用巻線5bとエンジン出力制御装置電源
用巻線5cと速度検出用巻線5dと永久磁石5eとから
構成されているものである。
【0020】前記同期機5の主巻線5aはスイッチ6の
「始動」側入力端子6b、及びスイッチ7の「運転」側
入力端子7aと夫々並列接続されていると共に、スイッ
チ7の「始動」側入力端子7bは外部交流電源供給端子
8と接続されており、且つスイッチ7の出力端子7cと
コンバータ9とインバータ10が直列接続されている。
【0021】又燃料ポンプ11を駆動するモータ12の
速度制御を行うモータ速度制御装置(オートマチック・
スピード・レギュレータ)13と、潤滑油ポンプ14を
駆動するモータ15の速度制御を行うモータ速度制御装
置(オートマチック・スピード・レギュレータ)16と
、直流機器電源供給端子17とが夫々コンバータ9の出
力端子に並列接続されており、しかも前記航空機ガスタ
ービンエンジン1の燃焼室4内に配設された燃料ノズル
18に、前記燃料ポンプ11が配管19に連結されてい
て燃料ポンプ11から燃料を燃料ノズル18に供給し得
るようになっている。
【0022】更に前記インバータ10、モータ速度制御
装置13,16の各入力端子に、外部直流電源供給端子
20がスイッチ21を介し接続されており、前記インバ
ータ10の出力端子がスイッチ22の「運転」側入力端
子22aに、前記スイッチ7の出力端子7cがスイッチ
22の「始動」側入力端子22bに、該スイッチ22の
出力端子22cが交流機器電源供給端子23に夫々接続
されていると共に、前記スイッチ6の出力端子6cがス
イッチ22の「運転」側入力端子22aに接続されてい
る。
【0023】更に又、前記同期機5のイグナイター電源
用巻線5bと、前記航空機ガスタービンエンジン1の燃
焼室4に配設せるスパークプラグ24から火花を生ぜし
めるイグナイター25とが接続されており、又航空機ガ
スタービンエンジン1におけるコンプレッサ3の空気流
入側及び空気流出側に温度計26,27及び圧力計28
,29が夫々設けられており、これら温度計26,27
及び圧力計28,29からの検出温度値信号T及び検出
圧力値信号Pがエンジン出力制御装置30に入力される
ようになっている。
【0024】前記エンジン出力制御装置30は、マイク
ロプロセッサとメモリ外部入出力部と電源部とからなり
、前記同期機5のエンジン出力制御装置電源用巻線5c
とスイッチ22の出力端子22cとに接続されていて作
動電力が供給されるようになっている。
【0025】前記同期機5の速度検出用巻線5dがエン
ジン出力制御装置30及びインバータ10に接続されて
いて同期機5の検出回転速度信号が入力されるようにな
っていると共に、エンジン出力制御装置30はイグナイ
ター25と接続されていてスパークプラグ24のスパー
ク指示を行い得るようになっている。
【0026】更にインバータ10と、モータ速度制御装
置13,16とが前記エンジン出力制御装置30に夫々
接続されていてインバータ10には「始動」「運転」の
切換信号が又モータ速度制御装置13,16にはモータ
速度指示信号が夫々入力されるようになっていると共に
、スイッチ6,7,22の切換作動部とエンジン出力制
御装置30とが接続されていて該エンジン出力制御装置
30の指示信号により始動時及び運転時におけるスイッ
チ6,7,22の切換作動が行われるようになっている
【0027】尚図中31は、エンジン出力制御装置30
にエンジンパワー指令信号を出力する操作レバーである
【0028】次に前記コンバータ9、インバータ10に
ついて図2に基づき説明する。
【0029】コンバータ9は、ダイオードを組合わせて
入力を交流から直流に変換して出力するものである。
【0030】又、インバータ10は、複数のスイッチン
グトランジスタ(図では6個)のオン・オフ作動を、ス
イッチング制御回路101で制御することにより入力を
直流から交流に変換して出力するものである。
【0031】前記インバータ10について詳述するに、
電圧設定器102と加減算器103と増幅器104と前
記スイッチング制御回路101と保護回路105とが直
列接続されていて電圧設定器102の設定電圧値に基づ
きスイッチング制御回路101でスイッチングトランジ
スタを適宜オン・オフ作動して所望の出力(例えば3相
400Hzの交流電圧)が得られるようになっており、
前記保護回路105には出力側電圧検出器106と出力
側電流検出器107とが接続されていて両検出器106
,107からの検出電圧値及び検出電流値が設定値以上
(過大電圧、過大電流)の場合に保護回路105から信
号がスイッチング制御回路101に入力され該スイッチ
ング制御回路101の指令によりスイッチングトランジ
スタが適宜オン・オフ作動して出力側の機器を保護し得
るようになっている。又、前記出力側電圧検出器106
の出力端子が前記加減算器103に接続されていて該加
減算器103に検出電圧値がフィードバックされ設定電
圧値と比較され、加減算器103からの差信号がスイッ
チング制御回路101のスイッチング動作を補正して出
力電圧が設定電圧と一致するようになっている。即ち交
流定電圧装置として作動するようになっている。
【0032】又インバータ10においては、速度設定器
108と加減算器109と増幅器110とが直列接続さ
れており、前記エンジン出力制御装置30により「始動
」と「運転」のモードが切換わるスイッチ111を介し
、前記スイッチング制御回路101に、所要周波数(例
えば400Hz)の発振器112と前記増幅器110と
ロータ(回転子)位置変換器113とが夫々接続されて
いて「始動」モード時(図2の状態)にはスイッチ11
1を介し増幅器110とロータ位置変換器113が又「
運転」モード時にはスイッチ111を介し発振器112
がスイッチング制御回路101に夫々接続するようにな
っている。又同期機5では極数とロータ回転数とから定
まる周波数の交流電力を発生するが、同期機5の回転速
度変化信号が速度検出用巻線5dからロータ位置変換器
113及び速度電圧変換器114に入力されるようにな
っていて、同期機5の回転速度変化によるロータ位置が
ロータ位置変換器113で検出され周波数信号としてス
イッチ111を介しスイッチング制御回路101に送ら
れ、又同期機5の回転速度変化による速度信号が速度電
圧変換器114で電圧信号に変換されて加減算器109
に入力され、該加減算器109で速度設定器108から
の設定信号と比較されその差信号(位相の進み、遅れの
位相補正信号)が増幅器110及びスイッチ111を介
しスイッチング制御回路101に送られ、該スイッチン
グ制御回路101のスイッチング動作を補正する。 即ち同期機5の速度制御装置として作動するようになっ
ている。更に前記速度設定器108における速度設定を
エンジン出力制御装置30の速度指令又は作業員の速度
指令で行ってもよい。
【0033】前記したように同期機5の速度制御は、該
同期機5のロータ(回転子)の回転角度を検出してどの
コイルを励磁するかによるが、加速時には同期機5のロ
ータ角度(位置)より進んだ角度(進み位相)を励磁し
、又減速時には同期機5のロータ角度(位置)より遅れ
た角度(遅れ位相)で励磁する。前記速度設定器108
で0からアイドル回転数までゆっくり変化するように速
度設定してもよいし、又始めからアイドル回転数に速度
設定してもよく、後者の場合には電流制限により最大ト
ルクで同期機5が加速され設定速度回転数で一定速度に
なる。更に同期機5が低速度時には、逆起電力が小さく
、そのままであるとインバータ10から同期機5に電流
が流れ過ぎることが生じるが、この場合には、出力側電
流検出器107でインバータ10の出力電流が検出され
て保護回路105に送られ該保護回路105の出力信号
に基づきスイッチング制御回路101のスイッチング作
動が補正され、インバータ10の出力電圧が下げられて
出力電流が制限され、同期機5が保護されることになる
【0034】以下、航空機ガスタービンエンジン1の操
作について説明する。
【0035】先ず始動について述べる。
【0036】外部交流電源供給端子8を外部交流電源と
接続し、操作レバー31を停止位置からアイドル運転位
置へ進めて所要のエンジンパワー指示信号をエンジン出
力制御装置30に出力し、該エンジン出力制御装置30
によりスイッチ6,7,22を「始動」側に切換える(
図1の状態)。この際、外部交流電源供給端子8に供給
された交流電力はスイッチ22を介しエンジン出力制御
装置30に供給され、該エンジン出力制御装置30の作
動電源となっている。
【0037】前記外部交流電源供給端子8に供給された
交流電源は、スイッチ7を介しコンバータ9に至り、該
コンバータ9で交流から直流に変換されて、インバータ
10及びスイッチ6を介し同期機5の主巻線5aに送ら
れ該同期機5が始動されて回転速度が増していくことに
なる。又航空機ガスタービンエンジン1のタービン2シ
ャフトに同期機5が直結されているので、該同期機5と
一体にタービン2が回転し、この回転により燃焼室4に
おける空気流量が点火できる空気流量になると、圧力計
28,29の検出圧力値及び同期機5の速度検出用巻線
5dの検出速度値等の入力信号に基づきエンジン出力制
御装置30からモータ速度制御装置13にモータ12の
回転速度指示信号を出力し燃料ポンプ11を適宜駆動し
て、燃料を配管19を介し燃料ノズル18に送り燃料を
燃焼室4に噴射する。一方イグナイター25は同期機5
のイグナイター電源用巻線5bからの電力により作動可
能の状態にあり、いつでもスパークプラグ24をスパー
クし得る状態にある。前記エンジン出力制御装置30へ
の入力信号に基づく指示信号により燃料ノズル18から
燃料を噴射すると共に、イグナイター25へ指示信号を
送り作動させスパークプラグ24に火花を生ぜしめて燃
料ノズル18からの噴射燃料を着火し、この燃焼エネル
ギーでタービン2を加速し、同期機5の回転力と併せて
航空機ガスタービンエンジン1をアイドル回転数まで加
速する。その際、インバータ10にも、エンジン出力制
御装置30から「始動」モードの指示信号が送られてお
り、従ってインバータ10は同期機5の速度制御装置と
して作動しており、又同期機5はスタータとして作動し
ている。更にモータ速度制御装置16にもエンジン出力
制御装置30からモータ15の速度指示信号が送られ、
潤滑油ポンプ14が適宜駆動し潤滑油が所要個所に適量
給油される。
【0038】次に運転について述べる。
【0039】航空機ガスタービンエンジン1のタービン
2及びコンプレッサ3の回転数が増加しアイドル回転数
に達すると、このアイドル回転数は同期機5の速度検出
用巻線5dで検出され、この検出速度値信号に基づきエ
ンジン出力制御装置30からスイッチ6,7,22及び
インバータ10に「始動」から「運転」に切換える切換
指示信号が送られる。この状態にあっては、同期機5は
発電機として作動し、該同期機5により発電された電力
は航空機ガスタービンエンジン1の回転変化により電圧
及び周波数が変化するので、コンバータ9で直流に変換
してからインバータ10で定電圧、一定周波数にする。 該インバータ10は交流定電圧装置として作動している
。前記同期機5が発電圧調整器を備えていて励磁電流を
可変にできるものであれば、航空機ガスタービンエンジ
ン1の回転数が変化しても電圧を一定にできるので、直
流機器電源供給端子17を機体の直流機器の電源として
用いることができる。
【0040】通常、直流電源供給端子20に接続した直
流電源と、直流機器電源供給端子17とをスイッチ21
を図示の如くオンにすることにより接続状態にして該直
流機器電源供給端子17を機体の直流機器の電源として
用いることができる。又同期機5が発電機として作動時
に該同期機5と、スイッチ7、コンバータ9及びインバ
ータ10並びにスイッチ22を介し交流機器電源供給端
子23とを接続状態にして該交流機器電源供給端子23
を機体の交流機器の電源として用い、又直流機器電源供
給端子17を機体の直流機器の電源として用いることが
できる。
【0041】更に航空機ガスタービンエンジン1の減速
、停止は、操作レバー31を停止位置にすることにより
行う。該操作レバー31の指示信号に基づきエンジン出
力制御装置30からモータ速度制御装置13へ減速、停
止信号が送られ、燃料ポンプ11による燃料ノズル18
からの燃焼室4への燃料噴射がゆっくりと止められると
共に、航空機ガスタービンエンジン1は停止する。
【0042】航空機ガスタービンエンジン1の始動時は
、外部交流電源供給端子8に外部交流電源を接続するこ
とにより行ったが、外部直流電源供給端子20に外部直
流電源を接続してスイッチ21をオンにし(図示の状態
)、インバータ10で直流から交流に変換してスイッチ
6を介し同期機5に電力供給することにより航空機ガス
タービンエンジン1の始動を行ってもよい。
【0043】尚、本発明は、図示し説明した実施例にの
み限定されるものではなく、例えば単軸型航空機ガスタ
ービンエンジンを例にとり説明したが、複軸型航空機ガ
スタービンエンジンの場合にはこのエンジンの動力取出
軸(パワーテイクオフシャフト)と同期機とを連結する
ことにより実施すること、燃料ポンプや潤滑油ポンプ以
外のポンプの駆動制御もエンジン出力制御装置の指示信
号により燃料ポンプや潤滑油ポンプと同様にして行うこ
と、更に同期機5の回転速度計を設けてスイッチ6,7
,22の切換えを作業員が同期機5の回転速度に応じて
行うようにすること、更に又、航空機以外に自動車や船
舶等に用いるガスタービンエンジンに採用すること、等
は任意であり、その他、本発明の要旨を逸脱しない限り
種々の変更を加え得ることは勿論である。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように本発明のガスタービン
エンジンの操作装置によれば、下記の優れた効果を奏し
得る。
【0045】(i)請求項1〜4のいずれの発明におい
ても、同期機を使用しているので、刷子や整流子の保守
が不要となって機械部(軸受)の保守だけでよくなり、
保守の簡易化を図り得られ、又ガスタービンエンジンの
シャフトに直結できるので、減速歯車機構を用いる必要
がなくて重量軽減及び消耗部削減をなし得られガスター
ビンエンジン設備の軽量化、小型化及びスペースの有効
利用化の目的に合わせられる。
【0046】(ii)請求項1〜4のいずれの発明にお
いても、コンバータ及びインバータを組合わせて使用す
るので、ガスタービンエンジン始動時に使用する外部電
源としては交流でも直流でもよくて便利であり、スター
タとジェネレータでコンバータとインバータとを夫々専
用に有するシステムに比し効率よく使用できる。
【0047】(iii)請求項1〜4のいずれの発明に
おいても、ガスタービンエンジンシステムを用いる諸設
備(例えば陸上プラント設備、動力を回収し利用するコ
ンビネーションの発電設備、等)、航空機や船舶や自動
車等におけるガスタービンエンジンにも適用できて、汎
用性に富む。
【0048】(iv)請求項3、4の発明においては、
燃料ポンプ等の油圧ポンプの駆動をガスタービンエンジ
ンの出力ではなく同期機の出力を利用して行うので、ガ
スタービンエンジンの補機駆動用減速歯車機構を省くこ
とができて重量軽減及び消耗部削減をなし得られガスタ
ービンエンジン設備の軽量化、小型化及びスペースの有
効利用化の目的に合わせられ、しかも燃料ポンプにあっ
ては常に必要量のポンプ吐出ができるので、従来の如く
余った燃料を吸入側で回収する必要がなくてエネルギー
の効率向上をなし得る。
【0049】(v)請求項4の発明においては、同期機
でスタータ及びジェネレータの作動を自動的に行わせて
いるので、ガスタービンエンジン設備の小型化をなし得
られ、電源遮断時でもガスタービンエンジンの制御を継
続できて信頼性の向上、並びに前記ガスタービンエンジ
ン効率の向上をなし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガスタービンエンジンの操作装置の回
路図である。
【図2】本発明のガスタービンエンジンの操作装置にお
けるコンバータ及びインバータの詳細を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
1    航空機ガスタービンエンジン2    ター
ビン 3    コプレッサ 4    燃焼室 5    同期機 6,7    スイッチ 8    外部交流電源供給端子 9    コンバータ 10    インバータ 11    燃料ポンプ 12    モータ 13    モータ速度制御装置 18    燃料ノズル 22    スイッチ 23    交流機器電源供給端子 24    スパークプラグ 25    イグナイター 30    エンジン出力制御装置 31    操作レバー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ガスタービンエンジンのシャフトと直
    結した同期機5と、始動時には前記同期機5と接続され
    又運転時には前記同期機5に対し遮断されるよう切換わ
    るスイッチ6と、始動時には外部電源とコンバータ9と
    が又運転時には同期機5とコンバータ9とが接続するよ
    う切換わるスイッチ7と、前記コンバータ9と接続され
    且つ前記外部電源からの電力をスイッチ6を介し同期機
    5に送るインバータ10と、からなることを特徴とする
    ガスタービンエンジンの操作装置。
  2. 【請求項2】  前記インバータ10とスイッチ22と
    交流機器電源供給端子23とを直列接続して運転時にイ
    ンバータ10と交流機器電源供給端子23とがスイッチ
    22の切換わりにより接続するようにした請求項1に記
    載のガスタービンエンジンの操作装置。
  3. 【請求項3】  ポンプの駆動用モータとコンバータ9
    とを接続して始動時には外部電源により又運転時には同
    期機5によりポンプを駆動するようにした請求項1又は
    請求項2に記載のガスタービンエンジンの操作装置。
  4. 【請求項4】  同期機5の回転速度、ガスタービンエ
    ンジンの圧力及び温度、出力パワー指令等に基づきポン
    プの駆動用モータへの速度指示、スパークプラグ24へ
    のスパーク指示等を出力するエンジン出力制御装置30
    を備えた請求項3に記載のガスタービンエンジンの操作
    装置。
JP41608490A 1990-12-28 1990-12-28 ガスタービンエンジンの操作装置 Expired - Fee Related JP2964646B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP41608490A JP2964646B2 (ja) 1990-12-28 1990-12-28 ガスタービンエンジンの操作装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP41608490A JP2964646B2 (ja) 1990-12-28 1990-12-28 ガスタービンエンジンの操作装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04232341A true JPH04232341A (ja) 1992-08-20
JP2964646B2 JP2964646B2 (ja) 1999-10-18

Family

ID=18524331

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP41608490A Expired - Fee Related JP2964646B2 (ja) 1990-12-28 1990-12-28 ガスタービンエンジンの操作装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2964646B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06213004A (ja) * 1992-12-09 1994-08-02 Soc Natl Etud Constr Mot Aviat <Snecma> 航空エンジン
JP2011163183A (ja) * 2010-02-08 2011-08-25 Niigata Power Systems Co Ltd ガスタービン用点火装置及びガスタービンの点火方法
RU2574217C2 (ru) * 2013-11-06 2016-02-10 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Псковский государственный университет" Стартер-генераторная установка для автономной системы электроснабжения на базе роторно-лопастного двигателя с внешним подводом теплоты и способ ее использования

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06213004A (ja) * 1992-12-09 1994-08-02 Soc Natl Etud Constr Mot Aviat <Snecma> 航空エンジン
JP2011163183A (ja) * 2010-02-08 2011-08-25 Niigata Power Systems Co Ltd ガスタービン用点火装置及びガスタービンの点火方法
RU2574217C2 (ru) * 2013-11-06 2016-02-10 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Псковский государственный университет" Стартер-генераторная установка для автономной системы электроснабжения на базе роторно-лопастного двигателя с внешним подводом теплоты и способ ее использования

Also Published As

Publication number Publication date
JP2964646B2 (ja) 1999-10-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7188475B2 (en) Starting and controlling speed of a two spool gas turbine engine
US6838778B1 (en) Integrated starter generator drive having selective torque converter and constant speed transmission for aircraft having a constant frequency electrical system
US6838779B1 (en) Aircraft starter generator for variable frequency (vf) electrical system
US9045996B2 (en) Gas turbine engine optimization by electric power transfer
RU2224352C2 (ru) Электрическая система для турбины/генератора переменного тока на общем валу
US4456830A (en) AC Motor-starting for aircraft engines using APU free turbine driven generators
US5152141A (en) Management of electrically driven engine accessories
JP2010242503A (ja) ガスタービンエンジン用の電力抽出システム、電力制御システム、ならびに電力を定常状態負荷および過渡負荷に供給する方法
US8666633B2 (en) Engine systems with efficient start control logic
JPS62111124A (ja) 過給式の内燃機関
US5184456A (en) Gas turbine motor drive
EP2351201A2 (en) Power distribution system and method thereof
US20100289328A1 (en) Hybrid constant/variable frequency starter drive
CN107250504B (zh) 主机的控制装置以及方法、主机、船舶
WO2016152809A1 (ja) 排気タービン過給機、主機、船舶
JP2964646B2 (ja) ガスタービンエンジンの操作装置
JPS63124810A (ja) 蒸気・排気ガスタ−ビンの負荷制御装置
JPH0374142A (ja) 排気ガスタービン―発電機装置
CN208456755U (zh) 小型内燃机发电机组一键启停系统
US20210119512A1 (en) Hybrid gas turbine engine/generator arrangements
JP3924141B2 (ja) ガスタービンプラント、その制御方法、及びその起動方法
JP3102186B2 (ja) ガスタービン機関の補機制御装置
US20230366354A1 (en) Free turbine turbomachine comprising equipment driven by the free turbine
US2747368A (en) Low-speed idling of engines
JPH05231163A (ja) 回転電機付ターボチャージャの制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees