JPH04228186A - 半導体メモリ装置 - Google Patents
半導体メモリ装置Info
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- JPH04228186A JPH04228186A JP3128085A JP12808591A JPH04228186A JP H04228186 A JPH04228186 A JP H04228186A JP 3128085 A JP3128085 A JP 3128085A JP 12808591 A JP12808591 A JP 12808591A JP H04228186 A JPH04228186 A JP H04228186A
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Landscapes
- Dram (AREA)
- Static Random-Access Memory (AREA)
- Semiconductor Memories (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体メモリ装置に関
し、特にメモリセルアレイを構成するビット線と共通デ
ータバスとを接続するためのI/O線(インプット/ア
ウトプット線)の電位を調整する回路に関する。
し、特にメモリセルアレイを構成するビット線と共通デ
ータバスとを接続するためのI/O線(インプット/ア
ウトプット線)の電位を調整する回路に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体メモリ装置は、アレイ状に設けら
れた複数のメモリセルとそれらにそれぞれ接続した複数
のビット線およびワード線からなるメモリセルアレイを
有し、所定のメモリセルを選択するためのロウデコーダ
およびカラムデコーダがこのメモリセルアレイに隣接し
て配置されている。更に、これらのロウデコーダおよび
カラムデコーダにより選択されたメモリセルに対してデ
ータの読出しおよび書込みを行なうための経路としてI
/O線が配置されている。このI/O線は、その一端が
選択スイッチを介してセンスアンプによりその電位差が
増幅されるビット線対に接続され、他端がバッファ回路
およびI/O線選択回路を介して半導体チップの周辺部
に設けられた入出力パッドに接続された共通データバス
に接続されている。
れた複数のメモリセルとそれらにそれぞれ接続した複数
のビット線およびワード線からなるメモリセルアレイを
有し、所定のメモリセルを選択するためのロウデコーダ
およびカラムデコーダがこのメモリセルアレイに隣接し
て配置されている。更に、これらのロウデコーダおよび
カラムデコーダにより選択されたメモリセルに対してデ
ータの読出しおよび書込みを行なうための経路としてI
/O線が配置されている。このI/O線は、その一端が
選択スイッチを介してセンスアンプによりその電位差が
増幅されるビット線対に接続され、他端がバッファ回路
およびI/O線選択回路を介して半導体チップの周辺部
に設けられた入出力パッドに接続された共通データバス
に接続されている。
【0003】一般に半導体メモリ装置では、読出し動作
の高速化のため、I/O線をレベルが相補的関係となる
2本の配線対から構成し、読出し時にはこの配線対の電
位差の変位を電源電位レベル付近の小振幅とする方式を
用いている。配線対の差電位変位を小振幅とするため、
読出し時に2本の配線に電源電圧を供給するプリチャー
ジ回路が設けられている。このプリチャージ回路は例え
ば電源端子と配線間に設けられ、読出し時に導通状態と
なるトランスファーゲートを含んで構成されている。
の高速化のため、I/O線をレベルが相補的関係となる
2本の配線対から構成し、読出し時にはこの配線対の電
位差の変位を電源電位レベル付近の小振幅とする方式を
用いている。配線対の差電位変位を小振幅とするため、
読出し時に2本の配線に電源電圧を供給するプリチャー
ジ回路が設けられている。このプリチャージ回路は例え
ば電源端子と配線間に設けられ、読出し時に導通状態と
なるトランスファーゲートを含んで構成されている。
【0004】このようなプリチャージ回路を設けること
により、読出し時には常に2本の配線に電源電圧が供給
される。一方、選択スイッチにより1組のビット線対が
この2本の配線にそれぞれ電気的に接続され、このビッ
ト線対に接続されたセンスアンプは、2本の配線のうち
1本の配線はハイレベルに、もう1本の配線をロウレベ
ルに増幅しようとする。しかし、プリチャージ回路の電
源電圧供給能力に比べて1つのセンスアンプの増幅能力
は小さいため、ロウレベルに対応する配線の電圧レベル
は接地電位とはならず、電源電位レベルから約5%程度
低くなるだけである。
により、読出し時には常に2本の配線に電源電圧が供給
される。一方、選択スイッチにより1組のビット線対が
この2本の配線にそれぞれ電気的に接続され、このビッ
ト線対に接続されたセンスアンプは、2本の配線のうち
1本の配線はハイレベルに、もう1本の配線をロウレベ
ルに増幅しようとする。しかし、プリチャージ回路の電
源電圧供給能力に比べて1つのセンスアンプの増幅能力
は小さいため、ロウレベルに対応する配線の電圧レベル
は接地電位とはならず、電源電位レベルから約5%程度
低くなるだけである。
【0005】このように読出し時に、I/O線を構成す
る配線対の電位差を小さくすることにより、1つのデー
タを読出した後に次のデータを読出す際、配線対の電位
差の変位が小さいため、その動作を高速に行なうことが
可能となる。
る配線対の電位差を小さくすることにより、1つのデー
タを読出した後に次のデータを読出す際、配線対の電位
差の変位が小さいため、その動作を高速に行なうことが
可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年の半導
体メモリ装置では、入力されたアドレスに応じて選択さ
れた1本のワード線下の複数のメモリセルに対して、複
数回のデータの読出しのランダムアクセス動作を連続的
に行なういわゆる高速・ページ・モードを備えたものが
登場している。
体メモリ装置では、入力されたアドレスに応じて選択さ
れた1本のワード線下の複数のメモリセルに対して、複
数回のデータの読出しのランダムアクセス動作を連続的
に行なういわゆる高速・ページ・モードを備えたものが
登場している。
【0007】このファースト・ページ・モード動作では
、1つのメモリセルに格納されたデータを読出した後に
、他のワード線を選択することなく、カラムアドレスだ
けを更新して同一ワード線下の他のメモリセルに格納さ
れたデータを読出す動作を行なう。即ち、1つのデータ
を読出した後、カラムアドレスに応じて動作する選択ス
イッチにより他のビット線対を選択し、このビット線対
とI/O線を電気的に接続して次のデータとして読出す
動作を複数回連続して行なう。
、1つのメモリセルに格納されたデータを読出した後に
、他のワード線を選択することなく、カラムアドレスだ
けを更新して同一ワード線下の他のメモリセルに格納さ
れたデータを読出す動作を行なう。即ち、1つのデータ
を読出した後、カラムアドレスに応じて動作する選択ス
イッチにより他のビット線対を選択し、このビット線対
とI/O線を電気的に接続して次のデータとして読出す
動作を複数回連続して行なう。
【0008】しかし、1つのデータを読出してから次の
データを読出すまでの期間、即ち選択スイッチによって
1つのビット線対から他のビット線対にI/O線との接
続が切り替る遷移期間において、選択スイッチを制御す
る制御信号を発生させるカラムデコーダが入力されたカ
ラムアドレスの入力タイミングのずれ等により、同時に
複数のビット線対を選択するような制御信号を発生する
状態、いいかえれば、選択スイッチがマルチセレクト状
態となる場合がある。
データを読出すまでの期間、即ち選択スイッチによって
1つのビット線対から他のビット線対にI/O線との接
続が切り替る遷移期間において、選択スイッチを制御す
る制御信号を発生させるカラムデコーダが入力されたカ
ラムアドレスの入力タイミングのずれ等により、同時に
複数のビット線対を選択するような制御信号を発生する
状態、いいかえれば、選択スイッチがマルチセレクト状
態となる場合がある。
【0009】このような状態となると、同時に複数のセ
ンスアンプがI/O線を構成する配線対の電位をハイレ
ベルおよびロウレベルに増幅することになる。同時に選
択されたビット線対の数が多い(例えば8乃至10対)
と、その選択されたビット線対のハイおよびロウレベル
の組合せによっては、一方の配線のレベルが電源電位近
くとなり、他方の配線のレベルが電源電位(例えば5V
)の半分以下の電位(例えば2V)となる可能性がある
。
ンスアンプがI/O線を構成する配線対の電位をハイレ
ベルおよびロウレベルに増幅することになる。同時に選
択されたビット線対の数が多い(例えば8乃至10対)
と、その選択されたビット線対のハイおよびロウレベル
の組合せによっては、一方の配線のレベルが電源電位近
くとなり、他方の配線のレベルが電源電位(例えば5V
)の半分以下の電位(例えば2V)となる可能性がある
。
【0010】このように、遷移期間においてI/O線を
構成する配線対のうち一方の電位が大きく低下すると、
次のデータ読出しに時間がかかるばかりでなく、メモリ
セルに格納されているデータが破壊される恐れがあった
。
構成する配線対のうち一方の電位が大きく低下すると、
次のデータ読出しに時間がかかるばかりでなく、メモリ
セルに格納されているデータが破壊される恐れがあった
。
【0011】したがって、本発明の目的は、1つのデー
タを読出してから次のデータを読出すまでの遷移期間中
に、選択スイッチがマルチセレクト状態となった場合で
も、I/O線の電位が大きく低下することを防止するこ
とが可能な半導体メモリ装置を提供することにある。
タを読出してから次のデータを読出すまでの遷移期間中
に、選択スイッチがマルチセレクト状態となった場合で
も、I/O線の電位が大きく低下することを防止するこ
とが可能な半導体メモリ装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体メモリ装
置は、アレイ状に設けられた複数のメモリセルとそれら
にそれぞれ接続した複数のビット線およびワード線から
なるメモリセルアレイと、選択回路を介して複数のビッ
ト線の所定の数のビット線と接続される第1の配線と第
2の配線からなるI/O線と、読出し時にI/O線に電
源電位を供給するプリチャージ回路と、読出し時に活性
化する回路であって第1の配線が第2の配線よりも所定
電圧値以上となった時に第1の配線と第2の配線を接続
する第1の手段と、第2の配線が第1の配線よりも所定
電圧値以上となった時に第1の配線と第2の配線を接続
する第2の手段とを含むクランプ回路とを有する。
置は、アレイ状に設けられた複数のメモリセルとそれら
にそれぞれ接続した複数のビット線およびワード線から
なるメモリセルアレイと、選択回路を介して複数のビッ
ト線の所定の数のビット線と接続される第1の配線と第
2の配線からなるI/O線と、読出し時にI/O線に電
源電位を供給するプリチャージ回路と、読出し時に活性
化する回路であって第1の配線が第2の配線よりも所定
電圧値以上となった時に第1の配線と第2の配線を接続
する第1の手段と、第2の配線が第1の配線よりも所定
電圧値以上となった時に第1の配線と第2の配線を接続
する第2の手段とを含むクランプ回路とを有する。
【0013】好ましくは、この第1の手段はゲートに第
1の節点が接続されソース・ドレイン路が第1の節点と
第2の節点間に接続された第1のトランジスタからなり
、第2の手段はゲートに第2の節点が接続されソース・
ドレイン路が第1の節点と第2の節点間に接続された第
2のトランジスタからなり、第1の節点が第1の配線に
接続され、第2の節点が第2の配線に接続される。
1の節点が接続されソース・ドレイン路が第1の節点と
第2の節点間に接続された第1のトランジスタからなり
、第2の手段はゲートに第2の節点が接続されソース・
ドレイン路が第1の節点と第2の節点間に接続された第
2のトランジスタからなり、第1の節点が第1の配線に
接続され、第2の節点が第2の配線に接続される。
【0014】
【実施例】図1を参照して本発明の第1の実施例を説明
する。図1に示すように、メモリセルアレイ1は1つの
Nチャネルトランジスタおよび1つの容量素子からセル
が構成された、いわゆる1トランジスタ−1キャパシタ
型セルMSをアレイ状に配置して形成されている。ビッ
ト線はBLaとBLbを1対として各1つのセンスアン
プSAに接続されている。ロウデコーダ2は複数のワー
ド線WLのうち1本を入力されたロウアドレスに応じて
選択する。カラムデコーダ3は入力されたカラムアドレ
スに応じて選択信号Y1、Y2、Y3、…Ynのうち1
つをアクティブレベル(ハイレベル)として選択スイッ
チ4に供給する。選択スイッチ4はゲートにカラムデコ
ーダ3からの選択信号Y1、Y2、Y3、…Ynを受け
、ソース・ドレイン路がセンスアンプSAの入出力端と
I/O線を構成する配線La、Lb間に設けられたトラ
ンジスタ群により構成されている。
する。図1に示すように、メモリセルアレイ1は1つの
Nチャネルトランジスタおよび1つの容量素子からセル
が構成された、いわゆる1トランジスタ−1キャパシタ
型セルMSをアレイ状に配置して形成されている。ビッ
ト線はBLaとBLbを1対として各1つのセンスアン
プSAに接続されている。ロウデコーダ2は複数のワー
ド線WLのうち1本を入力されたロウアドレスに応じて
選択する。カラムデコーダ3は入力されたカラムアドレ
スに応じて選択信号Y1、Y2、Y3、…Ynのうち1
つをアクティブレベル(ハイレベル)として選択スイッ
チ4に供給する。選択スイッチ4はゲートにカラムデコ
ーダ3からの選択信号Y1、Y2、Y3、…Ynを受け
、ソース・ドレイン路がセンスアンプSAの入出力端と
I/O線を構成する配線La、Lb間に設けられたトラ
ンジスタ群により構成されている。
【0015】選択スイッチ4により選択された1対のビ
ット線対BLaとBLbはそれぞれ配線LaとLbに接
続される。この配線La、Lbは読出しデータおよび書
込みデータを相補的に供給し、一端がデータアンプおよ
びライトアンプ(図示せず)に接続されている。又、こ
の配線La、Lbには読出し動作時に配線の電位を電源
電位近くまで上昇させるためのプリチャージ回路5にも
接続されている。このプリチャージ回路5はゲートに読
出し動作時にアクティブレベル(ロウレベル)となる制
御信号φpを受け、ソース・ドレイン路が電源端Vcc
と配線LaおよびLbとの間にそれぞれ接続されたPチ
ャネル型トランジスタ10および11から構成されてい
る。
ット線対BLaとBLbはそれぞれ配線LaとLbに接
続される。この配線La、Lbは読出しデータおよび書
込みデータを相補的に供給し、一端がデータアンプおよ
びライトアンプ(図示せず)に接続されている。又、こ
の配線La、Lbには読出し動作時に配線の電位を電源
電位近くまで上昇させるためのプリチャージ回路5にも
接続されている。このプリチャージ回路5はゲートに読
出し動作時にアクティブレベル(ロウレベル)となる制
御信号φpを受け、ソース・ドレイン路が電源端Vcc
と配線LaおよびLbとの間にそれぞれ接続されたPチ
ャネル型トランジスタ10および11から構成されてい
る。
【0016】更に、配線La、Lbは本発明の特徴であ
るクランプ回路6に接続され、この2本の配線間の電位
差が読出し動作時に所定電位差以上にならないようにし
ている。このクランプ回路6は、ゲートに読出し動作時
にアクティブレベル(ロウレベル)となる制御信号φW
Rを受け、ソース・ドレイン路が配線Laと節点N1間
に接続されたPチャネル型トランジスタ12と、ゲート
に制御信号φWRを受け、ソース・ドレイン路が配線L
bと節点N2間に接続されたPチャネル型トランジスタ
13と、ゲートに節点N1が接続され、ソース・ドレイ
ン路が節点N1と節点N2間に接続されたNチャネル型
トランジスタ14と、ゲートに節点N2が接続され、ソ
ース・ドレイン路が節点N1と節点N2間に接続された
Nチャネル型トランジスタ15から構成されている。
るクランプ回路6に接続され、この2本の配線間の電位
差が読出し動作時に所定電位差以上にならないようにし
ている。このクランプ回路6は、ゲートに読出し動作時
にアクティブレベル(ロウレベル)となる制御信号φW
Rを受け、ソース・ドレイン路が配線Laと節点N1間
に接続されたPチャネル型トランジスタ12と、ゲート
に制御信号φWRを受け、ソース・ドレイン路が配線L
bと節点N2間に接続されたPチャネル型トランジスタ
13と、ゲートに節点N1が接続され、ソース・ドレイ
ン路が節点N1と節点N2間に接続されたNチャネル型
トランジスタ14と、ゲートに節点N2が接続され、ソ
ース・ドレイン路が節点N1と節点N2間に接続された
Nチャネル型トランジスタ15から構成されている。
【0017】次に、本実施例の動作について図面を参照
して説明する。読出し動作時においては、制御信号φW
Rおよびφpは共にアクティブレベル(ロウレベル)で
ある(図2(a)、(b)参照)。ロウアドレスRAお
よびカラムアドレスCAがロウデコーダ2およびカラム
デコーダ3にそれぞれ入力されて1つのビット線対が選
択されるまではPチャネルトランジスタ10、11を介
して電源電圧がI/O線を構成する配線LaおよびLb
に供給されるのみである。従って、配線La、Lbのレ
ベルは共にVCCレベル(例えば5V)となる(図2(
d)参照)。
して説明する。読出し動作時においては、制御信号φW
Rおよびφpは共にアクティブレベル(ロウレベル)で
ある(図2(a)、(b)参照)。ロウアドレスRAお
よびカラムアドレスCAがロウデコーダ2およびカラム
デコーダ3にそれぞれ入力されて1つのビット線対が選
択されるまではPチャネルトランジスタ10、11を介
して電源電圧がI/O線を構成する配線LaおよびLb
に供給されるのみである。従って、配線La、Lbのレ
ベルは共にVCCレベル(例えば5V)となる(図2(
d)参照)。
【0018】次に、ロウアドレスRAに応じてロウデコ
ーダ2により1本のワード線WLが選択された後、カラ
ムアドレスCAが入力される(図2(c)参照)。カラ
ムアドレスCAに応じてカラムデコーダ3が選択信号Y
1をアクティブレベル(ハイレベル)とする(図2(e
)参照)ため、それに応じた一組のビット線対が選択ス
イッチ4により選択される。選択されたビット線対BL
a、BLbのレベルはアドレスに応じて選択されたメモ
リセルMSに格納されたデータに対応して、BLaがハ
イレベル、BLbがロウレベルとなっているため、セン
スアンプSAもBLaをハイレベルにし、BLbをロウ
レベルにするように動作する。
ーダ2により1本のワード線WLが選択された後、カラ
ムアドレスCAが入力される(図2(c)参照)。カラ
ムアドレスCAに応じてカラムデコーダ3が選択信号Y
1をアクティブレベル(ハイレベル)とする(図2(e
)参照)ため、それに応じた一組のビット線対が選択ス
イッチ4により選択される。選択されたビット線対BL
a、BLbのレベルはアドレスに応じて選択されたメモ
リセルMSに格納されたデータに対応して、BLaがハ
イレベル、BLbがロウレベルとなっているため、セン
スアンプSAもBLaをハイレベルにし、BLbをロウ
レベルにするように動作する。
【0019】選択スイッチ4により選択されたビット線
BLaが配線Laに電気的に接続され、ビット線BLb
が配線Lbに接続されるため、配線LaはVccレベル
を維持するが、配線Lbの電位は選択されたビット線対
のセンスアンプSAによりロウレベルに低下される。し
かし、プリチャージ回路5の電源電圧供給能力に比べて
1つのセンスアンプSAの増幅能力は小さいため、配線
Lbの電圧レベルは接地電位とはならず、Vccから2
00から300mA程度低い電位レベルとなる(図2(
d)参照)。
BLaが配線Laに電気的に接続され、ビット線BLb
が配線Lbに接続されるため、配線LaはVccレベル
を維持するが、配線Lbの電位は選択されたビット線対
のセンスアンプSAによりロウレベルに低下される。し
かし、プリチャージ回路5の電源電圧供給能力に比べて
1つのセンスアンプSAの増幅能力は小さいため、配線
Lbの電圧レベルは接地電位とはならず、Vccから2
00から300mA程度低い電位レベルとなる(図2(
d)参照)。
【0020】この配線LaとLbの電位差をデータアン
プ(図示せず)が更に増幅し、これを読出しデータとし
て共通データバスを介して入出力端子(図示せず)に出
力することにより、1つのデータの読出し動作が終了す
る。
プ(図示せず)が更に増幅し、これを読出しデータとし
て共通データバスを介して入出力端子(図示せず)に出
力することにより、1つのデータの読出し動作が終了す
る。
【0021】この読出し動作が高速ベージ・モードであ
る場合、次のデータを読出すのに再度ロウアドレスRA
を入力するのではなく、カラムアドレスCAだけを更新
することにより(図2(c)参照)、連続して同一ワー
ド線下のメモリセルMSに格納されたデータを読出す動
作を行なう。次のカラムアドレスCAが入力されると、
カラムデコーダ3は選択信号Y1を非アクティブレベル
(ロウレベル)とするとともにこのカラムアドレスCA
に応じた次の選択信号(この場合Y2)をアクティブレ
ベルとする(図2(d)参照)。
る場合、次のデータを読出すのに再度ロウアドレスRA
を入力するのではなく、カラムアドレスCAだけを更新
することにより(図2(c)参照)、連続して同一ワー
ド線下のメモリセルMSに格納されたデータを読出す動
作を行なう。次のカラムアドレスCAが入力されると、
カラムデコーダ3は選択信号Y1を非アクティブレベル
(ロウレベル)とするとともにこのカラムアドレスCA
に応じた次の選択信号(この場合Y2)をアクティブレ
ベルとする(図2(d)参照)。
【0022】この選択信号が切り替る遷移期間TAにお
いて、入力されたカラムアドレスCAの入力タイミング
のずれ等により、カラムデコーダ3がビット線対を選択
するような制御信号を発生する状態(図2では選択信号
Y3がハイレベルとなる状態)となる場合がある。場合
によってはハイレベルとなる選択信号が複数発生するこ
とがあり、この場合には複数のビット線対がI/O線に
接続された状態、即ち、選択スイッチがマルチセレクト
状態となる。
いて、入力されたカラムアドレスCAの入力タイミング
のずれ等により、カラムデコーダ3がビット線対を選択
するような制御信号を発生する状態(図2では選択信号
Y3がハイレベルとなる状態)となる場合がある。場合
によってはハイレベルとなる選択信号が複数発生するこ
とがあり、この場合には複数のビット線対がI/O線に
接続された状態、即ち、選択スイッチがマルチセレクト
状態となる。
【0023】図2の遷移期間TAでは、多くのビット線
対(8つ程度)が一度に選択されたマルチセレクト状態
を示している。このように同時に多くのビット線対が選
択されてしまうと、従来ではその選択されたビット線対
のハイおよびロウレベルの組合せによっては、一方の配
線(例えば配線La)のレベルが、選択されたビット線
対のセンスアンプSAによって電源電位の半分以下の電
位(例えば2V以下)となり、メモリセルのデータが破
壊される可能性がある。しかし本実施例によれば、この
ような場合でも、後に詳述するクランプ回路6のクラン
プ動作により配線LaとLbの電位差を一定電位以下と
し、配線Laの最低電位を約3.5V程度に抑えること
が可能となるため(図2(d)参照)、従来に比してデ
ータの破壊の確率が減少し、読出し速度も高速化される
。
対(8つ程度)が一度に選択されたマルチセレクト状態
を示している。このように同時に多くのビット線対が選
択されてしまうと、従来ではその選択されたビット線対
のハイおよびロウレベルの組合せによっては、一方の配
線(例えば配線La)のレベルが、選択されたビット線
対のセンスアンプSAによって電源電位の半分以下の電
位(例えば2V以下)となり、メモリセルのデータが破
壊される可能性がある。しかし本実施例によれば、この
ような場合でも、後に詳述するクランプ回路6のクラン
プ動作により配線LaとLbの電位差を一定電位以下と
し、配線Laの最低電位を約3.5V程度に抑えること
が可能となるため(図2(d)参照)、従来に比してデ
ータの破壊の確率が減少し、読出し速度も高速化される
。
【0024】遷移期間TAの経過後、カラムアドレスC
Aに応じたビット線対が選択され、前述した動作と同様
に1つのデータが読出される。更に、所定回数のカラム
アドレスCAが連続して入力されることにより、1本の
ワード線WL下のメモリセルに格納されたデータを高速
に読出す高速ベージ・モードによる読出し動作が行なわ
れる。
Aに応じたビット線対が選択され、前述した動作と同様
に1つのデータが読出される。更に、所定回数のカラム
アドレスCAが連続して入力されることにより、1本の
ワード線WL下のメモリセルに格納されたデータを高速
に読出す高速ベージ・モードによる読出し動作が行なわ
れる。
【0025】一方、書込動作時においては、書込のため
のロウアドレスRAとカラムアドレスCAが入力される
と(図2(c)参照)、制御信号φWRおよびφpは共
に非アクティブレベル(ハイレベル)となり、同時にラ
イトアンプ(図示せず)により配線LaとLbが書込み
データに応じてハイレベルおよびロウレベル(GNDレ
ベル近く)にされる(図2(d)参照)。その後、カラ
ムアドレスに応じてカラムデコーダが1つの選択信号(
この場合Y1)をアクティブレベルとすることにより、
1つのメモリセルMSに書込みデータを格納する。
のロウアドレスRAとカラムアドレスCAが入力される
と(図2(c)参照)、制御信号φWRおよびφpは共
に非アクティブレベル(ハイレベル)となり、同時にラ
イトアンプ(図示せず)により配線LaとLbが書込み
データに応じてハイレベルおよびロウレベル(GNDレ
ベル近く)にされる(図2(d)参照)。その後、カラ
ムアドレスに応じてカラムデコーダが1つの選択信号(
この場合Y1)をアクティブレベルとすることにより、
1つのメモリセルMSに書込みデータを格納する。
【0026】次に、図3を参照して遷移期間TAにおけ
るクランプ回路6の動作について更に詳述する。1つの
データが読出された後、次のデータを読出すためのカラ
ムアドレスCAが入力されると、このカラムアドレスに
対応した選択信号(この場合Y2)がハイレベルに立上
り始める。一方、それまでハイレベルだった選択信号Y
1がロウレベルに立下り始める。この時、入力されたカ
ラムアドレスCAの入力タイミングのずれ等により、他
の選択信号(この場合Y3)もある電位まで立上る場合
がある。場合によってはこのY3のような選択信号が多
数発生することがある。このように同時に多くのビット
線対が選択されてしまうと、選択されたビット線対のハ
イおよびロウレベルの組合せによっては、一方の配線(
この場合配線La)のレベルが、選択されたビット線対
のセンスアンプSAによって急速にロウレベルに立下っ
ていく。この時、制御信号φWRはアクティブレベルで
あるのでトランジスタ12および13は導通状態であり
、節点N1の電位は配線Laと同時にロウレベルに立下
っていく。この時、配線Lbの電位は逆にセンスアンプ
によりVcc方向に若干立上っている。
るクランプ回路6の動作について更に詳述する。1つの
データが読出された後、次のデータを読出すためのカラ
ムアドレスCAが入力されると、このカラムアドレスに
対応した選択信号(この場合Y2)がハイレベルに立上
り始める。一方、それまでハイレベルだった選択信号Y
1がロウレベルに立下り始める。この時、入力されたカ
ラムアドレスCAの入力タイミングのずれ等により、他
の選択信号(この場合Y3)もある電位まで立上る場合
がある。場合によってはこのY3のような選択信号が多
数発生することがある。このように同時に多くのビット
線対が選択されてしまうと、選択されたビット線対のハ
イおよびロウレベルの組合せによっては、一方の配線(
この場合配線La)のレベルが、選択されたビット線対
のセンスアンプSAによって急速にロウレベルに立下っ
ていく。この時、制御信号φWRはアクティブレベルで
あるのでトランジスタ12および13は導通状態であり
、節点N1の電位は配線Laと同時にロウレベルに立下
っていく。この時、配線Lbの電位は逆にセンスアンプ
によりVcc方向に若干立上っている。
【0027】配線Laの電位が低下していき、配線La
とLbの電位差、即ち節点N1とN2の電位差がNチャ
ネルトランジスタ15のしきい値電圧Vth(例えば7
00mV)を越えると(図3のt1参照)、Nチャネル
トランジスタ15は導通状態となり、電流が節点N2か
らN1に流れ、配線LaとLbの電位差をクランプする
。配線Laはその電位がVcc近くである配線Lbと電
気的に接続されるため、電位低下の速度が減少し、最終
的に配線Laの最低電位を従来に比して半分程度に抑え
ることが可能となる。従って、従来ではマルチセレクト
状態によって一方の配線が電源電位の半分以下の電位(
例えば2V以下)となっていたような場合でも、本実施
例によれば、クランプ回路6のクランプ動作により配線
Laの最低電位を約3.5V程度に抑えることが可能と
なる。
とLbの電位差、即ち節点N1とN2の電位差がNチャ
ネルトランジスタ15のしきい値電圧Vth(例えば7
00mV)を越えると(図3のt1参照)、Nチャネル
トランジスタ15は導通状態となり、電流が節点N2か
らN1に流れ、配線LaとLbの電位差をクランプする
。配線Laはその電位がVcc近くである配線Lbと電
気的に接続されるため、電位低下の速度が減少し、最終
的に配線Laの最低電位を従来に比して半分程度に抑え
ることが可能となる。従って、従来ではマルチセレクト
状態によって一方の配線が電源電位の半分以下の電位(
例えば2V以下)となっていたような場合でも、本実施
例によれば、クランプ回路6のクランプ動作により配線
Laの最低電位を約3.5V程度に抑えることが可能と
なる。
【0028】このクランプ動作は配線Laの電位が低下
している間行なわれる。その後、Y3等のレベルが立下
り、配線Laのレベルがプリチャージ回路5によって立
上り始めると、節点N1とN2の電位差はしきい値電圧
Vth以下となるため、Nチャネルトランジスタ15は
非導通状態となり、配線La、Lbともに急速に立上る
。
している間行なわれる。その後、Y3等のレベルが立下
り、配線Laのレベルがプリチャージ回路5によって立
上り始めると、節点N1とN2の電位差はしきい値電圧
Vth以下となるため、Nチャネルトランジスタ15は
非導通状態となり、配線La、Lbともに急速に立上る
。
【0029】以上の動作により、遷移期間中に従来では
メモリセルのデータを破壊してしまうような電位低下が
I/O線に発生しても、本実施例によれば、クランプ回
路6がI/O線を構成する2本の配線間でクランプ動作
を行なうため、一方の配線が大幅に低下することがない
。従って、メモリセルのデータ破壊を防止しできるとと
もに、配線の電位低下が小さいため、次の読出し動作を
高速化することが可能となる。
メモリセルのデータを破壊してしまうような電位低下が
I/O線に発生しても、本実施例によれば、クランプ回
路6がI/O線を構成する2本の配線間でクランプ動作
を行なうため、一方の配線が大幅に低下することがない
。従って、メモリセルのデータ破壊を防止しできるとと
もに、配線の電位低下が小さいため、次の読出し動作を
高速化することが可能となる。
【0030】尚、以上の説明では配線Laがマルチセレ
クト状態の時にロウレベルに急速に立下った例を示した
が、逆に配線Lbがロウレベルに急速に立下った場合は
節点N1と配線Lbの電位差がNチャネルトランジスタ
14のしきい値電圧Vthを越えるため、今度は節点N
1からN2に電流が流れるクランプ動作が行なわれ、上
述した同様な効果が得られる。
クト状態の時にロウレベルに急速に立下った例を示した
が、逆に配線Lbがロウレベルに急速に立下った場合は
節点N1と配線Lbの電位差がNチャネルトランジスタ
14のしきい値電圧Vthを越えるため、今度は節点N
1からN2に電流が流れるクランプ動作が行なわれ、上
述した同様な効果が得られる。
【0031】次に図4を参照して本発明の第2の実施例
について説明する。本実施例と図1に示した第1の実施
例との違いはクランプ回路の構成だけであり、他の構成
はすべて同じである。本実施例ではクランプ回路106
を、ゲートに節点N11が接続されソース・ドレイン路
がI/O線を構成する配線LaとLb間に設けられたN
チャネルトランジスタ41と、ゲートに節点N12が接
続されソース・ドレイン路がI/O線を構成する配線L
aとLb間に設けられたNチャネルトランジスタ42と
、ゲートに読出し時にアクティブレベル(ロウレベル)
となる制御信号φWRを受け、ソース・ドレイン路が配
線Laと節点N11間に設けられたPチャネルトランジ
スタ43と、ゲートに制御信号φWRを受け、ソース・
ドレイン路が配線Laと節点N12間に設けられたPチ
ャネルトランジスタ44と、ゲートに制御信号φWRを
受け、ソース・ドレイン路が接地電位と節点N11間に
設けられたNチャネルトランジスタ45と、ゲートに制
御信号φWRを受け、ソース・ドレイン路が接地電位と
節点N12間に設けられたNチャネルトランジスタ46
から構成されている。
について説明する。本実施例と図1に示した第1の実施
例との違いはクランプ回路の構成だけであり、他の構成
はすべて同じである。本実施例ではクランプ回路106
を、ゲートに節点N11が接続されソース・ドレイン路
がI/O線を構成する配線LaとLb間に設けられたN
チャネルトランジスタ41と、ゲートに節点N12が接
続されソース・ドレイン路がI/O線を構成する配線L
aとLb間に設けられたNチャネルトランジスタ42と
、ゲートに読出し時にアクティブレベル(ロウレベル)
となる制御信号φWRを受け、ソース・ドレイン路が配
線Laと節点N11間に設けられたPチャネルトランジ
スタ43と、ゲートに制御信号φWRを受け、ソース・
ドレイン路が配線Laと節点N12間に設けられたPチ
ャネルトランジスタ44と、ゲートに制御信号φWRを
受け、ソース・ドレイン路が接地電位と節点N11間に
設けられたNチャネルトランジスタ45と、ゲートに制
御信号φWRを受け、ソース・ドレイン路が接地電位と
節点N12間に設けられたNチャネルトランジスタ46
から構成されている。
【0032】次に図5を参照して本実施例の動作につい
て説明する。本実施例と第1の実施例の動作上の違いは
遷移期間TAにおけるクランプ回路106の動作だけで
、他は第1の実施例と同じであるので、遷移期間TAの
動作だけを以下に説明する。
て説明する。本実施例と第1の実施例の動作上の違いは
遷移期間TAにおけるクランプ回路106の動作だけで
、他は第1の実施例と同じであるので、遷移期間TAの
動作だけを以下に説明する。
【0033】1つのデータが読出された後、次のデータ
を読出すためのカラムアドレスCAが入力されると、こ
のカラムアドレスに対応した選択信号(この場合Y2)
がハイレベルに立上り始める。一方、それまでハイレベ
ルだった選択信号Y1がロウレベルに立下り始める。こ
の時、入力されたカラムアドレスCAの入力タイミング
のずれ等により、第1の実施例と同様、Y3のような選
択信号が多数発生し同時に多くのビット線対が選択され
てしまうと、選択されたビット線対のハイおよびロウレ
ベルの組合せによっては、一方の配線(この場合配線L
a)のレベルが、選択されたビット線対のセンスアンプ
SAによって急速にロウレベルに立下っていく。
を読出すためのカラムアドレスCAが入力されると、こ
のカラムアドレスに対応した選択信号(この場合Y2)
がハイレベルに立上り始める。一方、それまでハイレベ
ルだった選択信号Y1がロウレベルに立下り始める。こ
の時、入力されたカラムアドレスCAの入力タイミング
のずれ等により、第1の実施例と同様、Y3のような選
択信号が多数発生し同時に多くのビット線対が選択され
てしまうと、選択されたビット線対のハイおよびロウレ
ベルの組合せによっては、一方の配線(この場合配線L
a)のレベルが、選択されたビット線対のセンスアンプ
SAによって急速にロウレベルに立下っていく。
【0034】この時、制御信号φWRはアクティブレベ
ル(ロウレベル)であるのでPチャネルトランジスタ4
3および44は導通状態、Nチャネルトランジスタ45
および46は非導通状態となる。本実施例の場合、節点
N11、N12の電位はPチャネルトランジスタ43、
44を介しているため、その分だけ電位変化が遅延して
(図5の点線参照)ロウレベルに立下っていく。この時
、配線Lbの電位は逆にセンスアンプによりVcc方向
に若干立上っている。
ル(ロウレベル)であるのでPチャネルトランジスタ4
3および44は導通状態、Nチャネルトランジスタ45
および46は非導通状態となる。本実施例の場合、節点
N11、N12の電位はPチャネルトランジスタ43、
44を介しているため、その分だけ電位変化が遅延して
(図5の点線参照)ロウレベルに立下っていく。この時
、配線Lbの電位は逆にセンスアンプによりVcc方向
に若干立上っている。
【0035】配線Laの電位が低下していき、配線La
と節点N12の電位差がNチャネルトランジスタ42の
しきい値電圧Vth(例えば700mV)を越えると(
図5のt11参照)、Nチャネルトランジスタ42は導
通状態となり、電流が配線Lbから配線Laに流れ、配
線LaとLbの電位差をクランプする。このクランプ動
作により、ロウレベルに立下る速度が低下し、第1の実
施例と同様に配線Laの最低電位を従来に比して抑える
ことが可能となる。
と節点N12の電位差がNチャネルトランジスタ42の
しきい値電圧Vth(例えば700mV)を越えると(
図5のt11参照)、Nチャネルトランジスタ42は導
通状態となり、電流が配線Lbから配線Laに流れ、配
線LaとLbの電位差をクランプする。このクランプ動
作により、ロウレベルに立下る速度が低下し、第1の実
施例と同様に配線Laの最低電位を従来に比して抑える
ことが可能となる。
【0036】このクランプ動作は配線Laの電位が低下
している間行なわれるが、本実施例では、Y3等のレベ
ルが立下り、配線La、Lbのレベルがプリチャージ回
路5によって立上り始めても、節点N12の電位変化は
点線に示すようにPチャネルトランジスタ44の存在に
より遅延して変化するため、この時点(図5のt12)
では配線Laと節点N12の間の電位差はしきい値電圧
である。従って、配線Laが立上った直後はまだNチャ
ネルトランジスタ42は導通状態を維持しており、自身
よりも高い電位レベルの配線Lbと電気的に接続されて
いる配線Laの立上りは第1の実施例に比してより早く
なる。その後、配線Laの電位が立上り節点12との電
位差がしきい値電圧Vth以下となるとNチャネルトラ
ンジスタ42は非導通状態となる。
している間行なわれるが、本実施例では、Y3等のレベ
ルが立下り、配線La、Lbのレベルがプリチャージ回
路5によって立上り始めても、節点N12の電位変化は
点線に示すようにPチャネルトランジスタ44の存在に
より遅延して変化するため、この時点(図5のt12)
では配線Laと節点N12の間の電位差はしきい値電圧
である。従って、配線Laが立上った直後はまだNチャ
ネルトランジスタ42は導通状態を維持しており、自身
よりも高い電位レベルの配線Lbと電気的に接続されて
いる配線Laの立上りは第1の実施例に比してより早く
なる。その後、配線Laの電位が立上り節点12との電
位差がしきい値電圧Vth以下となるとNチャネルトラ
ンジスタ42は非導通状態となる。
【0037】配線LbはY3等のレベルが立下った時点
(図5のt12)でもNチャネルトランジスタ42が導
通しているため、それ以降も配線Laの電位と節点N1
2との電位差がしきい値電圧に達するまで電位レベルは
低下する。従って、配線Laの立上りが配線Lbに比し
て急速に高レベルに達し、今までとは逆に配線Laの電
位がLbの電位よりも高くなり、配線の電位差がしきい
値電圧Vth以上となる(図5のt13)が、節点N1
1の電位変化は点線に示すようにPチャネルトランジス
タ43の存在により遅延して変化するため、この時点(
図5のt13)では配線Lbと節点N11との電位差は
Nチャネルトランジスタ41のしきい値電圧Vth以下
である。従って、Nチャネルトランジスタ41は導通状
態とはならず、配線Laはそのまま急速にハイレベルに
立上がることが可能となる。
(図5のt12)でもNチャネルトランジスタ42が導
通しているため、それ以降も配線Laの電位と節点N1
2との電位差がしきい値電圧に達するまで電位レベルは
低下する。従って、配線Laの立上りが配線Lbに比し
て急速に高レベルに達し、今までとは逆に配線Laの電
位がLbの電位よりも高くなり、配線の電位差がしきい
値電圧Vth以上となる(図5のt13)が、節点N1
1の電位変化は点線に示すようにPチャネルトランジス
タ43の存在により遅延して変化するため、この時点(
図5のt13)では配線Lbと節点N11との電位差は
Nチャネルトランジスタ41のしきい値電圧Vth以下
である。従って、Nチャネルトランジスタ41は導通状
態とはならず、配線Laはそのまま急速にハイレベルに
立上がることが可能となる。
【0038】尚、第1の実施例と同様にマルチセレクト
状態となって配線Lbがロウレベルに急速に立下った場
合は節点N11と配線Lbの電位差がNチャネルトラン
ジスタ41のしきい値電圧Vthを越えるため、今度は
配線Laから配線Lbに電流が流れ、クランプ動作が行
なわれ、上述した同様な効果が得られる。
状態となって配線Lbがロウレベルに急速に立下った場
合は節点N11と配線Lbの電位差がNチャネルトラン
ジスタ41のしきい値電圧Vthを越えるため、今度は
配線Laから配線Lbに電流が流れ、クランプ動作が行
なわれ、上述した同様な効果が得られる。
【0039】以上説明したように本実施例では、第1の
実施例に比して配線の電位の立上りが早くなる効果を有
する。更に第1の実施例では、配線LaとLb間の電位
差による電流を流すためのトランジスタがPチャネルト
ランシスタ12、13およびNチャネルトランジスタ1
4、15の計4つであるのに対して、本実施例ではNチ
ャネルトランジスタ41、42の2つですむ。これら電
流を流すトランジスタはその大きさを大きく設計しなけ
ればならないため、第2の実施例ではクランプ回路を構
成するトランジスタの全体の数では第1の実施例より多
いが、小さなトランジスタで構成することができるため
、結果として第1の実施例よりも小さな形成領域でクラ
ンプ回路を構成することが可能となる。
実施例に比して配線の電位の立上りが早くなる効果を有
する。更に第1の実施例では、配線LaとLb間の電位
差による電流を流すためのトランジスタがPチャネルト
ランシスタ12、13およびNチャネルトランジスタ1
4、15の計4つであるのに対して、本実施例ではNチ
ャネルトランジスタ41、42の2つですむ。これら電
流を流すトランジスタはその大きさを大きく設計しなけ
ればならないため、第2の実施例ではクランプ回路を構
成するトランジスタの全体の数では第1の実施例より多
いが、小さなトランジスタで構成することができるため
、結果として第1の実施例よりも小さな形成領域でクラ
ンプ回路を構成することが可能となる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体記
憶装置は、メモリセルのデータを破壊してしまうような
電位低下がI/O線に発生しても、クランプ回路がI/
O線を構成する2本の配線間でクランプ動作を行なうた
め、一方の配線が大幅に低下することがない。
憶装置は、メモリセルのデータを破壊してしまうような
電位低下がI/O線に発生しても、クランプ回路がI/
O線を構成する2本の配線間でクランプ動作を行なうた
め、一方の配線が大幅に低下することがない。
【0041】従って、メモリセルのデータ破壊を防止し
できるとともに、配線の電位低下が小さいため、次の読
出し動作を高速化することが可能となる。
できるとともに、配線の電位低下が小さいため、次の読
出し動作を高速化することが可能となる。
【図1】本発明の第1の実施例における半導体メモリ装
置の構成を示す回路図である。
置の構成を示す回路図である。
【図2】図1に示す半導体メモリ装置の動作を説明する
ための波形図である。
ための波形図である。
【図3】図2に示す波形の一部を更に詳細に示した回路
図である。
図である。
【図4】本発明の第2の実施例による半導体メモリ装置
の構成を示す回路図である。
の構成を示す回路図である。
【図5】図4に示す半導体メモリ装置の動作を説明する
ための波形図である。
ための波形図である。
1 メモリセルアレイ
2 ロウデコーダ
3 カラムデコーダ
4 選択スイッチ
5 プリチャージ回路
6 クランプ回路
Claims (6)
- 【請求項1】 アレイ状に設けられた複数のメモリセ
ルとそれらにそれぞれ接続した複数のビット線およびワ
ード線からなるメモリセルアレイと、選択回路を介して
前記複数のビット線の所定の数のビット線と接続される
第1の配線と第2の配線からなるI/O線と、読出し時
に活性化する回路であって前記第1の配線が前記第2の
配線よりも所定電圧値以上となった時に前記第1の配線
と前記第2の配線を接続する第1の手段と前記第2の配
線が前記第1の配線よりも前記所定電圧値以上となった
時に前記第1の配線と前記第2の配線を接続する第2の
手段とを含むクランプ回路とを有することを特徴とする
半導体メモリ装置。 - 【請求項2】 前記第1の手段はゲートに第1の節点
が接続されソース・ドレイン路が前記第1の節点と第2
の節点間に接続された第1のトランジスタを含み、前記
第2の手段はゲートに前記第2の節点が接続されソース
・ドレイン路が前記第1の節点と前記第2の節点間に接
続された第2のトランジスタを含み、前記クランプ回路
はさらに前記第1の節点を前記第1の配線に接続する手
段と、前記第2の節点を前記第2の配線に接続する手段
とを有することを特徴とする請求項1記載の半導体メモ
リ装置。 - 【請求項3】 前記クランプ回路は、制御端子に読出
し動作時にアクティブレベルとなる制御信号を受け前記
第1の配線と前記第1の節点間に設けられた第1のトラ
ンスファーゲートと、制御端子に前記制御信号を受け前
記第2の配線と前記第2の節点間に設けられた第2のト
ランスファーゲートとを含むことを特徴とする請求項1
記載の半導体メモリ装置。 - 【請求項4】 前記クランプ回路は、制御端子に読出
し時にアクティブレベルとなる制御信号を受け前記第1
の配線と前記第1の節点間に設けられた第1のトランス
ファーゲートと、制御端子に前記制御信号を受け前記第
1の配線と前記第2の節点間に設けられた第2のトラン
スファーゲートと、制御端子に前記制御信号を受け接地
電位と前記第1の節点間に設けられた第3のトランスフ
ァーゲートと、制御端子に前記制御信号を受け前記接地
電位と前記第2の節点間に設けられた第4のトランスフ
ァーゲートとを含むことを特徴とする請求項1記載の半
導体メモリ装置。 - 【請求項5】 読出し動作時に前記第1の配線と前記
第2の配線とに電源電位を供給するプリチャージ回路を
有することを特徴とする請求項1記載の半導体メモリ装
置。 - 【請求項6】 前記プリチャージ回路は、制御端子に
読出し動作時にアクティブレベルとなる信号を受け電源
端と前記第1の配線間に設けられた第5のトランスファ
ーゲートと、制御端子に前記信号を受け前記電源端と前
記第2の配線間に設けられた第6のトランスファーゲー
トとを含むことを特徴とする請求項5記載の半導体メモ
リ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3128085A JP2953102B2 (ja) | 1990-06-04 | 1991-05-31 | 半導体メモリ装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14571690 | 1990-06-04 | ||
JP2-145716 | 1990-06-04 | ||
JP3128085A JP2953102B2 (ja) | 1990-06-04 | 1991-05-31 | 半導体メモリ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04228186A true JPH04228186A (ja) | 1992-08-18 |
JP2953102B2 JP2953102B2 (ja) | 1999-09-27 |
Family
ID=26463857
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3128085A Expired - Fee Related JP2953102B2 (ja) | 1990-06-04 | 1991-05-31 | 半導体メモリ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2953102B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01192081A (ja) * | 1988-01-27 | 1989-08-02 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体記憶装置 |
-
1991
- 1991-05-31 JP JP3128085A patent/JP2953102B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01192081A (ja) * | 1988-01-27 | 1989-08-02 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体記憶装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2953102B2 (ja) | 1999-09-27 |
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