JPH0422800A - 立軸ポンプの軸封装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は立軸ポンプの軸封装置における構造に関する。

〔従来の技術〕

立軸ポンプの軸封装置には、メカニカルシールフローテ
ィングリング、ラビリンスシール等があるが、例えば、
メカニカルシール、フローティングリングの場合は、正
圧には使用可能であるが負圧には不向きであったり、フ
ラッシング水を必要とする。又、ラビリンスシールでは
負圧時には、ることにより使用可能であるが、正圧時に
は洩れ量が多く、それぞれ、適用範囲が限定され正圧。

負圧とも気にせずに使用できる軸封装置がなかった。

又、実開昭６３−６９７９８号公報のように、昇圧羽根
車をつけ軸封部を常に正圧に保つ考案もなされているが
、構造が複雑となり、又、正圧時軸封部圧力が吐出圧よ
りも高くなり、より高圧の軸封部とする必要があった。

〔発明が解決しようとする課題〕

本発明の目的は、上記従来技術の問題点をふまえ、正圧
、負圧ともに使用可能な立軸ポンプの軸封装置を提供す
ることにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するため、本発明は非接触型軸封部の上
部に接触型軸封部を配置し、この摺動部の外周には、潤
滑液を収納する受けを設け、潤滑水につかりドライ運転
にならないようにしている。

〔作用〕

本軸封装置は、正圧時には、接触型軸封部から欄干の漏
洩を与えて摺動面を潤滑するとともに摺動部外周に漏洩
水をためておくことができるようになっている。この時
、非接触型軸封部は、接触型軸封部の摺動面が摩耗した
り傷ついたりして洩れが増大しようとした時、減圧効果
により極度に洩れが増大しないようにする役目をしてい
る。

又、負圧時は、軸封部から空気を吸込もうとするため接
触式軸封部の摺動面の面圧は高くなり空気を吸込みに＜
＜シている。又、この時の摺動面の潤滑は、外周にため
られた漏洩水を利用して行なう（初期運転時は、漏洩水
がないため水を補給）この時も非接触軸封部の役目は、
接触式軸封部の摺動部から、外周にある潤滑液が極度に
漏れないようここで圧損を与えている。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図により説明する。

ディスチャージケーシング１に支持されたスタフィンボ
ックス２の内側には軸３と狭いギャップを保つラビリン
スシール４が緩衝材５を介して取付けられている。ラビ
リンスシール４の上端部には、接触型軸封装置の摺動ｆ
！６があり、スプリング力により面圧がポンプの常用使
用圧力でゼロになるようにセットしである。この面圧の
調整は、セットスクリュー７をゆるめホルダ８の位置を
変えることにより容易に行なうことができる。スタフィ
ンボックス２内にたまった漏洩水は、ドレン配管９から
ドレインされるが、ドレイン配管９を摺動材６より上部
に取付けであるため、初期に給水しておけば、摺動材６
は水中に配置されるようにしである。

今、ポンプ運転中軸封部に正圧がかかるとする。

この時、ポンプ吐出圧は接触型軸封装置の摺動材６にか
かる。この時、摺動部の面圧は、はぼ、ゼロになるよう
にセットされているため、微量の漏洩がありこの漏洩水
により摺動部の潤滑をするとともに、スタフィンボック
ス内に漏洩水をためられるようになっている。この時、
摺動部の面圧設定が多少悪くても、その入口側にラビリ
ンスシール４があるため急激も漏洩量が変化することは
ない。又、摺動部の面荒れ等が生じても同様に急激に漏
洩量が増加することなく使用することができる。

ラビリンスのギャップは、外周に緩衝材５を取付けであ
るため軸３と接触しても高面圧とならず狭くすることが
でき漏洩量が少なくすることができる。又、面圧を下げ
るためにラビリンス先端をシャープエツジにしても良い
。

このようにして摺動部は、常に、漏洩水により潤滑され
、ラビリンスシールは狭ギャップに設定できるため、漏
洩水も少なく寿命の長い軸封装置が実現できる。

次に、ポンプ運転中に負圧がかかるとする。この時、初
期にスタフィンボックス６に水を供給しておけば、この
水により摺動部６は潤滑され、又、面圧も正圧時に比べ
て高くなるので漏洩も少なく空気を吸込むことがなく、
サイホン破壊等もすることなく運転することができる。

摺動面が摩耗したり、面荒れが生じて洩れが増えても、
正圧時と同様、出口側にラビリンスシールがあるので、
急激に漏洩量が増えることはなく使用することができる
。

このようにして負圧時にも正圧時と同様漏洩が少なく寿
命の長い軸封装置が実現できる。

第２図にラビリンスシール４に摺動リング１０を組込ん
だ実施例を示す。

本例は、ラビリンスシール４からの漏洩をさらに少なく
しようとしたもので、正圧時には、右側に示すように、
摺動リングの上面でシールし、負圧時には左側に示すよ
うに摺動リングの下面でシールするようになっている。

構造で、外周に緩衝材を取付ければ、さらに狭ギャップ
で、漏洩量をおさえることができ、もちろん、第１図の
ように接触型軸封部と組合せても機能を十分発揮するこ
とができる。

又、第１図の摺動材６．第２図の摺動リング１０に自己
潤滑性の摺動部材、例えば、テフロン。

含油セラミック等を使用すれば、負圧運転時、万ドライ
になっても使用することができる９本実施例によれば、
正圧時にも負圧時にも使用でき、漏洩量も少なく寿命の
長い軸封装置を実現することができる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、接触型軸封部の摺動部が常に水潤滑さ
れ、非接触軸封部のギャップも狭くできるので、正圧時
にも負圧時にも漏洩量が少なく、寿命の長い軸封装置を
提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例の断面図、第２図は、非接
触軸封部の他の実施例の断面図である。 １・・・ディスチャージケーシング、２・・・スタフイ
ングボックス、３・・・軸、４・・・ラビリンスシール
、５・・・緩衝材、６・・・摺動材、７・・・セットス
クリュー第 困 茶

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、立軸ポンプの軸封装置において、 非接触式軸封部の上部に接触式軸封部を配置し、この摺
   動部の外周に潤滑液を収納する受けを設けたことを特徴
   とする立軸ポンプの軸封装置。