JPH04227430A - 簡易一体型空気調和機 - Google Patents

簡易一体型空気調和機

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JPH04227430A
JPH04227430A JP3128051A JP12805191A JPH04227430A JP H04227430 A JPH04227430 A JP H04227430A JP 3128051 A JP3128051 A JP 3128051A JP 12805191 A JP12805191 A JP 12805191A JP H04227430 A JPH04227430 A JP H04227430A
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JP
Japan
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air
air conditioner
condenser
simple integrated
cooling
Prior art date
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Pending
Application number
JP3128051A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotoshi Kanazawa
金沢 尋敏
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Publication of JPH04227430A publication Critical patent/JPH04227430A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2339/00Details of evaporators; Details of condensers
    • F25B2339/04Details of condensers
    • F25B2339/047Water-cooled condensers

Landscapes

  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,圧縮機,凝縮器,膨張
弁またはキャピラリチューブ,蒸発器が一体的に運搬可
能に結合されてなる簡易一体型空気調和機の改良に係り
,詳しくは凝縮器における熱交換を送風によることなく
行い得る簡易一体型の冷風・温風発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,部屋の間取りの関係でセパレート
タイプの空気調和機の取付けができない場合や,手軽に
且つスポット的に冷風に当たりたいとの要求に応えて,
冷媒の圧縮,凝縮,膨張,蒸発(冷凍サイクルの働き)
を全て室内で行うべく圧縮機,凝縮器,膨張弁またはキ
ャピラリチューブ,蒸発器が一体的に運搬可能に結合さ
れてなる簡易一体型の冷風機が知られている。通常,上
記圧縮機は出力1000Kcal/h以下の容量のもの
が殆どである。この冷風機では,圧縮機により圧縮され
た冷媒が送風機により冷却される凝縮器によって凝縮さ
れ,さらに膨張弁またはキャピラリチューブにより減圧
された冷媒が蒸発器で蒸発することにより吸込み空気が
該蒸発器によって冷却され,この冷却された空気が該蒸
発器側の送風機により吹出されて空調がなされる。前記
凝縮器からの排熱は,通常,室内にそのまま排気される
ことなく,例えば排気ダクト等により戸外へ排気される
。また,上記冷風機にヒータを取付けて冷風・温風を室
内に送る冷風・温風機も提案されている。上記簡易一体
型の空気調和機は,通常,上記したように凝縮器が送風
機によって冷却されることにより空調を行う空冷タイプ
である。この簡易一体型空気調和機は,例えばトイレ室
内の空調に用いられることがある。このような場合,こ
の簡易一体型空気調和機では,凝縮器からの排熱空気を
戸外に排気する排気ダクトの一端が空気調和機本体に取
付けられると共に,同排気ダクトの他端は戸外に接した
トイレの窓や壁等に設けられた排気口に接続される。ま
た,トイレ室内を空調するのに上記簡易一体型空気調和
機を用いずに,壁等にトイレ専用のウィンドゥ型空気調
和機を取付けることもある。このウィンドゥ型空気調和
機も上記簡易一体型空気調和機と同様に,圧縮機,凝縮
器,膨張弁またはキャピラリチューブ,蒸発器が一体的
に結合されており,該凝縮器が送風機の送風により冷却
される空冷タイプである。それゆえに,前記凝縮器から
の排熱を排気するための工事,即ち戸外に接したトイレ
の壁等に空気調和機本体を取付けるための穴開けや枠組
み等の規模の大きい工事をする必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
簡易一体型やウィンドゥ型空気調和機を用いてトイレを
空調する場合,これら空気調和機はいずれも空冷式であ
るため,同空気調和機が設置可能なトイレは,凝縮器か
らの排熱を排気できるような戸外に接した壁等があるト
イレに限られる。また,これら空気調和機の取付工事は
,上記したように壁等の穴開けや枠組み等の大きな工事
であったり,あるいは排気ダクト取付工事のようにダク
ト部材が空気調和機本体に取付けられ,その結果,トイ
レ室内のスペースが狭められることになったりする。 さらに,上記トイレ専用のウィンドゥ型空気調和機はト
イレ室内の空調のみに用いられ,その用途が限られる。 従って,本発明は排気ダクト等を不要として狭いトイレ
室のスペースを有効活用すると共に,戸外に接した壁等
のないトイレにも容易に設置できるようにし,且つトイ
レ以外の他の部屋の空調等にも用いることのできる簡易
一体型空気調和機を提供することを目的としてなされた
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は,冷媒の圧縮,凝縮,膨張,蒸発を全て室内
で行うべく圧縮機,凝縮器,膨張弁またはキャピラリチ
ューブ,蒸発器が一体的に運搬可能に結合されてなる簡
易一体型空気調和機において,前記凝縮器を水冷する冷
却水貯溜用タンクを空気調和機本体に一体的に取付ける
と共に,前記冷却水貯溜用タンクに水道水を供給するた
めの着脱自在のコネクタが設けられた給水ホースを取付
けたことを特徴とする簡易一体型空気調和機として構成
されている。また,冷風・温風吹出し用送風機にクロス
フローファンを用いて冷風・温風共通の送風経路を形成
し,その送風経路にヒータが出入可能に配置されたこと
を特徴とする簡易一体型空気調和機として構成すること
もできる。
【0005】
【作用】この簡易一体型空気調和機では,凝縮器を水冷
する冷却水貯溜用タンクが空気調和機本体に一体的に取
付けられていると共に,該冷却水貯溜用タンクに水道水
を供給するための着脱自在のコネクタが設けられた給水
ホースが該冷却水貯溜用タンクに取付けられている。そ
れゆえに,この簡易一体型空気調和機では,例えばトイ
レの給水設備に前記コネクタが接続されることにより,
同給水設備から水道水が前記冷却水貯溜用タンク内に導
かれ,その結果,前記凝縮器が水道水により冷却される
。即ち,この簡易一体型空気調和機では,従来の空調方
式のように凝縮器が送風機の送風によって冷却される空
冷タイプでないので,同凝縮器からの排熱を排気する必
要がなく,上記したようにコネクタを給水設備に接続す
ることにより,室内を空調することができる。また,前
記コネクタを給水設備に接続する工事は,従来の壁等へ
の穴開け工事や排気ダクト取付工事等よりも簡単である
ばかりでなく,排気ダクト等が不要となるので,この簡
易一体型空気調和機を用いれば,室内のスペースを従来
よりも広くすることができる。さらに,この簡易一体型
空気調和機では,例えばトイレの給水設備からコネクタ
を離脱して,他の給水設備,例えば浴室や台所の給水設
備に前記コネクタが接続されることにより,浴室や台所
の空調等も行うことができる。このように,この簡易一
体型空気調和機は給水設備さえあれば,設置する部屋を
選ばず,部屋から部屋へ容易に移動させることができる
。また,上記したように前記コネクタは給水設備に着脱
自在であるので,前記したコネクタの接続変更はごく簡
単である。また,冷風または温風を吹出させる送風機に
,クロスフローファンを使用して送風経路を冷風・温風
共通することで,空気調和機のより小型化を図ることが
できる。
【0006】
【実施例】以下,添付図面を参照して,本発明を具体化
した実施例につき説明し,本発明の理解に供する。尚,
以下の実施例は本発明を具体化した一例であって,本発
明の技術的範囲を限定する性格のものではない。図1,
図2は本発明の第1実施例に係る簡易一体型空気調和機
の構造を示すもので,図1は側面図,図2は平面図であ
る。この実施例に係る簡易一体型空気調和機1では,図
1に示すように,冷媒の圧縮,凝縮,膨張,蒸発の冷凍
サイクルの働きを全て室内で行うべく,圧縮機2,コイ
ル状の凝縮器3,膨張弁またはキャピラリチューブ(図
示せず),蒸発器4が一体的に運転可能に結合されてい
る。
【0007】冷房・乾燥運転時には,圧縮機2により圧
縮された冷媒が凝縮器3により凝縮され,膨張弁または
キャピラリチューブにより減圧されて蒸発器4によって
吸込み空気が冷却されて,送風機5によって機外へ吹出
される。図3〜図5は,送風機5の構造を示し,図3は
平面図,図4は一部断面で示す側面図,図5は裏面図で
ある。送風機5は冷風専用のケーシング6a 及び温風
・乾燥風並びに冷風用ケーシング6b を有しており,
ケーシング6a は後述する第1の送風羽根5a の回
転方向によらず送風し得るような形状に構成されている
。そして,ケーシング6a ,6bは当該空気調和機の
縦方向に併設されて仕切板7によって仕切られており,
それぞれに個別の送風経路が形成されている。当該空気
調和機の本体8の異なる位置に対応させて,ケーシング
6a には冷風用の吹出し口10a が,ケーシング6
b には温風・乾燥風並びに冷風用の吹出し口10b 
が個別に設けられている。前記吹出し口10a は冷風
を上方へ向けて吹出し得るように形成されており,吹出
し口10b は温風を下方へ向けて吹出し得るように形
成されている。上記ケーシング6a 内の吹出し口10
a 及びケーシング6b 内の吹出し口10b に対応
し,且つ冷房(乾燥も含む)・暖房の運転状態に応じて
可逆回転可能なモータ11の出力軸12上には,該モー
タ11の回転方向に応じて冷風運転時に吹出し口10a
 から冷風を吹出させ得るような羽根形状の第2の送風
羽根5a 及び吹出し口10b からモータ11の回転
方向によらず送風できるような構造の第1の送風羽根5
b が取付けられている。上記第1の送風羽根5b と
しては,例えばラジアルファンの羽根形状が,また上記
第2の送風羽根5a としては,例えばシロッコファン
の羽根形状が好適である。上記ケーシング6a の上面
には吸込み口14が形成されており,上記ケーシング6
b の下面には吸込み口15が形成されている。 更に,ケーシング6b の吹出し口10b には,ヒー
タの一例であるPTCヒータ16が固定されている。上
記例では,モータ11が送風ファン5の下方に設けられ
ているが,同モータ11を図1に破線で示すように送風
ファン5の上方に設けるようにしてもよい。このように
すれば,上記送風羽根5a ,5b の羽根長さを極力
長くすることができ,送風効率の向上が図れる。
【0008】更に,この簡易一体型空気調和機1では,
凝縮器3を内蔵して該凝縮器3を水冷する冷却水貯溜用
タンク17が,ケーシング6の下方に本体8に一体的に
取付けられている。上記凝縮器3の配管は,その上部が
高温である圧縮機2の吐出側の配管3a ,その下部が
蒸発器側の配管3b となるように構成されている。ま
た,上記冷却水貯溜用タンク17内には,凝縮器3のコ
イルピッチと略同一ピッチで冷却水貯溜用タンク17内
を螺旋状に仕切るように冷却水案内板18が配設されて
いる。尚,凝縮器3の配管3a 近傍の配管表面には,
冷却水の温度を検出するためのサーミスタ等からなる温
度検出器19が取付けられている。更に,冷却水貯溜用
タンク17の下部には,同冷却水貯溜用タンク17に冷
却水を供給するための配管接続口20が設けられている
。また,同冷却水貯溜用タンク17の上部には,凝縮器
3と熱交換した冷却水の出口となる配管接続口21が設
けられている。更に,上記配管接続口20及び21には
,それぞれ柔軟性のある例えばゴム製の給水ホース22
及び排水ホース23の一端が接続されている。また,同
給水ホース22の他端は,図1に示すように本体8背面
から取出されると共に,同他端にはワンタッチで着脱自
在のいわゆる給水カチット(商品名)24が取付けられ
ている。上記給水カチット24は,コネクタの一例であ
る。 更に,上記排水ホース23には,同排水ホース23の排
水量を制御するための電磁弁25が挿設されており,同
排水ホース23は,図1に示すように蒸発器4からのド
レン水を受けるドレンパン26のドレン取出口に,その
一端が接続されたドレンホース27と一体化されて本体
8背面から外部に取出される。
【0009】この簡易一体型空気調和機1は,例えば図
18に示すようにトイレ室内に設置される。この場合,
本体8の背面から外部に取出されたドレンホース27及
び排水ホース23の他端は,図18に仮想線で示すよう
に,例えば様式の便座28と便器30との間の隙間から
便器30内へ落としこむように導かれ,ドレンホース2
7及び排水ホース23は,例えば吸着板等により便器3
0内に固定される。このようにトイレ内に設置された状
態では,ドレンパン26のトイレ室内の床面からの高さ
は,便器30の上端面の床面からの高さよりも高くされ
る。従ってドレンパン26内のドレン水を自然落差で便
器30内へ排出することができる。更に,この簡易一体
型空気調和機1では,給水ホース22の他端に取付けら
れた給水カチット24が,図18に示すように水タンク
31内へ水道水を供給する給水管32に予め挿設された
分岐ソケット33の分岐端部にワンタッチで取付けられ
る。この給水管32に予め分岐ソケット33を挿設して
おく工事は,従来のダクト取付け工事等よりも極く簡単
である。
【0010】続いて,図6,図7に示す冷風・乾燥運転
時,及び図8,図9に示す温風運転時について,当該装
置の動作を説明する。尚,各動作中の空気の流れは,各
図中において矢印にて示している。まず冷風運転時には
,モータ11が本体8の上面から見てCW方向に回転駆
動されると,第1の送風羽根5b と第2の送風羽根5
a が送風の働きをする。このときの空気の流れは,図
6,図7に矢印で示すような状態となる。同時に,電磁
弁25が駆動されて所定時間開かれると,水道水が分岐
ソケット33から給水ホース22を通って冷却水貯溜用
タンク17内に供給される。そして,圧縮機2が駆動さ
れて,圧縮された冷媒が凝縮器3に送られる。この凝縮
器3に送られた冷媒は,冷却水貯溜用タンク17に供給
された水道水と熱交換して冷却凝縮される。冷媒との熱
交換により加熱されて温度の高くなった水道水は,水の
比重の関係で冷却水案内板18に沿って生じる対流によ
り冷却水貯溜用タンク17の上部に集まる。それゆえに
,この簡易一体型空気調和機1では,熱交換前の比較的
低温の水道水と凝縮器3の低温側の配管3b が,また
熱交換後の比較的高温の水道水と凝縮器3の高温側の配
管3a とが,それぞれ接触することとなり,水道水と
冷媒との熱交換を高くすることができる。そして,冷却
水貯溜用タンク17の水道水の水温が上昇していくと,
凝縮器3の配管表面に取付けられた温度検出器19が作
動され,この作動状態(例えば所定温度以上の温度を所
定時間以上検出)にもとづき,電磁弁25が所定時間開
かれ,冷却水貯溜用タンク17内に新しい水道水が供給
される。従って,この簡易一体型空気調和機1の冷凍サ
イクルは良好に作動され,圧縮機2等が過負荷状態にな
ることはない。尚,上記電磁弁25が開かれたことによ
り,冷却水貯溜用タンク17から排出された排熱水は,
排水ホース23を通って便器30内へ放出される。従っ
て,同便器30は排熱水により洗浄されて,便器30内
は清潔に保たれる。
【0011】上記のように,この簡易一体型空気調和機
1では,従来のように凝縮器に送風することなく,圧縮
機2により圧縮された冷媒を水道水により冷却して凝縮
することができる。それゆえに,従来方式のように凝縮
器3からの排熱を排気する必要がないので,戸外に接し
た壁等がないトイレにも,上記のように給水カチット2
4を分岐ソケット33の分岐端部に取付ける等により,
同簡易一体型空気調和機1を設置して,同トイレ室内を
空調することができる。従って,従来の壁等の穴開け工
事や排気ダクト取付け工事等よりも,その取付け工事等
が簡単であるばかりでなく,排気ダクト等が不要となる
ので,トイレ室内のスペースが従来よりも広くなる。更
に,この簡易一体型空気調和機1では,従来方式のよう
に凝縮器に送風する送風ファン等がないので,その分装
置自体もコンパクトにすることができる。一方,冷凍サ
イクルの働きにより冷却された蒸発器4によって除湿冷
却された蒸発器4の通過空気は,吸込口14からケーシ
ング6a 内に取込まれると共に,吸込口15からケー
シング6b 内に取込まれ,吹出口10a 及び10b
 から本体8の前方へ上下方向へ幅広く吹出される。そ
の結果,快適な除湿冷風のみが提供される。また,梅雨
時期等の除湿(乾燥)運転時には,モータ11の回転方
向は温風運転時と同様にCW方向であって,このときの
送風状態は図6,7に示される。圧縮機2が駆動され,
電磁弁25のオン・オフ制御がなされると共に,PTC
ヒータ16が通電されることにより,冷凍サイクルが作
動されると共に同PTCヒータ16が発熱する。その結
果,当該装置からは除湿風(乾燥風)が得られ,トイレ
室内の湿度が適度に保たれる。他方,この簡易一体型空
気調和機1では,温風運転時にはモータ11がCCW方
向に逆回転駆動されて,第1の送風羽根5b のみが送
風の働きをする。また,第2の羽根5a は,この場合
の回転方向に対して羽根の向きが逆になることから,送
風の働きをなさないことになり,図8,9に示すような
空気の流れを生じることになる。この状態で,PTCヒ
ータ16に通電が開始されると,本体8の背面に配設さ
れた空気取入口34を通して吸込口15よりケーシング
6b 内に空気が取込まれ,この空気がPTCヒータ1
6を通過する際に熱交換されて温風となり,吹出口10
b から本体8の下方前方へ吹出される。本実施例に係
る簡易一体型空気調和機1は,上記のように構成されて
いるため,冷風(乾燥)運転もしくは温風運転に応じて
単にモータ11の回転方向を切替えるのみで,極めて簡
単に簡便に冷風(乾燥)運転及び温風運転を行うことが
できる。
【0012】次に,本発明の第2実施例について説明す
る。図10〜図16に第2実施例による簡易一体型空気
調和機の構成を示し,先の第1実施例と同一の要素には
,同一の符号を付している。本実施例は,先の第1実施
例に示した冷風・温風等の吹出し構造を変え,機器全体
の小型化を図ったものである。図10は,本実施例によ
る簡易一体型空気調和機1の側面図,図11はその平面
図である。また,図12,図13は,送風ケーシング部
分の平面図および側面図である。図示するように,蒸発
器4を吸込口とすべく,本体8の縦方向に位置する送風
機であるクロスフローファン5の半周を取り囲むように
蒸発器4を配し,ケーシング6の吹出口10には,ヒー
タの一例であるPTCヒータ16を,ヒータ固定板15
と共に可動状に配置している。また,ケーシング6のス
タビライザ9の対向側には,整流板7a ,7b を配
設し,温風運転時,上記PTCヒータ16がケーシング
6の吹出口10に移動したときの,吹出部の通過抵抗増
加によるサージングを防止し,安定した送風量が得られ
るような形状に構成されている。
【0013】図14,15は,冷風・乾燥運転時の動作
を説明するもので,各動作中の空気の流れを図中に矢印
で示している。冷風運転時には,モータ11によりクロ
スフローファン5が図15で示す時計回り方向に回転駆
動されると,空気の流れは矢印のように,空気取入れ口
34,蒸発器4,クロスフローファン5,吹出口10に
流れる。このとき,冷凍サイクルは作動しており,空気
取入れ口34から取込まれた空気は蒸発器4によって除
湿冷却されてケーシング6内に取込まれ,吹出口10か
ら本体8の前方へ幅広く吹出される。その結果,快適な
除湿冷風が提供される。尚,この冷風・乾燥運転時には
,ヒータ16は回路オフの状態にあり,また図15に示
すように吹出口10の送風経路から外れた位置に収納配
置される。
【0014】図16,17は,温風運転時の動作を説明
するもので,このときには,冷凍サイクルの作動は停止
されている。また,吹出口10の送風経路には,収納さ
れていたヒータ16が移動し,回路オンの状態にされる
。モータ11によりクロスフローファン5が時計回り方
向に回転すると,空気の流れは,空気取入れ口34,蒸
発器4,クロスフローファン5,ヒータ16,吹出口1
0に流れる。このとき,冷凍サイクルは停止しているの
で,蒸発器4を通過する空気温度は変化を受けず,吹出
口10側に送られる。吹出口10にはヒータ16が移動
してきていることによる通過空気の通過抵抗増加による
サージングを防止するため整流板7a ,7b が吹出
し流路に形成されている。上記整理板7a ,7b に
よって整流された空気は,ヒータ16を通過する際に熱
交換されて温風となり,吹出口10から本体8の前方へ
吹き出される。その結果,快適な温風が提供される。ま
た,梅雨時期等の除湿(乾燥)運転時には,冷凍サイク
ルが作動されると共に,ヒータ16が吹出口10に移動
し通電される。電磁弁25のオン・オフ制御とヒータ1
6の発熱により,吹出口10から除湿風(乾燥風)が得
られ,設置する室内の温度が適度に保たれる。
【0015】以上第1,第2実施例で説明した簡易一体
型空気調和機1では,図18に示す分岐ソケット33の
止水栓35または給水管32への水道水の供給量を調整
するための止水栓36を閉じて,同分岐ソケット33の
分岐端部から上記給水カチット24を取りはずして,同
簡易一体型空気調和機1を他の場所,例えば浴室内に移
動させて,当該装置を乾燥機として使用することもでき
る。図19は,浴室内に移動設置した状態を示し,給水
カチット24を,予め混合水栓37に取付けられている
分岐ソケット38の分岐端部に取付けている。このとき
排水ホース23及びドレンホース27の他端は,同図に
示すように共に排水溝40内へ落とし込まれる。このよ
うに簡易一体型空気調和機1の移動設置は,上記したよ
うに止水栓35または36の操作や給水カチット24の
取りはずし及び差し込み処理等であり,極く簡単である
。また,上記混合水栓37に予め分岐ソケット38を取
付けておく工事も,従来のダクト取付工事や壁の穴開け
工事等に比べると極く簡単である。尚,上記浴室内の混
合水栓37が例えば図22に示すような混合水栓41で
あるときには,上記分岐ソケット38を同他の混合水栓
41に適合する他の分岐ソケット42に置き替えればよ
い。また,上記混合水栓37が他の水栓,例えばそれぞ
れ図21または22に示すように横水栓43または自在
水栓44であるときには,同様に上記分岐ソケット38
をそれぞれ例えば水栓継手45または簡易分岐水栓ソケ
ット46に置き替えればよい。
【0016】次に,この簡易一体型空気調和機1を用い
て,上記浴室といった比較的密閉度の高い小空間におい
て衣類乾燥を行う場合について説明する。上記浴室内に
湿気をおびた衣類を吊り下げて,当該装置をその内で上
記した除湿(乾燥)運転させる。この場合,PTCヒー
タ16を通過して加熱された乾燥温風が上記浴室内の絶
対湿度を低下させ,且つ室温を上昇させるため,濡れた
衣類からの水分の蒸発が活発になる。このため,浴室内
の湿度は上昇し始めるが,冷凍サイクルの働きにより浴
室内の湿気が凝結されて上記ドレンパン26に集められ
,ドレンホース27を通って上記排水溝40へ排出され
る。このようにして衣類乾燥が促進される。尚,室内空
気の温度や湿度を検知するセンサを具備することにより
,PTCヒータ16や圧縮機2の運転を個別に自動制御
し,冷風運転と温風運転を自動的に切替える等使用性の
向上を図ることも可能である。当然ながら,上記衣類乾
燥運転時は前記梅雨時の除湿運転時よりも,上記センサ
の温度設定値は高くされる。上記実施例では,当該簡易
一体型空気調和機1を浴室での衣類乾燥やトイレ室の空
調に用いる場合について述べたが,当然ながら他の場所
の空調,例えば同様に混合水栓等が備えられている台所
,洗面所,あるいはサニタリルーム等の空調に用いても
よい。
【0017】
【発明の効果】本発明により冷媒の圧縮,凝縮,膨張,
蒸発を全て室内で行うべく圧縮機,凝縮器,膨張弁また
はキャピラリチューブ,蒸発器が一体的に運搬可能に結
合されてなる簡易一体型空気調和機において,上記凝縮
器を水冷する冷却水貯溜用タンクを空気調和機本体に一
体的に取付けると共に,該冷却水貯溜用タンクに水道水
を供給するための着脱自在のコネクタが設けられた給水
ホースを取付けたことを特徴とする簡易一体型空気調和
機が提供される。この簡易一体型空気調和機は,従来の
ように凝縮器の冷却方式が空冷式でないので排気ダクト
等が不要であることから,例えば戸外に接した壁等がな
いトイレにも容易に設置することができると共に同トイ
レ内のスペースを従来よりも広くすることができる。ま
た,クロスフローファンを用いたことにより,より小型
で送風音の静かな空気調和機が提供される。この簡易一
体型空気調和機は,コネクタの接続を変更するだけで,
トイレ以外の他の部屋の空調等にも用いることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明の第1実施例に係る簡易一体型空気
調和機の側面開放図。
【図2】  同上の平面図。
【図3】  送風ファンの構造を示す平面図。
【図4】  同上の側面図。
【図5】  同上の裏面図。
【図6】  第1実施例の簡易一体型空気調和機の冷房
・乾燥運転状態を説明する側面図。
【図7】  同上の平面図。
【図8】  第1実施例の簡易一体型空気調和機の暖房
状態を説明する側面図。
【図9】  同上の平面図。
【図10】  第2実施例に係る簡易一体型空気調和機
の側面図。
【図11】  同上の平面図。
【図12】  第2実施例に係るクロスフローファンの
構成を示す平面図。
【図13】  同上の側面図。
【図14】  第2実施例に係る簡易一体型空気調和機
の冷房・乾燥運転状態を説明する側面図。
【図15】  同上の平面図。
【図16】  第2実施例に係る簡易一体型空気調和機
の暖房運転状態を説明する側面図。
【図17】  同上の平面図。
【図18】  同簡易一体型空気調和機をトイレ室内に
設置したところの一例を示す斜視図。
【図19】  同簡易一体型空気調和機を浴室内に設置
したところの一例を示す斜視図。
【図20】  同簡易一体型空気調和機のコネクタを各
種水栓に取付けるためのソケット等の一例を示す斜視図
【図21】  同上。
【図22】  同上。
【図23】  同上。
【符号の説明】
1…簡易一体型空気調和機 2…圧縮機 3…凝縮器 4…蒸発器 5…送風ファン(クロスフローファン)8…本体 17…冷却水貯溜用タンク 22…給水ホース 24…給水カチット(コネクタ) 25…電磁弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  冷媒の圧縮,凝縮,膨張,蒸発を全て
    室内で行うべく,圧縮機,凝縮器,膨張弁またはキャピ
    ラリチューブ,蒸発器が一体的に運搬可能に結合されて
    なる簡易一体型空気調和機において,前記凝縮器を水冷
    する冷却水貯溜用タンクを空気調和機本体に一体的に取
    付けると共に,前記冷却水貯溜用タンクに水道水を供給
    するための着脱自在のコネクタが設けられた給水ホース
    を取付けたことを特徴とする簡易一体型空気調和機。
  2. 【請求項2】  冷風・温風吹出し用送風機にクロスフ
    ローファンを用いて冷風・温風共通の送風経路を形成し
    ,前記送風経路にヒータが出入可能に配置されたことを
    特徴とする請求項1記載の簡易一体型空気調和機。
JP3128051A 1990-09-12 1991-05-31 簡易一体型空気調和機 Pending JPH04227430A (ja)

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JP24364790 1990-09-12
JP2-243647 1990-09-12
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100486579B1 (ko) * 2002-09-13 2005-05-03 엘지전자 주식회사 냉난방 겸용 수냉식 욕실형 에어컨
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CN104566649A (zh) * 2014-12-30 2015-04-29 广东美的制冷设备有限公司 空调器及其控制方法

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