JPH04225614A - フリップフロップ回路 - Google Patents

フリップフロップ回路

Info

Publication number
JPH04225614A
JPH04225614A JP90407790A JP40779090A JPH04225614A JP H04225614 A JPH04225614 A JP H04225614A JP 90407790 A JP90407790 A JP 90407790A JP 40779090 A JP40779090 A JP 40779090A JP H04225614 A JPH04225614 A JP H04225614A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inverter
clock signal
node
output
input data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP90407790A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Ichioka
市岡 俊彦
Kotaro Tanaka
幸太郎 田中
Yasushi Kawakami
康 川上
Masahiro Akiyama
秋山 正博
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP90407790A priority Critical patent/JPH04225614A/ja
Publication of JPH04225614A publication Critical patent/JPH04225614A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大規模集積回路(VL
SI)等に設けられるクロック同期型のフリップフロッ
プ回路(以下、FFという)やマスタ・スレーブ形の遅
延型フリップフロップ回路(以下、D−FFという)等
のFFに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
香山晋編「超高速MOSデバイス」初版(昭61−12
−15)(株)培風館、p.243−244に記載され
るものがあった。以下、その構成を図を用いて説明する
【0003】図2は、従来のマスタ・スレーブ形D−F
Fの構成例を示す回路図である。
【0004】このマスタ・スレーブ形D−FFは、入力
データDを入力するためのデータ入力端子1と出力デー
タQaを出力するデータ出力端子2とを備え、そのデー
タ入力端子1とデータ出力端子2との間には、FFの単
位回路で構成されるマスタ部10とスレーブ部20とが
縦続接続されている。
【0005】マスタ部10は、データ入力端子1とノー
ドN1との間に接続された電界効果トランジスタ(以下
、FETという)11を有し、該ノードN1にはインバ
ータ12を介してノードN2が接続されている。ノード
N2は、インバータ13及びFET14を介してノード
N1に帰還接続されている。
【0006】ノードN2に接続されるスレーブ部20は
、マスタ部10と同様に、ノードN2とN3の間に接続
されたFET21を有し、該ノードN3がインバータ2
2及びノードN4を介してデータ出力端子2に接続され
ている。ノードN4は、インバータ23及びFET24
を介してノードN3に帰還接続されている。
【0007】FET11,24はクロック信号CKaで
オン,オフ動作し、FET14,21は反転クロック信
号CKbでオン,オフ動作する機能を有している。これ
らのクロック信号CKa及び反転クロック信号CKbは
、例えば複数のインバータ等で構成されたクロックパル
ス発生回路で生成される。
【0008】図3は、図2の動作を示すタイムチャート
であり、この図を参照しつつ図2の動作を説明する。
【0009】先ず、初期状態としては、低レベル(以下
、“L”という)のクロック信号CKa、高レベル(以
下、“H”という)の反転クロック信号CKb、“H”
の入力データDが印加され、ノードN1,N2,N3が
それぞれ“L”,“H”,“H”であるとする。
【0010】時刻t1で、クロック信号CKaが“H”
、反転クロック信号CKbが“L”になると、FET1
1,24がオン状態、FET14,21がオフ状態とな
る。そのため、ノードN1は入力データDにより“H”
に、ノードN2はインバータ12を介して“L”になり
、インバータ13の出力が“H”となる。一方、ノード
N3はFET21がオフ状態のために“H”と変らない
ので、インバータ22を介してデータ出力端子2から“
L”の出力データQaが送出される。また、インバータ
23の出力は“H”となり、FET24がオン状態のた
め、ノードN3が“H”の状態で保持される。
【0011】次に時刻t2において、クロック信号CK
aが“L”、反転クロック信号CKbが“H”になると
、FET11,24がオフ状態、FET14,21がオ
ン状態となる。そのため、FET14のオン状態及びイ
ンバータ13の出力により、ノードN1が“H”の状態
に保持され、さらにインバータ12を介してノードN2
が“L”の状態に保持される。一方、FET21がオン
状態、FET24がオフ状態のため、ノードN3が“L
”になり、さらにインバータ22を介してデータ出力端
子2から“H”の出力データQaが送出される。
【0012】以上のように、このD−FFは、クロック
信号CKaの立上がりで入力データDを入力し、それを
クロック信号CKaの立下がりで出力データQaの形で
送出する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
マスタ部10及びスレーブ部20をそれぞれ構成する単
位回路のFF、及びその単位回路を縦続接続したマスタ
・スレーブ形D−FFでは、次のような課題があった。
【0014】(1)  マスタ部10とスレーブ部20
とは、それぞれ4素子(4ゲート)で構成されており、
合計8素子が必要であり、素子数が多い。
【0015】(2)  クロック信号CKa及び反転ク
ロック信号CKbを合計4つのFET11,14,21
,24に分配する必要があり、クロック信号配線が複雑
である。 (3)  クロック信号CKaと反転クロック信号CK
bが正確に逆相の関係でないこと等により、該クロック
信号CKaと反転クロック信号CKbが同時に“L”と
なることがある。このように同時に“L”となると、マ
スタ・スレーブ形D−FFが正常に動作しない。その理
由を以下説明する。
【0016】図3のタイムチャートにおいて、時刻t3
の時、入力データD、クロック信号CKa、ノードN1
、出力データQaが“H”、反転クロック信号CKb、
ノードN2,N3が“L”であったとする。次に時刻t
4で、クロック信号CKaが“H”→“L”となるもの
の、反転クロック信号CKbが“L”のままであれば、
FET11,14,21,24がすべてオフ状態となる
。そのため、ノードN1はインバータ12の入力端子だ
けに、ノードN3はインバータ22の入力端子だけにし
か接続されないことになり、どちらもレベルが確定しな
くなる。
【0017】従って、その後の時刻t5で反転クロック
信号CKbが“H”となっても、インバータ12,13
で保持されている信号は、時刻t3〜t4の間にデータ
入力端子1から入力された信号とは異なる。そのため、
データ出力端子2へ送出される信号も、もはやデータ入
力端子1に入力された信号とは異なるものとなり、正常
なD−FF回路として動作しなくなる。
【0018】本発明は前記従来技術が持っていた課題と
して、素子数が多い点、クロック配線が複雑である点、
及びクロック信号及び反転クロック信号が同時に“L”
となるときに誤動作を生じる点について解決したFFを
提供するものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、第1の発明は、クロック同期型のFFにおいて、ク
ロック信号によりオン,オフ動作して入力データを取込
むスイッチング素子と、前記スイッチング素子により取
込まれた入力データを反転して出力する第1のインバー
タと、第2のインバータとを、備えている。第2のイン
バータは、前記入力データを供給する入力側回路の出力
インピーダンスよりも高い出力インピーダンスを有し、
前記第1のインバータの出力を反転して前記第1のイン
バータの入力側へ帰還する機能を有している。
【0020】第2の発明は、マスタ・スレーブ形のD−
FFにおいて、前記第1の発明のFFを単位回路として
その単位回路を2段縦続接続している。そして、前段の
単位回路内の第2のインバータの出力インピーダンスを
、前記入力側回路の出力インピーダンスよりも高くし、
さらに後段の単位回路内の第2のインバータの出力イン
ピーダンスを、前段の単位回路内の第1のインバータの
出力インピーダンスよりも高く設定し、前記前段及び後
段の単位回路内の各スイッチング素子を相補的にオン,
オフ動作させる構成にしている。
【0021】
【作用】第1の発明によれば、以上のようにクロック同
期型FFを構成したので、クロック信号によりスイッチ
ング素子がオン状態となると、第2のインバータの出力
インピーダンスが入力側回路の出力インピーダンスより
も高いため、該入力データが該スイッチング素子を介し
て入力される。この入力データは、第1のインバータで
反転されて出力される。これにより、入力データの的確
なラッチが行なえる。
【0022】クロック信号によりスイッチング素子がオ
フ状態となると、第1のインバータの出力が第2のイン
バータで反転されて該第1の入力側にフィードバックさ
れるので、取り込まれた入力データが該第1及び第2の
インバータのループで保持される。このように、入力デ
ータを保持するループを構成する第1及び第2のインバ
ータのうち、該第2のインバータの出力インピーダンス
を入力側回路の出力インピーダンスよりも高く設定した
ので、入力データの的確なラッチ動作が行なえ、それに
よって回路構成素子数の減少と、クロック信号配線の簡
単化が図れる。第2の発明によれば、第1の発明のFF
を用いてマスタ・スレーブ形D−FFを構成したので、
クロック信号に基づき前段の単位回路内のスイッチング
素子がオン状態となると、後段の単位回路内のスイッチ
ング素子がオフ状態となり、入力データが前段の単位回
路にラッチされる。クロック信号に基づき、前段の単位
回路内のスイッチング素子がオフ状態になると、後段の
単位回路内のスイッチング素子がオン状態となり、前記
前段の単位回路にラッチされた入力データが、後段の単
位回路から出力される。
【0023】ここで、クロック信号に基づき、前段の単
位回路内のスイッチング素子と後段の単位回路内のスイ
ッチング素子とが同時にオフ状態となった場合でも、前
段及び後段の各単位回路内で保持しているデータが不確
定にはならないので、D−FF回路として安定に動作す
る。従って、前記課題を解決できるのである。
【0024】
【実施例】図1は、本発明の第1の実施例を示すクロッ
ク同期型FFの回路図である。
【0025】このクロック同期型FFは、入力データD
を入力するデータ入力端子31と、出力データQaを出
力するデータ出力端子32とを備えている。データ入力
端子31は、スイッチング素子である例えばFET41
のドレインに接続され、該FET41のソースがノード
N11に接続されている。ノードN11は、第1のイン
バータ42を介してノードN12に接続されている。ノ
ードN12は、データ出力端子32に接続されると共に
、インバータ43を介してノードN11に帰還接続され
ている。
【0026】FET41は、クロック信号CKaが“H
”になるとオン状態となり、“L”になるとオフ状態に
なる機能を有している。第2のインバータ43の出力イ
ンピーダンスは、データ入力端子31に接続された図示
しない入力データ供給用の入力側回路の出力インピーダ
ンスよりも高く設定されている。
【0027】次に、動作を説明する。
【0028】初期状態として、“L”のクロック信号C
Ka、及び“H”の入力データDが印加され、また、ノ
ードN12が“H”、ノードN11が“L”であるとす
る。クロック信号CKaが“H”になると、FET41
がオン状態となる。このとき、入力データDは“H”、
インバータ43の出力は“L”であるが、該インバータ
43の出力インピーダンスは、データ入力端子31に接
続された入力側回路の出力インピーダンスよりも高いた
め、ノードN11のレベルが入力データDのレベルに支
配され、該ノードN11が“H”となる。そのため、イ
ンバータ42,43の出力は、それぞれ“L”,“H”
となる。従って、入力データDの的確なラッチが行える
【0029】次に、クロック信号CKaが“L”になる
と、FET41がオフ状態となる。FET41はオフ状
態であるが、ノードN11にはインバータ43の出力が
接続されているため、該ノードN11が“H”の状態で
保持される。従って、インバータ42,43の出力がそ
れぞれ“L”,“H”となり、ノードN11はこの状態
で安定状態となる。
【0030】本実施例のクロック同期型FFでは、第2
のインバータ43の出力インピーダンスを入力側回路の
出力インピーダンスよりも高く設定しているので、従来
の図2のようなFET14,24を設けなくとも、入力
データDの的確なラッチ動作が行える。そのため、クロ
ック同期型FFを3素子で構成でき、素子数を少くでき
る。しかも、FET41は1つでよいため、そのFET
41をオン,オフ動作させるためのクロック信号配線が
簡単になるという利点を有している。
【0031】図4は、本発明の第2の実施例を示すマス
タ・スレーブ形D−FFの回路図である。
【0032】このマスタ・スレーブ形D−FFは、入力
データDを入力するデータ入力端子51と出力データQ
aを出力するデータ出力端子52とを備え、その間には
マスタ部60とスレーブ部70とが縦続接続されている
【0033】マスタ部60とスレーブ部70とは、それ
ぞれ図1のクロック同期型FFで構成されている。
【0034】即ち、マスタ部60は、データ入力端子5
1とノードN21との間に接続されたFET61を有し
、該ノードN21がインバータ62を介してノードN2
2に接続されている。ノードN22は、インバータ63
を介してノードN21に帰還接続されている。FET6
1は、クロック信号CKaの“H”によってオン状態と
なり、“L”によってオフ状態となる機能を有している
【0035】ノードN21に接続されたスレーブ部70
は、マスタ部60と同様に、ノードN22とN23との
間に接続されたFET71を有している。ノードN23
には、インバータ72を介してノードN24が接続され
ている。ノードN24は、データ出力端子52に接続さ
れると共に、インバータ73を介してノードN23に帰
還接続されている。FET71は、反転クロック信号C
Kbの“H”によってオン状態、“L”によってオフ状
態となる機能を有し、FET61と相補的にオン,オフ
動作する機能を有している。
【0036】インバータ63の出力インピーダンスは、
データ入力端子51に接続される図示しない入力データ
供給用の入力側回路の出力インピーダンスよりも高く設
定されている。さらに、インバータ73の出力インピー
ダンスは、インバータ62の出力インピーダンスよりも
高く設定されている。
【0037】図5は、図4の動作を示すタイムチャート
であり、この図を参照しつつ図4に示すマスタ・スレー
ブ形D−FFの動作を説明する。
【0038】初期状態として、“L”のクロック信号C
Ka、“H”の反転クロック信号CKb、及び“H”の
入力データDが印加され、またノードN22,N23が
“H”、ノードN21、出力データQaが“L”である
とする。
【0039】時刻t1において、クロック信号CKaが
“H”、反転クロック信号CKbが“L”になると、F
ET61がオン状態、FET71がオフ状態となる。こ
の時、入力データDは“H”、インバータ63の出力は
“L”である。ところが、インバータ63の出力インピ
ーダンスは、データ入力端子51に接続された入力側回
路の出力インピーダンスより高い。そのため、ノードN
21のレベルは入力データDのレベルに支配され、該ノ
ードN21が“H”となり、インバータ62,63の出
力がそれぞれ“L”,“H”となる。一方、FET71
はオフ状態であるが、ノードN23にはインバータ73
の出力が接続されているため、ノードN23は“H”の
状態で保持される。従って、インバータ72,73の出
力がそれぞれ“L”,“H”となり、ノードN23はこ
の状態で安定状態となる。
【0040】時刻t2でクロック信号CKaが“L”、
反転クロック信号CKbが“H”になると、FET61
がオフ状態、FET71がオン状態となる。FET61
はオフ状態であるが、ノードN21にはインバータ63
の出力が接続されているため、ノードN21は“H”の
状態で保持される。従って、インバータ62,63の出
力がそれぞれ“L”,“H”となり、ノードN21はこ
の状態で安定状態となる。
【0041】一方、ノードN23にはインバータ73の
出力が接続されている。ところが、インバータ73の出
力インピーダンスは、インバータ62の出力インピーダ
ンスより高い。そのため、ノードN23のレベルは、オ
ン状態のFET71を介してノードN22のレベルに支
配されるため、“L”となり、インバータ72,73の
出力がそれぞれ“H”,“L”となる。
【0042】以上のように、このマスタ・スレーブ形D
−FFも従来と同様に、クロック信号CKaの立上がり
で入力データDを入力し、それをクロック信号CKaの
立下がりで出力データQaの形で送出する。
【0043】ここで、クロック信号CKaと反転クロッ
ク信号CKbとが同時に“L”となった場合について説
明する。
【0044】図5の時刻t3で、入力データD、反転ク
ロック信号CKb、ノードN21及び出力データQaが
“H”、クロック信号CKa、ノードN22及びN23
が“L”の状態から、クロック信号CKaが“H”、反
転クロック信号CKbが“L”に変る時、ノードN21
及び出力データQaは“H”、ノードN22,N23は
“L”のままである。
【0045】時刻t4で、クロック信号CKaが“H”
→“L”となるものの、反転クロック信号CKbが依然
“L”のままであれば、FET61,71が共にオフ状
態となる。ところが、ノードN21にはインバータ63
の出力端子が接続されているため、ノードN21は“H
”の状態で保持される。そのため、インバータ62の出
力は“L”、インバータ63の出力は“H”の状態で保
持される。一方、ノードN23にはインバータ73の出
力端子が接続されているため、ノードN23は“L”の
状態で保持される。従って、インバータ72の出力は“
H”、インバータ73の出力は“L”の状態で保持され
る。
【0046】このように、クロック信号CKaと反転ク
ロック信号CKbとが同時に“L”となっても、マスタ
部60及びスレーブ部70内で保持している信号が不確
定にはならないので、D−FF回路として安定に動作す
る。
【0047】しかも、マスタ部60及びスレーブ部70
は、それぞれ図1のクロック同期型FFで構成されてい
るため、回路を構成する素子数の減少と、クロック信号
配線の簡単化という利点も得られる。
【0048】図6は、本発明の第3の実施例を示すマス
タ・スレーブ形D−FFの回路図であり、図4中の要素
と共通の要素には共通の符号が付されている。
【0049】このマスタ・スレーブ形D−FFでは、ス
レーブ部70のノードN24に、信号反転用のインバー
タ81を介して反転出力データQbを出力するための反
転データ出力端子82が接続されている。
【0050】このような回路構成では、データ出力端子
52及び反転データ出力端子82より、互いに反転した
出力データQa及び反転出力データQbを送出すること
ができる。
【0051】なお、本発明は、上記実施例に限定されず
、種々の変形が可能である。
【0052】(I )  図1のノードN12に、イン
バータを介して反転データ出力端子を接続することによ
り、図6と同様に、互いに反転した出力データQa及び
反転出力データQbを送出することができる。
【0053】(II)  図1、図4、及び図6では、
スイッチング素子をFET41,61,71で構成した
が、バイポーラトランジスタや、NORゲート等といっ
た他のスイッチング素子で構成してもよい。
【0054】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
では、入力データ取込み用のスイッチング素子と、その
出力側にループ状に接続されたデータ保持用の第1及び
第2のインバータとを設けて、クロック同期型のFFを
構成したので、従来のように第1及び第2のインバータ
2段による帰還のループ上から、スイッチング素子を省
略することができる。そのため、回路構成素子数を減少
でき、さらにスイッチング素子が1つであるため、クロ
ック信号配線が簡単になる。そのうえ、第2のインバー
タの出力インピーダンスを、入力側回路の出力インピー
ダンスよりも高く設定しているので、入力データを的確
にラッチすることができる。
【0055】第2の発明によれば、第1の発明のFFを
単位回路としてその単位回路を2段縦続接続してマスタ
・スレーブ形DFFを構成したので、前段と後段の各単
位回路内のスイッチング素子をオン,オフ動作させるた
めのクロック信号及びその反転クロック信号が同時に“
L”となった場合でも、D−FFの論理レベルが前段及
び後段の各単位回路内で保持される。そのため、D−F
F回路として正しく動作するようになり、誤動作の発生
を防止して安定な動作が可能となる。そのうえ、第1の
発明のFFを用いて回路を構成しているため、第1の発
明と同様に、回路構成素子数の減少と、クロック信号配
線の簡単化という効果も期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すクロック同期型F
Fの回路図である。
【図2】従来のマスタ・スレーブ形D−FFの回路図で
ある。
【図3】図2のタイムチャートである。
【図4】本発明の第2の実施例を示すマスタ・スレーブ
形D−FFの回路図である。
【図5】図4のタイムチャートである。
【図6】本発明の第3の実施例を示すマスタ・スレーブ
形D−FFの回路図である。
【符号の説明】
41  FET(スイッチング素子) 42  第1のインバータ 43  第2のインバータ 60  マスタ部 61  FET(スイッチング素子) 62  第1のインバータ 63  第2のインバータ 70  スレーブ部 71  FET(スイッチング素子) 72  第1のインバータ 73  第2のインバータ D    入力データ Qa  出力データ Qb  反転出力データ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  クロック信号によりオン,オフ動作し
    て入力データを取込むスイッチング素子と、前記スイッ
    チング素子により取込まれた入力データを反転して出力
    する第1のインバータと、前記入力データを供給する入
    力側回路の出力インピーダンスよりも高い出力インピー
    ダンスを有し、前記第1のインバータの出力を反転して
    前記第1のインバータの入力側へ帰還する第2のインバ
    ータとを、備えたことを特徴とするフリップフロップ回
    路。
  2. 【請求項2】  請求項1記載のフリップフロップ回路
    を単位回路としてその単位回路を2段縦続接続し、前記
    前段の単位回路内の第2のインバータの出力インピーダ
    ンスを前記入力側回路の出力インピーダンスよりも高く
    し、前記後段の単位回路内の第2のインバータの出力イ
    ンピーダンスを前記前段の単位回路内の第1のインバー
    タの出力インピーダンスよりも高くし、前記前段及び後
    段の単位回路内の各スイッチング素子を相補的にオン,
    オフ動作させる構成にしたことを特徴とするフリップフ
    ロップ回路。
JP90407790A 1990-12-27 1990-12-27 フリップフロップ回路 Withdrawn JPH04225614A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP90407790A JPH04225614A (ja) 1990-12-27 1990-12-27 フリップフロップ回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP90407790A JPH04225614A (ja) 1990-12-27 1990-12-27 フリップフロップ回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04225614A true JPH04225614A (ja) 1992-08-14

Family

ID=18517340

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP90407790A Withdrawn JPH04225614A (ja) 1990-12-27 1990-12-27 フリップフロップ回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04225614A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5854565A (en) * 1995-10-06 1998-12-29 Qualcomm Incorporated Low power latch requiring reduced circuit area

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5854565A (en) * 1995-10-06 1998-12-29 Qualcomm Incorporated Low power latch requiring reduced circuit area

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4843254A (en) Master-slave flip-flop circuit with three phase clocking
US20080180139A1 (en) Cmos differential rail-to-rail latch circuits
EP0624950B1 (en) Delay matching circuit
US6696874B2 (en) Single-event upset immune flip-flop circuit
US6573775B2 (en) Integrated circuit flip-flops that utilize master and slave latched sense amplifiers
EP0330971A2 (en) Flip-flop circuit
US4656368A (en) High speed master-slave flip-flop
US6700425B1 (en) Multi-phase clock generators that utilize differential signals to achieve reduced setup and hold times
JP3502116B2 (ja) 単一ワイヤクロックを有する2段cmosラッチ回路
US5391935A (en) Assertive latching flip-flop
JP2004064557A (ja) フリップフロップ回路およびシフトレジスタ
JP3173408B2 (ja) 信号多重化回路
JP2831788B2 (ja) フリップフロップ回路
JPH04225614A (ja) フリップフロップ回路
JP2560698B2 (ja) ラツチ回路
JPH08116242A (ja) 論理回路
JP2786463B2 (ja) フリップフロップ回路
JP2575834B2 (ja) フリップフロップ回路
KR102229659B1 (ko) 셋업 타임이 감소된 전송 게이트 기반 마스터­슬레이브 플립플롭
JPH04276917A (ja) フリップフロップ回路
KR930004270B1 (ko) CMOS T형 플립플롭(Flip-Flop) 및 이를 이용한 N진 카운터
JPH0697735B2 (ja) ラツチ回路
KR100245080B1 (ko) 디 플립-플롭 회로
US6853229B2 (en) Circuit for transforming a single ended signal into a differential mode signal
JPH05327435A (ja) 半導体集積回路装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19980312