JPH04225122A - 多種類物質の広範囲計量装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、多種類のかつ設定容量
の異なる物質を、各物質の測定計量範囲内で計量する装
置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】医薬品、食料品その他の産業分野では、
粉粒体、液体等の多種類の内容成分を異にする物質を、
各物質の測定計量範囲内で混合することが行われている
。従来、上記する多種類の物質を、各物質の測定計量範
囲内で混合する場合、測定計量範囲により異なる計量容
器を必要としていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従って、各計量容器を
移動させるために、計量容器の数だけの移動装置を必要
としていた。例えば、３０種類の物質を３レンジの測定
計量範囲（１００〜１０００ｇ、１〜１０Ｋｇ、１０〜
１００Ｋｇ）で計量する場合、測定計量範囲ごと、この
場合には３個の計量容器を必要とし、従って、３台の移
動装置を必要としていた。

【０００４】また、３個の計量容器をエレベーター等で
移動する場合、別々に移動すると３倍の輸送時間がかか
り、時間短縮のために３個の計量容器を同時に移動する
場合には、３個の計量容器を全体として１個にまとめる
装置が必要であった。そして移動後には１個にまとめた
個々の計量容器を各計量容器ごとに分離する装置をも必
要としていた。従って計量のための装置は大掛かりなも
のとなり、計量後の各計量容器の処理作業も能率が悪い
ものであった。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記する従来
技術の問題点に鑑み、多種類の物質を収容する容量の異
なる計量容器を一台の移動装置で移動可能とし、かつ広
い計量範囲を高精度に計量する装置を提供することを目
的とするものである。

【０００６】上記の目的を達成するために本発明は、移
動台車１上に、容量を異にする複数の計量容器２、３を
載置して固定するとともに同じ移動台車１に各計量容器
２、３を計量可能な計量器４、５を設置し、移動台車１
の移動方向上方には、内容成分を異にする物質をそれぞ
れ収容した複数のホッパー８、９および１０、１１・・
・ｎを設置したことを特徴としている。

【０００７】

【実施例】以下、図面に従って、本発明の一実施例を詳
細に説明する。図１において１は箱形の移動台車であり
、この移動台車１の支持板１ａ上には、容量を異にする
計量容器が複数台載置、固定される。図示のものは１０
０Ｋｇの大計量容器１と１０００ｇの小計量容器２の二
台が示されている。移動台車１内には、大計量容器２お
よび小計量容器３をそれぞれに計量するための大計量器
４と小計量器５が設置してあり、各計量器４、５はそれ
ぞれシリンダーのような昇降装置６、７により保持され
ている。８、９および１０、１１・・・ｎは内容成分を
異にする物質（被測定物）をそれぞれ収容する複数本の
ホッパー群であり、移動台車１の移送方向にそってその
上方に並列して配置してある。

【０００８】移動台車１は一定の方向に移動可能であり
、いま、図面左方向から送りこまれてきた移動台車１上
の大計量容器２が第１のホッパー群８、９の被測定物投
入口の下面に達すると、移動台車１は図示しない適当な
ストッパーやその他の停止機械により停止され、その停
止状態が維持される。

【０００９】移動台車１が停止すると、昇降装置６が作
動して大計量器４が上昇し、大計量器４上に突設する支
持体１２が、前記支持板１ａに形成した貫通孔１３から
突出して大計量容器２を移動台車１から上に持ち上げる
。従って、大計量器４には大計量容器２の荷重が加わる
ことになる。この状態で、大計量容器２内には、各ホッ
パー８、９からそれぞれ内容成分を異にする物質（被測
定物）が、順に、設定値量だけ投入される。

【００１０】移動台車１の移動、所定位置における停止
、昇降装置６による大計量器４の上昇等は、全て、図示
しない制御装置による電気的制御により自動的に連動し
て作動するように設定されている。。特に、ホッパー８
、９からの被測定物の投入は、計量の準備が完了すると
制御装置からの指令により開始される。また、投入終了
は、大計量器４からの計量値データにより制御される。 各ホッパー８、９からの被測定物の投入量はあらかじめ
設定されており、例えばホッパー８が２０Ｋｇの投入量
、ホッパー９が３６Ｋｇの投入量に設定されている場合
、ホッパー８からその設定量が投入されると大計量器４
からの計量値データにより、制御装置がホッパー８から
の投入を停止させる。次に、ホッパー９から３６Ｋｇの
物質が投入されると大計量器４からの計量データが制御
装置に送られ、投入を停止する。尚、ホッパーは従来公
知のものを使用することができる。

【００１１】ホッパー８、９からの被測定物の投入が終
了すると昇降装置６によって大計量器４は所定の位置ま
で下降し、大計量容器２は支持板１ａ上に載せられる。 次に、移動台車１はＡ矢印方向に移送され、大計量容器
２が次のホッパー群１０、１１の下方に達すると停止し
、前記と同じ作業が行われる。このようにして大計量容
器２内に複数のホッパーから異なる物質が必要量ずつ投
入されると、次の段階で小計量容器３内に、複数のホッ
パーから少量ずつの異なる物質が投入されるが、投入作
業は前記大計量容器２の場合と全く同じであるので詳細
な説明は省略する。

【００１２】上記の説明では、まず大計量容器２内に、
移動台車１の移送方向に設置した複数のホッパーから、
各ホッパーの設定量の被測定物を投入した後に小計量容
器３内に被測定物を投入する場合について説明したが、
これに限定されるものではない。即ち、ホッパー８、９
において小計量容器３内に設定量の物質を投入し、移動
台車１をわずかに移動させてホッパー８、９から大計量
容器２内に設定量の分室を投入し、次のホッパー群１０
、１１で小計量容器３→大計量容器２の順で被測定物を
投入し、これを移動台車１の移送方向にある各ホッパー
群で繰り返し行うようにしてもよい。この場合には、各
ホッパーの投入量を大量、少量に切り替えることが必要
となる。

【００１３】また、上記説明では、各計量器４、５を保
護するために、非計量中や移動台車１の移動中、計量器
４、５には計量容器２、３の荷重が加わらないようにし
てあり、計量時にのみ昇降装置６、７によって計量容器
２、３を持ち上げるようにしてある。しかし、計量容器
２、３の荷重が、常に、計量器４、５にかかってもよい
計量器を用いれば、昇降装置６、７は不要である。この
場合には、移動台車１の支持板１ａも不要であり、各計
量容器２、３は、直接、計量器４、５上に載せてよい。

【００１４】

【発明の効果】上記する本発明によれば、容量を異にす
る複数の計量容器は、移動可能な一台の移動台車上に載
せ、各計量容器は移動台車に設置した計量器により計量
可能としたので、移動台車の移動方向の上方に配置した
複数のホッパー群の下方に計量容器を定置することによ
り、各ホッパーからは内容成分が異なりかつ投入量が異
なる物質の投入を連続して行うことができる。しかも、
物質の投入時において、各計量容器は計量器によって計
量されており、かつホッパーからの投入量は計量器によ
って検知され、計量値データが制御装置に送られるので
、計量を高精度に行うことができ、作業能率の向上を図
ることができるものである。複数の計量容器および計量
器は、一台の移動台車上に載せてあるので、単に、直線
方向への移動だけでなく、ホッパー群の配置状況によっ
ては曲線方向への移動も選択することができ、移動範囲
はきわめて広いものである。移動台車上にいて各計量容
器を、直接、計量器に載置可能とすれば、昇降装置は必
要なく、装置全体の小型化を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す、計量容器内に被測定
物を投入する状態の説明図である。

【符号の説明】

１　　移動台車 １ａ　　支持板 ２　　大計量容器 ３　　小計量容器 ４　　大計量器 ５　　小計量器 ６　　昇降装置 ７　　昇降装置 ８　　ホッパー ９　　ホッパー １０　　ホッパー １１　　ホッパー １２　　支持体 １３　　貫通孔

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　箱形の移動台車１の支持板１ａ上に、
   異なる容量を有する複数の計量容器２、３を載置して固
   定し、移動台車１内には昇降装置６、７によって昇降可
   能であり、かつ、上昇時には計量容器２、３を支持板１
   ａより上に持ち上げる計量器４、５を設置し、移動台車
   １の移動方向上方には、異なる物質を収容し、設定量の
   非測定物を計量容器２、３内に投入可能なホッパー群を
   配置して成ることを特徴とする多種類物質の広範囲計量
   装置。
2. 【請求項２】　　移動台車１内に設置した計量器４、５
   により計量容器２、３を保持可能として成ることを特徴
   とする請求項１記載の多種類物質の広範囲計量装置。