JPH04224963A - インクジェットヘッド - Google Patents

インクジェットヘッド

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Publication number
JPH04224963A
JPH04224963A JP41500290A JP41500290A JPH04224963A JP H04224963 A JPH04224963 A JP H04224963A JP 41500290 A JP41500290 A JP 41500290A JP 41500290 A JP41500290 A JP 41500290A JP H04224963 A JPH04224963 A JP H04224963A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
plate
pressure
pressure chamber
thickness direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP41500290A
Other languages
English (en)
Inventor
Naomichi Suzuki
直道 鈴木
Toyoji Asahina
朝比奈 豊次
Shizuo Yamaguchi
静男 山口
Hiroshi Ogawa
宏 小川
Nagao Mizutani
水谷 長夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Watch Co Ltd filed Critical Citizen Watch Co Ltd
Priority to JP41500290A priority Critical patent/JPH04224963A/ja
Priority to DE69127258T priority patent/DE69127258D1/de
Priority to EP91310423A priority patent/EP0486256B1/en
Priority to US07/791,280 priority patent/US5289209A/en
Publication of JPH04224963A publication Critical patent/JPH04224963A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリンタ特にインクジェ
ットプリンタのヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の圧電式インクジェットプリンタヘ
ッドとしては、圧電素子のバイモルフによる撓みを利用
してインクを充填した圧力室の壁を変形させ、その時の
圧力によりインクを突出させるカイザー方式があり、例
えば特公昭57−20904号公報に記載されている。
【0003】また圧電素子の剪断モードによる変形を利
用して、インクを充填したチャンネルの隔壁を変形させ
、その時の圧力によりインクを突出させる剪断モード方
式があり、例えば特開昭63−247051号公報に記
載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の方式ではそれぞれ問題がある。カイザー方式で
は圧力室を平面上に並べるためマルチノズルのノズルピ
ッチより大きくなりノズルに接続するインクの流路が必
要となり、そのためにインク吐出の抵抗が増し、圧力損
失が発生すると同時にヘッドが大型になる。
【0005】また剪断モード方式では圧力室と隔壁(駆
動壁)を作るため数十ミクロンの巾の切削等による溝加
工が必要となり、コストアップにつながる。またインク
を吐出させるためには隔壁自身が剪断モ−ドで変形する
事になるが隔壁が隣の圧力室と共通なため隣接する圧力
室同志の圧力に干渉が起こる等の問題がある。また構造
上隣接ノズルから同時にインクを吐出させることができ
ない。本発明の目的は圧力干渉がなく高解像度のマルチ
ノズルインクジェットヘッドを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決させるた
め本発明のインクジェットヘッドは上基板及び下基板の
少なくとも一方の基板にインク供給孔を有する該上下基
板間に、厚み方向に開放するインク溜め、インク供給路
、圧力室及びノズル孔とをそれぞれ直結して形成し、か
つ両面に駆動電極を配し厚み方向に分極した板状圧電体
を配設し、厚み方向に開放するインク溜めを有する隔壁
板とを、交互に複数個順次積層し、かつ前記インク溜め
同志がそれぞれ対応するように積層配置し、上下に隣接
する前記圧力室同志が水平面内でそれぞれ互いに相異な
る位置に積層配設した構成を採用している。
【0007】
【作用】本構成によれば、インクを吐出させるための圧
力室の加圧は板状圧電体の両面に配設した駆動電極に電
圧を印加することにより前記板状圧電体の厚みを減少さ
せて圧力室の容積を減少させることにより、インクを吐
出させる。また上下に隣接する圧力室同志が水平面内で
それぞれ互いに相異なる位置に隔壁板を介して積層配設
したことにより剛性を増し隣接圧力室同志の相互圧力干
渉も無くなる。
【0008】
【実施例】以下、本発明による一実施例を図面に基づい
て説明する。図1は本発明によるインクジェットヘッド
の分解斜視図である。図1において電気機械変換特性を
有する板状圧電体20は厚み方向に分極してあり、その
両面には駆動電極20a、20bがある(20bは図示
してない)。また該板状圧電体20はインク溜め20c
、インク供給路20d、圧力室20e、ノズル孔20f
をそれぞれ直結して厚み方向に開放するようにくり抜か
れている。また隔壁板30はインク溜め30cが厚み方
向に開放するようにくり抜かれている。板状圧電体40
は前記板状圧電体20と構成は同じであるが圧力室40
eの位置のみ異なる。即ち板状圧電体40は板状圧電体
20と上下の隣接位置関係にあるため板状圧電体40の
圧力室40eは水平面内で圧力室20eとは異なる位置
にある。
【0009】以下同様に板状圧電体60の圧力室60e
の位置も圧力室40eの位置とは異なる。そして板状圧
電体20、40、60…と隔壁板30、50…は交互に
複数個順次積み重ねられ、インク溜め20c、30c…
同志がそれぞれ対応するように積層配置して共通インク
溜めを形成し、上基板80と下基板70に挟まれている
。上基板80にはインク供給孔81が設けられている。 今インクがインク供給孔81より供給されるとインクは
インク溜め20cよりインク供給路20dを通って板状
圧電体20の圧力室20eに供給される。圧力室20e
の一端はノズル孔20fに接続しているのでノズル孔2
0fにもインクは充満する。
【0010】図2は本発明の断面図であり、板状圧電体
20、40…の駆動電極20a、20b、40a、40
b…に高い電圧を加えると矢印25、45…の方向に分
極する。分極が反転する抗電界以下の逆方向の電圧を印
加すると厚みは減少する。従って板状圧電体20、40
…は点線26、46…の如く変形し圧力室20e、40
e…の容積は減少する。
【0011】従って、板状圧電体の両面のそれぞれの電
極に極性を選んでパルス電圧を加えると、瞬間的に板状
圧電体の厚みが減少し圧力室の圧力が上がり、圧力室内
のインクはノズル孔を通ってインク液滴となって外部に
吐出する。ここで図示していないがノズル孔20f、4
0f…はノズル孔を有する別部材からなるノズル板で代
替えすることも可能である。
【0012】また板状圧電体の厚みを徐々に増した後、
急激に板状圧電体の厚みを減少させるいわゆる引き打ち
方式でインクを吐出させてもよい。
【0013】また駆動電極20a、20b、40a、4
0b…は圧力室20e、40e…内になくインクが該駆
動電極に触れることもないので、水性インク・油性(非
水性)インクのいずれでも使用可能となる。
【0014】上下に隣接する圧力室20e、40eを水
平面内でそれぞれ互いに相異なる位置に千鳥状に配置す
ることにより、圧力室20eの圧力が上昇しても隣接す
る圧力室40eへの圧力干渉がほとんど無くなるし、も
う一つ隣の圧力室60eとは隔壁板30、50の二枚と
板状圧電体40の一枚とが介在するため隔壁の剛性が増
し圧力干渉はほとんど無い。
【0015】板状圧電体20の周辺20h内に設けた電
極(以下スルーホール電極と呼ぶ)201、202、2
03…が設けて有り、また隔壁板30の周辺30hにも
スルーホール電極301、302、303…を形成して
おく。同様に下基板70の周辺70hにもスルーホール
電極701、702、703…を設け、該下基板70の
外側には電極引き出し用フレキシブル配線板90を設け
それぞれの電極をスルーホール電極を通して外部に引出
している。即ち第1番目の上側駆動電極20aはスルー
ホール電極201を介して下側に電極移しされ、隔壁板
30に設けたスルーホール電極301に接続し、順次下
層の対応するスルーホール電極401、501、601
…に接続し、最終的に最下面のフレキシブル配線板90
の外部リード電極端子901に接続される。
【0016】ここで第1番目の駆動電極20aはスルー
ホール電極201に接触しており、他のスルーホール電
極202、203…にはさけるように駆動電極パターン
を形成しておく。
【0017】同様にして第2番目の上側駆動電極40a
はスル−ホ−ル電極403を介してフレキシブル配線板
90の外部リード電極端子903に接続される。また第
1番目下側駆動電極20bはスルーホール電極202を
介して次の隔壁板30のスルーホール電極302を介し
てフレキシブル配線板90の外部リード電極端子902
に接続される。
【0018】圧力室20eとインク溜め20cの間のイ
ンク供給路20dにはくびれを設けてあり、それにより
圧力室20eの圧力が上ってインクがノズル孔20fか
ら吐出する時、圧力室20eのインクがインク溜め20
cへ逆流する抵抗を増してインクの吐出効率を上げてい
る。
【0019】板状圧電体20、40、60…は圧電セラ
ミックのグリーンシートを用い、両面の駆動電極は印刷
等で作る。隔壁板30、50…もセラミックのグリーン
シートを用いるが隔壁板30、50…は単なる構造材な
ので必ずしも圧電セラミックである必要はない。それ等
を交互に積み重ねたのち両側に上基板80と下基板70
を付け、加圧焼結し、一体化することによりマルチノズ
ルのインクジェットヘッドができる。
【0020】また本実施例では板状圧電体に圧電セラミ
ックを用いたが有機高分子圧電フィルムを用いることも
可能である。
【0021】つぎに一実施例の緒元について図3で説明
する。インクジェットプリンタの解像度を上げるにはマ
ルチノズルヘッドのノズルピッチを密にする必要があり
、一般には1インチ当たり300ノズル程度が用いられ
る。この場合ノズルピッチは約84μmとなり、板状圧
電体と隔壁板の厚みはそれぞれ約42μmとなる。板状
圧電体の材質はPZTで、縦モード(厚み方向)の圧電
定数d33は d33=400×10− 12m/V である。従って板状圧電体20の両面の駆動電極に25
Vを加えると厚みの変化量δは板状圧電体の厚みに関係
なく δ=0.01μm となる。圧力室20eの幅をW、長さをLとすると圧力
室の容積変化量δPはδP=δ×W×Lとなる。いま幅
を0.5mm、長さを20mmとするとδP=1×10
−4 mm3  となる。ノズル孔20fから吐出するインク液滴の直径
を30μmとすると、液滴の体積Qは Q=1.4×10− 5 mm3  ここで圧力室20の容積変化量δPとインク液滴の体積
Qとの比をとるとδP/Q=7 となり圧力室の容積変化は充分であることが分かる。ま
たノズル孔20fを形成する幅Nは20〜30μ程度が
好ましい。
【0022】
【発明の効果】本発明によると上記した如く、従来のカ
イザ−方式と比較すると小型で圧力損失の少ない効率の
良い安価なヘッドができる。また剪断モ−ド方式と比較
すると駆動時の隔壁の積極的な変形がなく従って隣接圧
力同志の圧力干渉も無く、隣接ノズルの同時インク吐出
が可能となる。また圧力室同志が水平面内でそれぞれ相
異なる位置に千鳥状に積層されているため薄い隔壁板を
使用できるので、ノズル間隔が狭小化でき、高解像度の
マルチノズルインクジェットヘッドが実現可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すインクジェットヘッド
の分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施例を示すインクジェットヘッド
の断面図である。
【図3】本発明の一実施例を示すインクジェットヘッド
の分解平面図である。
【符号の説明】
20  板状圧電体 20a  駆動電極 20b  駆動電極 20c  インク溜め 20d  インク供給路 20e  圧力室 20f  ノズル孔 30  隔壁板 70  下基板 80  上基板 81  インク供給孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  上基板及び下基板の少なくとも一方の
    基板にインク供給孔を有する該上下基板間に、厚み方向
    に開放するインク溜め、インク供給路、圧力室、及びノ
    ズル孔とをそれぞれ直結して形成し、かつ両面に駆動電
    極を配し厚み方向に分極した板状圧電体を配設し、厚み
    方向に開放するインク溜めを有する隔壁板とを、交互に
    複数個順次積層し、かつ前記インク溜め同志がそれぞれ
    対応するように積層配置し、上下に隣接する前記圧力室
    同志は水平面内でそれぞれ互いに相異なる位置に積層配
    設し、前記駆動電極に電圧を印加することにより前記板
    状圧電体の厚み方向の変化により圧力室の容積を変化さ
    せることを特徴とするインクジェットヘッド。
JP41500290A 1990-11-13 1990-12-27 インクジェットヘッド Pending JPH04224963A (ja)

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JP41500290A JPH04224963A (ja) 1990-12-27 1990-12-27 インクジェットヘッド
DE69127258T DE69127258D1 (de) 1990-11-13 1991-11-12 Tintenstrahldruckkopf
EP91310423A EP0486256B1 (en) 1990-11-13 1991-11-12 Printing head for ink-jet printer
US07/791,280 US5289209A (en) 1990-11-13 1991-11-13 Printing head for ink-jet printer

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JP41500290A JPH04224963A (ja) 1990-12-27 1990-12-27 インクジェットヘッド

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