JPH0422184A - 半導体レーザ装置 - Google Patents

半導体レーザ装置

Info

Publication number
JPH0422184A
JPH0422184A JP12816190A JP12816190A JPH0422184A JP H0422184 A JPH0422184 A JP H0422184A JP 12816190 A JP12816190 A JP 12816190A JP 12816190 A JP12816190 A JP 12816190A JP H0422184 A JPH0422184 A JP H0422184A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor laser
reflecting mirror
wavelength
thermal expansion
external
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12816190A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Sekii
宏 関井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP12816190A priority Critical patent/JPH0422184A/ja
Publication of JPH0422184A publication Critical patent/JPH0422184A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、半導体レーザチップの反射ミラーと対向させ
て外部反射鏡を配置した複合共振器型の半導体レーザ装
置に関する。
[背景技術とその問題点] 通常の半導体レーザチップは、波長安定性がCGaAs
系の場合)0.22nm/”C程度である。しかし、波
長が光学系に与える影響は大きく、各種の波長安定化の
ための試みが行なわれており、レーザ光の波長を安定化
させるための構造としては、従来より回折格子型、ヒヌ
テリシス型及び複合共振器型の半導体レーザ装置が知ら
れてぃζ。
第3図に示すものは、回折格子型の半導体レーザチップ
31であって、化合物半導体基板32、回折格子33を
形成された層34、活性層35、クラッド層36及びキ
ャップ層37を積層し、両端に誘電体膜等を形成して反
射ミラー38 +’ 39としたものであり、半導体レ
ーザチップ31の内部に回折格子33を加工しておくこ
とにより、波長選択性を持たせている。この回折格子型
の半導体レーザにあっては、半導体結晶自身の屈折率温
度依存性及び熱膨張係数のため、温度が変化するとレー
ザ光の波長がわずかに変化するが、オーダー的には0.
O5nm/”C程度と小さく、波長安定性では最も優れ
ている。
しかしながら、この回折格子型の半導体レーザでは、製
造工程において結晶層表面に回折格子を形成するための
加工が必要であり、このため製造が困難で量産しに<<
、非常に高価であった。
ヒステリシス型の半導体レーザは、半導体レーザチップ
の両端面に高反射率の誘電体膜を成膜することによって
反射ミラーな設け、しかもそれぞれの反射率を非対称と
することにより、利得分布を非対称にし、波長安定性を
高めたものである。
第4図(a)に示すものは、WJ端の反射ミラーの反射
率・が等しい(非ヒステリシス型の)半導体レーザの波
長温度依存性を示す図であり、第4図(b)は、ヒステ
リシス型の半導体レーザの波長温度依存性を示す図であ
る。これらを比較すると、第4図(b)では、許容され
る波長間の間隔が、第4図(a)の場合よりも大きくな
っており、波長安定性が高くなっている。
しかしながら、このようなヒステリシス型の半導体レー
ザにあっては、昇温時と冷却時とでレーザ光の波長変化
にヒステリシスが表われるという問題がある。つまり、
通常の半導体レーザでは、第4図(a)に示すように昇
温時と冷却時とで等しい波長温度依存性を示している。
これに対し、ヒステリシス型の場合には、第4図(b)
に示すように、昇温時(黒丸で示す。)の波長温度依存
性と冷却時(白丸で示す。)の波長温度依存性とが異な
り、同じ温度でも昇温時と冷却時で波長が異なるという
欠点がある。また、ヒステリシス型の半導体レーザは、
波長安定性の点でも回折格子型の半導体レーザに劣って
いる。
第5図に示すものは、従来の複合共振器型半導体レーザ
装置41の概略図であり、両端に反射ミラー43.44
を設けられた半導体レーザチップ42の端に、距離L2
を隔てて外部反射鏡45を対向させたものである。
しかして、半導体レーザチップ42の後方の反射ミラー
44を透過した光線は、外部反射鏡45で反射して再び
半導体レーザチップ1に戻され、反射ミラー44と外部
反射鏡45とにより共振器長L2の光共振器が構成され
ている。一方、半導体レーザチップ1の反射ミラー43
.44によっても共振器長L1の光共振器が構成されて
おり、半導体レーザチップ1の前方の反射ミラー43か
らは、発振周波数λ。のレーザ光が射出される。
この複合共振器型半導体レーザ装置41は、2つの共振
器長11+ Lsによって波長選択性を持たせ、波長安
定性?向上させたものである。つまり、軸モードのレー
ザ発振出力の波長間隔Δλは、2n、、、L で与えられる。ここに、n、1.は実効屈折率、Lは共
振器長、λ。は発振波長である。したがって、発振波長
λo=780nm、実効屈折率nerr=4.3、共振
器長L=Lt=250LnのGaAs系の半導体レーザ
チップ42について、■式を用いると、波長間隔はΔλ
t=o、28nmとなる。一方、反射ミラー44と外部
反射鏡45の間の光共振器に■式を適用すると、共振器
長し=L2=30Lnとして、波長間隔は、Δλ2=2
.36nmとなる。したがって、半導体レーザチップ4
2単体の場合には、波長間隔がΔλ、=0.28nmと
小さく、隣接する発振出力へのシフトが生じ易いのに対
し、外部反射鏡45を用いて複合共振器型とすると、第
6図に示すように、2つの光共振器の働ぎで、狭い波長
間隔△λ1と広い波長間隔Δλ2の一致した位置に大き
なレーザ発振強度が表われ、実質的に波長間隔は広い波
長間隔△λ2となる。この結果、波長間隔が広くなって
波長のシフトが発生しにくくなり、波長安定性が向上さ
せられている。
さらに、複合共振器型の半導体レーザ装置は、構造が簡
単であるために製作が容易であり、またヒステリシスも
小さい。
しかし、複合共振器型半導体レーザ装置は、波長安定性
の面で回折格子型の半導体レーザ装置に劣り、例えば上
記数値例でいえば、16℃の温度上昇により波長のシフ
トが発生する。また、発振波長の間隔が広くなり、波長
安定性は増すものの、波長のシフトが起きた場合には、
大きな強度で表われるため、波長安定性をより高めるこ
とが望まれる。
[発明が解決しようとする課題] しかして、本発明は叙上の従来例の欠点に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、複合共振器型
の半導体レーザ装置において、簡単な構造によって、そ
の波長安定性を向上させることにある。
[課題を解決するための手段] このため、本発明の半導体レーザ装置は、半導体レーザ
チップの端部に設けられた反射ミラーと対向させて外部
反射鏡を配置した複合共振器型の半導体レーザ装置にお
いて、温度上昇時に前記外部反射鏡の反射面が対向する
反射ミラーに接近するように、外部反射鏡を、熱膨張係
数の大きな材料を介して固定、もしくは熱膨張係数の大
きな材料により作製したことを特徴としている。
[作用] 本発明にあっては、外部反射鏡を熱膨張係数の大きな材
料を介して固定し、あるいは熱膨張係数の大きな材料に
よって作製し、温度が上昇すると、半導体レーザチップ
の反射ミラーと外部反射鏡の距1m(共振器長)が小さ
くなるようにしたので、温度が上昇すると、レーザ光の
発振波長の間隔が広がるように補正される。この結果、
温度が上昇しても、レーザ光の波長のシフトが発生しに
くくなる。
したがって、本発−明によれば、簡単な構造により、複
合共振器型の半導体レーザの波長安定性、をより向上さ
せることができる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を添付図に基づいて詳述する。
第1図に示すものは、本発明の一実施例の半導体レーザ
装置11である。ステム3に一端を固定されたヒートシ
ンク4の上面には、半導体レーザチップ1が搭載されて
いる。この半導体レーザチップ1の両端面には、反射率
の等しい誘電体膜等を形成することにより一部透過性(
ハーフミラ−)の反射ミラー6.7を設けている。また
、ヒートシンク4の上面側では、半導体レーザチップ1
に向けてステム3から熱膨張係数の大きな材料によって
形成された支持部5が突出させられており、支持部5の
先端面には、半導一体レーザチップ1の反射ミラー7と
対向させて外部反射鏡2が形成されている。支持部5を
形成している材料の熱膨張係数としては、10−’/’
C以上が好ましく、例えば熱膨張係数10−’/”C以
上のプラスチック材料によって支持部を形成するとよい
しかして、半導体レーザチップ1の両反射ミラー6.7
によって光共振器が構成される。また、半導体レーザチ
ップ1から後方へ射出された光線は、外部反射鏡2で反
射されて半導体レーザチップ1へ戻り、反射ミラー7と
外部反射鏡2によっても光共振器が構成されており、複
合共振器型となっている。外部反射鏡2は、熱膨張係数
の大ぎな材料によって形成された支持部5の端面に設け
られているので、温度が上昇すると支持部5が熱膨張し
て半導体レーザチップ1の端面と外部反射鏡2の間隔(
共振器長)Lmが小さくなり、温度が下がると、支持部
5が熱収縮して間隔(共振器長)L2が大きくなる。
次に、上記のような構造によって波長安定性を向上させ
ることができる理由を、従来例の場合と比較しながら説
明する。
温度変化ΔTによる波長の変化Δλ、は、次式によって
与えられる。
ここで、λ。は禁制帯幅によって決まる発振波長、λ、
は共振条件を満たすm次の波長である。mは、mλo/
n=tt=2Lによって決まる約2000〜3000程
度の整数である。また、GaAs系の半導体レーザの場
合は、 dλo/ d T = 0 、22 nm/ ”Cdλ
、/ d T = 0.073 nm/、”Cである。
したがって、共振器長し2の温度変化を無視できる(あ
るいは、通常の温度変化の範囲内では、共振器長L2の
変化が有意値を持たない)ような従来例の複合共振器型
の半導体レーザ装置では、発振波長λ。からΔλ、=2
.36nmだけ離れた発振波長までシフトを生じさせる
ための温度上昇は、■式よりΔT=18℃となる。
これに対し、支持部を例えば熱膨張係数1.lXl0−
’/”Cのプラスチック材料を用いて厚さ2鵬に形成し
た場合を考えると、温度上昇がΔT=19°Cの時に波
長のシフトが発生する。つまり、温度が19℃上昇する
と、初めに30urrあった半導体レーザチップと外部
反射鏡の距離(共振器長)し2は、短くなって L2=30 2X1.lX10−’X19=25.8側 になる。この結果、■式の波長間隔Δλは、Δλ2=2
.74nm に変化する。一方、■式において温度上昇をΔT=19
℃とすると、この温度上昇による波長変化Δλ、も2.
74nmとなる。したがって、温度が19℃上昇するま
で発振波長のシフトが発生しない。
すなわち、本発明の実施例によれば、従来例よりも3℃
分だけ温度上昇に対する波長安定性が向上させられてい
る。
なお、上記説明から明らかなように、波長の安定性は、
支持部の熱膨張係数が大きければ大きいほど安定する。
第2図に示すものは、本発明の別な実施例の半導体レー
ザ装置12である。この実施例では、ヒートシンク4の
上面側において、ステム3から半導体レーザチップ1に
向けて延出された熱膨張係数の大きな材料によって形成
された支持部5の先端にフォトダイオード等のモニター
用受光素子8を設けである。このモニター用受光素子8
は、外部反射鏡2を兼ねており、表面で入射光の一部を
反射させるようにしている。
したがって、半導体レーザチップ1とモニター用受光素
子8の表面(外部反射鏡2)とによって複合共振器型の
半導体レーザ装置12が構成されている。また、モニタ
ー用受光素子8は、半導体レーザチップ1から後方へ射
出されたレーザ光をモニターしており、半導体レーザチ
ップ1から出力されているレーザ光の出力強度が一定と
なるように、半導体レーザチップ1を間接的にフィード
バック制御している。
なお、上記実施例では、外部反射鏡を熱膨張係数の大ぎ
な材料で形成された支持部を介してステムに固定した例
を示したが、外部反射鏡そのものを熱膨張係数の大ぎな
材料によって形成し、外部反射鏡の反射面が温度変化に
伴って移動するようにしてもよい。
[発明の効果] 本発明によれば、外部反射鏡を構成している材料もしく
は外部反射鏡を固定している材料の熱膨張により、半導
体レーザチップの反射ミラーと反射鏡との距離を補正さ
せることができる。従って、簡単かつ安価な手段によっ
て、複合共振器型半導体レーザ装置の波長安定低をより
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す側面図、第2図は本発
明の別な実施例を示す側面図、第3図は従来例の回折格
子型の半導体レーザを示す断面図、第4図(a)(b)
は通常の半導体レーザ及びヒステリシヌ型の半導体レー
ザにおける出力波長と温度との関係を示す図、第5図は
従来の複合共振器型半導体レーザ装置の構造を示す概略
側面図、第6図は同上のレーザ光の強度と波長との関係
(スペクトル)を示す図である。 1・・・半導体レーザチップ 2・・・外部反射鏡 5・・・支持部 6.7・・・反射ミラー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)半導体レーザチップの端部に設けられた反射ミラ
    ーと対向させて外部反射鏡を配置した複合共振器型の半
    導体レーザ装置において、 温度上昇時に前記外部反射鏡の反射面が対向する反射ミ
    ラーに接近するように、外部反射鏡を、熱膨張係数の大
    きな材料を介して固定、もしくは熱膨張係数の大きな材
    料により作製したことを特徴とする半導体レーザ装置。
JP12816190A 1990-05-17 1990-05-17 半導体レーザ装置 Pending JPH0422184A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12816190A JPH0422184A (ja) 1990-05-17 1990-05-17 半導体レーザ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12816190A JPH0422184A (ja) 1990-05-17 1990-05-17 半導体レーザ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0422184A true JPH0422184A (ja) 1992-01-27

Family

ID=14977900

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12816190A Pending JPH0422184A (ja) 1990-05-17 1990-05-17 半導体レーザ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0422184A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6101210A (en) External cavity laser
KR100816578B1 (ko) 가변 파장 레이저
US5845030A (en) Semiconductor laser module and optical fiber amplifier
US8615025B2 (en) Method and system for hybrid integration of a tunable laser
KR101124171B1 (ko) 파장 가변 레이저 장치
JP2003508927A (ja) 一体化された変調器を有する波長固定外部共振器レーザ
CN109863655B (zh) 基于布拉格光栅的超低噪声、高稳定单模工作、高功率半导体激光器
US11005233B2 (en) Ultra-low noise, highly stable single-mode operation, high power, Bragg grating based semiconductor laser
US20170047711A1 (en) Grating element and external resonator type light emitting device
US4573156A (en) Single mode laser emission
JP5641631B1 (ja) 外部共振器型発光装置
US11402240B2 (en) Structured optical fibre sensor integrating a tunable vernier effect laser emission device
KR100424471B1 (ko) 미세다공진기를 이용한 파장 고정 집적 광원 구조
JP2011086714A (ja) 波長可変レーザ
JPH0422184A (ja) 半導体レーザ装置
US11509116B2 (en) Athermal angular output by combining a laser with a grating based antenna
JP2004253782A (ja) 外部共振器型レーザモジュール
US4811350A (en) Semiconductor laser apparatus
JPS6343389A (ja) 外部共振器型半導体レーザ装置
JPH09260792A (ja) 外部共振器型波長可変ld光源
JPH0268501A (ja) ソリッドエタロン
JPS62136890A (ja) 半導体レ−ザ装置
KR100349661B1 (ko) 광필터 집적 반도체 레이저 및 그를 이용한 파장고정용광원 구조
JP2004087782A (ja) 波長可変半導体レーザ光源
JP2015039011A (ja) 外部共振器型発光装置