JPH04221033A - 特殊銅合金 - Google Patents
特殊銅合金Info
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- JPH04221033A JPH04221033A JP41253090A JP41253090A JPH04221033A JP H04221033 A JPH04221033 A JP H04221033A JP 41253090 A JP41253090 A JP 41253090A JP 41253090 A JP41253090 A JP 41253090A JP H04221033 A JPH04221033 A JP H04221033A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、銅を主成分とする特殊
銅合金に関するものである。
銅合金に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】銅は一般に金属材料としてしばしば用い
られており、特に電気及び熱の伝導性が大であって、塑
性加工が容易な特性を有することは周知である。しかし
ながら、炭酸ガスの存在下においては緑色変化し、また
酸類の水溶液及びアンモニア塩類に冒され易いのである
。このような腐食性を改善した従来の合金は、機械的強
度において銅より優れているが、電気及び熱の伝導性は
損なわれる欠点を有していたのである。
られており、特に電気及び熱の伝導性が大であって、塑
性加工が容易な特性を有することは周知である。しかし
ながら、炭酸ガスの存在下においては緑色変化し、また
酸類の水溶液及びアンモニア塩類に冒され易いのである
。このような腐食性を改善した従来の合金は、機械的強
度において銅より優れているが、電気及び熱の伝導性は
損なわれる欠点を有していたのである。
【０００３】そこで、銅にアルミニウム、ニッケル、ボ
ロン、鉄等を混合することにより、電気及び熱の伝導性
が良好で、且つ、耐食性及び硬度、強度、弾性等の機械
的特性を向上させた銅合金が開発され有効に使用されて
いる。
ロン、鉄等を混合することにより、電気及び熱の伝導性
が良好で、且つ、耐食性及び硬度、強度、弾性等の機械
的特性を向上させた銅合金が開発され有効に使用されて
いる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電気及
び熱の伝導性は良好となったが、用途によっては機械的
強度がまだ弱い問題点があり、本発明は、機械的強度を
飛躍的に向上させることを特徴とすることを目的とする
ものである。
び熱の伝導性は良好となったが、用途によっては機械的
強度がまだ弱い問題点があり、本発明は、機械的強度を
飛躍的に向上させることを特徴とすることを目的とする
ものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、銅を
主成分とし、アルミニウム０．１〜１０重量％、ニッケ
ル０．１〜１０重量％、ボロン０．００１〜１重量％、
鉄０．１〜１０重量％、亜鉛０．１〜１０重量％、ケイ
素０．０１〜２重量％或いはマンガン０．０１〜１０重
量％或いはケイ素とマンガンとの混合を０．０２〜１０
重量％を含んだ構成としている。
主成分とし、アルミニウム０．１〜１０重量％、ニッケ
ル０．１〜１０重量％、ボロン０．００１〜１重量％、
鉄０．１〜１０重量％、亜鉛０．１〜１０重量％、ケイ
素０．０１〜２重量％或いはマンガン０．０１〜１０重
量％或いはケイ素とマンガンとの混合を０．０２〜１０
重量％を含んだ構成としている。
【０００６】それらの組成は、銅、ニッケル、鉄及びボ
ロンを溶解し、これにケイ素を添加して脱酸し、次にア
ルミニウムを添加し、さらに亜鉛を加えて溶解すること
により製造することができる。本発明の溶解温度は、約
１３００〜１５００度の融点を有し、極めて溶解し易く
、機械加工が容易であり、その比重は８．７である。
ロンを溶解し、これにケイ素を添加して脱酸し、次にア
ルミニウムを添加し、さらに亜鉛を加えて溶解すること
により製造することができる。本発明の溶解温度は、約
１３００〜１５００度の融点を有し、極めて溶解し易く
、機械加工が容易であり、その比重は８．７である。
【０００７】ここで、アルミニウムの含有量を０．１〜
１０重量％としたのは、それ以上では銅合金の延性（加
工性）が不良となり、それ以下では耐食性が劣化するた
めである。良好な強度と延性を与えるためには５〜７．
５重量％の範囲が最適である。
１０重量％としたのは、それ以上では銅合金の延性（加
工性）が不良となり、それ以下では耐食性が劣化するた
めである。良好な強度と延性を与えるためには５〜７．
５重量％の範囲が最適である。
【０００８】またニッケルの含有量を０．１〜１０重量
％としたのは、それ以上では延性が減少すると共に、銅
の電導性を損なう傾向があり、それ以下では効果がない
。最適には１〜３重量％とするのがよい。鉄の添加は粒
子調整の作用があり、その含有量を０．１〜１０重量％
としたのは、それ以上では合金の融点を高めて、その加
工性を不良にすると共に機械的性質も劣化するのである
。また、それ以下では効果がなく、最適には０．５〜３
重量％の範囲である。
％としたのは、それ以上では延性が減少すると共に、銅
の電導性を損なう傾向があり、それ以下では効果がない
。最適には１〜３重量％とするのがよい。鉄の添加は粒
子調整の作用があり、その含有量を０．１〜１０重量％
としたのは、それ以上では合金の融点を高めて、その加
工性を不良にすると共に機械的性質も劣化するのである
。また、それ以下では効果がなく、最適には０．５〜３
重量％の範囲である。
【０００９】さらに、ボロンの添加は耐熱性、耐食性に
寄与するものであり、その含有量を０．００１〜１重量
％としたのは、それ以上では合金の強度及び硬度を極度
に増大して加工性に悪影響を与え、それ以下では効果が
ないのである。好ましくは、０．１重量％より少ない量
で最適には０．００２重量％位がよい。亜鉛は機械的性
質、引張り強さ及び伸びを改善するために添加するので
あり、その含有量を０．１〜１０重量％としたのは、そ
れ以上では機械的性質の効果がなくなり、それ以下では
その改善が図られないのである。
寄与するものであり、その含有量を０．００１〜１重量
％としたのは、それ以上では合金の強度及び硬度を極度
に増大して加工性に悪影響を与え、それ以下では効果が
ないのである。好ましくは、０．１重量％より少ない量
で最適には０．００２重量％位がよい。亜鉛は機械的性
質、引張り強さ及び伸びを改善するために添加するので
あり、その含有量を０．１〜１０重量％としたのは、そ
れ以上では機械的性質の効果がなくなり、それ以下では
その改善が図られないのである。
【００１０】そして、ケイ素の含有量を０．０１〜２重
量％としたのは、機械的、耐食的性質を改善するためで
、硬化能が付与され、とくに２重量％添加では高温で耐
酸化性を改善できるのである。それ以下の添加量では効
果がない。
量％としたのは、機械的、耐食的性質を改善するためで
、硬化能が付与され、とくに２重量％添加では高温で耐
酸化性を改善できるのである。それ以下の添加量では効
果がない。
【００１１】また、ケイ素にかえてマンガンを添加して
もよい。この場合、マンガンの添加量は０．０１〜１０
重量％であり、機械的、耐食適性質の改善であるが、一
般的には脱酸剤として用いる。それ以上の添加では金属
の加工性に害を与え、それ以下では添加の効果がない。 或いはケイ素とマンガンとの混合を０．０１２〜１０重
量％添加してそれらの効果を保有してもよい。
もよい。この場合、マンガンの添加量は０．０１〜１０
重量％であり、機械的、耐食適性質の改善であるが、一
般的には脱酸剤として用いる。それ以上の添加では金属
の加工性に害を与え、それ以下では添加の効果がない。 或いはケイ素とマンガンとの混合を０．０１２〜１０重
量％添加してそれらの効果を保有してもよい。
【００１２】
【作用】銅を主成分としているため電気及び熱の伝導性
が大であって、塑性加工が容易な特性を有し、焼入れ後
、冷間加工し、その後焼戻しをすることによって従来の
銅合金とは比較にならない導電性と抵張力が得られた。 特に、機械的強度が高められ、優れた析出硬化性を有す
るものであるためバネ、その他の機械的用途に活用でき
る。さらに、耐酸、耐食性が良好で耐海水性が強いもの
となった。
が大であって、塑性加工が容易な特性を有し、焼入れ後
、冷間加工し、その後焼戻しをすることによって従来の
銅合金とは比較にならない導電性と抵張力が得られた。 特に、機械的強度が高められ、優れた析出硬化性を有す
るものであるためバネ、その他の機械的用途に活用でき
る。さらに、耐酸、耐食性が良好で耐海水性が強いもの
となった。
【００１３】
【実施例】次に本発明の実施例について説明する。本例
の銅合金の組成は、アルミニウム４．５重量％、ニッケ
ル１．５重量％、ボロン０．００２重量％、鉄１重量％
、亜鉛２重量％、ケイ素１重量％、残りが銅である。
の銅合金の組成は、アルミニウム４．５重量％、ニッケ
ル１．５重量％、ボロン０．００２重量％、鉄１重量％
、亜鉛２重量％、ケイ素１重量％、残りが銅である。
【００１４】その製法は、最初に銅、ニッケル、鉄及び
ボロンを溶かし、これにケイ素を混入して脱酸し、つい
でアルミニウム、亜鉛を混入して１３００〜１４００度
の温度下で溶融混合し、融点約１０５０度の銅合金を得
た。本例の銅合金の機械的性質の測定結果をつぎの表１
に示す。
ボロンを溶かし、これにケイ素を混入して脱酸し、つい
でアルミニウム、亜鉛を混入して１３００〜１４００度
の温度下で溶融混合し、融点約１０５０度の銅合金を得
た。本例の銅合金の機械的性質の測定結果をつぎの表１
に示す。
【００１５】
【表１】
【００１６】また、本例と従来の他の合金との比較をつ
ぎの表２に示す。
ぎの表２に示す。
【００１７】
【表２】
【００１８】次に本実施例を薬品中に温度３７度で７２
時間浸潰した試験の結果は、ベリリウム銅と比較した場
合に、塩酸、食塩、硫化ソーダ、乳酸に対していずれも
変色及び減量が少なかったのである。このため本例の特
殊銅合金は優れた耐食性を有することがわかる。
時間浸潰した試験の結果は、ベリリウム銅と比較した場
合に、塩酸、食塩、硫化ソーダ、乳酸に対していずれも
変色及び減量が少なかったのである。このため本例の特
殊銅合金は優れた耐食性を有することがわかる。
【００１９】
【発明の効果】本発明によると、銅を主成分としている
ため電気及び熱の伝導性が大であって、塑性加工が容易
であり、アルミニウム、ニッケル、ボロン、鉄、亜鉛、
ケイ素或いはマンガンの添加によって耐酸、耐食性が良
好となると共に、機械的強度が高められ、優れた析出硬
化性を有するものであるため機械部品、コネクター関係
及び電気部品、ポンプ、装飾品等多用途に活用できるの
である。
ため電気及び熱の伝導性が大であって、塑性加工が容易
であり、アルミニウム、ニッケル、ボロン、鉄、亜鉛、
ケイ素或いはマンガンの添加によって耐酸、耐食性が良
好となると共に、機械的強度が高められ、優れた析出硬
化性を有するものであるため機械部品、コネクター関係
及び電気部品、ポンプ、装飾品等多用途に活用できるの
である。
Claims (1)
- 【請求項１】 銅を主成分とし、アルミニウム０．１
〜１０重量％、ニッケル０．１〜１０重量％、ボロン０
．００１〜１重量％、鉄０．１〜１０重量％、亜鉛０．
１〜１０重量％、ケイ素０．０１〜２重量％或いはマン
ガン０．０１〜１０重量％或いはケイ素とマンガンとの
混合を０．０２〜１０重量％を含んで成る特殊銅合金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP41253090A JPH04221033A (ja) | 1990-12-20 | 1990-12-20 | 特殊銅合金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP41253090A JPH04221033A (ja) | 1990-12-20 | 1990-12-20 | 特殊銅合金 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04221033A true JPH04221033A (ja) | 1992-08-11 |
Family
ID=18521359
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP41253090A Pending JPH04221033A (ja) | 1990-12-20 | 1990-12-20 | 特殊銅合金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04221033A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1006206A1 (fr) * | 1998-12-01 | 2000-06-07 | Bronze Acior S.A. | Cupro-alliage pour la réalisation de fourchettes de boíte de vitesse de véhicules automobiles |
| EP2927335A1 (de) | 2014-04-03 | 2015-10-07 | Otto Fuchs KG | Aluminiumbronzelegierung, Herstellungsverfahren und Produkt aus Aluminiumbronze |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6052542A (ja) * | 1983-09-02 | 1985-03-25 | Tsuneaki Mikawa | 銅合金 |
-
1990
- 1990-12-20 JP JP41253090A patent/JPH04221033A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6052542A (ja) * | 1983-09-02 | 1985-03-25 | Tsuneaki Mikawa | 銅合金 |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1006206A1 (fr) * | 1998-12-01 | 2000-06-07 | Bronze Acior S.A. | Cupro-alliage pour la réalisation de fourchettes de boíte de vitesse de véhicules automobiles |
| US10280497B2 (en) | 2014-03-04 | 2019-05-07 | Otto Fuchs Kommanditgesellschaft | Aluminium bronze alloy, method for the production thereof and product made from aluminium bronze |
| EP2927335A1 (de) | 2014-04-03 | 2015-10-07 | Otto Fuchs KG | Aluminiumbronzelegierung, Herstellungsverfahren und Produkt aus Aluminiumbronze |
| WO2015150245A1 (de) | 2014-04-03 | 2015-10-08 | Otto Fuchs - Kommanditgesellschaft - | Aluminiumbronzelegierung, herstellungsverfahren und produkt aus aluminiumbronze |
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