JPH0422056A - 質量分析装置用イオン源 - Google Patents

質量分析装置用イオン源

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Publication number
JPH0422056A
JPH0422056A JP2125665A JP12566590A JPH0422056A JP H0422056 A JPH0422056 A JP H0422056A JP 2125665 A JP2125665 A JP 2125665A JP 12566590 A JP12566590 A JP 12566590A JP H0422056 A JPH0422056 A JP H0422056A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
porous member
sample liquid
opening
ionization chamber
particle beam
Prior art date
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Pending
Application number
JP2125665A
Other languages
English (en)
Inventor
Norio Mizuno
水野 悳夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jeol Ltd
Original Assignee
Jeol Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP2125665A priority Critical patent/JPH0422056A/ja
Publication of JPH0422056A publication Critical patent/JPH0422056A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、質量分析装置用イオン源に関する。
[従来技術] 液体クロマトグラフで分離した試料液を、質量分析装置
に直接導入する方式のイオン源として、第2図に示す構
造のものが実開昭61−116065号公報に記載され
ている。 第2図において、1は質量分析装置の質量分
析部、2はイオン源、3はイオン化室、4はイオン化室
内で生成されたイオンの加速と収束を行う電極群、5は
一次粒子ビーム発生器、6は液体クロマトグラフ、7は
液体クロマトグラフ6で分離された試料液をイオン化室
3内へ導入するための導入管である。この導入管7とし
てはフユーズドシリ力管か用いられる。
また、イオン化室3内に挿入された導入管7の先端部に
は、拡大断面図を第3図に示すようにステンレス管8が
被せられ、さらに、その外側にガラス管9か被せられて
いる。そして、ほぼ平坦な表面を有する多孔性部材10
が導入管7の開口部を塞ぐように取り付けられている。
この多孔性部材10としては、例えばステンレスの粉末
を焼結して作成したフィルタ(フリット)が使用される
尚、多孔性部材10にはステンレス管8を介して図示し
ないリベラ電源から適宜なりベラ電圧が印加されている
この様な構成において、イオン化室3内の多孔性部材1
0に送られてきた試料液が、多孔性部材10の内部を移
動し、多孔性部材10の表面に滲み出る。−そして、試
料液は、先に述べた一次粒子ビームBの照射を受けてイ
オン化される。生成されたイオン■はステンレス管8を
介して多孔性部材に印加されたりベラ電圧によりイオン
化室3から押し出され、質量分析部1へ導入されて質量
分析される。
この様な装置では、多孔性部材に送られる試料液が順次
完全にイオン化されて多孔性部材表面に残らないような
送液速度で、試料液を多孔性部材に供給する必要がある
が、上記構成の装置では、この適正な送液量が僅かな量
のために現在の技術レベルでは正確な制御は非常に困難
である。そのため、適正な送液速度を越えて多量の試料
液が多孔性部材に送られてしまうことは避けられない。
そうすると、先に送られた試料成分が全てイオン化され
ずに一部残り、後に送られた試料成分と一緒にイオン化
される所謂メモリ現象か発生してしまい、分析に悪影響
が出てしまう。
そこで、この様な問題を解決するために、第4図に示す
イオン源が提案されている。
このイオン源においては、多孔性部材10の表面におけ
る試料液の滲出領域を規定する開口11を有する包囲体
(キャップ)12をこの多孔性部材10に密接して被せ
、この開口部に滲出した試料液を一次粒子ビーム照射に
よりイオン化するようにしている。13は導入管7をキ
ャップ12内に固定する位置決め部材である。
この様にすれば、多孔性部材に送られてきた試料液は、
開口部とそれ以外の部分に別れて滲出し、開口部以外の
面から滲出する試料液はキャップ内部に取り出される。
そのため多量の試料液を多孔性部材に送っても一次粒子
ビームか照射される開口部の領域に滲出する試料量を抑
えることかできる。
[発明か解決しようとする課題] ところか、この提案方式を採用しても、多孔性部材表面
の開口部の中央に滲出した試料液は表面を伝わって放射
状に周辺に広がり、キャップの開口周縁部分Aに溜まる
。そして、この周縁部分に溜まった試料液に一次粒子ビ
ームが照射されるので、メモリ現象を完全に防止するこ
とかできなかった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、簡単な構
成によりキャップの開口周縁部分に試料液か溜まるのを
防止することのできるイオン源を提供することを目的と
するものである。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するため、本発明の質量分析装置用イオ
ン源は、真空雰囲気中に配置されるイオン化室と、真空
外から試料液をイオン化室へ供給する導入管と、ほぼ平
坦な表面を有し該表面がイオン化室内に向けて露出する
ように且つ導入管の先端開口部を封止する形で配置され
る多孔性部材と、多孔性部材を介してイオン化室内へ導
入され多孔性部材の表面に滲出した試料をイオン化する
ための一次粒子ビームを発生する手段と、前記多孔性部
材に被せられ、がっ前記多孔性部材表面における一次粒
子ビーム照射領域を規定する開口を有する包囲体と、前
記多孔性部材表面の前記−次粒子ビーム照射領域の周縁
部分に開口端部を揃えて前記包囲体と多孔性部材との間
に配置される多数のキャピラリー管とを備え、前記多孔
性部材と包囲体との間に溜った溶液を前記キャピラリー
管を介して真空外に排出するようにしたことを特徴とし
ている。
[作用] イオン化室内に取り付けられた多孔性部材に被せられ、
かつ多孔性部材表面における一次粒子ビーム照射領域を
規定する開口を有する包囲体と多孔性部材との間に、−
次粒子ビーム照射領域の外側部分に当接するように開口
端部を揃えて配置したキャピラリー管を介し、真空外か
ら吸引ポンプなどで吸引することによって、包囲体の開
口周縁部分に試料液か溜まるのを防止できる。
[実施例] 以下本発明の実施例を添附図面に基づいて詳述する。
第1図は本発明の一実施例装置の要部を拡大した概略図
である。第1図中、第4図に示した従来例と同一の構成
要素には、同一の番号を付しである。第1図の装置にお
いて、14は多孔性部材10表面の一次粒子ビーム照射
領域の周縁部分に開口端部を揃えてキャップ12と多孔
性部材10との間に配置した多数のキャピラリー管であ
り、15は多孔性部材10とキャップ12との間に溜っ
た溶液をキャピラリー管14を介して真空外に排出する
ための吸引ポンプである。そして、多孔性部材10の裏
面全体を、導入管7の先端にステンレス管8を介して被
せられたガラス管9の端面て覆い、かつ、多孔性部材の
周面も導入管7をキャップ12内に固定する位置決め部
材13で覆って、多孔性部材10のキャップ12に当接
していない開口11部分のみから試料液か滲出するよう
にしている。
この様な構成において、従来例で述べたと同様に、イオ
ン化室内の多孔性部材10に送られてきた試料液が、多
孔性部材10の内部を移動し、開口11部分の多孔性部
材10の表面に滲み出る。
多孔性部材表面の開口部の中央に滲出した試料液は表面
を伝わって放射状に周辺に広かっていき、その際、先に
述べた一次粒子ビームの照射を受けてイオン化される。
生成されたイオンはステンレス管8を介して多孔性部材
10に印加されたりベラ電圧によりイオン化室から押し
出され、質量分析部へ導入されて質量分析される。そし
て、イオン化されずに開口周縁部分に到達した試料液は
真空外からキャピラリー管14を介して、キャップの開
口周縁部分Aに溜まらない適宜な吸引量に設定された吸
引ポンプ15によって速やかに吸引され、イオン化室外
へ排出される。
この様にしたことで、試料液か周縁部分に溜らなくなっ
たため、周縁部分に溜まった試料液によるメモリ現象を
完全に防止することができた。
なお上記実施例装置においては、多孔性部材表面の一次
粒子ビーム照射領域の周縁部分に開口端部を揃えてキャ
ップと多孔性部材との間に多数のキャピラリー管を配置
したが、重力の関係で試料液が特定の場所に集まる場合
には、その特定の場所に配置するキャピラリー管の数量
を増やすか、その特定の場所にのみキャピラリー管を配
置すればよい。
なお、上記実施例装置においては、キャピラリー管を使
用したが、キャピラリー管に限定されるものでなく、周
縁部分に溜まった試料液を真空外に移送できる細管であ
ればよい。
[効果] 以上詳述したように本発明によれば、キャップの開口周
縁部分に試料液が溜まるのを防止できるイオン源を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例装置の要部を拡大した概略図、
第2図、第3図、第4図は従来例装置の構成を示す概略
図である。 1:質量分析部    2:イオン源 3:イオン化室    4:電極群 5、−次粒子ビーム発生器 6、液体クロマトグラフ 7:導入管      8 9ニガラス管    10 11:開口     12 13:位置決め部材 14 15:吸引ポンプ ステンレス管 多孔性部材 ギャップ キャピラリー管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 真空雰囲気中に配置されるイオン化室と、真空外から試
    料液をイオン化室へ供給する導入管と、ほぼ平坦な表面
    を有し該表面がイオン化室内に向けて露出するように且
    つ導入管の先端開口部を封止する形で配置される多孔性
    部材と、多孔性部材を介してイオン化室内へ導入され多
    孔性部材の表面に滲出した試料をイオン化するための一
    次粒子ビームを発生する手段と、前記多孔性部材に被せ
    られ、かつ前記多孔性部材表面における一次粒子ビーム
    照射領域を規定する開口を有する包囲体と、前記多孔性
    部材表面の前記一次粒子ビーム照射領域の周縁部分に開
    口端部を揃えて前記包囲体と多孔性部材との間に配置さ
    れる多数のキャピラリー管とを備え、前記多孔性部材と
    包囲体との間に溜った溶液を前記キャピラリー管を介し
    て真空外に排出するようにしたことを特徴とする質量分
    析装置用イオン源。
JP2125665A 1990-05-16 1990-05-16 質量分析装置用イオン源 Pending JPH0422056A (ja)

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JP2125665A JPH0422056A (ja) 1990-05-16 1990-05-16 質量分析装置用イオン源

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JP2125665A JPH0422056A (ja) 1990-05-16 1990-05-16 質量分析装置用イオン源

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JPH0422056A true JPH0422056A (ja) 1992-01-27

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JP2125665A Pending JPH0422056A (ja) 1990-05-16 1990-05-16 質量分析装置用イオン源

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JP (1) JPH0422056A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007256246A (ja) * 2006-02-22 2007-10-04 Jeol Ltd 大気圧イオン化方法及び試料保持装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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