JPH04220456A - 核形成剤としてのポリグリコール酸及びその誘導体の使用 - Google Patents

核形成剤としてのポリグリコール酸及びその誘導体の使用

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JPH04220456A
JPH04220456A JP6871691A JP6871691A JPH04220456A JP H04220456 A JPH04220456 A JP H04220456A JP 6871691 A JP6871691 A JP 6871691A JP 6871691 A JP6871691 A JP 6871691A JP H04220456 A JPH04220456 A JP H04220456A
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Guenther Entenmann
ギュンター・エンテンマン
Raffael Bielzer
ラファエル・ビールツァー
Heinz Dr Offergeld
ハインツ・オッファーゲルト
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Boehringer Ingelheim GmbH
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリマー、特にポリラク
チド類、の結晶化における核形成剤としてのポリグリコ
ール酸類及びその誘導体の使用に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリラクチド類は、ヒトや動物の体内で
分解され得る(吸収され得る)プラスチックであるため
、種々の利用可能性を有している。関心の第一は、これ
らのポリエステルを縫合材料として使用するのみならず
、例えば添え木、ネジ及びピン等固形の成型品の形態と
して、金属製のそれらの対応品に置き換えるべく使用す
ることにある。しかしながら、これらの成型品が、可能
な限り全ての力学的安定性基準を金属製の対応品と同程
度にまで満たすためには、そのポリラクチドの結晶化度
に関して厳しい要求が課せられる。
【0003】埋込み物の製造において使用するプラスチ
ック材料の結晶化度は、力学的性質のみならずヒト又は
動物の体内における該成型品の分解特性にも影響する。 更に、例えば結晶性のない又は僅かな補填材は、加熱(
例えば熱気流中での滅菌の間)されるといわゆる後結晶
化の過程で、該埋込み物が最早所期の用途には使用し得
なくなる程度にまで辺縁領域が歪んでしまう危険がある
。この種の製品では、後結晶化が、従って時間の関数と
しての性質変化が、保管中又は体内への埋込み後にさえ
も起こりうる。
【0004】従来、例えばポリ−L−ラクチド又は生分
解性埋込み物を射出成型法により製造するに際しては、
高度に結晶化した成型品を得るためには長い冷却時間が
必要であった。しかし、射出成型金型中での成型品のこ
のような長い保持時間を伴う冷却工程は、使用ポリラク
チド分子の分解を伴い、体内中での分解特性の変化のみ
ならず得られる力学的安定性の減少をも招く結果となる
【0005】しかし、いわゆる核形成剤を用いることに
より、より短い冷却時間を採用した場合にすら、高度に
結晶化した成型品を得ることが可能になった。
【0006】核形成に際しては、いわゆる異種の核を形
成する目的で核形成剤がプラスチック溶融物に添加され
る。従って、このような物質を加えることにより、いわ
ゆる熱的結晶核が形成される前に既に高密度の核が達成
され、結晶化がより早期に開始し、しかも結晶化時間自
身も短縮される。結晶の成長に最適の温度においてプラ
スチック溶融物中に非常に多くの結晶核が存在している
という事実に照らせば、これに相応して結晶化の過程で
溶融材料は急速に消費され、対応する核形成しない材料
に較べてはるかに細かい組織を生ずる。
【0007】しかし、プラスチックの性質と核形成剤の
化学的・物理的構造との相互関係や核形成自体について
解明されていないため、これまで核形成剤の選択に関し
て一般的に通用する規則は何もない。従って大半の核形
成剤は経験に基づいて見つけなければならない。最も重
要な条件は、以下の通りである。 (イ)  核形成剤はポリマーに濡れ又は吸収されるも
のでなければならない。 (ロ)  核形成剤はポリマーに不溶性でなければなら
ない。 (ハ)  核形成剤の融点はポリマーのそれより高くな
ければならない。 (ホ)  核形成剤は可能な限り細かい形態(1乃至1
0μm)でポリマー溶融物中に分散し得るものでなけれ
ばならない。 (ヘ)  核形成剤は可能な限り低い表面エネルギーを
有するものでなければならない。
【0008】核形成剤を使用したときは、核形成剤を使
用しない試料より高い温度で結晶化が始まる。結晶化温
度の高さ(これは走査型示差熱分析(DSC)試験によ
って容易に測定することができる。)は、従って、核形
成剤の効果の尺度である。一般的にいって、核形成剤の
添加の有無での結晶化温度の差が大きい程、その核形成
剤の効果は大きい。大半の核形成剤は加工中に結晶度を
高めるため、それらは大半の場合に、微細な球晶構造を
作り出すことをも可能にする。
【0009】結果として、核形成剤を使用しない材料に
比して硬度、弾性係数、引張強さ、破断伸び及び衝撃強
さが改善される。
【0010】核形成剤を加えた成型用組成物の射出成型
において得られるサイクルの短縮は特に重要である。結
晶化が相対的に高い温度で開始し、そのため(冷却時に
)早期に終結するため、いわゆる型開き温度が高められ
、それにより冷却時間が短縮されて、サイクル時間の望
ましい短縮をもたらす。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、相対的に高い温度でのポリ−L−ラクチドの結晶化
を可能にし、それによりポリ−L−ラクチドの射出成型
工程における型開き温度を上昇させることによって、サ
イクル時間を短縮する核形成剤を提供することである。 本発明の更なる目的は生分解性の核形成剤を提供するこ
とである。本発明は更に、生体適合性に優れすなわち生
体に何らの防御反応をも引き起こすことなく且つ無毒性
の核形成剤を提供せんとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】驚くべきことに一般式(
I)、         X−〔CH2 −CO−O〕n −C
H2 −COOM          (I)(式中、
Xは水素、ハロゲン又はヒドロキシル基を表し、及びM
は金属陽イオン又は水素を表す。)で示されるポリグリ
コール酸及びその誘導体が、例えばポリ−L−ラクチド
等の結晶化における核形成剤として適当であることが見
出された。「ハロゲン」なる語はフッ素、臭素、ヨウ素
及び特に塩素を表す。Mはリチウム、カリウム及び特に
ナトリウムを表す。しかし、カルボン酸アルカリ土類塩
の代わりにカルボン酸エステルもまたカルボン酸側の末
端基として使用することができる。アルキルエステル類
については実施例において述べられよう。
【0013】式(I)で示されるポリグリコール酸類は
、水の脱離を伴うグリコール酸の縮合反応、グリコリド
の開環重合又はハライドの脱離を伴うハロ酢酸塩類の重
合により公知の方法で得ることができる。例えば、クロ
ル酢酸ナトリウムの重合により式(I)で示されるポリ
グリコール酸を製造する場合には、塩化ナトリウムの脱
離を伴ってXが塩素且つMがナトリウムである式(I)
で示される化合物が得られる。続く水洗による塩化ナト
リウムの分離又は別個の反応操作において、個々の反応
条件に応じて、ハロゲンは全部又は一部がヒドロキシル
基に置き換えられ、金属陽イオンは全部又は一部が水素
イオンに置き換えられる。洗浄操作の徹底度と持続に依
存して、生成物は依然様々な濃度に塩素イオンを含有し
得る。こうして、クロル酢酸ナトリウムのバッチについ
ては以下のハロゲン含量を呈する式(I)で示される生
成物が製造された。       塩素イオン              
            共有結合性塩素      
0.33%                    
      0.58%      0.01%   
                       0.
62%      0.03%           
               0.41%     
 0.02%                   
       0.64%      0.10%  
                        0
.20%
【0014】塩素イオン含有量は余り問題には
ならない。それは0乃至5%であってよい。しかし好ま
しいのは、塩素イオンが1%未満の生成物である。共有
結合性塩素もそれ自体は余り問題ではない。しかし、そ
れはポリグリコール酸の分子量の尺度となるものであり
、また充分高い融点を得るためには該分子量が一定の値
より低下してはならないから、共有結合性塩素の含量は
0乃至2%が適当である。このことは、個々の目的のた
めに塩素含量がこれより高い生成物を使用することを除
外するものではないが、生成物の塩素含有量は1%未満
であることが好ましい。共有結合性塩素の含量は0乃至
0.6%の間にあることが特に好ましい。
【0015】ナトリウムの含量は、洗浄除去されていな
い塩化ナトリウム及び式(I)に従ってポリマーに結合
しているものからなる。それは余り問題にはならず、生
成物の品質により5%又はそれより多くてもよい。しか
し、ナトリウム含量が0乃至2%である生成物が好まし
く、0乃至1%の含量であることが特に好ましい。
【0016】式(I)におけるnはそれ自身余り問題に
はならない。しかし、本発明のポリグリコール酸の製造
において使用する反応は、該反応の動力学に応じて、n
が20乃至300の範囲にある生成物を与える。更に分
子量の大きな生成物の製造には非常に長い反応時間又は
手間のかかるグリコリドの開環重合を必要とする。しか
し、かかる高分子量は本発明の方法には必要でない。n
が20乃至300の範囲にある生成物がそれ故好ましく
、50乃至150の範囲がさらに好ましい。
【0017】式(I)で示される本発明の生成物の性質
を、Xが塩素及びMがナトリウムの場合について説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明
ではXは、融点を不利に低下させたり又は毒性を高めた
りするものでない限り、他のハロゲン、水素、ヒドロキ
シル基又は他の基を表してもよい。同じことがMについ
ても当てはまるが、これも既に説明した通り水素イオン
でも他の金属陽イオンでよい。融点を低下させない限り
、カルボキシル基側末端基はエステル化されていてもよ
い。このことから明らかなように、式(I)で示される
生成物の製造方法は余り問題にならない。
【0018】
【作用】多くの機会(例えば外科用縫合材料としての使
用)において実証されてきたように、グリコール酸のポ
リマーは生体適合性がよく且つ生体内で分解され得る。 このことは、ポリマー又はコポリマーとの組成物とした
とき結晶化し得るものである限り、L−ラクチド、D,
L−ラクチド、メソ−ラクチド、グリコリド、炭酸トリ
メチレン、ジオキサン、カプロラクトン等に基づく生分
解性ポリマーの核形成にとって、式(I)の化合物を特
に適したものとするものである。同じことはこれらのポ
リマー及びコポリマーの調合物についても当てはまる。 しかし、このことは本発明を何ら限定するものではない
。式(I)の化合物はまた、加工温度が式(I)の化合
物の軟化点(Xが塩素、Mがナトリウムのとき約200
乃至230℃)より低い限り、非生分解性プラスチック
の核形成剤としても有利に使用することができる。ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリブチレン、ポリオキシ
メチレン及びポリアミドについては実施例で述べられよ
う。
【0019】本発明の核形成剤は、問題とするポリマー
(本例ではポリ−L−ラクチド)に対し、0.2乃至5
重量%、好ましくは0.4乃至3重量%、及びとりわけ
0.5乃至2重量%の範囲に添加することができる。し
かしまた、核形成しようとするポリマーによっては、こ
れらの比率から離れて本発明の核形成剤の添加量を増や
し又は減らすことも必要である。
【0020】
〔示差熱分析による検討〕
DSC検討のために、試料の各材質につき3種の実験を
行った。押出し片の最後の1/3を分析材料として用い
た。測定は以下の手順に沿って行った。 −  試料約10mgの秤量 −  以下の温度経過による運転 1)  室温から昇温測度40K/分にて190℃まで
加熱 2)  溶融物を均一にするための等温度制御3)  
試料を冷却速度10K/分にて室温まで冷却
【0021
】図1は、結晶化温度の上昇を、使用した核形成剤の比
率の関数としてグラフに示したものである。 図2は、使用した核形成剤の各比率に対する結晶化熱の
依存性をグラフに示したものである。これらの結果は、
個々の試験条件下で本発明の核形成剤の使用により、該
核形成剤の比率の増加につれて、100℃から116℃
という結晶化温度の最大上昇及び5J/gから41J/
gという結晶化熱の増加が認められることを実証してい
る。核形成剤の比率が1.5重量%を超えると、結晶化
温度の上昇や結晶加熱の増加は殆どみられない。
【0022】〔射出成型試験〕射出成型試験のために、
1.5重量%の核形成剤を含有する、原材料と核形成剤
との混合物を調製した。射出成型機壁温度は116℃に
調整した。射出成型試験は、ピストン自身が可塑化スク
リューに導かれるようになっているピストン射出機を備
えた、微量精密射出成型機によって行った。
【0023】試験材料の水分含量が溶融中における分子
量低下に最大の影響を与えるものであるという点を考慮
し、射出成型工程においては事前乾燥材料を使用するこ
とが必要である。乾燥には、射出成型機に備えられたホ
ッパーに接続した吸収乾燥機を用いた。空気循環法によ
り、吸収乾燥機からの乾燥温風をホッパー内容物に下か
ら吹き込んだ。使用する原料であるポリ−L−ラクチド
を140℃にて4時間乾燥し、次いで 1.5重量%の核形成剤と混合した。続く加圧工程にお
いて、切断ミルを用いれば顆粒状となし得るシートを製
造した。
【0024】分子量の断裂を避けるために、製造は可能
な限り低い温度で且つ短いサイクル時間で行った。以下
の手順を採用した。 (1)  材料を低圧で170℃にて1分間加熱。 (2)  該予熱材料を最高圧力で10秒間圧縮。 (3)  圧搾空気によりシートを急速冷却。得られた
材料を切断ミルにより再顆粒化することにより、顆粒状
の材料を製造した。これは容易な工程であり、射出成型
の直前に更にこれを140℃にて4時間の乾燥に付した
【0025】〔成型品の分析〕本発明の核形成剤の使用
によりもたらされる成型品の性質の変化を示すために、
射出成型工程により製造された成型品につき以下の試験
を行った。 1.  熱分析実験 結晶化度の測定を目的とする熱分析試験のために、DS
C分析を再度用いた。試料である約7mgの組成物を昇
温測度20K/分にて室温から200℃まで加熱した。
【0026】図3は核形成剤を使用せずに射出成型した
試料のDSC分析を示すグラフである(成型機温度10
7℃、冷却時間60秒)。射出成型工程の間における不
完全な結晶化が発熱ピークとなって現れている。この後
結晶化(約103℃)の間に放出される熱量(Ha)は
約30J/gである。融点は約179℃であり、結晶領
域の融解に必要な融解熱(Hm)は約51J/gである
。次の方程式を結晶化度の算出に使用することができる
。 X=(Hm−Ha)/Hc (式中、Haは後結晶化熱を表し、Hmは試料の融解熱
を示し、及びHcは100%結晶ポリ−L−ラクチドの
試料の融解熱を示す。)
【0027】図4は核形成剤を使用し又は使用しない場
合について、結晶化度を試料の冷却時間の関数としてグ
ラフで示したものである。図4は、冷却時間の全範囲に
わたって、核形成剤を使用した試料の結晶化度が核形成
剤を使用しない試料のそれより大きいことを示している
。更に実験データ(図4)は、核形成剤使用材料と核形
成剤不使用材料との結晶化度の差が冷却時間の短縮につ
れて増大することを示している。
【0028】本発明の核形成剤を使用しない場合には、
成型品の製造の間成型機の温度を変化させても(115
℃、95℃)、107℃の基本設定に比較して結晶化度
は何ら増大しない。核形成剤を使用しないものについて
の試験では、冷却時間を120秒から60秒へと短縮す
ると、結晶化度は50.4%から22.6%へと急激に
低下する。
【0029】これに対して、冷却時間の短縮に伴う結晶
化度の低下は、核形成剤使用試料については実質的に小
さいものである。従って、本発明の核形成剤を使用し、
冷却時間を60秒とすることにより、核形成剤を何ら加
えない対応する試料(結晶化度は僅か22.6%)に比
較して45.5%もの結晶化度を達成することができる
【0030】〔形態学的試験〕部分的に結晶化したプラ
スチックの構造はまた、核形成剤の使用により大きな影
響を受ける。以下の試験は、構造に対する本発明の核形
成剤の影響をより詳しく分析するために行った。 1.  偏光顕微鏡分析 偏光顕微鏡分析には、対象とするポリ−L−ラクチド試
料の10μm厚の薄片を分析した。偏光顕微鏡分析は、
同じ60秒の冷却時間により製造した二つの試料につい
て次の結果を与えた。 (イ)  核形成剤を使用せずに製造した試料では、ア
モルファス状の広い領域に少数の小さい球晶が認められ
たのみであった。 (ロ)  これと対照的に、核形成剤を使用して製造し
た試料では、かなり多数の微細な球晶構造が認められた
。 個々の球晶は相互に非常に密に詰め込まれているためア
モルファス領域は認められず、核形成剤を使用しない試
料に比較して高い結晶化度を与える結果となっている。
【0031】2.小角光散乱 部分的に結晶化した試料の平均球晶半径は小角光散乱に
より測定することができる。偏光顕微鏡分析用に調製し
た薄片を試料として使用した。小角光散乱は、本発明の
核形成剤で処理した試料の方が球晶の直径が実質的に小
さいことを実証した。核形成剤を使用し又は使用しない
試料の何れについても、冷却時間の短縮につれて球晶直
径が減少することが検出できる。しかしこの減少は核形
成剤を使用しない試料において有意に大きい。図5は平
均球晶直径を冷却時間の関数としてグラフに示したもの
である。
【0032】〔力学的試験〕本発明の核形成剤の添加の
結果生じた上記の材料変化が、該材料から製造した成型
品の物理的性質に対して与える影響を、以下の力学的試
験により検討した。 3点曲げ試験 3点曲げ試験はDIN53452又はDIN53457
〔DeutscheIndustrie  Norm:
プラスチック試験;引張、圧縮及び曲げ試験における弾
性係数の測定〕に従って行った。試験データを温度23
℃、試験速度5mm/分にて得た。次の大きさの試験片
を使用した。 長さ:  25mm 長さ/高さ比:  12.5 支持幅:  20mm 弾性係数及び曲げ強さは3点曲げ試験を用いて測定した
。これにより、核形成剤を使用していない材料に較べ、
核形成剤を使用したポリ−L−ラクチドの力学的性質が
有意に改善されていることが示された。
【0033】図6は弾性係数を冷却時間の関数としてグ
ラフに表したものである。図7は曲げ強さを冷却時間の
関数としてグラフに表したものである。図6及び図7に
おいて認められる増大は、本発明の核形成剤の使用によ
って生じた結晶化度と形態との変化(前の試験にて実証
)に因るものと考えることができる。
【0034】これらの結果を総合的に評価すると、冷却
時間が短い場合に結晶化度における最も大きな差を見出
し得ることがわかる。図8(これは核形成剤を使用して
いない成型品と比較した場合の、核形成剤を使用した成
型品の測定諸量の差(%)を冷却時間の関数として示し
たものである。)より明らかなように、冷却時間が例え
ば60秒のとき殆ど120%の結晶化度の増大が起こっ
ている。結晶化度の増大は個々の球晶の間のアモルファ
ス領域の減少を伴っている。アモルファス領域は、応力
を受けたとき力を十分伝達できない欠損点として働くか
ら、アモルファスな領域の減少は剛性の増大となって現
れる。
【0035】結晶化度を基礎にすれば、部分的に結晶化
しているプラスチックの弾性係数を数学的に決定するこ
とができる〔Deutsche  Industrie
  Norm:プラスチック試験;引張、圧縮及び曲げ
試験における弾性係数の測定〕が、一般的には、結晶化
度の増大とともに弾性係数は増大するということができ
る。 試験した成型品においては、冷却時間60秒にて40%
の弾性係数増大が認められた。
【0036】本発明の核形成剤の使用の結果得られる結
晶化度%値の相対的増大とその結果みられる球晶直径の
相対的減少とは、試験した冷却時間の全範囲にわたって
実質的に一定した弾性係数の増大をもたらしている。冷
却時間60秒以下での試験は、核形成剤使用試料につい
てのみ行なうことができた。明らかなことは、結晶化度
は冷却時間が50秒未満では急激に低下するが冷却時間
30秒でも依然として33%(図4参照)もあることで
ある。平均球晶直径は60秒以下では実質的に一定であ
る。これは実際、弾性係数と曲げ強さとの減少をもたら
すが、30秒においてもこれらの大きさは、核形成剤を
使用しない冷却時間60秒の試料より得られる値に較べ
て、なおも有意に高い。本発明の核形成剤の使用により
、50秒という比較的短い冷却時間を以て、良好な力学
的性質と46%の結晶化度とを有する成型品が製造され
た。
【0037】
【発明の効果】以上の通り、本発明の核形成剤を添加す
ることにより、短い冷却時間を以て、良好な力学的性質
と高い結晶化度とを有する成型品を製造することができ
るということができる。すなわち、核形成剤としてポリ
グリコール酸を使用することによって、冷却時間を短縮
しそれによりサイクル時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】核形成剤の各使用比率に対する結晶化温度を示
すグラフである。
【図2】核形成剤の各使用比率に対する結晶化熱を示す
グラフである。
【図3】核形成剤を使用せずに射出成型した試料のDS
C分析を示すグラフである。
【図4】核形成剤を使用し又は使用しない場合において
、試料の各冷却時間に対する結晶化度を示すグラフであ
る。
【図5】各冷却時間に対する平均球晶直径を示すグラフ
である。
【図6】各冷却時間に対する弾性係数を示すグラフであ
る。
【図7】各冷却時間に対する曲げ強さを示すグラフであ
る。
【図8】核形成剤を使用していない成型品と比較した場
合の、核形成剤を使用した成型品の測定諸量の差(%)
を、各冷却時間について示すグラフである。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(I)、       X−〔CH2 −CO−O〕n −CH2
     −COOM          (I)(式中、Xは
    水素、ハロゲン又はヒドロキシル基を表し、Mは金属陽
    イオン又は水素であり、nは20より大なる整数である
    )で示されるポリグリコール酸及び/又はその誘導体の
    、核形成剤としての使用。
  2. 【請求項2】nが20と300との間の範囲にある整数
    であることを特徴とする、請求項1に記載の一般式(I
    )で示されるポリグリコール酸及び/又はその誘導体の
    使用。
  3. 【請求項3】nが50と150との間の範囲にある整数
    であることを特徴とする、請求項1に記載の一般式(I
    )で示されるポリグリコール酸及び/又はその誘導体の
    使用。
  4. 【請求項4】該ポリマー全体に対しXが部分的に塩素を
    表すことを特徴とする、請求項1乃至3のいずれかに記
    載の一般式(I)で示されるポリグリコール酸及び/又
    はその誘導体の使用。
  5. 【請求項5】共有結合している塩素の含有量が0乃至2
    重量%であることを特徴とする、請求項4に記載の使用
  6. 【請求項6】共有結合している塩素の含有量が0乃至1
    重量%であることを特徴とする、請求項4に記載の使用
  7. 【請求項7】共有結合している塩素の含有量が0乃至0
    .6重量%であることを特徴とする、請求項4に記載の
    使用。
  8. 【請求項8】該ポリマー全体に対しMが部分的にナトリ
    ウムを表すことを特徴とする、請求項1乃至7のいずれ
    かに記載の一般式(I)で示されるポリグリコール酸及
    び/又はその誘導体の使用。
  9. 【請求項9】ナトリウムの含有量が0乃至5重量%であ
    ることを特徴とする、請求項8に記載の使用。
  10. 【請求項10】ナトリウムの含有量が0乃至2重量%で
    あることを特徴とする、請求項8に記載の使用。
  11. 【請求項11】ナトリウムの含有量が0乃至1重量%で
    あることを特徴とする、請求項8に記載の使用。
  12. 【請求項12】イオン結合している塩素の含有量が0乃
    至5重量%であることを特徴とする、請求項1乃至11
    のいずれかに記載の一般式(I)で示されるポリグリコ
    ール酸及び/又はその誘導体の使用。
  13. 【請求項13】イオン結合している塩素の含有量が0乃
    至1重量%であることを特徴とする、請求項12に記載
    の使用。
  14. 【請求項14】生分解性ポリマーの核形成のための、請
    求項1乃至13のいずれかに記載の一般式(I)で示さ
    れるポリグリコール酸及び/又はその誘導体の使用。
  15. 【請求項15】生分解性ポリエステルの核形成のための
    、請求項14に記載の一般式(I)で示されるポリグリ
    コール酸及び/又はその誘導体の使用。
  16. 【請求項16】L−ラクチド、D,L−ラクチド、メソ
    −ラクチド、グリコリド、炭酸トリメチレン、ジオキサ
    ン及び/又はカプロラクトンに基づく生分解性ポリエス
    テルの核形成のための、請求項15に記載の一般式(I
    )で示されるポリグリコール酸及び/又はその誘導体の
    使用。
  17. 【請求項17】ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブ
    チレン、ポリオキシメチレン及びポリアミドの核形成の
    ための、請求項1乃至13のいずれかに記載の一般式(
    I)で示されるポリグリコール酸及び/又はその誘導体
    の使用。
  18. 【請求項18】請求項1乃至13のいずれかに記載のポ
    リグリコール酸及び/又はその誘導体を含有することを
    特徴とする、核形成剤。
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