JPH04218404A - チューブレスラジアルタイヤ - Google Patents
チューブレスラジアルタイヤInfo
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- JPH04218404A JPH04218404A JP2231045A JP23104590A JPH04218404A JP H04218404 A JPH04218404 A JP H04218404A JP 2231045 A JP2231045 A JP 2231045A JP 23104590 A JP23104590 A JP 23104590A JP H04218404 A JPH04218404 A JP H04218404A
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- carcass
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- tread
- spring constant
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Links
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/0083—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts characterised by the curvature of the tyre tread
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、積車時において操縦安定性を高めかつ空車時
において乗心地を向上しうるチューブレスラジアルタイ
ヤに関する。
において乗心地を向上しうるチューブレスラジアルタイ
ヤに関する。
ライトバン等の商用車のタイヤにあっては、従来積車時
における操縦安定性を確保することを基本条件として製
作されており、その結果、空車で走行する際にはゴツゴ
ツ感を伴う振動が生じ乗心地が劣る。
における操縦安定性を確保することを基本条件として製
作されており、その結果、空車で走行する際にはゴツゴ
ツ感を伴う振動が生じ乗心地が劣る。
しかし運転者の老令化が進むとともに積車時における操
縦安定性の確保に加えて空車走行時の乗心地を高める要
望が高まりつつある。
縦安定性の確保に加えて空車走行時の乗心地を高める要
望が高まりつつある。
乗心地を高めるには7〜25Hzの周波数で発生する振
動、いわゆるゴツゴツ感を低減させるのが有効であるこ
とが知られている。このような周波数域での振動低減に
は、タイヤ内圧を低くすることが有効であることも知ら
れている。
動、いわゆるゴツゴツ感を低減させるのが有効であるこ
とが知られている。このような周波数域での振動低減に
は、タイヤ内圧を低くすることが有効であることも知ら
れている。
例えばタイヤサイズ6、50R16 10Pのタイヤを
小型トラック2ton車の前輪及び後輪にそれぞれ装備
し、かつ前輪には4.75kg/cm2の内圧、後輪に
は3.5kg/cm2の内圧をそれぞれ加え、空車状態
において時速60kg/hrで路上走行させ振動の周波
数分析を行った。分析の結果、第3図に示すグラフに折
れ線aで示す如く、前記タイヤ内圧のもとでは乗心地に
最も影響しかつゴッゴツ感が生じる7〜25Hzの領域
で振動レベル(dB)の高いことが確認された。ここで
前輪側のタイヤのみタイヤ内圧を3.0kg/cm2に
低下させ同一条件で周波数分析を試みたところ第3図の
折れ線をに示す如く7〜25Hz領域で振動レベルの低
減が大きく見られ、このレベルにおいてゴツゴツ感が減
じ乗心地は許容レベルに達しうることを見出したのであ
る。ここで6.5OR 16のタイヤにおいて内圧を3
.0kg/cm2とした場合の縦バネ定数は33.3k
g/cm2であり第4図のグラフのに示す如く内圧(k
g/cm2)と縦バネ定数(kg/mm)とは同図に線
dによって表示される如く略直線比例関係にあることが
判明した。
小型トラック2ton車の前輪及び後輪にそれぞれ装備
し、かつ前輪には4.75kg/cm2の内圧、後輪に
は3.5kg/cm2の内圧をそれぞれ加え、空車状態
において時速60kg/hrで路上走行させ振動の周波
数分析を行った。分析の結果、第3図に示すグラフに折
れ線aで示す如く、前記タイヤ内圧のもとでは乗心地に
最も影響しかつゴッゴツ感が生じる7〜25Hzの領域
で振動レベル(dB)の高いことが確認された。ここで
前輪側のタイヤのみタイヤ内圧を3.0kg/cm2に
低下させ同一条件で周波数分析を試みたところ第3図の
折れ線をに示す如く7〜25Hz領域で振動レベルの低
減が大きく見られ、このレベルにおいてゴツゴツ感が減
じ乗心地は許容レベルに達しうることを見出したのであ
る。ここで6.5OR 16のタイヤにおいて内圧を3
.0kg/cm2とした場合の縦バネ定数は33.3k
g/cm2であり第4図のグラフのに示す如く内圧(k
g/cm2)と縦バネ定数(kg/mm)とは同図に線
dによって表示される如く略直線比例関係にあることが
判明した。
しかし、本実験に供した前記6、50R16のタイヤに
ついては、前輪に使用した場合には許容される下限の内
圧は3.75kg/cm2に規制されており、空車時の
乗心地が向上するとはいえ3.0kg/cm2の低内圧
では使用出来ないという問題がある。
ついては、前輪に使用した場合には許容される下限の内
圧は3.75kg/cm2に規制されており、空車時の
乗心地が向上するとはいえ3.0kg/cm2の低内圧
では使用出来ないという問題がある。
加うるに内圧を下げることによって、空車時における乗
心地は向上するものの、積車時において操縦安定性が低
下する。その原因としては、内圧低下とともにタイヤの
接地面積が増し、積車にあっては、接地領域がタイヤ軸
方面に大きく拡大することによる。
心地は向上するものの、積車時において操縦安定性が低
下する。その原因としては、内圧低下とともにタイヤの
接地面積が増し、積車にあっては、接地領域がタイヤ軸
方面に大きく拡大することによる。
ちなみに内圧を下げることによって、乗心地(縦バネ定
数)と、操縦安定性との変化を図表によって示せば第5
図の如くなる。
数)と、操縦安定性との変化を図表によって示せば第5
図の如くなる。
従って、JIS規格に規定されたタイヤ内圧を保持しつ
つ空車時の乗心地と積車時の操縦安定性とをともに高め
るには、乗心地に関連するタイヤの縦バネ定数と操縦安
定性に影響を及ぼすトレッド面の形状とを併せて検討す
る必要が生じたのである。
つ空車時の乗心地と積車時の操縦安定性とをともに高め
るには、乗心地に関連するタイヤの縦バネ定数と操縦安
定性に影響を及ぼすトレッド面の形状とを併せて検討す
る必要が生じたのである。
発明者らは前記問題点を解決すべく鋭意研究の結果、タ
イヤ最大巾に対してタイヤ断面高さが小さい偏平タイヤ
に着目し、205/70R 17.5(第4図に折れ線
eで示す)、195/70R17.5(第4図に折れ線
fで示す)、205/80R 17.5(第4図に折れ
線gで示す)及び205/60R 17.5(第4図に
折れ線hで示す)のタイヤについて縦バネ定数と内圧と
の関係を調査した。
イヤ最大巾に対してタイヤ断面高さが小さい偏平タイヤ
に着目し、205/70R 17.5(第4図に折れ線
eで示す)、195/70R17.5(第4図に折れ線
fで示す)、205/80R 17.5(第4図に折れ
線gで示す)及び205/60R 17.5(第4図に
折れ線hで示す)のタイヤについて縦バネ定数と内圧と
の関係を調査した。
その結果偏平化することにより縦バネ定数が小さくなる
ことが確かめ得たのであるが、規定の最低内圧である3
.70kg/cm2においては、乗心地の向上指針であ
る縦バネ定数33.3kg/mmには到着していない。
ことが確かめ得たのであるが、規定の最低内圧である3
.70kg/cm2においては、乗心地の向上指針であ
る縦バネ定数33.3kg/mmには到着していない。
そこで更に縦バネ定数を下げるべく研究を重ねた結果、
例えばビードエイペックスの材質及び寸度などのタイヤ
構成部材の改良によって縦バネ定数を更に低くできるこ
とを見出したのである。
例えばビードエイペックスの材質及び寸度などのタイヤ
構成部材の改良によって縦バネ定数を更に低くできるこ
とを見出したのである。
他方、低内圧で走行させた場合には、積車時の走行安定
性が低下することは前記の通りであるがトレッド面の曲
率半径、トレッドゴム層の改良により低内圧であっても
操縦安定性を高めうることを確認し得たのである。
性が低下することは前記の通りであるがトレッド面の曲
率半径、トレッドゴム層の改良により低内圧であっても
操縦安定性を高めうることを確認し得たのである。
本発明は、トレッド面の曲率半径と、タイヤの縦バネ定
数とを規制することによって空車時の乗心地と積車時の
操縦安定性とをともに向上しうるチューブレスラジアル
タイヤの提供を目的としている。
数とを規制することによって空車時の乗心地と積車時の
操縦安定性とをともに向上しうるチューブレスラジアル
タイヤの提供を目的としている。
本発明は、タイヤの最大巾が195mm以上かつ215
mm以下、偏平率が60%以上かつ80%以下のチュー
ブレスラジアルタイヤであって、トレッド部からサイド
ウォール部を通りビード部のビードコアに至る本体部に
該ビードコアの周りを折返す折返し部を設けかつ有機繊
維からなるカーカスコードをタイヤ赤道に対して80〜
90度の角度で傾斜させた1枚以上のカーカスプライを
用いたカーカスと、トレッド部の内部かつカーカスの半
径方向外側に配されるベルト層と、前記ビードコアのタ
イヤ半径方向外側かつ前記カーカスの本体部と折返し部
との間に配されるビードエイペックスとを具えるととも
に、標準のリムに装着しかつ標準内圧を加えた標準状態
において、トレッド面のタイヤ赤道面を中心とするクラ
ウン域のタイヤ子午面断面における曲率半径が200m
m以上かつ300mm以下であり、しかもタイヤの縦バ
ネ定数がタイヤ内圧3.75kg/cm2、荷重600
kgにおいて31kg/mm以上かつ33.3kg/m
m以下であることを特徴とするチューブレスラジアルタ
イヤである。
mm以下、偏平率が60%以上かつ80%以下のチュー
ブレスラジアルタイヤであって、トレッド部からサイド
ウォール部を通りビード部のビードコアに至る本体部に
該ビードコアの周りを折返す折返し部を設けかつ有機繊
維からなるカーカスコードをタイヤ赤道に対して80〜
90度の角度で傾斜させた1枚以上のカーカスプライを
用いたカーカスと、トレッド部の内部かつカーカスの半
径方向外側に配されるベルト層と、前記ビードコアのタ
イヤ半径方向外側かつ前記カーカスの本体部と折返し部
との間に配されるビードエイペックスとを具えるととも
に、標準のリムに装着しかつ標準内圧を加えた標準状態
において、トレッド面のタイヤ赤道面を中心とするクラ
ウン域のタイヤ子午面断面における曲率半径が200m
m以上かつ300mm以下であり、しかもタイヤの縦バ
ネ定数がタイヤ内圧3.75kg/cm2、荷重600
kgにおいて31kg/mm以上かつ33.3kg/m
m以下であることを特徴とするチューブレスラジアルタ
イヤである。
有機繊維からなるカーカスコードをタイヤ赤道に対して
85〜90度の角度で傾斜させたラジアル配列であるこ
と、及び縦バネ定数が31〜33.3kg/mmの範囲
に、即ち従来のタイヤの縦バネ定数が34.5kg/m
m以上であったのに比べて低く設定することによって、
JISに規定する内圧条件のもとで振動周波数が7〜2
5Hzの範囲であるゴツゴツ感が大巾に低減でき、空車
時の乗心地を向上することが出来る。
85〜90度の角度で傾斜させたラジアル配列であるこ
と、及び縦バネ定数が31〜33.3kg/mmの範囲
に、即ち従来のタイヤの縦バネ定数が34.5kg/m
m以上であったのに比べて低く設定することによって、
JISに規定する内圧条件のもとで振動周波数が7〜2
5Hzの範囲であるゴツゴツ感が大巾に低減でき、空車
時の乗心地を向上することが出来る。
他方、トレッド面の曲率半径を200mm〜350mm
の範囲に、即ち従来品が400〜500mmであったの
に比べて小さく設定している。従って走行時においてタ
イヤ軸方向の接地領域が小となり、操縦安定性を向上す
ることができる。
の範囲に、即ち従来品が400〜500mmであったの
に比べて小さく設定している。従って走行時においてタ
イヤ軸方向の接地領域が小となり、操縦安定性を向上す
ることができる。
このように本発明のチューブレスラジアルタイヤは、乗
車時の乗心地と、積車時における操縦安定性とをともに
向上でき商用車用のタイヤとして好適に採用しうる。
車時の乗心地と、積車時における操縦安定性とをともに
向上でき商用車用のタイヤとして好適に採用しうる。
以下本発明の一実施例を図面に基づき説明する。
図においてチューブレスラジアルタイヤ1は、タイヤの
最大巾WMが195mm以上かつ215mm以下であり
、前記タイヤ最大巾WMに対するタイヤ断面高さHOの
比である偏平率HO/WMが60%以上かつ80%以下
としている。
最大巾WMが195mm以上かつ215mm以下であり
、前記タイヤ最大巾WMに対するタイヤ断面高さHOの
比である偏平率HO/WMが60%以上かつ80%以下
としている。
従って205/80R17.5、195/70R17.
5、205/70R17.5、215/70R17.5
、205/60R17.5、215/60R17.5な
どの小型トラック用80〜60シリーズ偏平ラジアル1
5゜テーパチューブレスタイヤが包含される。
5、205/70R17.5、215/70R17.5
、205/60R17.5、215/60R17.5な
どの小型トラック用80〜60シリーズ偏平ラジアル1
5゜テーパチューブレスタイヤが包含される。
チューブレスラジアルタイヤ1はトレッド部2と、該ト
レッド部2の両側からタイヤ半径方向内側に向ってのび
るサイドウォール部3、3と該サイドウォール部3の半
径方向内側に設けたビード部4、4とを具える。又チュ
ーブレスラジアルタイヤ1はトレッド部2からサイドウ
ォール部3を通りビード部4のビードコア5に至る本体
部6aに、該ビードコア5の周りを折返す折返し部6b
を設けたカーカスプライ6Aからなるカーカス6と、ト
レッド部2の内部かつカーカス2の半径方向外側に配さ
れるベルト層7と、前記ビードコア5の外側かつ前記カ
ーカス6の本体部6aと折返し部6bとの間に配される
ビードエーペックス8とを具えている。
レッド部2の両側からタイヤ半径方向内側に向ってのび
るサイドウォール部3、3と該サイドウォール部3の半
径方向内側に設けたビード部4、4とを具える。又チュ
ーブレスラジアルタイヤ1はトレッド部2からサイドウ
ォール部3を通りビード部4のビードコア5に至る本体
部6aに、該ビードコア5の周りを折返す折返し部6b
を設けたカーカスプライ6Aからなるカーカス6と、ト
レッド部2の内部かつカーカス2の半径方向外側に配さ
れるベルト層7と、前記ビードコア5の外側かつ前記カ
ーカス6の本体部6aと折返し部6bとの間に配される
ビードエーペックス8とを具えている。
前記カーカスプライ6Aは、ナイロン、ポリエステル、
芳香族ポリアミド等の有機繊維コードをタイヤ赤道に対
して80〜90度好ましくは85〜90度の角度で傾斜
して並設したラジアル配列体をなし、1枚又は複数枚、
本実施例では2枚のカーカスプライ6A、6Aを重ね合
わせて前記カーカス6を形成している。
芳香族ポリアミド等の有機繊維コードをタイヤ赤道に対
して80〜90度好ましくは85〜90度の角度で傾斜
して並設したラジアル配列体をなし、1枚又は複数枚、
本実施例では2枚のカーカスプライ6A、6Aを重ね合
わせて前記カーカス6を形成している。
なおカーカス6はタイヤの縦バネ定数を低くするために
は、コード太さが1500d/2のポリエステル繊維か
らなるコードを用いるのが好ましい。
は、コード太さが1500d/2のポリエステル繊維か
らなるコードを用いるのが好ましい。
ベルト層7は、1枚又は複数枚、本実施例では2枚のベ
ルトプライ7A、7Aからなり、ベルトプライ7Aは、
ナイロン、芳香族ポリアミド、ポリエステル等の有機繊
維コードの他、スチールコードを用いたベルトコードを
タイヤ赤道Cに対して24〜28度の角度で傾け、しか
も各ベルトプライ7A、7Aのベルトコードが交差する
向きに並設している。ベルトコードはカーカスのカーカ
スコードと共にタガ効果を発揮しトレッド部2の剛性を
高め、タイヤの接地領域の安定を図りうる。
ルトプライ7A、7Aからなり、ベルトプライ7Aは、
ナイロン、芳香族ポリアミド、ポリエステル等の有機繊
維コードの他、スチールコードを用いたベルトコードを
タイヤ赤道Cに対して24〜28度の角度で傾け、しか
も各ベルトプライ7A、7Aのベルトコードが交差する
向きに並設している。ベルトコードはカーカスのカーカ
スコードと共にタガ効果を発揮しトレッド部2の剛性を
高め、タイヤの接地領域の安定を図りうる。
なお本実施例では太さ3×0.175+6×0.323
のスチールコードを5cm当たり26エンズの打込み数
によりベルトプライ7Aを形成し、トレッド面2Aの形
状の安定を図っている。
のスチールコードを5cm当たり26エンズの打込み数
によりベルトプライ7Aを形成し、トレッド面2Aの形
状の安定を図っている。
前記ビードエイペックス8はゴム硬度をJISA硬度が
60〜65度好ましくは62〜63度、従って通常のタ
イヤに用いるものに比べて低く設定するとともに、ビー
ド底面4Aからのビード先端までの高さであるビード高
さH1を前記タイヤ断面高さHOに対して0.20倍以
上かつ0.25倍以下としている。
60〜65度好ましくは62〜63度、従って通常のタ
イヤに用いるものに比べて低く設定するとともに、ビー
ド底面4Aからのビード先端までの高さであるビード高
さH1を前記タイヤ断面高さHOに対して0.20倍以
上かつ0.25倍以下としている。
ビード高さH1がタイヤ断面高さHOの0.20倍未満
ではビード部4の縦剛性が低下し走行安定性、操縦安定
性が低下する一方、0.25倍をこえるとタイヤの縦バ
ネ定数が増し乗心地が低下する。
ではビード部4の縦剛性が低下し走行安定性、操縦安定
性が低下する一方、0.25倍をこえるとタイヤの縦バ
ネ定数が増し乗心地が低下する。
トレッド部2の前記ベルト層7の外側にはトレッド面2
Aを形成しうるトレッドゴム層10が配設される。
Aを形成しうるトレッドゴム層10が配設される。
トレッドゴム層10は、硬度のゴムによって形成され、
JISA硬度の61〜63度の範囲に設定することが望
ましい。
JISA硬度の61〜63度の範囲に設定することが望
ましい。
前記トレッド面2Aは、標準のリムJに装着しかつ標準
内圧を加えた標準状態において、タイヤ赤道面を中心と
するクラウン域CLのタイヤ子午面断面における曲率半
径Rを200mm以上、好ましくは250mm以上かつ
300mm以下としている。
内圧を加えた標準状態において、タイヤ赤道面を中心と
するクラウン域CLのタイヤ子午面断面における曲率半
径Rを200mm以上、好ましくは250mm以上かつ
300mm以下としている。
前記した如く曲率半径Rを規制することによってトレッ
ド面2A接地領域Sは、第2図(a)に示す如くタイヤ
赤道Cを中心とする矩形状となり、タイヤ内圧をJIS
に規定される下限値に近く設定した場合であっても操縦
安定性を保持しうる。曲率半径Rが300mmをこえる
と、トレッド面2Aの接地領域Sが積車時において、第
2図(b)に示す如くタイヤ軸方向に拡がりかつ両側部
がタイヤ周方向に突出する鼓状となり、操縦安定性が低
下する。特にタイヤ内圧をJISにより規定される下限
値近く設定した場合にはその低下が著しい。
ド面2A接地領域Sは、第2図(a)に示す如くタイヤ
赤道Cを中心とする矩形状となり、タイヤ内圧をJIS
に規定される下限値に近く設定した場合であっても操縦
安定性を保持しうる。曲率半径Rが300mmをこえる
と、トレッド面2Aの接地領域Sが積車時において、第
2図(b)に示す如くタイヤ軸方向に拡がりかつ両側部
がタイヤ周方向に突出する鼓状となり、操縦安定性が低
下する。特にタイヤ内圧をJISにより規定される下限
値近く設定した場合にはその低下が著しい。
他方、曲率半径Rが200mm未満では接地領域Sが狭
まり、荷重がタイヤ赤道C近傍に集中する、結果、耐摩
耗性及びハンドリング性が低下する。
まり、荷重がタイヤ赤道C近傍に集中する、結果、耐摩
耗性及びハンドリング性が低下する。
劣る。なお耐摩耗性を保持するには曲率半径Rを250
mm以上とするのが好ましい。
mm以上とするのが好ましい。
前記トレッドゴム層10のゴム厚さ、即ちトレッド面2
Aとベルト層7の外向き面との間のゴム厚さを、タイヤ
赤道C上と、トレッド巾WTの3/8倍をタイヤ赤道C
からトレッド端E側に向かって隔てる点Pを通るショル
ダ域SLとにおいて、それぞれ規制している。
Aとベルト層7の外向き面との間のゴム厚さを、タイヤ
赤道C上と、トレッド巾WTの3/8倍をタイヤ赤道C
からトレッド端E側に向かって隔てる点Pを通るショル
ダ域SLとにおいて、それぞれ規制している。
本実施例ではタイヤ赤道面上のゴム厚さT1と、前記点
Pを通るショルダ域のゴム厚さT2との比T1/T2を
1.25以上かつ1.50以下としている。
Pを通るショルダ域のゴム厚さT2との比T1/T2を
1.25以上かつ1.50以下としている。
さらにタイヤの縦バネ定数をタイヤ内圧3.75kg/
cm2、荷重600kgにおいて31kg/mm以上か
つ33.3kg/mmとしている。
cm2、荷重600kgにおいて31kg/mm以上か
つ33.3kg/mmとしている。
タイヤを偏平化することにより第4図に示す如く縦バネ
定数が小となる傾向にあることは前記した通りであるが
、偏平化のみによって、空車時における乗心地を向上さ
せるために必要とする縦バネ定数を33.3kg/mm
以下にすることは出来ない。
定数が小となる傾向にあることは前記した通りであるが
、偏平化のみによって、空車時における乗心地を向上さ
せるために必要とする縦バネ定数を33.3kg/mm
以下にすることは出来ない。
本願では前記した、
■ビードエーペックスの高さH1を標準のものより低く
したこと、 ■ビードエーペックス8のゴム硬度を低くすること、 ■トレッドゴム層10のゴム厚さをタイヤ赤道面上のゴ
ム厚さT1と、ショルダ域のゴム厚さT2との比T1/
T2を従来のものに比べて大、即ちショルダ域のゴム厚
さT2をタイヤ赤道面のゴム厚さT1よりも大巾に薄く
すること、 等の各構成要素が相乗的に作用することにより、縦バネ
定数を前記範囲に設定でき、空車時の乗心地を高めうる
のである。
したこと、 ■ビードエーペックス8のゴム硬度を低くすること、 ■トレッドゴム層10のゴム厚さをタイヤ赤道面上のゴ
ム厚さT1と、ショルダ域のゴム厚さT2との比T1/
T2を従来のものに比べて大、即ちショルダ域のゴム厚
さT2をタイヤ赤道面のゴム厚さT1よりも大巾に薄く
すること、 等の各構成要素が相乗的に作用することにより、縦バネ
定数を前記範囲に設定でき、空車時の乗心地を高めうる
のである。
(A)タイヤサイズが205/70R 17.5であり
かつ第1図に示す構成を有するタイヤについて第1表の
実施例1〜4に示す仕様で試作するとともにその性能を
テストした。なお比較のため、従来の仕様のタイヤ(比
較例1、2)及び本願構成外のタイヤ(比較例3〜7)
について併せて製作しその性能を比較した。
かつ第1図に示す構成を有するタイヤについて第1表の
実施例1〜4に示す仕様で試作するとともにその性能を
テストした。なお比較のため、従来の仕様のタイヤ(比
較例1、2)及び本願構成外のタイヤ(比較例3〜7)
について併せて製作しその性能を比較した。
なお縦バネ定数はタイヤ内圧3.75kg/cm2、荷
重600kgのときの値を示す。
重600kgのときの値を示す。
テスト条件は下記の通り、
1)乗心地
試供タイヤを2ton積小型トラックの前輪及び後輪に
装着し、かつ内圧を、前輪が3.75kg/cm2、後
輪が3.25kg/cm2にそれぞれ設定し、空車で路
上を走行させドライバーのフィーリングにより判定した
。なお表中の数値は比較例1を100とする指数で示し
、数値が大なるほど良好である。
装着し、かつ内圧を、前輪が3.75kg/cm2、後
輪が3.25kg/cm2にそれぞれ設定し、空車で路
上を走行させドライバーのフィーリングにより判定した
。なお表中の数値は比較例1を100とする指数で示し
、数値が大なるほど良好である。
110以上が合格値である。
2)操縦安定性
1)項のテストに用いた車両に2tonの貨物を積載し
、路上を走行させドライバーのフィーリングにより判定
するとともに、比較例1を100とする5段階法で表示
した。3.1以上が合格値である。
、路上を走行させドライバーのフィーリングにより判定
するとともに、比較例1を100とする5段階法で表示
した。3.1以上が合格値である。
3)耐摩耗性
試供タイヤを、2ton積小型トラックに装着し、JI
S規定の内圧と最大荷重の荷重のもとで平均速度80k
g/Hrで40,000km走行させたのちトレッド溝
の走行前後の溝深さより摩耗量を測定し、この摩耗量で
走行距離を除し、比較例1を100とする指数で表示し
た。数値が大なるほど良好であり、90以上が合格値で
ある。
S規定の内圧と最大荷重の荷重のもとで平均速度80k
g/Hrで40,000km走行させたのちトレッド溝
の走行前後の溝深さより摩耗量を測定し、この摩耗量で
走行距離を除し、比較例1を100とする指数で表示し
た。数値が大なるほど良好であり、90以上が合格値で
ある。
テストの結果、第1表に示すごとく実施例のものは空車
時の乗心地、積車時の操縦安定性がともに合格値以上で
あり、耐摩耗性も保持でき、期待の成果が得られたこと
が確認出来た。
時の乗心地、積車時の操縦安定性がともに合格値以上で
あり、耐摩耗性も保持でき、期待の成果が得られたこと
が確認出来た。
なお第3、4、5図に実施例1の特性値を記載し、従来
のものと性能を対比し、本願構成のものの成果を確認し
えた。
のものと性能を対比し、本願構成のものの成果を確認し
えた。
叙上の如く本発明のチューブレスラジアルタイヤは、ト
レッド面の曲率半径と縦バネ定数とを規制したため空車
では乗心地を高め、積車時にあっては操縦安定性を向上
し、商用車などに好適に採用しうる。
レッド面の曲率半径と縦バネ定数とを規制したため空車
では乗心地を高め、積車時にあっては操縦安定性を向上
し、商用車などに好適に採用しうる。
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2図(a)
、(b)は接地面の形状を略示する平面図、第3図は振
動周波数と振動レベルとの関係を示す線図、第4図はタ
イヤ内圧と縦バネ係数との関係を示す線図、第5図は空
車乗心地(縦バネ定数)の合格域と積車操縦安定性との
合格域との関係を示すグラフである。 2…トレッド部、3…サイドウォール部、4…ビード部
、4A…ビード底面、 5…ビードコア、6…カーカス、 6a…本体部、6b…折返し部、 6A…カーカスプライ、7…ベルト層 7A…ベルトプライ、8…ビードエーペックス、C…タ
イヤ赤道、CL…クラウン域、 R…曲率半径、WM…タイヤ最大巾。 特許出願人 住友ゴム工業株式会社 代理人 弁理士 苗村正
、(b)は接地面の形状を略示する平面図、第3図は振
動周波数と振動レベルとの関係を示す線図、第4図はタ
イヤ内圧と縦バネ係数との関係を示す線図、第5図は空
車乗心地(縦バネ定数)の合格域と積車操縦安定性との
合格域との関係を示すグラフである。 2…トレッド部、3…サイドウォール部、4…ビード部
、4A…ビード底面、 5…ビードコア、6…カーカス、 6a…本体部、6b…折返し部、 6A…カーカスプライ、7…ベルト層 7A…ベルトプライ、8…ビードエーペックス、C…タ
イヤ赤道、CL…クラウン域、 R…曲率半径、WM…タイヤ最大巾。 特許出願人 住友ゴム工業株式会社 代理人 弁理士 苗村正
Claims (1)
- 【請求項1】タイヤの最大巾が195mm以上かつ21
5mm以下、偏平率か60%以上かつ80%以下のチュ
ーブレスラジアルタイヤであって、トレッド部からサイ
ドウォール部を通りビード部のビードコアに至る本体部
に該ビードコアの周りを折返す折返し部を設けかつ有機
繊維からなるカーカスコードをタイヤ赤道に対して80
〜90度の角度で傾斜させた1枚以上のカーカスプライ
を用いたカーカスと、トレッド部の内部かつカーカスの
半径方向外側に配されるベルト層と、前記ビードコアの
タイヤ半径方向外側かつ前記カーカスの本体部と折返し
部との間に配されるビードエイペックスとを具えるとと
もに、標準のリムに装着しかつ標準内圧を加えた標準状
態において、トレッド面のタイヤ赤道面を中心とするク
ラウン域のタイヤ子午面断面における曲率半径が200
mm以上かつ300mm以下であり、しかもタイヤの縦
バネ定数がタイヤ内圧3.75kg/cm2、荷重60
0kgにおいて31kg/mm以上かつ33.3kg/
mm以下であることを特徴とするチューブレスラジアル
タイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2231045A JPH04218404A (ja) | 1990-08-31 | 1990-08-31 | チューブレスラジアルタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2231045A JPH04218404A (ja) | 1990-08-31 | 1990-08-31 | チューブレスラジアルタイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04218404A true JPH04218404A (ja) | 1992-08-10 |
Family
ID=16917419
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2231045A Pending JPH04218404A (ja) | 1990-08-31 | 1990-08-31 | チューブレスラジアルタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04218404A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6167932B1 (en) | 1997-11-04 | 2001-01-02 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Pneumatic tire for passenger cars having specified harshness factor |
JP2006168549A (ja) * | 2004-12-16 | 2006-06-29 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 小型トラック用空気入りタイヤ |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6345321A (ja) * | 1986-08-11 | 1988-02-26 | Daiwa Kogyo Kk | レ−ルの高周波誘導加熱方法 |
-
1990
- 1990-08-31 JP JP2231045A patent/JPH04218404A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6345321A (ja) * | 1986-08-11 | 1988-02-26 | Daiwa Kogyo Kk | レ−ルの高周波誘導加熱方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6167932B1 (en) | 1997-11-04 | 2001-01-02 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Pneumatic tire for passenger cars having specified harshness factor |
JP2006168549A (ja) * | 2004-12-16 | 2006-06-29 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 小型トラック用空気入りタイヤ |
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