JPH0421831Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0421831Y2
JPH0421831Y2 JP1986091331U JP9133186U JPH0421831Y2 JP H0421831 Y2 JPH0421831 Y2 JP H0421831Y2 JP 1986091331 U JP1986091331 U JP 1986091331U JP 9133186 U JP9133186 U JP 9133186U JP H0421831 Y2 JPH0421831 Y2 JP H0421831Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support
hanging frame
slope
supported
carrier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986091331U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62203270U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986091331U priority Critical patent/JPH0421831Y2/ja
Publication of JPS62203270U publication Critical patent/JPS62203270U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0421831Y2 publication Critical patent/JPH0421831Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
  • Chain Conveyers (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、吊垂枠に吊垂した被処理物を、搬送
用キヤリヤーで搬送し、当該キヤリヤーの運行を
プログラム制御によつて自動的に行う表面処理装
置用被処理物搬送装置に関するものである。
(従来の技術) 搬送設備の自動化に伴い、メツキ等の表面処理
装置においても、事故がなく安定した稼動を永続
的に行い得ることが重要な要件とされている。
従来、搬送用キヤリヤーを使用し、被処理物を
吊垂枠に吊垂して搬送し、当該吊垂枠を下降さ
せ、所定の処理槽内の処理液に被処理物を浸漬し
てバツチ処理を行う表面処理装置では、当該キヤ
リヤーの運行をプログラム制御によつて、自動的
に行つている。そして二重に吊垂枠を処理槽内へ
投入するのを防止するために、各槽の吊垂枠受部
に設けたセンサーによつて吊垂枠の各槽への投入
を確認していた。
(考案が解決しようとする問題点) 上記従来の場合、当該キヤリヤーの誤動作や、
表面処理のために腐蝕姓の高い薬液を使用してい
ることとセンサーの耐久性に起因するセンサー自
体の誤動作によつて、例えば、搬送したはずの被
処理物を搬送せず処理槽内に残したままプログラ
ムどおりにキヤリヤーを運行させてしまい、全体
の表面処理工程が混乱して大きな事故の原因にな
るという問題点があつた。
本考案は、上記従来の問題点にかんがみ、キヤ
リヤーによる被処理物の上昇中、上限での横方向
への搬送中及び下降中に、キヤリヤー支持具から
吊垂枠が脱落したときに、それを確実に感知し、
その時点でキヤリヤーを緊急停止させ、事故への
対応が迅速にでき、またかかる事態において、放
置したまま装置を稼動させた場合の重大故障発生
を確実に防止し得る表面処理装置用被処理物搬送
装置を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案は、複数の
処理槽間を稼動して被処理物を搬送するキヤリヤ
ーと、該キヤリヤーに取付けた昇降自在な支持具
と、該支持具に上部を支持され前記被処理物を吊
垂する吊垂枠とを備えた表面処理装置用被処理物
搬送装置において、前記支持具には略V字形断面
を形成する支持用斜面を備え、前記吊垂枠の上部
には前記支持用斜面に対応するV字形断面を形成
し、該支持用斜面の支持を受ける受け斜面を有す
る支持突起を備え、前記支持具に前記吊垂枠の支
持突起が支持された状態で前記支持用斜面の所定
位置で前記受け斜面に先端が対向し該支持突起の
支持及びその外れを感知する近接スイツチを設け
たことを特徴とする。
(作用) 本考案によれば、複数の処理槽間を移動して被
処理物を搬送するキヤリヤーに取付けた昇降自在
な支持具に吊垂枠の上部を支持させ、当該吊垂枠
に前記被処理物を吊垂させ、前記支持具に支持さ
れた該吊垂枠の上部に近接対向させて、前記支持
具に備えている近接スイツチによつて、該吊垂枠
の上部が前記支持具に支持されたこと及び該吊垂
枠の上部を前記支持具が支持していたのを解除し
たことをその都度確実に感知し、確認し得る。
(実施例) 次に、本考案の実施例について、メツキ処理を
行う表面処理装置用被処理物搬送装置を例とし
て、図面を参照しながら説明する。
第1図は本考案の実施例に係る表面処理装置用
被処理物搬送装置の要部を示す一部縦断正面図、
第2図は同上の一部縦断側面図である。
被処理物搬送装置は、一連の複数の処理工程に
対応して設けた複数の処理槽A,B,C等間に亘
り移動する搬送用キヤリヤー1と、当該キヤリヤ
ー1の下部に昇降自在に設けた支持具2と、当該
支持具2によつて支持され被処理物3を吊垂する
吊垂枠4等を備え、第3図a及びbに示すよう
に、吊垂枠4が支持具2に支持されたとき及び吊
垂枠4を支持具2が支持していたのを解除したと
きに、支持具2に設けた近接スイツチ5によつ
て、それを確実に感知することが可能である。
キヤリヤー1は、下部の左右方向中央に下向き
に突設した昇降機構6を備え、処理槽Bの上方に
設けた2本のレール上に載置され、車輪1a,1
aを介してレール7,7に沿つて走行自在であ
る。昇降機構6には、当該昇降機構6によつて昇
降自在に前向きに突設した昇降部材6aが設けて
ある。当該キヤリヤー1は、1台で複数の処理槽
と複数の被処理物を受け持ち、被処理物が処理槽
内の処理液に浸漬されている時間を利用して、所
定浸漬時間が経過した被処理物をその次に処理す
べき処理槽へ搬送する。そしてキヤリヤー1の運
行は、各被処理物に施すべき処理がそれぞれ異な
るので、その施すべき処理に対応する複数の処理
槽へ各被処理物を、プログラム制御によつて順次
自動的に搬送するように行われる。
第3図a及びbは、支持具2,2及び近接スイ
ツチ5を示すそれぞれ部分拡大平面図及び部分拡
大側断面図である。
支持具2,2は、上部斜面2cとそれよりも若
干急傾斜した下部斜面2dとを有し、略V字形断
面をなす支持板2aが形成され、少なくともいず
れか一方の支持具は当該支持板2aの下部斜面2
dの部分に貫通穴2bが穿設されており、前記昇
降部材6aの先端下面に固着した横杆6bの両端
に固着してあり、後述するように吊垂枠4の上部
に設けた支持突起4eを支持板2aで支持するも
のである。
近接スイツチ5は、先端が支持具2の表面と面
一に貫通穴2bに挿入され、支持具2の下部斜面
2dに略直角に配置されて支持具2に設けてあ
り、例えば、磁力によつて接点を開閉し、後述す
るとおり吊垂枠4の支持突起4eが支持具2によ
つて支持されたときに、当該支持突起4eに近接
する位置にあつて、それを確実に感知するととも
に、支持されていた支持突起4eが支持具2から
外されたときにも、それを確実に感知し、信号を
出力させるものである。
吊垂枠4は、被処理物搬送棒4aと、被処理物
搬送棒4aに上端が固着され下端で被処理物を挟
持するクリツプ(詳細な図示は省略)4bと、補
助枠4c等で構成し、被処理物搬送棒4aの両端
に上向きに固着した吊垂片4d,4dの上端に内
向きに突設した支持突起4e,4eを支持具2で
支持され、処理槽Bの上方へ吊り上げられた状態
で搬送される。上記被処理物搬送棒4aは、下部
が後述する吊垂枠受部8の傾斜面8cに合わせた
上広がりのテーパ状断面をなし、支持突起4e,
4eは、下部が支持具2の下部斜面2dに合わせ
た上広がりのテーパ状断面をなし、第3図bに二
点鎖線で示すように受け斜面4fを有している。
そして、支持突起4eが支持具2で支持されたと
きに、当該受け斜面4fに近接スイツチ5の先端
が対向する。
各処理槽の左右上端の前後方向中央には、吊垂
枠受部8が設けてある。吊垂枠受部8は、基板8
a上に傾斜面8cを有するV字形断面の受板8b
が形成され、フオトトランジスター等からなる図
示しないセンサーが取り付けてある。そして、吊
垂枠4は、処理槽B内へ投入されるときには、吊
り降ろされて、被処理物搬送棒4aの両端が吊垂
枠受部8に受けられ支持される。このとき前記セ
ンサーによつて、吊垂枠4が処理槽B内へ投入さ
れたことを感知するようになつている。
次に、本考案の上記実施例に係る被処理物搬送
装置の動作について説明する。
第1図及び第2図において、キヤリヤー1は、
支持具2で吊垂枠4を支持して被処理物3を搬送
し、所定のプログラムに従つて処理槽Bの真上ま
で来て停止する。昇降機構6を作動させ、第1図
において2点鎖線で示すように、吊垂枠4を下降
させて被処理物3と共に処理槽B内に投入し、被
処理物搬送棒4aの両端が吊垂枠受部8に受けら
れ支持された状態からさらに支持突起4eの下方
まで支持具2を下降させて当該支持具2による支
持を解除し、キヤリヤー1を若干後進させて支持
具2の位置を支持突起4eから外した後に昇降機
構6によつて支持具2を上昇させる。この状態で
キヤリヤー1は、定められたプログラムに従つ
て、所定の処理槽の真上より若干手前で停止し、
昇降機構が作動して支持具2を支持突起4eの若
干下方まで下降させ、キヤリヤー1を若干前進さ
せて支持具2を支持突起4eの位置に合わせた後
に、昇降機構6によつて支持具2を上昇させ、支
持具2で支持突起4eを支持して吊垂枠4を被処
理物と共に吊り上げる。この場合、支持突起4e
が支持具2で支持されたのを、近接スイツチ5に
よつて、感知したときには、所定の次の処理を施
すべき処理槽へ当該被処理物を搬送し、その後
は、前記と同様の動作を繰り返し、処理工程を進
めて行く。キヤリヤー1や昇降機構6の誤動作に
より吊垂枠4が吊り上げられなかつたときには、
吊垂枠受部8に設けたセンサーがそれを感知する
ことになつているのであるが、センサー自体が故
障していて感知し得なかつたときにも、支持具2
に取り付けた近接スイツチ5によつて、確実に感
知し、その結果により図示しないコンピユータに
信号を送り、キヤリヤー1の運行を停止させる。
また、前述したように吊垂枠4を処理槽B内に投
入する動作を行う際に、処理槽B内に別の吊垂枠
が残留しているか又は処理槽B上に異物が載つて
いると投入しようとする吊垂枠4がそれらに当た
つて、支持突起4eの支持が解除され、これが近
接スイツチ5で確実に感知されて、前記と同様に
キヤリヤー1は運行を停止する。
なお、本考案に係る被処理物搬送装置は、電解
メツキのみならず化学メツキを行う表面処理装置
にも当然適用できる。
(考案の効果) 本考案は以上のように構成され、支持具のV字
形断面を形成する支持用斜面で吊垂枠上部のV字
形断面を形成する支持突起を支持するので、この
支持が確実で支持し易く、また、支持具に吊垂枠
の支持突起が支持された状態にて近接スツチの先
端が支持用斜面の所定位置で受け斜面に対向して
いるので、該吊垂枠の上部の支持突起が前記支持
具に支持されたこと及び該吊垂枠の上部の支持突
起を前記支持具が支持していたのを解除したこと
をその都度確実に感知確認し、該吊垂枠の上部の
支持突起が前記支持具に支持されていないとき及
び処理槽内に投入しようとする吊垂枠が何物かに
当たつて該吊垂枠の上部の支持突起が前記支持具
から外れたときには、近接スイツチで感知した結
果に基き、キヤリヤーを緊急停止させる等の措置
をとり、重大故障の発生を的確に防止することが
できる表面処理装置用被処理物搬送装置を提供し
得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る表面処理装置用
被処理物搬送装置の要部を示す一部縦断正面図、
第2図は同上の一部縦断側面図、第3図a及びb
は、支持具及び近接スイツチを示すそれぞれ部分
拡大平面図及び部分拡大側断面図である。 1……キヤリヤー、1a……車輪、2……支持
具、2a……支持板、2b……貫通穴、2c……
上部斜面、2d……下部斜面、3……被処理物、
4……吊垂枠、4a……被処理物搬送棒、4b…
…クリツプ、4c……補助枠、4d……吊垂片、
4e……支持突起、4f……受け斜面、5……近
接スイツチ、6……昇降機構、6a……昇降部
材、6b……横杆、7……レール、8……吊垂枠
受部、8a……基板、8b……受板、8c……傾
斜面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数の処理槽間を移動して被処理物を搬送する
    キヤリヤーと、該キヤリヤーに取付けた昇降自在
    な支持具と、該支持具に上部を支持され前記被処
    理物を吊垂する吊垂枠とを備えた表面処理装置用
    被処理物搬送装置において、前記支持具には略V
    字形断面を形成する支持用斜面を備え、前記吊垂
    枠の上部には前記支持用斜面に対応するV字形断
    面を形成し該支持用斜面の支持を受ける受け斜面
    を有する支持突起を備え、前記支持具に前記吊垂
    枠の支持突起が支持された状態で前記支持用斜面
    の所定位置で前記受け斜面に先端が対向し該支持
    突起の支持及びその外れを感知する近接スイツチ
    を設けたことを特徴とする表面処理装置用被処理
    物搬送装置。
JP1986091331U 1986-06-17 1986-06-17 Expired JPH0421831Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986091331U JPH0421831Y2 (ja) 1986-06-17 1986-06-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986091331U JPH0421831Y2 (ja) 1986-06-17 1986-06-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62203270U JPS62203270U (ja) 1987-12-25
JPH0421831Y2 true JPH0421831Y2 (ja) 1992-05-19

Family

ID=30952018

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986091331U Expired JPH0421831Y2 (ja) 1986-06-17 1986-06-17

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0421831Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102009049905A1 (de) * 2009-10-12 2011-04-14 Gebr. Schmid Gmbh & Co. Halteeinrichtung für dünne flächige Substrate

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5731969Y2 (ja) * 1974-02-20 1982-07-14

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62203270U (ja) 1987-12-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108082927A (zh) 冷凝器自动检测拆垛装置
CN108213945B (zh) 仪表自动化生产线
JPH0421831Y2 (ja)
KR930007778A (ko) 반송 장치
CN107984222B (zh) 仪表自动化快装线
JP3853093B2 (ja) 自動洗浄装置の搬送機構
JPH08198582A (ja) 加工ラインにおける形鋼材の搬送装置
DE59707608D1 (de) Vorrichtung zum automatischen beladen von werkstückpaletten
JP2004203583A (ja) 高圧ガス容器のハンドリング装置
JPH0719695Y2 (ja) 平面研削盤に於るパレットクランプ装置
KR0164163B1 (ko) Vtr용 하부드럼가공기의 미가공드럼공급 및 가공드럼반출용 보좌장치
TWI830007B (zh) 夾持裝置、搬運車及搬運方法
JPH10167483A (ja) シート供給装置
JPS62211219A (ja) 搬送装置
JPH04109929U (ja) 表面処理装置におけるハンガー搬送装置
KR920005346B1 (ko) 웨이퍼 이송방식
JPH05261610A (ja) プリント基板の穴あけ方法
JPH0964593A (ja) 基板の搬送装置
JPH06135681A (ja) コイル搬送装置
JP2006044878A (ja) フォークリフト
JPS5855087Y2 (ja) 荷浮上防止装置付きトロリ−コンベヤ
JPH0435302Y2 (ja)
JPS5973241A (ja) パレツトの位置決め方法及びその装置
JPH05162984A (ja) 昇降搬送装置の昇降レール位置決め装置
KR940008648Y1 (ko) 자동삽입기의 오삽기판 자동적재장치