JPH04217775A - 恒温高湿度庫の内箱シール装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は恒温高湿度を維持させる
内箱構造において、内箱の継ぎ目部の密閉シールを行う
恒温高湿度庫の内箱シール装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、高湿度を必要とする冷蔵保存食品
の高鮮度に対する要望が増えるに伴い、高湿度維持を目
的に内箱内の密閉構造技術が要望されている。

【０００３】以下、図面を参照しながら上述した従来の
恒温高湿度庫の内箱シール装置について説明を行う。

【０００４】図３，図４は従来の恒温高湿度庫の内箱シ
ール装置を示す。図３において、１は前面が開放された
断熱箱体より成る恒温高湿度庫本体キャビネット、２は
断熱体を有する扉である。本体キャビネット１の天井上
部には圧縮機３、凝縮器４を配設し、本体キャビネット
１の庫内天井部に冷却器５を配設し、冷却器５の近傍に
冷却器用電動機６と冷却器用ファン７を備えている。

【０００５】８は内箱で、天面壁８ａ，背面壁８ｂ，両
側面壁８ｃ，底面壁８ｄで分割され構成したものを、保
持板９により本体キャビネット１内壁と一定の空間を保
ち固定している。内箱８の各壁面８ａ，８ｂ，８ｃ，８
ｄ間にはシールシート１０を挟持させ接合させている。 また図３中の矢印は、冷気の流れを示している。

【０００６】以上のように構成された恒温高湿度庫の内
箱シール構造について、以下図３，図４を用いて、その
動作を説明する。まず圧縮機３，凝縮器４，冷却器５を
有する冷却装置により発生させた冷気は、本体キャビネ
ット１内壁と内箱８の各壁面８ａ，８ｂ，８ｃ，８ｄ間
をシールシート１０で挟持接合させ密閉した内箱８の空
間を前記冷却器用ファン７により強制的に天井部より側
面壁８ｃを通り底面へ、そして再び天井面へ送風される
。冷却器用ファン７による、冷気の均一な送風により、
シールシート１０で密閉した、内箱８の外面より庫内を
冷却するため、内箱８内の空気は冷却器５を通過するこ
となく除湿されずに冷却される。結果として内箱８庫内
は高湿度に保たれる。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、内箱８の歪及び保持板９取付時の寸法バ
ラツキにより内箱８の各壁面８ａ，８ｂ，８ｃ，８ｄ間
に隙を発生させ、シールシート１０を挟持させているに
もかかわらず内箱８内を密閉できないという課題を有し
ていた。

【０００８】本発明は上記課題に鑑み、内箱の壁面間の
継ぎ目部が、収納物の荷重、内箱取付時の寸法バラツキ
等変形歪による隙を発生させることなく、フレキシブル
に隙を密閉させる恒温高湿度庫の内箱シール装置を提供
するものである。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の恒温高湿度庫の内箱シール装置は、圧縮機
と凝縮器と冷却器とを備え、前記冷却器には冷却器用電
動機と冷却器用ファンとを備えた断熱箱体から成る恒温
高湿度庫本体キャビネットと、前記本体キャビネットと
一定の空間を保ち配設した複数の壁面に分割された組合
せ式内箱と、前記内箱の壁面間の継ぎ目部に複数のヒレ
を持つ軟質塩化ビニル等柔軟性材料で形成したシール材
とからなるという構成を備えたものである。

【００１０】

【作用】本発明は上記した構成によって、複数の壁面に
分割された組合せ式内箱の壁面間継ぎ目部に備えたシー
ル材の柔軟な複数のヒレが継ぎ目部の端面に密着するの
で、収納物の荷重、内箱取付時の寸法バラツキ等による
変形隙は前記ヒレによりフレキシブルに隙を密閉させる
シール構造をもつ。

【００１１】

【実施例】以下本発明の一実施例の恒温高湿度庫の内箱
シール装置について図面を参照しながら説明する。尚従
来例と同一構成については、同一符号を付し、その詳細
な説明は省略する。

【００１２】図１，図２は本発明の一実施例における恒
温高湿度庫の内箱シール装置を示すもので、図１におい
て、１１は複数のヒレ１２をもつ軟質塩化ビニル等柔軟
性材料で形成したシール材であり、内箱側面壁８ｃの端
部に形成したＵ字状曲げ部１３に挿入され固定される。 １４は底面壁８ｄの端部であり、複数のヒレ１２ａ，１
２ｂ，１２ｃ，１２ｄ，１２ｅ間に挿入し内箱８の壁面
８ａ，８ｂ，８ｃ，８ｄ間の継ぎ目部をフレキシブルに
密着させるシール構成となっている。１５は浮き防止用
保持板である。

【００１３】以上のように構成された恒温高湿度庫の内
箱シール装置について、以下図１，図２を用いてその動
作について説明する。

【００１４】まず内箱側面壁８ｃの端部に形成したＵ字
状曲げ部１３に複数のヒレ１２をもつ柔軟なシール材１
１が挿入され密着固定した後、前記シール材１１のヒレ
１２ａ，１２ｂ，１２ｃ，１２ｄ，１２ｅ間に底面壁８
ｄの端部１４を挿入させることにより各ヒレ１２ａ，１
２ｂ，１２ｃ，１２ｄ，１２ｅが、端部１４に圧接され
フレキシブルに密着シールする。浮き防止用保持板１５
は底面壁８ｄがシール材１１から外れない様に保持させ
る。

【００１５】以上のように本実施例によれば、内箱８の
壁面８ａ，８ｂ，８ｃ，８ｄ間の継ぎ目部は、収納物の
荷重、内箱８取付時の寸法バラツキ等変形歪による隙を
発生させることなく、フレキシブルに隙を密閉できる。

【００１６】

【発明の効果】以上のように本発明は、圧縮機と凝縮器
と冷却器とを備え、前記冷却器には冷却器用電動機と冷
却器用ファンとを備えた断熱箱体から成る恒温高湿度庫
本体キャビネットと、前記本体キャビネットと一定の空
間を保ち配設した複数の壁面に分割された組合せ式内箱
と、前記内箱の壁面間の継ぎ目部に複数のヒレを持つ軟
質塩化ビニル等柔軟性材料で形成したシール材とから構
成されているので、内箱壁面間の継ぎ目部は収納物の荷
重、内箱取付時の寸法バラツキ等変形歪による隙を発生
させることなく、フレキシブルに隙を密閉させる内箱シ
ール装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例における恒温高湿度庫の内箱
シール装置の断面図

【図２】図１で示したシール装置の中央断面図

【図３】
従来の恒温高湿度庫の内箱シール装置の中央断面図

【図４】図３のＡ−Ａ線における断面図

【符号の説明】

１　　　　本体キャビネット ３　　　　圧縮機 ４　　　　凝縮器 ５　　　　冷却器 ６　　　　冷却器用電動機 ７　　　　冷却器用ファン ８　　　　内箱 １１　　　　シール材 １２ａ，１２ｂ，１２ｃ，１２ｄ　　　　ヒレ　　　　

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　圧縮機と凝縮器と冷却器とを備え、前
   記冷却器には冷却器用電動機と冷却器用ファンとを備え
   た断熱箱体から成る恒温高湿度庫本体キャビネットと、
   前記本体キャビネットと一定の空間を保ち配設した複数
   の壁面に分割された組合せ式内箱と、前記内箱の壁面間
   の継ぎ目部に複数のヒレを持つ軟質塩化ビニル等柔軟性
   材料で形成したシール材を備えたことを特徴とする恒温
   高湿度庫の内箱シール装置。