JPH04217755A - 多室型空気調和機 - Google Patents
多室型空気調和機Info
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- JPH04217755A JPH04217755A JP2402787A JP40278790A JPH04217755A JP H04217755 A JPH04217755 A JP H04217755A JP 2402787 A JP2402787 A JP 2402787A JP 40278790 A JP40278790 A JP 40278790A JP H04217755 A JPH04217755 A JP H04217755A
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- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 claims abstract description 35
- 238000004781 supercooling Methods 0.000 claims description 71
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- 238000001816 cooling Methods 0.000 abstract description 17
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 6
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
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- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多室型空気調和機に係わ
り、特に過冷却度の制御に関する。
り、特に過冷却度の制御に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術としては、例えば、冷凍・第
61巻第708号(昭和61年10月号)P1038〜
1045に示されているような多室型空気調和機がある
。
61巻第708号(昭和61年10月号)P1038〜
1045に示されているような多室型空気調和機がある
。
【0003】以下、図4を用いて従来の多室型空気調和
機について説明する。1は多室型空気調和機の室外機で
あり、圧縮機2,四方弁3,室外側熱交換器4,室外側
膨張弁5,室外側ファン6から成っている。
機について説明する。1は多室型空気調和機の室外機で
あり、圧縮機2,四方弁3,室外側熱交換器4,室外側
膨張弁5,室外側ファン6から成っている。
【0004】7a,7bは室内機であり、それぞれ室内
側膨張弁8a,8b、室内側熱交換器9a,9b、室内
側ファン10a,10bから成っている。
側膨張弁8a,8b、室内側熱交換器9a,9b、室内
側ファン10a,10bから成っている。
【0005】そして室外機1と室内機7a,7bは液管
11及びガス管12によって環状に接続され、冷媒回路
13を構成している。
11及びガス管12によって環状に接続され、冷媒回路
13を構成している。
【0006】次に上記構成の多室型空気調和機の動作に
ついて説明する。まず冷房運転時は、圧縮機2で圧縮さ
れた高温高圧ガスは四方弁3を介して室外側熱交換器4
で凝縮し高圧の液冷媒となり、室外側膨張弁5を介して
室内側膨張弁8a,8bで減圧され、室内側熱交換器9
a,9bで室内空気と熱交換して蒸発し低温低圧ガスと
なり、圧縮機2にもどる。
ついて説明する。まず冷房運転時は、圧縮機2で圧縮さ
れた高温高圧ガスは四方弁3を介して室外側熱交換器4
で凝縮し高圧の液冷媒となり、室外側膨張弁5を介して
室内側膨張弁8a,8bで減圧され、室内側熱交換器9
a,9bで室内空気と熱交換して蒸発し低温低圧ガスと
なり、圧縮機2にもどる。
【0007】次に暖房運転時は、圧縮機2で圧縮された
高温高圧ガスは四方弁3を介して室内側熱交換器9a,
9bで室内空気と熱交換して凝縮し高圧の液冷媒となり
、室内側膨張弁8a,8bを介して室外側膨張弁5で減
圧され、室外側熱交換器4で蒸発して低温低圧ガスとな
り、圧縮機2にもどる。
高温高圧ガスは四方弁3を介して室内側熱交換器9a,
9bで室内空気と熱交換して凝縮し高圧の液冷媒となり
、室内側膨張弁8a,8bを介して室外側膨張弁5で減
圧され、室外側熱交換器4で蒸発して低温低圧ガスとな
り、圧縮機2にもどる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、室外機1と室内機7a,7bが高低差を
有して設置された場合、例えば、室外機1が地上に設置
され、室内機7a,7bが8階や9階に設置された場合
には、冷房運転時に液管11内の液冷媒は圧力水頭に相
当する圧力降下を生じるため、室内側膨張弁8a,8b
の上流側でフラッシュガスが発生して冷房能力が低下す
るという課題を有していた。
うな構成では、室外機1と室内機7a,7bが高低差を
有して設置された場合、例えば、室外機1が地上に設置
され、室内機7a,7bが8階や9階に設置された場合
には、冷房運転時に液管11内の液冷媒は圧力水頭に相
当する圧力降下を生じるため、室内側膨張弁8a,8b
の上流側でフラッシュガスが発生して冷房能力が低下す
るという課題を有していた。
【0009】また、高低差の度合によって液冷媒の圧力
降下が異なるため、例えば、室内機7a,7bを1階に
設置した場合と9階に設置した場合では過冷却度が異な
り、同じ容量の室内機7a,7bでも冷房能力が異なる
という課題を有していた。
降下が異なるため、例えば、室内機7a,7bを1階に
設置した場合と9階に設置した場合では過冷却度が異な
り、同じ容量の室内機7a,7bでも冷房能力が異なる
という課題を有していた。
【0010】本発明は上記課題を解決するもので、長配
管時や室外機1と室内機7a,7bに高低差がある場合
にも、冷房運転時の過冷却度を一定に制御し、適正な冷
房能力を確保することができる多室型空気調和機を提供
することを目的とする。
管時や室外機1と室内機7a,7bに高低差がある場合
にも、冷房運転時の過冷却度を一定に制御し、適正な冷
房能力を確保することができる多室型空気調和機を提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の多室型空気調和機は、室外側膨張弁と室内側
膨張弁との間の、室内側膨張弁近傍の液冷媒の過冷却度
を検出する過冷却度検出手段を各室内機に設けている。
に本発明の多室型空気調和機は、室外側膨張弁と室内側
膨張弁との間の、室内側膨張弁近傍の液冷媒の過冷却度
を検出する過冷却度検出手段を各室内機に設けている。
【0012】さらに、室外側膨張弁の上流側と下流側と
をバイパスする液管と、この液管と四方弁と圧縮機の吸
入口との間のガス管とで熱交換を行う液ガス熱交換器と
、過冷却度検出手段からの出力信号と基準過冷却度とを
比較して過冷却度の大小を判定する過冷却度判定手段と
、過冷却度判定手段からの出力信号を基に室外側膨張弁
を駆動させる室外側膨張弁駆動手段とを室外機に設けて
いる。
をバイパスする液管と、この液管と四方弁と圧縮機の吸
入口との間のガス管とで熱交換を行う液ガス熱交換器と
、過冷却度検出手段からの出力信号と基準過冷却度とを
比較して過冷却度の大小を判定する過冷却度判定手段と
、過冷却度判定手段からの出力信号を基に室外側膨張弁
を駆動させる室外側膨張弁駆動手段とを室外機に設けて
いる。
【0013】
【作用】本発明は上記のような構成により、冷房運転時
に過冷却度検出手段で各室内機の過冷却度を検出し、こ
の値と予め定めた基準過冷却度の値とを過冷却度判定手
段で比較して過冷却度が大きいか小さいかを判定する。
に過冷却度検出手段で各室内機の過冷却度を検出し、こ
の値と予め定めた基準過冷却度の値とを過冷却度判定手
段で比較して過冷却度が大きいか小さいかを判定する。
【0014】そしてこの判定を基に室外側膨張弁駆動手
段で室外側膨張弁を開いたり絞ったりして液ガス熱交換
器へ流入する液冷媒の流量を調節して過冷却度を基準過
冷却度以上の一定値に保つことにより、長配管時や室外
機と室内機に高低差がある場合にも、全室内機において
適正な冷房能力を確保することを可能とするものである
。
段で室外側膨張弁を開いたり絞ったりして液ガス熱交換
器へ流入する液冷媒の流量を調節して過冷却度を基準過
冷却度以上の一定値に保つことにより、長配管時や室外
機と室内機に高低差がある場合にも、全室内機において
適正な冷房能力を確保することを可能とするものである
。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。尚、従来と同一部分については同一
符号を付し、その詳細な説明を省略する。
しながら説明する。尚、従来と同一部分については同一
符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0016】図1〜図2において、14は多室型空気調
和機の室外機であり、圧縮機2,四方弁3,室外側熱交
換器4,室外側膨張弁5,室外側ファン6,液ガス熱交
換器15,逆止弁16,制御装置17とから構成されて
いる。
和機の室外機であり、圧縮機2,四方弁3,室外側熱交
換器4,室外側膨張弁5,室外側ファン6,液ガス熱交
換器15,逆止弁16,制御装置17とから構成されて
いる。
【0017】前記液ガス熱交換器15は、前記室外側膨
張弁5の上流側と下流側をバイパスする回路上に位置し
ており、図2に示すような二重管構造であり、内管にガ
ス冷媒を流し(破線矢印)、その周囲にガス冷媒とカウ
ンターフローで液冷媒を流す(実線矢印)ことにより、
液冷媒とガス冷媒との熱交換率を向上させている。
張弁5の上流側と下流側をバイパスする回路上に位置し
ており、図2に示すような二重管構造であり、内管にガ
ス冷媒を流し(破線矢印)、その周囲にガス冷媒とカウ
ンターフローで液冷媒を流す(実線矢印)ことにより、
液冷媒とガス冷媒との熱交換率を向上させている。
【0018】前記制御装置17は、過冷却度判定手段1
8と室外側膨張弁駆動手段19とから構成されている。 前記過冷却度判定手段18は、各室内機で検出した過冷
却度が基準過冷却度より大きいか小さいかを判定するも
のである。前記室外側膨張弁駆動手段19は、前記過冷
却度判定手段18からの出力信号に基づいて前記室外側
膨張弁5を駆動させるものである。
8と室外側膨張弁駆動手段19とから構成されている。 前記過冷却度判定手段18は、各室内機で検出した過冷
却度が基準過冷却度より大きいか小さいかを判定するも
のである。前記室外側膨張弁駆動手段19は、前記過冷
却度判定手段18からの出力信号に基づいて前記室外側
膨張弁5を駆動させるものである。
【0019】20a,20bは室内機であり、室内側膨
張弁8a,8b、室内側熱交換器9a,9b、室内側フ
ァン10a,10b、過冷却度検出手段21a,21b
とから構成されている。前記過冷却度検出手段21a,
21bは、圧力センサ22a,22b、サーミスタ23
a,23b、過冷却度計算用マイコン24a,24bと
から構成されている。
張弁8a,8b、室内側熱交換器9a,9b、室内側フ
ァン10a,10b、過冷却度検出手段21a,21b
とから構成されている。前記過冷却度検出手段21a,
21bは、圧力センサ22a,22b、サーミスタ23
a,23b、過冷却度計算用マイコン24a,24bと
から構成されている。
【0020】前記圧力センサ22a,22bは、前記室
外側膨張弁5と前記室内側膨張弁8a,8bとの間の前
記室内側膨張弁8a,8b近傍に取り付けられている。 前記サーミスタ23a,23bは、前記圧力センサ22
a,22bとほぼ同じ位置に取り付けられている。
外側膨張弁5と前記室内側膨張弁8a,8bとの間の前
記室内側膨張弁8a,8b近傍に取り付けられている。 前記サーミスタ23a,23bは、前記圧力センサ22
a,22bとほぼ同じ位置に取り付けられている。
【0021】前記過冷却度計算用マイコン24a,24
bは、前記圧力センサ22a,22bで計測した圧力か
ら冷媒の飽和温度を割り出し、この飽和温度と前記サー
ミスタ23a,23bで計測した冷媒温度との差、(冷
媒温度−飽和温度)を計算し、この値を過冷却度として
前記制御装置17に送信するものである。
bは、前記圧力センサ22a,22bで計測した圧力か
ら冷媒の飽和温度を割り出し、この飽和温度と前記サー
ミスタ23a,23bで計測した冷媒温度との差、(冷
媒温度−飽和温度)を計算し、この値を過冷却度として
前記制御装置17に送信するものである。
【0022】以上のように構成された多室型空気調和機
について、以下その動作を説明する。
について、以下その動作を説明する。
【0023】まず冷房運転時の冷媒の液れは、前記圧縮
機2で圧縮された高温高圧ガスが前記四方弁3を介して
前記室外側熱交換器4で凝縮されて高圧の液冷媒となり
、前記室外側膨張弁5と前記液ガス熱交換器15に分流
される。
機2で圧縮された高温高圧ガスが前記四方弁3を介して
前記室外側熱交換器4で凝縮されて高圧の液冷媒となり
、前記室外側膨張弁5と前記液ガス熱交換器15に分流
される。
【0024】このとき、前記液ガス熱交換器15を通過
する液冷媒はガス管12内のガス冷媒と熱交換して冷却
された後、前記逆止弁16を介して液管11と合流し、
前記室内機20a,20bに流れ込む。
する液冷媒はガス管12内のガス冷媒と熱交換して冷却
された後、前記逆止弁16を介して液管11と合流し、
前記室内機20a,20bに流れ込む。
【0025】そして、前記室内側膨張弁8a,8bで減
圧され、前記室内側熱交換器9a,9bで室内空気と熱
交換して低温低圧ガスとなり、前記圧縮機2にもどる。
圧され、前記室内側熱交換器9a,9bで室内空気と熱
交換して低温低圧ガスとなり、前記圧縮機2にもどる。
【0026】このときの過冷却度制御について図3のフ
ローチャートを用いて説明する。まず(ステップ25)
で冷房運転であることを判断して(ステップ26)へ進
む。(ステップ26)は前記過冷却度検出手段21a,
21bであり、 室内機20aの過冷却度=T1(℃) 室内機20bの過冷却度=T2(℃) を検出した後、(ステップ27)に進む。
ローチャートを用いて説明する。まず(ステップ25)
で冷房運転であることを判断して(ステップ26)へ進
む。(ステップ26)は前記過冷却度検出手段21a,
21bであり、 室内機20aの過冷却度=T1(℃) 室内機20bの過冷却度=T2(℃) を検出した後、(ステップ27)に進む。
【0027】(ステップ27)は前記過冷却度判定手段
18であり、(ステップ26)で検出した過冷却度T1
,T2と予め定めておいた基準過冷却度TBとの比較を
行い、 T1≧TB AND T2≧TB ならば、つまり、T1とT2の両方ともTB以上である
ならば、(ステップ28) へ進む。
18であり、(ステップ26)で検出した過冷却度T1
,T2と予め定めておいた基準過冷却度TBとの比較を
行い、 T1≧TB AND T2≧TB ならば、つまり、T1とT2の両方ともTB以上である
ならば、(ステップ28) へ進む。
【0028】(ステップ28)も前記過冷却度判定手段
18であり、過冷却度T1,T2と基準過冷却度TBと
の比較を行い、 T1=TB OR T2=TB ならば、つまり、T1とT2のどちらか一方がTBと等
しいならば、室外側膨張弁 の開度は変化させない。
18であり、過冷却度T1,T2と基準過冷却度TBと
の比較を行い、 T1=TB OR T2=TB ならば、つまり、T1とT2のどちらか一方がTBと等
しいならば、室外側膨張弁 の開度は変化させない。
【0029】もし、(ステップ28)で、T1=TB
OR T2=TB でないならば、過冷却度T1,T2の両方が基準過冷却
度TBより大きいことであ り、(ステップ30)へ進
んで前記室外側膨張弁駆動手段19で前記室外側膨張弁
5を開いて、前記液ガス熱交換器15へ流入する冷媒流
量を減少させて、過冷却度が小さくなるように制御する
。
OR T2=TB でないならば、過冷却度T1,T2の両方が基準過冷却
度TBより大きいことであ り、(ステップ30)へ進
んで前記室外側膨張弁駆動手段19で前記室外側膨張弁
5を開いて、前記液ガス熱交換器15へ流入する冷媒流
量を減少させて、過冷却度が小さくなるように制御する
。
【0030】もし、(ステップ27)で、T1≧TB
AND T2≧TB でないならば、過冷却度T1,T2のどちらか一方か、
あるいは両方が基準過冷却度TBより小さいことであり
、(ステップ29)へ進んで前記室外側膨張弁駆動 手
段19で前記室外側膨張弁5を絞って、前記液ガス熱交
換器15へ流入する冷媒流量を増加させて、過冷却度が
大きくなるように制御する。
AND T2≧TB でないならば、過冷却度T1,T2のどちらか一方か、
あるいは両方が基準過冷却度TBより小さいことであり
、(ステップ29)へ進んで前記室外側膨張弁駆動 手
段19で前記室外側膨張弁5を絞って、前記液ガス熱交
換器15へ流入する冷媒流量を増加させて、過冷却度が
大きくなるように制御する。
【0031】以上の(ステップ25)から(ステップ3
0)を繰り返すことにより、前記室内機20a,20b
の過冷却度T1,T2を基準過冷却度TB以上の一定値
に保つ ように制御する。
0)を繰り返すことにより、前記室内機20a,20b
の過冷却度T1,T2を基準過冷却度TB以上の一定値
に保つ ように制御する。
【0032】次に暖房運転時の冷媒の流れは、前記圧縮
機2で圧縮された高温高圧ガスは前記四方弁3を介して
前記室内側熱交換器9a,9bで室内空気と熱交換して
凝縮し高圧の液冷媒となり、前記室内側膨張弁8a,8
bを介して前記室外側膨張弁5で減圧され、前記室外側
熱交換器4で蒸発して低温低圧ガスになり、前記圧縮機
2にもどる。
機2で圧縮された高温高圧ガスは前記四方弁3を介して
前記室内側熱交換器9a,9bで室内空気と熱交換して
凝縮し高圧の液冷媒となり、前記室内側膨張弁8a,8
bを介して前記室外側膨張弁5で減圧され、前記室外側
熱交換器4で蒸発して低温低圧ガスになり、前記圧縮機
2にもどる。
【0033】このとき、凝縮器の作用をする前記室内側
熱交換器9a,9bは前記室外側熱交換器4より能力が
大きいので、暖房運転時はもともと過冷却度が20〜3
0℃と大きく、前記液ガス熱交換器15に冷媒を循環さ
せる必要がなく、冷媒を循環させると前記室外側膨張弁
5による減圧作用が得られず、暖房能力が低下してしま
う。それで、前記逆止弁16によって冷媒が前記液ガス
熱交換器15に流入しないようにしてある。
熱交換器9a,9bは前記室外側熱交換器4より能力が
大きいので、暖房運転時はもともと過冷却度が20〜3
0℃と大きく、前記液ガス熱交換器15に冷媒を循環さ
せる必要がなく、冷媒を循環させると前記室外側膨張弁
5による減圧作用が得られず、暖房能力が低下してしま
う。それで、前記逆止弁16によって冷媒が前記液ガス
熱交換器15に流入しないようにしてある。
【0034】暖房運転時の前記室外側膨張弁の制御は、
図3のフローチャートに示すように、(ステップ25)
で暖房運転であることを判断し、(ステップ31)に進
んで、過冷却度制御とは全く関係なく従来の技術と同様
の暖房時の制御を行う。
図3のフローチャートに示すように、(ステップ25)
で暖房運転であることを判断し、(ステップ31)に進
んで、過冷却度制御とは全く関係なく従来の技術と同様
の暖房時の制御を行う。
【0035】上記実施例によれば、冷房運転時には前記
過冷却度検出手段21a,21bで前記室内機20a,
20bの過冷却度を検出して、前記過冷却度判定手段1
8で前記過冷却度が予め定めた基準過冷却度より大きい
か小さいか判定する。
過冷却度検出手段21a,21bで前記室内機20a,
20bの過冷却度を検出して、前記過冷却度判定手段1
8で前記過冷却度が予め定めた基準過冷却度より大きい
か小さいか判定する。
【0036】そして、その結果に応じて前記室外側膨張
弁駆動手段19で前記室外側膨張弁5の開度を変えて前
記液ガス熱交換器15に流入する冷媒流量を制御するこ
とにより、長配管時や室外機と室内機に高低差がある場
合にも過冷却度を基準過冷却度以上の一定値に制御して
適正な冷房能力を確保することができる。
弁駆動手段19で前記室外側膨張弁5の開度を変えて前
記液ガス熱交換器15に流入する冷媒流量を制御するこ
とにより、長配管時や室外機と室内機に高低差がある場
合にも過冷却度を基準過冷却度以上の一定値に制御して
適正な冷房能力を確保することができる。
【0037】また、暖房運転時には前記逆止弁16で冷
媒が前記液ガス熱交換器15へ流入して、前記室外側膨
張弁5をバイパスするのを防ぎ、暖房能力の低下を防止
することができる。
媒が前記液ガス熱交換器15へ流入して、前記室外側膨
張弁5をバイパスするのを防ぎ、暖房能力の低下を防止
することができる。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、室外側膨張弁と室内側膨張弁との間の室内側膨張弁
近傍の液冷媒の過冷却度を検出する過冷却度検出手段を
各室内機に設ける。
は、室外側膨張弁と室内側膨張弁との間の室内側膨張弁
近傍の液冷媒の過冷却度を検出する過冷却度検出手段を
各室内機に設ける。
【0039】さらに、室外側膨張弁の上流側と下流側と
をバイパスする液管と、この液管と前記四方弁と前記圧
縮機の吸入口との間のガス管とで熱交換を行う液ガス熱
交換器と、過冷却度検出手段からの出力信号と基準過冷
却度とを比較して過冷却度の大小を判定する過冷却度判
定手段と、過冷却度判定手段からの出力信号を基に前記
室外側膨張弁を駆動させる室外側膨張弁駆動手段とを前
記室外機に設けるものである。
をバイパスする液管と、この液管と前記四方弁と前記圧
縮機の吸入口との間のガス管とで熱交換を行う液ガス熱
交換器と、過冷却度検出手段からの出力信号と基準過冷
却度とを比較して過冷却度の大小を判定する過冷却度判
定手段と、過冷却度判定手段からの出力信号を基に前記
室外側膨張弁を駆動させる室外側膨張弁駆動手段とを前
記室外機に設けるものである。
【0040】本発明は上記のような構成であるので、冷
房運転時に、長配管時や室外機と室内機に高低差がある
場合等の設置状態に応じて液ガス熱交換器への冷媒循環
量を調節することにより、過冷却度を基準過冷却度以上
の一定値に制御して、全室内機において適正な冷房能力
を確保することが可能である。
房運転時に、長配管時や室外機と室内機に高低差がある
場合等の設置状態に応じて液ガス熱交換器への冷媒循環
量を調節することにより、過冷却度を基準過冷却度以上
の一定値に制御して、全室内機において適正な冷房能力
を確保することが可能である。
【図1】本発明の一実施例における多室型空気調和機の
冷凍サイクル構成図
冷凍サイクル構成図
【図2】本実施例の要部拡大図
【図3】本実施例の過冷却度制御のためのプログラムの
一例を示すフローチャート
一例を示すフローチャート
【図4】従来の多室型空気調和機の冷凍サイクル図
2 圧縮機
3 四方弁
4 室外側熱交換器
5 室外側膨張弁
8a,8b 室内側膨張弁
9a,9b 室内側熱交換器
14 室外機
15 液ガス熱交換器
18 過冷却度判定手段
19 室外側膨張弁駆動手段
20a,20b 室内機
Claims (1)
- 【請求項1】 圧縮機,四方弁,室外側熱交換器,室
外側膨張弁から成る室外機と、室内側熱交換器,室内側
膨張弁から成る複数の室内機を接続して環状の冷媒回路
を構成し、前記室外側膨張弁と前記室内側膨張弁との間
の前記室内側膨張弁近傍の液冷媒の過冷却度を検出する
過冷却度検出手段を各室内機に設けるとともに、前記室
外側膨張弁の上流側と下流側とをバイパスする液管と、
この液管と前記四方弁と前記圧縮機の吸入口との間のガ
ス管とで熱交換を行う液ガス熱交換器と、前記過冷却度
検出手段からの出力信号と基準過冷却度とを比較して過
冷却度の大小を判定する過冷却度判定手段と、前記過冷
却度判定手段からの出力信号を基に前記室外側膨張弁を
駆動させる室外側膨張弁駆動手段とを前記室外機に設け
たことを特徴とする多室型空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2402787A JPH04217755A (ja) | 1990-12-17 | 1990-12-17 | 多室型空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2402787A JPH04217755A (ja) | 1990-12-17 | 1990-12-17 | 多室型空気調和機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04217755A true JPH04217755A (ja) | 1992-08-07 |
Family
ID=18512581
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2402787A Pending JPH04217755A (ja) | 1990-12-17 | 1990-12-17 | 多室型空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04217755A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09229507A (ja) * | 1996-02-22 | 1997-09-05 | Toupure Kk | 空気調和装置 |
JP2007263443A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Mitsubishi Electric Corp | 空気調和装置 |
-
1990
- 1990-12-17 JP JP2402787A patent/JPH04217755A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09229507A (ja) * | 1996-02-22 | 1997-09-05 | Toupure Kk | 空気調和装置 |
JP2007263443A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Mitsubishi Electric Corp | 空気調和装置 |
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