JPH0421735A - アルミニウム系軸受合金 - Google Patents

アルミニウム系軸受合金

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JPH0421735A
JPH0421735A JP2126499A JP12649990A JPH0421735A JP H0421735 A JPH0421735 A JP H0421735A JP 2126499 A JP2126499 A JP 2126499A JP 12649990 A JP12649990 A JP 12649990A JP H0421735 A JPH0421735 A JP H0421735A
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JP
Japan
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weight
powder
billet
mixed
aluminum
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JP2126499A
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English (en)
Inventor
Masahiko Shioda
正彦 塩田
Masaji Arita
有田 正司
Hiroe Okawa
広衛 大川
Takeshi Sakai
坂井 武志
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NDC Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Nippon Dia Clevite Co Ltd
Original Assignee
NDC Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Nippon Dia Clevite Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の目的】
(座業上の利用分野) 本発明は、自動車、工作機械、農業機械等の各種機械装
置の構造部材として使用される軸受類や摺動部材類その
ものないしはそれらの素材として適する軸受台金に関し
、とくに銅系の軸受材料に比べて軽量であってしかも耐
疲労性9表面性能にすぐれたアルミニウム系の軸受台金
に関するものである。 (従来の技術) 従来、すべり軸受の素材として用いられる合金には、C
u−Pb系、バビー、ト系等が使用目的などに応じて使
用されているが、近年、とくに内燃機関用の軸受台金と
しては、耐熱耐摩耗性、耐腐食性、耐疲労性等の点から
アルミニウム系の軸受台金が注目されている。なかでも
、Al−3n系、An−3n−Pb系の軸受台金は上記
性能の点で他の材質のものに比べてかなりすぐれている
ため、最近に至り急速にその使用量が増加している。 しかしながら、内燃機関の小型化による軸受幅の縮小、
高出力化に伴う軸受負荷の増大等の内燃機関の高性能化
により、軸受に課せられる要求はさらに強まり、とりわ
け耐疲労性の面、すなわち軸受台金の亀裂あるいは鋼裏
金からの局部的剥離を抑制すべく改善が望まれているの
が現状である。 このような内燃機関の高性能化に対応できるアルミニウ
ム系の軸受台金の一例として、本発明者らは特開昭62
−130253号公報に示すようなAn−Pb−5n系
のアトマイズ合金粉末に押出加工を加えることにより、
高い疲労強度と優れた潤滑性とを合わせ持たせた新しい
タイプの軸受合金を開発した。 このアルミニウム系の軸受台金は、Anを主成分とし、
潤滑成分としてPb、Sn、In。 Sb、Biよりなる群から選ばれた1種以上の金属をA
fマトリックスに対する断面積比で0.04超過0.0
7以下、硬質成分としてSiを同じく断面積比で0.0
1以上0.17以下、強化成分としてCu、Cr、Mg
、Mn、Ni 。 Zn 、Feよりなる群から選ばれた1s以上の金属を
0.2〜5.0重量%、必要に応じて微細化成分として
Ti 、B、Zr、V、Ga、REM(Sc、Yを含む
希土類元素の1種以上)よりなる群から選ばれた1種以
上の金属を全合金に対して0.O1〜3.0重量%含み
、均一微細に分散した潤滑成分の大きさが8μm以下で
ある合金粉末から成形したビレットを押出比10以上で
押出醪形j、τ膚41.A(1711〜、7+ス山Lヂ
会散したSi粒子の大きさが12μm以下、とくに望ま
しくは6〜12μm、常温での引張強さが12 k g
 f 7mm2以上、常温での伸びが11%以上である
ことを特徴としており、アルミニウム系の軸受台金その
ものとして使用したり、該軸受台金を鋼板等と直接、あ
るいはAll、Ni等の密着層を介して接合した軸受と
して使用したりすることを特徴としているものである。 また、特に耐焼付性が要求される場合に用いる合金とし
て、特開平2−47232号に記載されているようなA
M−Pb−5n系のアトマイズ合金粉末と単独の純Pb
粉末との混合粉末に押出加工を加えた軸受台金も開発し
た。 このアルミニウム系軸受合金は、Alを主成分とし、潤
滑成分としてPbを3〜15重量%。 Snを5重量%以下、硬質成分としてSiを1〜12重
量%、強化成分としてCu、Cr、Mg。 Mn、Ni、Zn、Feのうちから選ばれる1種または
2種以上の金属を0.2〜5.0重量%、Jソ、事り一
間V−イ鳥幻ル庄ムレ1〜甲: b り−V、Ga、R
EMのうちから選ばれる1Mtたl;2種以上の金属を
0.01〜3.0重量%含有したアルミニウム合金粉末
に3〜12重量%のpb粒粉末添加・混合した粉末から
成形したビレットを押出比40以上で押出成形してなり
、A文1トリックス中に分散したSi粒子の大きさガ1
2μm以下、Pb粉末として添加したPb粒7の半数以
上が摺動面において円形度係数[=4π×物体の面81
/(物体の周囲長)2で算出される値]が0.74以上
で分散している構成としたことを特徴としており、特に
高い耐疲労性を要求する部品に用いる場合は、当該摺動
面において平均粒径50μm以下のpb相およびPb合
金相がすべてのpb相およびpb合金相に対して面積率
で85%以上を占めている構成としたことを特徴とする
ものである。 ところで、上述したアルミニウム系の軸受台金において
、その相手材例えば軸の材質が鋳鉄材の場合は、切削加
工時に遊離黒鉛の周囲に微細なばりを生じ、このぼりが
軸受表面を傷つけるおそれがあるため、これを防ぐ意味
から55粒子の大きさをある程度大きくし、この硬いS
i粒子でばりを取り除くようにすることが特に望ましい
。 その場合、上述したアルミニウム系の軸1金は、押出し
後に押出材に対してSi粒の成長を目的とした加熱処理
を施す通常の方法では、Pb 、Snなどの潤滑成分が
表面へしみ出す現象(sweat i ng)を生ずる
問題があったため、本発明者らは下記のように、Si粒
を成長させる方法をとっている。すなわち、 (1)SiをAJI−8〜30重量%5i7)マイズ合
金粉末の形で添加する方法 (2)圧粉成形した押出用ビレットに加熱処理を施す方
法 である。 これらのうち、(1)については、特開昭62−130
253号公報に開示された第2の製造法のように、アル
ミニウム系の軸受台金のうちの潤滑成分1強化成分およ
び微細化成分についてはAl2−潤滑成分(Pb、Sn
、In、Sb、Biの1種以上)−強化成分(Cu、C
r、Mg。 Mn、Ni、Zn、Feの1種以上)−微細化成分(T
i 、B、Zr、V、Ga、REMの1種以上)アトマ
イズ合金粉末の形で、硬質成分についてはSi粒子径が
6〜12uLmであるAJI−8〜30重量%Stアト
マイズ合金粉末の形で用いて前記アルミニウム系軸受合
金の成分範囲になるように両者を混合し、さらに該混合
粉末をビレットに成形した後該ビレットを押出比10以
上で押出成形するようにしていた。 この場合、Al−3tアトマイズ合金粉末に加熱処理を
施してSi粒子を前もって6〜12μmに成長させたも
のを用いるようにしていた。 また、(2)については、特開昭62−235438号
公報に示すように、前記アルミニウム系軸受合金粉末を
圧粉成形し、理論密度比80〜95%のビレットとした
後、350℃〜550℃にて加熱処理を施してSi粒子
を6〜12JLmに成長させ、その後該ビレットを押出
比10以上で押出成形するように1〜でいた。 (発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記2つの方法にもそれぞれ以下のよう
な問題点が残されているという課題があった。 すなわち、(1)については、Al1〜8〜30重量%
St粉末に加熱処理を施すと当該粉末が凝集するおそれ
があること、また成分含有量の異なる2種の合金粉末を
混合して押出し、その押出し温度が200〜400℃と
低く、押出し後の熱処理も行わないため、合金元素の拡
散が不十分であってSt、Snなどの偏析が生じる可能
性があることが問題である。 また、(2)については、上述した(1)の問題点を解
決する方法でもあるが、強化成分をも含む状態で加熱処
理するため、アトマイズ粉末が有する粉末製造時の急冷
効果が少なくなり、粉末の硬さが低下すると共に、押出
成形後の押出材の強度も加熱処理をしない材料に比べて
低いため、特に耐疲労性を要求される軸受として用いる
場合は! jlN [ザ作ス (発明の目的) 本発明は、上記した従来の課題に着目してなされたもの
で、硬質成分としてセラミックス粒子を用いてこれをア
ルミニウム合金粉末中に混合し、この混合粉末をビレッ
トに成形して該ビレットを押出成形することにより、例
えば鋳鉄材を相手材とした場合に従来よりも強度および
摺動特性が共に優れたアルミニウム系軸受合金を提供す
ることを目的としている。
【発明の構成】
(課題を解決するための手段) 本発明に係わるアルミニウム系軸受合金は、Anを主成
分とし、潤滑成分としてpbを3〜15重量%、Snを
5重量%以下、強化成分としてCu、Cr、Mg、Mn
、Nf 、Zn、Fecvうちから選ば9れる1種また
は2種以上の合計を0.2〜5.0重量%、必要に応じ
て微細化成分としてT i* B + Z r + V
 + G a * RE M(Sc、Yを含む希土類元
素の1種以上)のうちから選ばれる1、1!または2種
以上の合計を0.01〜3.0重量%含有したアルミニ
ウム合金粉末に、平均粒径5〜20μmのセラミックス
粒子を1〜12体積%添加争混合した混合粉末から成形
したビレットを押出比10以上で押出成形してなる構成
としたことを特徴としており、また、前記アルミニウム
合金粉末に、前記平均粒径5〜20JLmのセラミック
ス粒子を1〜12体積%添加・混合するほかにPb粉末
を3〜12重量%添加した場合にはこの混合粉末から成
形したビレットを押出比40以上で押出成形してなる構
成としたことを特徴としており、上記のアルミニウム系
軸受合金の構成を前述した従来の課題を解決するための
手段としている。 以下、本発明に係わるアルミニウム系軸受合金の成分お
よび数値の限定理由について説明する。 (I)  まず、アルミニウム合金粉末中に含まれる各
元素について説明する。 (I)−■ Pb:3〜15重量%、Sn:5重量%以
下 PbおよびSnはともに潤滑成分として有効であり、耐
焼付性の点ではSnよりもPbの刀が優れている。 しかし、pbの量が3重量%未満の場合は耐焼付性およ
び異物埋収性が劣り、15重量%を超えるとマトリック
スの疲労強度不足となり、耐荷重性の点で軸受性能を満
足できなくなる。また、アルミニウム合金粉末中のpb
量が12重量%を超えると実用的な溶湯温度域から得ら
れるアトマイズ粉末中のpb相が粗大化、偏析を生じる
ことがあり、押出比を大きくとったときでもこの影響が
あられれることがあるため、より望ましくは12重量%
以下とするのがよい。 他方、Snもpbと同様に潤滑成分として有効であり、
Pbの耐腐食性を改善する効果もある。 しかし、Snが5重量%を超えるとマトリックスの疲労
強度不足となり、押出時には液相となって溶は出し、押
出欠陥を発生させるため5重量%以下とした。 (■)−■ Cu、Cr、Mg、Mn、Ni 。 Zn 、Feのうちから選ばれる1種または2種以上の
合計二0.2〜5.0重量% Cu、Cr、Mg、Mn、Ni、Zn、FeはAnマト
リックスの強度を高めるのに有効な成分である。これら
のうちCuはクリープ強度すなわち高温軟化抵抗を高め
る主要な元素であり、高温摺動下における#疲労性の向
上に寄与する。しかし、0.2重量%未満では上記した
効果が少なく、5.0重量%を超えると針状のCuAf
12化合物が多量に析出して脆くなり、耐疲労性の低下
を招く、また、Cu以外にAMマトリックスの強度を高
める元素として、Cr 、 M g 、 M n 。 Ni、Zn、Feがあり、これらはA交合全展伸材の雄
加元素としてよく使用されるもので、Cuを含むこれら
の元素の1種または2種以上の合計を0.2〜5.0重
量%の範囲で添加する。 (1)−■ Ti、B、Zr、V、Ga。 REM(Y、Scを含む希土類元素の1種または2種以
上)のうちから選ばれる1種または2種以上の合計:0
.01〜3.0重量% Ti 、B、Zr、V、Ga、REMは、A!、L合金
の結晶粒微細化剤として有効であり、本発明の主旨であ
る潤滑成分(軟質物質)の均一微細化を助長するものと
して、必要に応じて0.01重量%以上3.0重量%以
下の範囲で添加することも望ましい。 (II)次に、単独粉末として添加・混合するセラミッ
クス粉末および必要に応じて添加・混合するPb粉末な
らびに押出比について説明する。 (■)−■ 平均粒径5〜20μmのセラミックス粒子
:1〜12体積% セラミ−2クス粒子は硬質成分として添加するものであ
り、Alマトリックス中に分散して、軸受強度の向上お
よび摺動特性の向上に寄与する。特に相手材が鋳鉄の場
合は、切削加工時に遊離黒鉛の周囲に生じた微細なばり
をこのセラミックス粒子が取り除くという効果がある。 しかし、セラミックス粒子の量が1体積%未満では添加
した効果が少なく、12体積%を超えるともろくなり、
加工性を阻害するので1〜12体積%の範囲とした。 また、セラミックス粒子の平均粒径については、5μm
未満であると切削加工時に生じ−る鋳鉄の小さなパリを
取り除く効果が薄れ、また、20ILmを超えると相手
材を傷つけると共に分散の面密度が低下し、耐摩耗性が
低下するので5〜20Jj、mの範囲とするのが良い、
なお、セラミックス粒子としては、SiCなどの炭化物
、AfL203などの酸化物、Si3N4などの窒化物
等の単独ないしは複合添加が可能である。 (II)−■ Pb粉末=3〜12重量%この種のアル
ミニウム系軸受合金において、特に高い耐焼付性を必要
とする場合には、特開平2−47232号のように純p
b粉末を添加・混合することが好ましい、この場合、単
独粉末として含まれるpbは、前記アルミニウム合金粉
末中の潤滑成分と同様に耐焼付性にすぐれ、親油性、耐
腐食性においてもすぐれている。しかし、単独粉末とし
て添加・混合するPb粉末の量が3重量%未満では添加
した効果が少なく、12重量%を超過すると、押出のた
めの加熱時にPbの液相が粉末粒子間にしみ出して押出
性を低下させると共に、pb粉末同士が結びついてpb
相が粗大になるため好ましくない。 なお、単独粉末として添加拳混合するPbの粒径につい
ては、押出加工により分断されて細かくなるが、アルミ
ニウム合金粉末中のpbと同程度に微細にするためには
300メツシユ以下のものを用いることが望ましい。 (IT)〜■ 押出比:10(Pb粉末を添加・混合し
ない場合) :40(Pb粉末を添加・ 混合する場合) 押出比については、Pn粉末を添加・混合しない場合に
おいて、押出比が10未満であると、内部クラックおよ
び押出後の軸受台金素材の表面割れなどの押出欠陥を生
じて実用に供し得るものは出来がたくなるので、押出比
は10以上とするのが望ましい、また、セラミック粒子
のほかにpb粉末を添加・混合する場合の押出比につい
ては、押出比が40未満であると、Pb粉末として添加
したpb粒子が摺動面上で円形に近い形状で分布できな
くなるため、押出比40以上とするのが望ましい、なお
、押出温度についても同じ理由から450℃以下とする
のが望ましい。 (発明の作用) 本発明に係わるアルミニウム系軸受合金は、上述した構
成を有しているので、特に鋳鉄材を相手材とした場合に
強度および摺動特性が共に高い水準をもつものになると
いう作用がもたらされる。 (実施例) 実施例1 重量%で、Pb:9.5%、Sn:3.0%。 Cu:0.75%、Cr:0.5%、残部Anおよび不
純物よりなるアルミニウム合金粉末に、セラミックス粒
子として平均粒径10μmのSiC粉末を5体積%添加
・混合し、該混合粉末を直径100 m m 、長さ1
00mmの円柱形状に2.0tonf/cm2の静水圧
にて冷聞静水圧膚形1〜てビレットとした。 次に、このビレットを380℃にて押出比80で押出加
工して押出成形体を得た。 叉惠■ヱ 実施例1において用いたアルミニウム合金粉末に、−3
50メツシユのPb粉末を6重量%と、セラミックス粒
子として平均粒径10JLmのA又203粉末を5体積
%添加・混合し、該混合粉末を直径100mm、長さ1
00mmの円柱形状に2.0tonf/cm2の静水圧
にて冷間静水圧成形してビレットとした。 次に、このビレットを380℃にて押出比80で押出加
工して押出成形体を得た。 X亙■j 重量%で、Pb:9.5%、Sn:3.0%。 Cu:0.75%、 Cr : 0 、’ 5%、Ti
:0.01%、B:O,95%、残部A文および不純物
よりなるアルミニウム合金粉末に、セラミックス粒子と
して平均粒径10μmのSiC粉末を5体積%添加・混
合し、該混合粉末を直径100mm、長さ100mmの
円柱形状に2.0tonf/cm2の静水圧にて冷間静
水圧成形してビレットとした。 次に、このビレットを
380℃にて押出加工して押出比80で押出成形体を得
た。 実施例4 実施例3において用いたアルミニウム合金粉末に、−3
50メツシユのPb粉末を6重量%と、セラミックス粒
子として平均粒径10μmのA交203粉末を5体積%
添加φ混合し、該混合粉末を直径100mm、長さ10
0mmの円柱形状に2.0tonf/cm2の静水圧に
て冷間静水圧成形してビレットとした。 次に、このビレットを380℃にて押出比80で押出加
工して押出成形体を得た。 比較例1 重量%で、Pb:9.5%、Sn:3.0%。 Si:5.0%、Cu:0.75%、Cr:0.5%、
残部Anおよび不純物よりなるアルミニウム合金粉末を
直径100mm、長さ100mmの円柱形状に2.0t
onf/Cm2の静水圧にて冷間静水圧成形してビレッ
トとした。 次に、このビレットに対し窒素雰囲気中にて530℃×
8時間の加熱処理を施し、その後380℃にて押出比8
0で押出加工して押出成形体を得た。 比較例2 20重量%のStを含み残部Anおよび不純物よりなる
An−20Si合金粉末に530℃で加熱処理を施して
Si粒径を6〜12μmに成長させた。 次いで、実施例1において用いたアルミニウム合金粉末
と前記Al1〜20Si合金粉末を75:25の割合で
混合し、前記混合粉末を直径100mm、長さ100m
mの円柱形状に2.0tonf/Cm2の静水圧にて冷
間静水圧成形してビレットとした。 次に、このビレットを380℃にて押出比80で押出加
工して押出成形体を得た。 1〜1〜虻tM を 実施例1において用いたアルミニウム合仲粉木を直径1
00mm、長さ100mmの円柱形状に2.0tonf
/cm2の静水圧にて冷間静水圧成形してビレットとし
た。 次に、このビレットを380 ’Cにて押出比80で押
出加工して押出成形体を得た。 比較例4 実施例1において用いたアルミニウム合金粉末に、平均
粒径30uLmのSiC粉末を5体積%添加φ混合し、
該混合粉末を直径100mm、長さ100mmの円柱形
状に2.0tonf/cm’の静水圧にて冷間静水圧成
形してビレットとした。 次に、このビレットを380℃にて押 出比80で押出加工して押出成形体を得た。 比較例5 実施例1において用いたアルミニウム合金粉末を、平均
粒径10μmのSiC粉末を20体積%沃輛 、9巨A
 l    i女泪△鉛すル有謬 1  n  n  
m  m  、−ルさ100mmcy)円柱形状に2.
0tonf/Cm2の静水圧にて冷間静水圧成形してビ
レットとした。 次に、このビレットを380℃にて押出比80で押出加
工し加工して押出成形体を得た。 引張試験 実施例1〜4および比較例1〜5の各押出材より引張試
験片を切り出し、常温にて引張試験を行った。 その結果を第1表に示す。 si表 引張試験結果 第1表より明らかなように、硬質成分としてセラミック
ス粒子を含む本発明合金(実施例1〜4)は、硬質成分
としてStを含む比較合金(比較例1,2)よりも高い
引張強さを有している。 摩擦試験 次に、本発明合金の表面性能を調べるために、実施例1
〜4および比較例1〜5の各押出材から試料を切り出し
、第2表および第1図に示す条件で摩擦試験を行った。 その結果を第3表に示す。 第2表 摩擦試験条件 第3表 摩擦試験結果 第3表より明らかなように、硬質粒子としてセラミック
ス粒子を含む本発明合金(実施例1〜4)は硬質成分と
してStを含む比較合金(比較例1,2)よりも優れた
耐焼付性を有している。 また、硬質粒子を含まない比較例3.セラミックス粒子
径が本発明合金よりも大きい比較例4.セラミックス粒
子量が本発明合金よりも多い比較例5の各比較合金は、
本発明合金よりも低い荷重で焼付いていることが認めら
れた。
【発明の効果】
本発明に係わるアルミニウム系軸受合金は、AsLを主
成分とし、潤滑成分としてPbを3〜15重量%、Sn
を5重量%以下、強化成分としてCu、Cr、Mg、M
n、Nj 、Zn、Feのうちから選ばれる1種または
2種以上の合計を0.2〜5.0重量%、必要に応じて
微細化成分としてTi 、E、Zr、V、Ga、REM
のうちから選ばれる1種または2種以上の合計を0.0
1〜3.0重量%含有したアルミニウム合金粉末に、平
均粒径5〜20uLmのセラミックス粒子を1〜12体
積%添加−混合した混合粉末から成形したビレットを押
出比10以上で押出成形してなる構成とし、また、前記
アルミニウム合金粉末に、前記平均粒径5〜20ILm
のセラミックス粒子を1〜12体積%添加・混合するほ
かにPb粉末を3〜12重量%添加・混合した場合には
この混合粉末から成形したビレットを押出比40以上で
押出成形してなる構成としたから、特に鋳鉄材を相手材
とした場合に強度および摺動特性が共に高い水準をもつ
特性の優れた軽量な軸受台金であるという非常に優れた
効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例および比較例において採用した
アルミニウム系軸受合金に対する摩擦試験の際の負荷パ
ターンを示す説明図である。 特許出願人   日産自動車株式会社 特許出願人   工ヌデーシー株式会社代理人弁理士 
 小  塩   豐 峙 間 (分)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)Alを主成分とし、潤滑成分としてPbを3〜1
    5重量%、Snを5重量%以下、強化成分としてCu,
    Cr,Mg,Mn,Ni,Zn,Feのうちから選ばれ
    る1種または2種以上の合計を0.2〜5.0重量%含
    有したアルミニウム合金粉末に、平均粒径5〜20μm
    のセラミックス粒子を1〜12体積%添加・混合した混
    合粉末から成形したビレットを押出比10以上で押出成
    形してなることを特徴とするアルミニウム系軸受合金。
  2. (2)Alを主成分とし、潤滑成分としてPbを3〜1
    5重量%,Snを5重量%以下、強化成分としてCu,
    Cr,Mg,Mn,Ni,Zn,Feのうちから選ばれ
    る1種または2種以上の合計を0.2〜5.0重量%、
    微細化成分としてTi,B,Zr,V,Ga,REMの
    うちから選ばれる1種または2種以上の合計を0.01
    〜3.0重量%含有したアルミニウム合金粉末に、平均
    粒径5〜20μmのセラミックス粒子を1〜12体積%
    添加・混合した混合粉末から成形したビレットを押出比
    10以上で押出成形してなることを特徴とするアルミニ
    ウム系軸受合金。
  3. (3)Alを主成分とし、潤滑成分としてPbを3〜1
    5重量%.Snを5重量%以下、強化成分としてCu,
    Cr,Mg,Mn,Ni,Zn,Feのうちから選ばれ
    る1種または2種以上の合計を0.2〜5.0重量%含
    有したアルミニウム合金粉末に、Pb粉末を3〜12重
    量%と平均粒径5〜20μmのセラミックス粒子を1〜
    12体積%添加・混合した混合粉末から成形したビレッ
    トを押出比40以上で押出成形してなることを特徴とす
    るアルミニウム系軸受合金。
  4. (4)Alを主成分とし、潤滑成分としてPbを3〜1
    5重量%,Snを5重量%以下、強化成分としてCu,
    Cr,Mg,Mn,Ni,Zn,Feのうちから選ばれ
    る1種または2種以上の合計を0.2〜5.0重量%、
    微細化成分としてTi,B,Zr,V,Ga,REMの
    うちから選ばれる1種または2種以上の合計を0.01
    〜3.0重量%含有したアルミニウム合金粉末に、Pb
    粉末を3〜12重量%と平均粒径5〜20μmのセラミ
    ックス粒子を1〜12体積%添加・混合した混合粉末か
    ら成形したビレットを押出比40以上で押出成形してな
    ることを特徴とするアルミニウム系軸受合金。
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