JPH04216686A - 光送信装置 - Google Patents

光送信装置

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JPH04216686A
JPH04216686A JP2411004A JP41100490A JPH04216686A JP H04216686 A JPH04216686 A JP H04216686A JP 2411004 A JP2411004 A JP 2411004A JP 41100490 A JP41100490 A JP 41100490A JP H04216686 A JPH04216686 A JP H04216686A
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modulated
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Masataka Shirosaki
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    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/50Transmitters
    • H04B10/501Structural aspects
    • H04B10/503Laser transmitters
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光送信装置に関する。
【0002】近年、強度変調方式の一つとして、直接位
相変調自己ホモダイン強度変調方式(以下「DPSH−
IM方式」という。)が提案されている(電子情報通信
学会研究会資料 OCS89−29)。DPSH−IM
方式によると、光信号を光ファイバからなる伝送路によ
り伝送したときに、波長分散による歪みが生じにくくな
るが、波長分散による悪影響をさらに生じにくくさせる
ことが要求されている。
【0003】
【従来の技術】DPSH−IM方式は、しきい値電流よ
りも高いバイアス電流が与えられている半導体レーザに
小振幅な変調電流パルスを与え、得られた位相変調光を
1ビット遅延の光干渉器で強度変調光に変換するように
したものである。
【0004】DPSH−IM方式の実施に使用する光送
信装置は、例えば、半導体レーザと、この半導体レーザ
にバイアス電流を供給するバイアス回路と、入力信号に
対応した変調電流パルスを上記バイアス電流に重畳し、
この変調電流パルスによって変動した半導体レーザの発
振周波数の積分値が位相量としてπ又は−πになるよう
にする変調回路と、半導体レーザからの光を強度変調光
に変換する1ビット(1タイムスロット)遅延のマッハ
ツェンダ型光干渉器とを備えて構成される。
【0005】一般に、半導体レーザは、注入電流の変化
に対応してその発振周波数が微小に変化するので、半導
体レーザのしきい値電流よりも高いバイアス電流を与え
ておき、そのバイアス電流に高速で且つ小振幅な変調電
流パルスを重畳することによって、半導体レーザを位相
変調することができる。そして、半導体レーザの発振周
波数と光干渉器の遅延時間差とを適切に設定しておくこ
とによって、位相変調光を強度変調光に変換して、入力
電気信号に対応した、強度変調された信号光を得ること
ができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】DPSH−IM方式に
おいては、半導体レーザの高電流バイアス下での小振幅
変調が可能になるので、波長チャーピングが生じにくく
、波長分散に起因する波形歪みを小さく抑えることがで
きる。しかしながら、さらなる変調速度の高速化及び伝
送距離の長大化を可能にするためには、さらに波長分散
に起因する波形歪みを抑える必要がある。
【0007】そこで、本発明は、波長分散に起因する波
形歪みが極めて生じにくい光送信装置を提供することを
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理ブロ
ック図である。
【0009】本発明の光送信装置は、半導体レーザ2と
、該半導体レーザ2にバイアス電流を供給するバイアス
回路4と、入力信号に対応した変調電流パルスを上記バ
イアス電流に重畳し、該変調電流パルスによって変動し
た上記半導体レーザ2の発振周波数の積分値が位相量と
してπ又は−πになるようにする変調回路6と、上記半
導体レーザ2からの光を強度変調光に変換する、上記変
調電流パルスの1タイムスロットに相当する遅延時間差
を有するマッハツェンダ型光干渉器8と、上記変調電流
パルスの1タイムスロットに相当する周期を有する周期
信号を上記バイアス電流に重畳する周期信号重畳回路1
0とを備えて構成される。
【0010】
【作用】図2は変調電流パルスの波形図の例である。
【0011】IB はバイアス電流であり、その値は半
導体レーザの発振しきい値よりも高く設定される。IS
 は変調電流パルスの振幅であり、その値及び変調電流
パルスのパルス幅は、変調電流パルスによって変動する
半導体レーザの発振周波数の積分値が位相量としてπ又
は−πになるように設定される。尚、図示した波形は、
RZ符号形式が採用されている場合の「0110」につ
いてのものである。
【0012】図3は出力強度波形等の説明図である。 (a)に示すように、図2の変調電流パルスが与えられ
ると、パルス幅に相当する時間だけ半導体レーザの発振
周波数が変化し、変調位相は(c)に示すようにπだけ
変化する。(c)に示した変調位相において、実線で示
される波形はマッハツェンダ型光干渉器で遅延を受けな
い方の光路、破線で示される波形は遅延を受ける方の光
路を通った光についてのものである。マッハツェンダ型
光変調器の遅延時間差及び半導体レーザの発振周波数は
、マッハツェンダ型光干渉器の二つの光路からの変調さ
れないときの光波が逆位相で合波されるように設計され
ているので、出力光の強度は、(d)に示すように、合
波に際しての位相差がπのときにハイレベルとなり、合
波に際しての位相差が0又は2πのときにローレベルと
なる。
【0013】本発明では、変調電流パルスの1タイムス
ロットに相当する周期を有する周期信号を変調電流パル
スとともにバイアス電流に重畳している。(b)はこの
周期信号が正弦波である場合に周期信号によって与えら
れる付加位相を示している。周期信号の周期は変調電流
パルスの周期に一致しているので、つまり、上記付加位
相の1タイムスロット毎の値は等しいので、DPSH−
IM方式の実施に際して、周期信号の重畳は出力光強度
に変化を与えない。
【0014】周期信号として正弦波を用いた場合、周期
信号の生成が容易である。
【0015】本発明によると、周期信号を変調電流パル
スとともにバイアス電流に重畳しているので、波長分散
による波形劣化が生じにくくなる。
【0016】波長分散による波形劣化が周期信号の付加
によって抑制されるという本発明特有の作用は、周期信
号が正弦波である場合には、正弦波の振幅及び位相に応
じてその大きさが異なる。従って、光信号が光伝送路を
通ったときに受ける波長分散の影響(波形劣化)が最小
になるように、正弦波の振幅及び位相が設定されている
ことが望ましい。
【0017】発明者が大型計算機によるシミュレーショ
ンを行ったところ、正弦波による付加位相φを、φ=A
cos(ωt+2πB) とする場合、B≒0.75を満足するときに、本発明の
作用が顕著になることが明らかになった。尚、上式にお
いて、ωは角周波数、tは時間である。
【0018】
【実施例】図4は本発明の望ましい実施例におけるアイ
パターンの例を示す図である。
【0019】この例では、変調電流パルスのデューティ
Trは0.5、上式における定数Aは0.3(ラジアン
)、定数Bは0.75、光伝送路の波長分散係数Dは1
000ps/nmであり、10Gbits/secのR
Z符号形式の変調電流パルスによってNRZ符号形式の
強度変調された信号光を得た場合についてのものである
【0020】図から明らかなように、本実施例によると
、波長分散による波形劣化が極めて小さいことが明らか
である。
【0021】図5は、本実施例における効果を従来技術
と比較するための図であって、周期信号を採用しない場
合におけるDPSH−IM方式によるアイパターンを示
している。
【0022】図4との比較を容易にするために、変調電
流パルスのデューティTr及び波長分散係数Dは実施例
におけるものと同一とし、A=0,B=0の条件のもと
に図4におけるのと同様の信号についてシミュレーショ
ンしたものである。
【0023】この場合、図4に示した実施例と比較して
、波長分散による波形劣化が著しいことが明らかである
【0024】このように、本実施例によると、波長分散
による波形劣化を極めて効果的に抑制することができる
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
DPSH−IM方式が適用される光送信装置において、
変調電流パルスの周期に一致する周期を有する周期信号
を変調電流パルスとともにバイアス電流に重畳するよう
にしているので、波長分散による波形劣化を極めて効果
的に抑制することができるようになるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】変調電流パルスの波形図である。
【図3】出力強度波形等の説明図である。
【図4】本発明の実施例におけるアイパターンを示す図
である。
【図5】従来技術におけるアイパターンを示す図である
【符号の説明】
2  半導体レーザ 4  バイアス回路 6  変調回路 8  マッハツェンダ型光干渉器 10  周期信号重畳回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  半導体レーザ(2) と、該半導体レ
    ーザ(2) にバイアス電流を供給するバイアス回路(
    4) と、入力信号に対応した変調電流パルスを上記バ
    イアス電流に重畳し、該変調電流パルスによって変動し
    た上記半導体レーザ(2) の発振周波数の積分値が位
    相量としてπ又は−πになるようにする変調回路(6)
     と、上記半導体レーザ(2)からの光を強度変調光に
    変換する、上記変調電流パルスの1タイムスロットに相
    当する遅延時間差を有するマッハツェンダ型光干渉器(
    8) と、上記変調電流パルスの1タイムスロットに相
    当する周期を有する周期信号を上記バイアス電流に重畳
    する周期信号重畳回路(10)とを備えたことを特徴と
    する光送信装置。
  2. 【請求項2】  上記周期信号が正弦波であることを特
    徴とする請求項1に記載の光送信装置。
  3. 【請求項3】  光信号が光伝送路を通ったときに受け
    る波長分散の影響が最小になるように上記正弦波の振幅
    及び位相が設定されていることを特徴とする請求項2に
    記載の光送信装置。
  4. 【請求項4】  上記正弦波による付加位相φを、φ=
    Acos(ωt+2πB) とするときに(ωは角周波数、tは時間)、B≒0.7
    5を満足することを特徴とする請求項2又は3に記載の
    光送信装置。
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