JPH04216364A - ディスク装着装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はディスク装着装置に関し
、更に詳細には情報を記録した円盤を回転させてその記
録情報を読み取って再生する際に使用するディスク装着
装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】例えば、ディスク・プレーヤなどにおい
ては信号読み取り時のエラーを少なくするためにディス
クの偏芯回転を押えることが必要である。この偏芯回転
を抑制するにはディスクに設けられた芯出し用穴の内径
の大小に対応する芯出し機構が必要である。

【０００３】図４および図５は従来のこの種のディスク
芯出し機構を示す断面図であり、図４および図５におい
て、２はモータ１のスピンドル、３はディスク４を載置
するターンテーブル、５はディスク４の芯出しのための
斜面５ａを有し、ターンテーブル３上部でスピンドル２
に沿いターンテーブル３に対して上下方向へ移動してデ
ィスク芯出しを行なう芯出し部材、６は芯出し部材５を
ターンテーブル３に対して上方向に付勢するばね、７は
芯出し部材５の上方向への動きを規制する規制部材をそ
れぞれ示している。

【０００４】このように構成された従来のディスク装着
装置によると、ディスク４をターンテーブル３に乗せる
べくその中心に形成された芯出し穴８を芯出し部材５に
合せて配置し、ディスク４を適当な力でターンテーブル
３に押し付ける方向に押し込む。この時、この押し付け
力がばね６の付勢力よりも強ければ、芯出し穴８の内縁
部が芯出し部材５の斜面５ａに接触して該芯出し部材５
を下に押し下げながら芯出し穴８と芯出し部材５との正
確な嵌合がなされ、図５に示されるようにターンテーブ
ル３に装着されることになる。

【０００５】なお、芯出し穴８の内径が大きいディスク
４ａの場合には当該ディスク４ａの芯出し穴は図４に示
されるように芯出し部材５の下部における斜面５ａの位
置で嵌合し、また芯出し穴８の内径が小さいディスク４
ｂの場合には芯出し部材５の上部における斜面５ａの位
置で嵌合して芯出しが行なわれる。芯出し部材５はばね
６の作用力により常にターンテーブル３に対して上方へ
持ち上げられるが、芯出し部材５のこのような動きは規
制部材７によって阻止される。従って、ディスク４がタ
ーンテーブル３に装着されていない状態では芯出し部材
５は規制部材７に当接していることとなる。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】従来のディスク装着装
置は上述したように芯出し部材が上下動するように構成
され、この動きによってディスクの芯出し穴と芯出し部
材とを正確に嵌合させるようにしていたことから、芯出
し部材をスピンドルに対して滑動可能に形成しなければ
ならず、またばねも必要であるなど部品点数の増加，各
部品の製作の困難性，組立て又は部品管理の煩わしさな
ど多くの問題が生じていた。

【０００７】本発明の目的は、かかる従来の問題点を解
決するためになされたもので、部品点数が少なく、製作
組立ても容易で速やかなディスクの芯出しが可能なディ
スク装着装置を提供することにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明のディスク装着装
置は、ディスクを載置するターンテーブルと、該ターン
テーブルと同軸上に配置されて前記ディスクの芯出し用
斜面部を有する傘状の芯出し部材とを含み、該芯出し部
材が前記斜面部に複数のスリットを形成して櫛形形状と
され且つ前記ディスクの装着により前記斜面部が前記デ
ィスクの芯出し穴に嵌合して当接した際径方向内方へ撓
む弾性材料から形成されていることを特徴とする。

【０００９】

【作用】本発明のディスク装着装置によると、ディスク
をターンテーブルに乗せるべくその中心に形成された芯
出し穴を芯出し部材に合せて配置し、ディスクを軽くタ
ーンテーブル上に押し付ける。これにより、ディスクの
芯出し穴内縁部が芯出し部材の斜面部に当接してこれを
内方へ撓ませながら圧入状態で芯出し穴と芯出し部材と
が嵌合し、ディスクは正確な芯出し位置でターンテーブ
ルに装着される。

【００１０】

【実施例】以下、本発明のディスク装着装置を添付図面
に示された実施例について更に詳細に説明する。図１，
図２および図３には本発明の一実施例に係るディスク装
着装置１０が示されている。図１ないし図３において、
符号１，２，３，４は図５に示された従来のディスク装
着装置における構成部分と同じである。符号１１は傘状
の芯出し部材を示し、中心に形成された孔１２にモータ
１のスピンドル２を相対的に挿入して固定されている。 この芯出し部材１１の傘部分１３の外面は斜面部１３ａ
を形成し、該傘部分１３には下端縁から斜面部上端まで
に至るスリット１４が周囲に等間隔に多数形成されてい
る。従って、この傘部分１３は櫛形状を呈している。

【００１１】この芯出し部材１１は全体が弾性材料から
形成されており、しかも傘部分１３は周方向に多数のス
リット１４を設けて櫛形状に形成されているため斜面部
１３ａに押し付け力が作用すると傘部分１３は押圧力の
強い部分で内方へ撓む。従って、ディスク４をターンテ
ーブル３に乗せてセットしようとする時にはディスク４
の芯出し穴８に芯出し部材１１を挿入させるように配置
し、ディスク４を傘部分１３の弾性力に打ち勝つ程度の
力でターンテーブル３上に軽く押し付ける。こりにより
、ディスク４は、その芯出し穴８の内縁部が強く当接す
る傘部分１３を内方へ撓わませながら芯出し部材１１の
斜面部１３ａにおける適正位置に芯出し穴８が嵌合して
正確な芯出し位置に装着される。

【００１２】なお、芯出し穴８の径が大きいディスク４
ａの時は図１に示されるように芯出し部材１１の傘部分
１３下部の斜面部１３ａにおける位置に芯出し穴８が嵌
合し、他方芯出し穴８の径が小さいディスク４ｂでは芯
出し部材１１の傘部分１３上部の斜面部１３ａにおける
位置に芯出し穴８が嵌合して、それぞれ正確な芯出し位
置に装着される。また、ディスク４が芯出し部材１１に
嵌合されていない時は傘部分１３は弾性により元の状態
に復帰されている。

【００１３】

【発明の効果】以上説明したように、本発明のディスク
装着装置によれば、芯出し部材を傘状に形成してその傘
部分に多数のスリットを形成すると共に弾性材料で形成
したことにより、芯出し部材を従来装置のように上下動
させる必要がなくなり、その結果部品点数が少なく構造
を非常に簡素化でき、そのため製作組立ても容易となる
など多大な効果を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例に係るディスク装着装置を示
す断面図である。

【図２】本発明の一実施例に係るディスク装着装置にお
いてディスクをターンテーブルに装着した状態を示す断
面図である。

【図３】本発明の一実施例に係るディスク装着装置を示
す斜視図である。

【図４】従来のディスク装着装置を示す断面図である。

【図５】従来のディスク装着装置においてディスクをタ
ーンテーブルに装着した状態を示す断面図である。

【図６】ディスクの斜視図である。

【符号の説明】

１　　モータ ２　　スピンドル ３　　ターンテーブル ４　　ディスク １０　　ディスク装着装置 １１　　芯出し部材 １３　　傘部分 １３ａ　　斜面部 １４　　スリット

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　ディスクを載置するターンテーブルと
   、該ターンテーブルと同軸上に配置されて前記ディスク
   の芯出し用斜面部を有する傘状の芯出し部材とを含み、
   該芯出し部材が前記斜面部に複数のスリットを形成して
   櫛形形状とされ且つ前記ディスクの装着により前記斜面
   部が前記ディスクの芯出し穴に嵌合して接触した際径方
   向内方へ撓む弾性材料から形成されていることを特徴と
   するディスク装着装置。