JPH04215830A - カチオン性界面活性剤、顔料分散剤および顔料分散液 - Google Patents

カチオン性界面活性剤、顔料分散剤および顔料分散液

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JPH04215830A
JPH04215830A JP3058834A JP5883491A JPH04215830A JP H04215830 A JPH04215830 A JP H04215830A JP 3058834 A JP3058834 A JP 3058834A JP 5883491 A JP5883491 A JP 5883491A JP H04215830 A JPH04215830 A JP H04215830A
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JP
Japan
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pigment
acid ester
pigment dispersion
surfactant
group
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Application number
JP3058834A
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English (en)
Inventor
Yonosuke Kara
柄 洋之輔
Toshio Takei
俊夫 武井
Toshio Tanaka
俊雄 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawamura Institute of Chemical Research
DIC Corp
Original Assignee
Kawamura Institute of Chemical Research
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、易分散化を目的とする
顔料の表面処理或はフタロシアニンやキナクリドン顔料
の様な縮合多環系平面構造を有する有機顔料の顔料分散
剤(シナージスト)合成原料として有用な新規カチオン
性界面活性剤、これを用いてなる顔料分散剤およびこの
分散剤を含む顔料分散液に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】塗料中に於ける顔料の分散性を向上させ
、流動性、発色性を改善することを目的として、水溶性
のスルフォン酸基を有する酸性染料で顔料を被覆し、次
いで、長鎖ジアミン酢酸塩水溶液で処理した顔料を使用
することが、英国特許第1,356,254 号公報に
記載されており、セチルトリメチルアンモニウムクロラ
イドに銅フタロシアニンスルフォン酸ナトリウムを反応
させてフタロシアニン顔料の分散剤を得る方法に就いて
は、英国特許第1,508,576 号公報に述べられ
ている。
【0003】更に、銅フタロシアニンスルフォン酸のト
リエタノールアミン塩に、ジドデシルジメチルアンモニ
ウムクロライドを反応させて得られる抗凝集性フタロシ
アニン誘導体に関しては、西独特許公開公報第2,54
1,483 号、特開昭51−55320 号公報、米
国特許第4,057,436 号公報、英国特許第1,
508,576 号公報に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の例で使用されているカチオン性界面活性剤は、いずれ
も鎖長の短い疎水基を有するものであって、これらから
得られた分散助剤で表面処理した顔料のビヒクル中に於
ける分散安定性は必ずしも充分とは云えず、分散液を貯
蔵中に顔料が沈降分離したり、場合によっては沈降顔料
が再分散不能なハードケーキを形成することがあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、従来技術
の不充分である点に鑑み、各種ビヒクル中での分散安定
性の優れた顔料分散剤の合成原料用カチオン性界面活性
剤、これを用いた顔料分散剤、およびこの顔料分散剤を
含有する顔料分散液を得るべく鋭意研究した結果、第4
級アンモニウム塩からなるカチオン性界面活性剤であっ
て、かつ第4級窒素原子に結合した置換基の少なくとも
1つがカルボン酸エステル基を有するものである界面活
性剤を用いることが、この目的に適合することを見い出
し、本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち、本発明は、第4級アンモニウム
塩からなる高分子カチオン性界面活性剤において、第4
級窒素原子に結合した置換基の少なくとも1つがカルボ
ン酸エステル基を有するものであることを特徴とするカ
チオン性界面活性剤、縮合多環系顔料のスルフォン酸の
第4級アンモニウム塩からなる顔料分散剤において、第
4級窒素原子に結合した置換基の少なくとも1つがカル
ボン酸エステル基を有するものであることを特徴とする
顔料分散剤、縮合多環系顔料と有機溶剤と顔料分散剤と
を含する顔料分散液において、該顔料分散剤が、縮合多
環系顔料のスルフォン酸の第4級アンモニウム塩からな
る顔料分散剤であって、かつ第4級窒素原子に結合した
置換基の少なくとも1つがカルボン酸エステル基を有す
るものであることを特徴とする顔料分散液、該顔料分散
液からなる塗料、 該顔料分散液からなる印刷インキ、および該顔料分散液
からなる塗料又は印刷インキのミル・ベース を提供するものである。
【0007】本発明のカチオン性界面活性剤としては、
第4級窒素原子に結合した置換基の少なくとも1つがカ
ルボン酸エステル基を有する第4級アンモニウム塩であ
ればよいが、なかでも第4級窒素原子に結合した少なく
とも1つの置換基が、カルボン酸エステル基と共にヒド
ロキシル基をも有するもの、或いはカルボン酸エステル
基を2個有するもの、例えばヒドロキシル基含有高級脂
肪酸エステル、好ましくは炭素原子数8〜24のヒドロ
キシル基含有高級脂肪酸エステルにエピハロヒドリンを
開環付加してなる付加体(イ)、或いは当該ヒドロキシ
ル基含有高級脂肪酸エステルを、更にモノハロ酢酸でエ
ステル化してなる付加体(ロ)に、第3級アミンを反応
させて得られる構造の第4級アンモニウム塩が好ましく
、特にヒドロキシル基含有高級脂肪酸エステルとして1
2−ヒドロキシステアリン酸エステルを用いてなる構造
の第4級アンモニウム塩が好ましい。
【0008】上記付加体(イ)、(ロ)は、いずれもカ
ルボニウムイオンを形成し易い活性ハロメチル基を有す
るので、第3級アミンと反応させることによって比較的
容易に第4級アンモニウム塩を得ることができる。
【0009】かかる第4級アンモニウム塩は、顔料分散
剤(シナージスト)合成原料として使用する場合、その
分子量が500〜2000のものがなかでも好ましい。 上記12−ヒドロキシステアリン酸エステルを用いてな
る構造の第4級アンモウム塩を得る方法としては、例え
ば(イ)12−ヒドロキシステアリン酸エステルに、エ
ピハロヒドリン、好ましくは工業的に入手容易なエピク
ロルヒドリンをルイス酸触媒、例えば3フッ化ホウ素、
ジn−ブチル錫オキサイド、オルトチタン酸アルキルエ
ステル、アルミニウムアルコキシド等の存在下に開環附
加せしめてハロメチル基含有付加体を得、或いは(ロ)
当該エステルを、更にそれがが含有するヒドロキシル基
と等モルのモノハロ酢酸で脱水エステル化せしめてハロ
メチル基含有付加体を得、次いで該付加体(イ)或いは
(ロ)に、ヨードカリ、ヨウ化テトラアルキルアンモニ
ウム等の4級化触媒の存在下、各種3級アミンを反応さ
せる方法が挙げられる。
【0010】以下に12−ヒドロキシステアリン酸エス
テルとして12−ヒドロキシステアリン酸n−ブチルア
ルコールとのエステルを、エピハロヒドリンとしてエピ
クロルヒドリンを、更に第3級アミンとしてトリエチル
アミンを用いた場合の反応を反応式(I)および(II
)で示す。
【0011】
【化1】
【0012】
【化2】
【0013】ここで用いる12−ヒドロキシステアリン
酸エステルの製造方法については、従来公知の方法、例
えば12−ヒドロキシステアリン酸と一価アルコールと
を、オルトチタン酸アルキルエステルとかp−トルエン
スルフォン酸等を触媒とし、水と共沸混合物を作る芳香
族炭化水素、例えばトルエンやキシレンと加熱還流し、
生成した水を系外に分離除去するのが好適であり、反応
の進行度合は、例えば酸価の測定から判断される。
【0014】ここで使用する原料の12−ヒドロキシス
テアリン酸としては、水添ヒマシ油の加水分解によって
製造せられる工業薬品グレードのもので実用上支障を来
たすことは無い。反応によって得られる12−ヒドロキ
システアリン酸エステルのヒドロキシル基を定量するに
は、公知の無水酢酸・ピリジン法或は無水フタル酸・ピ
リジン法によるのが有利である。
【0015】また、原料として使用せられる一価アルコ
ールとしては、メチルアルコール、エチルアルコール、
n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n
−ブチルアルコール、 sec−ブチルアルコール、イ
ソブチルアルコール、n−アミルアルコール、イソアミ
ルアルコール、n−ヘキシルアルコール、n−オクチル
アルコール、n−ドデシルアルコール、n−ヘキサデシ
ルアルコール、n−オクタデシルアルコールの様な脂肪
族飽和一価アルコール;アリルアルコール、オレイルア
ルコールの様な脂肪族不飽和一価アルコール;シクロヘ
キサノール、シクロオクタノール、シクロドデカノール
の様な脂肪式一価アルコール;ベンジルアルコール、β
−フェネチルアルコールの様なアリルアルカノール;ポ
リオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレ
ンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエ
ーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルの
様なポリオキシアルキレングリコールエーテル誘導体等
をその例として挙げることが出来、なかでも脂肪族飽和
一価アルコールおよび脂肪族不飽和アルコールが好まし
い。
【0016】次に12−ヒドロキシステアリン酸エステ
ルとエピハロヒドリンとの反応は、例えば12−ヒドロ
キシステアリン酸エステルに適当なルイス酸触媒の存在
下に80〜150℃、好ましくは 100〜120℃で
エピハロヒドリンを開環附加せしめることによって行わ
れる。この場合オキシラン環の開環に伴う反応熱はエピ
ハロヒドリンの滴下速度をコントロールすることにより
調節される。
【0017】この様にして得られたハロメチル基含有付
加体に3級アミンを作用せしめて目的とする第4級アン
モニウム塩からなるカチオン性界面活性剤が合成される
。この反応で使用される3級アミンとしては、例えばト
リメチルアミン、トリエチルアミン、トリn−ブチルア
ミン、ジメチルドデシルアミン、ジメチルヘキサデシル
アミン、ジメチルオクタデシルアミンの様な脂肪族3級
アミン;ジメチルシクロヘキシルアミンの如き脂環式3
級アミン;N−メチルモルフォリンの如きヘテロ環状3
級アミン;ジメチルベンジルアミンの様なアラルキル第
3級アミン等が挙げられ、なかでも脂肪族第3級アミン
が好ましいが、勿論、例示したアミンに限定されるもの
ではない。この第4級アンモニウム塩の生成反応は無溶
媒中でも実施することが可能であるが、通常イソプロピ
ルアルコール、tert−ブチルアルコール、ジメチル
フォルムアミド、ジメチルスルフォキシドの様な極性溶
媒中、常圧或は加圧下に実施され、反応温度は80〜1
50℃、好ましくは90〜110℃であって、反応の進
行度合は系内に残存する3級アミンを測定することによ
って判断され、IRやアミン価の測定により判断するこ
とが出来る。
【0018】本発明のカチオン性界面活性剤を例示すれ
ば、次の様な化合物が挙げられる。
【0019】
【化3】
【0020】
【化4】
【0021】
【化5】
【0022】
【化6】
【0023】
【化7】
【0024】
【化8】
【0025】
【化9】
【0026】
【化10】
【0027】
【化11】
【0028】
【化12】
【0029】
【化13】
【0030】
【化14】
【0031】
【化15】
【0032】
【化16】
【0033】
【化17】
【0034】
【化18】
【0035】
【化19】
【0036】
【化20】
【0037】
【化21】
【0038】
【化22】
【0039】
【化23】
【0040】これらのカチオン性界面活性剤は、例えば
フタロシアニンやキナクリドンの様な縮合多環系顔料の
水可溶性スルフォン酸塩と水媒体中で複分解することに
より、従来公知のカチオン性界面活性剤、例えばジドデ
シルジメチルアンモニウムクロライドから同様の反応に
よって得られる顔料分散剤に比較して、顔料分散として
の性能、例えば流動性、分散安定性、塗膜光沢、色分れ
などの点に於て遥かに優れているという特徴を有する。
【0041】前記構造式(I)で表されるカチオン性界
面活性剤と銅フタロシアニンスルフォン酸のナトリウム
塩との複分解反応は、以下の(III)式で表され、

0042】
【化24】
【0043】また、キナクリドンスルフォン酸のナトリ
ウム塩との複分解反応は、以下の(IV)式で表される
【0044】
【化25】
【0045】本発明のカチオン性界面活性剤を用いれば
、フタロシアニン系顔料やキナクリドン系顔料の分散の
みでなく、例えばインダンスレン系顔料、ペリレン系顔
料、アンスラピリミジン系顔料、ジオキサジン系顔料等
の分散剤も同様に製造することが可能である。
【0046】更にカーミン6Bやウオッチングレッドの
様なレーキ顔料に対しても、改質剤として流動性、光沢
、分散安定性を向上せしめるという特徴を有する。本発
明のカチオン性界面活性剤、なかでも12−ヒドロキシ
ステアリン酸エステル等を用いて得られた界面活性剤か
ら合成された顔料分散剤は、顔料表面に対してπ電子相
互間力に基ずく強固な結合を形成する骨格をアンカー部
分とし、スルフォン酸基に4級窒素のカチオンを介在し
て結合する高分子量の可溶化基連鎖にカルボン酸エステ
ル基を有し、当該グループの電子吸引性及び連鎖ならび
に分岐状の炭化水素連鎖のビヒクルに対する親和性等が
、縮合多環系顔料のビヒクル媒体に対する分散安定化に
有効に機能するものと考えられる。
【0047】更に、4級アンモニウムカチオンとスルフ
ォン酸アニオンの間に働く静電気的引力、可溶化基連鎖
中の水酸基とビヒクルポリマー中のカルボニル基との間
に作用する水素結合等が、顔料の分散安定化に有効に機
能するものと推定せられる。加うるに高度に分岐した可
溶化基は、顔料粒子が分散媒体中に於て凝集するのを妨
げる立体的保護効果に有利に作用し、安定な分散状態を
形成するのは明らかである。
【0048】以上の理由に基づき、本発明のカチオン性
界面活性剤を原料にして合成せられる顔料分散剤は、も
との顔料表面に吸着して安定な分散系を形成し得るが、
特に好適なビヒクルポリマーとしては、油性アルキッド
樹脂、オイル・フリーアルキッド樹脂を挙げることが出
来る。すなわち、ポリマー中のモノマー連結部分が、エ
ステル結合であるポリエステル系樹脂に対し、特に顔料
分散の効果が顕著である。
【0049】油性アルキッド樹脂、オイル・フリーアル
キッド樹脂等のポリエステル系樹脂は、一般に耐候性、
耐薬品性、耐熱性などの点に於て優れた塗料適性を有す
るため、塗料用樹脂に於て重要な部分を占めている。
【0050】特に塗膜の耐候性を重視する高分子量、例
えば数平均分子量で1万以上のポリエステルに於ては、
顔料の極性基と相互作用する官能基の含有率が低いので
、フタロシアニンやキナクリドン顔料の様な非極性有機
顔料の分散媒体としては従来不適当なケースが多かった
【0051】然るに本発明カチオン性界面活性剤から誘
導せられた顔料分散剤を配合して成る顔料分散液は、当
該顔料分散剤が有する可溶化基連鎖に高分子ポリエステ
ル樹脂と独特の親和性を有する官能基を含有するために
、例えば高分子量のオイル・フリーアルキッド樹脂ビヒ
クル中に分散させた場合、高い顔料濃度に於ても分散液
は優れた流動性を示し、チタン白の様な無機顔料との混
合系にあっても異常凝集に基づく色分れ、浮きなどの好
ましくない現象が認められず、貯蔵安定性が優れている
という特徴を有する。更に、塗料用メラミン樹脂を配合
した際に添加する安定剤トリエチルアミンに対する安定
性も優れており、増粘現象がみられないという利点もあ
る。
【0052】顔料分散の非水系塗料を用いて塗装作業を
行う場合、塗料組成物の粘度が高すぎると作業が困難と
なる。作業に適当な粘度を維持するには、かなりの溶剤
を用いて希釈する必要があり、その結果固型分含有率が
低下して充分な被覆効果が期待出来なくなる。
【0053】近年、効率の点から塗装方法としてスプレ
ー塗装が多用されており、特に大規模塗装に於て、この
傾向が顕著である。本発明に係るカチオン性界面活性剤
から製造せられた顔料分散剤(シナージスト)は、この
様な業界の要望に沿うものであり、塗装効率、塗膜品質
の向上や、有機溶剤使用量節減によるコスト・ダウン、
公害抑制に寄与することが出来る点に於て、更に易分散
化にもとずく練肉時間の短縮、エネルギーコストの節減
に寄与することが出来る点に於ても有利である。
【0054】
【実施例】以下に実施例、参考例を挙げて本発明を更に
具体的に説明するが、勿論本発明の主旨とその真意はこ
れらの実施例のみに限定されるものではない。尚、例中
の部および%は、光沢の%を除き、いずれも重量基準で
ある。
【0055】実施例1 工業用12−ヒドロキシステアリン酸〔川研ファインケ
ミカル(株)製:“ヒドロキシステアリン”(商品名)
〕と2−エチルヘキシルアルコールを反応させて得られ
たエステル(水酸基価106.5mgKOH/g)15
8.2gに、3弗化硼素エーテル錯体0.2gを加え、
窒素気流中で110℃に於て撹拌しつつエピクロルヒド
リン27.8gを30分に亘って滴下した。滴下終了後
、120℃に2時間保ち、この中にトリエチルアミン3
0.4gとイソプロピルアルコール(以下、IPAと略
す)47.1gを加え、20時間加熱撹拌して還流させ
て、不揮発分80%の本発明のカチオン性界面活性剤溶
液(A)262.0gを得た。この不揮発分の当量はG
PCで測定した結果、720.6であった。
【0056】実施例2 工業用12−ヒドロキシステアリン酸の2エチルヘキシ
ルエステル(水酸基価106.5mgKOH/g)15
8.1gに、3弗化硼素エーテル錯体0.2gを加え、
窒素気流中で110℃に於て加熱撹拌しつつエピクロル
ヒドリン27.5gを25分間を要して滴下した。滴下
終了後120℃に2時間保ち、ジメチルドデシルアミン
64.0gとIPA62.5gを加え、混合液を20時
間加熱撹拌して還流させて、不揮発分80%の本発明の
カチオン性界面活性剤溶液(B)311.0gを得た。 固型分の当量は832.8であった。
【0057】実施例3 イソステアリルアルコール〔日産石油化学工業(株)製
:商品名“ファインオキソコールR”〕と工業用12−
ヒドロキシステアリン酸の等モルを反応させて得られる
エステル(水酸基価84.5mgKOH/g)132.
8gに、3弗化硼素エーテル錯体0.2gを加え、窒素
気流中で110℃に加熱、撹拌しつつエピクロルヒドリ
ン18.5gを20分に亘って滴下した。滴下終了後1
20℃で2時間撹拌し、次にジメチルドデシルアミン4
2.7gとIPA48.5gを加え、20時間加熱撹拌
して還流させて、不揮発分81%の本発明のカチオン性
界面活性剤溶液(C)237.0gを得た。固型分の当
量は969.9であった。
【0058】実施例4 “エマルゲンR”903〔ポリオキシエチレンノニルフ
ェニルエーテル:花王(株)製商品名:HLB=7.8
〕と工業用12−ヒドロキシステアリン酸の等モルを脱
水して得られるエステル(水酸基価73.2mgKOH
/g)153.3gに、3弗化硼素エーテル錯体0.2
gを加え、窒素気流中で110℃に加熱撹拌しつつエピ
クロルヒドリン18.5gを15分に亘って滴下した。 滴下終了後、120℃で2時間撹拌し、次にジメチルド
デシルアミン42.7gとIPA48.5gを加え、2
0時間加熱撹拌して還流させて、不揮発分80.5%の
本発明のカチオン性界面活性剤溶液(D)238.0g
を得た。この固型分の当量は1072.4であった。
【0059】実施例5 工業用12−ヒドロキシステアリン酸のイソブチルエス
テル(水酸基価104mgKOH/g)135.2gに
、3弗化硼素エーテル錯体0.2gを加え、窒素気流中
で110℃に加熱撹拌しつつエピクロルヒドリン23.
1gを20分に亘って滴下した。滴下終了後、120℃
で2時間撹拌し、次にジメチルヘキサデシルアミン56
.9gとIPA53.8gを加え、19時間加熱撹拌し
て還流させて、不揮発分80%の本発明のカチオン性界
面活性剤溶液(E)265.0gを得た。固型分の当量
は860.6であった。
【0060】実施例6 “エマルゲンR”905〔ポリオキシエチレンノニルフ
ェニルエーテル:花王(株)製商品名:HLB=9.2
〕と工業用12−ヒドロキシステアリン酸の等モルを脱
水して得られるエステル(水酸基価65.3mgKOH
/g)214.8gに、3弗化硼素エーテル錯体0.2
gを加え、窒素気流中で110℃に加熱撹拌しつつエピ
クロルヒドリン23.1gを20分に亘って滴下した。 滴下終了後、120℃で2時間撹拌し、次にジメチルド
デシルアミン53.4g、IPA72.8gを加え、1
8時間加熱撹拌して還流させて、不揮発分81%の本発
明のカチオン性界面活性剤溶液(F)360.0gを得
た。この固型分の当量は1150.6であった。
【0061】実施例7 “エマルゲンR”105〔ポリオキシエチレンラウリル
エーテル:花王(株)製商品名:HLB=9.7〕と工
業用12−ヒドロキシステアリン酸の等モルを脱水して
得られるエステル(水酸基価76.4mgKOH/g)
146.9gに、3弗化硼素エーテル錯体0.2gを加
え、窒素気流中で110℃に加熱撹拌しつつエピクロル
ヒドリン18.5gを15分間に亘って滴下した。滴下
終了後、120℃で2時間撹拌し、次にジメチルドデシ
ルアミン42.7gとIPA52.0gを加え、20時
間加熱撹拌して還流させて、不揮発分80%の本発明の
カチオン性界面活性剤溶液(G)258.0gを得た。 固型分の当量は1040.3であった。
【0062】実施例8 工業用12−ヒドロキシステアリン酸のドデシルエステ
ル(水酸基価106.9mgKOH/g)210.0g
に、3弗化硼素エーテル錯体0.2gを加え、窒素気流
中で110℃に加熱撹拌しながらエピクロルヒドリン3
7.0gを20分に亘って滴下した。滴下終了後、12
0℃で2時間撹拌し、次にトリエチルアミン40.5g
、IPA71.8gを加え、15時間加熱撹拌して還流
し、更にIPA51.4gを追加して5時間加熱還流さ
せて、不揮発分71%の本発明のカチオン性界面活性剤
溶液(H)403.0gを得た。固型分の当量は718
.6であった。
【0063】実施例9 工業用12−ヒドロキシステアリン酸のドデシルエステ
ル(水酸基価106.9mgKOH/g)210.0g
に、3弗化硼素エーテル錯体0.2gを加え、110℃
に加熱撹拌しつつ、窒素気流中でエピクロルヒドリン3
7.0gを20分間に亘って滴下した。滴下終了後、1
20℃で2時間撹拌し、ジメチルドデシルアミン85.
4g、IPA83.1gおよびテトラ−n−ブチルアイ
オダイド〔(nC4H9)4NI 〕O.1gを加え、
16時間加熱撹拌して還流させて不揮発分82%の本発
明のカチオン性界面活性剤溶液(I)405.5gを得
た。 これの当量は830.8であった。
【0064】実施例10 工業用12−ヒドロキシステアリン酸の2−エチルヘキ
シルエステル(水酸基価119mgKOH/g)188
.6gに、3弗化硼素エーテル錯体0.2gを加え、1
10℃に加熱撹拌しつつエピクロルヒドリン37.0g
を20分間に亘って滴下した。滴下終了後、120℃で
2時間撹拌し、ジメチルオクタデシルアミン119.0
g、IPA86.2gおよびテトラエチルアンモニウム
アイオダイド〔(C2H5)4NI 〕0.1gを加え
、18時間加熱撹拌して還流させて、不揮発分80%の
本発明のカチオン性界面活性剤溶液(J)429.0 
gを得た。固型分の当量は862であった。
【0065】尚、上記カチオン性界面活性剤溶液のアミ
ン価は、いずれも5mgKOH/g以下であって、実質
的に反応が完結していることを示した。実施例11スル
フォン酸基の平均置換基数1.1の銅フタロシアニンス
ルフォン酸酸性含水ケーキ(純分16.4%、遊離硫酸
2%含有)80.0g、水700ml およびカセイソ
ーダ2.4gを混合し、80℃に加熱撹拌して溶解させ
た。
【0066】一方、実施例1のカチオン性界面活性剤溶
液(A)19.8gと“エマルゲンR”913〔花王(
株)製:ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル:
HLB=14.5〕1.0gを加熱混合した混合物を6
0℃に加熱した水500ml に撹拌下に徐々に加え、
乳濁液を得た。
【0067】この乳濁液を上記のフタロシアニンスルフ
ォン酸ナトリウム溶液に添加し、75〜80℃で1時間
加熱撹拌した。次に33%酢酸水溶液12gを加え、1
0分間撹拌して冷却し、ヌッチェで吸引濾過し、塩を含
まなくなる迄水洗して100℃で乾燥し、下記構造式で
表される化合物〔顔料分散剤(I)〕27.2gを得た
【0068】
【化26】
【0069】実施例12 実施例11で用いたのと同じ銅フタロシアニンスルフォ
ン酸含水ケーキ120g、水1000mlおよびカセイ
ソーダ3.2gを混合し、80℃に加熱、撹拌して溶解
させた。
【0070】一方、実施例2で得たカチオン性界面活性
剤溶液(B)43.5gおよび“エマルゲン”9131
.0gを加熱混合した混合液を60℃に加熱した水75
0ml中に撹拌しつつ徐々に加えて乳濁液を得た。
【0071】この乳濁液を上記のフタロシアニンスルフ
ォン酸ソーダ溶液に加え、75〜80℃で1時間撹拌し
、33%酢酸水溶液18gを加え、10分撹拌し冷却し
た。反応液を濾過、水洗、100℃で乾燥し、下記構造
式で表される化合物〔顔料分散剤(II)〕47.8g
を得た。
【0072】
【化27】
【0073】実施例13 実施例11で用いたのと同じ銅フタロシアニンスルフォ
ン酸ウェットケーキ80g、水700mlおよびカセイ
ソーダ2.4gを混合し、75℃に加熱撹拌して溶解さ
せた。
【0074】一方、実施例5で得たカチオン性界面活性
剤溶液(E)22.3g、“エマルゲン”913  1
.0gおよび水500mlの混合液を75℃に加熱撹拌
して乳濁液とした。
【0075】この乳濁液を上記のフタロシアニンスルフ
ォン酸ナトリウム溶液に加え、75℃で30分撹拌し、
33%酢酸水溶液18gを加えて10分撹拌し、濾過し
た。ウェットケーキを塩分が無くなる迄水洗し、100
℃で乾燥し、下記構造式で表される化合物〔 顔料分散
剤(III)〕30.0gを得た。
【0076】
【化28】
【0077】実施例14 実施例11で用いたのと同じ銅フタロシアニンスルフォ
ン酸含水ケーキ120.0g、水1000mlおよびカ
セイソーダ3.3gを混合し、70℃に加熱撹拌して溶
液とした。
【0078】一方、実施例8で得たカチオン性界面活性
剤溶液(H)32.9gを“エマルゲン”913  1
.0gと加熱溶解した混合物を60℃に加熱した水50
0mlに撹拌下で徐々に加え、均一な乳濁液を得た。
【0079】この乳濁液を上記の銅フタロシアニンスル
フォン酸ナトリウム水溶液に添加し、75〜80℃で1
時間撹拌して反応を行った。次に33%酢酸水溶液12
gを加え、10分間撹拌し冷却、濾過し、洗液が塩を含
まなくなる迄水洗して100℃で乾燥し、下記構造式で
表される化合物〔顔料分散剤(IV)〕50.8gを得
た。
【0080】
【化29】
【0081】実施例15 銅フタロシアニンスルフォン酸ウェットケーキの代わり
にキナクリドンスルフォン酸ウェットケーキを用いた以
外は実施例13と同様にして、下記構造式で表される化
合物〔顔料分散体(V)〕を得た。
【0082】
【化30】
【0083】実施例16〜19 ■銅フタロシアニン顔料(C.I.ピグメントブルー1
5−3)、■“ベッコライトR”57−206−40〔
大日本インキ化学工業(株)製;オイルフリー・アルキ
ッド樹脂、不揮発分40%)、■“スーパーベッカミン
L−105−60〔大日本インキ化学工業(株)製;メ
チルエーテル化メラミン樹脂、不揮発分60%〕、■シ
ンナー〔“ソルベッソ”−150:イソホロン:ブチル
セロソルブ=7:2:1(重量比)から成る混合溶剤〕
、および■実施例11〜14で得た顔料分散体(I)〜
(IV)を表1に示す組成で配合し、径3mmのガラス
ビーズと共に1時間ペイント・コンディショナーで振盪
分散させて、顔料分散体を得、粘度(25℃)、チキソ
トロピック・インデックス(以下、T.I.と略す)お
よび光沢を測定した。その結果を表1に示す。
【0084】 粘    度:B型粘度計による60回転粘度(cps
.25℃)。 T.I.:B型粘度計による6回転粘度を60回転粘度
で除した値。 光    沢:顔料分散体を100μmのドクターブレ
ードを用いてアート紙に塗布し、140℃で20分間硬
化させたものの60°鏡面反射率(%)。
【0085】比較例1 顔料分散剤(I)の配合を省略し、表1に示す組成で各
成分を配合した以外は実施例16と同様にして顔料分散
体を得、次いで同様にして粘度、T.I.および光沢を
測定した。その結果を表1に示す。
【0086】比較例2〜4 顔料分散剤(I)の代わりに“ Solsperse”
−5000(I.C.I社製銅フタロシアニン系顔料分
散剤)、CuPc−CH2N(CH3)2( CuPc
 は銅フタロシアニン残基を示す。以下同様。)又はC
uPc−SO2NH(CH2)3N(C2H5)を用い
た以外は実施例16と同様にして顔料分散体を得、次い
で同様にして、粘度、T.I.および光沢を測定した。 その結果を表1に示す。
【0087】実施例20 銅フタロシアニン顔料の代わりにキナクリドン顔料(C
.I.ピグメントバイオレット19)、顔料分散剤(I
)の代わりに実施例15で得た顔料分散剤(V)を用い
た以外は実施例16と同様にして顔料分散体を得、次い
で同様にして粘度およびT.I.を測定した。その結果
を表1に示す。
【0088】比較例5 顔料分散剤(V)の配合を省略し、表1に示す組成で各
成分を配合した以外は実施例20と同様にして顔料分散
体を得、次いで同様にして粘度およびT.I.を測定し
た。その結果を表1に示す。
【0089】
【表1】
【0090】実施例21〜24および比較例6〜9ルチ
ル型チタン白JR−701〔帝国化工(株)製〕40部
、“ベッコライト”57−206−40  40部、“
スーパーベッカミン”L−105−60  10部およ
び実施例16で用いたシンナー20部を、径3mmのガ
ラスビーズと共にペイントコンディショナーで1時間振
盪して解膠、分散させ白エナメルを作成した。
【0091】この白エナメル各々20部に対し、実施例
16〜19又は比較例1〜4で得た銅フタロシアニン分
散体の各々2部とシンナー2部とを加え、TKホモディ
スパーを用い2000rpmで2分間強力に撹拌、混合
し、混合塗料を得た。この混合塗料を100μmのドク
ターブレードでアート紙上に塗布し、3分間放置後塗膜
を指先で軽く擦って、表面と下部の色相の相違(色分れ
)を観察した。
【0092】その結果、実施例16〜19で得た銅フタ
ロシアニン分散体を用いた実施例21〜24の混合塗料
は全く色分れが認められなかったが、比較例1〜4で得
た銅フタロシアニン分散体を用いた比較例6〜9の混合
塗料はいずれも顕著な色分れが認められた。
【0093】実施例25〜28および比較例10〜13
“ラーベン”450〔コロンビアカーボン(株)製カー
ボンブラック〕9部、“ベッコライト”57−206−
40  50部、実施例16で用いたシンナー40部、
および実施例11〜14で得た顔料分散剤(I)〜(I
V)又はCuPc−SO2NH(CH2)3N(C2H
5)2夫々1部を配合し、径3mmのガラスビーズ10
0部と共にペイントコンディショナーで1時間振盪、解
膠してカーボンブラック分散液を調製した。この様にし
て得られたそれぞれのカーボンブラック分散液2部と実
施例21で得た白エナメル20部をとり、TKホモティ
スパーで2000rpmで2分間強力撹拌混合し、混合
塗料を得た。この混合塗料を100μmのドクターブレ
ードを使用し、アート紙上に塗布して3分後に塗膜を指
先で軽く擦って表面の色と擦った部分の色の差をみたと
ころ、顔料分散剤(I)〜(IV)を用いた混合塗料は
色分れが全くみられなかったが、CuPc−SO2NH
(CH2)3N(C2H5)2 を用いた混合塗料は顕
著な色分れが認められた。
【0094】実施例29 工業用12−ヒドロキシステアリン酸の2−エチルヘキ
シルエステル(水酸基価価:119.0mgKOH/g
)145.1gにモノクロロ酢酸28.4g、トルエン
43.4gおよびオルトチタン酸n−ブチル0.1gを
混合し、窒素気流中で150℃で6時間加熱攪拌して還
流させ、デイ−ン・スタ−クトラップ中に5.4gの水
を分離した。
【0095】反応物を30mmHgの減圧下に6時間保
って低沸点物を除去し、淡黄褐色透明な流動性の液状モ
ノクロロ酢酸エステル体166.8gを得た。このモノ
クロロ酢酸エステル体166.0g、N,N−ジメチル
オクタデシルアミン88.2g、IPA63.4gおよ
びヨウ化テトラエチルアンモニウム0.1gを混合し、
15時間加熱攪拌して還流させた。反応の進行と共に内
温は徐々に上昇して当初86℃より還流が始まり、最高
101℃に達した。
【0096】生成物を常温迄冷却し、不揮発分80%の
カチオン性界面活性剤溶液(K)315gを得た。これ
のアミン価は4mgKOH/g、固形分の当量は858
であった。
【0097】実施例30 実施例29で合成したモノクロロ酢酸エステル体157
.0g、N,N−ジメチル−n−ヘキサデシルアミン6
7.4g、IPA56.1gおよびヨウ化テトラエチル
アンモニウム0.1gを混合して用いた以外は実施例2
9と同様にして、不揮発分80%のカチオン性界面活性
剤溶液(L)を得た。これのアミン価は5mgKOH/
g、固形分の当量は829.7であった。
【0098】実施例31 実施例29で合成したモノクロロ酢酸エステル体221
.9g、N,N−ジメチルn−ドデシルアミン84.5
g、IPA76.6gおよびヨウ化テトラエチルアンモ
ニウム0.1gを混合し、14時間に亘って加熱攪拌し
、還流させた。反応液の温度は最高104℃であった。
【0099】淡黄褐色透明な不揮発分80%のカチオン
性界面活性剤溶液(M)379gを得た。これのアミン
価は3mgKOH/g、固形分の当量は773.6であ
った。  実施例32 銅フタロシアニンモノスルフォン酸含水ケ−キ(染料含
有率:16.4%、遊離硫酸分2%を含む)120gを
水1000mlに加え、水酸化ナトリウム3.3gを添
加し、70℃に加熱攪拌して、溶解させた。
【0100】一方、実施例31で得られたカチオン活性
剤31.1gと水500mlの混合溶液を70℃に加熱
し、上記の銅フタロシアニンスルフォン酸ナトリウム溶
液に加え、同温度で3時間攪拌した。次いでこの反応液
に25%酢酸水溶液16gを加えて、30分攪拌した後
、常温に冷却した。
【0101】反応液を吸引濾過し、洗液が中性になる迄
水洗し、得られた含水ケ−キを100℃、30mmHg
の減圧下で恒量になる迄乾燥し、下記構造式で表される
化合物〔顔料分散剤(VI)〕39.7を得た。
【0102】
【化31】
【0103】実施例33 2−エチルヘキシルアルコ−ル65.1g、モノクロロ
酢酸47.3g、トルエン30gおよびオルトチタン酸
n−ブチル0.1gを混合し、窒素気流中で147℃に
4時間加熱攪拌して還流させ、デイ−ン・スタ−クトラ
ップ中に9.4gの水を溜出させた。
【0104】生成物を125℃/30mmHgに5時間
保ち、揮発成分を除去して100.8gのモノクロロ酢
酸エステル体を得た。このモノクロロ酢酸エステル体1
00.6g、N,Nジメチルn−ドデシルアミン103
.9g、IPA51.1gおよびヨウ化テトラエチルア
ンモニウム0.1gを混合し、16時間に亘って加熱還
流させた後、常温迄冷却し、不揮発分80%のカチオン
性界面活性剤溶液(N)225gを得た。これのアミン
価は4mgKOH/g、固形分の当量は420であった
【0105】実施例34 n−オクタデシルアルコ−ル135.3g、モノクロロ
酢酸47.3g、トルエン45.7gおよびオルトチタ
ン酸n−ブチル0.1gを混合し、窒素気流中で9時間
に亘って加熱還流して、デイ−ン・スタ−クトラップ中
に8.9gの水を溜出させた。反応物を125℃/30
mmHgで5時間保って低沸点物を除去し、モノクロロ
酢酸エステル体173.7gを得た。
【0106】このモノクロロ酢酸エステル体173.0
g、N,Nジメチルn−ドデシルアミン106.7g、
IPA70.0gおよびヨウ化テトラエチルアンモニウ
ム0.1gを混合し、18時間に亘って加熱還流して、
不揮発分80%のカチオン性界面活性剤溶液(O)34
6.6gを得た。これのアミン価は4mgKOH/g、
固形分の当量は560であった。
【0107】実施例35 ステアリン酸142.2g、3−ジメチルアミノプロピ
ルアミン56.2g、トルエン49.6gおよびオルト
チタン酸n−ブチル0.1gを混合し、窒素気流中で1
2時間に亘って加熱還流し、デイ−ン・スタ−クトラッ
プ中に小量のアミンを含有する水11.8gを分離した
。反応物を125℃/30mmHgに5時間保ち、低沸
点物を除去してアミド体183.5gを得た。これは常
温でワックス状に固化する物であった。このアミド体の
アミン価は152mgKOH/gであった。
【0108】一方、2−エチルヘキシルアルコ−ル65
.1g、モノクロロ酢酸47.3g、トルエン30gお
よびオルトチタン酸n−ブチル0.1gを混合し、窒素
気流中で5時間加熱還流して、デイ−ン・スタ−クトラ
ップ中に10.2gの水を分離した。反応物を125℃
/30mmHgの減圧下に5時間保って揮発成分を除き
、殆ど無色透明の液状エステル99.9gを得た。
【0109】上記アミド体182.7g、上記液状エス
テル99.0g、IPA70.9gおよびヨウ化テトラ
エチルアンモニウム0.2gを混合し、18時間加熱攪
拌して還流させた。内容物の温度は最高107℃であっ
た。常温まで冷却し、不揮発分80%のカチオン活性剤
(P)349gを得た。これのアミン価は3mgKOH
/g、固形分の当量は575であった。
【0110】実施例36 2−ジメチルアミノエタノ−ル49.0g、ミリスチン
酸(n−テトラデカン酸)114.2g、トルエン40
.8gおよびオルトチタン酸n−ブチル0.1gを混合
し、窒素気流中で4時間に亘って加熱還流し、デイ−ン
・スタ−クトラップ中に13.4mlの水およびアミノ
アルコ−ルの混合物を分離した。次に2−ジメチルアミ
ノエタノ−ル4.5gを反応液に追加し、更に6時間加
熱還流を継続した。トラップ中に分離した水層は合計1
6.4mlであった。エステル化反応の温度は最高15
4℃であった。
【0111】反応液をロ−タリ−・エバポレ−タ−で1
25℃/30mmHgの減圧下に5時間保って揮発成分
を除去して、淡褐色透明流動性のエステル体(a)14
5.9gを得た。これの収率は97.5%であって、ア
ミン価は186mgKOH/gであった。
【0112】一方、2−エチルヘキシルアルコ−ル65
.1g、モノクロロ酢酸47.3g、トルエン30g、
オルトチタン酸n−ブチル0.1gを混合し、窒素気流
中で加熱攪拌して3時間還流させ、デイ−ン・スタ−ク
トラップ中に9mlの水を溜出させた。反応液の温度は
最高145℃であった。
【0113】反応液をロ−タリ−・エバポレ−タ−で1
25℃/30mmHgの減圧下、5時間保って揮発成分
を除き、殆ど無色透明なエステル体(b)100.9g
を得た。収率は97.6%であった。
【0114】上記エステル体(a)145.4g、上記
エステル体(b)100.5g、IPA61.7gおよ
びヨウ化テトラエチルアンモニウム0.1gを混合し、
18時間加熱還流させた。反応液の温度は還流開始時に
89℃であったが、徐々に昇温し18時間後には102
℃に達した。冷却後、不揮発分80%のカチオン性界面
活性剤溶液(Q)301.1gを得た。これのアミン価
は3mgKOH/g、固形分の当量は506であった。
【0115】実施例37 銅フタロシアニンモノスルフォン酸含水ケ−キ(染料含
有率16.4%、遊離硫酸分2%を含む)60.0gを
水500mlに加え、水酸化ナトリウム1.7gを添加
して70℃に加熱攪拌して塩の水溶液を調製した。
【0116】一方、実施例33のカチオン性界面活性剤
溶液(N)9.5gを水250mlに溶解し、70℃に
加熱した溶液を上記のフタロシアニンスルフォン酸塩水
溶液に添加して、同温度で3時間攪拌した。これに20
%酢酸水溶液10gを加えて20分攪拌し、常温迄冷却
した。析出した微細な沈澱をヌッチエで吸引濾過し、水
洗した後、ウエット・ケ−キを100℃/30mmHg
で恒量になる迄乾燥し、下記構造式で表される化合物〔
 顔料分散剤(VII)〕13.6gを得た。
【0117】
【化32】
【0118】実施例38 実施例37で使用したスルフォン酸含水ケ−キ60.0
gを水500mlに加え、水酸化ナトリウム1.7gを
添加し70℃に加熱して溶解させた。
【0119】一方、実施例35のカチオン性界面活性剤
溶液(P)11.9gを水250mlに加え、70℃に
加熱攪拌して溶解し、上記の液に注加し、同温度で3時
間攪拌した。反応液を常温迄冷却し、高速遠心機を50
00rpmで20分間使用して微細な生成物を強制沈降
させた。上澄み液をデカントして除き、500mlの水
を加えて沈澱物を解膠し、再び高速遠心機を5000r
pmで20分間使用して遠心沈降させた。
【0120】この様にして水溶性不純物を除去した沈澱
物を、100℃/30mmHgの減圧下で恒量になる迄
乾燥し、下記構造式で表される化合物〔顔料分散剤(V
III)〕16.8gを得た。
【0121】
【化33】
【0122】実施例39 実施例37で使用したスルフォン酸ウエット・ケ−キ6
0.0gを水500mlに加え、水酸化ナトリウム1.
7gを添加して70℃に加熱、攪拌してスルフォン酸ナ
トリウム塩溶液を調製した。
【0123】一方、実施例36のカチオン性界面活性剤
溶液(Q)10.8gを水250mlに加え、70℃に
加熱、攪拌して溶解し、上記のスルフォン酸塩溶液に注
加し、同温度で3時間攪拌した。反応液を常温迄冷却し
、高速遠心機を5000rpmで20分間使用して微細
な生成物を強制沈降させ、上澄み液を捨て、500ml
の水を加えて沈澱物を解膠し、再び高速遠心機を100
00rpmで30分間使用して遠心沈降させ、上澄み液
を除去して、沈澱物を100℃/30mmHgの減圧下
で恒量になる迄乾燥し、下記構造式で表される化合物〔
顔料分散剤(IX)〕15.6gを得た。
【0124】
【化34】
【0125】実施例40 実施例39と同様な方法で調製した銅フタロシアニンモ
ノスルフォン酸ナトリウム水溶液を70℃に加熱攪拌し
、実施例34のカチオン性界面活性剤溶液(O)11.
6gと水250mlの混合液を70℃に於て上記の塩溶
液に注加し、同温度で3時間攪拌した。反応液を常温迄
冷却し、生成した微細な沈澱物を高速遠心機を5000
rpmで20分間使用して強制沈降させ、上澄み液を除
き、沈澱物を水500mlで解膠し、再び高速遠心機を
10000rpmで30分間使用して遠心沈降を行い、
水溶性不純物を含む上澄み液をデカントして除き、沈澱
物を100℃/30mmHgで恒量になる迄乾燥し、下
記構造式で表される化合物〔顔料分散剤(X)〕16.
2gを得た。
【0126】
【化35】
【0127】実施例41〜45 顔料分散剤の種類のみを顔料分散剤(VI)〜(X)に
代えた以外は実施例16と同様にしてな顔料分散液を作
成し、その性能を調べた。結果を表2に示す。
【0128】   *1)樹脂:“ベッコライト”57−206 −4
0/“スーパーベッカミン”L−105 −60=4/
1(重量比)
【0129】
【発明の効果】本発明のカチオン性界面活性剤は、フタ
ロシアニン、キナクリドン等の縮合多環系顔料の水可溶
性スルフォン酸塩と水などの極性媒体中で複分解を行う
ことにより、非水系の印刷インキ塗料用として有用な4
級アンモニウム塩型顔料分散剤が得られる。
【0130】この様にして得られる顔料分散剤を配合し
て成る顔料分散液は、分散液の流動性、貯蔵安定性が良
好で、異種顔料との混色安定性が増大するという特徴を
有し、更に塗膜光沢、鮮映性など塗装材の品質向上に役
立つという利点がある。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  第4級アンモニウム塩からなるカチオ
    ン性界面活性剤において、第4級窒素原子に結合した置
    換基の少なくとも1つが、カルボン酸エステル基を有す
    るものであることを特徴とするカチオン性界面活性剤。
  2. 【請求項2】  第4級窒素原子に結合した置換基の少
    なくとも1つが、カルボン酸エステル基とヒドロキシル
    基とを有するもの又はカルボン酸エステル基を2個有す
    るものである請求項1記載の界面活性剤。
  3. 【請求項3】  第4級窒素原子に結合した置換基の少
    なくとも1つが、12−ヒドロキシステアリン酸エステ
    ルにエピハロヒドリンを開環付加せしめた付加体又はこ
    れをモノハロ酢酸で更にエステル化せしめた付加体の残
    基である請求項1記載の界面活性剤。
  4. 【請求項4】  界面活性剤が、カルボキシル基含有高
    級脂肪酸エステルにエピハロヒドリンを開環付加してな
    る付加体又はこれをモノハロ酢酸で更にエステル化せし
    めた付加体に、第3級アミンを反応させてなるものであ
    る請求項2記載の界面活性剤。
  5. 【請求項5】  ヒドロキシル基含有高級脂肪酸エステ
    ルが12−ヒドロキシステアリン酸エステルであり、か
    つエピハロヒドリンがエピクロルヒドリンである請求項
    4記載の界面活性剤。
  6. 【請求項6】  12−ヒドロキシステアリン酸エステ
    ルが、12−ヒドロキシステアリン酸と、脂肪族飽和一
    価アルコール、脂肪族不飽和一価アルコール、脂環式一
    価アルコール、アリルアルカノールおよびポリオキシア
    ルキレングリコールエーテル誘導体からなる群から選ば
    れる1種以上の化合物とからなるエステルである請求項
    5記載の界面活性剤。
  7. 【請求項7】  12−ヒドロキシステアリン酸エステ
    ルが、12−ヒドロキシステアリン酸と、脂肪族飽和一
    価アルコールおよび脂肪族不飽和一価アルコールからな
    る群から選ばれる1種以上の脂肪族一価アルコールとか
    らなるエステルである請求項5記載の界面活性剤。
  8. 【請求項8】  第3級アミンが、脂肪族第3級アミン
    、脂環式第3級アミン、ヘテロ環状第3級アミンおよび
    アラルキル第3級アミンからなる群から選ばれる1種以
    上のアミンである請求項5又は6記載の界面活性剤。
  9. 【請求項9】  第3級アミンが、脂肪族第3級アミン
    である請求項7記載の界面活性剤。
  10. 【請求項10】  縮合多環系顔料のスルフォン酸の第
    4級アンモニウム塩からなる顔料分散剤において、第4
    級窒素原子に結合した置換基の少なくとも1つがカルボ
    ン酸エステル基を有するものであることを特徴とする顔
    料分散剤。
  11. 【請求項11】  第4級窒素原子に結合した置換基の
    少なくとも1つが、カルボン酸エステル基とヒドロキシ
    ル基とを有するもの又はカルボン酸エステル基を2個有
    するものである請求項10記載の顔料分散剤。
  12. 【請求項12】  第4級窒素原子に結合した置換基の
    少なくとも1つが、12−ヒドロキシステアリン酸エス
    テルにエピハロヒドリンを開環付加せしめた付加体又は
    これをモノハロ酢酸で更にエステル化せしめた付加体の
    残基である請求項10記載の顔料分散剤。
  13. 【請求項13】  縮合多環系顔料が銅フタロシアニン
    系顔料である請求項10、11又は12記載の顔料分散
    体。
  14. 【請求項14】  顔料分散体が、カルボキシル基含有
    高級脂肪酸エステルにエピハロヒドリンを開環付加して
    なる付加体又はこれをモノハロ酢酸で更にエステル化せ
    しめた付加体に、第3級アミンを反応させてなるカチオ
    ン性界面活性剤と、縮合多環系顔料のスルフォン酸塩と
    を複分解反応させてなるものである請求項11記載の顔
    料分散体。
  15. 【請求項15】  ヒドロキシル基含有高級脂肪酸エス
    テルが12−ヒドロキシステアリン酸と脂肪族一価アル
    コールとからなるエステルであり、かつエピハロヒドリ
    ンがエピクロルヒドリンであり、更に第3級アミンが脂
    肪族第3級アミンである請求項14記載の顔料分散体。
  16. 【請求項16】  縮合多環系顔料が銅フタロシアニン
    系顔料である請求項14又は15記載の顔料分散体。
  17. 【請求項17】  縮合多環系顔料と有機溶剤と顔料分
    散剤とを含有する顔料分散液において、該顔料分散剤が
    請求項10〜16のいずれか1つに記載の顔料分散剤で
    あることを特徴とする顔料分散液。
  18. 【請求項18】  請求項17記載の顔料分散液からな
    る塗料。
  19. 【請求項19】  請求項17記載の顔料分散液からな
    る印刷インキ。
  20. 【請求項20】  請求項17記載の顔料分散液からな
    る塗料又は印刷インキのミル・ベース。
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