JPH04215595A - 複数系統切換弁 - Google Patents

複数系統切換弁

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JPH04215595A
JPH04215595A JP41078290A JP41078290A JPH04215595A JP H04215595 A JPH04215595 A JP H04215595A JP 41078290 A JP41078290 A JP 41078290A JP 41078290 A JP41078290 A JP 41078290A JP H04215595 A JPH04215595 A JP H04215595A
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intermediate plunger
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浩二 伊藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数系統の流体回路
のそれぞれを3位置において切換えることができる切換
弁に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、航空機にあっては信頼性を向上
させるため、流体回路を多重化、例えば1個のラダー等
の舵を駆動するために2系統の流体回路を設置、するこ
とが行われている。そして、このように多重化した流体
回路においては、いずれか一方の系統が故障した場合、
正常な系統のアクチュエータの作動を阻害しないよう、
故障した系統のアクチュエータの一方の室と他方の室と
を直接連通(バイパス)させ、また、両方の系統が故障
した場合、ラダー等が外力を受けて勝手にばたつく(フ
ラッタを生じる)事態を防止するため、両方のアクチュ
エータの一方の室と他方の室とを絞りを介して連通させ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、このような作動
を行わせるため、各系統の流体回路に複数個の切換弁を
介装し、これら切換弁の切換え、即ち正常作動のときは
両系統の切換弁を共にノーマルモード位置に切換え、両
方の系統が故障したときには両系統の切換弁を共にダン
ピングモード位置に切換え、いずれか一方の系統が故障
したときは該故障した系統の切換弁のみをバイパスモー
ド位置に切換えることにより前述のような動作を行って
いたが、このような従来の切換弁は、いずれも構造が複
雑であり、高価であるという問題点があった。
【0004】この発明は、構造が簡単でかつ安価であり
ながら複数系統の流体回路のそれぞれを3位置において
切換えることができる複数系統切換弁を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的は、スプ
ール室を内部に有するケーシングと、スプール室の軸方
向両側部にそれぞれ収納され外側ストロークエンドの第
1位置と内側ストロークエンドの第2位置との間を軸方
向に移動可能な一対のスプールと、これらスプールを軸
方向内側に向かってそれぞれ付勢するスプリングと、こ
れらスプール間のスプール室内に軸方向に移動可能に収
納された中間プランジャと、中間プランジャと一対のス
プールとの間のスプール室に高圧または低圧の流体圧を
導き、該流体圧が高圧のとき、各スプールをスプリング
に対抗して第1位置まで移動させる一方、該流体圧が低
圧のとき、スプリングの付勢力により各スプールが第2
位置まで移動することを許容する一対のコントロール通
路と、ケーシングに形成され、一方のコントロール通路
が低圧、他方のコントロール通路が高圧となって中間プ
ランジャが一方のスプールを第1位置と第2位置との間
の第3位置まで押圧移動させたとき、該中間プランジャ
の移動を停止させる一方側ストッパーと、ケーシングに
形成され、一方のコントロール通路が高圧、他方のコン
トロール通路が低圧となって中間プランジャが他方のス
プールを第1位置と第2位置との間の第3位置まで押圧
移動させたとき、該中間プランジャの移動を停止させる
他方側ストッパーと、を備えることにより達成すること
ができる。
【0006】
【作用】コントロール通路から中間プランジャとスプー
ルとの間のスプール室に高圧の流体圧がそれぞれ導かれ
ている場合には、両スプールはこの流体圧を受けてスプ
リングに対抗して共に軸方向外側に移動し、外側ストロ
ークエンドの第1位置に位置している。この状態は、本
発明の切換弁を航空機の2系統の流体回路に適用してい
る場合には、両系統が共に正常状態のときであり、例え
ば本発明の切換弁を通じて流体源からアクチュエータに
流体が給排されているときである。
【0007】次に、以上のような状態から、各コントロ
ール通路の流体圧力が低圧になると、スプールに対する
スプリングの付勢力が流体力に打ち勝つため、両スプー
ルは共に軸方向内側に移動し、内側ストロークエンドの
第2位置に切換わる。この状態は、前記航空機の両系統
が共に故障したときで、本発明の切換弁を通じて両方の
アクチュエータの一方の室と他方の室とを共に絞りを介
して連通させ、アクチュエータの自由な動きを抑制して
いるときである。
【0008】次に、各コントロール通路の流体圧力が高
圧の状態から、一方のコントロール通路のみの流体圧力
が低圧になると、中間プランジャは他方のコントロール
通路の高圧の流体圧を受けて軸方向一方に移動する。そ
して、この移動は該中間プランジャが一方のストッパー
に当接したとき停止する。このとき、一方のスプールは
スプリングにより第2位置に向かって移動しようとする
が、前記中間プランジャの移動によりその移動が途中で
阻止され、第1位置と第2位置との間の第3位置に切換
わる。このとき、他方のスプールは他方のコントロール
通路の高圧の流体圧により第1位置に切換わっている。 この状態は、前記航空機の一方の系統が故障したときで
、該故障した一方の系統のアクチュエータの一方の室と
他方の室とを直接連通(バイパス)させ、正常な他方の
系統のアクチュエータの作動を阻害しないようにすると
きである。逆に、一方のコントロール通路が高圧、他方
のコントロール通路が低圧となったときには、中間プラ
ンジャが他方側ストッパーまで移動することで、他方の
スプールを第1位置と第2位置との間の第3位置まで押
圧移動させる。この状態は、前記航空機の他方の系統が
故障したときで、該故障した他方の系統のアクチュエー
タの一方の室と他方の室とを直接連通(バイパス)させ
、正常な一方の系統のアクチュエータの作動を阻害しな
いようにするときである。このように一対のスプール間
に中間プランジャを設け、この中間プランジャの移動限
を規定するストッパーを設けるという簡単、安価な構造
でありながら、複数系統の流体回路のそれぞれを3位置
において切換えることができるのである。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。図1において、11は航空機のラダー等の舵
を駆動制御する制御装置であり、この制御装置11は2
系統の流体回路12、13から構成されている。また、
前記制御装置11は制御機構14を有し、この制御機構
14のハウジング15内には制御弁16(タンデム型サ
ーボ弁)が内蔵されている。このハウジング15内には
高圧の流体が供給される2つの供給通路17、18と、
低圧の流体をタンクに排出する排出通路19、20とが
形成されるとともに、2対の給排通路21、22、23
、24が形成されている。なお、前記供給通路17、排
出通路19、給排通路21、22は一方の流体回路12
の一部を構成し、供給通路18、排出通路20、給排通
路23、24は他方の流体回路13の一部を構成してい
る。そして、これらの給排通路21、22と供給通路1
7、排出通路19とは前記制御弁16により接続状態が
切換えられ、また、給排通路23、24と供給通路18
、排出通路20とは前記制御弁16により接続状態が切
換えられる。27は前記制御弁16のスプールを移動さ
せて前述のような切換えを行うフォースモータ、28は
制御弁16のスプールの位置を検出しその検出信号を指
令信号側にフィードバックする位置検出器である。31
、32は供給通路17、18にそれぞれ接続された高圧
通路、33、34は排出通路19、20に接続された低
圧通路であり、前記高圧通路31および低圧通路33に
は電磁弁35が、また、高圧通路32および低圧通路3
4には電磁弁36が接続される。そして、前記電磁弁3
5、36は電源が入っているときには、高圧通路31、
32内の高圧流体を制御通路37、38に流出させるが
、電源が切れると、低圧通路33、34と制御通路37
、38とを接続する。
【0010】41はタンデムアクチュエータとしてのシ
リンダであり、このシリンダ41は内部に2つのシリン
ダ室42、43が形成されたシリンダケース44を有す
る。45、46はシリンダ室42、43にそれぞれ移動
可能に収納されたピストンであり、これらのピストン4
5、46は1本のピストンロッド47に軸方向に離れて
設けられている。そして、このシリンダ41のヘッド側
は航空機の機体に連結され、また、ピストンロッド47
の先端は前記ラダー等の舵に連結されている。48、4
9は前記シリンダ室42に、50、51は前記シリンダ
室43に接続された流体通路であり、これら流体通路4
8、49は前記一方の流体回路12の一部を、また、流
体通路50、51は他方の流体通路13の一部を構成す
る。なお、52は前記ピストンロッド47の位置を検出
する位置検出器であり、この位置検出器52の出力信号
(フィードバック信号)と指令信号との偏差信号を前記
フォースモータ27への入力信号とすることによりシリ
ンダ41がサーボ制御される。
【0011】56は前記制御機構14とシリンダ41と
の間に設置された2系統切換弁であり、この切換弁56
は内部にスプール室57が形成されたケース58を有し
、このスプール室57内には円筒状のスリーブ59が収
納固定されている。前記ケース58およびスリーブ59
は全体としてケーシング60を構成する。61、62は
前記ケーシング60に形成され給排通路21、22にそ
れぞれ接続されている通路であり、63、64もケーシ
ング60に形成され前記給排通路23、24にそれぞれ
接続されている通路である。また、65、66は前記ケ
ーシング60に形成され流体通路48、49にそれぞれ
接続されている通路であり、67、68もケーシング6
0に形成され前記流体通路50、51にそれぞれ接続さ
れている通路である。
【0012】70、71は前記スプール室57の軸方向
両側部にそれぞれ収納されたスプールであり、これらの
スプール70、71には軸方向外側に向かって第1ラン
ド72、73、第2ランド74、75、第3ランド76
、77、第4ランド78、79がそれぞれ形成されてい
る。また、各スプール70、71の軸方向外端部にはス
リーブ59の軸方向外端に当接可能なフランジ80、8
1が形成されている。この結果、前記スプール70、7
1はスプール室57内を、該スプール70、71の軸方
向外端がスプール室57の軸方向外端に当接した外側ス
トロークエンドの第1位置(ノーマルモード位置)と、
フランジ80、81がスリーブ59の軸方向外端に当接
した内側ストロークエンドの第2位置(ダンピングモー
ド位置)との間を、軸方向に移動することができる。そ
して、前記スプール70、71が図1に示すように、共
に第1位置に位置しているときには、通路61と65が
、62と66が、63と67が、64と68が互いに連
通する。また、スプール70、71が図2に示すように
、共に第2位置に位置しているときには、通路61、6
3と通路65、67とは第2ランド74、75により遮
断され、また、通路62、64と通路66、68とは第
4ランド78、79によって遮断されるが、通路65と
通路66とはスプール70とスリーブ59との間に設け
られた狭い絞り82(オリフィス)を通じて連通すると
ともに、通路67と通路68とはスプール71とスリー
ブ59との間に設けられた狭い絞り83(オリフィス)
を通じて連通する。 前記フランジ80、81とスプール室57の軸方向外端
との間にはスプリング86、87が介装され、これらの
スプリング86、87はそれぞれスプール70、71を
軸方向内側、即ち第2位置向かって付勢する。
【0013】前記スプール70、71間のスプール室5
7内には軸方向に移動可能な中間プランジャ89が収納
され、この中間プランジャ89と前記スプール70、7
1との間のスプール室57には、前記制御通路37、3
8に接続された一対のコントロール通路90、91を通
じて高圧または低圧(タンク圧であって、ほぼ大気圧)
の流体が導かれる。そして、前記中間プランジャ89と
前記スプール70、71との間の双方のスプール室57
に導かれた流体圧が高圧のときには、これらスプール7
0、71に作用する流体力がスプリング86、87の付
勢力を上回るため、両スプール70、71はスプリング
86、87に対抗して第1位置まで移動しているが、そ
のような状態から、各コントロール通路90、91が低
圧となることにより前記双方のスプール室57に導かれ
た流体圧が低圧となると、前記スプリング86、87の
付勢力が流体力を上回るため、これらスプール70、7
1はスプリング86、87の付勢力によって第2位置ま
で移動する。 前記スリーブ59の中央部内面には軸方向中央から共に
所定距離だけ離れた一対のリング状ストッパー94、9
5が形成されている。そして、一方のコントロール通路
90が低圧となり他方のコントロール通路91が高圧と
なって中間プランジャ89が一方側(図中左方向)に向
かうよう移動したとき、該中間プランジャ89が一方側
のストッパー94に当接してその移動が制限される。こ
のとき、スプリング86により図中右方向に押圧される
スプール70はこの中間プランジャ89に当接して右方
向への移動が制限されて第1位置と第2位置との間の第
3位置(ダンピングモード位置)に位置する。ここで、
スプール70が第3位置に位置していると、通路61と
通路65とは第2ランド74により遮断され、また、通
路62と通路66とは第4ランド78によって遮断され
るが、通路65と通路66とは第2ランド74と第3ラ
ンド76との間の環状溝を通じて連通し、流体がヘッド
側のシリンダ室42とロッド側のシリンダ室42との間
を自由に流れる。また、一方のコントロール通路90が
高圧となり他方のコントロール通路91が低圧となって
中間プランジャ89が他方側(図中右方向)に向かうよ
う移動したとき、該中間プランジャ89が他方側のスト
ッパー95に当接してその移動が制限される。このとき
、スプリング87により左方向に押圧されるスプール7
1はこの中間プランジャ89に当接して左方向への移動
が制限されて第1位置と第2位置との間の第3位置に位
置する。ここで、スプール71が第3位置に位置してい
ると、通路63と通路67とは第2ランド75により遮
断され、また、通路64と通路68とは第4ランド79
によって遮断されるが、通路67と通路68とは第2ラ
ンド75と第3ランド77との間の環状溝を通じて連通
し、流体がヘッド側のシリンダ室43とロッド側のシリ
ンダ室43との間を自由に流れる。
【0014】次に、この発明の一実施例の作用について
説明する。いま、両系統の流体回路12、13が正常に
作動し、また、電磁弁35、36には電源が入っている
とする。 このときには、供給通路17、18から電磁弁35、3
6およびコントロール通路90、91を介して中間プラ
ンジャ89と両スプール70、71との間のスプール室
57に高圧の流体圧がそれぞれ導かれるため、両スプー
ル70、71は図1に示すように、この流体圧を受けて
スプリング86、87に対抗して共に軸方向外側のスト
ロークエンドである第1位置に切換わっている。この結
果、通路61と65が、62と66が、63と67が、
64と68が互いに連通し、供給通路17、18の高圧
流体は制御弁16を介してシリンダ室42、43の各ヘ
ッド側あるいは各ロッド側のいずれか一方の側の各室に
流入し、残り他方側の各室内の流体は制御弁16を介し
て排出通路19に排出される。
【0015】次に、以上のような正常状態から前記両系
統の流体回路12、13が共に故障、例えば供給通路1
7、18に流体圧が供給されなくなったり、あるいは両
方の電磁弁35、36への電源が切れた場合には、電磁
弁35、36が共に切換わりコントロール通路90、9
1が排出通路19、20に接続される。この結果、中間
プランジャ89とスプール70、71との間の双方のス
プール室57は低圧(タンク圧)となる。このため、両
スプール70、71は図2に示すように、共にフランジ
80、81がスリーブ59の半径方向外端に当接するま
でスプリング86、87により軸方向内側に移動させら
れ、第2位置に切換わる。この結果、通路61、63と
通路65、67とはスプール70、71の第2ランド7
4、75により遮断され、また、通路62、64と通路
66、68とはスプール70、71の第4ランド78、
79によって遮断されるが、通路65と通路66とは絞
り82を通じて連通するとともに、通路67と通路68
とは絞り83を通じて連通する。これにより、ラダー等
からピストンロッド47に外力が作用しても、該ピスト
ンロッド47の移動速度は制限され、自由な移動が抑制
される。なお、このときも中間プランジャ89の軸方向
両端には前記低圧の流体圧が共に作用し、しかも、スプ
ール70、71により両側から挟持されているため、該
中間プランジャ89はいずれの方向にも移動できず、初
期の位置で停止している。
【0016】次に、前述の正常状態から2系統の流体回
路12、13のうちいずれか一方が故障した場合、例え
ば供給通路18には高圧の流体が供給されているが、供
給通路17に流体が供給されなくなった場合には、電磁
弁35が切換わってコントロール通路90は低圧となる
。このとき、スプール70と中間プランジャ89との間
のスプール室57は低圧となり、スプール71と中間プ
ランジャ89との間のスプール室57は高圧のままであ
るため、中間プランジャ89は左方向に移動する。そし
て、この移動は該中間プランジャ89が一方のストッパ
ー94に当接したとき停止する。 このとき、一方のスプール70はスプリング86に付勢
され第2位置に向かって、即ち軸方向内側に向かって移
動するが、その途中で前記中間プランジャ89に当接し
て停止する。即ち、スプール70は第1位置と第2位置
との間の第3位置に切換わる。この結果、通路61と通
路65とは第2ランド74により遮断され、また、通路
62と通路66とは第4ランド78によって遮断される
が、通路65と通路66とは第2ランド74と第3ラン
ド76との間の環状溝を通じて連通され、流体がシリン
ダ室42の両作動室間を自由に流れることができるよう
になり、ピストン46の作動を阻害することがなくなる
。このとき、他方のスプール71は前記高圧の流体圧に
より第1位置に位置しているため、他方の流体回路13
のみが作動してシリンダ41が制御される。
【0017】逆に、供給通路17には高圧の流体が供給
されているが、供給通路18に流体が供給されなくなっ
た場合には、一方のコントロール通路90は高圧のまま
で、他方のコントロール通路91が低圧となるため、中
間プランジャ89が図3に示すように他方側ストッパー
95に当接するまで移動し、他方のスプール71を第1
位置と第2位置との間の第3位置まで押圧移動させる。 これにより、通路67と通路68とが連通され、流体が
シリンダ室43の両作動室間を自由に流れることができ
るようになり、ピストン45の作動を阻害することがな
くなる。このようにこの実施例では、一対のスプール7
0、71間に中間プランジャ89を設け、この中間プラ
ンジャ89の移動限を規定するストッパー94、95を
設けるという簡単、安価な構造でありながら、2系統の
流体回路12、13のそれぞれを3位置において切換え
ることができるのである。
【0018】なお、前述の実施例においては、この発明
の2系統切換弁を航空機の流体回路に適用したが、他の
装置の流体回路に適用するようにしてもよい。この場合
、3位置の各位値の機能は適用する流体回路に合ったも
のとなる。また、この発明においては、1個のスプール
によって2系統以上の流体回路を切換えるようにしても
よい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
、構造が簡単でかつ安価でありながら複数系統の流体回
路のそれぞれを3位置において切換えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す、両スプールが第1
位置に位置しているときの概略断面図である。
【図2】両スプールが第2位置に位置しているときの概
略断面図である。
【図3】一方のスプールが第1位置、他方のスプールが
第3位置に位置しているときの概略断面図である。
【符号の説明】
56…複数系統切換弁        57…スプール
室60…ケーシング            70、7
1…スプール86、87…スプリング        
89…中間プランジャ90、91…コントロール通路 
 94…一方側ストッパー95…他方側ストッパー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スプール室を内部に有するケーシングと、
    スプール室の軸方向両側部にそれぞれ収納され外側スト
    ロークエンドの第1位置と内側ストロークエンドの第2
    位置との間を軸方向に移動可能な一対のスプールと、こ
    れらスプールを軸方向内側に向かってそれぞれ付勢する
    スプリングと、これらスプール間のスプール室内に軸方
    向に移動可能に収納された中間プランジャと、中間プラ
    ンジャと一対のスプールとの間のスプール室に高圧また
    は低圧の流体圧を導き、該流体圧が高圧のとき、各スプ
    ールをスプリングに対抗して第1位置まで移動させる一
    方、該流体圧が低圧のとき、スプリングの付勢力により
    各スプールが第2位置まで移動することを許容する一対
    のコントロール通路と、ケーシングに形成され、一方の
    コントロール通路が低圧、他方のコントロール通路が高
    圧となって中間プランジャが一方のスプールを第1位置
    と第2位置との間の第3位置まで押圧移動させたとき、
    該中間プランジャの移動を停止させる一方側ストッパー
    と、ケーシングに形成され、一方のコントロール通路が
    高圧、他方のコントロール通路が低圧となって中間プラ
    ンジャが他方のスプールを第1位置と第2位置との間の
    第3位置まで押圧移動させたとき、該中間プランジャの
    移動を停止させる他方側ストッパーと、を備えたことを
    特徴とする複数系統切換弁。
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JP2011513680A (ja) * 2008-03-11 2011-04-28 ウッドウォード エイチアールティー インコーポレイティド 浮動ピストンを備えた油圧アクチュエータ

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