JPH0421527Y2 - - Google Patents

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JPH0421527Y2
JPH0421527Y2 JP10929088U JP10929088U JPH0421527Y2 JP H0421527 Y2 JPH0421527 Y2 JP H0421527Y2 JP 10929088 U JP10929088 U JP 10929088U JP 10929088 U JP10929088 U JP 10929088U JP H0421527 Y2 JPH0421527 Y2 JP H0421527Y2
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pliers
wire
holder
teeth
insertion hole
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は歯槽膿漏による歯牙の動揺を一時停止
させる暫間固定処置や歯列矯正等に使用する歯結
紮用プライヤに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、歯槽膿漏による歯牙の動揺を一時的に停
止させるには、撚りをかけたワイヤーを数歯に亘
り輪状に掛け渡し、各歯間部を結紮線により結紮
する暫間固定処置等が広く行われている。
即ち、第8図に示すようにホーのプライヤ10
等を用いて数歯に亘り撚りをかけたワイヤーWを
輪状に掛け渡し、その両端部を交差させて複数回
捩じり、その一端を唇側から舌側のワイヤーWに
掛け通し、再度ワイヤーWの両端を複数回捩じり
第9図に示すように複数本の歯を一括結紮した
後、ワイヤーW端を5mm程度残して金冠鋏等で切
断し余端部を歯間部に折り込み、次いで第10図
に示すようにヘアピン状に折り曲げた複数本の結
紮線W′を歯間に舌側から挿通して上記ワイヤー
Wを挟み込み、その両端部を複数回捩じり歯間部
を順次結紮し、捩じつた部分を残して切断し余端
部を歯間に折り込んで行つていた。
また、歯列矯正処置においては、歯牙にボンデ
イング等により取り付けたブラケツトと主線とを
リガチヤープライヤ等を用いて結紮線により結紮
する方法等が広く行なわれている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、ホーのプライヤ10等を用いて
暫間固定処置や歯列矯正処置等を行うには、ワイ
ヤーWや結紮線W′を均一に捩じる作業に熟練技
術と長時間を要し、患者に必要以上の苦痛を与え
るばかりでなく、その巧拙によつてはワイヤーW
や結紮線W′に歯垢が付き易く歯に悪影響を及ぼ
すという問題点があつた。
本考案は上記問題点に鑑みなされたもので、ワ
イヤーWや結紮線W′の捩じり作業が熟練技術を
要さず均一に且つ短時間で行える歯結紮用プライ
ヤを提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記目的を達成するために、プライヤ
を閉じた状態に保持するロツク部と挿通孔内に突
起を設けたホルダーをプライヤの操作部に設け、
ホルダーの挿通孔内に設けた突起が嵌合摺動する
螺旋溝を外周面に刻設した操作杆を前記ホルダー
に回動自在に挿通して歯結紮用プライヤを構成し
たものである。
〔作用〕
ワイヤーWや結紮線W′の両端部を掴持させた
状態でプライヤをロツクし、ホルダーに回動自在
に挿通した操作杆を引くことにより、該操作杆の
外周面に刻設された螺旋溝に沿つてホルダーの挿
通孔内に設けた突起が摺動してプライヤが回転
し、ワイヤーWや結紮線W′は瞬時に捩じられる。
従つて、歯槽膿漏による歯牙の動揺を一時的に停
止させる暫間固定処置や歯列矯正処置等の結紮処
置が極めて短時間で行え、患者に必要以上の苦痛
を与えることはなく、しかも、ワイヤーWや結紮
線W′は均一に捩じられるので歯垢が付きにくく
歯に悪影響を及ぼすこともない。また、結紮線
W′の長さをプライヤの回転数に応じた長さに予
めカツトしておくことにより結紮線W′の無駄を
無くすことができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面により説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す説明図、第2図
は要部欠截説明図、第3図乃至第5図は使用状態
を示す説明図で、図において1はプライヤで、該
プライヤ1の操作部内側面には挿通孔3内に突起
4を設けたホルダー2と、該ホルダー2に係止
し、プライヤ1を閉じた状態に保持するロツク部
5とが相対向して設けられている。6は外周面に
螺旋溝7を刻設し、基部端に摘み8を設けた操作
扞で、該操作扞6は上記ホルダー2の挿通孔3内
に設けた突起4に螺旋溝7を摺動自在に嵌合させ
てホルダー2の挿通孔3に回動自在に挿通されて
いる。
なお、プライヤ1の操作部に設けたホルダー2
の挿通孔3の軸心は、プライヤ1の縦方向の中心
線と合致するように設けることがプライヤ1を回
動させるうえで好ましく、また、上記実施例にお
いてはロツク部5をプライヤ1の操作部内側面に
設けた実施例について図示説明したが、本考案は
これに限定されるものではなく、第6図に示すよ
うにホルダー2の外周面に設ける等その設ける位
置は適宜設計変更しうるものである。
上述のように構成した本考案の歯結紮用プライ
ヤにより、例えば歯牙の動揺を一時的に停止させ
る暫間固定処置を行うには、第3図に示すように
数歯に亘り撚りをかけたワイヤーWを輪状に掛け
渡して両端部を交差させ、交差端をプライヤ1で
掴持しロツク部5によりプライヤ1をロツクす
る。この状態でプライヤ1から手を離し操作扞6
を手前に引けば、操作杆6の外周面に刻設された
螺旋溝7に沿つてホルダー2の挿通孔3内に設け
た突起4が摺動してプライヤ1が回転し、ワイヤ
ーWは瞬時に捩じられる。
次いでワイヤーWの一端を図示するように唇側
から舌側のワイヤーWに掛け通し、再度ワイヤー
Wの両端をプライヤ1で掴持しロツク部5により
ロツクした後、プライヤ1から手を離しホルダー
2の挿通孔3に回動自在に挿通さた操作扞6を手
前に引いてプライヤ1を回転させ、第4図に示す
ように複数本の歯牙を一括結紮し、ワイヤーW端
を5mm程度残して金冠鋏等で切断して余端部を歯
間部に折り込む。
然る後、第4図に示すようにヘアピン状に折り
曲げた複数本の結紮線W′を歯間に舌側から挿通
して上記ワイヤーWを挟み込み、その両端部をプ
ライヤ1で掴持しロツク部5によりロツクした
後、プライヤ1から手を離し操作扞6を手前に引
いてプライヤ1を回転させ結紮線W′の両端部を
捩じり歯間部を順次結紮し、余端部を歯間に折り
込んで暫間固定処置を行う。
第7図はプライヤ1の操作部に設けたホルダー
2の挿通孔3内にスプリング9を嵌装し、該スプ
リング9のバネ力により操作扞6を自動復帰させ
るように構成した本考案の他の実施例を示す説明
図で、上述のように歯結紮用プライヤを構成する
ことにより、結紮線等の捩じり作業が終了した時
点で操作扞6はスプリング9のバネ力により自動
復帰するので作業性が向上する。
〔考案の効果〕
本考案によれば上述のように、プライヤ1によ
りワイヤーWや結紮線W′の両端部を掴持させて
プライヤ1をロツク部5によりロツクし、プライ
ヤ1の操作部に設けたホルダー2の挿通孔3に回
動自在に挿通した操作杆6を引くことにより、該
操作杆6の外周面に刻設された螺旋溝7に沿つて
ホルダー2の挿通孔3内に設けた突起4が摺動し
てプライヤが回転し、ワイヤーWや結紮線W′は
瞬時に捩じられるので、歯槽膿漏による歯の動揺
を一時的に停止させる暫間固定処置や歯列矯正等
の結紮処置が極めて短時間で行え、患者に必要以
上の苦痛を与えることはなく、しかも、ワイヤー
Wや結紮線W′は均一に捩じられるので歯垢が付
きにくく歯に悪影響を及ぼすこともない。また、
結紮線W′の長さをプライヤ1の回転数に応じた
長さに予めカツトしておくことにより結紮線
W′の無駄を無くすことができ、極めて経済的で
ある等の優れた利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す説明図、第2
図は要部欠截説明図、第3図乃至第5図は使用状
態を示す説明図、第6図及び第7図は本考案の他
の実施例を示す説明図、第8図乃至第10図は従
来の暫間固定処置法を示す説明図である。 1……プライヤ、2……ホルダー、3……挿通
孔、4……突起、5……ロツク部、6……操作
杆、7……螺旋溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プライヤを閉じた状態に保持するロツク部及び
    挿通孔内に突起を設けたホルダーをプライヤの操
    作部に設け、ホルダーの挿通孔内に設けた突起が
    嵌合摺動する螺旋溝を外周面に刻設した操作杆を
    前記ホルダーに回動自在に挿通したことを特徴と
    する歯結紮用プライヤ。
JP10929088U 1988-08-20 1988-08-20 Expired JPH0421527Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10929088U JPH0421527Y2 (ja) 1988-08-20 1988-08-20

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JP10929088U JPH0421527Y2 (ja) 1988-08-20 1988-08-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0230314U JPH0230314U (ja) 1990-02-27
JPH0421527Y2 true JPH0421527Y2 (ja) 1992-05-18

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JP10929088U Expired JPH0421527Y2 (ja) 1988-08-20 1988-08-20

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JPH0230314U (ja) 1990-02-27

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