JPH04214717A - 繊維製品包装体 - Google Patents

繊維製品包装体

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JPH04214717A
JPH04214717A JP41018990A JP41018990A JPH04214717A JP H04214717 A JPH04214717 A JP H04214717A JP 41018990 A JP41018990 A JP 41018990A JP 41018990 A JP41018990 A JP 41018990A JP H04214717 A JPH04214717 A JP H04214717A
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Masaki Ohora
大洞 正樹
Mitsuhiro Wada
光弘 和田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,繊維製品等の黄変を防
止することができる包装材料およびこの包装材料からな
る包装袋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】種々の製品,例えば,繊維製品の移送・
陳列時における防汚,防塵を目的として包装がなされて
いる。そのための包装材料としては,紙の他に,ポリエ
チレン,ポリプロピレン,ビニロン等のフイルムが利用
されており,中でも前二者のポリオレフイン系フイルム
からなる包装袋は,経済性の面から多く利用されている
。しかし,最近,ポリオレフイン系フイルムからなる包
装袋を用いると,内容物の繊維製品が黄変するという問
題が指摘されることが多くなってきている。
【0003】繊維製品の黄変の原因については,必ずし
も明確でなく,複雑多岐にわたる複合汚染によるものと
されており,包装に関係する主な要因としては,包装材
料のガスバリヤー性,包装材料に含まれるフエノール性
酸化防止剤の存在および密封性とされている。
【0004】繊維製品の黄変に関して,繊維そのものの
内的原因については別問題としても,包装技術による外
的原因を除いたり,防いだりする必要があり,素材面か
ら黄変防止効果のある包装材料の出現が待たれており,
構造面からも黄変防止効果のある包装袋等の出現が待た
れていた。
【0005】また,本発明者等は,先に特願平2−20
4590号において,ガスバリヤー性を有し,ヒートシ
ール層の酸化防止剤の含有量をコントロールした複合フ
イルムからなり,黄変防止効果のある繊維製品包装袋を
提案している。しかし,この発明では複合フイルムを用
いるので製造工程が複雑になるばかりでなく,かなりコ
ストアツプになる。また,製袋時におけるヒートシール
においても,作業性の問題があったり,十分なシール強
度が得られにくいという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで,本発明の課題
は,素材的に黄変防止効果が大きい包装材料およびこの
材料を用いた包装袋の提供にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは,黄変防止
効果,製造工程の面から種々検討した結果,次に述べる
ような構成にすると上記課題が解決できるという知見を
得,本発明に到達した。すなわち,本発明の要旨は,フ
エノール性酸化防止剤を含まない未延伸ポリエステルフ
イルムよりなる包装材料およびこの包装材料よりなる袋
体の開口部を折り目をつけて折り返して密閉可能とした
包装袋である。
【0008】次に本発明について詳述するが,以下の製
品の具体例として繊維製品について詳述する。まず,本
発明に到達した検討過程について述べる。製造工程やコ
ストの面からフイルム単体を用いること,そして,その
フイルムがフエノール性酸化防止剤を含まず,ガスバリ
ヤー性とヒートシール性とを有するものであること等を
考慮して,特に包装材料としてはフエノール性酸化剤を
含まない未延伸ポリエステルフイルムが最適であるとい
う知見を得た。
【0009】そして,上記のような材料よりなる包装袋
に繊維製品を入れ, 開口部を密封すれば, 包装技術
による黄変防止効果は完璧となる。しかし, 繊維製品
の流通や販売過程において,品質確認のためや試着等の
ために包装袋から繊維製品を出し入れしなくてはならず
,開封可能な簡易シールが必要となる。この開封可能な
簡易シールのシール性が十分であれば,繊維製品の黄変
防止効果は十分得られるはずである。
【0010】簡易シールは,袋体の開口部を折り返して
折り返し部を粘着テープや粘着シールで止めるものであ
る。この際,袋体の開口部を単に折り返す程度では折り
目が生じないのが普通であり,一般的に用いられている
ポリオレフイン系フイルムでは折り曲げた際,回復性が
あり折り目が付き難い。しかし,未延伸ポリエステルフ
イルムを用いると,フイルムを折り返した際,折り線部
分が延伸され,折り目が明確に生じる。したがって,未
延伸ポリエステルフイルムよりなる包装袋の開口部を折
り目をつけて折り返して密閉性が保たれるようにしてや
ればよいという知見を得た。このような知見のもとに本
発明の包装袋が得られたわけである。
【0011】本発明の包装材料を製造するための樹脂と
しては,フェノール性酸化防止剤を含まず,エチレンテ
レフタレート単位を80モル%以上含むポリエステル樹
脂が好ましい。この樹脂をチユーブラー法あるいはTダ
イ法で製膜して未延伸ポリエステルフイルムを得る。樹
脂の固有粘度は0.70〜1.20, 特に0.75〜
1.10のものを用いることが好ましい。0.70より
低いとフイルムの強度が不十分となりやすく,1.20
より高いとフイルムの折り曲げ性が悪くなる傾向にある
。特に,チユーブラー法で製膜する場合は樹脂の固有粘
度は0.90〜1.10のものが好ましく,この範囲外
では製膜性が悪くなる傾向にある。また,フイルムのガ
スバリヤー性,およびしっかりした折り目をつけるため
のフイルムの剛性を得るためには,フイルムの厚さを1
0〜50mμとするのが好ましい。なお,フイルムのス
リツプ性,ブロツキング性,開封性を改良するために,
ポリエチレン,ビスアマイド,酸化珪素等の滑剤あるい
はその他帯電防止剤等の添加剤をポリエステル樹脂に含
ませる場合もある。
【0012】包装袋の製造は,チユーブラー法によって
得たフイルムを一方シールして,あるいはチユーブラー
法やTダイ法によって得たフイルムを二方シール,三方
シール,あるいは背貼り,テープ貼り等をして袋体を形
成させ,袋体の開口部を折り返して折り目を形成させる
。このとき,折り目を中心とした開角度を30°以下に
するのが好ましい。角度が30°を超えると密封性が保
たれ難い。さらに,密封性を高め,形や体裁を整える目
的で,折り返し部を袋体の本体に粘着テープ止めあるい
はラベル止めをすることが好ましい。また,折り目の形
成は,包装すべき繊維製品を袋体に挿入した後に行って
もよく,あるいは挿入前に予め形成させておいてもよい
【0013】以下に,本発明の具体例を図面によって説
明する。図1は本発明の包装袋の平面図であり, 図2
はその断面図である。図3は図1および図2の包装袋を
得るための袋体の平面図であり,チユーブラー法によっ
て製膜した未延伸ポリエチレンテレフタレート(以下P
ETと記す) フイルムの一方をヒートシールして袋体
1の底2を形成させたものである。袋体1の開口部3を
折り目4がつくように折り返し,図1および図2に示す
包装袋を得る。(実施例1参照)
【0014】図4は,本発明の他の例を示す包装袋の平
面図であり,図5はその断面図である。図6は図4およ
び図5の包装袋を得るための袋体の平面図であり,一枚
のPETフイルムを折り返し部6を残して折り重ね2方
をヒートシールして袋体1の側部5を形成させて包装袋
を作成し,折り返し部6を折り目4がつくように折り返
して,折り返し部6と袋体1とを粘着ラベル7で止めた
ものである。(実施例2参照)
【0015】
【実施例】以下に,本発明を実施例にて詳細に説明する
。なお,実施例および比較例についての各種測定,評価
に関しては,下記の方法で実施した。
【0016】(1) フイルムの酸素透過度JIS  
K7126「プラスチツクフイルムおよびシートの気体
透過度試験方法」に準拠した。 (2) フイルムの折り曲げ回復角度JIS  L10
59「織物の防しわ性試験方法(B法)」および簡易法
によって測定した。簡易法では,10mm×40mmの
試験片を2つ折りにして折り目をつけ,折り目を親指と
人差指で約1秒間押さえ,30秒後の折り目を中心とす
る開角度を測定した。 (3) 製袋性フイルムのヒートシールの難易を判定し
た。 (4) 袋の簡易シール性袋の開口部を1.5 kgの
荷重をかけて折り返し,30秒後に折り目を中心として
袋体本体と折り返し部との開角度を測定た。密閉性は,
折り目の状態,隙間の有無等を目視にて判定した。 (5) 黄変度JIS  L0855「酸化窒素ガスに
対する染色堅牢度試験方法」に準拠して行った。すなわ
ち,酸化窒素ガスによる変退色が特に著しい等級1級の
試験布(40mm×60mm,1ユニツトの試験での色
の変化が,変退色用グレースケールの3号のもの)を袋
の中に挿入した後,袋を簡易シールして試験に供した。 なお,酸化窒素ガスに対する染色堅牢度試験は,40℃
,90%RHの条件下で行い,100 ユニツト後の変
退用グレースケールの号数から堅牢度の等級を判定して
黄変度とした。
【0017】実施例1 フエノール性酸化防止剤を含まず,固有粘度1.0 の
PETを用い,チユーブラー法によって,厚さ30μm
,折径50mmの未延伸PETフイルムを製膜した。こ
のPETフイルムの一方をヒートシールして袋体の底を
形成させ50mm×100mmの袋体を作成した。さら
に,この袋体の中に黄変度測定用の試験布を挿入した後
,開口部の端から20mmのところを1.5kgの荷重
をかけて折り返して折り目をつけた後, 折り返して,
50mm×80mmの繊維製品包装袋を調製した。
【0018】実施例2 チユーブラー法によって作成した厚さ30μmの未延伸
PETフイルムを折り返し部を残して折り重ね, 袋部
50mm×80mm,折り返し部が50mm×20mm
の二方シール包装袋を溶断サイドシーラーにて製袋した
。さらに,実施例1と同様にして試験布を包装袋に挿入
し,折り返し部を折り返し,さらに,黄変試験時の試験
布の脱落を防止するために袋体と折り返し部とを貼着ラ
ベルで止めた。
【0019】比較例1 厚さ25μmの2軸延伸PETフイルムを用いて,50
mm×100mmの三方シール袋をインパルスシーラー
にて製袋した。以下は実施例1と同様に試験布を挿入し
, 折り返し部を折り返し,貼着ラベルで止めた。
【0020】比較例2 チユーブラー法によって厚さ30μm,折径50mmの
未延伸ポリプロピレンフイルムの一端をヒートシールし
て,50mm×100 mmの一方シール袋を製袋した
。以下は実施例1と同様に実施した。
【0021】比較例3 チユーブラー法によって得た厚さ30μmの未延伸ポリ
プロピレンフイルムを用いて,袋部50mm×80mm
,粘着テープ付き折り返し部50mm×20mmの二方
シール袋を溶断サイドシーラーにて製袋した。以下の操
作は実施例2と同様に実施した。
【0022】比較例4 厚さ30μmの2軸延伸ポリプロピレンフイルムによっ
て,50mm×100 mmの三方シール袋をインパル
スシーラーにて製袋した。以下の操作は実施例1と同様
に実施した。これらの例における試験結果および評価結
果について表1に示す。
【0023】
【表1】
【0024】
【発明の効果】本発明の包装材料は,フエノール性酸化
防止剤を含まず,ガスバリヤー性に優れているので,こ
の包装材料で特に繊維製品を包装すると黄ばみを防止す
ることができる。また,この材料を折り返すとしっかり
と折り目がつくので,この材料よりなる包装袋は密閉性
を保つことができて繊維製品に対する黄変防止効果が極
めて大きい。また,折り返し部の折り目が明確で堅固で
あるので,繊維製品の出し入れの繰り返しにも十分耐え
られる。なお,本発明の包装材料は繊維製品の黄変防止
を目的として開発されたものであるが,繊維製品以外の
製品の包装材料として利用してもよい結果が得られる。 例えば黄変防止効果を利用して紙製品の包装に使用でき
, しっかりと折り目がつくことを利用してあめ玉等を
ねじって包むためのつつみ紙の代用としても使用できる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体例を示す包装袋の平面図である。
【図2】図1に示す包装袋の断面図である。
【図3】図1の包装袋を得るための袋体の平面図である
【図4】本発明の他の例を示す包装袋の平面図である。
【図5】図4の包装袋の断面図である。
【図6】図4の包装袋を得るための袋体の平面図である
【符号の説明】
1  袋体 2  底           3  開口部 4  折り目 5  側部 6  折り返し部 7  貼着ラベル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  フエノール性酸化防止剤を含まない未
    延伸ポリエステルフイルムよりなる包装材料。
  2. 【請求項2】  請求項1記載のの包装材料よりなる袋
    体の開口部を折り目をつけて折り返して密閉可能とした
    包装袋。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017100807A (ja) * 2015-11-25 2017-06-08 進栄化成株式会社 無延伸petフィルムを用いた袋容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017100807A (ja) * 2015-11-25 2017-06-08 進栄化成株式会社 無延伸petフィルムを用いた袋容器
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