JPH04214575A - 電子写真装置 - Google Patents

電子写真装置

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Publication number
JPH04214575A
JPH04214575A JP40160890A JP40160890A JPH04214575A JP H04214575 A JPH04214575 A JP H04214575A JP 40160890 A JP40160890 A JP 40160890A JP 40160890 A JP40160890 A JP 40160890A JP H04214575 A JPH04214575 A JP H04214575A
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JP
Japan
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electrostatic latent
latent image
toner
image carrier
developed
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP40160890A
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English (en)
Inventor
Tadayuki Taniguchi
匡之 谷口
Shinichi Ito
伊東 眞一
Hiroaki Sato
浩明 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタや複写機など
の電子写真装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真装置は感光体すなわち静
電潜像担持体に静電潜像を形成し、この静電潜像を現像
して静電潜像担持体上にトナー像を形成し、これを記録
紙すなわち記録支持体に転写する方法が一般的である。 しかし、上記転写プロセスでは静電潜像担持体に形成さ
れたトナー像が100%記録紙に転写せず、静電潜像担
持体にトナーの一部が残留する。そのため、このトナー
を除去するクリーニング装置が不可欠である。該クリー
ニング装置で除去されたトナーは残留トナー回収容器に
蓄えられ、満杯になった時点で電子写真装置の外部へ廃
棄される。
【0003】この時、回収したトナーを廃棄する際に電
子写真装置の内部及び外部にトナーが飛散したり、ある
いはオペレータの身体や衣服を汚染するなどの問題があ
る。また、転写プロセスにおいて記録支持体へのトナー
の転写効率が悪いため、トナーの使用効率が低下する。 そこで、回収したトナーを廃棄することのない電子写真
装置が提供されている(特開昭61−42669号公報
参照) 。
【0004】図2は従来の電子写真装置を示す図である
。図において、1は円筒状の導電基材、2は該導電基材
1の外周部に形成した感光体であり、両者によって静電
潜像担持体3が構成される。4は静電潜像担持体3に接
触した導電性ブラシあるいは導電性ゴムローラなどから
成り、導電性媒体として配設される帯電ローラであって
、その体積抵抗は103 〜109 Ωcmとしてある
【0005】5は帯電ローラ4の中心部に位置する導電
性のシャフトであり、該シャフト5は図示されない高圧
電源の出力部と接続されている。6は上記静電潜像担持
体3の露光を行うために静電潜像担持体3に対向して配
設された光学ヘッド、7はトナー8を収容し、開口部の
ローラによってトナー8を静電潜像担持体3へ搬送する
現像装置、9は現像によって静電潜像担持体3に付着し
たトナー8を後述する記録支持体10に転写する転写装
置、10は静電潜像担持体3と転写装置9間を通過し、
画像を形成する記録支持体である。
【0006】次に上記構成の電子写真装置の動作につい
て説明する。静電潜像担持体3は矢印A方向へ回転し、
帯電ローラ4は矢印B方向へ回転する。該帯電ローラ4
はシャフト5によって図示されていない高圧電源の出力
部から電圧を導入し、上記静電潜像担持体3との接触部
において静電潜像担持体3を帯電する。上記静電潜像担
持体3は帯電ローラ4の体積抵抗が103 〜109 
Ωcmであるため、表面に電荷が注入されることによっ
て帯電される。この時、静電潜像担持体3は矢印A方向
に回転しているので、帯電ローラ4との接触部を順次変
えながら帯電が行われる。
【0007】このようにして帯電された静電潜像担持体
3の表面は、矢印A方向への回転に伴い光学ヘッド6へ
と移動し、光学ヘッド6によって順次露光され静電潜像
が形成される。この静電潜像担持体3の静電潜像部は、
続いて現像装置7へと移動し、現像装置7が形成するト
ナーブラシによって摺擦され、トナー8が付着して現像
される。
【0008】現像された静電潜像担持体3の表面は、続
いて搬送されてくる記録支持体10に対向する部分に移
動し、その対向位置を順次変える。そして、静電潜像担
持体3の表面で画像を形成しているトナー8は、転写装
置9によって記録支持体10に転写される。この時、ト
ナー8の全てが記録支持体10に転写されるのではなく
、トナー8の一部が静電潜像担持体3の表面に残留して
しまう。
【0009】この静電潜像担持体3の表面に残留したト
ナー8は、静電潜像担持体3の矢印A方向への回転によ
って帯電ローラ4へ運ばれるが、帯電ローラ4が矢印B
方向に回転するため帯電ローラ4と静電潜像担持体3と
の接触部には入り込まず、帯電ローラ4にふき取られて
帯電ローラ4の外周に付着する。つまり、帯電ローラ4
は静電潜像担持体3に対してクリーニング能力を持って
いる。
【0010】帯電ローラ4の外周に付着したトナー8は
、帯電ローラ4の回転に伴って静電潜像担持体3との接
触部近くの静電潜像担持体3の表面へと運ばれて付着す
るが、該静電潜像担持体3の矢印A方向の回転によって
上記接触部とは反対の方向へ運ばれるため、接触部には
入り込まない。したがって、静電潜像担持体3はトナー
8を介在することなく帯電ローラ4と接触することがで
きるため、帯電ローラ4は静電潜像担持体3上に良好で
安定した帯電を行うことができる。
【0011】帯電ローラ4によって、クリーニング後に
静電潜像担持体3の表面に付着したトナー8は、光学ヘ
ッド6からの露光を受けた時に光を吸収して静電潜像担
持体3への露光の際の影を作るが、実際にはトナー8の
粒径が小さく、しかも残留量が少ない。したがって、光
の回り込みがあり、トナー8の下部の静電潜像担持体3
も除電されるので実用上問題はない。
【0012】この後、現像装置7によって現像される場
合には、トナー8は帯電ローラ4によって静電潜像担持
体3から一度離されているために、静電潜像担持体3へ
の付着力が弱まっており、現像装置7に吸収されるか又
は再び現像に使用される。したがって、この電子写真装
置においてクリーニングされたトナー8の回収は不要で
あり、現像装置7によって再使用されるようになってい
る。また、この方法によると、残留トナー8は一旦帯電
ローラ4によって静電潜像担持体3から除去され再び静
電潜像担持体3に戻され、その後現像装置7に搬送して
回収される。そして該トナー8は再び現像に使用される
ため利用効率が向上する。また、クリーニング装置を設
ける必要がないため、電子写真装置の簡素化を図ること
もできる。
【0013】ところが、上記構成の電子写真装置におい
ては、転写後に静電潜像担持体3に残留するトナー8の
量は、現像されるトナー8の量やトナー8の付着面積、
転写効率等によって異なる。そして、転写後の残留した
トナー8の量が多い場合には、帯電ローラ4によってク
リーニングされた後、再度静電潜像担持体3に付着する
トナー8も多くなる。
【0014】その場合、光学ヘッド6から露光を受ける
と、静電潜像担持体3上に付着したトナー8が光を吸収
して影となるため、静電潜像担持体3へ光が十分に照射
されなくなり画像に欠陥が生じてしまう。そこで、残留
したトナー8によって露光プロセスが遮光されるのを防
止するために、次のような電子写真装置が提供されてい
る。
【0015】図3は従来の他の電子写真装置を示す図で
ある。図において、101はドラム状に形成された静電
潜像担持体であって、図示しないモータによって矢印方
向に一定周速度で回転される。102は無端状の被現像
体であり、静電潜像担持体101、転動ローラ103及
び引張ローラ104に張架されている。
【0016】105は静電潜像担持体101の表面に対
向して設けられる帯電装置であり、106は静電潜像担
持体101に光を照射する露光装置である。107は現
像装置であり、トナー担持体108上にトナー109を
吸着して矢印方向に搬送し、静電潜像担持体101上に
形成された静電潜像を被うように密接して重ねられた被
現像体102に現像を行う。110は静電潜像担持体1
01に形成されたトナー像を記録支持体111に転写す
る転写装置であり、静電潜像担持体101に被現像体1
02が密着し、更にその上に記録支持体111が重ねら
れた位置に設けられる。
【0017】112は記録支持体111上に形成された
トナー像を固着するための定着装置である。定着装置1
12は、図示するような発熱ローラ113と圧接ローラ
114で構成される。上記構成の電子写真装置の場合、
記録支持体111に転写されなかったトナー116は被
現像体102上に残るが、露光プロセスの邪魔にならず
、光は静電潜像担持体101に十分に照射される。した
がって、画像の欠陥を起こすことがなく、また転写後に
残留したトナーを廃棄する必要がない。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電子写真装置においては、連続印字を行った場合、
非印字部分にもトナーが徐々に付着して非画像部が汚れ
てしまい、長期的に安定した画像を得ることができない
。図4は従来の電子写真装置において連続印字を行った
場合の非画像部の状態の変化を示す図、図4の(A)は
被現像体の表面電位を示す図、(B)は非画像部の濃度
を示す図である。
【0019】図に示すように、被現像体102の表面電
位は印字枚数が増加するとともに徐々に上昇し、非画像
部のかぶりの程度に対応する。ところで、表面電位の極
性は静電潜像担持体101の帯電電位の極性と逆であり
、被現像体102の表面電位の上昇の原因は転写プロセ
スにあると考えられる。転写プロセスにコロナ帯電器を
用いたとき、被現像体102とコロナ帯電器の間に記録
支持体111が有る場合は、被現像体102への直接の
イオンの照射は起こらない。しかし、被現像体102と
コロナ帯電器の間に記録支持体111が無い場合(連続
印字時の記録支持体111と記録支持体111の間に被
現像体102が有る時、記録開始時、記録終了時等)、
被現像体102の表面に直接イオンが照射されて帯電す
る。また、イオンが多い場合には、記録支持体111は
完全な絶縁体ではないため、わずかなイオンが被現像体
102側に漏れる。
【0020】次に被現像体102が帯電した場合の現像
プロセスについて、電位モデルを用いて説明する。図5
は現像プロセスの電位モデルを示す図、図5の(A)は
被現像体が帯電していない場合の現像プロセスの電位モ
デルを示す図、(B)は被現像体が帯電している場合の
現像プロセスの電位モデルを示す図である。
【0021】この場合、マイナス型の静電潜像担持体1
01とマイナス帯電したトナー109を用いた反転現像
の場合について説明する。被現像体102の表面が帯電
していない場合、露光されてない部分の電位VS は現
像バイアスVB より低く、電界の方向がトナー担持体
108から被現像体102に向かうのでトナー109の
付着は生じない。一方、露光された部分の電位VL は
現像バイアスVB よりも高く、電界の方向が被現像体
102からトナー担持体108に向かうためトナー10
9が付着する。
【0022】また、被現像体102が帯電していて表面
電位がVf であって、Vf >VB −VS の場合
(Vf >0  ∵VB >VS )、露光された部分
と露光されていない部分の電位が被現像体102の表面
電位Vf だけシフトして現像バイアスVB よりも高
くなる。したがって、電界が常に被現像体102からト
ナー担持体108の方向に向かうため、露光されていな
い領域にもトナー109が付着してしまう。
【0023】本発明は、上記従来の電子写真装置の問題
点を解決して、非画像部にトナーが付着する現象を防止
することにより、長期的に安定した画像を形成すること
が可能な電子写真装置を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の電
子写真装置においては、静電潜像担持体と被現像体とが
一部接触する構成とされ、静電潜像担持体に対向して設
けられる帯電手段と、該帯電手段に隣接して設けられ、
静電潜像担持体を露光して静電潜像を形成する露光手段
が設けられる。また、上記帯電手段及び露光手段は、被
現像体を介さず、直接静電潜像担持体に対向して設けら
れる。
【0025】そして、静電潜像担持体に密接して重ねら
れた被現像体に対向して現像装置が設けられ、該現像装
置によって、静電潜像担持体上の静電潜像に対応したト
ナー像が形成される。また、静電潜像担持体と被現像体
とが密接した位置において記録支持体を被現像体上のト
ナー像に重ね、被現像体上のトナー像を静電気力によっ
て記録支持体上に転写する転写手段と、記録支持体上の
トナー像を定着する定着手段を有している。
【0026】ここで、除電装置は上記被現像体の走行方
向において、上記転写手段と対向する位置と上記静電潜
像担持体と重なる位置の間に、被現像体に対向して設け
られる。
【0027】
【作用】本発明によれば、上記のように静電潜像担持体
と被現像体とが一部接触する構成であって、静電潜像担
持体に直接対向して設けられた帯電手段によって静電潜
像担持体は帯電され、該帯電手段に隣接して設けられた
露光手段によって露光されて静電潜像が形成される。こ
の静電潜像に対応して上記被現像体上にトナー像が形成
され、静電潜像担持体と被現像体とが密接した位置にお
いて記録支持体が被現像体上のトナー像に重ねられ、被
現像体上のトナー像が記録支持体上に転写される。上記
帯電手段と露光手段は、静電潜像担持体に直接対向して
設けられるため、残留したトナーによって帯電、露光が
妨げられることがない。
【0028】そして、転写手段を通過した被現像体は、
静電潜像担持体と重なる前に除電装置によって除電され
る。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明の実施例を示す電
子写真装置の概略構成図、図6は本発明の電子写真装置
の画像形成プロセスを示す図、図6の(A)は帯電プロ
セスを示す図、(B)は露光プロセスを示す図、(C)
 は現像プロセスを示す図、(D)は転写プロセスを示
す図、(E)は定着プロセスを示す図である。
【0030】図において、101はドラム状に形成され
た静電潜像担持体であって、導電性支持体上に光導電層
を設けて形成してあり、セレン感光体、有機系感光体、
酸化亜鉛感光体、アモルファスシリコン感光体等いずれ
も使用することができる。本実施例では、導電性支持体
上に光導電層として電荷輸送層と電荷発生層を順に積層
したプラス帯電型有機系感光体が用いられている。また
、静電潜像担持体101は矢印方向に図示しないモータ
によって一定周速度で回転される。
【0031】102は無端状の被現像体であり、静電潜
像担持体101と転動ローラ103と引張ローラ104
に張架されている。105は帯電手段としての帯電装置
であり、静電潜像担持体101の表面に対向して設けら
れる。帯電装置105には、図示するようなコロナ帯電
器が一般的に用いられる。
【0032】106は露光手段としての露光装置であり
、静電潜像担持体101に照射する。露光装置106に
は、ここで用いたLEDアレイとセルフォックレンズ(
商品名) を組み合わせたもののほかに、レーザと作像
光学系を組み合わせたものなどいずれも利用することが
できる。107は現像手段としての現像装置であり、ト
ナー担持体108上にトナー109を吸着して矢印方向
に搬送し、静電潜像担持体101上に形成された静電潜
像を被うように密接して重ねた被現像体102に現像を
行う。現像装置107には、二成分磁気ブラシ現像器、
一成分磁気ブラシ現像器、一成分非磁性現像器等いずれ
も利用することができる。
【0033】110は静電潜像担持体101に形成され
たトナー像を記録支持体111に転写する転写手段とし
ての転写装置であり、静電潜像担持体101に被現像体
102が密着し、更に記録支持体111が重ねられた位
置に設けられる。記録支持体111には一般的に記録紙
が用いられる。112は記録支持体111上に形成され
たトナー像を固着するための定着装置である。定着装置
112は図示するような発熱ローラ113と圧接ローラ
114で構成されるヒートローラ定着装置のほか、圧力
定着装置などの技術を利用することもできる。
【0034】121は帯電した被現像体102を除電す
るための除電装置であり、被現像体102上の電荷を均
一に除電することができるように被現像体102と平行
に配設されている。除電装置121としてはACコロナ
放電器などを用いることができる。次に、この電子写真
装置の動作、作用について説明する。
【0035】静電潜像担持体101が、図示しない駆動
手段によって矢印方向に一定周速度で回転すると、被現
像体102は静電潜像担持体101との摩擦力によって
矢印方向に移動する。そして、被現像体102が静電潜
像担持体101と同速度で移動することができるように
引張ローラ104には図示しない張力機構が設けられて
おり、被現像体102に適度な張力を与えている。
【0036】ここで、図6を併用して画像形成プロセス
を説明する。初めに帯電装置105が、導電性支持体1
01aの上に光導電層101bを設けた静電潜像担持体
101に一様かつ均一に帯電する (図6(A)参照)
 。 図において、マイナス型感光体を使用した例として表面
にマイナスの極性の電荷が形成される。
【0037】そして、露光プロセス (図6(B)参照
) では、露光装置106によって画像信号に対応する
光が静電潜像担持体101に照射され、静電潜像が形成
される。露光プロセスが終了し、静電潜像担持体101
に静電潜像が形成されると、被現像体102が静電潜像
担持体101に近接して密着する。現像プロセス (図
6(C) 参照) では、静電潜像担持体101に密接
して重ねられた被現像体102上に接触して設けられて
いる現像装置107のトナー担持体108により、現像
が行われる。本実施例では反転現像が行われ、静電潜像
担持体101の導電性支持体101aとトナー担持体1
08間にバイアス電位付与手段118が設けられ、バイ
アス電位が印加される。このような構成により、トナー
担持体108と被現像体102との空間には、被現像体
102を貫通して静電潜像担持体101に形成された静
電潜像に伴う電気力線が発生する。このため、トナー担
持体108上に帯電したトナー109は、静電気力によ
って被現像体102上に付着し現像され、静電潜像に対
応するトナー像が形成される。
【0038】現像後、静電潜像担持体101と被現像体
102が密着している位置に、図示しない送紙手段によ
って記録支持体111が送紙されて重ねられる。ここで
、トナー109が持つ電荷とは逆の極性の電荷が、転写
装置110によって記録支持体111の裏側に照射され
、被現像体102上のトナー像は静電的に記録支持体1
11に転写される (図6(D)参照) 。
【0039】トナー像が転写された記録支持体111は
、トナー像を固着支持するために定着装置112に送紙
され、加熱され加圧される。発熱ローラ113の熱が記
録支持体111を介してトナー109を溶融し、加圧作
用によって記録支持体111の繊維間に浸透させ、記録
支持体111への定着が行われる (図6(E)参照)
 。定着された記録支持体111は電子写真装置の外部
へ送出される。
【0040】一方、転写プロセス後、転写装置110に
よって帯電した被現像体102の表面の電荷は、除電装
置121により除去される。そのため、次の現像プロセ
スに入っても静電潜像の電位がシフトすることなく、長
期にわたり安定した画像を提供することができる。転写
後の被現像体102にはわずかな残留トナー116が残
るが、再び現像装置107に搬送された時に、現像と同
時にクリーニングが行われる。したがって、残留トナー
116を外部へ回収することなく現像に再使用すること
ができる。
【0041】また、静電潜像担持体101は転写プロセ
ス後、被現像体102と分離し、除電手段である除電ラ
ンプ117によって全面に光が照射され、静電潜像担持
体101上の残留電荷が除去される。こうして静電潜像
担持体101は繰り返し利用される。ここで用いる被現
像体102は、現像時に被現像体102とトナー担持体
108間に発生する電気力線を考慮すると、絶縁性の性
質を持つフィルムとし、その厚さは100μm以下でか
つ、引張強度とその取扱性を考慮すると5μm以上であ
ることが望ましい。
【0042】ここで、本発明の電子写真装置の除電装置
の動作について説明する。図7は本発明の電子写真装置
の除電装置の説明図、図7の(A)は被現像装置の帯電
状態図、(B)は除電装置のイオン発生状態図、(C)
は近くに電荷が存在しないときの除電装置の状態図、(
D)は被現像体の表面の除電状態図である。
【0043】転写装置110によって表面にプラスの電
荷が放射された被現像体102は、静電潜像担持体10
1の表面からマイナスの電荷が誘起され、裏表逆極性に
帯電する(図7(A)参照)。一方、除電装置121で
は、プラス、マイナス両極性のイオンがほぼ同数発生す
る(図7(B)参照)。この場合、近くに電荷が存在し
ないときは、プラスとマイナスのイオンが打ち消し合う
か、又は除電装置121のケースが接地されているので
グランドに落ちるなどする(図7(C)参照)。
【0044】被現像体102が帯電している場合、除電
装置121から放出されたイオンのうち、被現像体10
2の表面電荷と同極性のものはクーロン斥力によって弾
かれ、他の逆極性イオンと中和するか、ケースからグラ
ンドに落ちて中和する。一方、被現像体102の表面電
荷と逆極性のものは被現像体102上の電荷と結びつい
て電荷を中和し、被現像体102の表面を除電する(図
7(D)参照)。
【0045】このように、被現像体102は現像プロセ
スに入るときには帯電することがなく、長期にわたり安
定した画像を印字することができる。図8は本発明の電
子写真装置の印字特性図、図8の(A)は除電装置を取
り付けた場合の被現像体の表面電位を示す図、(B)は
非画像部の印字濃度の変化を示す図、図9は本発明の電
子写真装置の第2の実施例を示す図、図10は除電装置
の配設状態図である。
【0046】この場合、図1の引張ローラ104の代わ
りに、引張接地ローラ122を用い、引張接地ローラ1
22の対向面にACコロナ放電器から成る除電装置12
1を設けている。上記引張接地ローラ122は金属で形
成され、接地される。被現像体102の除電装置121
側の電荷が除電装置121によって除電されると、引張
接地ローラ122が接地されているため、静電誘導によ
って引張接地ローラ122側に帯電していた電荷が逃げ
てしまい、被現像体102は除電される。
【0047】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形すること
が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するもの
ではない。例えば、本実施例では静電潜像担持体101
と被現像体102と記録支持体111とが重ねられた位
置に転写装置110を設けているが、その位置を変更す
ることもできる。
【0048】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、静電潜像担持体と被現像体とが一部密着する構成
であって、この静電潜像担持体に直接対向して帯電手段
と露光手段とを設けて静電潜像を形成し、被現像体が静
電潜像担持体に密着して重ねられた位置において現像し
、現像後に静電潜像担持体と被現像体と記録支持体とが
重ねられた位置に転写手段を設けて被現像体上のトナー
像を記録支持体に転写し、その後記録支持体上のトナー
像を記録支持体に定着するため、トナーが静電潜像担持
体上に残らず、露光手段により光を照射する際に残留ト
ナーが露光の影を作らない。そして、上記転写手段と対
向する位置と上記静電潜像担持体と重なる位置の間に、
被現像体に対向して除電装置が設けられているため、転
写手段によって帯電した被現像体上の電荷が除電される
。したがって、現像プロセス時において被現像体が帯電
していることがなくなり、かぶりの無い美しい画像を長
期にわたり得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す電子写真装置の概略構成
図である。
【図2】従来の電子写真装置を示す図である。
【図3】従来の他の電子写真装置を示す図である。
【図4】従来の電子写真装置において連続印字を行った
場合の非画像部の状態の変化を示す図である。
【図5】現像プロセスの電位モデルを示す図である。
【図6】本発明の電子写真装置の画像形成プロセスを示
す図である。
【図7】本発明の電子写真装置の除電装置の説明図であ
る。
【図8】本発明の電子写真装置の印字特性図である。
【図9】本発明の電子写真装置の第2の実施例を示す図
である。
【図10】除電装置の配設状態図である。
【符号の説明】
101    静電潜像担持体 102    被現像体 105    帯電装置 106    露光装置 107    現像装置 116    残留トナー 110    転写装置 111    記録支持体 112    定着装置 121    除電装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  (a)静電潜像担持体と、(b)該静
    電潜像担持体と一部が接触するように配設される被現像
    体と、 (c)上記静電潜像担持体に直接対向して設けられる帯
    電手段と、 (d)該帯電手段に隣接する位置に上記静電潜像担持体
    に直接対向して設けられ、静電潜像担持体を露光して静
    電潜像を形成する露光手段と、 (e)上記静電潜像担持体に密接して重ねられた被現像
    体の上に、静電潜像担持体上の静電潜像に対応したトナ
    ー像を形成する現像手段と、 (f)上記静電潜像担持体と被現像体とが密接した位置
    において記録支持体を被現像体上のトナー像に重ね、被
    現像体上のトナー像を静電気力によって記録支持体上に
    転写する転写手段と、 (g)記録支持体上のトナー像を定着する定着手段と、
    (h)上記被現像体の走行方向において、上記転写手段
    と対向する位置と上記静電潜像担持体と重なる位置の間
    に、被現像体に対向して設けられる除電装置を有するこ
    とを特徴とする電子写真装置。
JP40160890A 1990-12-12 1990-12-12 電子写真装置 Withdrawn JPH04214575A (ja)

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