JPH04214109A - ごみ焼却炉における燃焼ガス混合構造 - Google Patents
ごみ焼却炉における燃焼ガス混合構造Info
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- JPH04214109A JPH04214109A JP575591A JP575591A JPH04214109A JP H04214109 A JPH04214109 A JP H04214109A JP 575591 A JP575591 A JP 575591A JP 575591 A JP575591 A JP 575591A JP H04214109 A JPH04214109 A JP H04214109A
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Landscapes
- Incineration Of Waste (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、都市ごみ、産業廃棄
物等の焼却に用いられるごみ焼却炉に関し、より詳細に
は炉内の燃焼ガスの混合を効果的に行なわしめる燃焼炉
の新規構造に関するものである。
物等の焼却に用いられるごみ焼却炉に関し、より詳細に
は炉内の燃焼ガスの混合を効果的に行なわしめる燃焼炉
の新規構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の火格子型ごみ焼却炉は、図6に示
すように、火格子(7) を備えた1次燃焼室(1)
と、1次燃焼室(1) の上方に仕切壁(9) によっ
て逆U字状に形成された2次燃焼室(2) と、2次燃
焼室(2) で発生した燃焼ガスを煙道(3) に導く
ガス排出路(4) と、ガス排出路(4) における煙
道(3) の近傍に設けられた排熱回収装置(5) お
よび排ガス冷却用熱交換器(6) とを備えている。 2次燃焼室(2) の入口には2次空気供給用ノズル(
8) が設けられている。
すように、火格子(7) を備えた1次燃焼室(1)
と、1次燃焼室(1) の上方に仕切壁(9) によっ
て逆U字状に形成された2次燃焼室(2) と、2次燃
焼室(2) で発生した燃焼ガスを煙道(3) に導く
ガス排出路(4) と、ガス排出路(4) における煙
道(3) の近傍に設けられた排熱回収装置(5) お
よび排ガス冷却用熱交換器(6) とを備えている。 2次燃焼室(2) の入口には2次空気供給用ノズル(
8) が設けられている。
【0003】ホッパ(16)内のごみ(R) は火格子
(7) 上に載せられ、火格子(7) の下方から供給
される1次空気によって燃焼させられ、2次燃焼室(2
) には2次空気供給用ノズル(8) から2次空気が
供給される。
(7) 上に載せられ、火格子(7) の下方から供給
される1次空気によって燃焼させられ、2次燃焼室(2
) には2次空気供給用ノズル(8) から2次空気が
供給される。
【0004】そして、ごみ(R) を焼却することによ
り発生した燃焼ガスは、図6中に実線および破線で示す
ように、1次燃焼室(1) から上昇してほぼストレー
トに2次燃焼室(2) に入り、ガス排出路(4) を
通り、排熱回収装置(5) および熱交換器(6) を
経て冷却された後煙道(3) から排出され、図示しな
い排ガス処理装置に送られるようになっている。
り発生した燃焼ガスは、図6中に実線および破線で示す
ように、1次燃焼室(1) から上昇してほぼストレー
トに2次燃焼室(2) に入り、ガス排出路(4) を
通り、排熱回収装置(5) および熱交換器(6) を
経て冷却された後煙道(3) から排出され、図示しな
い排ガス処理装置に送られるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような焼却炉を用いたごみ焼却では、つぎのような問題
がある。
ような焼却炉を用いたごみ焼却では、つぎのような問題
がある。
【0006】すなわち、2次燃焼室(2) は上述のよ
うに仕切壁(9)によって逆U字状に形成されているた
め、1次燃焼室(1) からの燃焼ガスは2次燃焼室(
2) の上昇路を側壁に沿って上昇し、ついで頂部から
下降路を下降する。その間に、燃焼ガスの温度は上昇流
から下降流に移るに連れて降下する。また、1次燃焼室
(1) の出口温度は、灰分の溶融によるクリンカの形
成、耐火物寿命の短縮、火格子の焼損、NOxの発生な
どの問題から、燃焼に好適な1000℃以上の高温にす
ることができず、通常は900℃以下に抑えられている
。
うに仕切壁(9)によって逆U字状に形成されているた
め、1次燃焼室(1) からの燃焼ガスは2次燃焼室(
2) の上昇路を側壁に沿って上昇し、ついで頂部から
下降路を下降する。その間に、燃焼ガスの温度は上昇流
から下降流に移るに連れて降下する。また、1次燃焼室
(1) の出口温度は、灰分の溶融によるクリンカの形
成、耐火物寿命の短縮、火格子の焼損、NOxの発生な
どの問題から、燃焼に好適な1000℃以上の高温にす
ることができず、通常は900℃以下に抑えられている
。
【0007】そのため、2次燃焼室(2) には完全燃
焼の目的で2秒間以上の滞留時間を保有させてはいるが
、後流に行くにしたがってガス温度が低下する。ノズル
(8) によって2次燃焼室(2) の入口に2次空気
を供給しても、この空気が燃焼ガスとの混合領域に達す
ると、ガス温度は上述の如く低下しているため、酸化反
応は緩慢にしか進行せず、完全燃焼は達成し難い。その
結果、一酸化炭素や炭化水素類、煤などの未燃分はその
まま燃焼排ガスとともに排出されることとなる。
焼の目的で2秒間以上の滞留時間を保有させてはいるが
、後流に行くにしたがってガス温度が低下する。ノズル
(8) によって2次燃焼室(2) の入口に2次空気
を供給しても、この空気が燃焼ガスとの混合領域に達す
ると、ガス温度は上述の如く低下しているため、酸化反
応は緩慢にしか進行せず、完全燃焼は達成し難い。その
結果、一酸化炭素や炭化水素類、煤などの未燃分はその
まま燃焼排ガスとともに排出されることとなる。
【0008】また、2次燃焼室(2) のガス流れはい
わゆるピストンフローに近いものであり、ごみの燃焼は
ごみ投入量の増減、発熱量の変動、ごみ形態の変化など
によって突発的に変動し、しばしば瞬間的に空気不足状
態になることがあり、この場合も一酸化炭素や炭化水素
類、煤などの未燃分が排ガスとともに排出される。この
原因は、ピストンフロー状のガス流れでは上流の燃焼ガ
スと下流の燃焼ガスの混合がなされず上記の如き瞬間的
な空気不足状態が生じることに起因する。
わゆるピストンフローに近いものであり、ごみの燃焼は
ごみ投入量の増減、発熱量の変動、ごみ形態の変化など
によって突発的に変動し、しばしば瞬間的に空気不足状
態になることがあり、この場合も一酸化炭素や炭化水素
類、煤などの未燃分が排ガスとともに排出される。この
原因は、ピストンフロー状のガス流れでは上流の燃焼ガ
スと下流の燃焼ガスの混合がなされず上記の如き瞬間的
な空気不足状態が生じることに起因する。
【0009】こうして排ガス中に多量に含まれる炭化水
素類は、いわゆるダイオキシン前駆物質であって、後流
で塩化水素ガスなどの塩化物と反応し、猛毒のダイオキ
シンを生成するという問題がある。
素類は、いわゆるダイオキシン前駆物質であって、後流
で塩化水素ガスなどの塩化物と反応し、猛毒のダイオキ
シンを生成するという問題がある。
【0010】この発明の目的は、上記問題を解決し、ご
み焼却炉において都市ごみ、産業廃棄物等を焼却するに
際し、未燃分の発生を未然に抑制しうるごみ焼却炉を提
供することにある。
み焼却炉において都市ごみ、産業廃棄物等を焼却するに
際し、未燃分の発生を未然に抑制しうるごみ焼却炉を提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成すべく工夫されたものであって、2次燃焼室を特定
の構造にすることによって燃焼ガスの混合を効果的にな
し得るという知見により完成せられたものである。
達成すべく工夫されたものであって、2次燃焼室を特定
の構造にすることによって燃焼ガスの混合を効果的にな
し得るという知見により完成せられたものである。
【0012】すなわち、この発明は、火格子を備えた1
次燃焼室と、その上方に連なった2次燃焼室とを有する
火格子型ごみ焼却炉において、2次燃焼室が、燃焼ガス
の渦流を形成する回流室となされていることを特徴とす
る、ごみ焼却炉における燃焼ガス混合構造である。
次燃焼室と、その上方に連なった2次燃焼室とを有する
火格子型ごみ焼却炉において、2次燃焼室が、燃焼ガス
の渦流を形成する回流室となされていることを特徴とす
る、ごみ焼却炉における燃焼ガス混合構造である。
【0013】この発明の好適な態様においては、上記構
成の構造において、回流室の燃焼ガス滞留部に2次空気
ノズルが配設されていることを特徴とする、ごみ焼却炉
における燃焼ガス混合構造である。また、回流室の1つ
の形態としては、屈折状のガス通路で構成されているも
のが例示される。
成の構造において、回流室の燃焼ガス滞留部に2次空気
ノズルが配設されていることを特徴とする、ごみ焼却炉
における燃焼ガス混合構造である。また、回流室の1つ
の形態としては、屈折状のガス通路で構成されているも
のが例示される。
【0014】2次燃焼室の入口におけるガス温度は、好
ましくは1150〜850℃、より好ましくは1000
〜900℃の範囲になされている。
ましくは1150〜850℃、より好ましくは1000
〜900℃の範囲になされている。
【0015】
【作用】この発明のごみ焼却炉においては、2次燃焼室
が燃焼ガスの渦流を形成する回流室となされているので
、2次燃焼室内で上流の燃焼ガスと下流の燃焼ガスがよ
く混合せられる上に、火炎および未燃分と余剰空気との
混合が効率よく行われ、完全燃焼が達成される。
が燃焼ガスの渦流を形成する回流室となされているので
、2次燃焼室内で上流の燃焼ガスと下流の燃焼ガスがよ
く混合せられる上に、火炎および未燃分と余剰空気との
混合が効率よく行われ、完全燃焼が達成される。
【0016】
【実施例】つぎに、図示の実施例によりこの発明を具体
的に説明する。なお、前後関係については、図1の左方
を前方と称することとする。
的に説明する。なお、前後関係については、図1の左方
を前方と称することとする。
【0017】図1において、この発明によるごみ焼却炉
は、火格子(7) を備えた1次燃焼室(1) と、1
次燃焼室(1) の上方に連通状に設けられた2次燃焼
室(10)と、2次燃焼室(10)で発生した燃焼ガス
を煙道(3) に導くガス排出路(4) と、ガス排出
路(4) における煙道(3) の近傍に設けられた排
熱回収装置(5) および排ガス冷却用熱交換器(6)
とを備えている。
は、火格子(7) を備えた1次燃焼室(1) と、1
次燃焼室(1) の上方に連通状に設けられた2次燃焼
室(10)と、2次燃焼室(10)で発生した燃焼ガス
を煙道(3) に導くガス排出路(4) と、ガス排出
路(4) における煙道(3) の近傍に設けられた排
熱回収装置(5) および排ガス冷却用熱交換器(6)
とを備えている。
【0018】ホッパ(16)内のごみ(R) は、燃焼
室(1) 内に設けられた火格子(7) 上に載せられ
、火格子(7) の下方から供給される1次空気を用い
て燃焼させられる。2次燃焼室(10)にはその入口(
10a) を向く2次空気供給用ノズル(8) が設け
られている。
室(1) 内に設けられた火格子(7) 上に載せられ
、火格子(7) の下方から供給される1次空気を用い
て燃焼させられる。2次燃焼室(10)にはその入口(
10a) を向く2次空気供給用ノズル(8) が設け
られている。
【0019】2次燃焼室(10)は、従来の燃焼炉にお
ける仕切壁を有さない室より成り、前側下端に入口(1
0a) を有し、後側下端にガイド部(10b) を介
して出口(10c) を有する。入口(10a) は前
方斜め上向きに形成せられている。これはまた狭く絞ら
れて速いガス流速が得られるようになされている。ガイ
ド部(10b) は前方下り勾配に形成されている。ガ
イド部(10b) はこれの前方延長線が2次燃焼室(
10)の入口(10a) すなわち1次燃焼室(1)
の出口より間隔(L) だけ高くなされ、燃焼ガスの渦
流を形成しやすくなされている。こうして2次燃焼室(
10)は燃焼ガスの渦流を形成する回流室となされてい
る。
ける仕切壁を有さない室より成り、前側下端に入口(1
0a) を有し、後側下端にガイド部(10b) を介
して出口(10c) を有する。入口(10a) は前
方斜め上向きに形成せられている。これはまた狭く絞ら
れて速いガス流速が得られるようになされている。ガイ
ド部(10b) は前方下り勾配に形成されている。ガ
イド部(10b) はこれの前方延長線が2次燃焼室(
10)の入口(10a) すなわち1次燃焼室(1)
の出口より間隔(L) だけ高くなされ、燃焼ガスの渦
流を形成しやすくなされている。こうして2次燃焼室(
10)は燃焼ガスの渦流を形成する回流室となされてい
る。
【0020】2次空気供給用ノズル(8) は上述の如
く2次燃焼室(10)の入口(10a) を向き、2次
空気が1次燃焼室(1) から2次燃焼室(10)への
燃焼ガス流に正面からぶつかるようになされている。な
お、2次空気供給用ノズル(8) から2次空気ととも
に高圧気流水ジェットを噴射させてもよい。高圧気流水
ジェットは別のノズル(11)によって1次燃焼室(1
) に噴射させてもよい。高圧気流水ジェットは、空気
、水蒸気、または空気と水蒸気の混合物を用いて水を霧
化し、これを噴霧することによって形成せられる。
く2次燃焼室(10)の入口(10a) を向き、2次
空気が1次燃焼室(1) から2次燃焼室(10)への
燃焼ガス流に正面からぶつかるようになされている。な
お、2次空気供給用ノズル(8) から2次空気ととも
に高圧気流水ジェットを噴射させてもよい。高圧気流水
ジェットは別のノズル(11)によって1次燃焼室(1
) に噴射させてもよい。高圧気流水ジェットは、空気
、水蒸気、または空気と水蒸気の混合物を用いて水を霧
化し、これを噴霧することによって形成せられる。
【0021】上記構成において、燃焼ガスは2次空気お
よび/または高圧気流水ジェットとの衝突によってよく
混合され、さらに2次燃焼室(10)では上記の如き回
流室構造によって燃焼ガスの渦流が形成され、その結果
燃焼ガスの混合が促進せられる。
よび/または高圧気流水ジェットとの衝突によってよく
混合され、さらに2次燃焼室(10)では上記の如き回
流室構造によって燃焼ガスの渦流が形成され、その結果
燃焼ガスの混合が促進せられる。
【0022】こうして燃焼ガスがよく混合されると、一
酸化炭素や炭化水素類、煤などの未燃分が渦流中で完全
に燃焼され、燃焼が極めて早く完結せられる。
酸化炭素や炭化水素類、煤などの未燃分が渦流中で完全
に燃焼され、燃焼が極めて早く完結せられる。
【0023】また、ピストンフローによる瞬間的空気不
足状態から来る一酸化炭素や炭化水素類、煤などの未燃
分の排出は、上流の燃焼ガスと下流の燃焼ガスとの混合
が充分になされる結果、激減せられる。
足状態から来る一酸化炭素や炭化水素類、煤などの未燃
分の排出は、上流の燃焼ガスと下流の燃焼ガスとの混合
が充分になされる結果、激減せられる。
【0024】図2、図3、図4および図5はこの発明の
2次燃焼室の変形例を示すものである。
2次燃焼室の変形例を示すものである。
【0025】まず、図2の例では、2次燃焼室(10)
は1次燃焼室(1) に連通する蛇行部(12)とこれ
より大径の垂直大径部(14)とより成る。この構成で
は、燃焼ガスは、1次燃焼室(1) から蛇行部(12
)ついで垂直大径部(14)に入り、垂直大径部(14
)の上端出口からガス排出路(4) へ排出される間に
、2次燃焼室(10)においてよく混合される。また、
2次空気を供給する場合には、燃焼ガスがよどみを生じ
る燃焼ガス滞留部すなわち2次燃焼室(10)の角部で
供給を行なう。
は1次燃焼室(1) に連通する蛇行部(12)とこれ
より大径の垂直大径部(14)とより成る。この構成で
は、燃焼ガスは、1次燃焼室(1) から蛇行部(12
)ついで垂直大径部(14)に入り、垂直大径部(14
)の上端出口からガス排出路(4) へ排出される間に
、2次燃焼室(10)においてよく混合される。また、
2次空気を供給する場合には、燃焼ガスがよどみを生じ
る燃焼ガス滞留部すなわち2次燃焼室(10)の角部で
供給を行なう。
【0026】図3の例では、1次燃焼室(1) の頂部
が左右に分岐せられ、分岐部(1a)(1a)の間に煙
突状の2次燃焼室(13)が立設せられている。この構
成では燃焼ガスは1次燃焼室(1) の頂部で左右に2
分されて分岐部(1a)(1a)内で旋回流を形成し、
これら分流ガスが互いにぶつかるように2次燃焼室(1
3)の下端部で合流し、同室内を上昇する。こうして旋
回流の形成および分流の衝突によって燃焼ガスがよく混
合せられる。また、必要に応じて2次空気を供給する場
合もある。
が左右に分岐せられ、分岐部(1a)(1a)の間に煙
突状の2次燃焼室(13)が立設せられている。この構
成では燃焼ガスは1次燃焼室(1) の頂部で左右に2
分されて分岐部(1a)(1a)内で旋回流を形成し、
これら分流ガスが互いにぶつかるように2次燃焼室(1
3)の下端部で合流し、同室内を上昇する。こうして旋
回流の形成および分流の衝突によって燃焼ガスがよく混
合せられる。また、必要に応じて2次空気を供給する場
合もある。
【0027】図4の例では、2次燃焼室(10)は1次
燃焼室(1) に連通する蛇行部(12)とこれの上端
に横長に形成された水平箱部(15)とより成る。この
構成では、燃焼ガスは、1次燃焼室(1) から蛇行部
(12)ついで水平箱部(15)に入り、その後端出口
からガス排出路(4) へ排出される間に、2次燃焼室
(10)においてよく混合される。燃焼ガスはまた蛇行
部(12)内通過中に流れの方向を変え、その壁に沿う
流れを壁から剥離させる。また、必要に応じて2次空気
を供給する場合もある。
燃焼室(1) に連通する蛇行部(12)とこれの上端
に横長に形成された水平箱部(15)とより成る。この
構成では、燃焼ガスは、1次燃焼室(1) から蛇行部
(12)ついで水平箱部(15)に入り、その後端出口
からガス排出路(4) へ排出される間に、2次燃焼室
(10)においてよく混合される。燃焼ガスはまた蛇行
部(12)内通過中に流れの方向を変え、その壁に沿う
流れを壁から剥離させる。また、必要に応じて2次空気
を供給する場合もある。
【0028】図5の例では、2次燃焼室(17)は階段
状に直角に2回屈折したガス通路で構成されている。こ
の構成では、燃焼ガスは、1次燃焼室(1) から屈折
状の2次燃焼室(17)に入り、ここで温度950〜9
00℃の範囲で2回流れ方向を変換する。そして、燃焼
ガスが屈折部で壁に衝突することにより角部に渦流が形
成され、その結果燃焼ガスがよく混合せられる。また、
必要に応じて2次空気を供給する場合もある。
状に直角に2回屈折したガス通路で構成されている。こ
の構成では、燃焼ガスは、1次燃焼室(1) から屈折
状の2次燃焼室(17)に入り、ここで温度950〜9
00℃の範囲で2回流れ方向を変換する。そして、燃焼
ガスが屈折部で壁に衝突することにより角部に渦流が形
成され、その結果燃焼ガスがよく混合せられる。また、
必要に応じて2次空気を供給する場合もある。
【0029】焼却炉の各箇所におけるCO濃度の測定結
果はつぎの表1に示すとおりである 。 [表1]
図5の焼却
炉 従来の焼却炉
1次燃焼室出口 500ppm
以上 5000ppm以上
1回屈折の後流 50〜100pp
m
2回屈折の後流 0〜
5ppm 100〜200ppm
(2次燃焼室出口) (2次燃焼室入口温
度は950〜900℃の範囲)
果はつぎの表1に示すとおりである 。 [表1]
図5の焼却
炉 従来の焼却炉
1次燃焼室出口 500ppm
以上 5000ppm以上
1回屈折の後流 50〜100pp
m
2回屈折の後流 0〜
5ppm 100〜200ppm
(2次燃焼室出口) (2次燃焼室入口温
度は950〜900℃の範囲)
【0030】
【発明の効果】この発明のごみ焼却炉によれば、上述の
ようにして、2次燃焼室が燃焼ガスの渦流を形成する回
流室となされているので、2次燃焼室内で上流の燃焼ガ
スと下流の燃焼ガストがよく混合せられ、火炎および未
燃分と余剰空気との混合が効率よく行われ、完全燃焼化
が促進される。その結果、炭化水素類のようなダイオキ
シン前駆物質を含む排ガス中の未燃分が激減し、ダイオ
キシンの発生を未然に防いでダイオキシン含有量が極微
量または含まない排ガスを大気中に放出できる。
ようにして、2次燃焼室が燃焼ガスの渦流を形成する回
流室となされているので、2次燃焼室内で上流の燃焼ガ
スと下流の燃焼ガストがよく混合せられ、火炎および未
燃分と余剰空気との混合が効率よく行われ、完全燃焼化
が促進される。その結果、炭化水素類のようなダイオキ
シン前駆物質を含む排ガス中の未燃分が激減し、ダイオ
キシンの発生を未然に防いでダイオキシン含有量が極微
量または含まない排ガスを大気中に放出できる。
【図1】この発明によるごみ焼却炉の1具体例を示す垂
直断面図である。
直断面図である。
【図2】この発明によるごみ焼却炉の1具体例を示す垂
直断面図である。
直断面図である。
【図3】この発明によるごみ焼却炉の1具体例を示す垂
直断面図である。
直断面図である。
【図4】この発明によるごみ焼却炉の1具体例を示す垂
直断面図である。
直断面図である。
【図5】この発明によるごみ焼却炉の1具体例を示す垂
直断面図である。
直断面図である。
【図6】従来のごみ焼却炉を示す垂直断面図である。
(1) …1次燃焼室
(2)(10)(13)(17) …2次燃焼室(7)
…火格子 (8) …2次空気供給用ノズル (12)…蛇行部 (14)…垂直大径部 (15)…水平箱部
…火格子 (8) …2次空気供給用ノズル (12)…蛇行部 (14)…垂直大径部 (15)…水平箱部
Claims (3)
- 【請求項1】 火格子を備えた1次燃焼室と、その上
方に連設された2次燃焼室とを備えた火格子型ごみ焼却
炉において、2次燃焼室が、燃焼ガスの渦流を形成する
回流室となされていることを特徴とする、ごみ焼却炉に
おける燃焼ガス混合構造。 - 【請求項2】 請求項(1) 記載のごみ焼却炉にお
いて、回流室の燃焼ガス滞留部に2次空気ノズルが配設
されていることを特徴とする、ごみ焼却炉における燃焼
ガス混合構造。 - 【請求項3】 請求項(1) または(2) 記載の
ごみ焼却炉において、回流室が屈折状のガス通路で構成
されている、ごみ焼却炉における燃焼ガス混合構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP575591A JPH04214109A (ja) | 1990-11-30 | 1991-01-22 | ごみ焼却炉における燃焼ガス混合構造 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34062890 | 1990-11-30 | ||
JP2-340628 | 1990-11-30 | ||
JP575591A JPH04214109A (ja) | 1990-11-30 | 1991-01-22 | ごみ焼却炉における燃焼ガス混合構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04214109A true JPH04214109A (ja) | 1992-08-05 |
Family
ID=26339758
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP575591A Pending JPH04214109A (ja) | 1990-11-30 | 1991-01-22 | ごみ焼却炉における燃焼ガス混合構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04214109A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019045130A (ja) * | 2017-08-30 | 2019-03-22 | マルチン ゲーエムベーハー フュア ウムヴェルト ウント エネルギーテヒニーク | 燃焼プラント及び燃焼プラントの運転方法 |
JP2019174059A (ja) * | 2018-03-29 | 2019-10-10 | 川崎重工業株式会社 | 廃棄物焼却炉 |
JP2019178808A (ja) * | 2018-03-30 | 2019-10-17 | 川崎重工業株式会社 | 廃棄物焼却炉 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS611911A (ja) * | 1984-06-14 | 1986-01-07 | Metsukusu:Kk | 鶏ふん等の燃焼炉 |
JPH02263009A (ja) * | 1989-02-09 | 1990-10-25 | W & E Umwelttechnik Ag | ごみ焼却時に生成するダイオキシンとフランを減らすための方法及びその設備 |
JPH051078U (ja) * | 1991-06-25 | 1993-01-08 | 株式会社クボタ | ゲートバルブ |
-
1991
- 1991-01-22 JP JP575591A patent/JPH04214109A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970114 |