JPH04214108A - 廃棄物燃焼炉の運転方法 - Google Patents

廃棄物燃焼炉の運転方法

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JPH04214108A
JPH04214108A JP41357590A JP41357590A JPH04214108A JP H04214108 A JPH04214108 A JP H04214108A JP 41357590 A JP41357590 A JP 41357590A JP 41357590 A JP41357590 A JP 41357590A JP H04214108 A JPH04214108 A JP H04214108A
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waste
combustion
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fluidized bed
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Yasutaka Ishii
康貴 石井
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパルプスラッジ等の廃棄
物を燃焼、焼却する流動床焼却炉等の燃焼排ガス中の窒
素酸化物を効果的に低減させうる廃棄物燃焼炉の運転方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】燃焼において窒素酸化物の発生を左右す
る要因は燃焼温度と空気過剰率であることが知られてい
る。廃棄物の燃焼においても次のような窒素酸化物低減
方法が採用されている。 (1)燃焼炉内に燃焼温度を制御するために、燃焼部へ
、又は、その上部もしくは下部へ冷却用スチームもしく
は冷却用空気を投入する方法。 (2)燃焼炉内ヘ投入する燃焼用空気量を下げ、燃焼に
最適な空気過剰率よりも低い空気過剰率で運転する方法
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
方法には次のような問題がある。(1)の方法の、冷却
用スチーム(例えば200℃の飽和蒸気)を用いる場合
には、燃焼炉内の温度制御は充分可能であり窒素酸化物
も低減できるが、多量のスチームが必要となるため、燃
焼排ガスの酸露点、水露点対策の配慮が必要になると共
に、炉内にスチームを投入する特別な装置やスチームを
発生させる設備が必要になる。また、冷却用空気を用い
る場合は、上記のような酸露点、水露点の問題は少なく
なるが、多量の空気を必要とするため空気過剰率が上が
り窒素酸化物の発生を助長する形になる。
【0004】(2)の方法の空気過剰率を下げた運転を
行った場合に、パルプスラッジの未燃分の発生が助長さ
れ、燃焼効率が下がり燃焼炉の性能を低下させる。また
、最適な空気過剰率で運転した場合よりも燃焼温度が高
くなり、結果的に窒素酸化物の発生を助長する。本発明
はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、窒素
酸化物の発生を効果的に抑制しうる方法を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、廃棄物燃焼炉
で廃棄物を燃焼させる際に、該燃焼炉の燃焼部で廃棄物
を燃焼させる前に廃棄物に水を混入して廃棄物の水分を
調整し、その後、燃焼炉の燃焼部で廃棄物を燃焼させる
ことにより、燃焼排ガス中の窒素酸化物を低減させるよ
うにしたことを特徴とする。
【0006】
【作用】パルプスラッジ等の廃棄物が燃焼部に投入され
る前に廃棄物の水分調整が行われることにより、燃焼炉
内や燃焼部自体の燃焼温度が制御されるため最適な空気
過剰率で燃焼運転が行え、窒素酸化物の発生が効果的に
抑制される。なお、廃棄物中に混入された水は炉内や燃
焼部で蒸発し、燃焼炉内や燃焼部の温度を低下させる。 この場合、冷却用スチームを投入する場合と違い、大き
な蒸発潜熱を必要とするため、冷却用スチームに比較す
ると少量で該温度を低減でき、温度制御が行える。また
、冷却用スチームを投入した場合に比べ、酸露点、水分
露点は低い温度になり、酸露点、水分露点による問題が
発生しにくくなる。また、冷却用スチームを投入するた
めの設備が不要となる。
【0007】この他に、冷却用スチームを投入する方法
では直接燃焼部を温度制御できないが、水分を入れる方
法では直接制御できる。なお、直接、炉内に水を投入す
れば少量で減温・温度制御できるが、事前に炉外で廃棄
物に水分を混入するようにすれば廃棄物に水を満遍なく
混入させて廃棄物自体の調湿を行うことができるため燃
焼部での燃焼温度の調節が行い易く有利である。また、
この方法の方が炉の構造が複雑にならないという利点も
ある。また、本発明によれば、最適な空気過剰率で運転
できるため、未燃分の発生が抑えられ、燃焼炉として高
い燃焼効率が得られる。このように、低い燃焼温度、最
適な空気過剰率で運転できるため、燃焼炉としての性能
を損なうことなく窒素酸化物の低減が可能とされる。
【0008】
【実施例】次に、図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は本発明方法が適用される流動床焼却
炉の1実施例を示す概略縦断面図である。図1のおいて
、10は廃棄物燃焼炉としての流動床焼却炉、12は炉
体、14は空気分散板であり、空気分散板14の上側に
流動燃焼室16が形成され、下側に空気室18が設けら
れている。空気室18には燃焼用空気供給管19および
助燃バーナ20が取付けられている。16aは排ガス排
出口である。21は該バーナ20への重油等の燃料供給
管、22は燃料供給量調整弁である。空気分散板14の
上側には砂などの適宜な流動媒体が充填され、燃焼用空
気によって流動化されて流動床23が形成されている。
【0009】炉体12の上部には焼却炉10へ廃棄物と
してのパルプスラッジを投入するスクリュポンプ(本実
施例ではスクリュフィーダ)30が設けられている。こ
のスクリュフィーダ30は二軸スクリュ型のものであり
、スクリュケーシング31内にスクリュ32が2本設置
されて構成されている。スクリュフィーダ30の原料供
給口の上部にはパルプスラッジ投入ホッパ33が設けら
れ、このホッパ33にはパルプスラッジに水を供給する
ための水スプレー装置40が設けられている。42はホ
ッパ33内に臨ませて取付けられたスプレーノズル、4
1は給水配管、43は水量調整弁である。ホッパ33の
上部には廃棄物供給用コンベヤ45が設けられている。 50は窒素酸化物制御調整装置であり、51は流動床温
度指示調節計である。
【0010】このような構成において、廃棄物としての
パルプスラッジはコンベヤ45によってホッパ33へ投
入され、ここで水スプレー装置40のスプレーノズル4
2から噴出される水の供給を受けて水分調節が行われる
。そしてこのパルプスラッジはスクリュフィーダ30へ
投入され、該スクリュフィーダ30内で移送される間に
二軸スクリュ32の掻き混ぜ作用により廃棄物と水分が
均一に混合される。このようにして水分調整されたパル
プスラッジは焼却炉10の燃焼室16内へ投入されて落
下し、その流動床23中に投入されて、助燃バーナ20
の作動によって高温度(例えば800〜900℃程度)
に保たれている該流動床23中で燃焼される。燃焼排ガ
スは排ガス排出口16aから炉外へ排出され、さらに図
示していない排熱ボイラ等の熱回収部や集塵装置へ送ら
れて熱回収やダスト回収が行われる。
【0011】しかして、排ガス中の窒素酸化物(NOx
)は窒素酸化物制御調整装置50によって調整される。 即ち、排ガス排出口16a部でNOx検出端から排ガス
中の窒素酸化物(NOx)量が検出され、比較指令器5
2で所定のNOx値となるように指令が出され、水量調
整弁43の開度が調節されてスプレー水量が調整される
。即ち、NOx値が所定値よりも多い場合にはスプレー
水量が増加され、常に所定のNOx値となるように制御
される。また、これと同時に、流動床(燃焼部)23の
温度が下がりすぎ、未燃分が発生するのを抑えるために
温度指示調節計(TIC)51によって流動床23の温
度が計測され、スプレー水量が調整される。なお、以上
の実施例では廃棄物がパルプスラッジである場合を示し
たが、本発明は廃棄物がビール麦粕、コーヒ豆粕、豆腐
粕、あるいは汚泥などの種々の廃棄物であっても適用で
きる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
低い燃焼温度、最適な空気過剰率で運転することができ
、未燃物の発生が抑えられて燃焼炉としての性能を損な
うことなく、排ガス中の窒素酸化物を低減させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法が適用される流動床焼却炉の1実施
例を示す概略縦断面図である。
【符号の説明】
10    流動床焼却炉 16    流動燃焼室 14    空気分散板 18    空気室 23    流動床 30    スクリュフィーダ 33    パルプスラッジ投入ホッパ40    水
スプレー装置 50    窒素酸化物制御調整装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  廃棄物燃焼炉で廃棄物を燃焼させる際
    に、該燃焼炉の燃焼部で廃棄物を燃焼させる前に廃棄物
    に水を混入して廃棄物の水分を調整し、その後、燃焼炉
    の燃焼部で廃棄物を燃焼させることにより、燃焼排ガス
    中の窒素酸化物を低減させるようにしたことを特徴とす
    る廃棄物燃焼炉の運転方法。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57104157U (ja) * 1980-12-18 1982-06-26
JPS61204139U (ja) * 1985-06-05 1986-12-23

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57104157U (ja) * 1980-12-18 1982-06-26
JPS61204139U (ja) * 1985-06-05 1986-12-23

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