JPH04213030A - 紫外線強度計 - Google Patents
紫外線強度計Info
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- JPH04213030A JPH04213030A JP5395591A JP5395591A JPH04213030A JP H04213030 A JPH04213030 A JP H04213030A JP 5395591 A JP5395591 A JP 5395591A JP 5395591 A JP5395591 A JP 5395591A JP H04213030 A JPH04213030 A JP H04213030A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紫外線の強度を測定す
るために用いる紫外線強度計に関する。 【0002】 【従来の技術】紫外線を多量に浴びると皮膚がんの原因
となるなど、人体に悪影響を及ぼすことが知られている
。近年、オゾン層の破壊により太陽光線中に多量の紫外
線が含まれることが懸念され、また、季節によっても太
陽光線中に多量の紫外線が含まれるため、その対策を講
じる必要がある。 【0003】従来、紫外線強度計として、紫外線を電気
信号に変換し、更にこの電気信号をディジタル変換して
ディジタル表示するようにした構成が知られている。こ
の紫外線強度計を用いることにより、紫外線の強度(量
)を測定し、各種の対策を講じることができる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の紫外線強度計では、電子回路や電源を必要とし、構
造が複雑であるばかりでなく、高価となり、一般に普及
していないのが現状である。 【0005】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
であり、紫外線の瞬間的強度や積算強度(量)を簡易な
構造で測定することができ、したがって、低コスト化を
図ることができるようにした紫外線強度計を提供するこ
とを目的とするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の技術的解決手段は、フォトクロミック材料を
合成樹脂に混入して形成した紫外線感応層と、この紫外
線感応層の表面に設けられ、この紫外線感応層における
異なる位置ごとに紫外線をその照射強度(量)が異なる
ように照射させるカバーとを備えたものである。 【0007】そして、上記カバーは上記紫外線感応層に
おける順次隣接する位置ごとの紫外線照射強度(量)を
連続的に、または階段状に異ならせるように構成するの
が好ましく、このため、上記カバーを紫外線吸収性の合
成樹脂によりその肉厚が連続的に変化して紫外線の透過
量を連続的に変化させるように形成し、または肉厚が階
段状に変化して紫外線の透過量を階段状に変化させるよ
うに形成し、または上記カバーを紫外線反射性膜により
形成することができる。 【0008】または上記技術的手段における紫外線感応
部とカバーの側方における紫外線透過量の減少側に設け
られ、高温から低温に至る複数段階の温度に感応して発
色し、所望の環境温度下における紫外線照射限界強度(
量)の指標となる指標部を備えたものである。 【0009】そして、携帯、測定等の便を図るため、上
記紫外線感応層およびカバー、または上記紫外線感応層
、カバーおよび指標部を手首等に装着するリング状部材
に一体的に設けることができる。 【0010】 【作用】したがって、本発明によれば、カバーにより紫
外線感応層における紫外線照射強度(量)に対応する位
置の色相を変化させるので、その色相の変化した位置に
より紫外線の強度(量)について判断することができ、
これに基づき、所望の紫外線対策を講じることができる
。このように簡易な構成により紫外線の強度を測定する
ことができる。また、環境温度の差異により紫外線感応
層の反応速度が異なる場合には、異なる温度に感応して
発色する複数の指標部を備えることにより、所望の環境
温度下における紫外線照射限界強度(量)について判断
することができ、これに基づき、所望の紫外線対策を講
じることができる。 【0011】
【実施例】まず、本発明の第1の
実施例について図面を参照しながら説明する。図1およ
び図2は本発明の第1の実施例における紫外線強度計を
示し、図1は全体の斜視図、図2は要部の断面図である
。図1および図2に示すように、本実施例においてはブ
レスレットとして構成されたものであり、手首に装着す
るためのリング1と、紫外線感応層2と、この紫外線感
応層2の表面のカバー3とが一体的に設けられる。リン
グ1はアクリル系樹脂等の合成樹脂、若しくはその他の
所望の材料により形成される。紫外線感応層2は紫外線
の照射の有無により色相が可逆的に変化するフォトクロ
ミック材料を合成樹脂に混入して形成される。フォトク
ロミック材料としては、好ましくは紫外領域の光照射に
よって無色から有色に変化し、また、紫外線の遮断、可
視領域の光、若しくは熱等によって、有色から無色に可
逆的に変化するものであり、例えば、スピロピラン系化
合物、スピロオキサジン系化合物、フルギド系化合物、
ビオロゲン系化合物等を用い、このフォトクロミック材
料を混入する合成樹脂としては、アクリル系樹脂、ビニ
ル系樹脂、ウレタン系樹脂等を用いる。カバー3は一般
的な紫外線吸収剤を混入したアクリル系樹脂、ビニル系
樹脂等から形成される。これら紫外線感応層2とカバー
3はリング1の成形時にその外周の一部に埋設され、若
しくはリング1の成形後、その外周の一部に形成された
切欠4内に接着等の手段により埋設されて一体化される
。そして、紫外線感応層2とカバー3は円弧状に形成さ
れ、しかも、紫外線感応層2は円周方向の一端Aから他
端Bに至るに従い肉厚が連続的に薄く変化するように形
成され、カバー3は逆に一端Aから他端Bに至るに従い
肉厚が連続的に厚く変化するように形成されている。し
たがって、カバー3は肉厚が次第に厚くなるに従い、紫
外線を透過し難くなり、紫外線感応層2のA端からB端
に至る異なる位置ごとに同一条件下においては紫外線の
照射強度(量)が連続的に減少する。すなわち、紫外線
感応層2のA端側では比較的少ない紫外線の照射量(弱
い紫外線−Lowレベル)で発色し、B端側では比較的
多い紫外線の照射量(強い紫外線−Highレベル)で
発色するようになっている。 【0012】以上の構成において、以下、その使用要領
について説明する。外出等に際し、リング1を手首に装
着する。太陽光線に含まれる紫外線の強度が弱ければ(
紫外線の量が少なければ)、カバー3のA端側を透過し
、紫外線感応層2のA端側を照射して発色させる。紫外
線の強度(量)が多くなるに従い、カバー3のA端側よ
りB端側に紫外線の透過領域が拡大し、これに伴い、紫
外線感応層2もA端側よりB端側に紫外線照射による発
色領域が拡大する。この発色領域を観察することにより
、紫外線の強度(量)を知ることができる。したがって
、人体に悪影響を及ぼす紫外線の強度(量)で発色する
位置に所望の表示等を施すことにより、一べつするだけ
で容易に確認し、所望の対策を講じることができる。 【0013】次に、本発明の第2の実施例について図面
を参照しながら説明する。図3は本発明の第2の実施例
における紫外線強度計を示す要部の拡大断面図である。 本実施例においては、図3に示すように、紫外線感応層
2の肉厚がA端からB端に至るに従い階段状に次第に薄
く変化するように形成され、カバー3は逆にA端からB
端に至るに従い肉厚が階段状に次第に厚く変化するよう
に形成されている。したがって、カバー3は肉厚が次第
に厚くなるに従い、紫外線を透過し難くなり、紫外線感
応層2のA端からB端に至る異なる位置ごとに紫外線の
照射強度(量)が段階的に減少するように変化する。す
なわち、紫外線感応層2のA端側は比較的少ない紫外線
の照射量(弱い紫外線−Lowレベル)で発色し、B端
側は比較的多い紫外線の照射量(強い紫外線−High
レベル)で発色するようになっている。その他の構成に
ついては上記第1の実施例と同様である。 【0014】本実施例においても、紫外線の強度が強く
なるに従い(紫外線の量が多くなるに従い)、カバー3
のA端側よりB端側に紫外線の透過領域が拡大し、これ
に伴い、紫外線感応層2もA端側よりB端側に紫外線照
射による発色領域が拡大するので、この発色領域を観察
することにより、紫外線の強度(量)を知ることができ
る。したがって、人体に悪影響を及ぼす紫外線の強度(
量)で発色する位置に所望の表示等を施すことにより、
一べつするだけで容易に確認し、所望の対策を講じるこ
とができる。 【0015】次に、本発明の第3の実施例について図面
を参照しながら説明する。図4は本発明の第3の実施例
における紫外線強度計を示す要部の断面図である。本実
施例においては、図4に示すように、紫外線感応層2の
表面のカバー3がアルミニウム等の反射膜から成り、蒸
着等の手段により形成されている。このカバー3はA端
側からB端側に至るに従い次第に膜厚がやや厚くなるよ
うに形成されている。したがって、カバー3は膜厚が次
第に厚くなるに従い、紫外線を反射して透過し難くなり
、紫外線感応層2のA端からB端に異なる位置ごとに紫
外線の照射強度(量)が連続的に減少するように変化す
る。すなわち、紫外線感応層2のA端側は比較的少ない
紫外線の照射量(弱い紫外線−Lowレベル)で発色し
、B端側は比較的多い紫外線の照射量(強い紫外線−H
ighレベル)で発色するようになっている。その他の
構成については上記第1の実施例と同様である。 【0016】本実施例においても、紫外線の強度が強く
なるに従い(紫外線の量が多くなるに従い)、カバー3
のA端側よりB端側に紫外線の透過領域が拡大し、これ
に伴い、紫外線感応層2もA端側よりB端側に紫外線照
射による発色領域が拡大するので、この発色領域を観察
することにより、紫外線の強度(量)を知ることができ
る。したがって、人体に悪影響を及ぼす紫外線の強度(
量)で発色する位置に所望の表示等を施すことにより、
一べつするだけで容易に確認し、所望の対策を講じるこ
とができる。 【0017】次に、本発明の第4の実施例について図面
を参照しながら説明する。図5は本発明の第4の実施例
における紫外線強度計を示す全体の斜視図である。本実
施例において、上記第1の実施例と同一部分については
同一符号を付してその説明を省略し、異なる構成につい
て説明する。上記第1の実施例において、使用環境温度
の差異により紫外線感応層2の反応速度が異なり、使用
環境温度が低くなる程、紫外線感応層2の反応が早く進
行し、使用環境温度が高くなる程、紫外線感応層2の反
応が遅く進行する場合には、紫外線照射強度(量)の限
界を示す位置が異なり、紫外線の強度(量)について正
確に判断することができない。本実施例においては、こ
のような問題を解消するものであり、図5に示すように
、リング1が幅広に形成され、紫外線感応層2とカバー
3の側方における紫外線透過量の減少側で複数(図示例
では3つ)の指標部5a、5b、5cがリング1の外周
に設けられている。これらの指標部5a、5b、5cは
、例えば、上記のようなフォトクロミック材料をアクリ
ル系等の合成樹脂に混入し、高温から低温に至る複数段
階のいずれかの温度、例えば、気温30度以下、20度
以下、10度以下にそれぞれ感応して発色することがで
きるように構成されている。そして、高温から低温に至
るに従い順次発色する指標部5a、5b、5cが紫外線
透過量が多い部分から少ない部分に向かって配置されて
いる。そして、紫外線感応層2が気温30度以下、20
度以下、10度以下の各使用環境温度下で各指標部5a
、または5b、または5cの発色位置まで発色領域が拡
大することにより、紫外線対策を講じることが必要な紫
外線照射強度(量)の指標となるように設定されている
。 【0018】本実施例においても、紫外線の強度が強く
なるに従い(紫外線の量が多くなるに従い)、カバー3
のA端側よりB端側に紫外線の透過領域が拡大し、これ
に伴い、紫外線感応層2もA端側よりB端側に紫外線照
射による発色領域が拡大する。このとき、使用環境温度
、例えば、気温30度、20度、10度に対応する指標
部5a、5b、5cのいずれか、または複数が発色して
いるので、その発色位置まで紫外線感応層2の発色領域
が拡大し、この発色領域を観察することにより、紫外線
照射限度強度(量)であることを知ることができる。 したがって、人体に悪影響を及ぼす紫外線の強度(量)
を一べつするだけで容易に確認し、所望の対策を講じる
ことができる。 【0019】上記紫外線の測定に際し、瞬間的な強度(
量)を測定するようにし、または積算した強度(量)を
測定するようにしてもよい。 【0020】なお、上記実施例では、ブレスレットとし
て構成しているが、紫外線感応層2とカバー3をケース
に納めて携帯するようにしてもよい。また、バンドに取
り付けてもよい。また、紫外線感応層2は全体がほぼ均
一な厚さに形成してもよく、塗布により薄膜状に形成す
ることもできる。また、指標部5a、5b、5cも塗布
により薄膜状に形成することができる。この指標部は3
個に限定されるものではなく、例えば、春、夏、秋、冬
の季節に対応するように4個用いてもよい。また、用途
も人体に関するものに限定されるものではない。この他
、本発明は、その基本的技術思想を逸脱しない範囲で種
々設計変更することができる。 【0021】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、カ
バーにより紫外線感応層における紫外線照射強度(量)
に対応する位置の色相を変化させるので、その色相の変
化した位置により紫外線の強度(量)について判断する
ことができ、これに基づき、所望の紫外線対策を講じる
ことができる。このように簡易な構成により紫外線の強
度を測定することができる。したがって、低コスト化を
図ることができる。 【0022】また、使用環境温度の差異により紫外線感
応層の反応速度が異なる場合には、異なる温度に感応し
て発色する複数の指標部を備えることにより、所望の使
用環境温度下における紫外線照射限界強度(量)につい
て判断することができ、これに基づき、所望の紫外線対
策を講じることができる。したがって、季節、天候等に
左右されることなく使用することができる。また、紫外
線感応層およびカバー、または紫外線感応層、カバーお
よび指標部を手首等に装着するリング状部材に設けるこ
とにより、携帯、測定等の便を図ることができる。
るために用いる紫外線強度計に関する。 【0002】 【従来の技術】紫外線を多量に浴びると皮膚がんの原因
となるなど、人体に悪影響を及ぼすことが知られている
。近年、オゾン層の破壊により太陽光線中に多量の紫外
線が含まれることが懸念され、また、季節によっても太
陽光線中に多量の紫外線が含まれるため、その対策を講
じる必要がある。 【0003】従来、紫外線強度計として、紫外線を電気
信号に変換し、更にこの電気信号をディジタル変換して
ディジタル表示するようにした構成が知られている。こ
の紫外線強度計を用いることにより、紫外線の強度(量
)を測定し、各種の対策を講じることができる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の紫外線強度計では、電子回路や電源を必要とし、構
造が複雑であるばかりでなく、高価となり、一般に普及
していないのが現状である。 【0005】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
であり、紫外線の瞬間的強度や積算強度(量)を簡易な
構造で測定することができ、したがって、低コスト化を
図ることができるようにした紫外線強度計を提供するこ
とを目的とするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の技術的解決手段は、フォトクロミック材料を
合成樹脂に混入して形成した紫外線感応層と、この紫外
線感応層の表面に設けられ、この紫外線感応層における
異なる位置ごとに紫外線をその照射強度(量)が異なる
ように照射させるカバーとを備えたものである。 【0007】そして、上記カバーは上記紫外線感応層に
おける順次隣接する位置ごとの紫外線照射強度(量)を
連続的に、または階段状に異ならせるように構成するの
が好ましく、このため、上記カバーを紫外線吸収性の合
成樹脂によりその肉厚が連続的に変化して紫外線の透過
量を連続的に変化させるように形成し、または肉厚が階
段状に変化して紫外線の透過量を階段状に変化させるよ
うに形成し、または上記カバーを紫外線反射性膜により
形成することができる。 【0008】または上記技術的手段における紫外線感応
部とカバーの側方における紫外線透過量の減少側に設け
られ、高温から低温に至る複数段階の温度に感応して発
色し、所望の環境温度下における紫外線照射限界強度(
量)の指標となる指標部を備えたものである。 【0009】そして、携帯、測定等の便を図るため、上
記紫外線感応層およびカバー、または上記紫外線感応層
、カバーおよび指標部を手首等に装着するリング状部材
に一体的に設けることができる。 【0010】 【作用】したがって、本発明によれば、カバーにより紫
外線感応層における紫外線照射強度(量)に対応する位
置の色相を変化させるので、その色相の変化した位置に
より紫外線の強度(量)について判断することができ、
これに基づき、所望の紫外線対策を講じることができる
。このように簡易な構成により紫外線の強度を測定する
ことができる。また、環境温度の差異により紫外線感応
層の反応速度が異なる場合には、異なる温度に感応して
発色する複数の指標部を備えることにより、所望の環境
温度下における紫外線照射限界強度(量)について判断
することができ、これに基づき、所望の紫外線対策を講
じることができる。 【0011】
【実施例】まず、本発明の第1の
実施例について図面を参照しながら説明する。図1およ
び図2は本発明の第1の実施例における紫外線強度計を
示し、図1は全体の斜視図、図2は要部の断面図である
。図1および図2に示すように、本実施例においてはブ
レスレットとして構成されたものであり、手首に装着す
るためのリング1と、紫外線感応層2と、この紫外線感
応層2の表面のカバー3とが一体的に設けられる。リン
グ1はアクリル系樹脂等の合成樹脂、若しくはその他の
所望の材料により形成される。紫外線感応層2は紫外線
の照射の有無により色相が可逆的に変化するフォトクロ
ミック材料を合成樹脂に混入して形成される。フォトク
ロミック材料としては、好ましくは紫外領域の光照射に
よって無色から有色に変化し、また、紫外線の遮断、可
視領域の光、若しくは熱等によって、有色から無色に可
逆的に変化するものであり、例えば、スピロピラン系化
合物、スピロオキサジン系化合物、フルギド系化合物、
ビオロゲン系化合物等を用い、このフォトクロミック材
料を混入する合成樹脂としては、アクリル系樹脂、ビニ
ル系樹脂、ウレタン系樹脂等を用いる。カバー3は一般
的な紫外線吸収剤を混入したアクリル系樹脂、ビニル系
樹脂等から形成される。これら紫外線感応層2とカバー
3はリング1の成形時にその外周の一部に埋設され、若
しくはリング1の成形後、その外周の一部に形成された
切欠4内に接着等の手段により埋設されて一体化される
。そして、紫外線感応層2とカバー3は円弧状に形成さ
れ、しかも、紫外線感応層2は円周方向の一端Aから他
端Bに至るに従い肉厚が連続的に薄く変化するように形
成され、カバー3は逆に一端Aから他端Bに至るに従い
肉厚が連続的に厚く変化するように形成されている。し
たがって、カバー3は肉厚が次第に厚くなるに従い、紫
外線を透過し難くなり、紫外線感応層2のA端からB端
に至る異なる位置ごとに同一条件下においては紫外線の
照射強度(量)が連続的に減少する。すなわち、紫外線
感応層2のA端側では比較的少ない紫外線の照射量(弱
い紫外線−Lowレベル)で発色し、B端側では比較的
多い紫外線の照射量(強い紫外線−Highレベル)で
発色するようになっている。 【0012】以上の構成において、以下、その使用要領
について説明する。外出等に際し、リング1を手首に装
着する。太陽光線に含まれる紫外線の強度が弱ければ(
紫外線の量が少なければ)、カバー3のA端側を透過し
、紫外線感応層2のA端側を照射して発色させる。紫外
線の強度(量)が多くなるに従い、カバー3のA端側よ
りB端側に紫外線の透過領域が拡大し、これに伴い、紫
外線感応層2もA端側よりB端側に紫外線照射による発
色領域が拡大する。この発色領域を観察することにより
、紫外線の強度(量)を知ることができる。したがって
、人体に悪影響を及ぼす紫外線の強度(量)で発色する
位置に所望の表示等を施すことにより、一べつするだけ
で容易に確認し、所望の対策を講じることができる。 【0013】次に、本発明の第2の実施例について図面
を参照しながら説明する。図3は本発明の第2の実施例
における紫外線強度計を示す要部の拡大断面図である。 本実施例においては、図3に示すように、紫外線感応層
2の肉厚がA端からB端に至るに従い階段状に次第に薄
く変化するように形成され、カバー3は逆にA端からB
端に至るに従い肉厚が階段状に次第に厚く変化するよう
に形成されている。したがって、カバー3は肉厚が次第
に厚くなるに従い、紫外線を透過し難くなり、紫外線感
応層2のA端からB端に至る異なる位置ごとに紫外線の
照射強度(量)が段階的に減少するように変化する。す
なわち、紫外線感応層2のA端側は比較的少ない紫外線
の照射量(弱い紫外線−Lowレベル)で発色し、B端
側は比較的多い紫外線の照射量(強い紫外線−High
レベル)で発色するようになっている。その他の構成に
ついては上記第1の実施例と同様である。 【0014】本実施例においても、紫外線の強度が強く
なるに従い(紫外線の量が多くなるに従い)、カバー3
のA端側よりB端側に紫外線の透過領域が拡大し、これ
に伴い、紫外線感応層2もA端側よりB端側に紫外線照
射による発色領域が拡大するので、この発色領域を観察
することにより、紫外線の強度(量)を知ることができ
る。したがって、人体に悪影響を及ぼす紫外線の強度(
量)で発色する位置に所望の表示等を施すことにより、
一べつするだけで容易に確認し、所望の対策を講じるこ
とができる。 【0015】次に、本発明の第3の実施例について図面
を参照しながら説明する。図4は本発明の第3の実施例
における紫外線強度計を示す要部の断面図である。本実
施例においては、図4に示すように、紫外線感応層2の
表面のカバー3がアルミニウム等の反射膜から成り、蒸
着等の手段により形成されている。このカバー3はA端
側からB端側に至るに従い次第に膜厚がやや厚くなるよ
うに形成されている。したがって、カバー3は膜厚が次
第に厚くなるに従い、紫外線を反射して透過し難くなり
、紫外線感応層2のA端からB端に異なる位置ごとに紫
外線の照射強度(量)が連続的に減少するように変化す
る。すなわち、紫外線感応層2のA端側は比較的少ない
紫外線の照射量(弱い紫外線−Lowレベル)で発色し
、B端側は比較的多い紫外線の照射量(強い紫外線−H
ighレベル)で発色するようになっている。その他の
構成については上記第1の実施例と同様である。 【0016】本実施例においても、紫外線の強度が強く
なるに従い(紫外線の量が多くなるに従い)、カバー3
のA端側よりB端側に紫外線の透過領域が拡大し、これ
に伴い、紫外線感応層2もA端側よりB端側に紫外線照
射による発色領域が拡大するので、この発色領域を観察
することにより、紫外線の強度(量)を知ることができ
る。したがって、人体に悪影響を及ぼす紫外線の強度(
量)で発色する位置に所望の表示等を施すことにより、
一べつするだけで容易に確認し、所望の対策を講じるこ
とができる。 【0017】次に、本発明の第4の実施例について図面
を参照しながら説明する。図5は本発明の第4の実施例
における紫外線強度計を示す全体の斜視図である。本実
施例において、上記第1の実施例と同一部分については
同一符号を付してその説明を省略し、異なる構成につい
て説明する。上記第1の実施例において、使用環境温度
の差異により紫外線感応層2の反応速度が異なり、使用
環境温度が低くなる程、紫外線感応層2の反応が早く進
行し、使用環境温度が高くなる程、紫外線感応層2の反
応が遅く進行する場合には、紫外線照射強度(量)の限
界を示す位置が異なり、紫外線の強度(量)について正
確に判断することができない。本実施例においては、こ
のような問題を解消するものであり、図5に示すように
、リング1が幅広に形成され、紫外線感応層2とカバー
3の側方における紫外線透過量の減少側で複数(図示例
では3つ)の指標部5a、5b、5cがリング1の外周
に設けられている。これらの指標部5a、5b、5cは
、例えば、上記のようなフォトクロミック材料をアクリ
ル系等の合成樹脂に混入し、高温から低温に至る複数段
階のいずれかの温度、例えば、気温30度以下、20度
以下、10度以下にそれぞれ感応して発色することがで
きるように構成されている。そして、高温から低温に至
るに従い順次発色する指標部5a、5b、5cが紫外線
透過量が多い部分から少ない部分に向かって配置されて
いる。そして、紫外線感応層2が気温30度以下、20
度以下、10度以下の各使用環境温度下で各指標部5a
、または5b、または5cの発色位置まで発色領域が拡
大することにより、紫外線対策を講じることが必要な紫
外線照射強度(量)の指標となるように設定されている
。 【0018】本実施例においても、紫外線の強度が強く
なるに従い(紫外線の量が多くなるに従い)、カバー3
のA端側よりB端側に紫外線の透過領域が拡大し、これ
に伴い、紫外線感応層2もA端側よりB端側に紫外線照
射による発色領域が拡大する。このとき、使用環境温度
、例えば、気温30度、20度、10度に対応する指標
部5a、5b、5cのいずれか、または複数が発色して
いるので、その発色位置まで紫外線感応層2の発色領域
が拡大し、この発色領域を観察することにより、紫外線
照射限度強度(量)であることを知ることができる。 したがって、人体に悪影響を及ぼす紫外線の強度(量)
を一べつするだけで容易に確認し、所望の対策を講じる
ことができる。 【0019】上記紫外線の測定に際し、瞬間的な強度(
量)を測定するようにし、または積算した強度(量)を
測定するようにしてもよい。 【0020】なお、上記実施例では、ブレスレットとし
て構成しているが、紫外線感応層2とカバー3をケース
に納めて携帯するようにしてもよい。また、バンドに取
り付けてもよい。また、紫外線感応層2は全体がほぼ均
一な厚さに形成してもよく、塗布により薄膜状に形成す
ることもできる。また、指標部5a、5b、5cも塗布
により薄膜状に形成することができる。この指標部は3
個に限定されるものではなく、例えば、春、夏、秋、冬
の季節に対応するように4個用いてもよい。また、用途
も人体に関するものに限定されるものではない。この他
、本発明は、その基本的技術思想を逸脱しない範囲で種
々設計変更することができる。 【0021】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、カ
バーにより紫外線感応層における紫外線照射強度(量)
に対応する位置の色相を変化させるので、その色相の変
化した位置により紫外線の強度(量)について判断する
ことができ、これに基づき、所望の紫外線対策を講じる
ことができる。このように簡易な構成により紫外線の強
度を測定することができる。したがって、低コスト化を
図ることができる。 【0022】また、使用環境温度の差異により紫外線感
応層の反応速度が異なる場合には、異なる温度に感応し
て発色する複数の指標部を備えることにより、所望の使
用環境温度下における紫外線照射限界強度(量)につい
て判断することができ、これに基づき、所望の紫外線対
策を講じることができる。したがって、季節、天候等に
左右されることなく使用することができる。また、紫外
線感応層およびカバー、または紫外線感応層、カバーお
よび指標部を手首等に装着するリング状部材に設けるこ
とにより、携帯、測定等の便を図ることができる。
【図1】本発明の第1の実施例における紫外線強度計を
示す全体の斜視図である。
示す全体の斜視図である。
【図2】同紫外線強度計の要部の断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例における紫外線強度計を
示す要部の拡大断面図である。
示す要部の拡大断面図である。
【図4】本発明の第3の実施例における紫外線強度計を
示す要部の断面図である。
示す要部の断面図である。
【図5】本発明の第4の実施例における紫外線強度計を
示す全体の斜視図である。
示す全体の斜視図である。
1 リング
2 紫外線感応層
3 カバー
5a 指標部
5b 指標部
5c 指標部
Claims (9)
- 【請求項1】 フォトクロミック材料を合成樹脂に混
入して形成した紫外線感応層と、この紫外線感応層の表
面に設けられ、この紫外線感応層における異なる位置ご
とに紫外線をその照射強度(量)が異なるように照射さ
せるカバーとを備えた紫外線強度計。 - 【請求項2】 カバーが紫外線感応層における順次隣
接する位置ごとの紫外線照射強度(量)を連続的に異な
らせる請求項1記載の紫外線強度計。 - 【請求項3】 カバーが紫外線感応層における順次隣
接する位置ごとの紫外線照射強度(量)を階段状に異な
らせる請求項1記載の紫外線強度計。 - 【請求項4】 カバーが紫外線吸収性の合成樹脂から
成り、肉厚が連続的に変化して紫外線の透過量を連続的
に変化させるように形成された請求項2記載の紫外線強
度計。 - 【請求項5】 カバーが紫外線吸収性の合成樹脂から
成り、肉厚が階段状に変化して紫外線の透過量を階段状
に変化させるように形成された請求項3記載の紫外線強
度計。 - 【請求項6】 カバーが紫外線反射性膜から成り、紫
外線の透過量を順次変化させるように形成された請求項
2または3記載の紫外線強度計。 - 【請求項7】 紫外線感応層とカバーの側方における
紫外線透過量の減少側に設けられ、高温から低温に至る
複数段階の温度に感応して発色し、所望の環境温度下に
おける紫外線照射限界強度(量)の指標となる指標部を
備えた請求項1ないし6のいずれかに記載の紫外線強度
計。 - 【請求項8】 紫外線感応層およびカバーがリング状
部材に一体的に設けられた請求項1ないし6のいずれか
に記載の紫外線強度計。 - 【請求項9】 紫外線感応層、カバーおよび指標部が
リング状部材に一体的に設けられた請求項7記載の紫外
線強度計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5395591A JPH04213030A (ja) | 1990-11-22 | 1991-02-26 | 紫外線強度計 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2-319294 | 1990-11-22 | ||
JP31929490 | 1990-11-22 | ||
JP5395591A JPH04213030A (ja) | 1990-11-22 | 1991-02-26 | 紫外線強度計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04213030A true JPH04213030A (ja) | 1992-08-04 |
Family
ID=26394692
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5395591A Pending JPH04213030A (ja) | 1990-11-22 | 1991-02-26 | 紫外線強度計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04213030A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0982572A1 (en) * | 1998-08-21 | 2000-03-01 | Tuochi Technology Co. Ltd. | Ultraviolet radiation indicator |
KR20010044795A (ko) * | 2001-03-26 | 2001-06-05 | 김경원 | 식물체를 이용한 광변색성 장신구 |
JP2016161558A (ja) * | 2015-03-05 | 2016-09-05 | 中国電力株式会社 | 紫外線透過量の積算量の算出方法、及び積層体の強度の劣化率の算出方法 |
KR20160111387A (ko) | 2014-01-21 | 2016-09-26 | 스미또모 가가꾸 가부시끼가이샤 | 스퍼터링 타겟 |
CN106066204A (zh) * | 2015-04-24 | 2016-11-02 | 南昌欧菲光学技术有限公司 | 一种紫外线强度检测装置及该装置的制作方法 |
-
1991
- 1991-02-26 JP JP5395591A patent/JPH04213030A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0982572A1 (en) * | 1998-08-21 | 2000-03-01 | Tuochi Technology Co. Ltd. | Ultraviolet radiation indicator |
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CN106066204A (zh) * | 2015-04-24 | 2016-11-02 | 南昌欧菲光学技术有限公司 | 一种紫外线强度检测装置及该装置的制作方法 |
CN106066204B (zh) * | 2015-04-24 | 2019-09-06 | 南昌欧菲光学技术有限公司 | 一种紫外线强度检测装置及该装置的制作方法 |
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