JPH0421271B2 - - Google Patents

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JPH0421271B2
JPH0421271B2 JP13657289A JP13657289A JPH0421271B2 JP H0421271 B2 JPH0421271 B2 JP H0421271B2 JP 13657289 A JP13657289 A JP 13657289A JP 13657289 A JP13657289 A JP 13657289A JP H0421271 B2 JPH0421271 B2 JP H0421271B2
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JP
Japan
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tape
cassette
adapter
small
video
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Application number
JP13657289A
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English (en)
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JPH0221475A (ja
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Marii Andore Dareie Do Kosutomoru Daruku Sutefuan
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP13657289A priority Critical patent/JPH0221475A/ja
Publication of JPH0221475A publication Critical patent/JPH0221475A/ja
Publication of JPH0421271B2 publication Critical patent/JPH0421271B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ビデオ装置に関し、特にビデオ・プ
ログラムの記録および再生のための磁気テープの
ビデオ・カセツトに関する。
(従来の技術とその問題点) 今日市販されているビデオ・レコーダ/プレヤ
ーのほとんどは、数時間(4乃至8時間)の記録
容量を有する大型の標準的なビデオ・カセツトを
使用している。
ある携帯可能なテレビ・カメラは、カメラと一
体でありかつ小型のビデオ・カセツトを使用する
レコーダを使用するビデオ記録を行なう。しか
し、小型ビデオ・カセツトは大部分のビデオ・レ
コーダ/プレヤー装置において使用することがで
きず、このカセツトにおいて行なつた記録はこの
ようなビデオ・レコーダ/プレヤー装置で使用す
るためには標準的なビデオ・カセツト(標準形テ
ープカセツト)のテープ上に再び記録し直さなけ
ればならない。
標準的なビデオ・カセツトにおける磁気テープ
は、駆動、再生および(または)記録部分と共働
しなければならないため、充分に規定された経路
に追従する。一般に、この経路の部分は直線的で
ありかつ長く、装填装置がカセツトからテープを
取外すことを可能にし、またカセツトが作動位置
にあるときこれを記録および再生部材に密着させ
るようにテープがビデオ・カセツトの略々全長に
わたつて露呈されることを保証するためビデオ・
カセツトの1つの長い縁部に隣接してテープパス
が延在する。
小型ビデオ・カセツト(小型テープカセツト)
はそれ自体の本質により標準的なビデオ・カセツ
トよりも遥かに小さいため、これらのカセツトが
保有する磁気テープは標準的なビデオ・カセツト
におけるものと同じ経路構成を持たず、その結果
これら小型カセツトはほとんどのビデオ・レコー
ダ/プレヤー装置においては使用することができ
ない。
従つて、小型ビデオ・カセツトを使用する携帯
用レコーダは、前記小型ビデオ・カセツトが標準
的なビデオ・カセツトの使用を意図されたビデオ
装置との非共用性の故に広く使用されていない。
ところで、上記したような小型ビデオ・カセツ
トを大型の標準的なビデオ・カセツトと同じ寸法
および形状を有し、小型ビデオ・カセツトをその
内部に挿入することにより、大型の標準的なビデ
オ・カセツトと略同一のテープパスを形成して、
従来のビデオ・レコーダ/プレヤー装置を用いて
再生することができるアダプタが考えられるが、
小型ビデオ・カセツト内のアダプタ内で標準的な
ビデオ・カセツトと略同一のテープパスが形成さ
れていない状態で、このアダプタが装置に装着さ
れてしまうと、テープ引出し機構が不完全位置の
ままとなつて、装置側の部品と衝突して両者を損
傷して正常な記録再生をすることは不可能となる
問題点がある。
また、使用者が小型ビデオ・カセツトを入れな
いでこのアダプタをうつかり装置に装着してしま
つて、記録再生ができないまま装置が故障したか
と認識してしまう虞れもあつた。
(問題点を解決するための手段) 本発明の目的は、前記アダプタをビデオ装置内
で使用する際、小型ビデオ・カセツトがアダプタ
内に収納されていない時、もしくは不完全収納時
には操作者に注意をうながし、またカセツトが収
納されていても正規のテープパスが形成されてい
ない時、このアダプタの装置への装着を不可能に
すると共に、小型ビデオ・カセツトのテープに対
する損傷を防止する安全措置が含まれるアダプタ
の提供にある。
そして、本発明は上記目的を達成するために、
標準形テープカセツトより小型のテープカセツト
を標準形の記録/再生装置に装着するために用い
られるビデオ・カセツト用アダプタであつて、前
記小型テープカセツトを収納する収納部を設け、
この収納部内に収納された前記小型テープカセツ
トより駆動機構によつて磁気テープを引き出して
前記標準形テープカセツトのテープパスと同一テ
ープパスを形成するテープ引出し機構と、前記引
出された磁気テープを前記駆動機構の駆動力によ
つて前記小型テープカセツト内のスプールを回転
すべく同スプールに巻取り収納するテープ収納機
構と、前記小型テープカセツトが前記収納部に装
着されていない時には前記駆動機構を不作動と
し、前記小型テープカセツトが装着されている時
には前記駆動機構を作動可能とするカセツト検出
手段と、前記テープ引出し機構の動作により変位
する変位部材を有し、前記テープ引出し機構によ
るテープパス不完全形成時、前記変位部材が突出
して装置側の部材と共働してこのアダプタが装置
に装着されるのを阻止する誤挿入防止機構とから
構成してなるビデオ・カセツト用アダプタを提供
するものである。
また、本発明の他の特徴および長所について
は、図面を参照して以下の望ましい一実施態様の
詳細な記述から明らかになるであろう。
(実施例) 第1図においては、大型の標準的なビデオ・カ
セツト10を示し、カセツト内の磁気テープ12
のテープパスである経路14を示している。
大型の標準的なビデオ・カセツト、例えば、半
時間録画用のビデオ・カセツトよりも少ない量の
テープを収納する小型ビデオ・カセツト16が第
2図および第2A図に示されている。この小型ビ
デオ・カセツト16については、先の譲受人に譲
渡された米国特許出願に更に詳細に記述されてい
る。この小型ビデオ・カセツト16はハウジング
18と、通常は小ループ25におけるスプール間
に延在するテープ24を保持する1対のスプール
20A,20Bとを有し、該スプール20A,2
0Bは駆動軸により駆動されるための従来周知の
ハブを有する。
第3図においては、第1図および第1A図に示
された如き標準的な大型のビデオ・カセツトの寸
法と略々同じ外部寸法を有するハウジング28を
含む本発明が採用されたアダプタ26が示されて
いる。第2図に示した形式の小型ビデオ・カセツ
ト16を収納するため、ハウジング28には小型
ビデオ・カセツト16の外部形状と一致するハウ
ジングの片面に腔部(収納部)30が設けられ、
その結果小型ビデオ・カセツトはこの収納部30
内に滑り込んでこれにより保持することができ
る。挿入および取外しを容易にするため、ハウジ
ング28の表面には、ユーザがその親指と人差指
を挿入して小型ビデオ・カセツト16を保持して
それをアダプタ26から取外すことができる1対
の対向位置にある浅い指の大きさの凹部32A,
32Bが設けられている。
前記小型ビデオ・カセツト16を収納部30内
に正確に配置するため、位置決めスタツド34
A,34B,34Cが収納部30の底部を画成す
るハウジング28の底部壁面36(第6図)に取
付けられている。この小型ビデオ・カセツト16
には、小型ビデオ・カセツトがアダプタのハウジ
ング28の収納部30に挿入される時小型ビデ
オ・カセツトの位置を固定するため位置決めスタ
ツドを収受する開口36A,36B,36Cが設
けられている。小型ビデオ・カセツトが1つの方
向にのみ確実に挿入できるように位置決めスタツ
ド34A,34B,34Cは非対称的に配置され
寸法を呈し、また開口36A,36B,36Cが
小型ビデオ・カセツトのある1つの姿勢において
のみ前記スタツドを収受するように同様に配置さ
れ寸法を有する。
小型ビデオ・カセツトの作動位置への定置 小型ビデオ・カセツト16は、最初に収納部3
0にユーザにより定置される。本発明において
は、アダプタ26にはスプール20A,20Bに
おける開口に進入する駆動スピンドル38A,3
8Bが設けられ、この駆動スピンドル38A,3
8Bにはハウジング28に小型ビデオ・カセツト
16を係止するための可撓性を有する爪40A,
40Bが設けられている。アダプタの駆動スピン
ドル(軸)38A,38Bに設けられているこの
可撓性の爪40,40A,40Bと共働するた
め、磁気テープ24を有するスプール20A,2
0Bにおける中心部の開口には、リム42(第6
図、第6A図)およびその内径に沿つて軸心方向
に切欠き部44が設けられている。
第3図、第6図および第6A図乃至第6C図に
示されるように、小型ビデオ・カセツト16の各
スプールの中心部の開口には4つの軸心方向の切
欠き部44が設けられ、アダプタの駆動軸38
A,38Bには3つの爪40が設けられている。
小型ビデオ・カセツトが収納部30に定置される
時、このように駆動軸の各々の3本の爪40は前
記スプール20A,20Bを固定位置に保持する
ようにスプールの内縁部42に係止する。小型ビ
デオ・カセツト16は、基準位置確保装置として
作用する3本のスタツド34A,34B,34C
に対して押付けられる。
スプール20A,20Bが小型カセツトを保持
するアダプタが定置されたビデオ装置により回転
させられると直ちに、駆動軸38A,38Bの各
各の3本の爪40の内1本がスプール20A,2
0Bを駆動するように4つの切欠き部44の内の
1つの位置に移動させられる。
アダプタのハウジング28の収納部30におけ
る小型ビデオ・カセツト16の定置に応答する装
置が、小型ビデオ・カセツト16から磁気テープ
24を引出すように案内装置46A.46Bを移
動させて、録画済のテープを第2図に示す小さな
ループ25を、第5図に示す如く標準的なテープ
カセツトのテープパスと同等な大きなループ47
に拡張するように作用可能である。このような装
置は、手操作により(例えば、第3図の押しボタ
ン48により)、あるいは自動的に(収納部30
の底部に配置され、収納部30に定置される時、
小型ビデオ・カセツト16のケーシングにより作
動される第3図および第7図のスイツチ50によ
り)作動することもできる。
第4図によれば、円筒状のローラとして示され
る案内装置46A,46Bが枢着された1対のア
ーム52A,52Bにより支持され、このアーム
と案内装置はモータ54により運動可能である
(第5図参照)。
モータ54は、手動スイツチ48または自動ス
イツチ50および電源を含む回路(制御回路)5
8(第7図)によつて制御される。ユーザによる
スイツチの操作により制御回路58をして電力を
モータ54に対して接続させる。例えば、手動ス
イツチ48が作動されると、これは板部61を軸
62の周囲に枢動させてその端部64がカム66
上のスタツド65を離すように時計方向に回動さ
せる。板部61はこの時軸62および切欠き部6
3と共働することによつて案内されながらばね6
7の作用を受けている。その運動の終りにおい
て、板部61はモータ54の電源回路58のスイ
ツチ68を閉路する。駆動機構を構成するモータ
は回転してカム66を反時計方向に(第4図およ
び第5図において)駆動させられ、この回転運動
が結合ロツド70,72を介して、アーム52
A,52Bをそれぞれその軸心74A,74Bの
周囲に回転させる。結合ロツド70,72、アー
ム52A,52B、案内装置46A,46Bなど
によりテープ引出し機構を構成するものである。
この運動の間、円筒状のローラ46A,46B
は、テープが通常のカセツトにおいて占めなけれ
ばならない大きなループ47に対して占められる
経路から小型ビデオ・カセツト16内の磁気テー
プ24を繰出す。カム66の半回転運動はテープ
の経路の変更を生じ、スタツド65Aを板部61
の端部64と係合させ、この板部を長手方向に移
動させてスイツチ68をしてモータ54に対する
給電を遮断するためスイツチ68を回転させるこ
とにより、モーター54の作用サイクルを終了さ
せる。
テープが大きなループ47にある時、アダプタ
が配置されるビデオ装置の駆動軸はこの時小型ビ
デオ・カセツト16のスプール20A,20Bを
駆動するように作用可能である。ビデオ装置の軸
と小型ビデオ・カセツトのスプール20A,20
B間の駆動関係には、本ビデオ装置の軸が挿入さ
れるアダプタのハブ80A,80B(第3図)が
含まれるが、このハブ80A,80Bは中間歯車
78と噛合うリング歯車76を保持し、前記中間
歯車は更に小型ビデオ・カセツトのスプール20
A,20Bの駆動軸38A、38Bに対して固定
された歯車82と噛合つている。このように、ハ
ブ80A,80Bの回転運動は歯車76,78お
よび82を回転させて、小型カセツトのスプール
のための駆動軸を回転させる。同様な歯車列が小
型カセツトの両方のスプールに対して設けられて
いる。
アダプタからの小型ビデオ・カセツトの取外し 小型ビデオ・カセツト16は、アダプタ26が
ビデオ装置から取り出された後アダプタ26から
取外される。アダプタから小型ビデオ・カセツト
を取外すためには、手動スイツチ48を操作して
これが板部61を枢動させてスタツド65から解
除され、接点68と係合関係になるようにばね6
7により押圧される。この作用が制御回路58を
閉路し、モータ54に対して電源を接続する。モ
ータ54の作動はカム66を半回転させ、この運
動の終りにその作用サイクルは板部61により他
のスタツド65の係合作用により停止させられ、
スイツチ68の接点を開路させるのである。
小型カセツト16内部への磁気テープ24の引
込みがアーム52A,52Bの内側に引込む間に
生じるため、テープを引込めるアーム52A,5
2Bの内側への運動を利用する装置が設けられて
いる。この目的のため、一方のアーム52Bには
セクター歯車88が設けられて、他のアーム58
Aにも類似のセクター歯車(図示せず)が設けら
れている。これらセクター歯車88はアーム52
A,52Bの内側への運動の間小型ビデオ・カセ
ツト16のスプール20A,20Bを回転させる
ため接続され、アーム52A,52Bの外側への
運動の間スプール20A,20Bを回転させない
ように離脱されている。スプール20A,20B
はテープを小型ビデオ・カセツト16内の引込め
る如く反対方向に回転させられる。
この目的のため、第4図に示すように中間歯車
90が噛合う小さなピニオン96の軸心94の周
囲に枢動可能なレバー92上に取付けられたセク
ター歯車88と噛合い離脱位置に運動可能な中間
歯車90が設けられている。このピニオン96は
更に歯車78に対して摩擦作用的に結合され、こ
の歯車は小型カセツト16のスプール20Aに対
して結合された歯車82と噛合つている。アーム
52Bと関連するセクター歯車とスプール20B
との間には類似の歯車列が設けられている。
この歯車90および他のセクターと関連する類
似の歯車は共に、ばね(図示せず)によりセクタ
ー歯車88に関して噛合いまたは解放関係に押圧
される。セクター歯車88から歯車90を解放す
るために、カム66の大径部分66Bがカム・フ
オロワ98およびリンク100を介してレバー9
2をセクター歯車88から離れる方向に枢動させ
るよう作用するのである。
レバー92はリンク106の湾曲端部104に
より係合されるピン102を有している。
アーム52A,52Bが外側に向けて移動させ
られながらカム66が更に半回転する間、カム6
6の大径部分66Bは第5図に示される如きロー
ラ98によつて接触され、その支持部108の周
囲に時計方向にフオロワのリンク100を枢動さ
せて、リンク106をその支持部110の周囲に
反時計方向に枢動させる。このリンク106の反
時計方向の運動は、その湾曲端部104を介し
て、リンク92上のピン102と係合し、レバー
92を第5図の左方に変位させて同図に示すよう
にセクター歯車88から歯車90を解放させる。
これらセクター歯車88、中間歯車90、リンク
100,106、レバー92などによりクラツチ
手段を構成するものである。リンク106は同様
に反対側端部104Aにおいて類似の湾曲部を呈
し、スプール20Aに対してアーム52Aを結合
する歯車列と関連するリンク92と類似のリンク
と共働するのである。これら中間歯車90と噛合
しているピニオン96、歯車78,82などの歯
車列の各要素によつてテープ収納機構が構成され
るものである。
セクター歯車88とスプール20Aにおける歯
車82との間の歯車90,96,78を含む歯車
列を介する歯車比は、スプール20A(および同
様に、他のアーム52Bから駆動される歯車列を
介して反対方向に20B)を、どんな弛みも吸収
されテープがその元の小さなループ25において
これから延在する小型カセツト16内に完全に引
込められるように充分な遊び量を以て、大きなル
ープにおける全てのテープを吸収するに充分なだ
け回転させる如きものである。従つて、テープの
弛みが残らず確実にテープを小型ビデオ・カセツ
ト16内に巻取ることができ、巻き終つてからこ
の小型カセツトをアダプタ26から取出す時、テ
ープ弛みによつてこのテープが案内装置46A,
46Bであるローラに引つ掛つたりして、テープ
を損傷させるなどの不都合を未然に防止すること
ができる。
安全装置 アダプタ26のアーム52A,52Bおよび小
型ビデオ・カセツト16の磁気テープは、アダプ
タがビデオ装置に挿入される時、通常のカセツト
(第1図)の大きなループ47に配置されること
が絶対的に必要である。さもなければ、もしアダ
プタ26が本装置の作用位置に置かれるものとす
ると、アーム52A,52Bが(例えば、テープ
の装填または自動的な停止のための装置を)破損
することになるビデオ装置の諸要素と反対位置に
配置されることになる。
従つて、アダプタがビデオ装置に挿入できる前
に小型ビデオ・カセツト16のテープが大きなル
ープの経路を占めること、および作動状態の時、
一旦アダプタ26がビデオ装置に挿入された後
で、アームをある位置から他の位置に変位させる
ためのモータ54を始動する手動スイツチ48が
不作用状態にされることを確認することが特に必
要となる。
この2つの必要用件を達成するため、第3図に
示された如く、2つの安全装置が設けられてい
る。
通常のカセツトの場合の如く、アダプタ26は
ビデオ装置に挿入させてその取り出を容易にする
装置を含んでいる。図示した実施例においては、
この装置は、アダプタの両側に配置されハウジン
グ28に支持されたばね201A,201Bの作
用を受ける摺動自在な変位部材であるブロツク2
00A,200Bからなつている。これらのブロ
ツク200A,200Bは、ビデオ装置への挿入
の際、アダプタの挿入を可能にするように前記ブ
ロツクがばね201A,201Bの作用に抗して
後方に移動させられるように、ビデオ装置に取付
けられた固定要素と共働するのである。
これらのブロツク200A,200Bもまたば
ね201A,201Bと共に、取出しの際にビデ
オ装置のハウジングからアダプタ26を押出すよ
うに作用する。
もしアーム52A,52Bがその伸長位置に配
置されなければアダプタ26がビデオ装置に対し
て挿入することが確実にできないようにするた
め、係止装置210が軸211の周囲に枢着され
て、ばね212の作用を受け、このばねはその変
位を阻止するようにブロツク200Bの経路にこ
れを配置しようとする。アーム52Aは、第3図
における点線および第5図における実線に示すよ
うにこのアーム52Aがその伸長位置に達する
時、係止装置210から突出する部材214と係
合する突起213を有する。このような係合状態
においては、係止装置210がブロツク200B
の経路からその戻しばね212に抗して枢動させ
られるのである。
アーム52Aが内方に移動するとき、戻しばね
212の作用を受けており、且つブロツク200
B内に枢軸されている係止装置210を外しブロ
ツク200Bの後方運動を阻止することによつて
ビデオ装置のハウジング内にアダプタが装入され
るのを防止する。これにより、小型ビデオ・カセ
ツト16がアダプタ内に収納されていない時、若
しくはテープパス不完全形成時に操作者に注意を
促し得、またこの時、アダプタは装置に装着する
ことが阻止されるため、テープの損傷を未然に防
止すると共に、正常な記録再生ができないなどの
問題を回避し得る。上記ブロツク200A,20
0B、係止装置210、ばね201A,201B
および戻しばね212などの要素により誤挿入防
止機構を構成するものである。
本ビデオ装置の諸要素との共働により生じるブ
ロツク200Bの後方運動もまた、アダプタが挿
入される時、スイツチ48を含む回路を不作用状
態にするために用いられ、これによりアダプタ2
6がビデオ装置に装着される時モータ54が操作
できないことを保証する。この目的のため、アダ
プタ26がビデオ装置に挿入される時、ブロツク
200Bは制御回路58(第7図)に配置された
スイツチ250を開路する。
小型ビデオ・カセツト16がアダプタに設けら
れた収納部30内に適正に配置されない限り、ア
ーム52A,52Bの運動を一切阻止するカセツ
ト検出手段である安全装置もまた設けられてい
る。この安全装置は、収納部30の底部に配置さ
れ、小型ビデオ・カセツト16が完全に収納部に
装着されその適正位置に定置される時、このカセ
ツトのケーシングにより作動させられることが望
ましいスイツチ50を含んでいる。モータ54の
電源回路に配置されるスイツチ50(第7図)
は、小型ビデオ・カセツトがアダプタ内に適正に
配置される時にのみ、モータ54をONの状態に
切換えさせる。このスイツチはまた、モータ54
とカム66をその作用サイクルの間始動させるこ
とによりアダプタにおける小型カセツト16の挿
入作動に応答してアーム52A,52Bを伸長さ
せかつ大きなループ47を形成するための自動装
置としても作用することができる利点を有してい
る。
アーム52A.52Bが引込められてテープの
弛みが吸収される時、テープが過度の張力を受け
ないことを保証する更に別の安全装置が含まれて
いる。この目的のため、ピニオン96がテープの
弛みの吸収のためカセツトのスプールを回転させ
る歯車列の歯車78に対して摩擦作用的に結合さ
れているのである。
(発明の効果) 以上の如く本発明になるビデオ・カセツト用ア
ダプタにあつては、小型ビデオ・カセツトがアダ
プタ内に収納されていない時、若しくはテープパ
ス不完全形成時には操作者に注意を促し得、また
この時、アダプタは装置に装着することが未然に
阻止されるため、テープ及び装置の損傷を防止す
ると共に、正常な記録再生ができないなどの問題
を回避し得るなどの特長がある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第1A図は従来のビデオ・レコー
ダ/プレヤー装置のため構成された大型の標準的
なビデオ・カセツトを示す図、第2図および第2
A図は本発明のアダプタのための小型ビデオ・カ
セツトを示す図、第3図は小型ビデオ・カセツト
を、アダプタ・ハウジング内に納めた状態の本発
明のアダプタを示す簡単な平面図、第4図はアダ
プタの反対側から見たアームおよび案内装置が引
込み位置にあるアダプタ機構の一部を示す部分詳
細図、第5図は伸長位置におけるアームおよび案
内装置を示す第4図と類似の部分詳細図、第6
図、第6A図、第6B図および第6C図は小型ビ
デオ・カセツトのスプールとアダプタのハブとの
間の駆動結合関係を示す図、および第7図はアダ
プタの制御回路を示す簡単な回路図である。 10……ビデオ・カセツト、12……磁気テー
プ、16……小型ビデオ・カセツト、18……ハ
ウジング、24……磁気テープ、25……小ルー
プ、26……アダプタ、28……ハウジング、3
0……収納部、36……底部壁面、40……爪、
42……リム、44……切欠き部、47……大ル
ープ、48……手動スイツチ、50……自動スイ
ツチ、54……モータ、58……回路、61……
板部、62……軸、63……切欠き部、65……
スタツド、66……カム、67……ばね、68…
…スイツチ、70……結合ロツド、76……リン
グ歯車、78,90……中間歯車、82……歯
車、88……セクター歯車、92……レバー、9
6……ピニオン、98……カム・フオロワ、10
0,106……リンク、102……ピン、104
……湾曲端部、108……支持部、110……指
示部、200……ブロツク、201……ばね。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 標準形テープカセツトより小型のテープカセ
    ツトを標準形の記録/再生装置に装着するために
    用いられるビデオ・カセツト用アダプタであつ
    て、前記小型テープカセツトを収納する収納部を
    設け、この収納部内に収納された前記小型テープ
    カセツトより駆動機構によつて磁気テープを引き
    出して前記標準形テープカセツトのテープパスと
    同一テープパスを形成するテープ引出し機構と、
    前記引出された磁気テープを前記駆動機構の駆動
    力によつて前記小型テープカセツト内のスプール
    を回転すべく同スプールに巻取り収納するテープ
    収納機構と、前記小型テープカセツトが前記収納
    部に装着されていない時には前記駆動機構を不作
    動とし、前記小型テープカセツトが装着されてい
    る時には前記駆動機構を作動可能とするカセツト
    検出手段と、前記テープ引出し機構の動作により
    変位する変位部材を有し、前記テープ引出し機構
    によるテープパス不完全形成時、前記変位部材が
    突出して装置側の部材と共働してこのアダプタが
    装置に装着されるのを阻止する誤挿入防止機構と
    から構成してなるビデオ・カセツト用アダプタ。
JP13657289A 1989-05-30 1989-05-30 ビデオ・カセット用アダプタ Granted JPH0221475A (ja)

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