JPH04212421A - 半導体ウェーハの表面処理装置 - Google Patents

半導体ウェーハの表面処理装置

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JPH04212421A
JPH04212421A JP1931291A JP1931291A JPH04212421A JP H04212421 A JPH04212421 A JP H04212421A JP 1931291 A JP1931291 A JP 1931291A JP 1931291 A JP1931291 A JP 1931291A JP H04212421 A JPH04212421 A JP H04212421A
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corrosion
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Junichi Tsuchida
土田順一
Toshiyuki Takamatsu
高松利行
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MATORITSUKUSU KK
MATRIX CORP
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体ウェーハの表面
処理方法及び装置に関し、特に、ウェーハの表面に付着
した粒子、生菌・シリカ等の汚染物や、エッチング処理
の露光剤などを除去する洗浄及びウェーハへの電子回路
のエッチングなどの表面処理方法及び装置である。
【0002】ここで、本発明でいう表面処理の概念は、
薬液による洗浄、薬液によるエッチング露光剤の除去、
純水によるリンス、乾燥気体による乾燥処理、ウェーハ
への電子回路のエッチングなどの一つまたは複数の処理
を言うものである。従って、本発明における流体とは、
洗浄用の薬液(薬液水溶液)や純水等の液体と乾燥用の
気体を含むものである。
【0003】
【従来の技術】この種の装置として、ウェット式の洗浄
装置は従来において多槽バッチ式とも呼ばれているもの
があり、その一例が「半導体製造装置実用便覧」(SC
IENCE  FORUM社発行、P290〜293)
に開示されている。
【0004】このウェット式の洗浄装置においては、そ
の基本的洗浄工程を述べると、例えば80℃に加熱した
アンモニア過酸化水素溶液による浸漬洗浄、次いで純水
リンスによる浸漬液の流し、希フッ酸によるエッチング
と純水リンスによる流し、最後に80℃に加熱した塩酸
過酸化水素水溶液による浸漬洗浄、純水リンスによる流
しを順次行うものである。
【0005】前記各種水溶液、純水はそれぞれ個別の洗
浄槽に備えられている。洗浄に際しては、例えば25枚
程度の半導体ウェーハを所定構造のバスケットに収納し
(前記公知資料の241頁に図示を参照)、洗浄工程に
従って各槽に順次浸漬していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記構成の洗
浄装置は、下記のような問題点を有している。即ち、各
種水溶液や純水は、工程順に配置された浸漬槽に個別に
入れられるのであるから、浸漬槽の数が多くなる。前記
公知例についても最低6槽は必要であり、このため洗浄
装置が大型になってしまう。しかも、現在の技術的動向
の一つに半導体ウェーハの大径化があり、直系8インチ
の半導体ウェーハが出回りつつある。このような大径の
半導体ウェーハを25枚または50枚まとめて浸漬しよ
うとすれば、必然的にバスケットの大型化、浸漬槽の大
型化が必要になり、洗浄装置のより大型化が避けられな
い。
【0007】また、バスケットに収納した半導体ウェー
ハの間隔は、一般に4.75mm程度であるが、浸漬時
に各半導体ウェーハ間に清浄な水溶液がまわりにくく、
洗浄むらが発生しやすい。また、水溶液に半導体ウェー
ハを浸漬する場合は、その下部が常に先に浸漬され、上
部が遅れて浸漬されるので、浸漬時の時間差が洗浄むら
の一因になることもある。そして、半導体ウェーハの大
径化が進めば進むほど、前記洗浄むらは更に助長される
ことになる。
【0008】更に、洗浄槽に溜められた洗浄液は、常に
新しい洗浄液を補給するようにしていても、一回の洗浄
毎に完全に新しくなるものではなく、必ず古い液が残存
し、洗浄精度に問題がある。
【0009】本発明は上記の課題を一挙に解決するもの
であり、その目的は、装置の小型化ならびに洗浄むらの
解消及び洗浄精度の向上を可能にする半導体ウェーハの
表面処理方法及び装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
、本発明の第1構成は、半導体ウェーハを1枚毎に開口
から処理槽に挿入して該開口を密閉した後に、前記半導
体ウェーハの上下面に向けて流体を噴出し、該噴出の力
により前記半導体ウェーハを浮遊させながら処理をおこ
ない、該処理と同時に前記処理槽から前記流体を排出す
ることである。
【0011】第2構成は、半導体ウェーハを1枚毎に開
口から処理槽に挿入して該開口を密閉した後に、前記半
導体ウェーハの上下面に向けて流体を噴出し、該噴出の
力により前記半導体ウェーハを浮遊させるとともに、ウ
ェーハ中央を略中心にして回転させながら処理をおこな
い、該処理と同時に前記処理槽から前記流体を排出する
ことである。
【0012】第3構成は、側壁の内面が鉛直軸線を持つ
円筒面となり、かつ、下端付近に開口を持ち、底壁の上
面に前記円筒面とほぼ同心でそれより小なる円形凹所を
持ち、該凹所内に連通した複数の下流体孔が設けられて
なる耐食性処理槽本体と、該本体の前記円筒面にピスト
ン状に密に摺動自在に嵌挿されて、前記本体底壁に圧接
して前記凹所による密閉室を構成し、かつ、該密閉室内
に連通した複数の上流体孔が設けられてなる耐食性可動
壁と、該可動壁の駆動手段と、前記流体孔に接続された
流体給排手段とを含むことである。
【0013】第4構成は、前記凹所に挿入された半導体
ウェーハを略水平状態で支持するように、前記本体底壁
を鉛直に流体密に貫通した3本以上の支持ピンと、該支
持ピンの昇降手段とを含むことである。
【0014】第5構成は、側壁の内面が鉛直軸線を持つ
円筒面となり、かつ、下端付近に開口を持ち、底壁の上
面に前記円筒面とほぼ同心でそれより小なる円形凹所を
持ち、該凹所内に連通した複数の下流体孔が設けられて
なる耐食性処理槽本体と、該本体の前記円筒面にピスト
ン状に密に摺動自在に嵌挿されて、前記本体底壁に圧接
して前記凹所による密閉室を構成し、かつ、該密閉室内
に連通した複数の上流体孔が設けられてなる耐食性可動
壁と、該可動壁の駆動手段と、前記凹所に挿入された半
導体ウェーハを略水平状態で支持するように、前記本体
底壁を鉛直に流体密に貫通した3本以上の支持ピンと、
該支持ピンの上部を上下摺動自在に貫通させて前記槽本
体の流体孔の内側に固定された第1流路部材と、前記支
持ピンの下端付近に固定された第2流路部材と、該第2
流路部材に外嵌された短円筒状の昇降部本体と、該昇降
部本体の上端と前記槽本体の流体孔周縁付近との間に設
けられた耐食性第2ベローズと、前記3個以上の昇降部
本体の全部にわたって固定された連結部材と、該連結部
材に接続された昇降手段と、前記可動壁の流体孔および
前記昇降部本体の下端に各々接続された流体給排手段と
を含むことである。
【0015】第6構成は、第3または4または5構成に
加え、前記上流体孔および下流体孔の各々の少なくとも
一部は、流体噴出による前記半導体ウェーハの円周方向
分力が生ずるように、前記凹所底面に対し傾斜している
ことである。
【0016】第7構成は、第3または4または5構成に
加え、前記可動壁の周縁部と前記処理槽本体の上端との
間に耐食性第1ベローズが接続され、かつ、前記本体の
上端に蓋が密に取付けられたことである。
【0017】第8構成は、第4構成に加え、前記支持ピ
ンの下端付近と前記本体底の貫通孔周縁付近との間に設
けられた耐食性第2ベローズとを含むことである。
【0018】
【作用】半導体ウェーハを開口から本体内に挿入する。 そして半導体ウェーハが凹所の真上に位置した時に放さ
れると、支持ピン上に載置される。この状態に続いて、
昇降部本体と一体に各支持ピンを下方に移動させると、
凹部内に半導体ウェーハが位置決めされ、更に可動壁を
本体の底部まで下げれば、凹所による密閉室が形成され
る。続いて流体給排手段から流体を供給して洗浄し、乾
燥する。その後、可動部を上方に駆動し、半導体ウェー
ハの上部を開口状態にする。次に、昇降部本体を上方に
駆動し、各支持ピンによって半導体ウェーハを上方に押
し上げる。次に、ウェーハを開口から搬出する。
【0019】
【実施例】以下に本発明の実施態様を図面に示す一実施
例にもとづき説明する。図1は表面処理装置の全体構造
を示す概略側面図であり、図2は要部の平面図である。 まず、図1および図2を参照して本装置の構造および動
作の大略を説明する。半導体ウェーハAを1枚ずつ表面
処理する処理部B、半導体ウェーハAを処理部Bに1枚
ずつ搬入する把持機構1、洗浄液、純水等を処理部Bに
供給する処理液給排部2等を防塵ケース4内に配置した
ものである。
【0020】把持機構1は、支持本体1aに対し上下に
伸縮可能かつ回動可能な鉛直シャフト71bを有し、こ
の鉛直シャフト1bの上端に水平台1cが設けられ、更
に、この水平台1c上をスライド可能であると共に半導
体ウェーハAを吸着把持可能な真空吸着具1dを備えて
いる。そして、その基本動作は、水平台1cに近接され
たバスケット3a内に水平に収納された半導体ウェーハ
Aを1枚ずつ吸着して処理部Bの処理槽10内に搬入し
、処理後に再び吸着して取り出し、他方のバスケット3
bに収納する。
【0021】処理液給排部2はフィルタ2a、ポンプ2
b、タンク部2c等からなり、タンク部2c内の処理液
を濾過して配管2d及び配管途中に設置された多数のバ
ルブ(切換や開閉バルブ)を介して処理槽10に供給で
きる給液系を構成している。一方、処理槽10からの排
液が、上記給液系の動作とほぼ同時に作動可能な排液系
により処理槽10から排出されて、適宜貯蔵されるか、
或は必要に応じて濾過して再びタンク部2cに収納され
たり、所定箇所に排出できるように構成されている。な
お、前述の給液系の一部或は全部をバルブ操作により、
排液系に切り替えることができる。更に、窒素などの乾
燥用の気体の供給系は別途適宜設けられている。
【0022】図5において処理部Bは処理槽10、可動
壁20、ピストンシリンダ機構31、第1ベローズ32
、処理物昇降部40とからなる。
【0023】処理槽10は、直方体ケース11の内部に
耐食性合成樹脂(登録商標テフロン)からなる本体12
が収容され、上端に蓋13が着脱自在に密着されてなる
【0024】前記本体12は、図3,4,5に示すよう
に、前記直方体ケース11の直方体内面に密接する直方
体外形を持ち、鉛直軸線を有する円筒内面を持つ有底筒
体である。底壁の上面に前記円筒面とほぼ同心でそれよ
り小なる円形凹所12bを持ち、該凹所内に連通した複
数(図3図示3個)の下流体孔P1が同一円周上等間隔
に設けられている。ケース11の側壁の下部に水平に細
長い開口11aが設けられ、これと前記円筒内面が連通
する開口12aが本体12に設けられる。前記ケース1
1の開口11aの内面は、本体12と一体なる耐食性樹
脂で覆われている。
【0025】耐食性可動壁20は前記本体12の円筒面
にピストン状に密に摺動自在に嵌挿されて、前記本体底
壁に圧接して前記凹所12bによる密閉室を構成する。 即ち、耐食性合成樹脂(テフロン)からなる水平円板の
壁本体21が上側で金属円環補強板22で補強され、こ
の補強板の上側に金属円環押え板23が固定され、この
押え板23の上側にピストンシリンダ機構31のピスト
ン棒下端が固定される。そして、可動壁20を上下に貫
通する複数(図3図示3個)の上流体孔P2が設けられ
る。これら上流体孔P2は前記下流体孔P1の円周と同
一円周上で等間隔、かつ、前記隣合う2個の下流体孔の
中間に上流体孔が位置するように、両孔は位相を異にし
ている。前記流体孔に処理液給排部2が接続される。
【0026】ここで、前記上流体孔P2および下流体孔
P1の各々の少なくとも一部は、流体噴出による前記半
導体ウェーハの円周方向分力が生ずるように、前記凹所
12b底面に対し傾斜している。
【0027】前記可動壁20の周縁部と前記槽本体12
の上端との間に耐食性第1ベローズ32が接続され、こ
のベローズの上端部を挟んで前記本体12の上端に蓋1
3が密に取付けられている。
【0028】次に処理物昇降部40は次のごとく構成さ
れる。図7のように、前記凹所12bに挿入された半導
体ウェーハAを略水平状態で支持するように、3本の支
持ピン42が前記本体12の底壁を鉛直にに貫通する。 即ち、支持ピン42が上端付近において前記下流体孔に
第1流路部材49aを介して上下摺動自在に貫通し、下
端付近において、第2流路部材49bを介して短円筒状
の昇降部本体41に固定される。前記第1および第2流
路部材は短円柱体からなり、各々その円中心に支持ピン
が貫通およびねじ止めされる。そして、前記円中心と同
心なる円周上に等間隔で複数(図示4)の流路孔が設け
られる。
【0029】前記支持ピン42の下端付近の前記昇降部
本体41と前記本体底の流体孔周縁付近との間に耐食性
第2ベローズ43が設けられる。本体底の流体孔周縁か
らフランジ付の接続筒口が下方に一体突設され、また、
第2ベローズ43の上端にも同様のフランジ付の接続筒
口44aが一体形成される。そして、接続筒口のフラン
ジを避けた部分に各々2つ割りの円環状の上、下取付板
44b,44cが嵌合され、これら両板44dがボルト
により結合される。
【0030】前記3個の昇降部本体41の外側にフラン
ジ付の金属補強リング45が下方からねじ込まれ、これ
ら本体を一体的に上下させるための連結部材46が補強
リング45の下方から嵌合され、取付ナット47により
固定される。連結部材の水平面内中央部の下面にピスト
ンシリンダ機構48が接続される。
【0031】前記昇降部本体41の下部内側に流体管接
続ピース5がねじ込まれる。
【0032】以上において作動状態を説明する。
【0033】まず、図1及び図2に示した真空吸着具1
dをバスケット3aに近付け、真空吸着具1dの先端下
面に一枚の半導体ウェーハAを吸着して把持する。この
とき、バスケット3aにおける半導体ウェーハAの収納
数に対応して真空吸着具1dの高さ調整が行われる。
【0034】次いで、半導体ウェーハAを把持した真空
吸着具1dを第2図に仮想線で示すようにバスケット3
aから離し、その後、鉛直シャフト1bを回転させて吸
着具1dを処理部B側に回動させ、又、高さ調整を行う
。この結果、一枚の半導体ウェーハAが、処理部Bの開
口11aの前まで搬送されたことになる。
【0035】次に、吸着具1dを開口11a方向に伸ば
すように制御し、半導体ウェーハAを開口11aから本
体12内に挿入する。そして半導体ウェーハAが凹所1
2bの真上位置した時に真空吸着を解除する。この結果
、半導体ウェーハAは3本の支持ピン42上に載置され
る。この状態に続いて、昇降部本体と一体に各支持ピン
42を下方に移動させると、凹部内に半導体ウェーハA
が位置決めされ、更に可動壁20を本体12の底部まで
下げれば、凹所12bによる密閉室が形成される。
【0036】続いて各洗浄液給排部から第1の薬液から
なる洗浄液を供給して洗浄を行うが、実施例では下方側
の流体孔P1のいずれか1個、または2個を洗浄液供給
に使用し、上方側の流体孔P2についてもいずれか1個
、または2個を洗浄液供給に使用し、残りの流体孔P1
,P2を排出用に利用する。また洗浄液は、例えば2k
g/cm2程度の圧力供給されるので、半導体ウェーハ
は凹所の底面から浮き上がると共に、上面からも液圧に
よって押さえられるようになるので、凹所12bの底面
や可動部20の下側面に接することなく、密閉室内に浮
遊した状態になる。このような状態で、ウェーハの1枚
は上下から流体の噴出を受けるので、むらなく洗浄され
る。
【0037】これに加えて、流体孔からウェーハに対す
る円周方向分力が生ずる方向に洗浄液が供給されるので
、半導体ウェーハは上下の液圧によってあたかもレコー
ド盤のように回転することになる。従って、半導体ウェ
ーハの上下側面は、洗浄液によってなお一層むらなく洗
われるようになり、洗浄むらの低減と洗浄時間の短縮と
が行われる。
【0038】そして、凹所12bから排出された洗浄液
は配管等を介してフィルタ2aに供給され、浄化された
洗浄液がタンク2cに収納され、更にポンプ2bにより
汲み上げられて、処理槽10に還流する。
【0039】このようにして第1回の洗浄(1〜2se
c程度)が行われた後、第1の洗浄液の供給を停止し、
続いて洗浄槽内およびウェーハ上に付着したこの洗浄液
を除去する。即ち、洗浄液を送っていた供給系のバルブ
を切り換えて、その流体孔から窒素ガス等を吹き出して
、半導体ウェーハを回転させながら効果的に洗浄液を吹
き飛ばして、該洗浄液を回収する。
【0040】次に、前記第1の洗浄液の場合と同様に純
水を供給してリンスを行い、所定時間経過後に窒素ガス
で吹き飛ばしながら排出する。このようにして半導体ウ
ェーハの表面、洗浄槽、配管等に付着していた洗浄液を
一旦リンスし、次の洗浄液による不測の化学変化がおき
ないようにする。
【0041】そして、洗浄液給排部から次の洗浄のため
の第2の洗浄液を前記と同様に供給する。この際、半導
体ウェーハの浮遊・回転は同様に行われ、洗浄後の洗浄
液の回収、純水によるリンス並びに排液が行われる。こ
の洗浄工程は洗浄液の目的に合わせて適当な回数繰り返
される。その後に、引き続いて乾燥が行われる。
【0042】その後、可動部20を上方に駆動し、半導
体ウェーハの上部を開口状態にする。次に、シリンダ4
8により昇降部本体41を上方に駆動し、各支持ピン4
2によって半導体ウェーハを上方に押し上げる。次に、
真空吸着具1dを開口11bから半導体ウェーハの上部
まで伸ばし、ウェーハを真空吸着させて開口から搬出し
、更に回動させてウェーハをバスケット3bに収納して
、一連の洗浄動作が終了する。
【0043】ここで、処理槽10の外形寸法は、例えば
縦横約300mm、高さ約190mmである。また、例
えば半導体ウェーハAの厚さ0.5mm〜1.5mm程
度の場合に、凹所12bの深さを、例えば5mm〜7m
m程度に非常に浅く設定することができる。従って、処
理槽10への洗浄体の導入量は少なくても、該洗浄体を
ウェーハ全体に満遍なく行き渡らせることができ、少量
の洗浄体で洗浄が可能である。
【0044】また、乾燥用の気体(窒素)を導入するノ
ズル51、52(図5に上下に一つずつ図示する)は凹
部12bおよび可動部20に適宜分布するように多数設
けられている。なお、この気体の導入系は、洗浄液給排
系の一部を代用することも可能である。
【0045】槽本体凹所12bの底面に直角方向に上下
流体孔を穿設し、ウェーハを回転させないで処理しても
よい。また、下流体孔P1を避けた部分に支持ピン42
を貫通させてもよい。
【0046】本発明は前記した実施例や実施態様に限定
されず、特許請求の精神および範囲を逸脱せずに種々の
変形を含む。
【0047】
【発明の効果】本発明の第1構成により、処理工程毎に
処理槽を設ける必要がなく、処理装置全体を小型化する
ことができる。また、狭い密閉室で流体を供給し、同時
に別の孔から排出して、ウェーハを1枚毎に処理するの
で、半導体ウェーハの径が大きくても、ウェーハ全面に
常に清浄な流体が供給され、処理むらがなく、迅速、か
つ的確な処理が行える。しかも、処理に際しては、流体
の圧力により処理槽内で半導体ウェーハが浮遊状態にな
るので、流体が半導体ウェーハの両側面にゆきわたり、
洗浄むらが一層なくなると共に、洗浄効率が極めてよい
。また、処理槽は非常に小さく構成できるので、従来の
ごとく洗浄液の溜められた洗浄槽に半導体ウェーハを浸
漬するのに比べると、洗浄槽に供給した洗浄体をむだな
く洗浄作用に供することができ、洗浄体を効率良く使用
することができる。
【0048】第2構成により、第1構成の効果に加え、
ウェーハの回転により、洗浄むらがなお一層なくなる。
【0049】第3構成により、第1構成の効果に加え、
凹所内を排気して真空にすることにより、真空乾燥が可
能となる。
【0050】第4構成により、第3構成の効果に加え、
処理槽本体の狭い凹所に対し半導体ウェーハを容易、確
実に装入・取り出しが可能となる。
【0051】第5構成により、第4構成の効果に加え、
支持ピン貫通部に残る薬液を乾燥気体で確実に除去でき
る。
【0052】第6構成により、第3または4または5構
成の効果に加え、処理中にウェーハが回転するので、洗
浄むらがなお一層なくなる。
【0053】第7構成により、第3または4または5構
成の効果に加え、処理槽本体上端からの流体の漏洩が確
実に阻止できる。
【0054】第8構成により、第4構成の効果に加え、
槽本体底を貫通する支持ピンによる流体の漏洩が完全に
阻止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例たる洗浄液装置の概略側面図
【図2】第1図の概略平面図
【図3】洗浄部の平面図
【図4】洗浄部の正面図
【図5】第4図のV−V断面図
【図6】洗浄液給排部の要部の断面図
【符号の説明】
A…ウェーハ、

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】    半導体ウェーハを1枚毎に開口か
    ら処理槽に挿入して該開口を密閉した後に、前記半導体
    ウェーハの上下面に向けて流体を噴出し、該噴出の力に
    より前記半導体ウェーハを浮遊させながら処理をおこな
    い、該処理と同時に前記処理槽から前記流体を排出する
    ことを特徴とする半導体ウェーハの表面処理方法。
  2. 【請求項2】    半導体ウェーハを1枚毎に開口か
    ら処理槽に挿入して該開口を密閉した後に、前記半導体
    ウェーハの上下面に向けて流体を噴出し、該噴出の力に
    より前記半導体ウェーハを浮遊させるとともに、ウェー
    ハ中央を略中心にして回転させながら処理をおこない、
    該処理と同時に前記処理槽から前記流体を排出すること
    を特徴とする半導体ウェーハの表面処理方法。
  3. 【請求項3】    側壁の内面が鉛直軸線を持つ円筒
    面となり、かつ、下端付近に開口を持ち、底壁の上面に
    前記円筒面とほぼ同心でそれより小なる円形凹所を持ち
    、該凹所内に連通した複数の下流体孔が設けられてなる
    耐食性処理槽本体と、該本体の前記円筒面にピストン状
    に密に摺動自在に嵌挿されて、前記本体底壁に圧接して
    前記凹所による密閉室を構成し、かつ、該密閉室内に連
    通した複数の上流体孔が設けられてなる耐食性可動壁と
    、該可動壁の駆動手段と、前記流体孔に接続された流体
    給排手段とを含むことを特徴とする半導体ウェーハの表
    面処理装置。
  4. 【請求項4】    前記凹所に挿入された半導体ウェ
    ーハを略水平状態で支持するように、前記本体底壁を鉛
    直に流体密に貫通した3本以上の支持ピンと、該支持ピ
    ンの昇降手段とを含むことを特徴とする請求項3記載の
    半導体ウェーハの表面処理装置。
  5. 【請求項5】    側壁の内面が鉛直軸線を持つ円筒
    面となり、かつ、下端付近に開口を持ち、底壁の上面に
    前記円筒面とほぼ同心でそれより小なる円形凹所を持ち
    、該凹所内に連通した複数の下流体孔が設けられてなる
    耐食性処理槽本体と、該本体の前記円筒面にピストン状
    に密に摺動自在に嵌挿されて、前記本体底壁に圧接して
    前記凹所による密閉室を構成し、かつ、該密閉室内に連
    通した複数の上流体孔が設けられてなる耐食性可動壁と
    、該可動壁の駆動手段と、前記凹所に挿入された半導体
    ウェーハを略水平状態で支持するように、前記本体底壁
    を鉛直に流体密に貫通した3本以上の支持ピンと、該支
    持ピンの上部を上下摺動自在に貫通させて前記槽本体の
    流体孔の内側に固定された第1流路部材と、前記支持ピ
    ンの下端付近に固定された第2流路部材と、該第2流路
    部材に外嵌された短円筒状の昇降部本体と、該昇降部本
    体の上端と前記槽本体の流体孔周縁付近との間に設けら
    れた耐食性第2ベローズと、前記3個以上の昇降部本体
    の全部にわたって固定された連結部材と、該連結部材に
    接続された昇降手段と、前記可動壁の流体孔および前記
    昇降部本体の下端に各々接続された流体給排手段とを含
    むことを特徴とする半導体ウェーハの表面処理装置。
  6. 【請求項6】    前記上流体孔および下流体孔の各
    々の少なくとも一部は、流体噴出による前記半導体ウェ
    ーハの円周方向分力が生ずるように、前記凹所底面に対
    し傾斜していることを特徴とする請求項3または4また
    は5記載の半導体ウェーハの表面処理装置。
  7. 【請求項7】    前記可動壁の周縁部と前記処理槽
    本体の上端との間に耐食性第1ベローズが接続され、か
    つ、前記本体の上端に蓋が密に取付けられたことを特徴
    とする請求項3または4または5記載の半導体ウェーハ
    の表面処理装置。
  8. 【請求項8】    前記支持ピンの下端付近と前記本
    体底の貫通孔周縁付近との間に設けられた耐食性第2ベ
    ローズとを含むことを特徴とする請求項4記載の半導体
    ウェーハの表面処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1997016847A1 (fr) * 1995-10-31 1997-05-09 Hitachi, Ltd. Procede de retenue d'echantillon, procede de rotation d'echantillon, procede de traitement de fluide de surface et appareils utilises pour ces procedes
US6478035B1 (en) * 1999-08-05 2002-11-12 Tokyo Electron Limited Cleaning device, cleaning system, treating device and cleaning method

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EP0408021A1 (de) * 1989-07-14 1991-01-16 Wacker-Chemitronic Gesellschaft für Elektronik-Grundstoffe mbH Vorrichtung zum Transportieren und Positionieren von scheibenförmigen Werkstücken, insbesondere Halbleiterscheiben, und Verfahren zur nasschemischen Oberflächenbehandlung derselben

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