JPH04212309A - ヘアカーラと加熱装置及び毛髪のカール付け方法 - Google Patents
ヘアカーラと加熱装置及び毛髪のカール付け方法Info
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- JPH04212309A JPH04212309A JP812891A JP812891A JPH04212309A JP H04212309 A JPH04212309 A JP H04212309A JP 812891 A JP812891 A JP 812891A JP 812891 A JP812891 A JP 812891A JP H04212309 A JPH04212309 A JP H04212309A
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Landscapes
- Hair Curling (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、毛髪のカール付けのた
めのヘアカーラと、このヘアカーラを加熱するための加
熱装置、並びに毛髪のカール付け方法に関するものであ
る。
めのヘアカーラと、このヘアカーラを加熱するための加
熱装置、並びに毛髪のカール付け方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】円筒状に形成された巻き枠の外周に毛髪
を巻き付けて毛髪にカール付けを行うヘアカーラとして
、従来から電気的に加熱することができるものが提供さ
れている。これは、ヒータを巻き枠内に備えて自己発熱
するものや、蓄熱剤を備えて外部ヒータによって加熱さ
れるもの、あるいは特公昭49−13066号公報に示
されているような電磁誘導加熱で加熱されるもの等があ
るが、いずれも加熱された巻き枠から毛髪に熱を与える
ことで、巻き枠に巻き付けられた毛髪にカール付けを行
うというものである。
を巻き付けて毛髪にカール付けを行うヘアカーラとして
、従来から電気的に加熱することができるものが提供さ
れている。これは、ヒータを巻き枠内に備えて自己発熱
するものや、蓄熱剤を備えて外部ヒータによって加熱さ
れるもの、あるいは特公昭49−13066号公報に示
されているような電磁誘導加熱で加熱されるもの等があ
るが、いずれも加熱された巻き枠から毛髪に熱を与える
ことで、巻き枠に巻き付けられた毛髪にカール付けを行
うというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のこの種
のヘアカーラでは、加熱された巻き枠で毛髪に直接熱を
与えることでカール付けを行うために、熱によって毛髪
内の水分が飛んでしまい、毛髪水分率が低下し、毛髪が
パサパサとなって手触り感が悪くなる上につやもなくな
るという欠点があるほか、カールの持ち具合が悪く、セ
ットしても時間がたてばすぐにくずれてしまうという欠
点があった。また、使用上においても熱くなっている巻
き枠に毛髪を巻き付けるという作業になるために、作業
がやりずらく、時間もかかるという欠点がある。
のヘアカーラでは、加熱された巻き枠で毛髪に直接熱を
与えることでカール付けを行うために、熱によって毛髪
内の水分が飛んでしまい、毛髪水分率が低下し、毛髪が
パサパサとなって手触り感が悪くなる上につやもなくな
るという欠点があるほか、カールの持ち具合が悪く、セ
ットしても時間がたてばすぐにくずれてしまうという欠
点があった。また、使用上においても熱くなっている巻
き枠に毛髪を巻き付けるという作業になるために、作業
がやりずらく、時間もかかるという欠点がある。
【0004】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、その目的とするところは毛髪を傷めることな
く、持ちのよいカール付けを行うことができるヘアカー
ラと、このヘアカーラのための加熱装置、そして毛髪の
カール付け方法を提供しようとするものである。
のであり、その目的とするところは毛髪を傷めることな
く、持ちのよいカール付けを行うことができるヘアカー
ラと、このヘアカーラのための加熱装置、そして毛髪の
カール付け方法を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、円筒
状の金属体を内蔵して電磁誘導加熱により加熱される巻
き枠と、この巻き枠の外周面に配された吸水層とから成
るヘアカーラ及び円筒状の金属体を内蔵して電磁誘導加
熱により加熱される巻き枠と、この巻き枠の外周面に両
端部から連続的に吸水層が配置され、吸水層と交互に突
起体が突設されて成るヘアカーラを第1の特徴とし、電
磁誘導加熱用の加熱コイルと、ヘアカーラの吸水層に水
滴を供給する給水ノズルを備えている加熱装置及び電磁
誘導加熱用の加熱コイルと、電磁誘導加熱前にヘアカー
ラの吸水層に水滴を供給する供給手段とを備えている加
熱装置を第2の特徴とし、さらに、合成樹脂で形成され
たヘアカーラの巻き枠を電磁誘導加熱で短時間で加熱し
、巻き枠の外周面に形成された吸水層に水分を補給し、
その後、ヘアカーラの巻き枠が持つ熱によって吸水層で
保持されている水分を蒸発させて、このスチームをヘア
カーラに巻き付けられた毛髪に供給すると共にスチーム
発生に使われた残りの熱容量をスチームが供給された毛
髪に供給する毛髪のカール付け方法を第3の特徴として
いるものである。
状の金属体を内蔵して電磁誘導加熱により加熱される巻
き枠と、この巻き枠の外周面に配された吸水層とから成
るヘアカーラ及び円筒状の金属体を内蔵して電磁誘導加
熱により加熱される巻き枠と、この巻き枠の外周面に両
端部から連続的に吸水層が配置され、吸水層と交互に突
起体が突設されて成るヘアカーラを第1の特徴とし、電
磁誘導加熱用の加熱コイルと、ヘアカーラの吸水層に水
滴を供給する給水ノズルを備えている加熱装置及び電磁
誘導加熱用の加熱コイルと、電磁誘導加熱前にヘアカー
ラの吸水層に水滴を供給する供給手段とを備えている加
熱装置を第2の特徴とし、さらに、合成樹脂で形成され
たヘアカーラの巻き枠を電磁誘導加熱で短時間で加熱し
、巻き枠の外周面に形成された吸水層に水分を補給し、
その後、ヘアカーラの巻き枠が持つ熱によって吸水層で
保持されている水分を蒸発させて、このスチームをヘア
カーラに巻き付けられた毛髪に供給すると共にスチーム
発生に使われた残りの熱容量をスチームが供給された毛
髪に供給する毛髪のカール付け方法を第3の特徴として
いるものである。
【0006】
【作用】しかして、本発明によれば、吸水層への水滴の
供給を吸水層の全面にわたってほぼ均一に行うことがで
き、また、毛髪のカール付けを毛髪を直接加熱すること
で行うのではなく、吸水層で保持している水分を蒸発さ
せることによって生じたスチームをヘアカーラが巻き付
けられた毛髪に供給すると共にスチーム発生に使われた
残りの熱容量をスチームが供給された毛髪に供給するこ
とで行うことができるために、毛髪の水分率を低下させ
ることなく、つまり毛髪を傷めることなく加熱された巻
き枠の熱を有効に利用してカール付けを行うことができ
るものであり、また、電磁誘導加熱で巻き枠を加熱する
ために加熱に要する時間が短くてすむものであり、更に
加熱完了後金属体から巻き枠外面への熱伝導に時間的遅
れがあるため巻き枠表面が加熱完了後直ぐに加熱されず
ヘアカーラを直に手で持って毛髪に巻き付ける時に熱く
なくて安全にヘアカーラの取り付けを行うことができる
ものである。
供給を吸水層の全面にわたってほぼ均一に行うことがで
き、また、毛髪のカール付けを毛髪を直接加熱すること
で行うのではなく、吸水層で保持している水分を蒸発さ
せることによって生じたスチームをヘアカーラが巻き付
けられた毛髪に供給すると共にスチーム発生に使われた
残りの熱容量をスチームが供給された毛髪に供給するこ
とで行うことができるために、毛髪の水分率を低下させ
ることなく、つまり毛髪を傷めることなく加熱された巻
き枠の熱を有効に利用してカール付けを行うことができ
るものであり、また、電磁誘導加熱で巻き枠を加熱する
ために加熱に要する時間が短くてすむものであり、更に
加熱完了後金属体から巻き枠外面への熱伝導に時間的遅
れがあるため巻き枠表面が加熱完了後直ぐに加熱されず
ヘアカーラを直に手で持って毛髪に巻き付ける時に熱く
なくて安全にヘアカーラの取り付けを行うことができる
ものである。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図示された実施例に基づいて
詳述する。図1は本発明にかかるヘアカーラ1と、この
ヘアカーラ1のための加熱装置2とを示しており、まず
ヘアカーラ1について説明すると、これはポリエステル
エストラマー等の比熱大なる合成樹脂にて形成された円
筒状の巻き枠10内に、鉄やステンレス等からなる円筒
状の金属体11を埋め込むと共に、巻き枠10の外周面
に発泡ウレタンやフェルトまたはポリエステル繊維等か
らなる吸水層12を設けたものとして形成されている。
詳述する。図1は本発明にかかるヘアカーラ1と、この
ヘアカーラ1のための加熱装置2とを示しており、まず
ヘアカーラ1について説明すると、これはポリエステル
エストラマー等の比熱大なる合成樹脂にて形成された円
筒状の巻き枠10内に、鉄やステンレス等からなる円筒
状の金属体11を埋め込むと共に、巻き枠10の外周面
に発泡ウレタンやフェルトまたはポリエステル繊維等か
らなる吸水層12を設けたものとして形成されている。
【0008】一方、加熱装置2は、上記ヘアカーラ1を
納めることができる凹部20を備えており、この凹部2
0の中央に位置して凹部20にヘアカーラ1を装填した
時にヘアカーラ1の内部に入る軸部21を備えたもので
、軸部21の中央にはフェライト棒22と、このフェラ
イト棒22を囲む加熱コイル23とが埋め込まれている
。また、凹部20の内周面には複数個の給水ノズル24
が配設されている。これら給水ノズル24は、吸水タン
ク29からポンプ28によって供給される水を凹所20
内に配されたヘアカーラ1の外周面に吹き付けるための
ものである。図中25は凹部20の内面に配設された結
露防止用の防湿層で、フェルトのような吸水性に富んだ
もので形成されて、給水ノズル24からミスト状の水が
吐出される時、凹部20内面や底部に付着堆積する水滴
を吸収する。
納めることができる凹部20を備えており、この凹部2
0の中央に位置して凹部20にヘアカーラ1を装填した
時にヘアカーラ1の内部に入る軸部21を備えたもので
、軸部21の中央にはフェライト棒22と、このフェラ
イト棒22を囲む加熱コイル23とが埋め込まれている
。また、凹部20の内周面には複数個の給水ノズル24
が配設されている。これら給水ノズル24は、吸水タン
ク29からポンプ28によって供給される水を凹所20
内に配されたヘアカーラ1の外周面に吹き付けるための
ものである。図中25は凹部20の内面に配設された結
露防止用の防湿層で、フェルトのような吸水性に富んだ
もので形成されて、給水ノズル24からミスト状の水が
吐出される時、凹部20内面や底部に付着堆積する水滴
を吸収する。
【0009】加熱装置2の凹部20内にヘアカーラ1を
装填して、加熱コイル23に高周波電流を流することで
交番磁界を発生させれば、この交番磁界によってヘアカ
ーラ1の金属体11に渦電流が生じると共に、渦電流と
金属体が持つ固有抵抗によるジュール熱によって金属体
11が加熱され、そしてこの熱で巻き枠10が加熱され
る。この時、図2に示すように、金属体11の温度Aに
対して、巻き枠10の表面の温度Bは両者の間の熱伝達
の関係で遅れて上昇するとともに、吸水層12の温度C
は更に遅れて上昇する。つまり、金属体11の発熱は時
間の経過と共に合成樹脂で形成された巻き枠10に伝達
されて巻き枠10の温度を上昇させるものであるが、巻
き枠10は比熱大なる合成樹脂によって形成されている
ため両者の間の熱伝達の関係で温度上昇は遅れることと
なりる。
装填して、加熱コイル23に高周波電流を流することで
交番磁界を発生させれば、この交番磁界によってヘアカ
ーラ1の金属体11に渦電流が生じると共に、渦電流と
金属体が持つ固有抵抗によるジュール熱によって金属体
11が加熱され、そしてこの熱で巻き枠10が加熱され
る。この時、図2に示すように、金属体11の温度Aに
対して、巻き枠10の表面の温度Bは両者の間の熱伝達
の関係で遅れて上昇するとともに、吸水層12の温度C
は更に遅れて上昇する。つまり、金属体11の発熱は時
間の経過と共に合成樹脂で形成された巻き枠10に伝達
されて巻き枠10の温度を上昇させるものであるが、巻
き枠10は比熱大なる合成樹脂によって形成されている
ため両者の間の熱伝達の関係で温度上昇は遅れることと
なりる。
【0010】そして、所定時間が経過して加熱コイル2
3の電源を遮断した時点t1 で給水ノズル24からヘ
アカーラ1の吸水層12に向けて水を吹き付ければ、吸
水層12は毛細管現象によって水分を全体に拡散させる
。 また、吸水層12は水が吹き付けられた時点t1 で温
度は一瞬低下するものの、金属体11及び巻き枠10は
その後もしばし温度上昇を続けると共に、この熱で吸水
層12の温度も再度高くなる。
3の電源を遮断した時点t1 で給水ノズル24からヘ
アカーラ1の吸水層12に向けて水を吹き付ければ、吸
水層12は毛細管現象によって水分を全体に拡散させる
。 また、吸水層12は水が吹き付けられた時点t1 で温
度は一瞬低下するものの、金属体11及び巻き枠10は
その後もしばし温度上昇を続けると共に、この熱で吸水
層12の温度も再度高くなる。
【0011】そして、水を吹き付けた上記t1 の時点
の後に、すぐに加熱装置2からヘアカーラ1を取り外し
て、これに毛髪を巻き付ければ、この巻き付け完了時点
t2 から吸水層12が温度低下に移る時点t3 まで
の間に、吸水層12で保持されていた水分が蒸発して毛
髪に浸透し、その後、毛髪に浸透した水分が巻き枠10
が発する熱で蒸散して、カールが固定される。
の後に、すぐに加熱装置2からヘアカーラ1を取り外し
て、これに毛髪を巻き付ければ、この巻き付け完了時点
t2 から吸水層12が温度低下に移る時点t3 まで
の間に、吸水層12で保持されていた水分が蒸発して毛
髪に浸透し、その後、毛髪に浸透した水分が巻き枠10
が発する熱で蒸散して、カールが固定される。
【0012】つまり、毛髪は巻き枠10からの熱伝導に
よる加熱よりも、スチームによる加熱を受けるとともに
、この加熱に際して毛髪水分率が低下したりすることが
ないものであり、従って毛髪を傷めてしまうことがない
ものであり、特に毛髪を巻いた状態でスチームが発生す
るために、毛髪にスチームが浸透する効率が良いもので
ある。
よる加熱よりも、スチームによる加熱を受けるとともに
、この加熱に際して毛髪水分率が低下したりすることが
ないものであり、従って毛髪を傷めてしまうことがない
ものであり、特に毛髪を巻いた状態でスチームが発生す
るために、毛髪にスチームが浸透する効率が良いもので
ある。
【0013】また、電磁誘導加熱で巻き枠10を加熱し
ていることから、加熱に要する時間が短時間(10秒ほ
ど)で済むものであり、複数本のヘアカーラ1を同時に
加熱したりしなくとも、次々と加熱してカール付けを行
っていけるために、加熱装置2にかかるコストが小さく
てすむと同時に加熱ロスも少なくなっている。もちろん
、ヘアカーラ1側にしても、金属体10を埋め込むだけ
でよいわけで、端子やヒータが不要であるために、劣化
や故障の心配もなく、ヘアカーラ1自体も安価に提供す
ることができ、また、ヘアカーラ1の水洗も可能となる
。
ていることから、加熱に要する時間が短時間(10秒ほ
ど)で済むものであり、複数本のヘアカーラ1を同時に
加熱したりしなくとも、次々と加熱してカール付けを行
っていけるために、加熱装置2にかかるコストが小さく
てすむと同時に加熱ロスも少なくなっている。もちろん
、ヘアカーラ1側にしても、金属体10を埋め込むだけ
でよいわけで、端子やヒータが不要であるために、劣化
や故障の心配もなく、ヘアカーラ1自体も安価に提供す
ることができ、また、ヘアカーラ1の水洗も可能となる
。
【0014】さらに電磁誘導加熱で短時間に加熱された
金属体11の熱は、巻き枠10全体に広がるまでに時間
がかかるために、この間に毛髪の巻き付け作業を終了す
ることができ、最も熱い状態のヘアカーラ1に手を触れ
る必要がなくなるために、扱いやすくなっている上に、
毛髪のカール付けに巻き枠10の熱が有効に利用される
ことになる。
金属体11の熱は、巻き枠10全体に広がるまでに時間
がかかるために、この間に毛髪の巻き付け作業を終了す
ることができ、最も熱い状態のヘアカーラ1に手を触れ
る必要がなくなるために、扱いやすくなっている上に、
毛髪のカール付けに巻き枠10の熱が有効に利用される
ことになる。
【0015】そして電磁誘導加熱で加熱するということ
は、ヒータを内蔵したヘアカーラ1と比較した場合、ヘ
アカーラ1側への電源供給が不要であるために、電源供
給のための端子が水分で短絡したり漏電を起こしたりす
るような事故、あるいは感電事故を招くことがなく、ス
チームを用いるものとして、非常に好適であるほか、外
部ヒータで加熱するものと比較しても、加熱装置2側に
熱くなる部分が存在せず、やけどの心配がないという利
点もある。
は、ヒータを内蔵したヘアカーラ1と比較した場合、ヘ
アカーラ1側への電源供給が不要であるために、電源供
給のための端子が水分で短絡したり漏電を起こしたりす
るような事故、あるいは感電事故を招くことがなく、ス
チームを用いるものとして、非常に好適であるほか、外
部ヒータで加熱するものと比較しても、加熱装置2側に
熱くなる部分が存在せず、やけどの心配がないという利
点もある。
【0016】図3はヘアカーラ1の金属体11で巻き枠
10を構成したものを示している。また、図4は、巻き
枠10内に金属体11を埋め込むとともに、金属体11
の外周側にアルミニウム等からなる熱良導体13を埋め
込むことで、加熱特性を向上させたものを示しており、
さらに図5は巻き枠10をパラフィン等からなるマイク
ロカプセル化した蓄熱剤14を混合した樹脂で成形する
ことで、熱容量を向上させたものを示している。
10を構成したものを示している。また、図4は、巻き
枠10内に金属体11を埋め込むとともに、金属体11
の外周側にアルミニウム等からなる熱良導体13を埋め
込むことで、加熱特性を向上させたものを示しており、
さらに図5は巻き枠10をパラフィン等からなるマイク
ロカプセル化した蓄熱剤14を混合した樹脂で成形する
ことで、熱容量を向上させたものを示している。
【0017】図6、図8は本発明にかかるヘアカーラ1
と、加熱装置2の他の実施例を示すものであり、先ず、
ヘアカーラ1について説明すると、巻き枠10の外周面
に設けられる吸水層12は巻き枠10の外周面ほぼ全面
を覆うように巻き枠10の外周面の両端部より連続的に
設けられており、さらに巻き枠10の外周面には吸水層
12と交互に配置されるように突起列3が突設されてい
る。この突起列3は複数の突起体3aを隣合うように配
置して構成されている。
と、加熱装置2の他の実施例を示すものであり、先ず、
ヘアカーラ1について説明すると、巻き枠10の外周面
に設けられる吸水層12は巻き枠10の外周面ほぼ全面
を覆うように巻き枠10の外周面の両端部より連続的に
設けられており、さらに巻き枠10の外周面には吸水層
12と交互に配置されるように突起列3が突設されてい
る。この突起列3は複数の突起体3aを隣合うように配
置して構成されている。
【0018】加熱装置2は、上記ヘアカーラ1を納める
ことができる凹部20を備えると共に、この凹部20は
一定量の水を溜めておくことができるようになっており
、ヘアカーラ1を凹部20に装填することで凹部20に
溜められた水がヘアカーラ1の吸水層12に給水される
ようになっている。つまり、電磁誘導加熱前にヘアカー
ラ1の吸水層12に水滴を供給することができるように
なっており、これによって供給手段4を構成してある。 また、凹部20には凹部20の中央に位置して凹部20
にヘアカーラ1を装填した時にヘアカーラ1の内部に入
る軸部21を備えており、軸部21の中央にはフェライ
ト棒22とこのフェライト棒22を囲む加熱コイル23
とが埋め込まれている。また、下部には加熱コイル25
に高周波電流を流すための回路ブロック6、電源供給の
ためのコードリール7、電源キャップ8を内装してある
。
ことができる凹部20を備えると共に、この凹部20は
一定量の水を溜めておくことができるようになっており
、ヘアカーラ1を凹部20に装填することで凹部20に
溜められた水がヘアカーラ1の吸水層12に給水される
ようになっている。つまり、電磁誘導加熱前にヘアカー
ラ1の吸水層12に水滴を供給することができるように
なっており、これによって供給手段4を構成してある。 また、凹部20には凹部20の中央に位置して凹部20
にヘアカーラ1を装填した時にヘアカーラ1の内部に入
る軸部21を備えており、軸部21の中央にはフェライ
ト棒22とこのフェライト棒22を囲む加熱コイル23
とが埋め込まれている。また、下部には加熱コイル25
に高周波電流を流すための回路ブロック6、電源供給の
ためのコードリール7、電源キャップ8を内装してある
。
【0019】そして、凹部20にヘアカーラ1を装填し
た状態では凹部20内に溜められた水が吸水層12の下
端側より毛細管現象によって吸水層12の下部より吸い
上げられて吸水層12全体に浸透し、吸水層12のほぼ
全面にわたって均一に水が供給される。これは上記ヘア
カーラ1の吸水層12が巻き枠10の外周面に両端部か
ら連続的に形成されているためであり、吸水層12の下
部のみが水に浸かっていれば吸水層12全面が水に浸か
っていない場合であっても吸水層12のほぼ全面にわた
って均一に水が供給されることとなる。
た状態では凹部20内に溜められた水が吸水層12の下
端側より毛細管現象によって吸水層12の下部より吸い
上げられて吸水層12全体に浸透し、吸水層12のほぼ
全面にわたって均一に水が供給される。これは上記ヘア
カーラ1の吸水層12が巻き枠10の外周面に両端部か
ら連続的に形成されているためであり、吸水層12の下
部のみが水に浸かっていれば吸水層12全面が水に浸か
っていない場合であっても吸水層12のほぼ全面にわた
って均一に水が供給されることとなる。
【0020】そして、供給手段4によってヘアカーラ1
の吸水層12への水分補給は加熱コイル23での電磁誘
導加熱前に行われるため、電磁誘導加熱時または電磁誘
導加熱後、吸水層12に水滴が供給されて巻き枠10の
温度が低下したりするようなことがないものであり、吸
水層12に水が保水された状態で電磁誘導加熱が行われ
るため、加熱時の途中で温度が低下したりすることなく
一定の温度上昇によって加熱を行うことができ、加熱時
間を短縮することができるものであり、また、毛髪への
取付け後の巻き枠10の温度上昇による吸水層12内の
水のスチーム化が良好に行われることとなるものである
。
の吸水層12への水分補給は加熱コイル23での電磁誘
導加熱前に行われるため、電磁誘導加熱時または電磁誘
導加熱後、吸水層12に水滴が供給されて巻き枠10の
温度が低下したりするようなことがないものであり、吸
水層12に水が保水された状態で電磁誘導加熱が行われ
るため、加熱時の途中で温度が低下したりすることなく
一定の温度上昇によって加熱を行うことができ、加熱時
間を短縮することができるものであり、また、毛髪への
取付け後の巻き枠10の温度上昇による吸水層12内の
水のスチーム化が良好に行われることとなるものである
。
【0021】図9には供給手段4として別体となった給
水カップ5が示されており、この給水カップ5は上面が
開口するカップ体5aによって構成されており、内面に
は一定間隔毎に水位線5bが設けられており、所定の水
位を確保することができるようになっている。図10か
ら図12は加熱装置2の具体例を示すものであり、図中
30は上記加熱装置2を納めたハウジング、31はハウ
ジング30に対して開閉自在とされた蓋である。
水カップ5が示されており、この給水カップ5は上面が
開口するカップ体5aによって構成されており、内面に
は一定間隔毎に水位線5bが設けられており、所定の水
位を確保することができるようになっている。図10か
ら図12は加熱装置2の具体例を示すものであり、図中
30は上記加熱装置2を納めたハウジング、31はハウ
ジング30に対して開閉自在とされた蓋である。
【0022】
【発明の効果】本発明のヘアカーラは上述のように毛髪
のカール付けを毛髪を直接加熱することで行うのではな
く、吸水層で保持している水分を蒸発させることによっ
て生じたスチームで行うことができるために、毛髪の水
分率を低下させることなく、つまり毛髪を傷めることな
くカール付けを行うことができるものであり、そしてこ
のようにしてカール付けされた毛髪はカールの持ちがよ
いものとなる。また、電磁誘導加熱で巻き枠を加熱する
ために加熱に要する時間が短くてすむものであって、使
いやすいものである。さらに、本発明にかかる他のヘア
カーラでは突起体によって毛髪への巻き付けを良好に行
うことができるものであり、また、吸水層への水滴の供
給が部分的に行われるような場合であっても吸水層のほ
ぼ全面にわたって水滴が供給されるものであり、吸水層
への水滴の保水が良好に行われるものである。
のカール付けを毛髪を直接加熱することで行うのではな
く、吸水層で保持している水分を蒸発させることによっ
て生じたスチームで行うことができるために、毛髪の水
分率を低下させることなく、つまり毛髪を傷めることな
くカール付けを行うことができるものであり、そしてこ
のようにしてカール付けされた毛髪はカールの持ちがよ
いものとなる。また、電磁誘導加熱で巻き枠を加熱する
ために加熱に要する時間が短くてすむものであって、使
いやすいものである。さらに、本発明にかかる他のヘア
カーラでは突起体によって毛髪への巻き付けを良好に行
うことができるものであり、また、吸水層への水滴の供
給が部分的に行われるような場合であっても吸水層のほ
ぼ全面にわたって水滴が供給されるものであり、吸水層
への水滴の保水が良好に行われるものである。
【0023】そして本発明にかかる加熱装置では、ヘア
カーラの吸水層への水分補給を加熱と同時に行えるため
に、使用に際して手間がかかることがないものであり、
また、本発明にかかる他の加熱装置ではヘアカーラの吸
水層への水分補給は加熱コイルでの電磁誘導加熱前に行
われるため、電磁誘導加熱時または電磁誘導加熱後、吸
水層に水滴が供給されて巻き枠の温度が低下したりする
ようなことがないものであり、巻き枠の温度上昇による
吸水層内の水滴のスチーム化が良好に行われることとな
るものであり、さらに本発明にかかる毛髪のカール付け
方法では、巻き枠全体が最も熱くなるのはヘアカーラの
加熱と水分補給並びに毛髪の巻き付けが終了してからと
なるために、熱い思いをすることなく毛髪の巻き付け作
業を行えるとともに、スチームを利用することと併せて
ヘアカーラが持つ熱量を毛髪のカール付けに有効に利用
できるものである。
カーラの吸水層への水分補給を加熱と同時に行えるため
に、使用に際して手間がかかることがないものであり、
また、本発明にかかる他の加熱装置ではヘアカーラの吸
水層への水分補給は加熱コイルでの電磁誘導加熱前に行
われるため、電磁誘導加熱時または電磁誘導加熱後、吸
水層に水滴が供給されて巻き枠の温度が低下したりする
ようなことがないものであり、巻き枠の温度上昇による
吸水層内の水滴のスチーム化が良好に行われることとな
るものであり、さらに本発明にかかる毛髪のカール付け
方法では、巻き枠全体が最も熱くなるのはヘアカーラの
加熱と水分補給並びに毛髪の巻き付けが終了してからと
なるために、熱い思いをすることなく毛髪の巻き付け作
業を行えるとともに、スチームを利用することと併せて
ヘアカーラが持つ熱量を毛髪のカール付けに有効に利用
できるものである。
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】同上の時間、温度特性図である。
【図3】同上のヘアカーラの一実施例を示す断面図であ
る。
る。
【図4】同上のヘアカーラの他の実施例を示す断面図で
ある。
ある。
【図5】同上のヘアカーラのさらに他の実施例を示す断
面図である。
面図である。
【図6】同上のヘアカーラのさらに他の実施例を示す断
面図である。
面図である。
【図7】同上のヘアカーラの斜視図である。
【図8】同上の加熱装置の一実施例を示す断面図である
。
。
【図9】同上の給水カップの断面図である。
【図10】同上の加熱装置の他の実施例を示す断面図で
ある。
ある。
【図11】図10におけるP矢視図である。
【図12】同上の破断正面図である。
1 ヘアカーラ
2 加熱装置
3 突起体
4 供給手段
10 巻き枠
11 金属体
12 吸水層
Claims (6)
- 【請求項1】 円筒状の金属体を内蔵して電磁誘導加
熱により加熱される巻き枠と、この巻き枠の外周面に配
された吸水層とから成ることを特徴とするヘアカーラ。 - 【請求項2】 円筒状の金属体を内蔵して電磁誘導加
熱により加熱される巻き枠と、この巻き枠の外周面に両
端部から連続的に吸水層が配置され、吸水層と交互に突
起体が突設されて成ることを特徴とするヘアカーラ。 - 【請求項3】 請求項1記載または請求項2記載のヘ
アカーラを電磁誘導加熱で加熱する加熱装置であって、
電磁誘導加熱用の加熱コイルと、ヘアカーラの吸水層に
水滴を供給する給水ノズルを備えていることを特徴とす
る加熱装置。 - 【請求項4】 請求項1記載または請求項2記載のヘ
アカーラを電磁誘導加熱で加熱する加熱装置であって、
電磁誘導加熱用の加熱コイルと、電磁誘導加熱前にヘア
カーラの吸水層に水滴を供給する供給手段とを備えてい
ることを特徴とする加熱装置。 - 【請求項5】 合成樹脂で形成されたヘアカーラの巻
き枠を電磁誘導加熱で短時間で加熱し、巻き枠の外周面
に形成された吸水層に水分を補給し、その後、ヘアカー
ラの巻き枠が持つ熱によって吸水層で保持されている水
分を蒸発させて、このスチームをヘアカーラに巻き付け
られた毛髪に供給することを特徴とする毛髪のカール付
け方法。 - 【請求項6】 合成樹脂で形成されたヘアカーラの巻
き枠を電磁誘導加熱で短時間で加熱し、巻き枠の外周面
に形成された吸水層に水分を補給し、その後、ヘアカー
ラの巻き枠が持つ熱によって吸水層で保持されている水
分を蒸発させて、このスチームをヘアカーラに巻き付け
られた毛髪に供給し、スチーム発生に使われた残りの熱
容量をスチームが供給された毛髪に供給することを特徴
とする毛髪のカール付け方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP812891A JPH04212309A (ja) | 1990-06-15 | 1991-01-28 | ヘアカーラと加熱装置及び毛髪のカール付け方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2-158041 | 1990-06-15 | ||
JP15804190 | 1990-06-15 | ||
JP812891A JPH04212309A (ja) | 1990-06-15 | 1991-01-28 | ヘアカーラと加熱装置及び毛髪のカール付け方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04212309A true JPH04212309A (ja) | 1992-08-03 |
Family
ID=26342576
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP812891A Pending JPH04212309A (ja) | 1990-06-15 | 1991-01-28 | ヘアカーラと加熱装置及び毛髪のカール付け方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04212309A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011015872A3 (en) * | 2009-08-05 | 2011-04-21 | Next Row Limited | Induction heating unit for hair rollers |
CN103653670A (zh) * | 2012-09-18 | 2014-03-26 | 新加坡大华集团 | 经由热来作发型设计的被加热的发型设计装置 |
-
1991
- 1991-01-28 JP JP812891A patent/JPH04212309A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011015872A3 (en) * | 2009-08-05 | 2011-04-21 | Next Row Limited | Induction heating unit for hair rollers |
CN103653670A (zh) * | 2012-09-18 | 2014-03-26 | 新加坡大华集团 | 经由热来作发型设计的被加热的发型设计装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000912 |