JPH04211882A - 光走査装置 - Google Patents

光走査装置

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JPH04211882A
JPH04211882A JP3038779A JP3877991A JPH04211882A JP H04211882 A JPH04211882 A JP H04211882A JP 3038779 A JP3038779 A JP 3038779A JP 3877991 A JP3877991 A JP 3877991A JP H04211882 A JPH04211882 A JP H04211882A
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scanning
light source
laser beam
hologram disk
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Yasuyuki Sakai
泰幸 酒井
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    • G06K7/10Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は情報読取り装置に関する
ものであり、例えばホログラムディスクを用いたバーコ
ードリーダに用いられるものである。
【0002】
【従来の技術】ホログラムディスクを用いたバーコード
リーダでは、光ビームのホログラムディスクへの入射角
は、回折効率に大きく影響(例えば、光強度の減少)す
るので、入射角を高精度に調整する必要がある。
【0003】また、光源、走査機構、受光機構を備える
走査部を装置上方に固定し、装置上方より下方へ向けて
走査光を出射してバーコードの読取りを行う、いわゆる
オーバーヘッド型のバーコードリーダでは、走査部を小
型化するために、光源より出射された光ビームに対して
偏向(例えば反射、回折)を行って、光路長を短くする
必要がある。
【0004】そのため、特願平1─203648号に示
されるように、バーコードからの反射光を集光する集光
レンズの中心軸を貫通して遮光筒を設け、光源より出射
されたレーザ光を遮光筒に設けられた反射鏡で反射させ
て、レーザ光を遮光筒の軸方向に偏向させている。
【0005】するとそのレーザ光は、光路長が短くなる
とともにホログラムディスクに対して垂直に入射するこ
とが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが上述した技術
では、レーザ光を反射してホログラムディスクに入射さ
せる手段(即ち反射鏡)と光源とが別個にケース内に設
けられているので、光源および反射鏡の組み付け時の誤
差によって光軸に狂いが生じ易くなり、バーコードの情
報を的確に読み取れないという問題が生じてしまう。
【0007】また、組み付け後にその光軸を調整する場
合においても、反射鏡が設けられている遮光筒および光
源等(それらを固定する部材も含む)を各々調整するの
は、非常に困難であるという問題がある。つまり、一方
を調整すると他方も再調整が必要となり、この調整を組
み付け後に行うのは、非常に困難である。
【0008】そこで本発明は、上記問題点に鑑みて成さ
れたものであり、光ビームが走査手段へ入射する入射角
の調整を極力簡略化することができる情報読取り装置を
提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのため本発明は、光ビ
ームを出射する光源と、前記光ビームの反射光を検知す
る検知手段と、前記光ビームを2次元方向に走査させて
出射するとともに、この走査された走査光の前記反射光
を前記走査光と同じ経路を経由して前記検知手段へ導く
走査手段と、前記光源より出射された前記光ビームを偏
向し  て前記走査手段に前記光ビームを入射させる走
査光入射手段とを備え、前記光源と前記走査光入射手段
とを一体的に脱着可能な状態で設置したことを特徴とす
る情報読取り装置を採用するものである。
【0010】
【作用】上記構成により、光源は光ビームを出射し、走
査光入射手段は光源より出射された光ビームを偏向して
、走査手段に入射させている。しかも光源と走査光入射
手段とは、一体的に脱着可能な状態で設置されている。
【0011】故に走査光入射手段は、光源と一体的に脱
着可能な状態で設置されているので、走査手段への光ビ
ームの入射角の調整は、装置本体に組み付ける前に行う
ことができる。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように本発明においては、走
査光入射手段は、光源と一体的に脱着可能な状態で設置
されているので、走査手段への光ビームの入射角の調整
は、装置本体に組み付ける前に行うことができる。
【0013】故に、光ビームが走査手段へ入射する入射
角の調整を装置本体に組み付ける前に行うことができる
ので、入射角の調整を容易に行うことができるという優
れた効果がある。
【0014】
【実施例】以下、本発明を図に示す実施例に基づいて説
明する。この実施例では、本発明装置をバーコードリー
ダに適用した場合について説明する。
【0015】図7は本実施例の斜視図であり、レジカウ
ンタに本実施例のバーコードリーダを設置したものであ
る。図7において、レジカウンタ台1には、走査部2が
支持部3によって支持されている。この走査部2は、支
持部3の内部を通るケーブル4aにより制御回路4と接
続され、バーコードに記載された情報に対応する読取り
信号を制御回路4へ出力している。
【0016】支持部3は、レジカウンタ台1に固定され
た基台31と、この基台31に固定された筒状の第1支
持柱32と、この第1支持柱32の内部に挿入された第
2支持柱33とを備えている。基台31には、穴36が
適宜設けられ、図示せぬボルト・ネジ等でレジカウンタ
台1に固定されている。
【0017】第1支持柱32に挿入された第2支持柱3
3は、第1支持柱32の内部で上下方向に移動可能に設
けられており、ツマミ34によって任意の位置に固定さ
れる。この第2支持柱33の端部には、走査部2が軸3
5を中心に回動可能に支持されている。
【0018】走査部2は、図9に示すように、上部ケー
ス22aと下部ケース22bとから成るケース22によ
り構成されている。この上部ケース22aには表示窓2
3が形成され、下部ケース22bには読取り窓21が形
成されている。そして読取り窓21には、透明なガラス
21aが設けられており、後述する多面反射鏡207(
図1)により反射されたレーザ光が、読取り窓21で有
害な反射が生じないような角度で下部ケース22bに設
けられている。また表示窓23には、電源表示用LED
23aと読取り成否表示用LED23bとが設けられて
いる。
【0019】走査部2の内部には、レーザ光を出射する
半導体レーザ光源、レーザ光を走査する走査機構、バー
コードからの反射光を受光する受光機構等が設けられて
おり、その詳細な内部構成については後述する。
【0020】次に、上述したように構成されたバーコー
ドリーダの使用態様を説明する。図8は、この実施例の
使用態様を示す側面図である。レジカウンタ台1に設置
された走査部2は、読取り窓21から物品5の搬送路上
、即ちその物品5の到来方向へ向けてほぼ45°の角度
でレーザ光を出射し、2点鎖線で囲まれた範囲をこのレ
ーザ光で走査する。
【0021】そして、レジの操作者によって、矢印方向
に物品5が移動されると、物品5に貼付されたバーコー
ド6が走査部2に読み取られる。このようにして、読み
取られたバーコード6の情報は、制御回路4でデータ処
理等が行われ、図示されないPOSターミナルに送出さ
れて、物品6の価格がPOSシステムに集計される。
【0022】次に、図1および図2を用いて走査部2の
内部構成を詳細に説明する。図1は走査部2の縦断面図
であり、図2はケース22内部の光学系部品の配置を示
す走査部2の透視図である。
【0023】図1および図2において、シャーシ200
aおよびシャーシ200bは、ケース22の側面に機械
的な骨格を成して固定されており、後述する光学系の精
度向上のため、高い剛性を備えている。また、シャーシ
200aとシャーシ200bを一体として構成してもよ
い。走査手段を構成するホログラムディスク205には
、焦点距離と回折角の異なる第1ホログラム205aと
第2ホログラム205bとが、各々180°の範囲にわ
たって形成され、入射するレーザ光Lを偏向させるとと
もに収束させる。
【0024】ここで、図10に示された走査線の組22
0a〜220eの各組は、反射鏡207a〜207eの
各々により形成される。そして、各組の一方が第1ホロ
グラム205aにより形成され、他方が第2ホログラム
205bにより形成される。
【0025】ホログラムディスク205は、モータ20
6により回動されて、第1ホログラム205aおよび第
2ホログラム205bを通過するレーザ光Lを回折する
。これにより、各々のホログラムにて回折されたレーザ
光Lは、180°の半円の範囲で走査される。そして、
ホログラムディスク205で回折されたレーザ光Lは、
反射鏡207a〜207eの5面から成る多面反射鏡2
07で反射されて、読取り窓21より出射する。
【0026】ここで反射鏡207a〜207eは、シャ
ーシ200aに固定されている。そして、この多面反射
鏡207を交換することにより、後述する走査パターン
、走査線数などを変更することができる。この実施例で
は、面数の異なる(3面から6面)の多面反射鏡を交換
して走査パターン、走査線数が変更できる。
【0027】ホログラムディスク205は、シャーシ2
00b、モータベース206a、およびモータ支持部材
206bを貫通して設けられたモータ206のシャフト
に固定されており、ホログラムディスク205は光学系
支持部材203を蓋として収納されている。これによっ
て、ホログラムディスク破損時の飛散防止等が図られて
いる。
【0028】モータ206はアウタロータ型のモータで
、モータベース206aとモータ支持部材206bとと
もにシャーシ200bに設置されている。サブシャーシ
200bからは透過光遮光、および直接入射光遮光のた
めの遮光板208が延在している。
【0029】ホログラムディスク205に面するシャー
シの所定位置には、発光素子212aと受光素子212
bとから成るフォトインタラプタ212が設けられてい
る。このホログラムディスク205には、各走査線の始
点と終点とに対応した位置にマーク205cが設置され
ており、このマーク205cをフォトインタラプタ21
2が検出することにより各走査線の始点と終点とが検出
される。
【0030】またマーク205cの中のひとつ、即ち図
2に示すホロクラムディスク205の最下端に図示され
るマークは、他のマークより幅広にしてあり、ホログラ
ムディスク205が一回転したことがフォトインタラプ
タ212の検出信号の幅から検出される。
【0031】光学系支持部材203は、シャーシ200
a及びシャーシ200bの端部にて、ホログラムディス
ク205に対して平行に配置するように係合されている
。この光学系支持部材203には、バーコードからの反
射光を集光する集光レンズ202と、集光レンズ202
により集光された反射光を受光して、バーコードのバー
およびスペースに応じた電気信号を得る受光機構204
と、半導体レーザ光源201(光源を構成する)および
プリズム209(走査光入射手段を構成する)を備える
入射光学系支持基板215とが固定されている。
【0032】半導体レーザ光源201には、後述する可
視光のレーザ光Lを出射する図示されないレーザダイオ
ードと、レンズ系とが内蔵されている。そして出射され
たレーザ光Lは平行光を成し、プリズム209の長手方
向に平行に入射されて、プリズム209の内部を進む。
【0033】プリズム209はガラスにより構成され、
その一方の端部は、上述したように半導体レーザ光源2
01より出射されたレーザ光Lを入射する。また他方の
端部は、プリズム209の長手方向の軸方向に45°の
角度をもって形成され、プリズム209の内部を進んだ
レーザ光Lを全反射して、プリズム209の長手方向の
軸方向に対して垂直に出射される。
【0034】集光レンズ202および受光機構204は
、図6に示すように構成されている。即ち図6において
、反射鏡210は、集光レンズ202で集光されたバー
コードからの反射光を、帯域透過フィルタ213を通し
て検知手段を構成するフォトセンサ211に反射して、
フォトセンサ211にて焦点を形成している。
【0035】帯域透過フィルタ213は、フォトセンサ
211の前面に設けられており、所定波長の光(反射光
)のみをフォトセンサ211に透過している。フォトセ
ンサ211では、帯域透過フィルタ213を介した反射
光に対して光電変換を行い、反射光の光強度に応じた電
気信号を得ている。そして、その電気信号は、図示され
ないデコード回路にてデコードした後、制御回路4(図
7)へその信号を出力している。デコードされた信号は
、制御回路を介さず直接図示せぬPOSターミナル等に
出力してもよい。
【0036】次に、上記構成における作動を図1、図2
、および図6を用いて説明する。図示されない電源スイ
ッチで電源が投入されると、電源表示用LED23aが
点灯し、ホログラムディスク205が回動される。そし
て、ホログラムディスク205の回転数がレーザ光Lを
十分に速い速度で走査できる回転数に達して、定常回転
状態になると、半導体レーザ光源201からレーザ光L
が発生される。また、ホログラムディスク205の回転
数が低下すると、レーザ光の発生が禁止されて、レーザ
光が同一点に長時間出射されることが防止される。
【0037】半導体レーザ光源201より出射された平
行光のレーザ光Lは、プリズム209の端部で全反射さ
れて、ホログラムディスク205へ垂直に入射する。す
ると、第1ホログラム205aもしくは第2ホログラム
205bで回折が行われ、回折されたレーザ光Lは多面
反射鏡207で反射され、読取り窓21から所定距離離
れた位置に焦点を有する走査光を形成する。
【0038】そして、この走査光はホログラムディスク
205の回転に伴い、図10に示された走査パターンに
沿って移動する。図10に示された走査パターンのひと
つの走査線がバーコード6(図1)上を横切ると、その
バーコード6のバーおよびスペースに応じた反射光が得
られる。
【0039】この反射光は、走査線を形成するレーザ光
Lと同じ経路を逆方向に通ってホログラムディスク20
5に入射し、集光レンズ202、反射鏡210、および
帯域透過フィルタ213を介してフォトセンサ211に
入射される。そして、フォトセンサ211からはバーコ
ードのバーおよびスペースに応じた電気信号が得られる
【0040】一方、フォトインタラプタ212からの信
号により、各走査点の始点と終点を示すタイミング信号
が発生され、フォトセンサ211からの信号が各々の走
査線からの反射により得られた信号として分割、識別さ
れる。
【0041】そして、一連のバーコードを示す信号が得
られると、そのバーコードに符号化された情報を復号し
、制御回路4(図1)へ出力される。ここで、本実施例
のようにバーコード読取り部を、商品を通過させる領域
の上方に位置させて設けたいわゆるオーバーヘッドタイ
プのバーコード読取装置においては、走査部2を小型に
した方が都合が良いものであり、この実施例においては
、その為に種々の工夫がなされている。
【0042】まず、ホログラムディスク205を走査部
2内に斜めに設置し、走査部2の高さを低くしている。 そして、第1ホログラム205aおよび第2ホログラム
205bによる走査範囲を180°とすることで、多面
反射鏡207を180°の範囲に設置するだけで良いの
で、残る180°の範囲であって投光・受光学系とは反
対側にホログラムディスク205を回転させるモータ2
06を設置することが可能となり、装置の小型化および
低重心化を図ることができる。
【0043】また、走査部2を極力小型にしようとする
と、走査部2内の光学系を単純化するために本実施例の
ようにホログラム205a、205bで回折された光を
1回の反射(反射鏡207による)のみで走査部2から
出射するのが望ましい。しかしながら、装置をこのよう
に設計するとホログラム205a、205bへの入射光
方向が必然的に読取窓21に向くことになり、半導体レ
ーザー光源201からホログラムディスク205へ入射
したレーザ光のうち、ホログラム205a、205bで
回折されずに直進する透過光成分が読取窓21から直接
出射してしまい、その結果、透過光が物品により反射さ
れ、光学的なノイズとなってフォトセンサ211に検出
されてしまうという不具合が生じる、本実施例ではこの
ような点を考慮して、そのような透過光成分を遮断する
ために遮光板208を設けており、これにより上述のよ
うな不具合を防止することができる。また、この遮光板
208は、読取窓21から入射してくる光が直接にフォ
トセンサ211に達することをも防止しており、ほぼ集
光レンズ202の開口面積と同じ範囲にわたって設けら
れている。これにより、フォトセンサ211に入射する
光は、反射鏡207a〜207eのひとつで反射され、
ホログラム205a、205bの一方で回折された光に
限られるため、光学的なノイズを大幅に低減することが
できる。
【0044】また、本実施例のホログラムディスク20
5は殆どレンズ作用することがなく、ホログラムディス
ク205自身にはフォトセンサ211上に結像する機能
がない。本実施例の場合、ホログラムディスク205と
フォトセンサ211との間に介在する集光レンズ202
により反射光はフォトセンサ211上に結像させられて
いる。この場合、ホログラムディスク205にレンズ作
用がある時にはホログラムディスク205に入射するレ
ーザ光は発散光でなければならないのに対して本実施例
では平行光でも良くなりホログラムディスク205へ入
射する入射光の自由度が増す。また、その入射光が平行
光である場合には、最大回折効率を維持したままホログ
ラム上の自由な位置に入射させることができるので、各
構成の配置の自由度が増し、例えば入射光をホログラム
ディスク205に入射する位置が多少ずれても問題がな
く、集光レンズ202の組付け時の組付け誤差に対する
余裕ができ、製造し易くなるという効果がある。また、
ホログラムディスク205のみにより集光しようとする
と結像するまでの光路長が長くなるために装置が大型化
してしまうが、集光レンズ202を用いて集光すること
により光路長を短くでき装置の小型化が可能である。
【0045】さらにこの実施例では、多面反射鏡207
の両側2面の大きさを大きくしており、両側の反射鏡に
対応した走査線からの反射光の集光能力を補償している
。特にこの実施例では、両端の反射鏡207aと207
eとを180°の範囲を越えて設定している。
【0046】また集光レンズ202は、ホログラムディ
スク205より所定の距離以上離れて設けられているた
め、ホログラムディスク205からの反射回折光L5(
図11)が受光機構204に入射することが阻止され、
光学的なノイズが低減されている。以下にこのことを説
明する。
【0047】ホログラムディスク205は、図11に示
されるように、ガラス層205d、205eと、2つの
ガラス層の間に設けられたゼラチン膜205fとで構成
されている。
【0048】そして、プリズム209より出射されたレ
ーザ光Lがホログラムディスク205に入射すると、そ
の一部分がガラス層205eで反射され、ガラス層20
5dで回折されて反射回折光L5を形成する。
【0049】この時、図17に示すように、ガラス層2
05dと反射回折光L5との回折角をθ、集光レンズ2
02とガラス層205dとの距離をhとした場合に、反
射回折光L5の広がりの半径rは、
【0050】
【数1】 r=h/tanθ と表される。
【0051】故に、図12に示すように、集光レンズ2
02とガラス層205dとの距離hの位置において、半
径rの円より小さな半径を有する集光レンズ202を設
けることにより、ホログラムディスク205からの反射
回折光L5が受光機構204に入射するのを阻止するこ
とができる。
【0052】次に、入射光学系支持基板215に設けら
れた各部位について詳細に説明する。図3(a)〜(c
)及び図4(a)、(b)は、半導体レーザ光源201
およびプリズム209が設置された入射光学系支持基板
215の構成図である。なお、この図3(a)〜(c)
及び図4(a)、(b)では、入射光学系支持基板への
固定に用いられるネジは、図示を省略している。
【0053】図3(a)〜(c)及び図4(a)、(b
)において、プリズム209は、入射光学系支持基板2
15にネジ等で固定された支持部材209aと、この支
持部材209aにネジ等で固定された板ばね209bと
に挟まれるようにして入射光学系支持基板215に固定
されている。
【0054】駆動回路216は、図5に示されたレーザ
ダイオード201bを駆動するために設けられている。 半導体レーザ光源201は、ネジ等で入射光学系支持基
板215に固定されている。そして、半導体レーザ光源
201の一方の端部(レーザ光Lが出射される側の反対
側)には、調整機構201aが設けられており、この調
整機構201aによって、図5に示されたレーザダイオ
ード201bが紙面垂直方向および上下方向に移動して
、レーザ光Lをプリズム209の長手方向に対して垂直
に出射させるための調整が可能となる。
【0055】さらに、半導体レーザ光源201の内部構
成について詳細に説明する。図5は、半導体レーザ光源
201の断面図である。図5において、曲率が異なる第
1メニスカスレンズ201dおよび第2メニスカスレン
ズ201eは、可動部材201fおよびこの可動部材2
01f内に設けられたレンズ固定部材201gにより、
部材201cの内部に固定されている。
【0056】この可動部材201fは、コイルばね20
1hと焦点調整ネジ201lとの間で移動可能に設けら
れている。そして焦点調整ネジ201lが回転されるこ
とにより、可動部材201fに固定された第1メニスカ
スレンズ201dおよび第2メニスカスレンズ201e
が、レーザダイオード201bに近づいたり離れたりし
て、レーザ光Lの焦点を調整することができる。
【0057】レーザダイオード201bは、上述したよ
うに、調整機構201aによって紙面垂直方向および上
下方向に移動することができる。これによりプリズム2
09からの出射角が変更されて、レーザ光Lがホログラ
ムディスク205に垂直に入射するように調整すること
ができる。
【0058】ここで、上述したレーザダイオード201
bの移動による出射角の変更を説明する。なお、この説
明では、紙面垂直方向にレーザダイオード201bを移
動させた場合について説明しているが、上下方向の移動
についても同様に行われ、これらの調整は、後述するオ
ートコリメータで2方向同時に行われている。
【0059】図13(a)に示すように、レーザダイオ
ード201bの出射部を各メニスカスレンズの中心部よ
り左側に設置した場合には、レーザダイオード201b
の出射部より出射されたレーザ光は、各メニスカスレン
ズで屈折されてレーザ光L1となる。
【0060】そして図14に示すように、プリズム20
9の端部にて全反射されると、ホログラムディスク20
5に角度θ1で入射する。一方、図13(b)に示すよ
うに、レーザダイオード201bの出射部を各メニスカ
スレンズの中心部より右側に設置した場合には、レーザ
ダイオード201bの出射部より出射されたレーザ光は
、各メニスカスレンズで屈折されてレーザ光L2となる
【0061】そして図14に示すように、プリズム20
9の端部にて全反射されると、ホログラムディスク20
5に角度θ2で入射する。このように、レーザダイオー
ド201bを紙面垂直方向および上下方向に移動させる
ことによって、レーザ光Lのホログラムディスク205
への入射角を調整することができる。
【0062】そしてこのような調整は、例えばオートコ
リメータを用いて行われている。即ち、水平方向に設け
られた定盤上に入射光学系支持基板215(プリズム2
09および半導体レーザ光源201が固定された入射光
学系支持基板)を設置して、鉛直方向に設けられたオー
トコリメータへ向けてプリズム209よりレーザ光Lを
出射させる。
【0063】するとオートコリメータに設けられた視野
には、出射されたレーザ光Lが光点として表され、視野
内にあらかじめ描かれた十字形の中心位置にこの光点が
合致するように、調整機構201aにて調整を行う。そ
して、この中心位置に光点が合致された時、定盤に対し
て垂直に出射されていることになり、このようにしてレ
ーザ光Lをホログラムディスク205に対して垂直に入
射させるための調整が行われている。
【0064】以上述べたように本実施例では、半導体レ
ーザ光源201とプリズム209とを入射光学系支持基
板215に固定した時に、レーザ光の出射角の調整(レ
ーザ光がプリズムより垂直に出射されるようにするため
の調整)を行うことができるので、装置本体に組み付け
る時には、ホログラムディスク205に対して平行に固
定される支持部材(シャーシ200a、200b)に係
合するだけで良い。
【0065】しかも、この半導体レーザ光源201とプ
リズム209とを固定した入射光学系支持基板215は
、光学系支持部材203に保持されているので、半導体
レーザ光源201およびプリズム209は、光学系支持
部材203によって、走査部2より一体的に脱着可能な
状態で設置されている。
【0066】また本実施例では、半導体レーザ光源20
1より出射されるレーザ光を偏向する偏向部材として、
透明のプリズム209を用いているので、不透明の部材
を用いた時ほど反射光の受光量を低減させることなくフ
ォトセンサ211に反射光を受光させることができる。
【0067】ここで本発明者は、走査部の小型化対策と
して、図15に示すバーコードリーダについての検討を
行った。即ち図15において、集光レンズ41の中心下
にはステー38が設けられ、そのステー38の端部には
反射部材37が設けられている。そして、光源39より
レーザ光Lが出射されると、レーザ光Lはステー38の
端部に設けられた反射部材37で反射されて、ホログラ
ムディスク40へ垂直に入射する。
【0068】しかし図15に示すようにバーコードリー
ダを構成した場合、光路長が短くなって走査部の小型化
を図れるものの、ステー38が不透明であると、ステー
38の部分で反射光は遮られてしまい、受光量が低下し
てしまう。そこで本発明者は、反射光を極力遮らないプ
リズムを一案として提案している。
【0069】なお上述した実施例では、走査光入射手段
としてプリズムを用いた例を示したが、図16に示すよ
うに、透明部材218と反射鏡等の反射部材217とを
組み合わせ、これと光源220とを透明部材219で接
合したものを用いても良い。但しこのような場合には、
反射部材217が新たに必要となる。
【0070】また上述した実施例では、反射によって半
導体レーザ光源より出射されたレーザ光をホログラムデ
ィスクに入射させているが、プリズムのような透明部材
を用い、レーザ光の入射端部に相対する端部にホログラ
ムを形成して、回折によって半導体レーザ光源より出射
されたレーザ光をホログラムディスクに入射させてもよ
い。
【0071】また、遮光板208は、読取窓21のガラ
ス21aに例えば黒色あるいは不透明のプラスチックフ
ィルムを貼付することにより形成しても良い。また、遮
光板208は図18に示すように走査部2のケースによ
り形成しても良い。図18は走査部2の底面図であり、
図中矢印方向をレーザ光が走査する。また、ケースの線
21b、c、d、e、fはそれぞれ反射鏡207a、b
、c、d、eに応じた輪郭を有している。
【0072】また上述した実施例では、入射光学系支持
基板215は光学系支持基板203と別基板として構成
されているが、入射光学系支持基板215を省略して半
導体レーザ光源201とプリズム209とを集光レンズ
202を固定している光学系支持基板203に直接組付
けても良く、その場合には、同一基準面に投光部(半導
体レーザ光源201およびプリズム209)と集光部(
集光レンズ202)が設置されるので投光・受光の光軸
が合い、信号光がフォトセンサ211上に正確に結像さ
れるという効果がある。
【0073】また、集光手段としては、上記実施例の集
光レンズ202の代わりに凹面鏡を用いても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施例に適用される走査部の縦
断面図である。
【図2】上記走査部内部の光学系部品の配置を示す透視
図である。
【図3】(a)、(b)、および(c)は、上記一実施
例に適用される入射光学系支持基板の構成を示す平面図
、正面図、および背面図である。
【図4】(a)、および(b)は、上記一実施例に適用
される入射光学系支持基板の構成を示す右側面図、およ
び左側面図である。
【図5】上記一実施例に適用される半導体レーザ光源の
断面図である。
【図6】上記一実施例に適用される集光レンズおよび受
光機構の内部構成を示す内部構成図である。
【図7】上記一実施例の装置全体の構成を示す斜視図で
ある。
【図8】上記一実施例の使用態様を説明する側面図であ
る。
【図9】上記走査部の外形を示す斜視図である。
【図10】上記走査部により形成される走査パターンを
示す平面図である。
【図11】上記一実施例に適用されるホログラムディス
クの回折の様子を説明する説明図である。
【図12】上記集光レンズの設置位置を説明する説明図
である。
【図13】(a)および(b)は、上記一実施例に適用
されるプリズムと上記半導体レーザ光源との調整方法を
説明する説明図である。
【図14】上記調整方法によって、上記ホログラムディ
スクへの走査光の入射角が変化する様子を説明する説明
図である。
【図15】本発明者が検討を行ったバーコードリーダの
構成を示す構成図である。
【図16】本発明装置の他の実施例に適用される走査光
入射手段を示す斜視図である。
【図17】上記ホログラムディスクからの反射回折光の
受光機構への入射防止を説明する説明図である。
【図18】走査部の底面図である。
【符号の説明】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  光ビームを出射する光源と、前記光ビ
    ームの反射光を検知する検知手段と、前記光ビームを2
    次元方向に走査させて出射するとともに、この走査され
    た走査光の前記反射光を前記走査光と同じ経路を経由し
    て前記検知手段へ導く走査手段と、前記光源より出射さ
    れた前記光ビームを偏向して前記走査手段に前記光ビー
    ムを入射させる走査光入射手段とを備え、前記光源と前
    記走査光入射手段とを一体的に脱着可能な状態で設置し
    たことを特徴とする情報読取り装置。
  2. 【請求項2】  前記走査光入射手段は、プリズムによ
    り構成されることを特徴とする請求項1記載の情報読取
    り装置。
JP3038779A 1990-06-15 1991-03-05 光走査装置 Expired - Lifetime JP2751644B2 (ja)

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AU78320/91A AU643026B2 (en) 1990-06-15 1991-06-11 Information reader
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012059300A (ja) * 2011-12-21 2012-03-22 Nec Infrontia Corp セルフposシステム
JP2014038649A (ja) * 2013-10-04 2014-02-27 Nec Infrontia Corp セルフposシステム

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JP2012059300A (ja) * 2011-12-21 2012-03-22 Nec Infrontia Corp セルフposシステム
JP2014038649A (ja) * 2013-10-04 2014-02-27 Nec Infrontia Corp セルフposシステム

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