JPH04211713A - 耐食性可撓ダクトを有するケーブル組立体とその製法 - Google Patents

耐食性可撓ダクトを有するケーブル組立体とその製法

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JPH04211713A
JPH04211713A JP3009990A JP999091A JPH04211713A JP H04211713 A JPH04211713 A JP H04211713A JP 3009990 A JP3009990 A JP 3009990A JP 999091 A JP999091 A JP 999091A JP H04211713 A JPH04211713 A JP H04211713A
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JP
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ribs
liner
helical
outer sleeve
die
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Application number
JP3009990A
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English (en)
Inventor
Robert L Heimann
ロバート エル. ハイマン
Wayne L Soucie
ウェイン エル.ソウシー
David R Webb
デヴィット アール.ウェッブ
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Orscheln Co
Original Assignee
Orscheln Co
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L11/00Hoses, i.e. flexible pipes
    • F16L11/04Hoses, i.e. flexible pipes made of rubber or flexible plastics

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Flexible Shafts (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外側のらせん形の補強
リブを有する管形で押出し加工されたプラスチックの内
側ライナー部分と、この内側ライナー部分の回りに同心
状に配置される管形で押出し加工されたプラスチックの
保護用の外側スリーブ部分とを設けることを特徴とする
、非金属で耐食性の外側ダクトを含むケーブル組立体、
およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、サリヴァン(Sullivan
)の米国特許第3,657,942 号、フクダ(Fu
kuda)の米国特許第4,112,708 号、カサ
ム(Catham)の米国特許第3,435,634 
号、およびデーン(Dehn)の独国特許第3,021
,533号の特許に開示されるような、少なくとも1つ
の合成プラスチック層を含む、制御ケーブル組立体のた
めの耐食性ダクトが提案されている。デーンの独国特許
において、ケーブルの振動を減ずるためにプラスチック
のケーシングで包んだ金属線の層の中に、内側および外
側リブを有する合成プラスチックの管状ライナーが設け
られて、ケーブルの振動を減ずる。リブ間の空間に潤滑
剤が満たされ、それにより、内側の力伝達部材の滑動特
性が高められる。カサムの特許において、らせん状に巻
かれた外側金属線の間に画成される溝の中に延びる外側
らせん形リブを有する管状で合成プラスチックの内側ラ
イナー層が設けられる。フクダの特許では、潤滑材を受
け入れるためのらせん状の内側および外側くぼみ部分を
有する合成プラスチックのライナー部材が金属心部材と
金属外側部材の間に設けられる。サリヴァンの特許にお
いて、移動自在の合成プラスチックの内側力伝達部材が
、外側の合成プラスチックダクトの滑らかな円筒形の内
側表面に係合する外側の縦方向リブを含んでいる。
【0003】またムア(Moore) の米国特許第4
,099,425号およびジュンノスケ(Jiyunn
osuke) の日本国特許第59−121215 号
に示されるように、ケーブルダクトの上に保護用の合成
プラスチック外側カバー層を押出し加工することも当業
者にとって公知である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、管状の内側ラ
イナーが外側の縦方向に押出されたリブと共に押出され
、前記内側ライナーは縦方向に引張られると同時に縦軸
線の回りにねじられて、リブが内側ライナーの回りにら
せん状に延びるようにされることを特徴とする、ケーブ
ル組立体用の改良された耐食性非金属で可撓性の外側ダ
クトとその製造方法を与える。らせん巻きの角度を制御
することによって、ケーブルの構造強度および可撓性の
特性を必要に応じて管理することができる。
【0005】本発明の望ましい実施例によれば、合成プ
ラスチック材の外側スリーブがライナー層の回りに押出
される。一つの変形によれば、外側スリーブの形成の前
に、合成プラスチック材の中間層がライナーの回りに押
出される。中間層の形成の前に、1層以上の非金属の強
化繊維(フィラメント)をリブの先端上に巻きつけるこ
ともできる。
【0006】本発明のいま一つの実施例によれば、ダイ
手段から最初に押出されたままのライナー部材は、リブ
の先端と一体になった同心状の管状外側層を含み、その
ため、ライナーの縦方向の引張りと縦軸線回りのねじり
を同時に行うと、リブの間にらせん状の防音通路が画成
され、この構成は重量を軽減すると同時に、軽減した断
面に曲げおよび圧縮の応力を分布させる。面内応力の減
少によって、強度がさらに高い重合体を用いても、ダク
トの可撓性に悪い影響を与えない。
【0007】本発明のいま一つの特徴によれば、保護用
の外側スリーブが円環形の内方部分上に半径方向に配置
されたらせん形のリブに結合され、該リブは、当該外側
スリーブの長さを円周方向に向けながら縦方向に伸長さ
せるので、ダクトの曲げにより誘起される引張りおよび
圧縮の荷重が円周方向に間隔を置いて配置されたリブに
一様に再配分される。この一体構造の組立体は、従来の
ダクトに固有の動きとねじれの問題を無くすると共に、
動作シーケンスによって誘起される往復動用ケーブル組
立体に固有の圧縮力、または取付け、取扱い、輸送等に
よって押しつぶされることを抑制し、同時に外側の薄膜
の押出加工によって、使用環境に存在する有害化合物か
らの保護が与えられる。
【0008】
【実施例】添付図面を参照しつつ、以下の説明を検討す
ることにより、本発明の、他の特徴および利点が明らか
になる。
【0009】先ず、特に第1図および第4図を参照して
、プッシュプルケーブル、絞りコントロールケーブル等
のような様々な機械的コントロールケーブルの用途に適
したケーブル組立体は、滑らかな壁面6を有する孔腔を
含む連続的な円環形の内側ライナー、つまり心部分4を
有する可撓性で管状の外側ダクト、つまりジャケット部
材2をもっている。あとで、より詳しく述べるように、
内側ライナーの押出し加工中に、内側ライナーは縦方向
に引張られると同時に縦軸線回りにねじられて、内側ラ
イナーの外周に、半径方向外向きのリブ8が第1図およ
び第3図に示されているらせん形を有するように形成さ
れる。内側ライナー部分は、ジェネラルエレクトリック
社(General Electric Compan
y)が生産するNORYL GTX 910 のような
可撓性の合成プラスチック材で形成される。内側ライナ
ーに用いることができるであろう、他の適当な合成プラ
スチック材には、ナイロン、ポリプロピレン、ポリフェ
ニレンオキサイド、ポリエチレン、アセタル、ポリブチ
レンテレフタレート、およびポリエーテルアミドがある
【0010】軟い保護用の防食性の合成プラスチック材
(望ましくはTPR、熱塑性ゴムまたはモンサント社製
造になるSANTOPRENE、または他の適当な重合
体熱塑性材)からケーブル保護用の外側スリーブ部分1
0が内側ライナー部分の回りに同心状に押出し加工によ
って形成される。この実施例において、この保護用の外
側スリーブ部分は、第2図に示すように、らせん形のリ
ブの間の空間を完全に満たす。外側スリーブ用として他
の適当な材料は、ウレタン、可塑化ナイロン、ポリプロ
ピレンおよびポリエチレンを含む。
【0011】可撓性の外側ダクト2の孔腔の中に縦方向
に滑動するため、当業者にとって公知のように、延伸処
理された棒材、単一の棒状部材、または金属撚り線から
形成される撚り部材のような内側の力伝達用の金属また
は非金属の心部材12が配置される。望ましくは、心部
材は、円環形の内側ライナー4を形成する材料に適合し
た自己潤滑性材料(ナイロンまたはポリエステル等)の
層14が被膜される。
【0012】円環形の内側ライナー4とらせん形のリブ
8が外側スリーブに強度を与え、また外側スリーブ部分
10が内側の部分を腐食、湿気、氷、泥、砂その他の異
物から保護することは明らかである。
【0013】つぎに、第5図ないし第9図を参照すると
、第1図ないし第4図のダクトの製作において、供給源
102からプラスチック材を供給される第1のライナー
の押出しダイ装置100によって、リブ付き内側ライナ
ー4が形成される。プラスチック材はチップ104とリ
ブ付きライナー・ダイ装置106の間を流れて、リブ形
成室107を介して、第6図に示すように、外側の縦方
向に延びるリブ8を有する内側ライナー4を押出す。 この内側ライナー4はつぎに加圧チップ120を含む加
圧押出しダイ装置118に供給され、この装置がライナ
ーを案内すると同時に、第2の供給源122によって供
給される被覆用スリーブ材が、圧力ダイ装置124を通
過中に内側ライナーの回りに同心状に成形される。本発
明の一特徴によれば、従来のベルト調整装置116によ
ってハウジング114に対して垂直軸線回りに調整自在
である上、下の循環駆動ベルト110、112を有する
引張り・ねじり装置108によって、前記被覆された、
内側ライナーが縦方向に引張られると同時に縦軸線回り
にねじられる。この引張りとねじりの同時操作の効果に
よって、引張り・ねじり装置108を出る生成物のリブ
は、第1図および第3図に示すように、らせん形を有す
る。最終製品は冷却され、一定長さに切断されるか、ま
たは従来のリール装置に巻かれて格納される。
【0014】代表的な押出しダイ装置100または加圧
押出しダイ装置118は米国フロリダ州クリアウォータ
市のジェンカ社(Genca Companyof C
learwater Florida)の製作になるG
enca Model B1である。引張り・ねじり装
置108の一例はG.F.グッドマン・アンド・サン社
(G.F.Goodman & Son Inc)の製
作になるGoodman ModelS/N 4216
である。ダイ装置106、124の押出しの温度と圧力
は使用される特定の樹脂によって異なる。アセタル供給
源102を有する押出しダイ装置100では、温度範囲
は300〜340°F(149〜171℃)程度であり
、NORTLGTX 910では、温度範囲は620〜
650°F(326〜343℃)程度である。押出し圧
力は2000〜3000 psi(141〜211 k
g/cm2)程度である。加圧押出しダイ装置118で
は、合成プラスチック材の供給源122の温度は、TP
R材では380〜400°F(193〜204℃)程度
、ポリエステル基TPE材では380〜232°F(1
93〜232℃)程度、ウレタン、ポリプロピレンおよ
びポリエチレンでは320〜380°F(160〜19
3℃)程度である。
【0015】希望によっては、引張り・ねじり装置10
8を出るらせんリブ付きのねじられた内側ライナー4は
、約55〜150°F(13〜66℃)に冷却されるこ
とができる(例えば、引張り・ねじり装置108と加圧
押出しダイ装置118の間に温水槽を設けることによる
)。ジャケットを被覆する温度は押出される材料の関数
である。一般的に、融点より少なくとも20°F(11
.1℃)は高い(高度に結晶性の材料では100°F(
55.6℃)まで高い)。溶融解結合効果が外側スリー
ブ部分10と内側ライナー4の間に生ずる。ライナー材
とスリーブ材の選択は強度性能よりも、むしろ化学耐性
および曲げ特性を基にしてなされる。外側スリーブ部分
の方が高い曲げ応力を受けるので、TPR、TPE、ウ
レタン、可塑化ナイロン、ポリプロピレン、またはポリ
エチレンのような曲げ係数の低い材料から成形するのが
望ましい。
【0016】第7図ないし第9図に示すように、内側ラ
イナーの縦軸線に対するリブのらせん角度は内側ライナ
ーの縦軸線に対する上、下循環ベルト(駆動ベルト)1
10、112の駆動角度を変えることによって調整する
ことができる。選択に従って、熱塑性材が押出しダイか
ら出る際に誘起されるピッチを増減することができる。 このらせんの形成は、プラスチックが温水槽を通過する
間、凝固することによって固定される。異なる用途にお
いては、剛性、円柱強度に対する技術的要求を満たすた
め、またはフィラメント巻きの2段階の適用に対する釣
合いとして様々なピッチが要求されることがあり得る。 スリーブとライナーのための補足的な表面面積をリブの
輪郭によって得ることができる。つまりリブの断面を薄
くすれば溶融と物理的結合が増すであろう。
【0017】熱塑性材料を用いる設計を採用することに
よって、処理能力の実質的な向上と再使用可能な資源に
関する経済的局面を含む多くの非常に望ましい製造上の
利益が得られる。
【0018】提案されている製造方法を用いれば、ダク
トはほとんど連続工程で形成され、分離したワークステ
ーションは除かれ、多くの作業は自動化されて、最高に
可能な生産高をあげることができる。熱塑性材の使用は
、さもなければ廃材と見なされたであろう材料の再使用
のための手段を与える。つまり、所要の製造規格に合わ
ない製品は小さな断片に砕かれ、押出し機に送られて、
再粉砕プラスチックの形にされる。このプラスチックは
任意の比率(平均20〜30%重量比)で新しい材料に
添加され、同じ製品を製造するのに使用されることがで
きる。
【0019】つぎに第10図ないし第12図を参照する
と、第2の実施例が開示されている。本実施例では、第
12図に示す新規なダイ装置138を用いて、スリーブ
部分20がライナー部分14と同時に押出される。この
実施例において、スリーブ部分20は管状であり、半径
方向外方に延びる縦方向のリブ18の先端だけに結合さ
れ、それによって貫通通路23を画成している。可撓ダ
クト12が引張り・ねじり装置108によって縦方向に
引張られ、かつ軸線回りにねじられる時、リブ18と通
路23はらせん形の形状を与えられ、そのあと、図示さ
れない水槽装置により冷却され、切断装置または格納リ
ール装置132に送られる。
【0020】クロスヘッド・カートリッジを有するダイ
装置130は、一端に高圧空気源134に接続された第
1の入力と、側方に配置されている合成プラスチック(
つまり第1図ないし第4図の実施例に関連した前記ライ
ナー材の一つ)の供給源102に接続された第2の入力
とを含む。ダイ装置130のチップ部材136は、ダイ
部材138aを介して、ダクト12の中央孔腔16に連
通する中央空気通路136aと、ダイ装置138の相当
する通路138bを介してスリーブの通路23内に空気
を供給する、円周方向に配置される通路136bとを含
む。生成物がダイ装置から出る個所に、真空または大気
の環境が設けられる。
【0021】すなわち第10図および第11図の製品は
、1工程押出し加工のもので、この工程はプラスチック
とダイと相対的圧力差との相互作用に依存し、外側の表
面に真空または大気の力が作用する間にプラスチックの
中にすき間を形成する。ダイの製作と設計は本出願の重
大な局面であり、滑らかな内腔と真空または大気過程制
御によって外側が成形されるダクト構造を維持しながら
圧縮空気を導入することに考慮が払われる。
【0022】つぎに第13図および第14図を参照する
と、第1図および第2図の実施例の変形が開示され、そ
こでは、内側ライナー34と外側スリーブ40の間に、
曲げ係数(flex modulus)の高い熱塑性材
の中間層35が設けられる。この材料は基材樹脂(前記
ライナー材の一つ等)として、鉱物繊維、ガラス繊維、
アラミド繊維またはカーボンまたはグラファイト粒子の
ような充填材を含んだものである。らせん形のリブ38
の間の空間を満たす中間層35は、リブ付きライナーに
よって与えられる滑らかな内側の形態を維持しながら付
加的な支持力と剛性を与える。外側スリーブつまりジャ
ケット40は、消音材として、または特定の機能(紫外
線保護、遮熱、化学耐性等)のために役立つ。したがっ
て外方に延びるリブを有する心材と同様な処理温度を保
ちながら、曲げ係数の高い材料の外側の輪郭を変えるこ
とが可能である。この実施例において、半径方向リブは
曲げ係数の高い材料が平坦な表面を与えるための境界と
して働く。この境界に沿って、曲げにより導入させたせ
ん断力が、よい効率を得るために選択されたライナー材
と適当な強度を得るために選択された填隙材との間の強
度の低い周辺部に分布される。
【0023】第14図に示すように、供給源140から
のライナー材34が第5図のそれに相当する第1のダイ
装置100に供給され、押出されたリブ付きの製品が第
2の加圧ダイ118に送られ、そこで第2の供給源14
2から、曲げ係数の高い中間層材が供給される。加圧押
出しダイ118は第5図の第2のダイ装置に相当する。 中間層によって被覆された生成物はつぎに第3のダイ1
18aを通過し、ここで外側スリーブ材40が被覆され
る。第3のダイ118aは、押出し生成物の外形を増す
ためにチップ120が左方に移動された、第5図のダイ
装置118に相当する。出て来た生成物はつぎに引張り
・ねじり装置108によって縦方向に引張られ、縦軸線
回りにねじられて、所要のらせん形のリブの付いた形態
に成形される。
【0024】つぎに第15図ないし第19図を参照する
と、第4の実施例が開示され、それでは、非金属の強化
フィラメントの層59がらせん形のリブ58の先端上に
支持される形で内側ライナー54の回りに同心状に巻か
れる。望ましくは、フィラメント層59はらせん形のリ
ブの方向とは逆の方向に巻かれる。希望によっては、第
17図に図解される巻付け装置150によって、第1の
フィラメント層59の上に第2のフィラメント層59a
を巻くこともできる。つぎに巻付け装置150を出る巻
かれた生成物の回りに、第5図の第2のダイ装置に相当
する第2のダイ装置118によって、曲げ係数の高い材
料55が同心状に押出される。この中間層は、らせん形
のリブ58の間の空間はもとより、フィラメント巻きの
すき間の空間をも圧力によって充たすようにされる。最
後に第3のダイ装置118a(これは押出し材の外径を
大きくするためにチップ部材が移動されている、第5図
の第2のダイ装置に相当する)によって外側スリーブ層
60が中間層の回りに同心状に押出される。
【0025】もしそうしたければ、でき上ったダクトを
55〜150°F(31〜83℃)の温度範囲にある冷
却槽152に通してから、直径監視装置154(Zum
back SPC1 と組合せたZumback OD
AC 19M等)に送ることができる。生成物は引張り
・ねじり装置108によって軸方向に引張られてねじら
れ、そのあと、生成物は所定長に切断されまたは格納リ
ール装置156上に格納される。
【0026】代表的には、フィラメント59,59aは
、Eガラス、Sガラス、ほう素、セラミック、グラファ
イト、アラミド繊維、またはポリエーテルアミドである
。繊維強化層は押出し工程の温度と圧力に露出されて制
御される、つまり選ばれる繊維は押出し工程によって物
理的に影響されることなく、その材料本来の物理特性を
保持するべきである。繊維強化材とそれを包む樹脂支持
構造との間で、繊維の位置に関わる構造内の力の相互作
用があり、全体的な力に基づいて、層を形成する面内の
応力分布の差として現れる。包みこむ樹脂による繊維の
或る程度の結合またはぬれが、支持の樹脂とは独立に作
用する遊離した繊維またはフィラメントよりも秀れた支
持棒材として働かせる。押出し工程中に固まる、混合ま
たは予湿された繊維の使用が考えられる。使用し得る代
表的な繊維の形式には、CelaneseCelの撚り
糸、American Cyanamid のポリエー
テルアミド被覆アラミド繊維が含まれる。粉末被覆繊維
またはこの構成の一般的な引張り押出し製品も使用し得
る。この方法の鍵は、樹脂に対する繊維またはフィラメ
ントの割合が約40〜80%の樹脂マトリックス比であ
り、局部的なこわさ、強度および可撓性を変えるために
適切な調整がなされる。
【0027】本発明によれば、希望によってはエラスト
マーの組合せにより、様々な層を物理的に結合させるこ
とができる。外側スリーブと内側ライナー(または中間
層)の間で適合性のよい樹脂が用いられる時、所要のケ
ーブル性能を達成するように作用し得る、融解による結
合が発生する。高い摩擦性または化学反応に対する密閉
抵抗性がケーブルの所要の性質である時は、内側ライナ
ーまたは中間層に外側スリーブを結合することが望まれ
る。
【0028】特許法の条項に従って、本発明の望ましい
形式および実施例が開示されたけれども、以上に述べら
れた発明概念から逸脱することなく、他の変更を行うこ
とができることは明らかである。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のケーブル組立体の第1の実施例の、部
分を切断除去された側面図である。 【図2】第1図の2−2線に沿う断面図である。 【図3】第1図の装置の外側スリーブ部分の内部の詳細
側面図である。 【図4】第3図の4−4線に沿う断面図である。 【図5】第1図および第2図のダクトを成形する方法を
図解する略式流れ図である。   【図6】第5図の6−6線に沿う断面図である。 【図7】第5図の引張り・ねじり装置の略図である。 【図8】内側ライナーの縦軸線に対するらせん形のリブ
の角度を変えるために、引張り・ねじり装置の上、下ベ
ルトを変更することのできる態様を示す略図である。 【図9】内側ライナーの縦軸線に対するらせん形のリブ
の角度を変えるために、引張り・ねじり装置の上、下ベ
ルトを変更することのできる態様を示す略図である。 【図10】管状外側スリーブがリブの先端と一体構造に
なった円筒形内側表面を有する、本発明の第2の実施例
の側面図である。 【図11】第10図の11−11線に沿う断面図である
。 【図12】第10図の実施例を押出す方法の略式流れ図
である。 【図13】内側ライナーと外側スリーブの間に中間層を
含む第3の実施例の断面図である。 【図14】第13図の実施例を成形する方法のブロック
図である。 【図15】内側ライナーのらせん形のリブの先端上に巻
かれて、リブとは反対の方向に延びる強化フィラメント
を含む、第4の実施例の断面図である。 【図16】第15図のダクトを製作する方法の略図であ
る。 【図17】第16図のフィラメント巻付け装置の詳細説
明図である。 【図18】内側ライナーの縦軸線に対するらせん形のリ
ブとフィラメントの角度を変えることのできる態様の略
式説明図である。 【図19】内側ライナーの縦軸線に対するらせん形のリ
ブとフィラメントの角度を変えることのできる態様の略
式説明図である。 【符号の説明】 2  ジャケット部材(外側ダクト) 4  内側ライナー 6  壁面 8  リブ 10  外側スリーブ部分 12  心部材 14  層 16  中央孔腔 18  リブ 20  スリーブ部分 23  貫通通路 34  内側ライナー 35  中間層 38  リブ 40  外側スリーブ 54  内側ライナー 55  曲げ係数の高い材料 58  リブ 59  強化フィラメント層 60  外側スリーブ層 100  押出しダイ装置 102  供給源 104  チップ 106  ライナー・ダイ装置 107  リブ形成室 108  引張り・ねじり装置 110,112  駆動ベルト 114  ハウジング 116  ベルト調整装置 118  加圧押出しダイ装置 120  加圧チップ 122  第2の供給源 124  圧力ダイ装置 130  ダイ装置 134  高圧空気源 136  チップ部材 138  ダイ装置 150  巻付け装置

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  縦方向の貫通孔腔を有し、かつ外周上
    に複数の半径方向外方に延びる一体構造で等間隔に配置
    された補強リブを有する管形の押出し加工された合成プ
    ラスチックの内側ライナー部分と、前記ライナー部分の
    回りに同心状に配置された、管形の押出し加工された合
    成プラスチックの保護用の外側スリーブ部分とを含み、
    前記内側ライナー部分は、前記補強用リブが当該内側ラ
    イナー部分の回りにらせん形に延びるように縦軸線回り
    にねじられている、可撓性で管形の、全体が非金属で耐
    食性の外側ダクト部材と、前記外側ダクト部材の孔腔内
    で、同軸の直線状の縦方向移動を行うように配置される
    内側の力伝達部材と、を含む機械的制御システム用のケ
    ーブル組立体。
  2. 【請求項2】  前記外側スリーブ部分が前記らせん形
    状の補強リブの少なくとも先端に接触する、請求項1記
    載のケーブル組立体。
  3. 【請求項3】  前記外側スリーブ部分の内周部分が半
    径方向内方に前記らせん形の補強リブの間の空間の中に
    延び、かつ、それを満たしており、それによって前記補
    強リブが前記外側スリーブ部分の中に埋め込まれている
    、請求項2記載のケーブル組立体。
  4. 【請求項4】  前記外側スリーブ部分の内周はほぼ円
    筒形であって、前記らせん形の補強リブと一体であり、
    そのため、らせん形の消音通路が前記補強リブの間に画
    成される、請求項2記載のケーブル組立体。
  5. 【請求項5】  前記外側スリーブ部分の内周が円筒形
    であって前記らせん形の補強リブの先端から同心状に間
    隔をおいて配置されており、前記外側ダクト部材は、さ
    らに、前記内側ライナー部分と前記外側スリーブ部分の
    間に同心状に配置され、前記内側ライナー部分と外側ス
    リーブ部分との間の空間を満たし、前記らせん形の補強
    リブの間の空間内に半径方向内方に延びる合成プラスチ
    ック材の管形の中間層を含んでいる、請求項1に記載の
    ケーブル組立体。
  6. 【請求項6】  前記補強リブのらせん方向とは反対の
    方向に前記内側ライナー部分の回りに同心状にらせん状
    に巻き付けられ、前記らせん形の補強リブの先端に支持
    され前記中間層に埋め込まれている1層の強化繊維をさ
    らに含んでいる請求項5記載のケーブル組立体。
  7. 【請求項7】  前記内側ライナー部分は、ナイロン、
    ポリプロピレン、ポリフェニレンオキサイド、ポリエチ
    レン、アセタル、ポリブチレンテレフタレート、および
    ポリエーテルアミドから成るグループから選択された基
    材樹脂を含み、前記中間層は、前記基材樹脂と、鉱物繊
    維、ガラス繊維、アラミド繊維、およびカーボンまたは
    グラファイト粒子から成るグループから選択される充填
    材とを含み、前記強化繊維の層は、アラミド、Eガラス
    、Sガラス、ほう素、セラミック、およびポリエーテル
    アミドから成るグループから選択され、前記外側スリー
    ブ部分は、熱塑性樹脂、モンサント社のサントプレン(
    SANTOPRENE)、熱塑性エラストマー、ウレタ
    ン、可塑化ナイロン、ポリプロピレン、ポリフェニレン
    オキサイド、およびポリエチレンから形成される請求項
    6に記載の装置。
  8. 【請求項8】  ケーブルシステムのための完全に非金
    属の耐食性ダクトを形成する方法であって複数の円周方
    向に間隔を置いて配置されている、縦方向に延びるリブ
    を外周上に有する、連続長の管形の合成プラスチックの
    ライナー部分を、第1のダイを介して押出し加工する工
    程と、前記押出し加工されたライナー部分をその縦方向
    に引張ると同時に、その縦軸線の回りにねじることによ
    り、前記ライナー部分の縦軸線に対するらせん形態を前
    記リブに与える工程とを含む、ケーブルシステムのため
    の、全体が非金属の耐食性の外側ダクトを形成する方法
  9. 【請求項9】  前記第1のダイによって押出し加工さ
    れた前記管形のライナー部分が、前記リブの先端の回り
    に同心状に、かつそれらに接触して一体構造で係合して
    配置されている一体構造の管形スリーブ部分を含み、そ
    れにより前記リブの間にらせん形通路が画成される、請
    求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】  前記引張り・ねじり工程の前に、第
    2のダイを介して、前記ライナー部分の回りに同心状に
    管形の合成プラスチックの外側スリーブを押出し加工す
    る工程をさらに含む請求項8に記載の方法。
  11. 【請求項11】  前記外側スリーブの内方円周部分が
    前記リブの間の空間を満たし、前記リブが前記スリーブ
    の中に埋め込まれる、請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】  第2のダイを介して、合成プラスチ
    ック基材樹脂から形成される管形の中間層を前記ライナ
    ー部分の回りに同心状に押出す工程と、前記中間層の回
    りに同心状に管形の合成プラスチックの外側スリーブを
    、第3のダイを介して押出し加工し、前記中間層の内方
    円周部分が前記リブの間の空間の中に延び、前記引張り
    ・ねじりの工程がこのあとに続く諸工程をさらに含む請
    求項8に記載の方法。
  13. 【請求項13】  前記ライナー部分の回りに円周方向
    に、前記リブによる支持係合の状態にらせん形の非金属
    の強化フィラメントを巻く工程と、前記ライナー部分の
    回りに同心状に、第2のダイを介して、合成プラスチッ
    ク材から形成される中間層を押出し、この中間層が前記
    フィラメント間の空間を通って前記リブの間の空間の中
    に半径方向内方に延びる工程と、前記中間層の回りに同
    心状に、第3のダイを介して、管形の合成プラスチック
    の外側スリーブを押出し、この第3のダイの押出し工程
    のあとに前記引張り・ねじり工程が続く、諸工程をさら
    に含む請求項8記載の方法。
  14. 【請求項14】  前記強化フィラメントが前記リブの
    らせん巻き方向と反対の方向に巻かれる、請求項13記
    載の方法。
  15. 【請求項15】  前記内側ライナーは、ナイロン、ポ
    リプロピレン、ポリフェニレンオキサイド、ポリエチレ
    ン、アセトール、ポリブチレンテレフタレート、および
    ポリエーテルアミドから成るグループから選択された基
    材樹脂を含み、前記中間層は、前記基材樹脂と、鉱物繊
    維、ガラス繊維、アラミド繊維、およびカーボンまたは
    グラファイト粒子から成るグループから選択される充填
    材とを含み、前記強化フィラメント層は、アラミド、E
    ガラス、Sガラス、ほう素、セラミック、およびポリエ
    ーテルアミドから成るグループから選択され、前記外側
    スリーブは、熱塑性樹脂、モンサント社のサントプレン
    、熱塑性エラストマー、ウレタン、可塑化ナイロン、ポ
    リプロピレン、ポリフェニレンオキサイド、およびポリ
    エチレンから形成される、請求項13記載の方法。
  16. 【請求項16】  前記ライナーの縦軸線に対する前記
    リブのらせんの巻き角度を変えることにより、前記ライ
    ナーの強度と可撓性の特性を変える工程を更に含む、請
    求項8に記載の方法。
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