JPH04211663A - N−アルキルピラゾール類の製造方法 - Google Patents

N−アルキルピラゾール類の製造方法

Info

Publication number
JPH04211663A
JPH04211663A JP3981591A JP3981591A JPH04211663A JP H04211663 A JPH04211663 A JP H04211663A JP 3981591 A JP3981591 A JP 3981591A JP 3981591 A JP3981591 A JP 3981591A JP H04211663 A JPH04211663 A JP H04211663A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alkali metal
alkylpyrazoles
potassium
producing
formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3981591A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3152306B2 (ja
Inventor
Hiroshi Murakami
博 村上
Susumu Yamamoto
進 山本
Yoshihiro Iwazawa
岩沢 義博
Fumio Suzuki
文夫 鈴木
Isao Hashiba
功 橋場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Chemical Corp
Original Assignee
Nissan Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Chemical Corp filed Critical Nissan Chemical Corp
Priority to JP03981591A priority Critical patent/JP3152306B2/ja
Publication of JPH04211663A publication Critical patent/JPH04211663A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3152306B2 publication Critical patent/JP3152306B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、医薬及び農薬等の中間
体、特に除草剤の中間体として有用なN−アルキルピラ
ゾ−ル類の製造方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、ピラゾ−ル類のN−アルキル化法
としては、以下に述べる方法が知られている。■  ユ
スツス・リービッヒス・アナーレン・デル・ケミー、第
625巻、55頁(1959年)(Justus Li
ebigs Annalen der Chemie,
 625, 55, (1959))には、2N水酸化
ナトリウム水溶液中で4−メチルピラゾ−ルとジメチル
硫酸を反応させる方法が開示されている。しかし、この
方法は、1,4−ジメチルピラゾ−ルの収率が56%と
低収率である。■  ケミシェ・ベリヒテ、第59巻、
1282頁(1926年)(Chemisch Ber
ichte, 59, 1282(1926)) には
、メタノ−ル溶液中ナトリウムメトキシドの存在下、3
(5)−メチルピラゾ−ルとヨウ化メチルを反応させ、
1,3−ジメチルピラゾ−ル及び1,5−ジメチルピラ
ゾ−ルを得る方法が開示されている。しかし、この方法
で好ましい結果は得られない(後記の比較例1及び2参
照)。 【0003】 【問題を解決するための手段】本発明者等は、上記問題
点を解決すべく鋭意努力検討した結果、N−アルキルピ
ラゾ−ル類を高収率で得る新規な製造方法を見出し、本
発明を完成するに至った。即ち、本発明は、式(2)で
表されるN−無置換ピラゾ−ル類に、アルカリ金属もし
くはアルカリ金属含有塩基を反応させて、アルカリ金属
塩とし、しかる後に各種アルキル化剤を反応させること
を特徴とする、式(1)で表されるN−アルキルピラゾ
−ル類の製造方法に関するものである。 【0004】 【化3】 【0005】( 式中、R1は水素原子またはC1〜C
4のアルキル基を示し、R2はC1〜C4のアルキル基
を示し、nは1〜3の整数を示す。) アルカリ金属も
しくはアルカリ金属含有塩基としては、水素化ナトリウ
ム、水素化カリウム、水素化リチウム、金属ナトリウム
、金属カリウム、金属リチウム、水素化リチウムアルミ
ニウム、水素化硼素ナトリウム、水素化硼素リチウム、
ブチルリチウム、リチウムジイソプロピルアミド、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、炭酸
ナトリウム、炭酸カリウム等の無機塩基、ナトリウムメ
トキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムメトキシド
、カリウムエトキシド、カリウムt−ブトキシド、トリ
メチルアミン、トリエチルアミン、ピリジン等の有機塩
基を使用できる。 【0006】塩基の使用量は、N−無置換ピラゾ−ル類
1モルに対して、通常0.7〜5.0モルの範囲、好ま
しくは1.0〜2.0モルの範囲がよい。アルキル化剤
としては、塩化メチル、臭化メチル、ヨウ化メチル、塩
化エチル、臭化エチル、ヨウ化エチル、塩化プロピル、
臭化プロピル、ヨウ化プロピル、塩化イソプロピル、臭
化イソプロピル、ヨウ化イソプロピル、臭化ブチル等の
ハロゲン化アルキル、ジメチル硫酸、ジエチル硫酸等が
挙げられる。 【0007】アルキル化剤の使用量は、N−無置換ピラ
ゾ−ル類1モルに対して、通常、0.4〜10.0の範
囲、好ましくは0.5〜5.0の範囲がよい。反応温度
は、通常−10〜200℃の範囲が採用される。本発明
反応は、無溶媒でも可能であるが、溶媒も使用できる。 溶媒としては、ヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素
類、塩化メチレン、1,1,1−トリクロロエタン等の
ハロゲン化炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン
等の芳香族炭化水素類、クロロベンゼン、ジクロロベン
ゼン、3,4−ジクロロトルエン等のハロゲン置換芳香
族炭化水素類、アニソール、1,2−ジメトキシベンゼ
ン等のアルコキシ置換芳香族炭化水素類、ジエチルエ−
テル、ジプロピルエーテル、メチルターシャリーブチル
エーテル、エチレングリコールジブチルエーテル、ジエ
チレングリコールジブチルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン等のエ−テル類、N,N’ −ジメチル
ホルムアミド、アセトニトリル等の非プロトン極性溶媒
が挙げられる。また、アルカリ金属塩を生成する際には
、メタノ−ル、エタノ−ル、ブタノ−ル、アミルアルコ
ール等のアルコ−ル類も使用できる。上記溶媒の2種以
上を混合または分散しても使用できる。 【0008】本発明反応は、常圧でも加圧でも行うこと
ができる。特に、本発明者等は、鋭意検討の結果、下記
の方法で、N−無置換ピラゾ−ル類のアルカリ金属塩を
工業的に収率よく製造できることを見出した。第1の方
法は、N−無置換ピラゾ−ル類と、金属ナトリウム、金
属カリウム等を反応させて、N−無置換ピラゾ−ル類の
アルカリ金属塩を製造する方法である。この反応は無溶
媒でも進行するが、上記の不活性な溶媒も使用できる。 また、金属ナトリウム、金属カリウム等は、固体のまま
使用できるが、溶融状態で反応させることが好ましい。 【0009】第2の方法は、N−無置換ピラゾ−ル類と
ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウ
ムメトキシド、カリウムエトキシド、カリウムt−ブト
キシド、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リ
チウム等を、アルコ−ル又は水を留去しながら反応させ
ることで、ピラゾ−ル類のアルカリ金属塩を効率良く製
造する方法である。 【0010】一般にカルボン酸エステル基やニトロ基の
ような強い電子吸引基を置換基に持つ酸性の強いN−無
置換ピラゾ−ル類は塩基によって容易に塩を生成するが
、本発明のN−無置換アルキルピラゾールのような酸性
の弱いピラゾールでは塩を生成しにくい。たとえば、ナ
トリウムメトキシド等のアルコキシドを、アルコ−ル溶
媒中でN−無置換ピラゾ−ル類と反応させ、その後、上
記のアルキル化剤で処理しても好ましい結果は得られな
い(比較例1および2参照)。これは、下記のような平
衡反応が存在する為、ピラゾ−ル類のナトリウム塩が効
率良く生成しないことによると考えられる。 【0011】 【化4】 【0012】(R1は水素原子またはC1〜C4のアル
キル基を示し、Q は水素原子またはメチル基を表す。 ) そこで、アルコ−ルまたは水を反応系外に留去する
ことによって、上記の平衡反応を右にずらし、効率良く
メチルピラゾ−ル類のアルカリ金属塩を生成できる。こ
の反応は、不活性な溶媒の共存下でも行うことができる
。 【0013】本発明の実施態様の具体例を挙げると、第
1の方法は、N−無置換ピラゾ−ル類とアルカリ金属を
反応させ、ピラゾ−ル類のアルカリ金属塩を生成させた
後、アルキル化剤を添加することにより、式(1)で表
されるN−アルキルピラゾ−ル類を得る方法である。第
2の方法は、N−無置換ピラゾ−ル類と各種アルコキシ
ドまたは水酸化アルカリをアルコ−ルまたは水を留去し
ながら反応させ、ピラゾ−ル類のアルカリ金属塩を生成
させた後、アルキル化剤を添加することにより、式(1
)で表されるN−アルキルピラゾ−ル類を得る方法であ
る。 【0014】反応終了後、反応混合物中の無機物を濾過
した後、あるいは反応混合物に水を加え、反応生成物を
有機溶媒で抽出した後、蒸留等により、式(1)で表さ
れるN−アルキルピラゾ−ル類が得られる。本発明によ
り、N−無置換ピラゾ−ル類のN−アルキル化が工業規
模でも容易に行うことができ、式(1)で表されるN−
アルキルピラゾ−ル類が高収率で得られる。 【0015】特に、本発明は1, 4−ジメチルピラゾ
−ルの製造方法として有効である。1, 4−ジメチル
ピラゾ−ルはトウモロコシ畑用除草剤(特開昭60−2
08977号公報参照)の中間体として有用である(特
願昭63−271438号公報参照)。 【0016】 【実施例】以下、本発明について実施例を挙げて説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。 実施例  1 乾燥トルエン5g中で、金属ナトリウム0.25g(0
.0109モル)を温度100〜105℃で溶融状態と
し、4−メチルピラゾ−ル1.0g(純度87.8%、
0.0107モル)を攪拌しながら10分間で滴下した
。滴下終了後、更に100〜105℃で45分間攪拌し
、室温に戻した。テトラヒドロフラン6mlを加えた後
、ヨウ化メチル1.60g(0.0113モル)を5分
間で滴下し、3時間攪拌した後、無機物を濾別した。濾
液を液体クロマトグラフィ−で分析したところ、1, 
4−ジメチルピラゾ−ル0.89gが含まれていた。4
−メチルピラゾ−ルを基準にして転化率88%、収率8
7%であった。 【0017】実施例  2 金属ナトリウム0.25g(0.0109モル)を、乾
燥ジオキサン5gの還流中で溶融状態とし、4−メチル
ピラゾ−ル1.0g(純度87.8%、0.0107モ
ル)を攪拌しながら10分間で滴下した。滴下終了後、
更に還流状態で5時間攪拌し、室温に戻した。ヨウ化メ
チル1.60g(0.0113モル)を5分間で滴下し
、2時間攪拌した後、無機物を濾別した。濾液を液体ク
ロマトグラフィ−で分析したところ、1, 4−ジメチ
ルピラゾ−ル0.91gが含まれていた。4−メチルピ
ラゾ−ルを基準にして転化率91%、収率88%であっ
た。 【0018】実施例  3 乾燥メタノ−ル1.7gに金属ナトリウム0.27g(
0.0117モル)を室温で加え、攪拌しながら溶融し
、ナトリウムメトキシドを調製した。ヘプタン5gを加
えた後、4−メチルピラゾ−ル1.0g(純度87.8
%、0.0107モル)を攪拌しながら5分間で滴下し
た。室温で30分攪拌後、温度を80℃まで上げ、1時
間メタノ−ルを留出させた後、更に90℃で1時間メタ
ノ−ルを留出させた。室温に戻してテトラヒドロフラン
5gを加えた後、ヨウ化メチル1.67g(  0.0
118モル)を5分間で滴下した。4時間攪拌した後、
無機物を濾別し、濾液を液体クロマトグラフィ−で分析
したところ、1, 4−ジメチルピラゾ−ル0.96g
が含まれていた。4−メチルピラゾ−ル基準の収率は9
4%であった。 【0019】実施例  4 金属ナトリウム0.27g(0.0117モル)を、乾
燥ジオキサン5gの還流中で溶融状態とし、4−メチル
ピラゾ−ル1.0g(純度87.8%、0.0107モ
ル)を攪拌しながら2分間で滴下した。滴下終了後、更
に還流状態で4時間20分間攪拌した後、温度を40℃
とした。塩化メチル6.48g(0.1284モル)を
40℃で2.5時間、50℃で2時間かけて吹込んだ後
、無機物を濾別した。濾液を液体クロマトグラフィ−で
分析したとこら、1, 4−ジメチルピラゾ−ル1.0
2gが含まれていた。4−メチルピラゾ−ル基準の収率
は99%であった。     【0020】実施例  5 乾燥メタノ−ル2.1gに93%水酸化ナトリウム0.
51g(0.0119モル)を加え、50℃で溶解した
。ヘプタン5gを加えた後、4−メチルピラゾ−ル1.
0g(純度87.8%、0.0107モル)を攪拌しな
がら5分間で滴下した。30分攪拌後、温度を上げ、7
5〜90℃で2.0時間メタノ−ルを留出させた。その
後室温に戻し、テトラヒドロフラン5gを加え、ヨウ化
メチル1.67g(0.0118モル)を5分間で滴下
した。5時間攪拌した後、無機物を濾別した。濾液を液
体クロマトグラフィ−で分析したところ、1, 4−ジ
メチルピラゾ−ル1.0gが含まれていた。 4−メチルピラゾ−ルを基準にして転化率98%、収率
97%であった。     【0021】実施例  6 乾燥メタノ−ル2.1gに93%水酸化ナトリウム0.
51g(0.0119モル)を加え、50℃で溶解する
。ヘプタン5gを加えた後、4−メチルピラゾ−ル1.
0g(純度87.8%、0.0107モル)を攪拌しな
がら5分間で滴下した。30分攪拌後、温度を上げ、7
5〜95℃で2.5時間メタノ−ルを留出させた。その
後室温に戻し、テトラヒドロフラン5gを加えた後、9
8%臭化エチル1.87g(0.0168モル)を5分
間で滴下した。2時間攪拌した後、温度を40℃に上げ
、14.5時間攪拌した。無機物を濾別した後、濾液を
液体クロマトグラフィ−で分析したところ、1−エチル
−4−メチルピラゾ−ル1.04gが含まれていた。4
−メチルピラゾ−ルを基準にして転化率94%、収率8
9%であった。 【0022】実施例  7 乾燥メタノ−ル2.3gに93%水酸化ナトリウム0.
57g(0.0133モル)を加え、50℃で溶解した
。ヘプタン5gを加えた後、4−メチルピラゾ−ル1.
0g(純度99%、0.0121モル)を攪拌しながら
10分間で滴下した。30分攪拌後、温度を上げ、70
〜90℃で1時間メタノ−ルを留出させた。その後温度
を下げ、40℃とし、テトラヒドロフラン5gを加えた
後、ヨウ化イソプロピル2.26g(0.0133モル
)を7分間で滴下し、4時間攪拌した。さらに温度を上
げ、加熱還流下33時間攪拌した。無機物を濾別した後
、濾液を液体クロマトグラフィ−で分析したところ、1
−イソプロピル−4−メチルピラゾ−ル1.13gが含
まれていた。4−メチルピラゾ−ルを基準にして転化率
86%、収率83%であった。沸点61〜65℃/18
mmHg 実施例  8 4−メチルピラゾール2.0g(純度93.5%、0.
0228モル)と、クロロベンゼン10gの混合液に、
93%水酸化ナトリウム1.08g(0.0251モル
)をメタノール6gに溶かした溶液を加えた後、温度を
上げ、外浴100℃でメタノールを留去させた。その後
、温度を下げ、50〜55℃で塩化メチルを1分間に1
0mlの割合で、9時間吹き込んだ。無機物を濾別した
後、濾液を液体クロマトグラフィーで分析したところ、
1,4−ジメチルピラゾール2.15gが含まれていた
。4−メチルピラゾール基準にして収率98%であった
。 【0023】実施例  9 4−メチルピラゾール2.0g(純度93.5%、0.
0228モル)と、メチルターシャリーブチルエーテル
45gの混合液に、93%水酸化ナトリウム1.08g
(0.0251モル)をメタノール5gに溶かした溶液
を加えた後、温度を上げ、51〜53℃でメタノールを
メチルターシャリーブチルエーテルとの共沸により留去
させた。その後、50〜55℃で塩化メチルを1分間に
10mlの割合で、18時間吹き込んだ。無機物を濾別
した後、濾液を液体クロマトグラフィーで分析したとこ
ろ、1,4−ジメチルピラゾール2.02gが含まれて
いた。4−メチルピラゾール基準にして転化率93%、
収率92%であった。 【0024】実施例  10 4−メチルピラゾール2.0g(純度93.5%、0.
0228モル)と、1,2−ジメトキシベンゼン10g
の混合液に、93%水酸化ナトリウム1.08g(0.
0251モル)をメタノール5gに溶かした溶液を加え
た後、温度を上げ、外浴100℃でメタノールを留去さ
せた。その後、温度を下げ、50〜55℃で塩化メチル
を1分間に10mlの割合で、3.5時間吹き込んだ。 無機物を濾別した後、濾液を液体クロマトグラフィーで
分析したところ、1,4−ジメチルピラゾール2.17
gが含まれていた。4−メチルピラゾール基準にして収
率99%であった。 【0025】実施例  11 乾燥メタノ−ル10gに金属ナトリウム1.10g(0
.0478モル)を加え、ナトリウムメトキシドを調整
した。ヘプタン20gを加えた後、3−メチルピラゾ−
ル4.0g(0.0488モル)を攪拌しながら5分間
で滴下した。30分攪拌後、温度を上げ、75〜90℃
で2.0時間メタノ−ルを留出させた。その後室温に戻
し、テトラヒドロフラン20gを加え、ヨウ化メチル9
.26g(0.0652モル)を5分間で滴下した。2
時間攪拌した後、無機物を濾別した。濾液をガスクロマ
トグラフィ−で分析したところ、1, 3−ジメチルピ
ラゾ−ルと1, 5−ジメチルピラゾ−ルを1:1.7
の比率で含む混合物が4.3g含まれていた。3−メチ
ルピラゾ−ルを基準にして転化率93%、収率92%で
あった。     【0026】比較例  1 乾燥メタノ−ル20gに金属ナトリウム0.50g(0
.0218モル)を室温で加えて、ナトリウムメトキシ
ドを調製した。4−メチルピラゾ−ル2.0g(純度8
4.9%、0.0207モル)を5.0分間で滴下し、
更に室温で30分間攪拌した。ヨウ化メチル3.09g
(0.0218モル)を6分間で滴下し、滴下終了後室
温で5.5時間、ヨウ化メチル還流温度で3時間攪拌し
た。転化率が低いので、更にヨウ化メチル3.09g(
0.0218モル)を添加し、還流温度で7時間攪拌し
た。反応液を液体クロマトグラフィ−で分析したところ
、4−メチルピラゾ−ル0.73gと1,4−ジメチル
ピラゾ−ル1.00gが含まれていた。4−メチルピラ
ゾ−ル基準にして転化率63.5%、収率50%であっ
た。 【0027】比較例  2 乾燥メタノ−ル10gに金属ナトリウム0.55g(0
.0239モル)を室温で加えて、ナトリウムメトキシ
ドを調製した。3−メチルピラゾ−ル2.0g(0.0
244モル)を5.0分間で滴下し、更に室温で30分
間攪拌した。ヨウ化メチル4.63g(0.0326モ
ル)を20分間で滴下し、滴下終了後、室温で5.0時
間攪拌した。メタノールを留去した後、水20gを加え
て無機物を溶解し、ジエチルエーテル20gで有機物を
抽出した。水層をジエチルエーテル6gで3回抽出し、
上記有機層と合わせ、ガスクロマトグラフィ−及び液体
クロマトグラフィ−で分析したところ、3−メチルピラ
ゾ−ル1.30gと、1, 3−ジメチルピラゾ−ルと
1, 5−ジメチルピラゾ−ルを1:1.1の比率で含
む混合物0.77gが含まれていた。3−メチルピラゾ
−ル基準にして転化率35%、収率33%であった。 【0028】 【発明の効果】比較例1及び2で示されるように、従来
の方法では、転化率が低く、N−アルキルピラゾール類
の収率が50%以下であるが、本発明の方法では、転化
率が高く、N−アルキルピラゾール類の収率が80%以
上であり、反応条件によっては95%以上の高収率で得
られる。
JP03981591A 1990-04-03 1991-03-06 N−アルキルピラゾール類の製造方法 Expired - Lifetime JP3152306B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03981591A JP3152306B2 (ja) 1990-04-03 1991-03-06 N−アルキルピラゾール類の製造方法

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8849190 1990-04-03
JP2-102359 1990-04-18
JP10235990 1990-04-18
JP2-88491 1990-04-18
JP03981591A JP3152306B2 (ja) 1990-04-03 1991-03-06 N−アルキルピラゾール類の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04211663A true JPH04211663A (ja) 1992-08-03
JP3152306B2 JP3152306B2 (ja) 2001-04-03

Family

ID=27290273

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03981591A Expired - Lifetime JP3152306B2 (ja) 1990-04-03 1991-03-06 N−アルキルピラゾール類の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3152306B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103189321B (zh) 2010-09-01 2016-05-11 罗克伍尔国际公司 制造矿物熔体的方法和设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP3152306B2 (ja) 2001-04-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9227900B2 (en) Method for preparing 1-(4-chlorophenyl)-2-cyclopropyl-1-propanone and intermediate thereof
EP2307384B1 (en) Process for preparing 1,3-disubstituted pyrazolecarboxylic esters
KR20110011652A (ko) 1,3,4-치환된 피라졸 화합물의 제조 방법
TW201619139A (zh) 由六氟丙烯起始製備5-氟-1h-吡唑類之方法
US8884028B2 (en) Process for preparing alkyl 2-alkoxymethylene-4,4-difluoro-3-oxobutyrates
MX2007000347A (es) Proceso para la preparacion de esteres del acido 4,4-difluoro-3-oxobutanoico.
US7820830B2 (en) Process for the production of carboxanilides
WO2007094225A1 (ja) 5-アルコキシ-4-ヒドロキシメチルピラゾール化合物の製造方法
US5401869A (en) Process for the preparation of aminomethylene compounds
JPH04211663A (ja) N−アルキルピラゾール類の製造方法
TWI589563B (zh) 製備吡唑之方法
CN107428648B (zh) 用于制备可用于合成美托咪定的诸如3-芳基丁醛的化合物的方法
US7166750B1 (en) Process for the preparation of 5-[(4-chlorophenyl)methyl]-2,2-dimethylcyclopentanone
US5153329A (en) Process for producing n-alkylpyrazoles
US5922916A (en) Process to chloroketoamines using carbamates
JPH06345728A (ja) N−置換アゾール誘導体の製造方法
US5391760A (en) Process for producing n-alkylpyrazoles
US10407413B2 (en) Method for preparing pyrazolecarboxylic acid derivative, and intermediate thereof
JP4609610B2 (ja) 4−メチルピラゾール−5−カルボン酸化合物の製造方法
US5723628A (en) Process for preparing carboxylic acid derivative
JP4979170B2 (ja) 5−[(4−クロロフェニル)メチル]−2,2−ジメチルシクロペンタノンの製造方法
JP2984848B2 (ja) N―アルキルピラゾール誘導体の製法
RU2258060C2 (ru) Способ получения 5-[(4-хлорфенил)метил]-2,2-диметилциклопентанона
KR100311949B1 (ko) 1-[(사이클로펜트-3-엔-1-일)메틸]-5-에틸-6-(3,5-다이메틸벤조일)-2,4-피리미딘다이온의제조방법
JPS5857341A (ja) 2−オキソ−3−ベンジルコハク酸ジアルキルエステルの製造法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090126

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090126

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100126

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110126

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110126

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120126

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120126

Year of fee payment: 11