JPH04211548A - セル交換装置 - Google Patents

セル交換装置

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JPH04211548A
JPH04211548A JP3053552A JP5355291A JPH04211548A JP H04211548 A JPH04211548 A JP H04211548A JP 3053552 A JP3053552 A JP 3053552A JP 5355291 A JP5355291 A JP 5355291A JP H04211548 A JPH04211548 A JP H04211548A
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cells
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Hideaki Yamanaka
秀昭 山中
Yasutaka Saito
斉藤 泰孝
Kazuyoshi Oshima
一能 大島
三浦 摂子
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、音声、データ、画像
等のマルチメディアの種々の情報をブロック化したセル
と、高速で交換するセル交換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図25は例えば電子情報通信学会論文誌
B−1  Vol.J72−B−1  No. 11の
第1070〜1075頁(1989年11月発行)に示
された従来のセル交換装置を示すブロック図である。
【0003】図において、11 〜1n はパケットが
入力されるn(n≧2)本の入線であり、このパケット
は固定長で、それぞれがコード化された宛先情報を含む
ヘッダ部を備えている。21 〜2n は前記パケット
がそのヘッダ部にて指定された宛先に応じて出力される
m(m≧2)本の出線である。31 〜3l は入力さ
れた前記パケットが一時的に蓄積されるl(l≧n)個
のバッファメモリであり、4はパケットが入力された入
線11 〜1n を、空いているバッファメモリ31 
〜3l に接続する空きバッファ選択スイッチである。
【0004】51 〜5l は前記バッファメモリ31
〜3l の各々に対応して用意され、対応付けられたバ
ッファメモリ31 〜3l 蓄積されるパケットの、ヘ
ッダ部のみを抽出して記憶するヘッダ記憶回路である。 61 〜6l はこれら各ヘッダ記憶回路51 〜5l
 に対応して設けられ、対応するヘッダ記憶回路51 
〜5l の記憶内容に該当する出力ラインに送出する出
力のみを有意にする出線選択回路である。
【0005】71 〜7m は前記出線21 〜2m 
のそれぞれに対応して用意され、前記各出線選択回路6
1 〜6l の送出する出力を受けて、それをバッファ
メモリ31 〜3l のバッファ番号にコード化するエ
ンコーダである。 81 〜8m はエンコーダ71 〜7m 対応に設け
られ、各エンコーダ71 〜7m にてコード化された
バッファ番号が書き込まれ、それが入力された順番に読
み出されるファーストイン・ファーストアウト(以下、
FIFOという)タイプのFIFOメモリである。
【0006】91 〜9m は各出線21 〜2m 対
応に用意されて、対応するFIFOメモリ81 〜8m
 から出力されるバッファ番号によって制御され、バッ
ファメモリ31 〜3l に蓄積されているパケットを
そのヘッダ部で指定される出線21 〜2m に出力す
るバッファ接続スイッチである。
【0007】なお、ここでは、伝送される情報の単位と
してセルの代わりのパケットを用いているが、マルチメ
ディア情報をブロック単位に分割し、それに宛先情報を
含んだヘッダ部を付加しているという点では、セルもパ
ケットも同じものを表現している。ただし、一般的には
パケットは1つのブロックの長さが可変長として扱われ
るのに対して、セルは国際標準での規定された固定長と
して扱われている点で異なっている。
【0008】次に動作について説明する。ここで、図2
6はその各部の信号のタイミングを示すタイムチャート
で、バッファメモリ31 および3l が空いている時
、入線11 と1n から出線21 宛のパケットを同
時に受信した場合の制御の流れを示している。また、こ
こで扱われるパケットは前述のように固定長であり、そ
のヘッダ部は宛先情報としてコード化された出線番号を
含むものとする。
【0009】入線11 〜1n にパケットが到着する
と、空きバッファ選択スイッチ4はバッファメモリ31
 〜3l 中の空いている1つを選択し、それをパケッ
トの到着した入線11 〜1n と接続する。ここで、
図26(イ)および(ロ)に示すように、ヘッダ部にて
同一の出線21 の出線番号“1”が宛先として指定さ
れたパケットが、入線11 と1n から同時に到着し
た場合、空きバッファ選択スイッチ4は、例えば入線1
1 〜1n を若番順に、そして空いているバッファメ
モリ31 〜3l も若番順に選んでそれらを接続する
【0010】従って、この場合、空きバッファ選択スイ
ッチ4によって入線11 がバッファメモリ31 に、
入線1n がバッファメモリ3l にそれぞれ接続され
、入線11 に到着したパケットAがバッファメモリ3
1 に、入線1n に到着したパケットBがバッファメ
モリ3l にそれぞれ蓄積される。
【0011】この空きバッファ選択スイッチ4のスイッ
チングによって、前記パケットAはバッファメモリ31
 に対応するヘッダ記憶回路51に、パケットBはバッ
ファメモリ3l に対応するヘッダ記憶回路5にも供給
される。ここで、ヘッダ記憶回路51 〜5l は受け
取った各パケットのヘッダ部のみを抽出してその内容で
ある出線番号を記憶するものである。従って、ヘッダ記
憶回路51 および5l には、それぞれ出線21 の
出線番号“1”が記憶される。
【0012】これらヘッダ記憶回路51 〜5l の内
容はそれぞれ対応する出線選択回路61 〜6l に送
られ、各出線選択回路61 〜6l は対応するヘッダ
記憶回路51〜5l の内容が指定する出線番号に対応
した出力ラインに送出される出力のみを有意、すなわち
、“1”にし、他の出力ラインへ送出される出力は無意
、すなわち“0”のままとする。従って、出線選択回路
61 はエンコーダ71 への出力を図26(ハ)に示
すように“1”とし、出線選択回路6l はエンコーダ
71 への出力を図26(ニ)に示すように“1”とす
る。
【0013】ここで、エンコーダ71 〜7m は出線
選択回路61 〜6l 中のいずれかの出力が“1”に
なると、該当する出線選択回路61 〜6l が対応付
けられたバッファメモリ31 〜3l のバッファ番号
をコード化し、それを自身に対応付けられたFIFOメ
モリ81 〜8m に格納する。図26(ハ)および(
ニ)のように、2つの出線選択回路61 および6l 
の出力が同時に“1”になった場合、エンコーダ71 
はバッファ番号を、例えば若番順にFIFOメモリ81
 に格納する。
【0014】そのため、FIFOメモリ81 には、バ
ッファメモリ31 のバッファ番号■が先に格納され、
それに続いてバッファメモリ3l のバッファ番号lが
格納される。バッファ接続スイッチ91 〜9m は対
応付けられたFIFOメモリ81 〜8m から、そこ
に格納されているバッファ番号を格納された順番に従っ
て読み出し、そのバッファ番号■〜lが付与されたバッ
ファ31 〜3l を自身に対応付けられた出線21 
〜2m に接続する。
【0015】すなわち、バッファ接続スイッチ91 は
図26(ホ)に示すようにFIFOメモリ81 よりま
ずバッファ番号■を読み出し、その接続処理の終了後、
次のパケット番号lを読み出す。バッファ番号■の読み
出されると、まずバッファメモリ31 を出線21 に
接続して、図26(ヘ)に示すようにバッファメモリ3
1 に蓄積されたパケットAを出線21 へ出力する。
【0016】出線21 へのパケットAの送出が完了す
ると、前述のようにパケット番号lが読み出され、同様
にしてバッファメモリ3l が出線21 に接続されて
、図26(ト)のごとくバッファメモリ3l に蓄積さ
れたパケットBが出線21 へ出力される。従って、出
線21 には、図26(チ)に示すようにパケットAと
Bが連続して出力される。
【0017】バッファ接続スイッチ91 〜9m は、
パケットを出線21 〜2m に送出する都度、該当す
るバッファメモリ31 〜3l を解放し、それを空き
バッファ選択スイッチ4に知らせて以降のパケットの受
信に備える。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】従来のセル交換装置は
以上のように構成されているので、バッファメモリ31
 〜3l からセル(パケット)を読み出す際に、他の
セルとの衝突を避けるために1つのバッファメモリ31
 〜3l は1つのセルしか蓄積することができず、セ
ルの書き込み数がバッファメモリ31 〜3l の数を
超えた場合、そのセルは廃棄されることになり、また、
セルの廃棄率を下げるために非常に多くのバッファメモ
リ31 〜3l を用意する必要があり、さらに、その
結果としてバッファメモリ31 〜3l と入線11 
〜1n および出線21 〜2m の接続のための、空
きバッファ選択スイッチ4およびバッファ接続スイッチ
91 〜9m の規模が大きくなってしまうなどの課題
があった。
【0019】この発明は上記のような課題を解消するた
めになされたもので、セルが衝突を起こす確率を低減さ
せ、スループットの高いセル交換装置を得ることを目的
とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係るセル交換装置は、入力されたセルのヘッダ部よりそ
の宛先を検出するヘッダ処理回路を各入線に対応させて
設け、アドレスの規定によってセルの蓄積を行い、アド
レスの指定によって蓄積の際の順序とは無関係に蓄積し
たセルを読み出せるバッファメモリを複数用意し、この
バッファメモリとヘッダ処理回路を入線空間スイッチで
、また、前記バッファメモリと出線を出線空間スイッチ
で接続して、バッファ制御回路により前記入線空間スイ
ッチを制御して、セルを書き込みバッファメモリの選択
を行うとともに(セルの書き込)、書き込まれたセルの
バッファメモリ内のアドレスをセルの宛先別に管理し、
それに基づいて出線空間スイッチを制御して、セルを所
定の順に指定の出線に出力させるようにしたものである
【0021】また、請求項2に記載の発明に係るセル交
換装置は、1タイムスロット間前記入線より入力される
セルを前記ヘッダ処理回路の保留しておくとともに、前
記バッファメモリを(入線数+出線数−1)個以上用意
し、バッファ制御回路により1タイムスロットで、同時
に複数のセルが1個のバッファメモリに書き込まれない
ように重複を避けて選択されたバッファメモリに、前記
入線空間スイッチを制御して前記ヘッダ処理回路に保留
されているセルを書き込むとともに、すでに書き込まれ
、前記バッファメモリ内のアドレスで宛先別、かつ同一
タイムスロットでの宛先の重複を避けて、読み出し、タ
イムスロット別に管理されているセルを、前記出線空間
スイッチを制御して当該セルのヘッダ部で指定される出
線に、所定の順序で出力させるようにしたものである。
【0022】さらに、請求項3に記載の発明に係るセル
交換装置は、出線空間スイッチを介してバッファメモリ
に接続され、セルを蓄積して出線速度の調整を行う出線
速度調整バッファを出線対応に付加し、バッファ制御回
路に、入線空間スイッチを制御してセルを書き込むバッ
ファメモリの選択を行うとともに、書き込まれたセルの
バッファメモリ内のアドレスをセルの宛先別に管理し、
それに基づいてバッファメモリよりセルを所定の順番で
出線速度のr倍(ただし、2≦r≦出線数)の速度で読
み出し、出線空間スイッチを制御してそのセルを所定の
順に指定された出線速度調整バッファに書き込み、それ
を出線速度に合わせて読み出して出線に出力させる機能
を持たせたものである。
【0023】そして、請求項4に記載の発明に係るセル
交換装置は、セルを蓄積して入線速度の調整を行う入線
速度調整バッファを入線対応に付加し、バッファ制御回
路に、出線空間スイッチを制御してバッファメモリと出
線との間の接続を制御するとともに、入線空間スイッチ
を制御して書き込むバッファメモリの選択を行い、その
バッファメモリに入線速度調整バッファより読み出した
セルを入線速度のw倍(ただし、2≦w<入線数)の速
度で書き込んで、書き込まれたセルのバッファメモリ内
のアドレスをセルの宛先別に管理し、それに基づいて前
記出線空間スイッチの制御を実行して、セルを所定の順
に指定の出線に出力させる機能を持たせたものである。
【0024】また、請求項5に記載の発明に係るセル交
換装置は、出線空間スイッチを介してバッファメモリに
接続されて、1つまたは複数のセルが蓄積でき、そのセ
ルを出線送出順序に従って出線に送出するフレームバッ
ファを出線対応に付加し、バッファ制御回路に、入線空
間スイッチを制御してセルを書き込むバッファメモリの
選択を行い、さらに、書き込まれたセルのバッファメモ
リ内のアドレスをセルの宛先別に管理して、それに基づ
いて出線空間スイッチを制御し、セルをそのヘッダ部で
指定される出線に対応したフレームバッファに出力させ
るとともに、出線における1つのセルの送出時間を1タ
イムスロットとしたとき、複数タイムスロットで構成さ
れる1フレーム時間単位で動作して、1フレーム内で出
線に送出するセルをあらかじめ定められた送出順序とは
無関係に、かつセルの衝突を避けながら、フレームバッ
ファに送出するように制御する機能を持たせたものであ
る。
【0025】さらに、請求項6に記載の発明に係るセル
交換装置は、複数のセルの蓄積が可能で、出線送出順序
に従ってそのセルを出線に送出するフレームバッファを
出線対応に付加し、スイッチ部に、入線に入力されたセ
ルをそのヘッダ部で指定された出線に出力し、またセル
の衝突が発生したときにはセルの待ち合わせを行うとと
もに、出線における1つのセルの送出時間を1タイムス
ロットとしてとき、複数タイムスロットで構成される1
フレーム時間単位で動作し、1フレーム内で出線に送出
するセルを、あらかじめ定められた送出順序とは無関係
に、かつセルの衝突を避けながら、前記フレームバッフ
ァに送出するように制御する機能をもたせたものである
【0026】
【作用】請求項1に記載の発明におけるセル交換装置は
、入線より入力されたセルを、その宛先の検出を行った
後、入線空間スイッチによって選択されたバッファメモ
リへ蓄積し、蓄積されたセルのバッファメモリ上のアド
レスをその宛先別に管理して、当該宛先別に管理された
アドレスに基づいてバッファメモリをアクセスし、そこ
に蓄積されたセルを読み出して、出線空間スイッチによ
ってそのバッファメモリに接続された出線に出力するこ
とにより、少数のバッファメモリでセルの衝突による破
棄が少なく、バッファメモリと入線および出線とを接続
するスイッチの規模を小さくすることが可能なセル交換
装置を実現する。
【0027】また、請求項2に記載の発明におけるセル
交換装置は、1タイムスロットを動作単位として、この
タイムスロットで重複を避けて選択したバッファメモリ
にセルを書き込むとともに、すでに書き込まれ、前記バ
ッファメモリ内のアドレスで宛先別、かつ同一タイムス
ロットでの宛先の重複を避けて読み出しタイムスロット
別に管理しているセルを、所定の出線に出力することに
より、書き込みおよび読み出し動作における衝突による
セルの廃棄あるいは待ち合わせを回避できるセル交換装
置を実現する。
【0028】さらに、請求項3に記載の発明におけるセ
ル交換装置は、宛先検出が行われたセルを選択されたバ
ッファメモリへ蓄積し、当該セルのバッファメモリ上の
アドレスをその宛先別に管理し、そのアドレスに基づい
てバッファメモリをアクセスして、そこに蓄積されたセ
ルを出線速度のr倍(2≦r<出線数)の速度で読み出
すことにより、同一のバッファメモリからセルを読み出
す機会を多くして、読み出し時の衝突によるセルの廃棄
を減少させることができるセル交換装置を実現する。
【0029】そして、請求項4に記載の発明におけるセ
ル交換装置は、宛先検出が行われたセルを入線空間スイ
ッチで選択されたバッファメモリに、入線速度のw倍(
2≦w<入線数)の速度で書き込み、当該セルのバッフ
ァメモリ上のアドレスをその宛先別に管理し、そのアド
レスに基づいてバッファメモリをアクセスしてセルの読
み出しを行うことにより、同一のバッファメモリにw倍
までのセルの書き込みを可能にして、書き込み時の衝突
によるセルの廃棄を減少させることができるセル交換装
置を実現する。
【0030】また、請求項5に記載の発明におけるセル
交換装置は、宛先検出が行われたセルを選択されたバッ
ファメモリへ蓄積し、当該セルのバッファメモリ上のア
ドレスをその宛先別に管理して、そのアドレスに基づい
てバッファメモリをアクセスし、そこに蓄積されたセル
を読み出して出線空間スイッチで接続されたフレームバ
ッファに出力することにより、バッファメモリを全出線
で共有化して効率よく利用し、バッファメモリの必要数
を削減してスイッチの規模を縮小するとともに、バッフ
ァメモリからはフレーム単位で複数のセルの順序を変え
て衝突を避けるように読み出してセルの衝突率を低減さ
せ、スループットの高いセル交換装置を実現する。
【0031】さらに、請求項6に記載の発明におけるセ
ル交換装置は、入力されたセルをそのヘッダ部の指定す
る宛先に応じて出力するとともに、セルの衝突が発生し
た場合にはセルの待ち合わせを行うスイッチ部によって
、各出線対応に設けられたフレームバッファに、1フレ
ーム内で出線に送出する複数個のセルに対して、あらか
じめ定められた送出順序とは無関係に、かつ衝突を避け
るようにセルを送出し、フレームバッファが出線送出順
序に従ってそのセルを出線に送出するようにすることに
より、セルの衝突率を低減させ、スループットの高いセ
ル交換装置を実現する。
【0032】
【実施例】
実施例1. 以下、この発明の一実施例を図について説明する。図1
は請求項1記載の発明の一実施例によるセル交換装置の
構成を示すブロック図である。
【0033】図において、11 〜1n は宛先情報と
しての出線番号を含むヘッダ部とデータ部より成るセル
が入力されるn(n≧2)本の入線、21 〜2m は
前記セルがそのヘッダ部にて指定された宛先に応じて出
力されるm(m≧2)本の出力であり、これらは従来の
それら(図25)と同等のものである。
【0034】10a1 〜10an は前記入線11 
〜1n の各々に対応して設けられ、入線11 〜1n
 より入力されるセルのヘッダ部より宛先の出線21 
〜2n を検出するヘッダ処理回路である。
【0035】また、111 〜11p は指定されたア
ドレスに前記セルを蓄積し、アドレスを指定することに
よって書き込みの際の順序とは無関係に、蓄積されたセ
ルを読み出すことができるp(p≧n)個のバッファメ
モリで、1つのバッファメモリ111 〜11p に複
数のセルを蓄積できる点で、図25に示す従来のバッフ
ァメモリ31 〜3l とは異なっている。
【0036】121 〜12p はこのバッファメモリ
111 〜11p の各々に対応して設けられ、例えば
FIFOタイプのメモリを用いて空きアドレスの管理を
行い、対応付けられたバッファメモリ111 〜11p
 にリードアドレスおよびライトアドレスを与える記憶
制御回路である。
【0037】13は前記ヘッダ処理回路10a1 〜1
0an を所定のバッファメモリ111 〜11p 選
択的に接続する入線空間スイッチであり、14はバッフ
ァメモリ111 〜11p を所定の出線21 〜2m
 に選択的に接続する出線空間スイッチである。
【0038】15aは前記入線空間スイッチ13のスイ
ッチングを制御してセルが蓄積されるバッファメモリ1
11 〜11p の選択を行うとともに、蓄積されたセ
ルのバッファメモリ111 〜11p 上のアドレスを
、各セルの宛先別に管理して、当該宛先別に管理してい
るアドレスに基づいて出線空間スイッチ14のスイッチ
ングを制御して、前記セルをそのヘッダ部で指定される
前記出線21 〜2m に所定の順番で出力させるバッ
ファ制御回路である。
【0039】また、前記バッファ制御回路15a内にお
いて、16は入線11 〜1n にセルが到着すると、
その入線11 〜1n に対応付けられたヘッダ処理回
路10a1 〜10an によって検出された当該セル
の出線番号をうけ、そのセルを蓄積するバッファメモリ
111 〜11p を選択してそれを当該するヘッダ処
理回路10a1 〜10an に接続するため、前記入
線空間スイッチ13のスイッチングを制御する書き込み
バッファ選択回路である。
【0040】17はこのバッファ選択回路16の検出し
た出線番号を参照して到着したセルを宛先の出線21 
〜2m 別に分け、当該セルが書き込まれたバッファメ
モリ111 〜11p 上のライトアドレスを、そのバ
ッファメモリ111 〜11p に対応する記憶制御回
路121 〜12p より得て、それを後述するアドレ
ス待ち行列に書き込むアドレス交換回路である。
【0041】181 〜18m はそのアドレス待ち行
列であり、FIFOタイプのメモリによって構成されて
、前記出線21 〜2m の各々に対応して設けている
。このアドレス待ち行列181 〜18m には、それ
が対応付けられた出線21 〜2m 毎に、当該出線2
1 〜2m を宛先とするセルが蓄積されたバッファメ
モリ111 〜11p 上のライトアドレスが、到着し
た順番に前記アドレス交換回路17によって書き込まれ
る。
【0042】19はこのアドレス待ち行列181 〜1
8m を参照してバッファメモリ111 〜11p か
ら読み出すセルを決定し、そのアドレス待ち行列181
 〜18m から読み出したアドレスをリードアドレス
として、該当するバッファメモリ111 〜11p に
対応付けられた記憶制御回路121 〜12p へ送る
とともに、出線空間スイッチ14のスイッチングを制御
して、前記バッファメモリ111 〜11p を該当す
る出線21 〜2m に接続する読み出しバッファ選択
回路である。
【0043】次に動作について説明する。ここで、図2
〜図4はその各部の信号のタイミングを示すタイムチャ
ートで、入線11 〜1n の本数nおよび出線21 
〜2m の本数mがそれぞれ4本で、バッファメモリ1
11 〜11p の個数pが10個である場合の制御の
流れを示している。
【0044】また、ここで扱われるセルは固定長でラン
ダムに入力されるものであり、入線11 〜1n に入
力される前にセル入力位相が調整されて、全線からのセ
ル入力は同一の位相で供給されるものとする。
【0045】図2〜図4(イ)〜(ニ)は入線11 〜
14 に入力されるセルの一例を、同図(ホ)〜(カ)
はその場合のバッファメモリ111 〜1110のセル
の蓄積の一例を、同図(ヨ)〜(ソ)は出線21 〜2
4 から出力されるセルの一例を示している。ここで、
全ての回路は同期していて、1タイムスロットで1セル
の入力および出力ができるものとする。
【0046】入線11 〜14 にセルが入力されると
、各入線11 〜14 に対応して設けたヘッダ処理回
路10a1 〜10a4 は、入力されたセルのヘッダ
部より出線番号を検出する。バッファ制御回路15aの
書き込みバッファ選択回路16は、このヘッダ処理回路
10a1 〜10a4 を参照して、入線空間スイッチ
13に、セルの到着した入線11 〜14 とセルを記
憶するため選択されたバッファメモリ111 〜111
0とを個々に接続するように指示する。
【0047】ここで、入線空間スイッチ13の接続の仕
方は種々考えられるが、セルがバッファメモリ111 
〜1110に記憶され、後に読み出される時に同じバッ
ファメモリ111 〜1110内に、読み出したいセル
が2個以上あることは望ましくないため、これを防ぐよ
うにセルを多数のバッファメモリ111 〜1110に
分散させる方法がよい。
【0048】そのためには、バッファメモリ111 〜
1110は入線11 〜14 と同じ数だけでは不十分
で、上記問題を解決するためには、なるべく多くのバッ
ファメモリ111 〜1110がある方が制御が簡単に
なる。あるいはそれとは別に、上記より簡単な制御例と
して、セル保留残量が最も少ないバッファメモリ111
 〜1110を選んでセルを書き込む方法も考えられる
。即ち、同時にx個のセルが到着した時には、セル残量
の最も少ないx個のバッファメモリ111 〜1110
を選択して、入線11 〜14 と選択されたバッファ
メモリ111 〜1110とを空間的に接続する方法で
ある。
【0049】図2〜図4では、更に簡単な制御例として
バッファメモリ111 〜1110を順に選び、到着し
たセルを書き込んでいく方法を示している。すなわち、
バッファメモリ111 ,112 ,113 …111
0の順に選ばれ、到着したセルを書き込んでいくもので
ある。
【0050】タイムスロット1では、入線11 から信
号fの第1番目のF1セル(以下、信号fの1番目のセ
ルということでセル呼称をF1セルという。他のセルに
ついても同様。)、入線12 から信号gのG1セル、
入線14 より信号iの11セルが入力される。それぞ
れのセルのヘッダ部には、宛先の出線番号、すなわち、
F1セルには出線21 を指定するO1 がセルG1に
は出線24 を指定するO4 が、11セルには出線2
3 を指定するO3 がそれぞれ記されている。
【0051】タイムスロット2では、入線空間スイッチ
13が、入線11とバッファメモリ111 、入線12
 とバッファメモリ112 、入線14 とバッファメ
モリ113 をそれぞれ接続する。従って、これらのセ
ルはタイムロット2において、バッファメモリ111 
〜113 の記憶制御回路121 〜123 によって
指定されたアドレスに蓄積される。
【0052】この時、各記憶制御回路121 〜12p
 からは各バッファメモリ111 〜113 のライト
アドレスがアドレス交換回路17に送られる。このライ
トアドレスは各記憶制御回路121 〜123 が空き
アドレスとしてそれぞれ管理しているアドレスの中から
選ばれる。
【0053】アドレス交換回路17は書き込みバッファ
選択回路16を参照しながら入力された各セルを宛先主
線別に分け、バッファメモリ111 のライトアドレス
をアドレス待ち行列181 に、バッファメモリ112
 のラインアドレスをアドレス待ち行列184 に、バ
ッファメモリ113 のライトアドレスをアドレス待ち
行列183 の最後尾にそれぞれ書き込む。
【0054】次に、タイムスロット3において、読み出
しバッファ選択回路19はこれらアドレス待ち行列18
1 〜183 よりそこに格納されているアドレスを取
出して、該当するバッファメモリ111 〜113 に
対応した記憶制御回路121 〜123 へ送るととも
に、出線空間スイッチ14にバッファメモリ111 〜
113 と出線21 ,23 および24 とを個々に
接続するように指示する。これによって、出線空間スイ
ッチ14はこのタイムロット3にてバッファメモリ11
1 と出線21 、バッファメモリ112 と出線24
 、バッファメモリ113 と出線23 をそれぞれ接
続する。
【0055】各記憶制御回路121 〜123 は受け
取ったアドレスを対応付けられたバッファメモリ111
 〜113 にリードアドレスとして送り、以後、その
アドレスを空きアドレスとして管理する。各バッファメ
モリ111 〜113 から読み出されたセルは、それ
ぞれのヘッダ部で指定された宛先の出線21 ,24お
よび23 に出力される。
【0056】上記の例では入力したセルの宛先出線がす
べて異なっていたが、タイムスロット2で入力したセル
は同一宛先出線のものが存在している。タイムスロット
2で入力したF2セル、G2セル、H1セルは、同様に
してバッファメモリ114 ,115 および116 
にそれぞれ書き込まれるが、この三つのセルのヘッダ部
には、すべて同一の出線24 を指定するO4 が記さ
れている。
【0057】ここで、図2〜図4の例では入線の若番順
の優先を付けてあり、セルの待ち合わせを行い、タイム
スロット4,5,6でバッファメモリ114 ,115
 ,116 の順にF2,G2,H1セルを読み出し、
それを出線24 に送出している。以下この手順でセル
の交換が実行される。
【0058】ここで、タイムスロット8では、バッファ
メモリ113 内にI2セルとH6セルとが記憶されて
おり、それぞれの宛先がI2セルでは出線22 ,H6
セルでは出線23 と互いに異なっているが、同一のバ
ッファメモリ113 に蓄積されているために同時に取
り出すことができない。
【0059】このような場合には、出線21 〜24 
対応に固定的あるいは乱数により毎度変わるような優先
順位を付けて、一つのセル、例えばセルI2のみを取り
出し、他のセル  H6を待ち合わせることによって、
衝突を避けることができる。
【0060】このようなことは、他にタイムスロット9
,10,15でも起こっているが、いずれも衝突によっ
てセルが失われるようなことはない。
【0061】 実施例2. 次に請求項2に記載の発明の一実施例を図について説明
する。図5は請求項2に記載の発明の一実施例によるセ
ル交換装置の構成を示すブロック図であり、前述した請
求項1に記載の発明の一実施例によるセル交換装置(図
1)と同一または相当部分には同一符号を付して説明を
省略する。
【0062】図において、10b1 〜10bn は前
記入線11 〜1n に対応して設けられ、入線11 
〜1n より入力されたセルのヘッダ部より宛先の出線
21 〜2m を検出し、また1タイムスロットの間だ
け前記セルを保留するヘッダ処理回路であり、バッファ
メモリ111 〜11p (n+m−1)個用意されて
いる。
【0063】また、15bは1タイムスロットで前記入
線空間スイッチ13のスイッチングを制御してセルが蓄
積されるバッファメモリ111 〜11p の選択を行
うとともに(セルの書き込み)、蓄積されたセルのバッ
ファメモリ111 〜11p 上のアドレスを、各セル
の宛先別、且つ読み出しタイムスロット別に管理して、
読み出しタイムスロットの各セルをそのヘッダ部で指定
される前記出線21 〜2m に所定の順番で出力させ
るバッファ制御回路である。
【0064】前記バッファ制御回路15bにおいて、2
1はアドレステーブルであり、出線21 〜2m のそ
れぞれに対応して設けられている。入線11 〜1n 
セルが到着すると、このアドレステーブル21は、その
入線11 〜1n に対応付けられたヘッダ処理回路1
0b1 〜10bn によって検出された当該セルの出
線番号を受け、そのセルを蓄積するバッファメモリ11
1 〜11p を選択して当該出線宛先別にバッファメ
モリ番号とそのラインアドレスを蓄積する。
【0065】20は前記アドレステーブル21によって
決定されたセルを蓄積するバッファメモリ番号とライト
アドレスを受け、バッファメモリ111 〜11p と
ヘッダ処理回路10b1 〜10bn とを接続するた
め、前記入線空間スイッチ13のスイッチングを制御す
る入線接続指示回路である。
【0066】22は前記アドレステーブル21を参照し
てバッファメモリ111 〜11p から読み出すセル
を決定し、そのアドレステーブル21から読み出したア
ドレスをリードアドレスとして、該当するバッファメモ
リ111 〜11p に対応付けられた記憶制御回路1
2へ送るとともに、出線空間スイッチ14のスイッチン
グを制御して、前記バッファメモリ111 〜11p 
を該当する出線21 〜2m に接続する出線接続指示
回路である。
【0067】次に動作について説明する。ここで、図6
〜図8はその各部の信号のタイミングを示すタイムチャ
ートで、入線11 〜1n の本数n及び出線21 〜
2m の本数mがそれぞれ4本で、バッファメモリ11
1 〜11p の個数pがn+m−1の7個である場合
の制御の流れを示している。
【0068】また、ここで扱われるセルは固定長であり
、入線11 〜14 に入力される前にセル入力位相が
調整されて、全線からのセル入力は同一の位相で供給さ
れるものとし、説明の都合上この入線11 〜14 を
I0 ,I1 ,I2 ,I3 、出線21 〜24 
をO0 ,O1 ,O2 ,O3 と記述する。また、
各バッファメモリ111 〜117 の番号をそれぞれ
バッファ#0,バッファ#1,…,バッファ#6と記述
する。
【0069】図6〜図8(イ)はタイムスロット番号を
、(ロ)は入線I0 〜I3 に入力されるセルの一例
を、(ハ)はアドレステーブル21の内部状態を、(ニ
)と(ホ)はそれぞれ入線接続指示回路20と出線接続
指示回路22の内部状態を、(ヘ)はバッファメモリ1
11 〜117 のセルの蓄積状態を、(ト)は出線O
1 〜O3 に出力されるセルを示している。ここで、
すべての回路は同期して、タイムスロットで1セルの入
力及び出力ができるものとする。
【0070】入線I0 〜I3 にセルが入力されると
、各入線I0 〜I3 に対応して設けられたヘッダ処
理回路10b1 〜10b4 は、入力されたセルのヘ
ッダ部より出線番号を検出し、またこの1タイムスロッ
トの間は当該セルを保留する。
【0071】バッファ制御回路15b内のアドレステー
ブル21は、このヘッダ処理回路10b1 〜10b4
 を参照して、各入線I0 〜I3 に入力したセルを
それぞれどのバッファメモリ111 〜117 に書き
込むかを決定し、その結果を入線接続指示回路20に指
示することによって、入線空間スイッチ13がセルの到
着した入線I0 〜I3 とセルを記憶するため選択さ
れたバッファメモリ111 〜117 とを接続する。
【0072】なお、一つのバッファメモリは、同一タイ
ムスロットで1セルの書き込みと1セルの読み出しか出
来ないので、バッファメモリ111 〜117 の選択
は同一タイムスロットで複数のセルの書き込み及び読み
出しが起こらないようにしなければならない。
【0073】このアドレステーブル21内部には宛先出
線別に行をとり読み出しタイムスロット別に列をとった
表があり、一つ一つの升目にそのタイムスロットで読み
出されるセルの格納されているバッファメモリの番号と
当該バッファメモリ内のアドレスが格納されている。ま
た、任意のタイムスロットで何も読み出すセルがない出
線に対しては、該当する升目には空信号が入っている。
【0074】ここで、セルが到着したときにセルをバッ
ファメモリ111〜117 に接続する入線空間スイッ
チ13の接続の仕方は種々考えられるが、セルがバッフ
ァメモリ111 〜117 に記憶され、後に読み出さ
れる時に同一バッファメモリ内に読み出したいセルが2
個以上あることは望ましくない。
【0075】従って、これを防ぐようにセルを多数のバ
ッファメモリ111 〜117 に分散させる方法がよ
く、そのためにはバッファメモリ111 〜117 は
、入線数と同じ数では不十分である。また、セルを書き
込むときにもバッファは互いに異なったものを選択しな
ければ成らないので、バッファメモリ線pは最低でも(
入線数n)+(出線数m)−1だけ必要である(この実
施例ではバッファメモリ数pは7である)。
【0076】また、図6〜図8では、前記アドレステー
ブル21内の表は読み出しタイムスロット別に区切られ
ているが、容量は有限なので、タイムスロットに対して
循環的に再利用する。このため、次タイムスロットで読
み出した位置をリードポインタrpで指し示し、これを
循環的に更新している。
【0077】また、表では先着順に到着したセルの待ち
行列を出線宛先別に作っているが、この待ち行列の最後
尾の次位置に次の書き込み位置を示すライトポインタw
po〜wp3 を出線宛先別に用いる例を示している。
【0078】また、セルを書き込むバッファメモリ11
1 〜117 を決定する方法は、セルが入線に到着す
ると、入線Io からI3 の順に候補となるバッファ
メモリ111 〜117 を挙げ、同一タイムスロット
で同一バッファメモリ111 〜117 に複数のセル
の書き込み、同一タイムスロットで同一バッファで同一
バッファメモリ111 〜117 から複数のセルの読
み出しが起こらないことを確認して、候補を決定する例
である。また、候補となるバッファメモリ111 〜1
17 はセルの保留で一杯になっていないものを循環的
にあげる例を示している。
【0079】また、図6〜図8では、タイムスロット1
以前にはセルの到着がないものとしている。タイムスロ
ット1の時、入線I0 ,I1 及びI3 にセルが到
着している。なお、ここではセルの呼称は入線番号・出
線番号・セル到着時のタイムスロットを用いて表してお
り、すなわち、セル312はタイムスロット2において
入線I3 に到着し、出線O1 を宛先とするセルであ
る。
【0080】タイムスロット1ではリードポインタrp
は表の第2列の位置にあり、図には記載されていないが
、タイムスロット1の初期にライトポインタwp0 〜
wp3 はすべて表の第3列の位置にあるものとする。 入線I0 に到着したセル011は、現在表中に他のセ
ルが存在しないので例えばバッファ#0に格納するが、
このバッファメモリ111 には記憶制御回路12が付
随していて書き込むアドレスを管理しており、いま書き
込みアドレスが0の例を示す。図中表内升目の上段はバ
ッファメモリ111 〜117 の番号を示し、下段は
当該バッファメモリ11〜117 ないのアドレスを示
している。
【0081】一方、入線I1 に到着したセル121は
出線O2を目指すので、いまセル121に用いたバッフ
ァ#0以外の例えばバッファ#1が候補として考えられ
る。当該セルを読み出す時には表中第3列を見ればよく
他にバッファ#0しか用いられていないので、バッファ
#1は条件を満たす。
【0082】従って、セル121はバッファ#1のアド
レス0に格納される。入線I3 に到着したセル311
は出線O1 を目指すので、いまセル011、セル12
1に用いたバッファ#0,#1以外の例えばバッファ#
2のアドレス0に格納する。
【0083】以上次タイムスロットの書き込み及び読み
出しが決定すると、入線接続指示回路20及び出線接続
指示回路22に接続を指示し、入線空間スイッチ13お
よび出線空間スイッチ14が交換を行う、タイムスロッ
ト2では入線空間スイッチ13が、入線I3 とバッフ
ァ#0、入線I1 とバッファ#1、入線I3 とバッ
ファ#2が接続され、タイムスロット2においてこれら
のセルの書き込みが行われる。
【0084】また、読み出しポインタrpが指示する内
容、すなわち表中第2列はすべて空信号が入っているの
で、出線接続指示回路22には出線空間スイッチ14の
無接続を指示することになる。
【0085】タイムスロット2では、入線I0 〜I3
 全てにセルが到着する。タイムスロット1と同様、同
一タイムスロットで複雑のセルの書き込みまたは読み出
しが同一バッファメモリ111 〜117 に起こらな
いようにバッファメモリ111 〜117 が選択され
ている。
【0086】また、タイムスロット2では、タイムスロ
ット1のときに比べ、リードポインタrpが一つ更新さ
れ、表中第3列の所にある。これを、出線接続指示回路
22に指示し、タイムスロット3で、出線空間スイッチ
14により、バッファ#0と、出線O1 、バッファ#
1と出線O2 が接続され、タイムスロット3において
、これらのセルの読み出しが行われる。
【0087】以上の例は、セルが入線に到着すると、入
線I0 からI3 の順に候補となるバッファメモリ1
11 〜117をあげ、1つのタイムスロットで同一バ
ッファメモリ111 〜117 に複数のセルの書き込
み、及び同一バッファメモリ111 〜117 から複
数のセルの読み出しが起こらないことを確認して、候補
を決定する例であり、また、候補となるバッファメモリ
111 〜117 はセルの保留で一杯になっていない
ものを循環的にあげる例であった。
【0088】タイムスロット4において、セル134は
出線O3 宛であり、候補としてはじめバッファ#5が
挙げられたが、同一タイムスロットでの読み出しに他で
も使われる予定なのでバッファ#6が挙げられ決定した
、同様に、セル304に対しても、最終的にはバッファ
#3が選択されている。この2例では〇で示している。
【0089】このように、ただ単にバッファメモリ11
1 〜117 を循環的に割り当てるH方法に比べて、
セルの衝突を避けることができ、この衝突によってセル
が失われることを防いでいる。
【0090】 実施例3. 次に請求項3に記載の発明の一実施例を図について説明
する。図9は請求項3に記載の発明の一実施例によるセ
ル交換装置の構成を示すブロック図であり、前述した請
求項1に記載の発明の一実施例によるセル交換装置(図
1)と同一または相当部分には同一符号を付して説明を
省略する。
【0091】図において、231 〜23m は各出線
21 〜2m に対応して設けられ、出線空間スイッチ
14によって所定のバッファメモリ111 〜11p 
に接続されて、当該バッファメモリ111 〜11p 
より出線速度のr倍(2≦r<出線数)の速度で読み出
されるセルを蓄積し、前記出線速度に合わせて対応付け
られた出線21 〜2m に出力する出線速度調整バッ
ファである。
【0092】また、15cは書き込みバッファ選択回路
16、アドレス交換回路17、アドレス待ち行列181
 〜18m 、および読み出しバッファ選択回路19を
備え、入線空間スイッチ13のスイッチングを制御して
、セルが書き込まれるバッファ111 〜11p を選
択するとともに、書き込まれたセルのバッファメモリ1
11 〜11p上のアドレスを前記セルの宛先別に管理
し、それに基づいてセルをバッファメモリ111 〜1
1p より所定の順番で、出線速度のr倍(2≦r<出
線数)の速度で読み出させ、当該セルがそのヘッダ部で
指定される出線21 〜2m に出力されるように出線
空間スイッチ14を制御して、対応する出線速度調整バ
ッファ231 〜23m に書き込み、それを出線速度
に合わせて読み出して、対応する出線21 〜2m に
出力させるバッファ制御回路である。
【0093】次に動作について説明する。ここで、図1
0〜図12はその各部の信号のタイミングを示すタイム
チャートであって、請求項1に記載の発明における図2
〜図4の場合と同様に、入線11 〜1n の本数nお
よび出線21 〜2m の本数mがそれぞれ4本で、バ
ッファメモリ111 〜11p の個数pが10個であ
る場合の制御の流れを示し、その(イ)〜(ソ)はそれ
ぞれ図2〜図4のそれらと同一である。
【0094】また、ここで扱われるセルは固定長でラン
ダムに入力されるものであり、入線11 〜1n に入
力される前にセル入力位相が調整されて、全線からのセ
ル入力は同一の位相で供給されるものとする。
【0095】基本的なセルの交換手順は第1の請求項の
発明の場合と同様に進行する。今、図示のようにタイム
スロット8では、バッファメモリ113 内に12セル
とH6セルとが記憶されている。ここで、これら両セル
ではそれぞれの宛先が、12セルは出線22 、H6セ
ルは出線23 と互いに異なってはいるが、それらを出
線21 〜24 の出線速度と同一の速度で読み出そう
としても、同一のバッファメモリ113に蓄積されてい
るために、同時に取出すことはできない。
【0096】図13〜図14は図10〜図12のタイム
スロット6〜13の部分を拡大して示すタイムチャート
である。図13〜図14ではバッファメモリ111 〜
1110の読み出しを出線21 〜24の出線速度の3
倍の速度で行う場合について示している。図中(ホ)〜
(カ)はバッファメモリ111 〜1110のセルの蓄
積例を、(ツ)〜(ラ)は出線速度調整バッファ231
 〜234 へのセルの書き込み状態を、(ヨ)〜(ソ
)は出線21 〜24 から出力されるセルの一例をそ
れぞれ示している。
【0097】ここで、前記タイムスロット8でバッファ
メモリ113 内の12セルとH6セルとは異なる宛先
へ向かうセルであり、バッファメモリ113 より出線
速度の3倍の速度で読み出せば、両方のセルを該当する
出線22 と23 へ同時に出力することができる。即
ち、バッファメモリ111 〜1110から出線速度の
3倍の速度で読み出せば、同一のバッファメモリ111
 〜1110内に3個まで、同一タイムスロットで読み
出したセルの重複を許容できることになる。
【0098】このようなことは、他のタイムスロット9
,10,15でも起こっているが、いずれも衝突によっ
てセルが待ち合わせを行うようなことはない。
【0099】なお、バッファメモリ111 〜1110
の読み出し速度を出線速度の3倍とした場合について説
明したが、一般には2以上、出線数未満のr倍としてよ
い。 また、各バッファメモリ111 〜1110としてデュ
アルポートメモリの使用を想定したが、倍速以上で動作
可能なシングルポートメモリでも実現可能である。
【0100】さらに、1タイムスロットで同一のバッフ
ァメモリ111 〜11p から読み出そうとするセル
の個数が前記rを越えた場合、出線21 〜2m 対応
に、固定的あるいは乱数によって毎度変わるような優先
順位を付けてr個のセルのみを取り出し、他のセルを待
ち合わせさせれば衝突をさけることができる。
【0101】 実施例4. 次に請求項4に記載の発明の一実施例を図について説明
する。図15は請求項4に記載の発明の一実施例による
セル交換装置の構成を示すブロック図であり、前述した
請求項1に記載の発明の一実施例によるセル交換装置(
図1)と同一または相当部分には同一符号を付して説明
を省略する。
【0102】図において、241 〜24n は各入線
11 〜1n に対応して設けられ、対応付けられたヘ
ッダ処理回路10a1 〜10an より出力されるセ
ルを蓄積し、それを入線速度のw倍(2≦w<入線数)
の速度で読み出して入線空間スイッチ13によって接続
された所定のバッファ111 〜11p に送出する入
線速度調整バッファである。
【0103】また、15dは書き込みバッファ選択回路
16、アドレス交換回路17、アドレス待ち行列181
 〜18m 、および読み出しバッファ選択回路19を
備え、入線速度調整バッファ241 〜24n に蓄積
されたセルを入線速度のw倍(2≦w<入線数)の速度
で読み出し、入線空間スイッチ13を制御してセルが書
き込まれるバッファメモリ111 〜11p を選択し
て、そのセルを当該バッファメモリ111 〜11p 
に前記入線速度のw倍の速度で書き込ませるとともに、
書き込まれたセルのバッファメモリ111 〜11p内
のアドレスをセルの宛先別に管理し、それに基づいて出
線空間スイッチ14を制御して、セルをそのヘッダ部で
指定される出線21 〜2mに、所定の順番で出力させ
るバッファ制御回路である。
【0104】次に動作について説明する。ここで、図1
6〜図18はその各部の信号のタイミングを示すタイム
チャートであって、請求項1に記載の発明のおける図2
〜図4の場合と同様に、入線11 〜1n の本数nお
よび出線21 〜2m の本数mがそれぞれ4本で、バ
ッファメモリ111 〜11p の個数pが10個であ
る場合の制御の流れを示し、その(イ)〜(ソ)はそれ
ぞれ図2〜図4のそれらと同一である。
【0105】また、バッファメモリ111 〜11p 
の容量はそれぞれ2セル分であり、ここで扱われるセル
は固定長でランダムに入力されるもので、入線11 〜
1n に入力される前にセル入力位相が調整され、全線
からのセル入力は同一の位相で供給されるものとする。
【0106】入線11 〜14 にセルが入力されると
、各入線11 〜14 に対応のヘッダ処理回路101
 〜104 はそのヘッダ部より出線番号を検出し、当
該セルを対応する入線速度調整バッファ241 〜24
4 に書き込む。
【0107】一方、バッファ制御回路15d内の書き込
みバッファ選択回路16は、このヘッダ処理回路101
 〜104 を参照して、入線空間スイッチ13に、セ
ルの書き込まれた入線速度調整バッファ241 〜24
4 と、そのセルを記憶するために選択されたバッファ
メモリ111 〜1110とを個々に接続するように指
示する。
【0108】なお、この入線速度調整バッファ241 
〜244の読み出し速度、即ちバッファメモリ111 
〜1110の書き込み速度は、入線11 〜14 の入
線速度の2倍とし、1タイムスロット内で、同一のバッ
ファメモリ111 〜1110に2個のセルを書き込め
るものとする。
【0109】ここで、バッファメモリ111 ,112
 ,113 ,…,1110の順に選択し、到着したセ
ルを順番に書き込んでゆくものとした場合、あるタイム
スロットで書き込むべきバッファメモリ111 〜11
10の中に、容量がすでに一杯になったものがあれば、
それをとばして次のバッファメモリ111 〜1110
に書き込むものとする。
【0110】また、セルの書き込みはなるべく異なるバ
ッファメモリ111 〜1110に分散させるのが好ま
しいが、この実施例ではバッファメモリ111 〜11
10の書き込み速度を入線速度の2倍としているため、
セル廃棄が起る状況がやむをえない場合には、1つのバ
ッファメモリ111 〜1110に1タイムスロットで
複数(2個)のセルの書き込みを許容して、セル廃棄が
少なくなるようにしている。
【0111】即ち、図16〜図18のタイムスロット1
1で入力されたF10セル、H10セル、18セルは、
当該タイムスロット11での空きバッファメモリ116
 の2セル分と117 の1セル分だけであるため、そ
れぞれを互いに異なったところに書き込むことはできな
い。
【0112】従って、バッファメモリ111 〜111
0への書き込み速度が入線速度の2倍であることを利用
して、バッファメモリ116 にF10セルとH10セ
ルの2つを書き込んで、セルの廃棄を防止している。こ
れら3つのセルを書き込み終わった状態を図16〜図1
8の(ヌ),(ル)中に実線で囲んで示している。
【0113】以下、基本的なセルの交換手順は請求項1
に記載の発明の場合と同様に進行する。
【0114】以上、バッファメモリ111 〜1110
への書き込み速度を入線速度の2倍とした場合を説明し
たが、一般には2以上、入線数未満のw倍としてよい。 また、各バッファメモリ111 〜1110としてデュ
アルポートメモリの使用を想定したが、倍速以上で動作
可能なシングルポートメモリでも実現可能である。
【0115】 実施例5. 次に請求項5に記載の発明の一実施例を図について説明
する。図19は請求項5に記載に発明の一実施例による
セル交換装置の構成を示すブロック図であり、前述した
請求項1に記載の発明の一実施例によるセル交換装置(
図1)と同一または相当部分には同一符号を付して説明
を省略する。
【0116】図において、251 〜25m は各出線
21 〜2m に対応して設けられ、出線空間スイッチ
14によって所定のバッファメモリ111 〜11p 
に接続され、当該バッファメモリ111 〜11p よ
り読み出されるセルを1個もしくは複数個蓄積可能であ
り、そのセルを出線送出順序に従って出線21 〜2m
 に送出するフレームバッファである。
【0117】また、15eはバッファ選択回路16、ア
ドレス交換回路17、アドレス待ち行列181 〜18
m 、および読み出しバッファ選択回路19を備え、入
線空間スイッチ13のスイッチングを制御して、セルが
書き込まれるバッファメモリ111 〜11p を選択
するとともに、書き込まれたセルのバッファメモリ11
1 〜11p 上のアドレスを前記セルの宛先別に管理
して、それに基づいて出線空間スイッチ14の制御を行
い、セルをそのヘッダ部で指定される出線21 〜2m
 に対応したフレームバッファ251 〜25m に書
き込み、出線21 〜2m における1セルの送出時間
を1タイムスロットとしたとき、複数タイムスロットで
構成される1フレーム時間単位で動作して、1フレーム
内で出線21 〜2m に送出するセルを、あらかじめ
定められた送出順序とは無関係に、かつセルの衝突をさ
けながら、フレームバッファ251 〜25m に送出
するように制御するバッファ制御回路である。
【0118】また、図20は前記フレームバッファ25
1 〜25m の構成を示すブロック図である。図示の
ように、フレームバッファ251 〜25m はそれぞ
れ、1つの振り分け回路31、q個のセルバッファ32
1 〜32q 、および1つの循環スイッチ33によっ
て構成されている。ここで、qは前記1フレームを構成
するタイムスロットの数を示す。
【0119】次に動作について説明する。ここで、図2
1〜図23はその各部の信号タイミングを示すタイムチ
ャートであって、入線11 〜1n の本数nおよび出
線21 〜2m の本数mがそれぞれ4本で、バッファ
メモリ111 〜11p の個数pが6個である場合の
制御の流れを示している。
【0120】また、ここで扱われるセルは固定長でラン
ダムに入力されるものであり、入線11 〜1n に入
力される前にセル入力位相が調整されて、全線からのセ
ル入力は同一の位相で供給されるものとする。
【0121】同図(イ)〜(ニ)は入線11 〜14 
に入力されるセルの一例を、同図(ホ)〜(ヌ)はその
場合のバッファメモリ111 〜116 のセルの蓄積
の一例を、同図(ル)〜(ソ)はフレームバッファメモ
リ251 〜254 内のセルバッファ321 ,32
2 を、同図(ツ)〜(ラ)は出線21 〜24 出力
されるセルの一例を示している。ここで、全ての回路は
同期していて、1タイムスロットで1セルの入力および
出力ができ、2タイムスロットで1フレームを作るもの
とする。
【0122】入線11 〜1n にセルが入力されると
、各入線11 〜1n に対応して設けられたヘッダ処
理回路10a1 〜10an が、入力されたセルのヘ
ッダ部より出線番号を検出する。バッファ制御回路15
の書き込みバッファ選択回路16は、このヘッダ処理回
路10a1 〜10an を参照して、入線空間スイッ
チ13に、セルの到着した入線11 〜14 とセルを
記憶するため選択されたバッファメモリ111 〜11
6 とを個々に接続するように指示する。
【0123】ここで、入線空間スイッチ13の接続に仕
方は種々考えられるが、図21〜図23においては、簡
単な制御例としてバッファメモリ111 〜116 を
順に選び、到着したセルを書き込んでいく方法を示して
いる。なお、ここではセルの呼称を宛先出線番号、入線
番号、入力タイムスロットにより、セル231のように
示している。タイムスロット1では、入線11 〜14
 の全てにセルが到着し、バッファメモリ111〜11
6 が選ばれ書き込まれている。
【0124】先述のように1フレームは2タイムスロッ
トで構成されているので、バッファメモリ111 〜1
16 からの読み出しはタイムスロット1および2にお
いて、セルの衝突が起きないように行われる。同図の例
では、衝突が起こらず、フレームバッファメモリ251
 〜254 へセルが読み出されている。
【0125】しかし、タイムスロット3で、バッファメ
モリ112 の(ヘ)ではセル121とセル242を同
時に読み出す必要があり、衝突を生じているが、このフ
レームで第1番目のタイムスロットと、第2番目のタイ
ムスロットで両者を別々に読み出すことで、衝突を避け
ることを可能にしている。
【0126】一般に、1フレームをqタイムスロットで
構成する場合、1つのバッファメモリ111 〜116
 には最大q個のセルまでの重複があっても、衝突を防
ぐことができる。即ち、qの値を大きくするほど、衝突
が起こる確立が小さくすることができる。
【0127】その場合、フレームバッファ251 〜2
54 は次のように動作する。即ち、q個のセルバック
321 〜32q は各々1セル分の蓄積容量を持ち、
qタイムスロットで構成される1フレーム内においてそ
れぞれ1タイムスロット目、2タイムスロット目、…、
qタイムスロット目のセルを蓄積する。
【0128】振り分け回路31は1フレーム内にランダ
ムな順で入力されるセルを、それぞれ出線21 〜2m
 への出力順序に対応した前記セルバック321 〜3
2q に振り分ける。循環スイッチ33はフレームに同
期して動作し、フレームの初めから、セルバック321
 ,322 ,…,32q の順に選択して、それを出
線21 〜2m に接続する。
【0129】 実施例6. なお、バッファメモリ111 〜11p の読み出し速
度を、出線21 〜2m の速度とは異なる、前記実施
例の場合のr倍(2≦r≦出線数)としてもよい。その
場合、1フレームをqタイムスロットで構成すれば、1
つのバッファメモリ111 〜11p には最大r×q
個のセルまで重複があっても衝突を防ぐことができ、衝
突の起こる確立をさらに低減できる。
【0130】 実施例7. また、上記フレームバッファ251 〜25m を、セ
ルのヘッダ情報をハードウェアで直接参照して高速にス
イッチングする方式の一例として、従来より用いられて
いるバンヤン網と呼ばれているスイッチ網の出線に付加
しても、セルの衝突率の低減に有効である。
【0131】次に請求項6に記載したそのような発明の
一実施例について説明する。図24は請求項6に記載の
発明の一実施例によるセル交換装置を示すブロック図で
ある。図において、11 〜18 は入線、21〜28
 は出線、251 〜258 はフレームバッファで、
図19で同一符号を付した部分に相当するものである。
【0132】また、26はバンヤン網であり、271 
〜278はその入線11 〜18 の各々に対応して設
けられた入力バッファ、28はこの入力バッファ271
 〜278 を制御する入力バッファ制御部である。2
9はこれらバンヤン網26、入力バッファ271 〜2
78 および入力バッファ制御部28にて形成されるス
イッチ部である。
【0133】次に動作について説明する。ここで、フレ
ームバッファ251 〜258 は、請求項5に記載の
発明の実施例(図19)のそれと同様に動作する。
【0134】図24において、入線11 〜18 から
入力したセルは、バンヤン網26により宛先出線21 
〜28 を目指す。ここで、1フレームは2タイムスロ
ットから構成されているものとする。
【0135】今、入線11 にタイムスロット1でセル
A(出線21 宛て)、タイムスロット2でセルC(出
線25 宛て)が到着し、入線15 にタイムスロット
1でセルB(出線22 宛て)、タイムスロット2でセ
ルD(出線26 宛て)が到着した場合を例に説明する
【0136】到着順序、すなわちタイムスロット1でセ
ルAとセルBを、タイムスロット2でセルCとセルDを
送出すればお互いのセルの経路が同じとなり衝突し、ど
ちらかのセルは廃棄されるか、入力バッファ271 〜
278 で1タイムスロットだけ待ち、つぎのタイムス
ロットでまた出線21 〜28 を目指すことになる。
【0137】しかし、入力バッファ制御部28が、この
2タイムスロットをまとめて管理し、一度入力セルを入
力バッファ271 ,275 に蓄積し、はじめの1タ
イムスロットでセルAとセルDを、次のタイムスロット
でセルCとセルBを送出するようにすれば、衝突を避け
ることができる。
【0138】また、出線21 に対応したフレームバッ
ファ251 が、セルAを第1スロット目に対応したセ
ルバッファ321 に書き込み、出線26 に対応した
フレームバッファ256 が、セルDを第2スロット目
に対応したセルバッファ322 に書き込むことで、最
終的に出線21 〜28 にセルは順序正しく送出され
る。
【0139】 実施例8. なお、上記請求項1〜6に記載の発明の実施例とも、単
体のセル交換装置を示したが、このセル交換装置をリン
ク接続し、順次多段に接続してもよい。
【0140】 実施例9. また、セルのヘッダ部の宛先情報として、セル交換装置
の出線に対応して、直接出線番号を与えるものを示した
が、ヘッダ部の宛先情報にコード化した番号を与える等
何らかの変換処理を行ってもよい。
【0141】 実施例10. また、図2〜図4、図6〜図8、図10〜図12、図1
6〜図18および図21〜図23ではセルが入線に到着
したとき、簡単のためバッファメモリ111 ,112
 ,113 ,……(図6〜図8ではバッファ#0,#
1,……)の順に候補を選んでセルを書き込む制御をす
る例を示したが、個々をバッファメモリが、全入線で共
有される一つの大きなバッファメモリとほぼ同等の性能
をそなえるように、セル保留残留が最も少ないバッファ
メモリを候補として選んでセルを書き込む方法をとり、
セル到着の変動に対しセル廃棄率を更に低くするように
してもよい。
【0142】 実施例11. また、上記請求項1〜6に記載の発明の実施例とも、一
つのセルは一つの出線だけに出力される場合について説
明したが、アドレスの指定の仕方によっては、複数の出
線に出力するように出力段セル選択回路を設定しておく
ことは可能であり、同様にして放送機能の付加も可能で
ある。
【0143】 実施例12. また、構造上ヘッダ部とデータ部を分離してそれぞれ異
なる速度の回路を用いて伝送し、ヘッダ部とデータ部を
並列して配置された複数の信号線にそれぞれ割り当てら
れるようにしてもよい。
【0144】 実施例13. さらに、上記請求項1〜5に記載の発明の実施例とも、
入線のリング速度を同一としたが、バッファメモリから
の読み出しを速度を、入線のリンク速度より速くすれば
トラヒック集束が可能であり、逆に入線のリンク速度を
出線の速度より速くすることも可能である。また、セル
交換装置をリンク接続した時、段間の速度を入線の速度
よりも、より高速にすることにより、セル交換装置段間
でのセル廃棄率を更に低いものとすることが出来る。
【0145】 実施例14. また、上記請求項1〜5に記載の発明の実施例とも、セ
ル交換装置の出線に対応してそれぞれ一つのアドレス待
ち行列を設けたが、それぞれの出線に優先度別に複数の
アドレス待ち行列を割り当て、セルのヘッダ部に宛先出
線以外に付加される優先度を示す符号に基づいて優先度
の高いセルを先にバッファメモリから読み出すことも可
能である。
【0146】 実施例15. さらに、動作速度の制約が要る場合等には、このセル交
換装置の前段および後段に、直列/並列変換回路、並列
/直列変換回路をつけて、並列信号として処理してもよ
い。
【0147】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の発明によ
れば、入線より入力されたセルを、その宛先の検出を行
った後、入線空間スイッチによって選択されたバッファ
メモリへ蓄積し、蓄積されたセルのバッファメモリ上に
アドレスをその宛先別に管理して、当該宛先別に管理さ
れたアドレスに基づいてバッファメモリをアクセスし、
そこに蓄積されたセルを読み出して、出線空間スイッチ
によって当該バッファメモリに接続された出線に出力す
るように構成したので、バッファメモリよりセルを読み
出す際に、複数のセルが空間スイッチによって他のセル
との衝撃を避けながら出線に導かれ、速度が全回路で同
一であり、速度を上げずにセルの交換を行うことが可能
となり、さらに、バッファメモリの数も削減できるので
、バッファメモリと入線および出線とを接続する空間ス
イッチの規模を大きくせずに、セルの書き込み数がバッ
ファメモリの容量を超えることで生ずるセル廃棄率を下
げることが可能なセル交換装置が得られる効果がある。
【0148】また、請求項2に記載の発明によれば、1
タイムスロットを動作単位として、この1タイムスロッ
トで重複を避けて選択したバッファメモリにヘッダ処理
回路に保留されているセルを書き込むとともに、前記バ
ッファメモリ内のアドレスで宛先別、かつ同一タイムス
ロットでの宛先の重複を避けて読み出しタイムスロット
別に管理しているセルを、該セルのヘッダ部で指示され
る出線に出力するようにしたので、書き込み及び読み出
し動作におけるセルの衝突による廃棄あるいは待ち合せ
を回避できるセル交換装置が得られる効果がある。
【0149】さらに、請求項3に記載の発明によれば、
宛先検出が行われたセルを選択されたバッファメモリへ
蓄積し、当該セルのバッファメモリ上のアドレスをその
宛先別に管理して、そのアドレスに基づいてバッファメ
モリをアクセスしてそこに蓄積されたセルを出線速度の
r倍(2≦r<出線数)の速度で読み出すように構成し
たので、バッファメモリよりセルを読み出す際に、複数
のセルが空間スイッチによって、同一のバッファメモリ
からr個までのセルの重複を許容しながら、他のセルと
の衝突を避けて出線に導かれ、最も高速となったとして
もたかだか出線速度のr倍までであり、速度をあまり上
げることなくセルの交換を行うことが可能となり、同一
のバッファメモリからセルを読み出す機会が多くなって
、読み出し時の衝突によるセルの廃棄率をさらに低下さ
せることが可能なセル交換装置が得られる効果がある。
【0150】そして、請求項4に記載の発明によれば、
宛先検出が行われたセルを入線空間スイッチで選択され
たバッファメモリに、入線速度のw倍(2≦w<入線数
)の速度で書き込み、当該セルのバッファメモリ上のア
ドレスをその宛先別に管理し、そのアドレスに基づいて
バッファメモリをアクセスしてセルの読み出しを行うよ
うに構成したので、バッファメモリがほとんど容量一杯
で、1つのバッファメモリに1タイムスロット中で複数
のセルを書き込まなければならない状況下にあっても、
1つのバッファメモリにw個までのセルの書き込みが許
容され、また、バッファメモリよりセルを読み出す際に
、複数のセルが空間スイッチによって他のセルとの衝突
を避けながら出線に導かれ、最も高速となったとしても
たかだか入線速度のw倍までであり、速度をあまり上げ
ずにセルの交換を行うことが可能となり、書き込み時の
衝突によるセルの廃棄率をさらに低下させることが可能
なセル交換装置が得られる効果がある。
【0151】また、請求項5に記載の発明によれば、宛
先検出が行われたセルを選択されたバッファメモリへ蓄
積し、当該セルのバッファメモリ上のアドレスをその宛
先別に管理して、そのアドレスに基づいてバッファメモ
リをアクセスし、そこに蓄積されたセルを読み出して出
線空間スイッチで接続されたフレームバッファに出力す
るように構成したので、バッファメモリよりセルを読み
出す際に、フレーム内のセル順序を変えることでセルの
衝突が避けられ、セルの衝突率を低減できるセル交換装
置が得られる効果がある。
【0152】さらに、請求項6に記載の発明によれば、
各出線に対応して設けられたフレームバッファに、1フ
レーム内で出線に送出する複数個のセルに対して、あら
かじめ定められた送出順序とは無関係に、かつ衝突をさ
けるようにセルを送出し、フレームバッファが出線送出
順序に従ってそのセルを出線に送出するように構成した
ので、フレーム内のセル順序を変えることでセルの衝突
が避けられ、セルの衝突率を低減できるセル交換装置が
得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】請求項1に記載の発明の一実施例によるセル交
換装置を示すブロック図である。 【図2】図1に示したものの各部における信号のタイミ
ングを示すタイムチャートである。 【図3】図1に示したものの各部における信号のタイミ
ングを示すタイムチャートである。 【図4】図1に示したものの各部における信号のタイミ
ングを示すタイムチャートである。 【図5】請求項2に記載の発明の一実施例によるセル交
換装置を示すブロック図である。 【図6】図5に示したものの各部における信号のタイミ
ングを示すタイムチャートである。 【図7】図5に示したものの各部における信号のタイミ
ングを示すタイムチャートである。 【図8】  図5に示したものの各部における信号のタ
イミングを示すタイムチャートである。 【図9】請求項3に記載の発明の一実施例によるセル交
換装置を示すブロック図である。      【図10
】図9に示したものの各部における信号のタイミングを
示すタイムチャートである。 【図11】図9に示したものの各部における信号のタイ
ミングを示すタイムチャートである。 【図12】図9に示したものの各部における信号のタイ
ミングを示すタイムチャートである。 【図13】さらにその要部を拡大して示すタイムチャー
トの一部である。 【図14】さらにその要部を拡大して示すタイムチャー
トの一部である。 【図15】請求項4に記載の発明の一実施例によるセル
交換装置を示すブロック図である。 【図16】図15に示したものの各部における信号のタ
イミングを示すタイムチャートである。 【図17】図15に示したものの各部における信号のタ
イミングを示すタイムチャートである。 【図18】図15に示したものの各部における信号のタ
イミングを示すタイムチャートである。 【図19】請求項5に記載の発明の一実施例によるセル
交換装置を示すブロック図である。 【図20】そこで用いられるフレームバッファの構成を
示すブロック図である。 【図21】請求項5に記載の発明の一実施例における各
部の信号のタイミングを示すタイムチャートである。 【図22】請求項5に記載の発明の一実施例における各
部の信号のタイミングを示すタイムチャートである。 【図23】請求項5に記載の発明の一実施例における各
部の信号のタイミングを示すタイムチャートである。 【図24】請求項6に記載の発明の一実施例によるセル
交換装置を示すブロック図である。 【図25】従来のセル交換装置を示すブロック図である
。 【図26】その各部における信号のタイミングを示すタ
イムチャートである。 【符号の説明】 11 〜1n   入線 21 〜2m   出線 10a1 〜10an   ヘッダ処理回路10b1 
〜10bn   ヘッダ処理回路111 〜11p  
 バッファメモリ13  入線空間スイッチ 14  出線空間スイッチ 15a〜15e  バッファ制御回路 231 〜23m   出線速度調整バッファ241 
〜24n   入線速度調整バッファ251 〜25m
   フレームバッファ29  スイッチ部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  データ部とその宛先情報を含むヘッダ
    部より成るセルが入力される複数の入線と、前記セルが
    そのヘッダ部にて指定された宛先に応じて出力される複
    数の出線と前記入線の各々に対応して設けられ、前記入
    線より入力された前記セルのヘッダ部より宛先の出線を
    検出するヘッダ処理回路と、アドレスを指定することに
    よって前記セルが書き込まれ、また、アドレスを指定す
    ることによって、前記書き込みの順序とは関係なく前記
    セルの読み出しが可能な複数のバッファメモリと、前記
    ヘッダ処理回路を所定の前記バッファメモリに選択的に
    接続する入線空間スイッチと、前記バッファメモリを所
    定の前記出線に選択的に接続する出線空間スイッチと、
    前記入線空間スイッチを制御して、前記セルが書き込ま
    れるバッファメモリを選択するとともに、前記書き込ま
    れたセルの前記バッファメモリ内のアドレスを前記セル
    の宛先別に管理し、それに基づいて前記出線空間スイッ
    チを制御して、前記セルをそのヘッダ部で指定される前
    記出線に、所定の順番で出力されるバッファ制御回路と
    を備えたセル交換装置。
  2. 【請求項2】  データ部とその宛先情報を含むヘッダ
    部より成るセルが入力される複数の入線と、前記セルが
    そのヘッダ部にて指定された宛先に応じて出力される複
    数の出線と前記入線の各々に対応して設けられ、前記入
    線より入力された前記セルを1タイムスロット間保留し
    ておくとともに、当該セルのヘッダ部より宛先に出線を
    検出するヘッダ処理回路と、アドレスを指定することに
    よって前記セルが書き込まれ、また、アドレスを指定す
    ることによって、前記書き込みの順序とは関係なく前記
    セルの読み出しが可能な(入線数+出線数−1)個以上
    のバッファメモリと、前記ヘッダ処理回路を所定の前記
    バッファメモリに選択的に接続する入線空間スイッチと
    、前記バッファメモリを所定の前記出線に選択的に接続
    する出線空間スイッチと、1タイムスロットを動作単位
    して重複を避けて選択したバッファメモリに、前記入線
    空間スイッチを制御して前記ヘッダ処理回路に保留され
    ているセルを書き込むとともに、すでに書き込まれ、前
    記バッファメモリ内のアドレスで宛先別、かつ読み出し
    タイムスロット別に管理されているセルを、前記出線空
    間スイッチを制御して、当該セルのヘッダ部で指定され
    る前記出線に、所定の順番で出力させるバッファ制御回
    路とを備えたセル交換装置。
  3. 【請求項3】  データ部とその宛先情報を含むヘッダ
    部より成るセルが入力される複数の入線と、前記セルが
    そのヘッダ部にて指定された宛先に応じて出力される複
    数の出線と、前記入線の各々に対応して設けられ、前記
    入線より入力された前記セルのヘッダ部より宛先の出線
    を検出するヘッダ処理回路と、アドレスを指定すること
    によって前記セルが書き込まれ、また、アドレスを指定
    することによって、前記書き込みの順序とは関係なく前
    記セルの読み出しが可能な複数のバッファメモリと、前
    記ヘッダ処理回路を所定の前記バッファメモリに選択的
    に接続する入線空間スイッチと、前記出線の各々に対応
    して設けられ、前記セルを蓄積して出力速度を調整する
    出線速度調整バッファと、前記バッファメモリを所定の
    前記出線速度調整バッファに選択的に接続する出線空間
    スイッチと、前記入線空間スイッチを制御して、前記セ
    ルが書き込まれるバッファメモリを選択するとともに、
    前記書き込まれたセルの前記バッファメモリ内のアドレ
    スを前記セルの宛先別に管理し、それに基づいて前記セ
    ルを前記バッファメモリより所定の順番で、前記出線速
    度に前記出線速度に前記出線の数より小さな2以上の数
    を乗算した速度で読み出させ、当該セルがそのヘッダ部
    で指定される前記出線に出力されるように前記出線空間
    スイッチを制御して、前記セルを前記出線速度調整バッ
    ファに書き込み、前記セルを前記出線速度調整バッファ
    より前記出線速度に合わせて読み出して出力させるバッ
    ファ制御回路とを備えたセル交換装置。
  4. 【請求項4】  データ部とその宛先情報を含むヘッダ
    部より成るセルが入力される複数の入線と、前記セルが
    そのヘッダ部にて指定された宛先に応じた出力される複
    数の出線と、前記入線の各々に対応して設けられ、前記
    入線より入力された前記セルのヘッダ部より宛先の出線
    を検出するヘッダ処理回路と、前記入線の各々に対応し
    て設けられ、前記セルを蓄積して入線速度を調整する入
    線速度調整バッファと、アドレスを指定することによっ
    て前記セルが書き込まれ、また、アドレスを指定するこ
    とによって、前記書き込みの順序とは関係なく前記セル
    の読み出しが可能な複数のバッファメモリと、前記入線
    速度調整バッファを所定の前記バッファメモリに選択的
    に接続する入線空間スイッチと、前記バッファメモリを
    所定の前記出線に選択的に接続する出線空間スイッチと
    、前記入線速度調整バッファから前記セルを読み出し、
    前記入線空間スイッチを制御して前記セルが書き込まれ
    るバッファメモリを選択し、そのセルを当該バッファメ
    モリに、前記入線速度に前記入線の数より小さな2以上
    の数を乗算した速度で書き込ませるとともに、前記書き
    込まれたセルの前記バッファメモリ内のアドレスを前記
    セルの宛先別に管理し、それに基づいて前記出線空間ス
    イッチを制御して、前記セルをのヘッダ部で指定される
    前記出線に、所定の順番で出力させるバッファ制御回路
    とを備えたセル交換装置。
  5. 【請求項5】  データ部とその宛先情報を含むヘッダ
    部より成るセルが入力される複数の入線と、前記セルが
    そのヘッダ部にて指定された宛先に応じて出力される複
    数の出線と、前記入線の各々に対応して設けられ、前記
    入線より入力された前記セルのヘッダ部より宛先の出線
    を検出するヘッダ処理回路と、アドレスを指定すること
    によって前記セルが書き込まれ、また、アドレスを指定
    することによって、前記書き込みの順序とは関係なく前
    記セルの読み出しが可能な複数のバッファメモリと、前
    記ヘッダ処理回路を所定の前記バッファメモリに選択的
    に接続する入線空間スイッチと、前記出線の各々に対応
    して設けられ、1つまたは複数のセルの蓄積が可能で、
    出線送出順序に従って前記出線に前記セルを送出するフ
    レームバッファと、前記バッファメモリを所定の前記フ
    レームバッファに選択的に接続する出線空間スイッチと
    、前記入線空間スイッチを制御して、前記セルが書き込
    まれるバッファメモリを選択し、また前記書き込まれた
    セルの前記バッファメモリ内のアドレスを前記セルの宛
    先別に管理して、それに基づいて前記出線空間スイッチ
    を制御し、前記セルをそのヘッダ部で指定される前記出
    線に対応した前記フレームバッファに出力させるととも
    に、前記出線における1つのセルの送出時間を1タイム
    スロットとしたとき、複数タイムスロットで構成される
    1フレーム時間単位で動作し、1フレーム内で前記出線
    に送出するセルを、あらかじめ定められた送出順序とは
    無関係に、かつ前記セルの衝突を避けながら、前記フレ
    ームバッファに送出するように制御するバッファ制御回
    路とを備えたセル交換装置。
  6. 【請求項6】  データ部とその宛先情報を含むヘッダ
    部より成るセルが入力される複数の入線と、前記セルが
    そのヘッダ部にて指定された宛先に応じて出力される複
    数の出線と、前記出線の各々に対応して設けられ、複数
    のセルの蓄積が可能で、出線送出順序に従って前記出線
    に前記セルを送出するフレームバッファと、前記入線に
    入力したセルをそのヘッダ部で指定された前記出線に出
    力し、また複数のセルが同一宛先出線または同一経路を
    指定して衝突が生じたときに、前記セルの待ち合わせを
    行うとともに、前記出線における1つのセルの送出時間
    を1タイムスロットとしたとき、複数タイムスロットで
    構成される1フレーム時間単位で動作し、1フレーム内
    で前記出線に送出するセルを、あらかじめ定められた送
    出順序とは無関係に、かつ前記セルの衝突を避けながら
    、前記フレームバッファに送出するように制御するスイ
    ッチ部とを備えたセル交換装置。
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JP2004240980A (ja) * 2003-02-07 2004-08-26 Fujitsu Ltd 高速交換環境でメモリインターリービングするシステム、方法及び論理
JP2008527922A (ja) * 2005-01-12 2008-07-24 フルクラム・マイクロシステムズ・インコーポレーテッド 共有メモリスイッチ基礎システム構成

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