JPH04211426A - ブタジエニル基含有シロキサン化合物及びその製造方法 - Google Patents

ブタジエニル基含有シロキサン化合物及びその製造方法

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JPH04211426A
JPH04211426A JP5589691A JP5589691A JPH04211426A JP H04211426 A JPH04211426 A JP H04211426A JP 5589691 A JP5589691 A JP 5589691A JP 5589691 A JP5589691 A JP 5589691A JP H04211426 A JPH04211426 A JP H04211426A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1,3−ブタジエニル
基を有する新規なシロキサン化合物及びその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】ケイ素原子に、2個の〔2−(1,3−
ブタジエニル)〕基が結合したシラン化合物、即ち、ビ
ス−置換−1,3−ブタジエニルシラン誘導体は、公知
の化合物である(特開昭61−205286号公報)。 然しながら、シロキサン骨格の両末端のケイ素原子のそ
れぞれに〔2−(1,3−ブタジエニル)〕基が結合し
たシロキサン化合物に関しては、未だ知られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明は、シロ
キサン骨格の両末端のケイ素原子のそれぞれに〔2−(
1,3−ブタジエニル)〕基が結合したシロキサン化合
物及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を達成するための手段】本発明によれば、下記式
〔1〕:
【化1】(式中、Rは置換又は非置換の炭素原子数1〜
10の1価炭化水素基であり、各Rは、全て同一の基で
あってもよいし、互いに異なる基であってもよい、nは
0〜100の整数である。)で表されるブタジエニル基
含有シロキサン化合物が提供される。
【0005】ブタジエニル基含有シロキサン化合物本発
明のシロキサン化合物は、シロキサン鎖の2個の末端ケ
イ素原子のそれぞれに、非常に反応性の高い〔2−(1
,3−ブタジエニル)〕基が結合している点が顕著な特
徴である。
【0006】該式〔1〕において、基Rは、炭素原子数
1〜10の1価炭化水素基、例えば代表的なものとして
低級アルキル基、低級アルケニル基、アリール基等を示
し、これはその炭素原子に結合している水素原子の一部
又は全部がハロゲン原子等によって置換されていてもよ
い。具体的には、低級アルキル基として、メチル基、エ
チル基、プロピル基、ブチル基及びこれらの基の水素原
子の一部又は全部がハロゲン原子で置換されている基等
が例示され、低級アルケニル基として、ビニル基、アリ
ル基、ブテニル基及びこれらの基の水素原子の一部又は
全部がハロゲン原子で置換されている基等が例示され、
またアリール基として、フェニル基、トリル基、ナフチ
ル基及びその水素原子の一部又は全部がハロゲン原子で
置換されている基等が例示される。また複数個存在する
これらの基Rは、全て同一の基であってもよいし、互い
に異なる基を示していてもよい。更に、nは、0〜10
0の整数を表す。
【0007】本発明において、代表的なブタジエニル基
含有シロキサン化合物は、例えば、式〔4〕:
【化4】
(式中、Rは、前記のとりである。)で表されるもので
ある。式〔4〕におけるRの代表的な例としては、メチ
ル基、ビニル基、アリル基、ブテニル基などの低級アル
ケニル基、フェニル基、トリル基、ナフチル基などのア
リール基、及びこれらの基の水素原子の一部又は全部が
ハロゲン原子で置換されている基等が例示される。また
Rは、全て同一の基であってもよいし、互いに異なる基
であってもよい。
【0008】式〔4〕の化合物のより具体的な例として
は、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ビス〔2
−(1,3−ブタジエニル)〕ジシロキサン、1,3−
ジメチル−1,3−ジビニル−1,3−ビス〔2−(1
,3−ブタジエニル)〕ジシロキサン及び1,1,3,
3−テトラビニル−1,3−ビス〔2−(1,3−ブタ
ジエニル)〕ジシロキサンが挙げられる。
【0009】製造方法 式〔1〕のブタジエニル基含有シロキサン化合物は、下
に例示する方法(1)及び方法(2)により容易に製造
することができる。方法(1):式〔1〕の化合物は、
(a)下記式〔2〕:
【化2】(式中、X1 はハロゲン原子を示す。)で表
される2−ハロゲン化マグネシウム−1,3−ブタジエ
ンと、(b)下記式〔3〕:
【化3】(式中、X2 はハロゲン原子又はアルコキシ
ル基であり、2個のX2 は同一でも異なっていてもよ
い、R及びnは、前述した意味を示す。)で表されるシ
ロキサン化合物、とを反応させる工程を有する方法によ
り得られる。
【0010】この製造方法において、用いるグリニャー
ル試薬は、前記式〔2〕で表される2−ハロゲン化マグ
ネシウム−1,3−ブタジエンである。このハロゲン原
子は、塩素原子、臭素原子及びヨウ素原子の何れであっ
てもよい。
【0011】このグリニャール試薬は、それ自体公知の
方法、例えば J. Org. Chem., 44,
4788 (1979) に記載されている方法にした
がって、例えばテトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエ
チルエーテル等のエーテル系溶媒中で、2−ハロ−1,
3−ブタジエンと金属マグネシウムを混合させることに
よって容易に製造することができる。
【0012】また上記グリニャール試薬と反応させるべ
きシロキサン化合物は、前記式〔3〕で表されるハロゲ
ン置換又はアルコキシル基置換シロキサン化合物であり
、これは目的とする式〔1〕のブタジエニル基含有シロ
キサン化合物に対応するシロキサン骨格を有するもので
ある。
【0013】この式〔3〕において、基X2 が示すハ
ロゲン原子としては、塩素原子、臭素原子及びヨウ素原
子の何れでもよく、またアルコキシル基としては、メト
キシル基、エトキシル基、メトキシル置換エトキシル基
、エトキシル置換エトキシル基、プロポキシル基、ブト
キシル基及びこれらの基の炭素原子に結合した水素原子
の一部又は全部がハロゲン原子で置換された基が例示さ
れる。更に、この2個の基X2 は、同一でも互いに異
なっていてもよい。
【0014】かかるハロゲン置換又はアルコキシル基置
換シロキサン化合物も、それ自体公知の方法で製造する
ことができる。グリニャール試薬とシロキサン化合物と
の反応は、該反応を阻害しないテトラヒドロフラン等の
ようなエーテル系溶媒中で調製したグリニャール試薬を
、室温以下に冷却し、不活性ガスの存在下で、シロキサ
ン化合物を滴下して行わせればよい。また、上記とは逆
に、シロキサン化合物を溶媒に希釈し、冷却、撹拌下で
、先に調製されたグリニャール試薬を滴下させることに
よって反応を行うことも可能である。反応温度は、一般
に−50℃〜溶媒の沸点温度、好ましくは0〜30℃と
される。この反応温度があまり低すぎると反応の進行が
遅くて実用的でなく、高すぎると副反応を生じるおそれ
がある。反応時間は、通常、5分間〜6時間、好ましく
は30分間〜3時間である。
【0015】用いるグリニャール試薬とシロキサン化合
物との量比は、モル基準で、 1:0.1〜1:2 、
好ましくは、 1:0.2〜1:1 の範囲である。ま
た溶媒の使用量、即ち反応液の希釈割合は、反応熱、容
積効率等を考慮して決定すればよい。
【0016】グリニャール試薬とシロキサン化合物との
反応は、上述したように、通常、不活性ガス雰囲気中で
行われるが、かかる不活性ガスとしては、アルゴン、ヘ
リウム及び窒素等を単独又は2種以上の組合せで使用す
ることができるが、経済的な面から窒素ガスが好適であ
る。以上の反応により、式〔1〕で表される本発明のブ
タジエニル基含有シロキサン化合物を製造することがで
きる。
【0017】方法(2):本発明のブタジエニル基含有
シロキサン化合物のうち、前記式〔4〕、即ち式:
【化
4】(式中、Rは前記のとおりである。)で表されるも
のは、式〔5〕:
【化5】(式中、Yは、加水分解性の原子又は基であり
、Rは前記のとおりである。)で表されるブタジエニル
基含有シランを加水分解、縮合させる工程を有する方法
によっても得られる。
【0018】式〔5〕において、Rは前記のとおりであ
るが、代表的な例はメチル基、エチル基、プロピル基、
ブチル基などの低級アルキル基、ビニル基、アリル基、
ブテニル基などの低級アルケニル基、フェニル基、トリ
ル基、ナフチル基などのアリール基、及び上述したこれ
らの基の水素原子の一部又は全部がフッ素、塩素、臭素
等のハロゲン原子で置換されている基等があげられる。 また、加水分解性の原子又は基としては、例えば、塩素
原子、臭素原子およびヨウ素原子からなる群から選ばれ
るハロゲン原子;メトキシル基、エトキシル基、メトキ
シル基置換エトキシル基、エトキシル基含有エトキシル
基、プロポキシル基、ブトキシル基等のアルコキシル基
;またはこれらのアルコキシル基の炭素原子に結合した
水素原子の一部もしくは全部がフッ素、塩素、臭素等の
ハロゲン原子で置換された基等が挙げられ、好ましくは
ハロゲン原子及びアルコキシル基である。
【0019】式〔5〕のブタジエニル基含有シランの加
水分解は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸水
素ナトリウム等のアルカリ化合物の水溶液を室温下にて
調製し、その中に、加水分解反応を阻害しない溶媒、例
えばペンタン、ヘキサン、ヘプタン等のアルキル化合物
、ベンゼン、トルエン、キシレン等のアリール化合物、
テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチルエーテル等
のエーテル系化合物、塩化メチレン、クロロホルム、四
塩化炭素等のハロゲン化アルキル化合物で希釈したブタ
ジエニル基含有ビニルシランを滴下して反応させること
によって行われる。また、これとは逆に、上記のビニル
シランを上記の溶媒で希釈し、その中に、前述のアルカ
リ化合物の水溶液を滴下させることによって反応させる
ことも可能である。
【0020】このような操作により、式〔5〕のシラン
中のYは加水分解を受けてシラノール基に転換される。 生成したシラノール基は直ぐさま別の分子のシラノール
基と縮合を起す結果、目的とする式〔4〕の化合物が生
成する。
【0021】かかる加水分解、縮合の反応温度は、一般
に0℃〜溶媒の沸点、好ましくは10〜30℃である。 反応温度があまり低すぎると反応の進行が遅すぎて実用
的でなく、高すぎると副反応を生じる恐れがある。反応
時間は、通常、30分間〜24時間、代表的には、2〜
12時間である。この方法における式〔5〕のシランと
アルカリ化合物との量比は、モル基準で、 1:0.5
〜1:10、好ましくは 1:1〜1:5 の範囲であ
る。また、溶媒の使用量(希釈率)は、反応熱、容積効
率等を考慮して決定すれば良い。なお、前記の加水分解
反応では、唯一種のブタジエニル基含有シランだけを用
いても良く、上記のRおよびYで表される基またはハロ
ゲン原子の種類が異なる二種以上のブタジエニル基含有
シランを用いても良い。Rが異なる二種以上のブタジエ
ニル基含有シランを用いた場合には、前記一般式〔4〕
の二つのケイ素原子に異なるRが結合したブタジエニル
基含有シロキサンを製造することができる。
【0022】なお、上記方法(2)で出発原料として用
いられる式〔5〕のシラン化合物は、例えば、一般式〔
6〕:
【化6】 (式中、RおよびYは前記のとおりである。)で表され
るシランと、前記式〔2〕で表されるグリニャール試薬
とを反応させることによって合成することができる。
【0023】式〔6〕のシランと式〔2〕のグリニャー
ル試薬との反応は、該反応を阻害しないテトラヒドロフ
ラン等のようなエーテル系溶媒で希釈して調製したグリ
ニャール試薬を、室温以下に冷却し、不活性ガスの存在
下で、上記のシランを滴下して反応させることによって
行われる。また、これとは逆に、上記のシランを溶媒で
希釈し、冷却、攪拌下で、先に調製されたグリニャール
試薬を滴下させることによって反応させることも可能で
ある。
【0024】
【実施例】実施例1 リフラックスコンデンサー、温度計、攪拌機及び滴下ロ
ートを備えた2lのフラスコ内に、2−塩化マグネシウ
ム−1,3−ブタジエン(330ミリモル)のテトラヒ
ドロフラン溶液300ml、を窒素気流下で仕込んだ後
、フラスコ内を0℃に冷却し、1,1,3,3−テトラ
メチル−1,3−ジクロロシロキサン16.7g(82
ミリモル)を滴下した。次いで、反応溶液を加熱し、テ
トラヒドロフランを還流させながら1時間熟成を行った
。 熟成終了後、反応溶液中の過剰なグリニャール試薬を、
塩化アンモニウム水溶液を用いて加水分解した。次いで
、水層をn−ヘキサンで抽出し、得られた有機層を蒸留
することによって、目的とする化合物8.8gを得た(
収率45%)。
【0025】この化合物について、NMR、マススペク
トル、赤外線吸収スペクトル及び元素分析の測定を行っ
た。その結果を以下に示す。この測定結果から、得られ
た化合物は、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−
ビス〔2−(1,3−ブタジエニル)〕ジシロキサンで
あると認められる。
【0026】
【化7】   5.57,5.80(2d,J=3Hz,2H,C
H2 =C)  6.49          (dd
,J=10.17Hz,1H,CH=CH2 )マスス
ペクトル; 238(M+ ),223(M+ −CH3 )
【00
27】赤外線吸収スペクトル;図1に示す。 元素分析;C12H22OSi2 として
【0028】
実施例2 実施例1と同様のフラスコ内に、2−塩化マグネシウム
−1,3−ブタジエン(660ミリモル)のテトラヒド
ロフラン溶液330ml、を窒素気流下で仕込んだ後、
該フラスコ内を0℃に冷却し、1,1,3,3−テトラ
メチル−1,3−ジクロロジシロキサン66.8g(3
30ミリモル)を滴下し、その後反応温度を25℃とし
、2時間熟成させた。
【0029】熟成終了後、反応溶液を実施例1と同様の
操作を行って目的とする化合物47.1gを得た(収率
60%)。この化合物について、実施例1と同様の分析
を行った結果、この化合物は、1,1,3,3−テトラ
メチル−1,3−ビス〔2−(1,3−ブタジエニル)
〕ジシロキサンであることが確認された。
【0030】実施例3 リフラックスコンデンサ、温度計、攪拌機および滴下ロ
ートを備えた1リットルのフラスコ内に、水酸化カリウ
ム 100.8g( 1.8モル)の水溶液400ml
を仕込んだ後、フラスコ内を25℃に保ち、2−(メチ
ルビニルメトキシシリル)−1,3−ブタジエン92.
4g( 0.6モル)の塩化メチレン溶液200mlを
滴下した。滴下終了後、反応溶液を攪拌しながら25℃
で10時間熟成させた。反応終了後、反応溶液中にn−
ヘキサンを300ml加え、有機層を100mlの水で
2回洗浄した後、得られた有機層を蒸留することによっ
て、目的とする化合物40.9gを得た(収率52%)
【0031】得られた化合物について、 1HNMR、
マススペクトル、赤外線吸収スペクトルおよび元素分析
の測定を行った。その結果を以下に示す。この測定結果
から、この化合物は、1,3−ジメチル−1,3−ジビ
ニル−1,3−ビス〔2−(1,3−ブタジエニル)〕
ジシロキサンであることが確認された。
【0032】
【化8】   5.61,5.81(2d,J=3Hz,4H,C
H2 =C)  5.59〜6.32(m,6H,Si
−CH=CH2 )  6.38          
(dd,J=10,17Hz,2H,C−CH=CH2
 )マススペクトル; 262(M+ ),247(M+ −CH3 )
【00
33】赤外線吸収スペクトル;図2に示す。 元素分析;C14H22OSi2 として
【0034】
実施例4 実施例1と同様のフラスコ内に、水酸化カリウム 11
2.0g( 2.0モル)の水溶液450mlを仕込ん
だ後、フラスコ内を5℃に冷却し、2−(メチルビニル
メトキシシリル)−1,3−ブタジエン 154.0g
( 1.0モル)のクロロホルム溶液300mlを滴下
した。滴下終了後、反応温度を5℃とし、攪拌しながら
20時間熟成させた後、実施例1と同様にして目的の化
合物46gを得た(収率35%)。得られた化合物につ
いて、実施例1と同様の分析を行った結果、この化合物
は、1,3−ジメチル−1,3−ジビニル−1,3−ビ
ス〔2−(1,3−ブタジエニル)〕ジシロキサンであ
ることが確認された。
【0035】
【発明の効果】本発明の新規シロキサン化合物は、非常
に反応性に富むブタジエニル基がシロキサン鎖の両端に
結合した分子構造を有していることに関連して、シリコ
ーン樹脂及び各種有機樹脂を合成するための中間体や改
質剤として、広く使用されることが期待される。特にシ
ロキサン骨格中のケイ素原子の置換基としてアルケニル
基が結合しているものに関しては、種々の官能基の導入
や、架橋反応が可能であり、シリコーン工業的にも更に
幅広い応用が期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】  実施例1で合成されたシロキサン化合物の
赤外線吸収スペクトルを示すグラフである。
【図2】  実施例3で得られた化合物の赤外線吸収ス
ペクトルを示すグラフである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  下記式〔1〕: 【化1】 (式中、Rは置換又は非置換の炭素原子数1〜10の1
    価炭化水素基であり、各Rは、全て同一の基であっても
    よいし、互いに異なる基であってもよい、nは0〜10
    0の整数である。)で表されるブタジエニル基含有シロ
    キサン化合物。
  2. 【請求項2】  (a)下記式〔2〕:【化2】 (式中、X1 はハロゲン原子を示す。)で表される2
    −ハロゲン化マグネシウム−1,3−ブタジエンと、(
    b)下記式〔3〕: 【化3】 (式中、X2 はハロゲン原子又はアルコキシル基であ
    り、2個のX2 は同一でも異なる基であってもよい、
    R及びnは、前述した意味を示す。)で表されるシロキ
    サン化合物、とを反応させることを特徴とする請求項1
    に記載のブタジエニル基含有シロキサン化合物の製造方
    法。
  3. 【請求項3】  一般式〔4〕: 【化4】 (式中、Rは前記のとおりである。)で表されるブタジ
    エニル基含有シロキサン化合物の製造方法であって、式
    〔5〕: 【化5】 (式中、Yは、加水分解性の原子又は基を示し、Rは前
    記のとおりである。)で表されるブタジエニル基含有シ
    ランを加水分解、縮合反応させる工程を有する製造方法
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